JPH0528407B2 - - Google Patents

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JPH0528407B2
JPH0528407B2 JP61193204A JP19320486A JPH0528407B2 JP H0528407 B2 JPH0528407 B2 JP H0528407B2 JP 61193204 A JP61193204 A JP 61193204A JP 19320486 A JP19320486 A JP 19320486A JP H0528407 B2 JPH0528407 B2 JP H0528407B2
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circuit
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Tadashi Takagi
Tamotsu Nishama
Shigero Kuninobu
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、算術演算処理装置に係り、特に内部
演算に加減算を具え、LSI化に好適な高速演算処
理装置に関する。 従来の技術 従来、例えば高速加算器に関しては、昭和61年
度電子通信学会総合全国大会論文誌第2−187頁
に高速乗算器に関しては、電子通信学会論文誌、
vol.J66−D、No.6(1983年)第683頁から第690頁
に論じられており、また、高速除算器に関して
は、電子通信学会論文誌、vol.J67−D、No.4
(1984年)第450頁から第457頁において論じられ
ている。これらは各桁を{−1、0、1}の要素
で表す冗長2進表現(一種の符号付きデイジツト
表現)を利用して、組合せ回路により加算、乗算
あるいは除算を実行する演算器である。したがつ
て、演算処理時間や規則正しい配列構造の点で他
の演算器より優れている。 発明が解決しようとする問題点 上記従来技術では、高速演算器に関し、NOR
とORが同時にとれるECL論理素子の特長を活か
して乗算あるいは除算等、または、CMOSの排
他的論理和やトランスフアー・ゲートを使用して
加算を組合せ回路として実現する方法が提案され
ているが、2進数の加算用セルが約30トランジス
タ程度であるのに比べ、冗長2進加算用セルは約
60トランジスタ程度と素子数が多い。したがつ
て、演算桁数が大きくなると素子数が膨大とな
る、個々の加算用セルの段数が多い等の問題点
がある。 本発明の目的は、このような従来の問題点を改
善し、演算処理装置を規則正しい回路構造で、か
つ素子数の少ない組合せ回路として実現し、内部
加減算における桁上げの伝播を防止すると共に回
路構成を簡単化することによつてLSIチツプに実
装が容易である高速な演算処理を提供することに
ある。 問題点を解決するための手段 上記目的は、演算処理装置の内部演算における
加(減)算を、加(減)数と被加(減)数とから
第i桁における中間桁上げcと第i桁における中
間和sを求める演算ステツプと、前記各i桁の中
間和sおよび一桁下位桁の第i−1桁からの中間
桁上げkの和s+kを求める演算ステツプとの2
ステツプで実行する際に、加(減)算の各i桁毎
に、加数の第i−1桁および被加数の第i−1
桁の各値の組合せ状態を表す2値信号pを求める
第1の手段を有し、加数の第i桁および被加数
の第i桁および前記信号pを入力としてその信号
pと前記中間和sとの差p−s(あるいは和p+
s)で決定される2値信号uを求める第2の手段
と、加数の第i−1桁および被加数の第i−1
桁および第i−2桁に設けられた第1の手段と出
力信号を入力として前記信号pと前記中間桁上げ
kとの和p+k(あるいは差p−k)で決定され
る2値信号vを求める第3の手段と、前記信号
u、vのみを入力として第i桁の中間和sと第i
−1桁からの中間桁上げkとの和を求める第4の
手段とを設けることにより達成される。 作 用 例えば、内部演算において、各桁を0、正整数
およびその正整数に対応する負整数のいずれかの
要素で表すSD(Signed Digit)表現、すなわち符
号付きデイジツト表現を用いて内部演算数を表
す。つまり、各桁を{−1、0、1}、{−2、−
1、0、1、2}あるいは{−N、…、−1、0、
1、…、N}等のいずれかの要素で表し、1つの
数をいくとおりかに表せるように冗長性をもたせ
る。そのとき、加(減)算において、下位桁から
の桁上げ(あるいは桁借り)があつても、その桁
の中間和(あるいは中間差)と下位桁からの桁上
げ(あるいは桁借り)との和(あるいは差)が必
ず1桁内に収まるように、その桁の中間桁上げ
(あるいは中間桁借り)と中間和(あるいは中間
差)をそれぞれ決定することができる。それによ
つて、加算(あるいは減算)において桁上げ(あ
るいは桁借り)の伝播を防止でき、組合せ回路に
よる並列加算(あるいは減算)が演算数の桁数に
関係なく一定時間で行える。例えば、各桁を{−
1、0、1}の要素で表すSD表現(つまり、冗
長2進表現)では、加算(あるいは減算)におい
て桁上げ(あるいは桁借り)が高々1桁しか伝播
しないようにすることができる。このことに関し
ては、電子通信学会論文誌、Vol.J67−D、No.4
(1984年)第450頁から第457頁あるいは電子通信
学会論文誌、Vol.J66−D、No.6(1983年)第683
頁から第690頁などに説明がある。 以下では、特に、被加数と加数が共に冗長2進
数である加算器について説明する。 冗長2進表現において桁上げが高々1桁しか伝
播しない加算規則の一例を表1に示す。
【表】
【表】 表1のような加算規則は、第i桁における中間
和siと一桁下位桁からの中間桁上げ数ci-1との和
が決して桁上げしないように決定している。その
ため、中間和siと一桁下位からの中間桁上げ数
ci-1との間には、一方が非負で、他方が非正であ
るという関係が常に成立する。つまり、siが非負
で、かつci-1が非正である場合か、逆に、siが非
正で、かつci-1が非負である場合のいずれかであ
る。したがつて、中間和Siおよび中間桁上げci-1
は共に0か1かの2値信号の変換することが可能
である。 本発明では、第1の手段で加数の第i−1桁お
よび被加数の第i−1桁の両方とも非負のとき信
号pi-1を0とし、少なくとも一方が負のとき信号
pi-1を1とすると、第3の手段によつて、pi-1
ci-1の加算値あるいはその論理否定で表わされる
2値信号vi-1を決定し、第2の手段によつてpi-1
−siの減算値あるいはその論理否定で表わされる
2値信号uiを決定し、さらに第4の手段により、
前記2値信号vi-1とuiとのみから第i−1桁から
の中間桁上げci-1と第i桁における中間和siとの
最終和を決定できるので、加算器の回路構成を簡
単化できる。 なお、前記第1の手段を、加数を第i−1桁お
よび被加数の第i−1桁の両方とも非負のとき
pi-1=1、少なくとも一方が負のときpi-1=0と
なるように変更した場合、第3の手段はpi-1
ci-1の減算値あるいはその論理否定を表す2値信
号vi-1を決定し、第2の手段はpi-1+siの加算値あ
るいはその論理否定を表す2値信号uiを決定す
る。 また、被加数あるいは加数のどちらか一方が、
各桁すべてが非負(あるいは非正)である冗長2
進数、つまり2進数である場合には、前記信号
pi-1は省略でき、第1の手段はci-1(あるいは1−
ci-1)の値あるいはその論理否定を示す2値信号
vi-1を決定し、第2の手段は−si(あるいは1+si
の値あるいはその論理否定を示す2値信号uiを決
定する。 したがつて、個々の加算器の素子数を少なくで
き、かつ不要な信号線を省けるため、個々の加算
器の回路構成を簡単化でき、高速な演算処理装置
のLSI化が容易になる。 実施例 以下、本発明の実施例を図面により説明する。 まず、第1の実施例を第1図により説明する。 冗長2進表現における桁上げが一桁しか伝播し
ない加算規則の一例を表1に示している。このよ
うな加算規則を用いて冗長加算を行う場合、前記
のように、冗長2進表現の中間和および中間桁上
げを次のような方法で2値表現に変換する。 表1の加算規則は加数、被加数における一桁下
位桁の各値を組合せ状態に応じて加算規則が異な
る。そこで、まず加算と被加算の第i桁の値の組
合せ状態を表す信号piを導入し、加数および被加
数の第i桁の両方ともが非負のとき(つまり、第
i桁の中間桁上げが非負で、第i+1桁における
中間和が非正である場合)pi=0とし、少なくと
も一方が負のとき(つまり、第i桁における中間
桁上げが非正で、第i+1桁における中間和が非
負である場合)pi=1とする。また、第i桁の中
間桁上げをciとし、第i桁の中間和をsiとする。
次に、中間和siおよび中間桁上げci-1を ui=pi-1−si vi-1=pi-1+ci-1 の式によつて、それぞれ2値信号uiおよびvi-1
変換する。ただし、si、ci-1は冗長2進数の桁、
つまり{−1、0、1}のいずれかの要素を取る
数であり、ui、vi-1、pi-1は2値数、つまり{0、
1}のいずれかの要素を取る数である。また、添
字i−1は第i桁より一桁下位の桁、つまり第i
−1桁を示す。以下、簡単のためこのuiを第i桁
の中間和を表す信号、vi-1を第i−1桁からの中
間桁上げを表す信号と呼ぶ。 このとき、uiおよびviに対する加算規則は、表
1から次のように求まる。pi-1=0、つまり加数
yi-1、被加数xi-1の両方とも非負の場合、前記ui
は表2に示す規則に従つて決定し、前記viは表3
に示す規則に従つて決定する。またpi-1=1、つ
まり加数yi-1、被加数xi-1の少なくとも一方が負
の場合、前記uiは表4に示す規則に従つて決定
し、前記viは表5に示す規則に従つて決定する。
ただし、piは第i桁の加数yiと被加数xiの両方と
もが非負のときpi=0、xiあるいはyiのどちらか
が負のときpi=1となる。
【表】
【表】
【表】
【表】 また、iはpiの論理否定(つまりpi=0ならばi
=1、pi=1ならばi=0)を意味する。 次に、本発明の一実施例における冗長2進数、
つまり被加数xi、加数yiおよび加算数ziの2値信
号化を次のように行う。 冗長2進数の第i桁xi、yiおよびziをそれぞれ
2ビツト信号xs ixa i、ys iya iおよびzs iza iで表し、−1

01、0を10、1を11と2ビツト信号で表現する。
例えばxiは表6に示すように2ビツト2値信号xs i
xa iで表現される。ただし、xs iはxiの符号部、xa i
xiの大きさ(絶対値)を意味する信号である。
【表】 表6に示すように冗長2進数の2値信号化を行
うと、前記被加数と加数の状態信号pi、中間和の
絶対値sa i、中間和を表す信号uiおよび中間桁上げ
を表す信号viは、それぞれ pis is i sa i=xa iya i ui=sa ipi-1 vi=(a ii-1)・(xs i+ys i)・(xa i+ya i) の論理式で決定できる。また、最終和ziは zs ii+vi-1 za i=uivi-1 の論理式で表される2ビツト信号zs iza iで与えられ
る。以上の論理式において、・は論理積(AND)
を、+は論理和(OR)を、は排他的論理和
(EX−OR)を表す演算子であり、s is iおよび
sa i・pi-1はそれぞれxs i、ys iおよびsa i・pi-1の論理否
定である。 第1図は、本発明の一実施例を示す概略回路図
である。図中、ゲート111,151はNAND
回路、ゲート112,113はNOR回路、ゲー
ト114,132は排他的OR回路、ゲート15
2は排他的NOR回路、ゲート133はインバー
タ回路、ゲート131はAND−NOR複合ゲート
である。 また、信号xs i101およびxa i102は被加数で
ある冗長2進数の第i桁xiを表す2ビツト信号、
ys i103およびya i104は加数である冗長2進数
の第i桁ya iを表す2ビツト信号、1ビツト信号1
21は前記加数と被加数の第i桁における値の組
合せ状態信号piを表し、1ビツト信号123は前
記加数と被加数の第i−1桁における値の組合せ
状態信号pi-1を表し、1ビツト信号122は第i
桁における中間和の絶対値を表す信号sa iである。
信号141は第i桁における前記中間桁上げを表
す信号viの論理否定信号iであり、信号143は
第i−1桁からの前記中間桁上げvi-1の論理否定
vi-1であり、信号142は第i桁における前記中
間和を表す信号uiである。出力信号zs i161およ
びza i162は前記最終和の第i桁ziを表す2ビツ
ト信号である。 第1図において、被加数と加数の第i桁xi、yi
が共に非負であるかどうかを表す信号pi121を
求める手段はNAND回路によつて実現され、第
i桁における中間桁上げを表す信号viを求める手
段はNOR回路112,113、排他的OR回路1
14および複合ゲート131で構成する回路によ
つて実現され、第i桁における中間和を表す信号
uiを求める手段は排他的OR回路114および1
32で構成する回路によつて実現される。特に排
他的OR回路114は、被加数の第i桁に大きさ
(つまり絶対値)xa i102と加数の第i桁の大き
さya i104から中間和の絶対値sa i122を決定
し、排他的OR回路132は加数と被加数におけ
る一桁下位桁の状態に応じ、 pi-1=0のとき、ui=0sa i つまり、ui=sa i pi-1=0のとき、ui=1sa i つまり、uia i のように動作する。ただし、0sa i=sa i、1sa i
a iは容易に推察できる。また、中間和を表す信
号uiと一桁下位からの中間桁上げを表す信号vi-1
とから第i桁における最終和zs i161およびza i
62を決定する手段は、NAND回路151およ
び排他的NOR回路152とから構成する回路に
よつて実現される。なお、信号121,122,
123,141,142および143はすべて1
ビツト2値信号である。 また、前記viは次の論理式で決定することも可
能である。 vi=sa ii-1+(xs i+ys i)・xa i・ya i 次に、第2の実施例を第2図により説明する。 第2の実施例は第1の実施例において被加数あ
るいは加数の一方が冗長2進数であり、別の一方
が各桁が非負である冗長2進数(つまり、2進数
と見なすことができるので、以後単に2進数と呼
ぶ)である場合の例である。特に、本例では、被
加数を冗長2進、加数を2進とする。つまり、xi
は{−1、0、1}のいずれかの要素をとり、yi
は{0、1}のいずれかの要素をとる。したがつ
て各桁の中間桁上げを常に非負とし、中間和を常
に非正とすることが可能であるので、第1の実施
例において、常にpi=0としてもよい。 つまり、第i桁の中間和siおよび第i−1桁の
中間桁上げci-1(i=1、2、…、n)に対して ui=−si vi-1=ci-1 の式で、前記信号uiおよびvi-1を定義する。この
ときsiは非正の冗長2進数、ci-1は非負の冗長2
進数である。 また、uiおよびviに対する加算規則は、すべて
のiに対して常にpi=0であるので表2、表3か
ら分るように、前記uiは表7に示す規則に従つて
決定し、前記viは表8に示す規則に従つて決定す
る。ただし、表7、表8はそれぞれ表2および表
3で常にpi=0としたものの一部である。
【表】
【表】 また、表6に示すように冗長2進数の2値信号
化を行うと、前記中間和を表す信号uiおよび中間
桁上げを表す信号viはそれぞれ簡単になり、 ui=sa i vi=xs i・(xa i+ya i) の論理式で決定できる。また、中間和の絶対値を
表す信号sa iおよび最終和ziを表す2ビツト信号zs i
za iは前記第1の実施例と同様に決定する。 第2図は、本発明における冗長2進と2進の加
数の場合の一実施例を示す概略回路図である。図
中、ゲート211はOR−NAND複合ゲート、ゲ
ート212は排他的OR回路、ゲート231は
NAND回路、ゲート232は排他的NOR回路で
ある。 また、信号xs i201、xa i202、i221、ui
222、i-1223、zs i241およびza i242は、
それぞれ第1図における信号xs i101、xa i10
2、i141、ui142、i-1143、zs i161お
よびza i162と同様であり、信号104は2進で
ある加数の第i桁yiを表す1ビツト信号である。 第2図において、第i桁における中間桁上げを
表す信号vi(の論理否定)を求める手段は複合ゲ
ート211で実現され、第i桁における中間和を
表す信号uiを求める手段は排他的OR回路212
で実現される。また、中間和を表す信号uiと一桁
下位桁からの中間桁上げを表す信号vi-1とから第
i桁における最終和zs i241およびza i242を決
定する手段は、NAND回路231および排他的
NOR回路232とから構成される回路によつて
実現される。 なお、第2図は、第1図において恒等的にpi
0、pi-1=0、ys i=0、ya i=yiと固定し、不要な
ゲート111,132と複合ゲートの信号pi-1
23に関連する部分を除去し、ゲート113を信
号xs i101を入力とするインバータ回路に置き換
え、インバータ回路133とゲート132の代り
のNOR回路とNOR回路112とゲート113の
代りのインバータ回路とをまとめてOR−NAND
複合ゲートにすることによつて得られる。 また、2進数同士の冗長加算は、第2の実施例
において、恒等的にxs i=1、xa i=xiと置くことに
よつて行える。つまり、2進数同士xi、yiの冗長
加算は第2図においてOR−NAND複合ゲート2
11を信号202と204を入力とするNOR回
路に置き換えた回路によつて実現できる。 以上の実施例では、加数と被加数の状態信号pi
を、被加数および加数の第i桁の両方ともが非負
のとき、pi=0、少なくとも一方が負のときpi
1とし、冗長2進数の2値信号化を表6のように
した場合であるが、これらを変更した場合にも容
易に実現できる。また、図中の排他的OR回路は
インバータとの種々の組合せによつて排他的
NOR回路に置き換えたり、NAND回路をインバ
ータと組合せてNOR回路に置き換えたり、複合
ゲートや排他的OR回路等をNAND回路、NOR
回路あるいはインバータの組合せで構成したり、
あるいは、それらの逆を容易に行い得ることは既
知である。 例えば、第1の実施例とは逆に、加数と被加数
の第i桁の値の組合せ状態信号piを、被加数およ
び加数の第i桁の両方ともが非負のときpi=1、
少なくとも一方が負のときpi=0とすると、中間
桁上げci-1および中間和siは次式により、それぞ
れ2進表現vi-1およびuiに変換できる。 ui=pi-1+si vi-1=pi-1−ci-1 このとき、uiおよびviに対する加算規則は、第
1の実施例と同様にして表1から容易に決められ
る。 また、冗長2進数xi、yi、ziの2値信号化を表
9に示すように、−1を11、0を00、1を01で表
現する。
【表】 このとき、前記被加数と加数の第i桁における
値の組合せ状態信号pi、第i桁における中間和の
絶対値sa i、中間和を表す信号uiおよび中間桁上げ
を表す信号viは、それぞれ pis is i sa i=xa iya i ui=sa ipi-1 vi=(a ii-1)・(xs i・ys ia ia i) の論理式で決定できる。また最終和ziは zs ii・vi-1 za i=uivi-1 論理式で表わされる2ビツト信号zs iza iで与えられ
る。本例の回路図は第3図のように構成できる。 第3図は、本発明の別の実施例を示す概略回路
図である。図中、ゲート311はNOR回路、ゲ
ート312,351はNAND回路、ゲート31
3は排他的OR回路、ゲート332は排他的NOR
回路、ゲート352はインバータ回路、ゲート3
31はAND−NOR複合ゲート、ゲート352は
OR−NAND複合ゲートである。 また、信号301,302,303,304,
321,322,323,341,342,34
3,361および362は第1図における信号xs i
101、xa i102、ys i103、ya i104、pi12
1、sa i122、pi-1123、i141の論理否定、
ui142の論理否定、i-1143の論理否定、zs i
161およびza i152に対応する。 以上の第1図および第3図の実施例の回路図
は、6トランジスタの排他的OR、排他的NOR回
路を使用すると、それぞれ44トランジスタおよび
42トランジスタであり、クリテイカル・パスのゲ
ート段数は共に4ゲート段となる。 以上の実施例では、冗長2進数同士の冗長加
算、冗長2進数と各桁が非負の冗長2進数との冗
長加算について示したが、本発明は、冗長2進数
と各桁が非正の冗長2進数との冗長加算あるいは
減算についても容易に適用できることが類推でき
る。さらに、本発明例はCMOS回路を意識した
2値論理で実現したが、他のテクノロジ(例え
ば、NMOS、ECL、TTL、IIL等)あるいは多
値論理を利用しても容易に実現できる。 本実施例によれば、冗長2進数同士の加算の実
行に要する遅延が演算数の桁数に関係なく、一律
に4ゲート段となり、従来に比べ加算演算1回当
り約1〜2ゲート段短縮される。また、加算演算
の1桁分に相当する回路は約42トランジスタ程度
の素子で構成できるため、冗長加算器の素子数に
おいて従来の約2〜3割程度を削減でき、かつ、
回路構成が簡単化できる等の効果がある。 発明の効果 本発明によれば、演算処理装置の内部演算にあ
らわれる加減算に各桁が正、0、負の値をとり得
る符号付きデイジツト表現数を利用する際に、加
(減)算用セルが簡単な回路で実現でき、加減算
が桁数によらず一定時間で処理できるので、 (1) 演算処理装置の素子数が削減でき、 (2) 演算処理装置の高速化が図れ、 (3) 回路構成を比較的簡単化でき、 (4) 演算処理装置のLSI化が容易かつ経済的にな
る、 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す概略回路
図、第2図は本発明の第2の実施例を示す概略回
路図、第3図は本発明の第3の実施例を示す概略
回路図である。 111,151,231,312,351……
NAND回路、112,113,311……NOR
回路、133,353……インバータ回路、11
4,132,212,313……排他的OR回
路、152,232,332……排他的NOR回
路、131,331……AND−NOR複合回路、
211,352……OR−NAND複合回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加(減)算の各i桁毎に加(減)数と被加
    (減)数から第i桁における中間和(中間差)s
    と中間桁上げ(中間桁借り)cを求める演算ステ
    ツプと、前記第i桁の中間和(中間差)sおよび
    1桁下位の第i−1桁からの中間桁上げ(中間桁
    借り)kの和s+kを求める演算ステツプとの2
    ステツプからなる演算処理装置において、加
    (減)算の各i桁毎に、加数の第i−1桁および
    被加数の第i−1桁の各値の組合せ状態を表す2
    値信号pを求める第1の手段と、加数の第i桁お
    よび被加数の第i桁および前記信号pを入力とし
    て、前記信号pと前記第i桁における中間和(中
    間差)sとの差p−sあるいは和p+sあるいは
    それらの論理否定のいずれかで決定される2値信
    号uを求める第2の手段と、加数の第i−1桁お
    よび被加数の第i−1桁および第i−2桁に設け
    られた第1の手段の出力信号qを入力として前記
    信号pと前記第i−1桁からの中間桁上げ(中間
    桁借り)kとの和p+kあるいは差p−kあるい
    はそれらの論理否定で決定される2値信号vを求
    める第3の手段と、前記信号uと前記信号vのみ
    を入力として、前記第i桁における中間和(中間
    差)sと前記第i−1桁からの中間桁上げ(中間
    桁借り)kとの和s+kを求める第4の手段とを
    有することを特徴とする演算処理装置。 2 加(減)数あるいは被加(減)数のうちの少
    なくとも一方の各桁を、前記桁の符号部を表す1
    ビツト2値信号と前記桁の絶対値の大きさを特定
    する1ビツト2値信号とからなる2ビツト信号で
    表現することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の演算処理装置。
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