JP3291608B2 - ブレーカを備えたバケット - Google Patents

ブレーカを備えたバケット

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JP3291608B2
JP3291608B2 JP01472496A JP1472496A JP3291608B2 JP 3291608 B2 JP3291608 B2 JP 3291608B2 JP 01472496 A JP01472496 A JP 01472496A JP 1472496 A JP1472496 A JP 1472496A JP 3291608 B2 JP3291608 B2 JP 3291608B2
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圭亮 岸谷
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル、ホ
イールローダ等の建設機械に適用される、ブレーカを備
えたバケットに関する。
【0002】
【従来の技術】ブレーカを備えたバケットは、例えば特
開昭61−257541号公報に開示されている。油圧
ショベルに装着されたこのバケットは、底部に、油圧ブ
レーカ(以下単に「ブレーカ」と略称する)を装着する
ための収納部と、収納部の前方に突出し前後移動可能な
チゼル(リッピング用爪)とを備えている。収納部に
は、ブレーカが弾性体を介して装着されている。チゼル
はブレーカの打撃用ロッドと連結されている。
【0003】前記バケットにおいては、油圧ショベルに
よる掘削作業において、通常のバケット作業によるリッ
ピングや破砕が困難な場合には、ブレーカを駆動してリ
ッピングや破砕作業(ブレーカ作業)を容易に行なうこ
とができ、またブレーカ作業が不要な場合にはブレーカ
を駆動することなく、ブレーカを装着したまま(チゼル
はバケットの底部前端から前方に突出した状態のま
ま)、通常のバケットによる掘削、積込作業(バケット
作業)を行なうことができる。したがって、ブレーカ作
業とバケット作業との作業内容の相違の度に、煩わし
い、バケットとブレーカの脱着交換作業(建設機械の作
業機の先端に対する脱着交換作業)を必要とせず、作業
能率が向上する、というものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
のブレーカを備えたバケットによれば、バケットに装着
されたブレーカは、バケット作業時にも装着されたまま
で、取り外すことはない。したがって、バケット作業時
においても、チゼルはバケットの底部前端から前方に突
出した状態のまま変わらない。このためチゼルによっ
て、ブレーカ作業及びバケット作業の2種の作業が兼用
して遂行される。しかしながら両作業の内容は特にその
破壊力の点で著しく相違するため、本来、ブレーカ作業
はそれに最適のチゼルで行い、バケット作業はそれに最
適の、バケットに備えられた爪(ティース)により行
い、はじめて両作業における所望の能力が十分に発揮さ
れ、所望の効率が得られるものである。したがって、チ
ゼルを、両作業に兼用した場合には、それぞれの作業を
十分効果的に遂行することができないので(中途半端と
なるので)、各作業において所望の作業能力及び作業効
率が得られず、作業能力及び作業効率が低下するおそれ
がある。
【0005】特に油圧ブレーカが1個装着されている場
合には、バケット作業が十分効果的に遂行されず、その
作業能力及び作業効率が一層低下するおそれがある。更
に、油圧ブレーカが複数個装着されている場合には、バ
ケット全体の構成が著しく複雑化し、高価となる。
【0006】したがって前記従来のブレーカを備えたバ
ケットにおいては、バケットと油圧ブレーカの脱着交換
作業を必要とせず、作業能率が向上する、との効果は達
成されるものの、ブレーカ作業及びバケット作業におけ
る作業能力及び作業効率が低下し、あるいは構成が著し
く複雑化し、高価となる、との解決課題を有している。
【0007】前記課題は、建設機械の作業機の先端に前
後方向に旋回自在に装着されたバケットに関するもので
あるが、前後方向の旋回動に加えて更に両側方に傾動可
能であるサイドダンプバケットに関しても同様なことが
いえる。
【0008】本発明は前記事実に基づいてなされたもの
で、その目的は、バケットとブレーカとの脱着交換作業
を必要とせず、しかもブレーカ作業及びバケット作業の
各々において所望の高い作業能力及び高い作業効率を確
保できると共に構成が簡単で低コストで実用化できる、
新規なブレーカを備えたバケットを提供することであ
る。
【0009】本発明の他の目的は、バケットとブレーカ
との脱着交換作業を必要とせず、しかもブレーカ作業及
びバケット作業において所望の高い作業能力及び高い作
業効率を確保できると共に構成が簡単で低コストで実用
化でき、更に作業範囲の拡大された、新規なブレーカを
備えたサイドダンプバケットを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、チゼル
を含むブレーカを備えたバケットにして、該バケットの
背面部に該ブレーカが旋回自在に装着され、該ブレーカ
は、該チゼルが該バケットの縁部から外方に突出するブ
レーカ作動位置と、該チゼルが該バケットの縁部から外
方に突出しないブレーカ格納位置との間を旋回自在であ
り、かつ、該ブレーカ作動位置及び該ブレーカ格納位置
の各々において該背面部に対して解除自在に固定され
る、ことを特徴とするブレーカを備えたバケット、が提
供される。
【0011】この発明によれば、ブレーカを、バケット
の背面部に装着された状態において、ブレーカ作動位置
又はブレーカ格納位置に選択的に位置付けることができ
ると共に、それぞれの位置に解除自在に固定することが
できるので、バケット作業又はブレーカ作業に際して、
バケットとブレーカとの脱着交換作業を必要とせず、し
たがって作業能率が向上する。
【0012】また、ブレーカをブレーカ作動位置に固定
すれば、ブレーカのチゼルはバケットの縁部から外方に
突出した状態で背面部に固定されるので、ブレーカ作業
を遂行できる。他方、ブレーカをブレーカ格納位置に固
定すれば、ブレーカのチゼルはバケットの縁部から外方
に突出しない状態で背面部に固定されるので、バケット
作業を何らの支障なく遂行することができる。したがっ
てブレーカ作業はブレーカ作業に最適のチゼルのみによ
り遂行され、バケット作業は、チゼルを使用することな
く、バケットに備えられた、バケット作業に最適の爪に
より遂行されるので、前記従来の兼用タイプとは相違し
て、ブレーカ作業及びバケット作業において所望の高い
作業能力及び高い作業効率が確保される。また、チゼル
がブレーカ作業にのみ使用されることに起因して、その
寿命が長くなる。
【0013】また、ブレーカをブレーカ作動位置に固定
すれば、ブレーカのチゼルはバケットの縁部から外方に
突出した状態で背面部に固定されることに起因して、ブ
レーカ作業時には、バケットのチルト及びリフト状態を
利用することができ、作業性が向上する。
【0014】更に、ブレーカを旋回させるのみで、ブレ
ーカ作動位置又はブレーカ格納位置に選択的に位置付け
ることができ、しかもそれらの位置に解除自在に固定す
ることができるので、ブレーカ作業とバケット作業との
切換をきわめて容易に遂行でき、切換作業性が良好に確
保される。また構成がきわめて簡単であり、低コストで
実用化することができる。
【0015】本発明によれば、更に、傾動油圧シリンダ
により両側方へ傾動可能であり、かつチゼルを含むブレ
ーカを備えたサイドダンプバケットにして、該バケット
の背面部の一側部に該ブレーカが旋回自在に装着され、
該ブレーカは、該チゼルが該バケットの縁部から外方に
突出するブレーカ作動位置と、該チゼルが該バケットの
縁部から外方に突出しないブレーカ格納位置との間を旋
回自在であり、かつ、該ブレーカ作動位置及び該ブレー
カ格納位置の各々において該背面部に対して解除自在に
固定される、ことを特徴とするブレーカを備えたサイド
ダンプバケット、が提供される。
【0016】この発明は、前記したと実質上同一の構成
を有するサイドダンプバケットであるので、前記した発
明と実質上同じ作用及び効果が達成される。しかしなが
ら、この発明がサイドダンプバケットに適用されたこと
に起因して、次のような従来の解決すべき課題が解決さ
れる。
【0017】すなわち、最近におけるトンネル掘削の多
くのパターンは、(1)ダイナマイト用穿孔機により穿
孔し、次にダイナマイトを仕掛けて発破を行なう、
(2)サイドダンプバケット付きホイールローダによ
り、発破された「ずり」を搬出する、いわゆる「ずり出
し」を行なう、(3)続いて行なわれる支保工設置作業
にあたり、ブレーカ付き油圧ショベルにより浮石の処理
を行なう、であるといえる。
【0018】前記したように、サイドダンプバケット付
きホイールローダによるずり出し作業が終了すると、こ
れに続く浮石の処理のために、高価なブレーカ付き油圧
ショベルを用意しなければならず、したがって施工費用
が高くなる。更に、狭いトンネルの作業坑内において、
作業を終了したホイールローダと前記油圧ショベルとの
入替え作業が必要となり、作業効率が低下する。
【0019】この発明においては、サイドダンプバケッ
トにブレーカが装着されることにより、前記のようなト
ンネル工事において、前記ホイールローダによってずり
出し作業(バケット作業)及びこれに続く浮石の処理作
業(ブレーカ作業)をも遂行することが可能となる。そ
の結果、サイドダンプバケットの作業範囲が拡大され、
従来のように高価なブレーカ付き油圧ショベルを用意す
る必要がなくなるので、施工費用が大幅に節減される。
更に、狭いトンネルの作業坑内において、作業を終了し
たホイールローダと前記油圧ショベルとの入替え作業が
不要となり、作業効率が著しく向上する。
【0020】この発明においては、ブレーカをブレーカ
格納位置に固定すれば、チゼルはバケットの縁部から外
方に突出しない状態で背面部に固定される。その結果、
サイドダンプ(側方への傾動)を何らの支障なく(干渉
することなく)遂行することができる。
【0021】また、ブレーカをブレーカ作動位置に固定
すれば、チゼルはバケットの縁部から外方に突出した状
態で背面部に固定されることに起因して、ブレーカ作業
時には、バケットのサイドダンプ状態(傾動状態)を利
用することができる。これによりサイドダンプバケット
の作業範囲が大幅に拡大される。
【0022】本発明によれば、前記サイドダンプバケッ
トに関する構成に加えて、該背面部の該一側部には、旋
回支持ブラケット手段と、第1の被固定手段と、第2の
被固定手段とが配設され、該ブレーカは、該支持ブラケ
ット手段に支持ピンを介して旋回自在にかつ離脱自在に
装着され、かつ、該ブレーカが該第1の被固定手段に固
定手段を介して解除自在に固定されることにより該ブレ
ーカ作動位置に固定され、また該ブレーカが該第2の被
固定手段に該固定手段を介して解除自在に固定されるこ
とにより該ブレーカ格納位置に固定され、該旋回支持ブ
ラケット手段、該第1の被固定手段及び該第2の被固定
手段は、該背面部の他側部にも配設されている、ブレー
カを備えたサイドダンプバケット、が提供される。
【0023】この発明においては、サイドダンプバケッ
トの背面部の一側部と他側部との何れでも、選択的にブ
レーカを離脱自在に装着できる。したがって、施工の形
態によって傾動の方向が異なるサイドダンプバケットの
該傾動方向に対応して、ブレーカを作業に最適の位置に
装着できるので、作業効率が著しく向上する。このこと
に起因して、サイドダンプバケットを利用したトンネル
工事等における作業範囲が著しく拡大される。
【0024】本発明によれば、前記サイドダンプバケッ
トに関する構成に加えて、該ブレーカは油圧ブレーカか
らなり、該ブレーカと該傾動油圧シリンダとを作動制御
する油圧回路及び電気回路が備えられ、該油圧回路は、
油圧ポンプと、該油圧ポンプに吐出油路を介して接続さ
れた制御弁と、該制御弁の出力側と該ブレーカとを接続
するブレーカ駆動油路と、該制御弁の該出力側と該傾動
油圧シリンダとを接続するバケット傾動油路と、該油圧
ポンプの該吐出油路と該ブレーカ駆動油路及び該バケッ
ト傾動油路とが接続されるよう該制御弁を作動制御する
操作手段と、該ブレーカ駆動油路を開閉しかつ通常は閉
じているブレーカ駆動電磁切換弁と、該バケット傾動油
路を開閉しかつ通常は閉じているバケット傾動電磁切換
弁とを含み、該電気回路は、該ブレーカ駆動電磁切換弁
と電源とを第1のスイッチを介して接続するブレーカ駆
動回路と、該バケット傾動電磁切換弁と該電源とを第2
のスイッチを介して接続するバケット傾動回路と、該第
1のスイッチ及び該第2のスイッチと該電源との間に直
列に接続された切換弁作動スイッチとを含み、該第1の
スイッチをONとし、該切換弁作動スイッチをONとし
たとき、該ブレーカ駆動回路が該電源に接続されて該ブ
レーカ駆動電磁切換弁が該ブレーカ駆動油路を開き、該
第2のスイッチをONとし、該切換弁作動スイッチをO
Nとしたとき、該バケット傾動回路が該電源に接続され
て該バケット傾動電磁切換弁が該バケット傾動油路を開
く、ブレーカを備えたサイドダンプバケット、が提供さ
れる。
【0025】この発明においては、第1のスイッチをO
Nとし、切換弁作動スイッチをONとしたとき、ブレー
カ駆動電磁切換弁がブレーカ駆動油路を開く。この状態
で操作手段により制御弁を作動制御することにより、油
圧ポンプの吐出圧油がブレーカ駆動油路を介してブレー
カに供給され、ブレーカが作動させられる。他方、第2
のスイッチをONとし、切換弁作動スイッチをONとし
たとき、バケット傾動電磁切換弁がバケット傾動油路を
開く。この状態で操作手段により制御弁を作動制御する
ことにより、油圧ポンプの吐出圧油がバケット傾動油路
を介して傾動油圧シリンダに供給され、サイドダンプバ
ケットが傾動させられる。以上の作用から明らかなよう
に、ブレーカ作動又はサイドダンプ作動をそれぞれ独立
して容易に遂行することができる。またブレーカの作動
油圧は、サイドダンプバケットの傾動油圧を兼用してい
るので、油圧系の構成が簡単であり、低コストで実用化
できる。
【0026】本発明によれば、前記サイドダンプバケッ
トに関する構成に加えて、該ブレーカは油圧ブレーカか
らなり、該ブレーカと該傾動油圧シリンダとを作動制御
する油圧回路及び電気回路が備えられ、該油圧回路は、
油圧ポンプと、該油圧ポンプに吐出油路を介して接続さ
れた制御弁と、該制御弁の出力側と該ブレーカとを接続
するブレーカ駆動油路と、該制御弁の該出力側と該傾動
油圧シリンダとを接続するバケット傾動油路と、該油圧
ポンプの該吐出油路と該ブレーカ駆動油路及び該バケッ
ト傾動油路とが接続されるよう該制御弁を作動制御する
操作手段と、該ブレーカ駆動油路を開閉しかつ通常は閉
じているブレーカ駆動電磁切換弁と、該バケット傾動油
路を開閉しかつ通常は開いているバケット傾動電磁切換
弁とを含み、該電気回路は、該ブレーカ駆動電磁切換弁
と電源とを切換弁作動スイッチを介して接続するブレー
カ駆動回路と、該バケット傾動電磁切換弁と該電源とを
該切換弁作動スイッチを介して接続するバケット傾動回
路とを含み、該切換弁作動スイッチをONとしたとき、
該ブレーカ駆動電磁切換弁及び該バケット傾動電磁切換
弁がそれぞれ該電源に接続されて該ブレーカ駆動油路が
開かれると共に該バケット傾動油路が閉じられる、ブレ
ーカを備えたサイドダンプバケット、が提供される。
【0027】この発明において、通常、ブレーカ駆動電
磁切換弁がブレーカ駆動油路を閉じ、バケット傾動電磁
切換弁がバケット傾動油路を開いているので、操作手段
により制御弁を作動制御することにより、油圧ポンプの
吐出圧油がバケット傾動油路を介して傾動油圧シリンダ
に供給され、傾動油圧シリンダが作動させられて、バケ
ットが所定の側方に傾動させられる。他方、切換弁作動
スイッチをONとすると、ブレーカ駆動回路及びバケッ
ト傾動回路が、それぞれ、電源に接続されて、ブレーカ
駆動電磁切換弁がブレーカ駆動油路を開き、バケット傾
動電磁切換弁がバケット傾動油路を閉じる。この状態で
操作手段により制御弁を作動制御することにより、油圧
ポンプの吐出圧油がブレーカ駆動油路を介してブレーカ
に供給され、ブレーカが作動させられる。
【0028】以上の説明から明らかなように、この記発
明によれば、ブレーカ作動又はサイドダンプ作動をそれ
ぞれ独立して容易に遂行することができる。またブレー
カの作動油圧は、サイドダンプバケットの傾動油圧を兼
用しているので、油圧系の構成が簡単であり、低コスト
で実用化できる。更に、前記した発明における第1のス
イッチ及び第2のスイッチが省略されているので、構成
は一層簡略化され、コストも更に低減される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、ホイールローダ
のサイドダンプバケットに適用した実施の形態として、
詳細に説明する。本発明はもちろん、サイドダンプバケ
ットではない通常のバケットに適用できることはいうま
でもない。図1〜図3を参照して、全体を番号2で示す
サイドダンプバケットユニットは、サイドダンプバケッ
ト4とサポートブラケット6とを備えている。サイドダ
ンプバケット4(以下、単に、「バケット4」と略称す
る)の前方下縁には爪(ティース)5が装着されてい
る。サポートブラケット6は、バケット4の背面部の最
後部に装着されている。サポートブラケット6には、取
付孔8及び10が形成されている。サポートブラケット
6は、取付孔8を介してホイールローダの作業機である
リフトアームの先端部に連結ピンにより旋回自在に装着
され、また取付孔10を介してホイールローダに装着さ
れたチルトリンクに連結ピンにより旋回自在に連結され
る。ホイールローダとリフトアーム及びチルトリンク間
には、それぞれ油圧シリンダが介在されている。
【0030】サポートブラケット6の両側部には、連結
ピン12及び14が離脱自在に装着され、バケット4の
背面部の最後部は、各連結ピン12及び14を介して、
サポートブラケット6に連結されている。サポートブラ
ケット6の横方向(図1の左右方向)の中央部とバケッ
ト4の背面部の上端部における横方向の中央部とは傾動
油圧シリンダ16が介在されている。したがって、バケ
ット4は、サポートブラケット6を介してホイールロー
ダに装着された状態において、リフトアームを介して昇
降自在であり、またチルトリンクを介して前後方向に旋
回自在であり、更に、連結ピン12又は14回りに、両
側方に傾動自在である。なお、バケット4を連結ピン1
2回りに傾動させるときには、他方の連結ピン14はサ
ポートブラケット6から離脱させられる。またバケット
4を連結ピン14回りに傾動させるときには、他方の連
結ピン12はサポートブラケット6から離脱させられ
る。以上の構成及び作用は、当業者には周知である。
【0031】バケット4の背面部の上方における一側部
(図1の左側部)には平坦部18が形成され、他側部
(図1の右側部)には平坦部19が形成されている。各
平坦部18及び19上には、それぞれ旋回支持ブラケッ
ト手段である一対の支持ブラケット20及び22が間隔
を置いて固定されている。支持ブラケット20及び22
には共通の軸線を有する旋回孔20a及び22aがそれ
ぞれ形成されている。各平坦部18及び19上には、第
1の被固定手段である一対の取付ねじ孔24及び第2の
被固定手段である一対の取付ねじ孔26が形成されてい
る。一対の支持ブラケット20及び22、一対の取付ね
じ孔24、一対の取付ねじ孔26は、各平坦部18及び
19において左右対称に設けられている。
【0032】30はブレーカユニットであって、ブレー
カ支持体32と、ブレーカ支持体32に装着されたブレ
ーカ34とを含んでいる。ブレーカ支持体32は、相互
に間隔を置いて実質上平行に配置された二つの平坦なプ
レート部材36及び38を含んでいる。当業者には周知
の油圧ブレーカから構成されているブレーカ34は、プ
レート部材36及び38の各々間にサンドイッチ状に装
着されている。39、39は、プレート部材36及び3
8の間に配設され、それらを連結するフレーム部材であ
る。40はブレーカ34のチゼルであって、ブレーカ支
持体32の一側(縁)から外方に突出している。
【0033】ブレーカユニット30を図1に示すように
平面から見て、ブレーカ支持体32の一側端部(図1の
左端部)S1は、ブレーカ34の軸線(チゼル40を通
る軸線)に平行に構成され、他側端部(図1の右端部)
S2は、前記一側端部S1に対し、バケット4の前縁に
向かうに従って離れるよう傾斜している。ブレーカ34
の軸線は、この実施の形態ではバケット4の中心線(傾
動油圧シリンダ16の軸線)に略平行に規定されてい
る。前記他側端部S2における、プレート部材36及び
38間の前後端部には、共通の軸線を有する円筒状の軸
受42及び44が固定されている。この軸線は前記他側
端部S2に平行である。各軸受42及び44は、それぞ
れ、前記支持ブラケット20及び22の旋回孔20a及
び22aに整合して位置付けられ、支持ピン46及び4
8が離脱自在に挿入される。これによりブレーカユニッ
ト30は、支持ブラケット20及び22に旋回自在にか
つ離脱自在に支持される。
【0034】更に具体的には、ブレーカユニット30
は、チゼル40がバケット4の縁部から外方に突出する
ブレーカ作動位置(図1の実線位置)と、チゼル40を
含むブレーカユニット30がバケット4の縁部から外方
に突出しないブレーカ格納位置(図1の2点鎖線位置)
との間を旋回自在に支持される。前記した説明から明ら
かなように、ブレーカユニット30の旋回軸線はブレー
カ34の軸線に対して傾斜して配設されているので、ブ
レーカユニット30を旋回させることにより、バケット
4の背面部上に容易に格納することができる。
【0035】ブレーカ支持体32には、一対の取付孔3
3が形成されている。この取付孔33は、ブレーカユニ
ット30がブレーカ作動位置に位置付けられた状態で、
バケット4の平坦部18上の前記一対の取付ねじ孔24
に整合し、かつブレーカユニット30がブレーカ格納位
置に位置付けられた状態で、前記一対の取付ねじ孔26
に整合するよう位置付けられる。したがって、ブレーカ
ユニット30がブレーカ作動位置に位置付けられた状態
で、一対の取付孔33及び一対の取付ねじ孔24に固定
手段であるボルト50が挿入、係合される。また、ブレ
ーカユニット30がブレーカ格納位置に位置付けられた
状態で、一対の取付孔33及び一対の取付ねじ孔26に
固定手段であるボルト50が挿入、係合される。以上の
ようにして、ブレーカユニット30は、ブレーカ作動位
置及びブレーカ格納位置の各々において平坦部18に対
して解除自在に固定される。
【0036】ブレーカユニット30がブレーカ作動位置
又はブレーカ格納位置に固定された状態で、プレート部
材36及び38の各々は、平坦部18と実質上平行に位
置付けられる。この構成により、特にブレーカユニット
30がブレーカ格納位置に固定された状態での、バケッ
ト4の背面部におけるスペースは最小限に押さえられ、
傾動、チルトに際しての他部材との干渉の問題も容易に
回避される。
【0037】図1において、各ボルト50を平坦部18
及びブレーカユニット30から取り外し、更に、支持ピ
ン46及び48を、支持ブラケット20及びブレーカユ
ニット30の軸受42、支持ブラケット22及びブレー
カユニット30の軸受44から離脱することにより、ブ
レーカユニット30をバケット4の一側部から容易に取
り外すことができる。そしてブレーカユニット30を、
バケット4の他側部に設けられた支持ブラケット20及
び22、取付ねじ孔24及び26を利用して、前記一側
部と同様に旋回自在に装着し、ブレーカ作動位置又はブ
レーカ格納位置に固定することができる。ブレーカユニ
ット30の、バケット4の背面部の一側部と他側部にお
ける着脱は、各ボルト50、支持ピン46及び48の着
脱作業により遂行されるので、その作業はきわめて容易
であり、作業効率が向上する。
【0038】次に、ブレーカ34とバケット4の傾動油
圧シリンダ16とを作動制御する油圧回路及び電気回路
について説明する。最初に油圧回路について説明する。
図4を参照して、60は油圧ポンプ、62は制御弁であ
って、油圧ポンプ60に吐出油路64を介して接続され
ている。制御弁62とタンクTとはリターン油路65を
介して接続されている。66はブレーカ駆動電磁切換
弁、34は前記油圧ブレーカ、68はバケット傾動電磁
切換弁、16は前記傾動油圧シリンダである。
【0039】制御弁62の出力側とブレーカ駆動電磁切
換弁66とは油路70及び72を介して接続され、ブレ
ーカ駆動電磁切換弁66とブレーカ34とは油路74及
び76により接続されている。油路74及び76にはそ
れぞれチェック弁78及び80が配設され、圧油の流れ
を、油路74、ブレーカ34、油路76の方向にのみ許
容するようそれらの向きが規定されている。油路76の
チェック弁80の下流側は油路82を介してタンクTに
接続されている。油路70と油路74とはブレーカ駆動
油路を構成する。ブレーカ駆動電磁切換弁66はばねに
より通常はブレーカ駆動油路を閉じている(ノーマルク
ローズ)。
【0040】制御弁62の出力側とバケット傾動電磁切
換弁68とは油路70及び72から分岐した油路84及
び86を介して接続され、バケット傾動電磁切換弁68
と傾動油圧シリンダ16の二つの油室とは油路88及び
90により接続されている。油路70と油路84と油路
88、油路72と油路86と油路90、はそれぞれバケ
ット傾動油路を構成する。バケット傾動電磁切換弁68
はばねにより通常はバケット傾動油路を閉じている(ノ
ーマルクローズ)。
【0041】92は制御弁62の操作手段である操作レ
バーである。操作レバー92を操作することにより、制
御弁62は図示の中立位置から位置X又は位置Yにシフ
トされ、油圧ポンプ60の吐出油路64とブレーカ駆動
油路及びバケット傾動油路とが接続される。
【0042】次に電気回路について説明する。100は
ブレーカ駆動回路であッテ、前記ブレーカ駆動電磁切換
弁66と電源102とを後述する第1のスイッチを介し
て接続するよう構成されている。104はバケット傾動
回路であって、前記バケット傾動電磁切換弁68と電源
102とを後述する第2のスイッチを介して接続するよ
う構成されている。
【0043】前記第1のスイッチ及び第2のスイッチ
は、ON−OFF−ON操作できるトグルスイッチ10
6に含まれている。トグルスイッチ106と電源102
とは切換弁作動スイッチ107を介して直列に接続され
ている。切換弁作動スイッチ107は操作レバー92に
設けられた押しボタンスイッチからなる。トグルスイッ
チ106には4つの接点108、110、112及び1
14が備えられている。接点108と110とは第1の
スイッチを構成し、接点112と114とは第2のスイ
ッチを構成している。トグルスイッチ106が中立では
第1のスイッチ及び第2のスイッチは何れもOFFであ
り、トグルスイッチ106を一方にONとしたとき、接
点108と110とが接続されて第1のスイッチがON
となり、トグルスイッチ106を他方にONとしたと
き、接点112と114とが接続されて第2のスイッチ
がONとなる。
【0044】トグルスイッチ106を一方にONとして
第1のスイッチをONとし、切換弁作動スイッチ107
をONとしたとき、ブレーカ駆動回路100が電源10
2に接続されて、ブレーカ駆動電磁切換弁66がブレー
カ駆動油路を開く。この状態で操作レバー92により制
御弁62を作動制御することにより、油圧ポンプ60の
吐出圧油がブレーカ駆動油路を介してブレーカ34に供
給され、ブレーカ34が作動させられる。
【0045】トグルスイッチ106を他方にONとして
第2のスイッチをONとし、切換弁作動スイッチ107
をONとしたとき、バケット傾動回路104が電源10
2に接続されて、バケット傾動電磁切換弁68がバケッ
ト傾動油路を開く。この状態で操作レバー92により制
御弁62を作動制御することにより、油圧ポンプ60の
吐出圧油がバケット傾動油路を介して傾動油圧シリンダ
16に供給され、傾動油圧シリンダ16が作動させられ
て、バケット4が所定の側方に傾動させられる。
【0046】この実施の形態においては、トグルスイッ
チ106を一方又は他方にONとした状態で、操作レバ
ー92を操作しながら押しボタンスイッチ107(切換
弁作動スイッチ107)を任意に押すことができるの
で、ブレーカ作業及びサイドダンプ作業をきわめて容易
に操作することができ、したがって良好な操作性が得ら
れる。また構成もきわめて簡単であり、低コストで実用
化できる。
【0047】図5には、図4に示す油圧回路及び電気回
路の他の実施の形態が示されている。図5において、図
4と同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。油圧
回路において図4と相違するところは、バケット傾動電
磁切換弁68がばねにより通常はバケット傾動油路を開
いている点である(ノーマルオープン)。また電気回路
において図4と相違するところは、トグルスイッチ10
6が省略されていること、ブレーカ駆動回路200が、
ブレーカ駆動電磁切換弁66と電源102とを切換弁作
動スイッチ107を介して接続するよう構成されている
こと、バケット傾動回路204が、バケット傾動電磁切
換弁68と電源102とを切換弁作動スイッチ107を
介して接続するよう構成されていること、である。ブレ
ーカ駆動電磁切換弁66とバケット傾動電磁切換弁68
とは電源102に対して並列に接続されている。
【0048】図5の中立状態において、バケット傾動電
磁切換弁68がバケット傾動油路を開いているので、操
作レバー92により制御弁62を作動制御することによ
り、油圧ポンプ60の吐出圧油がバケット傾動油路を介
して傾動油圧シリンダ16に供給され、傾動油圧シリン
ダ16が作動させられて、バケット4が所定の側方に傾
動させられる。
【0049】また、図5の中立状態において、切換弁作
動スイッチ107をONとすると、ブレーカ駆動回路2
00及びバケット傾動回路204が、それぞれ、電源1
02に接続されるので、ブレーカ駆動電磁切換弁66が
ブレーカ駆動油路を開き、バケット傾動電磁切換弁68
がバケット傾動油路を閉じる。この状態で操作レバー9
2により制御弁62を作動制御することにより、油圧ポ
ンプ60の吐出圧油がブレーカ駆動油路を介してブレー
カ34に供給され、ブレーカ34が作動させられる。
【0050】図5に示す実施の形態によれば、ブレーカ
作動又はサイドダンプ作動をそれぞれ独立して容易に遂
行することができる。またブレーカの作動油圧は、サイ
ドダンプバケットの傾動油圧を兼用しているので、油圧
系の構成が簡単であり、低コストで実用化できる。更
に、第1のスイッチ及び第2のスイッチを含むトグルス
イッチ106が省略されているので、構成は一層簡略化
され、コストも更に低減される。
【0051】本発明によれば、請求項4に記載された構
成に加えて、該第1のスイッチ及び該第2のスイッチ
は、ON−OFF−ON操作できるトグルスイッチに含
まれ、該トグルスイッチを一方にONとしたとき、該第
1のスイッチがONとなり、該トグルスイッチを他方に
ONとしたとき、該第2のスイッチがONとなり、該制
御弁を作動制御する該操作手段は操作レバーからなり、
該切換弁作動スイッチは該操作レバーに設けられた押し
ボタンスイッチからなる、ブレーカを備えたサイドダン
プバケット、が提供される。
【0052】この発明においては、トグルスイッチを一
方又は他方にONとした状態で、操作レバーを操作しな
がら押しボタンスイッチを任意に押すことができるの
で、ブレーカ作業及びサイドダンプ作業をきわめて容易
に操作することができ、したがって良好な操作性が得ら
れる。また構成もきわめて簡単であり、低コストで実用
化できる。
【0053】以上本発明を、実施の形態に基づいて詳細
に説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内においてさまざまな変形
あるいは修正ができるものである。例えば、ブレーカ3
4の作動位置におけるチゼル40の突出方向は、図示の
実施の形態に限定される理由はなく、必要に応じて適宜
選定されるものである(例えばチゼル40がバケット4
の側方─図1の左右方向に向けてその側縁から突出する
よう配設する場合もあり得る)。またブレーカ34の装
着位置も図示の実施の形態に限定される理由はなく、必
要に応じて適宜選定されるものである(例えばサイドダ
ンプバケット4でない通常の形態のバケットにおいて
は、横方向の中央部に設けられることもあり得る)。
【0054】
【発明の効果】本発明によるバケットにおいては、バケ
ットとブレーカとの脱着交換作業を必要としないので、
作業時間及び労力が節減される。また、ブレーカ作業は
ブレーカ作業に最適のチゼルのみにより遂行され、バケ
ット作業は、チゼルを使用することなく、バケットに備
えられ、バケット作業に最適の爪により遂行されるの
で、ブレーカ作業及びバケット作業における所望の高い
作業能力及び作業効率を確保できる。更に、全体の構成
が簡単で低コストで実用化できる。
【0055】他方、本発明によるサイドダンプバケット
によれば、前記効果が達成される他、その作業範囲が拡
大されることに起因して、トンネル工事における施工費
用が大幅に節減されかつ作業効率が著しく向上する、と
の効果が更に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるブレーカを備えた
サイドダンプバケットの背面図。
【図2】図1のA矢視側面図。
【図3】図2のB−B矢視断面図であって、一部を省略
して示す図。
【図4】図1に示すブレーカを備えたサイドダンプバケ
ットのブレーカと傾動油圧シリンダを作動制御する油圧
回路及び電気回路を示す図。
【図5】図4に示す油圧回路及び電気回路の他の実施の
形態を示す図。
【符号の説明】
2 サイドダンプバケットユニット 4 サイドダンプバケット 5 爪 6 サポートブラケット 12及び14 連結ピン 16 傾動油圧シリンダ 20及び22 支持ブラケット 24及び26 ねじ孔 30 ブレーカユニット 32 ブレーカ支持体 34 ブレーカ 40 チゼル 42及び44 軸受 46及び48 支持ピン 50 ボルト 62 制御弁 66 ブレーカ駆動電磁切換弁 68 バケット傾動電磁切換弁 100、200 ブレーカ駆動回路 104、204 バケット傾動回路 106 トグルスイッチ 107 切換弁作動スイッチ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チゼルを含むブレーカを備えたバケット
    にして、 該バケットの背面部に該ブレーカが旋回自在に装着さ
    れ、該ブレーカは、該チゼルが該バケットの縁部から外
    方に突出するブレーカ作動位置と、該チゼルが該バケッ
    トの縁部から外方に突出しないブレーカ格納位置との間
    を旋回自在であり、かつ、該ブレーカ作動位置及び該ブ
    レーカ格納位置の各々において該背面部に対して解除自
    在に固定される、ことを特徴とするブレーカを備えたバ
    ケット。
  2. 【請求項2】 傾動油圧シリンダにより両側方へ傾動可
    能であり、かつチゼルを含むブレーカを備えたサイドダ
    ンプバケットにして、 該バケットの背面部の一側部に該ブレーカが旋回自在に
    装着され、該ブレーカは、該チゼルが該バケットの縁部
    から外方に突出するブレーカ作動位置と、該チゼルが該
    バケットの縁部から外方に突出しないブレーカ格納位置
    との間を旋回自在であり、かつ、該ブレーカ作動位置及
    び該ブレーカ格納位置の各々において該背面部に対して
    解除自在に固定される、ことを特徴とするブレーカを備
    えたサイドダンプバケット。
  3. 【請求項3】 該背面部の該一側部には、旋回支持ブラ
    ケット手段と、第1の被固定手段と、第2の被固定手段
    とが配設され、 該ブレーカは、該支持ブラケット手段に支持ピンを介し
    て旋回自在にかつ離脱自在に装着され、かつ、該ブレー
    カが該第1の被固定手段に固定手段を介して解除自在に
    固定されることにより該ブレーカ作動位置に固定され、
    また該ブレーカが該第2の被固定手段に該固定手段を介
    して解除自在に固定されることにより該ブレーカ格納位
    置に固定され、 該旋回支持ブラケット手段、該第1の被固定手段及び該
    第2の被固定手段は、該背面部の他側部にも配設されて
    いる、請求項2記載のブレーカを備えたサイドダンプバ
    ケット。
  4. 【請求項4】 該ブレーカは油圧ブレーカからなり、該
    ブレーカと該傾動油圧シリンダとを作動制御する油圧回
    路及び電気回路が備えられ、 該油圧回路は、油圧ポンプと、該油圧ポンプに吐出油路
    を介して接続された制御弁と、該制御弁の出力側と該ブ
    レーカとを接続するブレーカ駆動油路と、該制御弁の該
    出力側と該傾動油圧シリンダとを接続するバケット傾動
    油路と、該油圧ポンプの該吐出油路と該ブレーカ駆動油
    路及び該バケット傾動油路とが接続されるよう該制御弁
    を作動制御する操作手段と、該ブレーカ駆動油路を開閉
    しかつ通常は閉じているブレーカ駆動電磁切換弁と、該
    バケット傾動油路を開閉しかつ通常は閉じているバケッ
    ト傾動電磁切換弁とを含み、 該電気回路は、該ブレーカ駆動電磁切換弁と電源とを第
    1のスイッチを介して接続するブレーカ駆動回路と、該
    バケット傾動電磁切換弁と該電源とを第2のスイッチを
    介して接続するバケット傾動回路と、該第1のスイッチ
    及び該第2のスイッチと該電源との間に直列に接続され
    た切換弁作動スイッチとを含み、 該第1のスイッチをONとし、該切換弁作動スイッチを
    ONとしたとき、該ブレーカ駆動回路が該電源に接続さ
    れて該ブレーカ駆動電磁切換弁が該ブレーカ駆動油路を
    開き、該第2のスイッチをONとし、該切換弁作動スイ
    ッチをONとしたとき、該バケット傾動回路が該電源に
    接続されて該バケット傾動電磁切換弁が該バケット傾動
    油路を開く、請求項2記載のブレーカを備えたサイドダ
    ンプバケット。
  5. 【請求項5】 該ブレーカは油圧ブレーカからなり、該
    ブレーカと該傾動油圧シリンダとを作動制御する油圧回
    路及び電気回路が備えられ、 該油圧回路は、油圧ポンプと、該油圧ポンプに吐出油路
    を介して接続された制御弁と、該制御弁の出力側と該ブ
    レーカとを接続するブレーカ駆動油路と、該制御弁の該
    出力側と該傾動油圧シリンダとを接続するバケット傾動
    油路と、該油圧ポンプの該吐出油路と該ブレーカ駆動油
    路及び該バケット傾動油路とが接続されるよう該制御弁
    を作動制御する操作手段と、該ブレーカ駆動油路を開閉
    しかつ通常は閉じているブレーカ駆動電磁切換弁と、該
    バケット傾動油路を開閉しかつ通常は開いているバケッ
    ト傾動電磁切換弁とを含み、 該電気回路は、該ブレーカ駆動電磁切換弁と電源とを切
    換弁作動スイッチを介して接続するブレーカ駆動回路
    と、該バケット傾動電磁切換弁と該電源とを該切換弁作
    動スイッチを介して接続するバケット傾動回路とを含
    み、 該切換弁作動スイッチをONとしたとき、該ブレーカ駆
    動電磁切換弁及び該バケット傾動電磁切換弁がそれぞれ
    該電源に接続されて該ブレーカ駆動油路が開かれると共
    に該バケット傾動油路が閉じられる、請求項2記載のブ
    レーカを備えたサイドダンプバケット。
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