JP3291450B2 - トランスファプレスのワーク給送用クランプ装置 - Google Patents

トランスファプレスのワーク給送用クランプ装置

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JP3291450B2
JP3291450B2 JP04927297A JP4927297A JP3291450B2 JP 3291450 B2 JP3291450 B2 JP 3291450B2 JP 04927297 A JP04927297 A JP 04927297A JP 4927297 A JP4927297 A JP 4927297A JP 3291450 B2 JP3291450 B2 JP 3291450B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトランスファプレ
スのワーク給送用クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トランスファプレスにおいて
は、複数のプレス型装置の下型の上面に対し被加工材
(以下、ワークと言う。)を順次に移送してプレス加工
するために、一対のフィードバーには、ワークをクラン
プ・アンクランプするためのクランプ手段(フィンガー
と呼ばれている)が、前記複数のプレス型装置に対応す
る数だけ設けられている。前記一対のフィードバーは、
そのリターン位置にある状態のもとでクランプ動作す
る。すると、その各クランプ手段によって、各プレス型
装置の下型の上面のワークがクランプされる。その後、
一対のフィードバーが上昇してアドバンス位置まで前進
した後、下降し、アンクランプ動作することで、複数の
プレス型装置の下型の上面に対しワークが順次に移送さ
れて載置されるようになっている。
【0003】このようなトランスファプレスにおいて、
図7に示すように、2つのワーク180を各複数のプレ
ス型装置111〜115においてそれぞれ同時にプレス
加工する場合、一対のフィードバー120に設けられた
複数のクランプ手段121〜126には、2つのワーク
180を隣接してクランプするための第1・第2のクラ
ンプ体132、133がフィードバー120に固定され
た状態でそれぞれ設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】隣接する2つのワーク
180を、ワーク投入台102から順次移送してプレス
加工し、ワーク搬出台103上に搬出する際、その2つ
のワーク180の隣接間隔をできる限り小さくして、複
数のプレス型装置111〜115をそれぞれ小型化する
ことが望ましい。また、複数のプレス型装置111〜1
15において、2つのワーク180を接近してそれぞれ
プレス加工することができる部位と、2つのワーク18
0の隣接間隔を広げないとプレス加工できない部位があ
る。
【0005】ところで、図7に示す従来のトランスファ
プレスのワーク給送用クランプ装置においては、複数の
クランプ手段121〜126の第1・第2のクランプ体
132、133は、フィードバー120にそれぞれ固定
されて設けられている。このため、最も広くワーク18
0を離さないとプレス加工できない部位に対応して、2
つのワーク180の隣接間隔Lを設定する必要性があ
る。そして、前記2つのワーク180の隣接間隔Lの設
定に基づいて、複数のプレス型装置111〜115の全
てにおいて、2つのワーク180の隣接間隔Lが設定さ
れることから、複数のプレス型装置111〜115のう
ち、特定のプレス型装置の下型及び上型が必要以上の大
型化し、その下型及び上型の製作費が高くなったり、下
型台や上型台に対する組付・取外し作業が困難となる等
の問題点があった。
【0006】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、2つのワークの隣接間隔を所要とする間隔に変化さ
せてクランプ・アンクランプ可能にすることで、2つの
ワークの隣接間隔をできる限り小さくして、複数のプレ
ス型装置の下型及び上型が必要以上に大型化する不具合
を解消することができるトランスファプレスのワーク給
送用クランプ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係るトランスファプレスのワーク
給送用クランプ装置は、複数のプレス型装置が配列され
たトランスファプレスにおいて、前記複数のプレス型装
置の両側に位置しかつクランプ、アップ、アドバンス、
ダウン、アンクランプ及びリターンの各動作を繰り返し
て行う一対のフィードバーが配設され、前記複数のプレ
ス型装置には隣接する2つのワークに対応する型部を有
する上型及び下型がそれぞれ配設され、前記一対のフィ
ードバーには、これら一対のフィードバーのクランプ動
作によって前記2つのワークを隣接してそれぞれクラン
プする第1・第2のクランプ体を備えたクランプ手段が
前記複数のプレス型装置に対応する数だけ配設され、前
記2つのワークを前記複数のプレス型装置においてそれ
ぞれ同時にプレス加工するトランスファプレスのワーク
給送用クランプ装置であって、前記複数のクランプ手段
のうち、少なくとも1つのクランプ手段の第1・第2の
クランプ体は、前記2つのワークの間隔寸法の変化に対
応して移動可能に設けられていることを特徴とする。し
たがって、2つのワークの隣接間隔をできる限り小さく
して、複数のプレス型装置の下型及び上型をそれぞれ小
型化することが可能となり、特定のプレス型装置の下型
及び上型が必要以上に大形化する不具合を防止すること
ができる。
【0008】また、請求項2の発明に係るトランスファ
プレスのワーク給送用クランプ装置は、請求項1に記載
のトランスファプレスのワーク給送用クランプ装置にお
いて、複数のクランプ手段のうち、少なくとも1つのク
ランプ手段の第1・第2のクランプ体は、一対のフィー
ドバーに取り付けられたクランプ取付部材に対し、2つ
のワークの間隔寸法の変化に対応して移動可能に設けら
れ、一対のフィードバーがリターン位置にあるときに前
記第1・第2のクランプ体が、戻しバネの弾発力によっ
て、これに対応するプレス型装置の下型の上面にある2
つのワークの間隔寸法に対応する間隔寸法を保って配置
され、前記一対のフィードバーがアドバンス位置にある
ときに前記第1・第2のクランプ体が、戻しバネの弾発
力に抗してカム手段によって移動されることで、前記2
つのワークの間隔寸法を所要とする間隔寸法に変化させ
てこれに対応するプレス型装置の下型の上面に載置する
構成にしてあることを特徴とする。したがって、クラン
プ手段の第1・第2のクランプ体は、カム手段によって
所要とする間隔に過不足なく正確に変化される。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1〜図
6にしたがって説明する。トランスファプレスを平面か
ら表した図3において、図面に向かって左側のワーク投
入台2と、右側のワーク搬出台3との間には、隣接する
2つのワーク80を順次移送してプレス加工する複数の
プレス型装置、この実施の形態では、第1〜第5のプレ
ス型装置11〜15が直列に配設されている。前記第1
〜第5のプレス型装置11〜15の各下型11a〜15
a及び上型(図示しない)は、2つのワーク80をそれ
ぞれプレス加工し得る間隔でかつできる限り小さくして
それぞれ形成され、トランスファプレスの一連の下型取
付台と、上型取付台(共に図示しない)にそれぞれ取り
付けられている。
【0010】そして、この実施の形態では、ワーク投入
台2に載置される2つのワーク80の隣接間隔L1と、
第1プレス型装置11の下型11aの上面に載置される
2つのワーク80の隣接間隔L2と、第2プレス型装置
12の下型12aの上面に載置される2つのワーク80
の隣接間隔L3と、第3プレス型装置13の下型13a
の上面に載置される2つのワーク80の隣接間隔L4
と、第4プレス型装置14の下型14aの上面に載置さ
れる2つのワーク80の隣接間隔L5と、第5プレス型
装置15の下型15aの上面に載置される2つのワーク
80の隣接間隔L6と、ワーク搬出台3に載置される2
つのワーク80の隣接間隔L7は、L1=L2=L3<L
4=L5>L6=L7の関係に設定されている。
【0011】前記トランスファプレスには、そのワーク
搬入台2とワーク搬出台3との間に渡りかつ第1〜第5
のプレス型装置11〜15の両側に位置して一対のフィ
ードバー20が配設されている。前記一対のフィードバ
ー20は、周知のようにモータを駆動源とする駆動装置
(図示しない)によって作動され、第1〜第5のプレス
型装置11〜15のプレス動作に関連して、クランプ、
アップ、アドバンス、ダウン、アンクランプ及びリター
ンの各動作を繰り返して行う。すなわち、一対のフィー
ドバー20は、下降位置にありかつアンクランプ状態で
アドバンス位置からリターン位置まで後退する。ここ
で、クランプ動作した後上昇位置まで上昇し、その上昇
状態のままリターン位置からアドバンス位置まで前進す
る。その後、下降位置まで下降しアンクランプ動作し
て、再びリターン位置まで後退するようになっている。
【0012】前記一対のフィードバー20には、第1〜
第6のクランプ手段21〜26がそれぞれ配設されてい
る。前記第1クランプ手段21は、ワーク投入台2の上
面に投入された2つのワーク80を第1プレス型装置1
1の下型11aの上面まで移送して載置するためのもの
である。前記ワーク投入台2に載置される2つのワーク
80の隣接間隔L1と、第1プレス型装置11の下型1
1aの上面に載置される2つのワーク80の隣接間隔L
2とが同じに設定されているため、前記第1クランプ手
段21は、一対のフィードバー20の所定位置に支持体
31を介して固定状態で配設されかつ前記隣接間隔L
1、L2と同じ間隔を隔てた第1・第2のクランプ体3
2、33を備えている。
【0013】第2クランプ手段22は、第1プレス型装
置11において一次加工された下型11aの上面の2つ
のワーク80を第2プレス型装置12の下型12aの上
面まで移送して載置するためのものである。第1プレス
型装置11の下型11aの上面に載置される2つのワー
ク80の隣接間隔L2と第2プレス型装置12の下型1
2aの上面に載置される2つのワーク80の隣接間隔L
3も同じ設定されているため、前記第2クランプ手段2
2においても第1クランプ手段21と同様に、一対のフ
ィードバー20の所定位置に支持体31を介して固定状
態で配設されかつ前記隣接間隔L2、L3と同じ間隔を
隔てた第1・第2のクランプ体32、33を備えてい
る。
【0014】第3クランプ手段23は、第2プレス型装
置12において二次加工された下型12aの上面の2つ
のワーク80を第3プレス型装置13の下型13aの上
面まで移送して載置するためのものである。第2プレス
型装置12の下型12aの上面に載置される2つのワー
ク80の隣接間隔L3に対し、第3プレス型装置13の
下型13aの上面に載置される2つのワーク80の隣接
間隔L4は広く設定されている。このため、第3クラン
プ手段23においては、一対のフィードバー20に支持
体41を介して固定されたクランプ取付部材42に、前
記2つのワーク80の隣接間隔L3とL4との変化に対
応して第1・第2のクランプ体47、48が移動可能に
組み付けられている。
【0015】すなわち、図1の(A)及び(B)に示す
ように、前記クランプ取付部材42は、支持体41の先
端に固定されかつ2つのワーク80の隣接方向(移送方
向)に延在する基板部43と、その基板部43の両端部
から前方に向け突出された両側板部44を一体に備えて
いる。前記クランプ取付部材42にはその両側板部44
の間に跨って支持軸45が組み付けられ、その支持軸4
5には、第1・第2のクランプ体47、48が移動可能
に組み付けられている。
【0016】前記第1クランプ体47は、方形ブロック
状に形成された基部47aと、その基部47aの前面に
設けられた支持板部48bと、その支持板部48bの前
面に取り付けられたクランプ部47cと、そのクランプ
部47cの前側に設けられたクランプ案内片47dとを
それぞれ一体に備えている。前記第2クランプ体48
は、第1クランプ体47と左右対称をなして第1クラン
プ体47と同様に構成され、基部48a、支持板部48
b、クランプ部48c及びクランプ案内片48dをそれ
ぞれ一体に備えている。そして、第1・第2のクランプ
体47、48は、その各基部47a、48aが支持軸4
5の軸方向(2つのワーク80の隣接方向)にそれぞれ
移動可能に嵌挿されかつ各基部47a、48aの背面が
クランプ取付部材42の基板部43にそれぞれ当接して
回り止めされている。
【0017】また、第1・第2のクランプ体47、48
は、戻しバネ46によって互いに接近する方向に弾発さ
れ、クランプ取付部材42の基板部43に固定のストパ
ー体49に当接する接近位置に配置されている。前記第
1・第2のクランプ体47、48の接近位置は、2つの
ワーク80の隣接間隔L3に対応して設定されている。
さらに、第1・第2のクランプ体47、48には、その
各支持板部47b、48bの相対する側に、固定カム5
2のカム面53に対するカム面51をそれぞれ備えた受
動カム50が対向状に取り付けられている。前記固定カ
ム52は、トランスファプレスの下型取付台の上面に固
定されて上方に向けて突出されており、図1の(B)に
示すように、一対のフィードバー20が下降位置まで下
降されるとその一対のフィードバー20の下降動作に基
づいて、固定カム52のカム面53に接して受動カム5
0のカム面51が滑走することで、第1・第2のクラン
プ体47、48が、戻しバネ46の弾発力に抗して互い
に離反する離反位置まで移動されようになっている。前
記第1・第2のクランプ体47、48の離反位置は、2
つのワーク80の隣接間隔L4に対応して設定されてい
る。
【0018】第4クランプ手段24は、第3プレス型装
置13において三次加工された下型13aの上面の2つ
のワーク80を第4プレス型装置14の下型14aの上
面まで移送して載置するためのものである。第3プレス
型装置13の下型13aに載置される2つのワーク80
の隣接間隔L4と第4プレス型装置14の下型14aの
上面に載置される2つのワーク80の隣接間隔L5は同
じ設定されているため、前記第4クランプ手段24にお
いても第1クランプ手段21と略同様に、一対のフィー
ドバー20の所定位置に支持体31を介して固定状態で
配設されかつ前記隣接間隔L4、L5と同じ間隔を隔て
第1・第2のクランプ体32、33を備えている。
【0019】第5クランプ手段25は、第4プレス型装
置14において四次加工された下型14aの上面の2つ
のワーク80を第5プレス型装置15の下型15aの上
面まで移送して載置するためのものである。第4プレス
型装置14の下型14aの上面に載置される2つのワー
ク80の隣接間隔L5に対し、第5プレス型装置15の
下型15aの上面に載置される2つのワーク80の隣接
間隔L6は狭く設定されている。このため、第5クラン
プ手段25においては、一対のフィードバー20に支持
体61を介して固定されたクランプ取付部材62に、前
記2つのワーク80の隣接間隔L5とL6との変化に対
応して第1・第2のクランプ体67、68が移動可能に
組み付けられている。
【0020】すなわち、図2に示すように、前記クラン
プ取付部材62は、支持体61の先端に固定されかつ2
つのワーク80の隣接方向(移送方向)に延在する基板
部63と、その基板部63の両端部から前方に向け突出
された両側板部64とを一体に備えている。前記クラン
プ取付部材62にはその両側板部64の間に跨って支持
軸65が組み付けられ、その支持軸65には、第1・第
2のクランプ体67、68が移動可能に組み付けられて
いる。
【0021】前記第1・第2のクランプ体67、68
は、前記第3クランプ手段23の第1・第2のクランプ
体47、48と略同様にして、基部67a、68a、支
持板部67b、68b、クランプ部67c、68c及び
クランプ案内片67d、68dをそれぞれ一体に備えて
いる。そして、第1・第2のクランプ体67、68は、
左右対称をなしその各基部67a、68aが支持軸65
の軸方向(2つのワーク80の隣接方向)にそれぞれ移
動可能に嵌挿されかつ各基部67a、68aの背面がク
ランプ取付部材62の基板部63にそれぞれ当接して回
り止めされている。
【0022】また、第1・第2のクランプ体67、68
は、戻しバネ66によって互いに離反する方向に弾発さ
れ、クランプ取付部材62の両側板部64をストパーと
して当接する離反位置に配置されている。前記第1・第
2のクランプ体67、68の離反位置は、2つのワーク
80の隣接間隔L5に対応して設定されている。さら
に、第1・第2のクランプ体67、68には、その各支
持板部67b、68bの外側に、一対の固定カム72の
カム面53にそれぞれ対応するカム面71、73をそれ
ぞれ備えた受動カム70、73が取り付けられている。
【0023】前記一対の固定カム72は、トランスファ
プレスの下型取付台の上面に固定されて上方に向けて突
出されており、一対のフィードバー20が下降位置まで
下降されるとその一対のフィードバー20の下降動作に
基づいて、固定カム72のカム面73に接して受動カム
70のカム面71が滑走することで、第1・第2のクラ
ンプ体67、68が、戻しバネ66の弾発力に抗して互
いに接近する接近位置まで移動されようになっている。
前記第1・第2のクランプ体67、68の接近位置は、
2つのワーク80の隣接間隔L6に対応して設定されて
いる。
【0024】第6クランプ手段26は、第5プレス型装
置13において五次加工された下型15aの上面の2つ
のワーク80をワーク搬出台3の上面まで移送して載置
するためのものである。第5プレス型装置15の下型1
5aに載置される2つのワーク80の隣接間隔L6とワ
ーク搬出台3の上面に載置される2つのワーク80の隣
接間隔L7は同じに設定されているため、前記第5プレ
ス型装置15においても第1クランプ手段21と略同様
に、一対のフィードバー20の所定位置に支持体31を
介して固定状態で配設されかつ前記隣接間隔L6、L7
と同じ間隔を隔てた第1・第2のクランプ体32、33
を備えている。
【0025】この実施の形態のトランスファプレスのワ
ーク給送用クランプ装置は上述したように構成される。
したがって、図3に示すように、一対のフィードバー2
0が、下降位置にありかつアンクランプ状態でアドバン
ス位置からリターン位置まで後退した状態において、そ
の一対のフィードバー20にそれぞれ組み付けられた第
1〜第6のクランプ手段21〜26は、ワーク投入台2
及び第1〜第5のプレス型装置11〜15の各下型11
a〜15a上の各2つのワーク80をクランプ可能な位
置に配置される。ここで、一対のフィードバー20がク
ランプ動作する。すると、図4に示すように、前記第1
〜第6のクランプ手段21〜26によって前記各2つの
ワーク80がそれぞれクランプされる。
【0026】その後、一対のフィードバー20が上昇位
置まで上昇し、その上昇状態のままリターン位置からア
ドバンス位置まで前進する。これによって、前記各2つ
のワーク80がそれぞれ一工程ずつ順次に前送りされ
る。そして、一対のフィードバー20がアドバンス位置
まで前進したところで、下降位置まで下降する。する
と、第1クランプ手段21、第2クランプ手段22、第
4クランプ手段24及び第6クランプ手段26において
は、その第1・第2のクランプ体32、33の間隔が変
化されることがない。このため、これら第1・第2のク
ランプ体32、33にそれぞれクランプされた各2つの
ワーク80は、所定の隣接間隔を保って第1プレス型装
置11、第2プレス型装置12、第4プレス型装置14
の各下型11a、12a、14aの上面及びワーク搬出
台3の上面にそれぞれ載置される(図5参照)。
【0027】一方、第3クランプ手段23においては、
前記一対のフィードバー20の下降動作に基づいて、図
1の(B)に示すように、固定カム52のカム面53に
接して受動カム50のカム面51が滑走することで、第
1・第2のクランプ体47、48が、戻しバネ46の弾
発力に抗して互いに離反する離反位置まで移動される。
このため、2つのワーク80の隣接間隔が、L3からL
4に変化してその2つのワーク80が第3プレス型装置
13の下型13aの上面に載置される。また、第5クラ
ンプ手段25においては、前記一対のフィードバー20
の下降動作に基づいて、固定カム72のカム面73に接
して受動カム70のカム面71が滑走することで、第1
・第2のクランプ体67、68が、戻しバネ66の弾発
力に抗して互いに接近する接近位置まで移動される。こ
のため、2つのワーク80の隣接間隔が、L5からL6
に変化してその2つのワーク80が第5プレス型装置1
5の下型15aの上面に載置される。ここで、図6に示
すように、一対のフィードバー20がアンクランプ動作
し、第1〜第6クランプ手段21〜26にクランプされ
た各2つのワーク80がそれぞれ解放される。そして、
一対のフィードバー20がアンクランプ状態のまま元の
リターン位置まで後退し、ワーク送りの一サイクルが完
了する。
【0028】前記したように、この実施の形態では、第
3クランプ手段23と第5クランプ手段25において、
各2つのワーク80の隣接間隔を所要とする間隔にそれ
ぞれ変化させてクランプ・アンクランプ可能にすること
で、第1プレス型装置11、第2プレス型装置12、及
び第5プレス型装置15の各下型11a、12a、15
a及びこれら下型に対する上型が必要以上に大型化する
不具合を解消することができる。しかも、第3クランプ
手段23の第1・第2のクランプ体47、48は、受動
カム50と固定カム52によるカム手段によってその間
隔が過不足無く正確に変化されるため、2つのワーク8
0のプレス加工がバラツキ無く良好に行われる。さら
に、第5クランプ手段25の第1・第2のクランプ体6
7、68においても同様にして、受動カム70と固定カ
ム72によるカム手段によってその間隔が過不足無く正
確に変化される。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
複数のプレス型装置のうちの特定のプレス型装置の下型
及び上型が必要以上に大形化する不具合を防止すること
ができるため、下型及び上型の製作費が高くなったり、
組付・取外し作業が困難となる等の不具合を防止するこ
とができる。また、請求項2に記載の発明によれば、ク
ランプ手段の第1・第2のクランプ体の間隔を、カム手
段によって過不足無く正確に変化させることができ、2
つのワークのプレス加工をバラツキ無く良好に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の第3クランプ手段の第
1・第2のクランプ体の間隔が受動カムと固定カムによ
って変化される状態を順に示す斜視図である。
【図2】同じく第5クランプ手段の第1・第2のクラン
プ体、受動カム及び固定カムの関係を示す斜視図であ
る。
【図3】同じく一対のフィードバーがアンクランプ状態
でリターン位置に配置された状態を示す説明図である。
【図4】同じく一対のフィードバーがクランプ動作し複
数のプレス型装置の各2つのワークが複数のクランプ手
段によってそれぞれクランプされた状態を示す説明図で
ある。
【図5】同じく一対のフィードバーがアドバンス位置ま
で前進し各2つのワークが一工程ずつ前送りされた状態
を示す説明図である。
【図6】同じくアドバンス位置まで前進した一対のフィ
ードバーがアンクランプ動作し複数のクランプ手段から
各2つのワークが解放された状態を示す説明図である。
【図7】従来のトランスファプレスのワーク給送用クラ
ンプ装置を示す説明図である。
【符号の説明】 11 第1プレス型装置 12 第2プレス型装置 13 第3プレス型装置 14 第4プレス型装置 15 第5プレス型装置 21 第1クランプ手段 22 第2クランプ手段 23 第3クランプ手段 24 第4クランプ手段 25 第5クランプ手段 26 第6クランプ手段 47 第1クランプ体 48 第2クランプ体 50 受動カム 52 固定カム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプレス型装置が配列されたトラン
    スファプレスにおいて、前記複数のプレス型装置の両側
    に位置しかつクランプ、アップ、アドバンス、ダウン、
    アンクランプ及びリターンの各動作を繰り返して行う一
    対のフィードバーが配設され、前記複数のプレス型装置
    には隣接する2つのワークに対応する型部を有する上型
    及び下型がそれぞれ配設され、前記一対のフィードバー
    には、これら一対のフィードバーのクランプ動作によっ
    て前記2つのワークを隣接してそれぞれクランプする第
    1・第2のクランプ体を備えたクランプ手段が前記複数
    のプレス型装置に対応する数だけ配設され、前記2つの
    ワークを前記複数のプレス型装置においてそれぞれ同時
    にプレス加工するトランスファプレスのワーク給送用ク
    ランプ装置であって、 前記複数のクランプ手段のうち、少なくとも1つのクラ
    ンプ手段の第1・第2のクランプ体は、前記2つのワー
    クの間隔寸法の変化に対応して移動可能に設けられてい
    ることを特徴とするトランスファプレスのワーク給送用
    クランプ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトランスファプレスの
    ワーク給送用クランプ装置において、複数のクランプ手
    段のうち、少なくとも1つのクランプ手段の第1・第2
    のクランプ体は、一対のフィードバーに取り付けられた
    クランプ取付部材に対し、2つのワークの間隔寸法の変
    化に対応して移動可能に設けられ、 一対のフィードバーがリターン位置にあるときに前記第
    1・第2のクランプ体が、戻しバネの弾発力によって、
    これに対応するプレス型装置の下型の上面にある2つの
    ワークの間隔寸法に対応する間隔寸法を保って配置さ
    れ、 前記一対のフィードバーがアドバンス位置にあるときに
    前記第1・第2のクランプ体が、戻しバネの弾発力に抗
    してカム手段によって移動されることで、前記2つのワ
    ークの間隔寸法を所要とする間隔寸法に変化させてこれ
    に対応するプレス型装置の下型の上面に載置する構成に
    してあることを特徴とするトランスファプレスのワーク
    給送用クランプ装置。
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