JP3290459B2 - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16152Cap comprising a cavity for hosting the device, e.g. U-shaped cap

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置お
よびその製造技術に関し、特に、冗長回路を有する半導
体集積回路装置に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置においては、
回路機能の向上や記憶容量の増大が進められている。
【0003】しかし、回路機能の向上や記憶容量の増大
に伴って、半導体チップの製造歩留りを実用的水準以上
に保つことが困難となってきている。
【0004】回路機能の向上や記憶容量の増大に伴い、
素子や配線等が微細となり、また、半導体チップが大形
となるので、異物等に起因する欠陥発生率が高くなるか
らである。
【0005】この欠陥発生に起因する半導体チップの製
造歩留りの低下を抑制する技術として冗長構成技術があ
る。
【0006】冗長構成技術は、予め半導体チップ内に欠
陥部分と置換できる予備エレメントを設けておき、欠陥
が発生した場合にその欠陥部分と予備エレメントとを置
換することによって、半導体チップを救済する技術であ
る。
【0007】欠陥部分と予備エレメントとの切換えは、
冗長回路の一部を構成するヒューズの切断によって行わ
れている。ヒューズの切断方法には、例えばレーザによ
る方法と、電気的溶断による方法とがある。
【0008】ヒューズは、通常、例えばポリシリコンか
らなる。この場合のヒューズは、製造上の容易性等の観
点から、例えばMOS・FETのゲート電極をパターン
形成する際に同時にパターン形成されている。すなわ
ち、この場合のヒューズは、半導体チップの最下層に形
成されている。
【0009】したがって、この場合のヒューズをレーザ
等によって切断する場合には、ヒューズの上方の絶縁膜
あるいは配線等の所定領域部分を除去してヒューズの一
部を露出させた後、その露出部分にレーザビームを照射
することにより切断が行われている。
【0010】また、冗長回路の一部を構成するヒューズ
としては、例えば特開昭62−119938号公報にも
記載がある。
【0011】この文献のヒューズは、例えばモリブデン
(Mo)、タングステン(W)またはクロム(Cr)等
のような高融点金属からなる。
【0012】この従来技術においては、ヒューズの切断
に際して、ヒューズを被覆する絶縁膜にヒューズの一部
が露出する開口部を穿孔した後、処理雰囲気を酸化性雰
囲気とした状態で、開口部から露出するヒューズにレー
ザビームを照射し、ビーム照射部のヒューズ材料を昇華
させ、ヒューズの切断を行っている。
【0013】すなわち、ヒューズの切断に際して、ヒュ
ーズを酸化し、その融点を下げることにより、比較的低
いビームエネルギーでヒューズの切断を可能とし、レー
ザビームの照射によるヒューズ周囲の素子や配線へのダ
メージが抑制されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術においては、以下の問題があることを本発明者は見
い出した。
【0015】すなわち、まず、上記いずれの従来技術の
場合もヒューズを切断する際に、ヒューズ上方の絶縁膜
あるいは配線等の所定領域部分を除去しなければならな
いので、ヒューズの切断処理が複雑となる問題があっ
た。
【0016】この問題は、ヒューズを半導体チップの比
較的下層に設けた場合において、配線層が多層になる程
問題になる。ヒューズの上方の絶縁膜が厚くなる上、配
線層数が増えるので、それらの除去が困難になるからで
ある。
【0017】また、上記いずれの従来技術の場合もヒュ
ーズを切断する領域の絶縁膜が開口されるので、その開
口部から不純物イオン等が侵入し、半導体集積回路装置
の信頼性が低下する問題があった。
【0018】さらに、上記した半導体チップの最下層に
ヒューズを形成する従来技術の場合は、ヒューズの直上
に配線等を形成することができないので、配線のレイア
ウトルールに制約が生じる問題があった。また、冗長回
路の一部を構成するヒューズとその切断方法についての
従来技術として、特開平1−298739号公報に記載
されたものがある。しかしながら、かかる従来技術にお
いては、アルニミニウム(Al)配線の一部分をヒュー
ズとしたものであり、その上にはパッシベーション膜
(表面保護膜)が形成されており、半導体装置の信頼性
低下を招くことなくヒューズを切断するには、表面保護
膜の上方からエネルギービームを照射してAl配線のヒ
ューズ箇所をその溶融温度以下での温度で高温アニール
した後に半導体基板を低温アニールを行わなければなら
ず、ヒューズの切断処理が複雑となる問題があった。
【0019】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であり、その目的は、冗長回路の一部を構成するヒュー
ズの切断処理を容易にすることのできる技術を提供する
ことにある。
【0020】また、本発明の他の目的は、冗長回路の一
部を構成するヒューズの切断処理による半導体集積回路
装置の信頼性低下を抑制することのできる技術を提供す
ることにある。
【0021】さらに、本発明の他の目的は、半導体集積
回路装置を構成する配線のレイアウトルールを緩和する
ことのできる技術を提供することにある。
【0022】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0023】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0024】すなわち、第1の発明は、半導体チップに
形成された冗長回路の一部を構成するヒューズを遷移金
属によって構成するとともに、前記半導体チップの表面
保護膜上に設けた半導体集積回路装置構造とするもので
ある。
【0025】第2の発明は、前記半導体チップの主面上
において、前記ヒューズの少なくとも切断領域に、前記
ヒューズを保護するためのヒューズ保護膜を形成した半
導体集積回路装置構造とするものである。
【0026】第3の発明は、半導体チップに冗長回路を
有する半導体集積回路装置の製造方法であって、前記半
導体チップの上層の絶縁膜上に電極導体パターンをパタ
ーン形成する際に、前記冗長回路の一部を構成するヒュ
ーズを同時にパターン形成する半導体集積回路装置の製
造方法とするものである。
【0027】第4の発明は、所定の反応ガス雰囲気中に
おいて、前記ヒューズの少なくとも切断領域にエネルギ
ービームを照射して選択的にCVDを行いヒューズ保護
膜を形成する半導体集積回路装置の製造方法とするもの
である。
【0028】第5の発明は、前記半導体チップの主面上
において、前記ヒューズの少なくとも切断領域に、前記
ヒューズを保護するためのヒューズ保護膜を形成した半
導体集積回路装置の製造方法であって、前記ヒューズを
レーザビームまたはフォーカスイオンビームによって切
断した後、そのヒューズの露出領域にエネルギービーム
を照射して選択的にCVDを行いヒューズ保護膜を形成
する半導体集積回路装置の製造方法とするものである。
【0029】第6の発明は、半導体チップを有する半導
体基板の表面保護膜上にCCBバンプ用下地金属または
TAB用下地金属をパターン形成する際、前記CCBバ
ンプ用下地金属またはTAB用下地金属の少なくとも一
部の構成材料を用いて、前記表面保護膜上に半導体チッ
プの冗長回路の一部であるヒューズを同時にパターン形
成する工程と、前記ヒューズの形成された半導体基板上
にヒューズ保護膜を堆積する工程と、前記ヒューズ保護
膜上に、前記CCBバンプ用下地金属またはTABバン
プ用下地金属上のヒューズ保護膜部分のみが露出するフ
ォトレジストパターンを形成する工程と、前記フォトレ
ジストパターンをエッチングマスクとして、前記CCB
バンプ用下地金属またはTABバンプ用下地金属上のヒ
ューズ保護膜部分のみを除去する工程と、前記フォトレ
ジストパターンをデポジションマスクとして、前記半導
体基板上にCCBバンプまたはTABバンプを形成する
ためのバンプ形成用金属を堆積する工程とを有する半導
体集積回路装置の製造方法とするものである。
【0030】
【作用】上記した第1の発明によれば、ヒューズが初め
から露出しているので、従来のようなヒューズを被覆す
る絶縁膜あるいは配線等を除去する処理を行うことな
く、ヒューズを切断することができる。
【0031】また、ヒューズを切断する際に、半導体チ
ップを被覆する絶縁膜に開口部を穿孔しないので、その
開口部から不純物イオン等が侵入する従来技術の問題を
回避することができる。
【0032】さらに、ヒューズは表面保護膜上に設けら
れているので、表面保護膜下方の配線層内の配線がヒュ
ーズの有無によって従来程規制を受けないので、配線の
レイアウトルールを従来よりも緩和することができる。
【0033】上記した第2の発明によれば、不純物イオ
ンや水分等に起因するヒューズの腐食、酸化および剥離
等を抑制することができるので、ヒューズの腐食、酸化
および剥離等に起因するヒューズ抵抗値の変動を抑制す
ることができ、ヒューズ抵抗値の変動に起因する冗長回
路の誤動作を抑制することが可能となる。
【0034】上記した第3の発明によれば、電極導体パ
ターンをパターン形成する際に、ヒューズを同時にパタ
ーン形成するので、ヒューズをパターン形成するための
新たなフォトマスクを必要としない。また、ヒューズを
形成するために製造工程数が増加することもない。すな
わち、フォトマスクおよび製造工程数を増やすことな
く、ヒューズを形成することができる。
【0035】上記した第4の発明によれば、フォトマス
クを増やすくとなく、また、製造工程数の大幅な増加を
招くことなく、ヒューズ保護膜を形成することが可能と
なる。
【0036】上記した第5の発明によれば、切断処理に
よって露出したヒューズの露出部を再びヒューズ保護膜
によって被覆することにより、不純物イオンや水分等が
ヒューズの露出部から侵入するのを抑制することが可能
となる。
【0037】上記した第6の発明によれば、下地金属上
のヒューズ保護膜部分をエッチング除去する時にエッチ
ングマスクとして用いたフォトレジストパターンを、バ
ンプ形成時のデポジションマスクとして用いることによ
り、フォトマスクを増やすことなく、また、製造工程数
の大幅な増加を招くことなく、ヒューズ保護膜を形成す
ることが可能となる。
【0038】
【実施例1】図1は本発明の一実施例である半導体集積
回路装置の冗長回路の一部を構成するヒューズの断面
図、図2は図1のヒューズを有する半導体集積回路装置
の部分断面図、図3はCCBバンプおよび下地金属の拡
大断面図、図4は図1のヒューズを有する半導体チップ
の全体拡大平面図、図5は図1のヒューズの接続状態を
示す回路図、図6は図1のヒューズおよびその下方の半
導体基板の拡大断面図、図7は図1のヒューズの全体拡
大平面図、図8〜図12は図1のヒューズの形成方法例
を説明するための要部斜視図、図13は切断処理中のヒ
ューズを示す半導体基板の要部断面図、図14は切断処
理後のヒューズを示す半導体基板の要部断面図、図15
は図14の切断処理後のヒューズの全体平面図である。
【0039】図2に示す本実施例1の半導体集積回路装
置は、例えばチップキャリア1aである。
【0040】チップキャリア1aを構成するパッケージ
基板2は、例えばムライト等のようなセラミック材料か
らなる。
【0041】パッケージ基板2の上下面には、それぞれ
電極3a,3bが形成されている。
【0042】電極3a,3bは、パッケージ基板2の内
部に形成された、例えばタングステンからなる内部配線
4によって電気的に接続されている。
【0043】パッケージ基板2の下面の電極3bには、
CCB(Controlled Collapse Bonding) バンプ5が接合
されている。CCBバンプ5は、例えば3.5重量%程度
の銀(Ag)を含有するスズ(Sn)/Ag合金(融
点:250〜260℃程度)からなる。
【0044】また、パッケージ基板2の上面の電極3a
には、CCBバンプ5よりも小径のCCBバンプ6が接
合されている。CCBバンプ6は、例えば1〜5重量%
程度のSnを含有する鉛(Pb)/Sn合金(融点:3
20〜330℃程度)からなる。
【0045】CCBバンプ6は、半導体チップ7の主面
側に形成された下地金属(CCBバンプ用下地金属)B
LMに接合されている。すなわち、半導体チップ7は、
CCBバンプ6を介してパッケージ基板2の電極3a上
に実装されている。なお、BLMは、Ball Limitting M
etalization の略である。
【0046】下地金属BLMは、図3に示すように、例
えば三種類の金属層8a〜8cが下層から順に積層され
て構成されている。
【0047】最下層の金属層8aは、例えばCrからな
り、その厚さは、例えば0.05〜0.2μm程度であ
る。また、中間の金属層8bは、例えば銅(Cu)から
なり、その厚さは、例えば0.5〜2.0μm程度であ
る。さらに、最上層の金属層8cは、例えば金(Au)
からなり、その厚さは、例えば0.1〜0.2μm程度であ
る。
【0048】このような金属層8a〜8cによって構成
された下地金属BLMは、表面保護膜9に穿孔されたス
ルーホール10を通じて引出し電極11と電気的に接続
されている。
【0049】表面保護膜9は、例えば二酸化ケイ素(S
iO2)、あるいは窒化ケイ素(Si3 4 )とSiO2
との積層膜からなり、半導体チップ7上に形成された絶
縁膜のうちの最終絶縁膜である。
【0050】引出し電極11は、例えばアルミニウム
(Al)またはAl合金からなり、半導体チップ7(図
2参照)の主面に形成された後述する半導体集積回路と
電気的に接続されている。
【0051】半導体チップ7は、図2に示すように、キ
ャップ12によって気密封止されている。キャップ12
は、例えば窒化アルミニウム(AlN)からなり、封止
用半田13を介してパッケージ基板2の上面に接合され
ている。封止用半田13は、例えば10重量%程度のS
nを含有するPb/Sn合金(融点:290〜300℃
程度)からなる。
【0052】なお、キャップ12とパッケージ基板2と
の接合部におけるパッケージ基板2およびキャップ12
のそれぞれの表面には、封止用半田13の濡れ性を良好
にするために、例えばAu/ニッケル(Ni)/チタン
(Ti)からなる接合用金属層14が形成されている。
【0053】また、半導体チップ7の裏面は、伝熱用半
田15を介してキャップ12の下面と接合されている。
伝熱用半田15は、例えば封止用半田13と同一のPb
/Sn合金からなる。なお、キャップ12の下面にも、
伝熱用半田15の濡れ性を良好にするために、上記した
接合用金属層14が形成されている。
【0054】次に、本実施例1の半導体チップ7の主面
側の全体平面図を図4に示す。半導体チップ7の主面に
は、例えば論理付きSRAM(Static RAM)回路等のよ
うな半導体集積回路が形成されている。半導体集積回路
は、例えばBiC−MOSで形成されている。
【0055】半導体チップ7の主面中央には、例えば論
理付きSRAM回路を構成する所定の論理回路ブロック
(図示せず)が配置されている。
【0056】また、半導体チップ7の主面両側には、例
えば同一のワード・ビット構成のメモリ回路ブロックM
が複数配置されている。
【0057】メモリ回路ブロックMの各々には、例えば
所定数のMOS・FETからなるメモリセル及びメモリ
の周辺回路が複数形成されている。
【0058】そして、各メモリ回路ブロックMには、例
えば予備メモリセル(図示せず)が形成されている。予
備メモリセルは、欠陥メモリセル(図示せず)が発生し
た場合に、その欠陥メモリセルと置換される予備のメモ
リセルである。すなわち、本実施例1の半導体チップ7
には、冗長回路が形成されている。
【0059】欠陥メモリセルと予備メモリセルとの切換
えを行うための後述するヒューズは、例えば各メモリ回
路ブロックM内の領域Fに形成されている。
【0060】領域Fは、例えばメモリの周辺回路形成領
域上で、かつ、CCBバンプ6の間に形成されている。
なお、CCBバンプ6はメモリセル形成領域上に形成し
なくてもよい。
【0061】ヒューズの接続状態を図5に示す。接地ラ
インGNDと電源ラインVEEとの間には、ヒューズ16
および抵抗R1 が直列に接続されている。
【0062】なお、接地ラインGNDには、例えば0V
程度の電圧が供給され、電源ラインVEEには、例えば−
4V程度の負の電圧が供給されている。また、抵抗R1
は、例えば200KΩ程度である。ヒューズ16の抵抗
はヒューズ材料によるが、例えば10Ω程度である。
【0063】ヒューズ16と抵抗R1 の間の端子Tに
は、抵抗R2 とダイオードD3 が接続されている。また
抵抗R1,R2 は、それぞれダイオードD1,D2 を通して
接地ラインGNDに接続されている。
【0064】ヒューズ16および抵抗R1 の端子Tは、
抵抗R2を通して、例えばnチャネルMOS・FET
(以下、nMOSという)17のゲート電極に接続され
ている。
【0065】ダイオードD1 〜D3,抵抗R2 の目的は、
レーザ切断時に発生した電荷が、MOSのゲート部に達
し、ゲート破壊を起こすのを防止するためである。すな
わち、正電荷が発生した場合、その正電荷は、ダイオー
ドD1,D2 により接地ラインGNDへ逃げ、負電荷が発
生した場合、その負電荷は、ダイオードD3 により電源
ラインVEEへ逃げるようになっている。また、逃げきれ
ない電荷は抵抗R2 によりエネルギーを失うので、MO
Sのゲートの破壊は起こらない。
【0066】そして、nMOS17は、図示しない予備
デコーダ回路内の切換え回路部に接続されている。切換
え回路部は、ヒューズ16の切断によって、欠陥メモリ
セルと、予備メモリセルとを置換するための回路部であ
る。
【0067】本実施例1においては、ヒューズ16が図
5に示したように接続されている場合、nMOS17の
ゲート電極には抵抗R1 がヒューズ16の抵抗より充分
に大きいので、ヒューズ16及び抵抗R2 を通して接地
ラインGNDの電圧(例えば0V程度)が供給される。
従って、nMOS17が「ON」状態となり、切換え回
路部が非動作状態となるようになっている。
【0068】一方、図5には図示はしないが、ヒューズ
16が切断された場合は、nMOS17のゲート電極に
抵抗R1 を通して負電源ラインVEEの電圧(例えば−4
V程度)が供給されるので、nMOS17が「OFF」
状態となり、切換え回路部が動作し、欠陥メモリセルと
予備メモリセルとの置換が行われるようになっている。
【0069】ところで、本実施例1においては、後述す
るように、ヒューズ16が、上記した下地金属BLMの
構成材料によって構成されている。すなわち、ヒューズ
16は、耐腐食性に優れている。
【0070】そこで、本実施例1においては、図1に示
すように、ヒューズ16が、表面保護膜9の上面に露出
された状態で形成されている。
【0071】このため、本実施例1においては、レーザ
等によるヒューズ16の切断に際し、例えば表面保護膜
9に開口部を形成する必要がないので、ヒューズ16の
切断処理が容易となる上、その開口部から不純物イオン
等が侵入する現象を防止することが可能となっている。
【0072】ヒューズ16の拡大断面図を図6に示す。
図6に示す半導体基板18は、例えばp形のシリコン
(Si)単結晶からなる。
【0073】半導体基板18には、例えば埋め込み層1
9が形成されている。埋め込み層19には、例えばn形
不純物であるアンチモン(Sb)あるいはヒ素(As)
が導入されている。
【0074】埋め込み層19の上層には、例えばp形S
i単結晶からなるエピタキシャル層20が形成されてい
る。エピタキシャル層20には、引出し拡散層21およ
び抵抗用拡散層22a,22bが形成されている。
【0075】引出し拡散層21には、例えばn形不純物
であるリン(P)またはAsが導入されている。また、
抵抗用拡散層22a,22bには、例えばp形不純物で
あるホウ素(B)が導入されている。
【0076】図5に示した抵抗R1 および抵抗R2 の抵
抗値は、抵抗用拡散層22a,22bの間のエピタキシ
ャル層20の抵抗値によって設定されている。
【0077】また、図5のダイオードD1 〜D3 はエピ
タキシャル層20とn型埋め込み層19によって形成さ
れている。すなわち、この構造では抵抗とダイオードが
一体となっている。
【0078】なお、抵抗やダイオード等のような素子
は、分離溝23およびフィールド絶縁膜24によって電
気的に分離されている。
【0079】半導体基板18上には、例えばSiO2
らなる層間絶縁膜25a〜25eおよび上記表面保護膜
9が下層から順に堆積されている。
【0080】層間絶縁膜25a〜25eのうち、例えば
層間絶縁膜25a〜25cは、その上面が平坦化されて
いる。
【0081】これは、ヒューズ16の下方の表面保護膜
9の上面を平坦にすることによって、下地の段差に起因
するヒューズ16の断線不良を抑制し、ヒューズ16の
信頼性を確保するためでもある。
【0082】層間絶縁膜25a,25bの間には、例え
ばAlまたはAl合金からなる第1層配線26a1 〜2
6a4 が形成されている。
【0083】そのうち、第1層配線26a1 ,26a4
は、層間絶縁膜25aに穿孔されたスルーホール27a
1 ,27a4 を通じて、それぞれ引出し拡散層21,2
1と電気的に接続されている。
【0084】また、第1層配線26a2 ,26a3 は、
層間絶縁膜25aに穿孔されたスルーホール27a2 ,
27a3 を通じて、それぞれ抵抗用拡散層22a,22
bと電気的に接続されている。
【0085】層間絶縁膜25b,25cの間には、例え
ばAlまたはAl合金からなる第2層配線26b1 ,2
6b2 が形成されている。
【0086】そのうち、第2層配線26b1 は、層間絶
縁膜25bに穿孔されたスルーホール27b1 を通じ
て、第1層配線26a1 と電気的に接続されている。
【0087】また、第2層配線26b2 は、層間絶縁膜
25bに穿孔されたスルーホール27b2 を通じて、第
1層配線26a3 と電気的に接続されている。
【0088】層間絶縁膜25c,25dの間には、例え
ばAlまたはAl合金からなる第3層配線26c1 ,2
6c2 が形成されている。
【0089】そのうち、第3層配線26c1 は、層間絶
縁膜25cに穿孔されたスルーホール27c1 を通じ
て、第2層配線26b1 と電気的に接続されている。
【0090】なお、第3層配線26c1 は、例えば図5
に示した接地ラインGNDと電気的に接続されている。
【0091】また、第3層配線26c2 は、層間絶縁膜
25cに穿孔されたスルーホール27c2 を通じて、第
2層配線26b2 と電気的に接続されている。
【0092】層間絶縁膜25d,25eの間には、例え
ばAlまたはAl合金からなる第4層配線26d1 ,2
6d2 が形成されている。
【0093】そのうち、第4層配線26d2 は、層間絶
縁膜25dに穿孔されたスルーホール27d1 を通じ
て、第3層配線26c2 と電気的に接続されている。
【0094】なお、第4層配線26d1 は、例えば図5
に示した接地ラインGNDと電気的に接続されている。
【0095】層間絶縁膜25e上には、例えばAlまた
はAl合金からなる第5層配線26e1 ,26e2 が形
成されている。
【0096】そのうち、第5層配線26e2 は、層間絶
縁膜25eに穿孔されたスルーホール27e1 を通じ
て、第4層配線26d2 と電気的に接続されている。
【0097】なお、第5層配線26e1 は、例えば図5
に示した接地ラインGNDと電気的に接続されている。
【0098】そして、本実施例1においては、第3層配
線26c1 、第4層配線26d1 および第5層配線26
e1 の一部が、ヒューズ16の下方にも延在されてい
る。
【0099】これは、例えば次の二つの理由による。第
1は、ヒューズ16の下方の表面保護膜9の上面を平坦
にすることにより、下地の段差に起因するヒューズ16
の断線不良を抑制し、ヒューズ16の信頼性を確保する
ためである。
【0100】第2は、レーザ等によるヒューズ16の切
断処理に際し、第3層配線26c1、第4層配線26d1
および第5層配線26e1 にレーザ遮蔽体(エネルギ
ービーム遮蔽体)としての機能を持たせることにより、
レーザ等の照射による、ヒューズ16の下方の素子や配
線等へのダメージを抑制するためである。
【0101】また、第3層配線26c1 、第4層配線2
6d1 および第5層配線26e1 と、レーザ遮蔽体とを
一体とした理由は、例えばレーザ遮蔽体を孤立させてお
くと、レーザ照射時に発生した電荷等のようなキャリア
がレーザ遮蔽体に帯電し、それによって素子や配線等に
ダメージを与える可能性があるので、それを防止するた
めである。
【0102】表面保護膜9上には上記したヒューズ16
が形成されている。ところで、ヒューズ16の切断箇所
16aを図3に示した下地金属BLMの三種類の金属層
8a〜8cによって構成すると、レーザ等による切断処
理が困難となる。
【0103】そこで、本実施例1においては、ヒューズ
16の切断箇所16aが、例えば金属層8aのみによっ
て構成されている。すなわち、切断箇所16aは、例え
ばCr層のみによって構成されている。
【0104】金属層8aの両端、すなわち、ヒューズ1
6の両端は、表面保護膜9に穿孔されたスルーホール2
7f1 ,27f2 を通じて、それぞれ第5層配線26e
1 ,26e2 と電気的に接続されている。
【0105】ただし、ヒューズ16の非切断箇所16b
1 ,16b2 は、金属層8a〜8cが図6の下層から順
に積層されて構成されている。
【0106】そして、本実施例1においては、非切断箇
所16b2 が、第5層配線26e1,26e2 間の表面
保護膜9上面に形成された段差部上にかかるように配置
されている。これは、下地の段差部分に三層の8a〜8
cからなる非切断個所16b2を配置することにより、
下地の段差に起因するヒューズ16の断線不良を抑制
し、ヒューズ16の信頼性を確保するためである。
【0107】ヒューズ16の全体拡大平面図を図7に示
す。ヒューズ16は、図7に示すように、必要に応じて
複数配置されている。
【0108】各ヒューズ16の切断箇所16aは、切断
し易いように他の部分よりも細くなっている。本実施例
1において切断箇所16aの幅W1 は、例えば15μm
以下である。
【0109】また、ヒューズ16の非切断箇所16b1
は、各切断箇所16aに共通に接続されているととも
に、その一部が、ヒューズ16群の外周の一部を囲むよ
うに延在されている。すなわち、非切断箇所16b1
は、ガードリングとしての機能を有している。
【0110】非切断箇所16b1 にガードリングとして
の機能を持たせたのは、例えば次の理由による。
【0111】第1は、静電気等により外部からヒューズ
16に高電圧が印加されるのを抑制し、ヒューズ16の
断線不良を抑制するためである。
【0112】第2は、レーザ等によりヒューズ16を切
断した際に発生した電荷等のようなキャリアを逃がし易
くし、他に悪影響を及ぼさないようにするためである。
【0113】第3は、不純物イオン等の侵入を抑制する
ためである。
【0114】また、本実施例1においては、非切断箇所
16b1 と、第5層配線26e1 とを接続するスルーホ
ール27f1 が、非切断箇所16b1 に沿って延在され
ている。
【0115】スルーホール27f1 を延在させた理由
は、ヒューズ16と表面保護膜9との熱膨張係数の違い
等により表面保護膜9にクラック等が発生したとして
も、そのクラックが広がるのをスルーホール27f1 に
よって阻止するためである。
【0116】なお、ヒューズ16のもう一方の非切断箇
所16b2 は、個々分離されて配置されている。
【0117】次に、本実施例1の半導体集積回路装置の
製造方法の例を図1〜図15によって説明する。
【0118】ここでは、ヒューズ16の形成方法を説明
した後、ヒューズ16の切断方法を説明し、さらに半導
体チップ7をパッケージングするまでの工程を説明す
る。
【0119】なお、ヒューズ16の形成工程から切断処
理工程は、半導体チップ7を半導体ウエハ(図示せず)
から分離する前に行う工程である。
【0120】まず、図8に示すように、表面保護膜9に
スルーホール10およびスルーホール27f1 ,27f
2 (図6参照)をフォトリソグラフィ技術により同時に
穿孔した後、例えばスパッタリング法により表面保護膜
9上に金属層8a〜8cを下層から順に堆積する。
【0121】続いて、金属層8c上にフォトレジスト
(以下、単にレジストという)膜を堆積し、これをフォ
トリソグラフィ技術によってパターンニングして、レジ
ストパターン28a,28bを形成する。
【0122】レジストパターン28aは、上記したヒュ
ーズ16(図7参照)をパターン形成するためのパター
ンである。
【0123】レジストパターン28aのうちのパターン
部28a1 は、ヒューズ16の切断箇所16a(図7参
照)を形成するための部分であり、パターン部28a2
は、ヒューズ16の非切断箇所16b2(図7参照)を
形成するための部分である。
【0124】本実施例1においては、レジストパターン
28aの形成に際して、パターン部28a1 の幅W2
を、例えば金属層8b,8cをパターンニングするため
のウエットエッチング工程の際のサイドエッチング量以
下に設定する。
【0125】レジストパターン28bは、上記したCC
Bバンプ6用の下地金属BLM(図3参照)をパターン
形成するためのパターンである。
【0126】次いで、例えばウエットエッチング法によ
り、金属層8b,8cをパターン形成する。この際、ウ
エットエッチングは、等方的に進行するので、図9に示
すように、レジストパターン28a,28bの外周下方
の金属層8b,8cの一部分もエッチング除去される。
【0127】ところで、本実施例1においては、パター
ン部28a1 の幅W2 をこのウエットエッチング工程の
際のサイドエッチング量以下に設定したので、金属層8
b,8cのパターン形成が終了した時に、パターン部2
8a1 の下方には、図10に示すように、金属層8aの
みしか残らない。
【0128】なお、パターン部28a2 の下方には、金
属層8b,8cが残るので、レジストパターン28a
は、そのまま残る。すなわち、パターン部28a1 は、
パターン部28a2 に支持された状態で、そのまま残
る。
【0129】続いて、図11に示すように、例えばレジ
ストパターン28a,28bをエッチングマスクとして
ドライエッチング法により金属層8aをパターンニング
した後、レジストパターン28a,28bを除去して、
図12に示すように、ヒューズ16および下地金属BL
Mを同時に形成する。
【0130】このように本実施例1においては、ヒュー
ズ16と下地金属BLMとを同時にパターン形成するの
で、ヒューズ16を形成するための新たなフォトマスク
を製造する必要がないし、また、ヒューズ16を形成す
るために新たな製造工程を追加することもない。
【0131】その後、下地金属BLM上に上記CCBバ
ンプ6を、例えばリフトオフ法あるいはメタルマスク蒸
着法によって形成する。
【0132】次いで、半導体ウエハ上の各半導体チップ
7に対してプローブ検査を行った後、その検査の結果に
基づいて、図13に示すように、例えば所定のヒューズ
16の切断箇所16aにレーザビーム(エネルギービー
ム)LB1 を照射し、図14および図15に示すよう
に、そのヒューズ16を切断する。
【0133】本実施例1においては、上記したようにヒ
ューズ16の切断箇所16aが、一つの金属層8a(図
6参照)のみによって構成されているので、比較的低い
エネルギーでヒューズ16を切断することが可能であ
る。
【0134】なお、本実施例1においては、レーザビー
ムLB1 によるヒューズ切断処理を酸化性雰囲気中で行
う。これは、ヒューズ16を酸化させ、昇華し易くする
ことで、ヒューズ切断処理を容易にするためである。
【0135】その後、再度プローブ検査を行い、検査に
合格しなかった半導体チップ7にフェイルマークを付け
た後、半導体ウエハから半導体チップ7を分離する。そ
して、分離された半導体チップ7のうちの良品のみを、
図2に示したパッケージ基板2上に実装した後、キャッ
プ12によって気密封止し、チップキャリア1aを製造
する。
【0136】このように本実施例1によれば、以下の効
果を得ることが可能となる。
【0137】(1).ヒューズ16を表面保護膜9上に設け
たことにより、ヒューズ16の切断処理に際して、従来
のようなヒューズを被覆する絶縁膜あるいは配線等を除
去する工程を必要としないので、ヒューズ16の切断処
理を従来よりも容易にすることが可能となる。
【0138】(2).ヒューズ16の切断処理に際して、半
導体チップ7を被覆する表面保護膜9に開口部を穿孔し
ないで済むので、その開口部から不純物イオン等が侵入
する従来技術の問題を回避することが可能となる。
【0139】(3).ヒューズ16の切断箇所16aを金属
層8aのみによって構成したことにより、レーザ等によ
るヒューズ16の切断処理に際して、比較的低いエネル
ギーでヒューズ16を切断することが可能となる。この
ため、レーザ照射等に起因するヒューズ16下方の素子
や配線等へのダメージを抑制することが可能となる。
【0140】(4).ヒューズ16の下方に、第3層配線2
6c1 、第4層配線26d1 および第5層配線26e1
の一部を延在させ、その延在部分にレーザ遮蔽体として
の機能を持たせたことにより、レーザビームLB1 等に
よるヒューズ16の切断処理に起因するヒューズ16下
方の素子や配線等へのダメージを抑制することが可能と
なる。
【0141】(5).第3層配線26c1 、第4層配線26
d1 および第5層配線26e1 とレーザ遮蔽体とを一体
としたことにより、レーザ照射時に発生した電荷等のよ
うなキャリアを第3層配線26c1 、第4層配線26d
1 および第5層配線26e1 を通じて逃がすことができ
るので、そのキャリアに起因する素子や配線等へのダメ
ージを抑制することが可能となる。
【0142】(6).ヒューズ16の下方に第3層配線26
c1 、第4層配線26d1 および第5層配線26e1 の
一部を延在させ、ヒューズ16下方の表面保護膜9の上
面を平坦としたことにより、下地段差に起因するヒュー
ズ16の断線不良を抑制することができ、ヒューズ16
の信頼性を確保することが可能となる。
【0143】(7).ヒューズ16群の外周の一部に、ヒュ
ーズ16の非切断箇所16b1 の一部を延在させ、その
延在部分にガードリングとしての機能を持たせたことに
より、静電気等によるヒューズ16の断線不良を抑制す
ることが可能となる。また、ヒューズ16の切断処理に
際して発生した電荷等のキャリアを非切断箇所16b1
を介して逃がすことが可能となる。さらに、不純物イオ
ン等の侵入を抑制することが可能となる。
【0144】(8).ヒューズ16群の外周一部に沿ってス
ルーホール27f1 を延在させたことにより、ヒューズ
16と表面保護膜9との熱膨張係数の違い等に起因して
表面保護膜9にクラックが発生したとしても、そのクラ
ックの広がりを抑制することが可能となる。
【0145】(9).上記(2) 〜(8) により、ヒューズ16
を有する半導体チップ7の信頼性および歩留りを確保す
ることが可能となる。
【0146】(10). 下地金属BLMをパターン形成する
際に、ヒューズ16を同時にパターン形成することによ
り、ヒューズ16をパターン形成するための新たなフォ
トマスクを製造する必要がない。また、ヒューズ16を
形成するために製造工程を追加することもない。すなわ
ち、フォトマスクおよび製造工程を増加させることな
く、ヒューズ16を形成することが可能となる。
【0147】
【実施例2】図16は本発明の他の実施例である半導体
集積回路装置の断面図、図17はTABバンプおよびT
AB用下地金属の断面図、図18は図16に示した半導
体集積回路装置の冗長回路の一部を構成するヒューズの
断面図、図19は図18のヒューズの拡大断面図、図2
0は図18に示したヒューズの平面図、図21は切断処
理中のヒューズを示す半導体基板の要部断面図、図22
は切断処理後のヒューズを示す半導体基板の要部断面図
である。
【0148】図16に示す本実施例2の半導体集積回路
装置は、例えばQFP(Quad Flat Package)1bであ
る。
【0149】半導体チップ7は、ダイパッド29上に実
装された状態で、例えばエポキシ樹脂等からなるパッケ
ージ本体30によって封止されている。
【0150】そして、半導体チップ7は、TAB(Tape
Automated Bonding)用のバンプ31およびTABリード
32を通じて、リード33と電気的に接続されている。
【0151】なお、TAB用のバンプ31は、例えばA
uからなり、TABリード32は、例えばCuからな
り、リード33は、例えば42アロイからなる。
【0152】TAB用のバンプ31は、図17に示すよ
うに、下地金属(TAB用下地金属)IFを介して引出
し電極11と電気的に接続されている。
【0153】下地金属IFは、例えば三種類の金属層8
a〜8cが下層から順に積層されて構成されている。
【0154】ただし、本実施例2において、金属層8a
は、例えばTiからなる。また、金属層8bは、Niか
らなる。さらに、金属層8cは、例えばAuからなる。
【0155】ところで、本実施例2においても、図18
に示すように、ヒューズ16が、表面保護膜9上に形成
されているとともに、下地金属IFの構成材料によって
構成されている。
【0156】したがって、本実施例2においても、前記
実施例1と同様、ヒューズ16の切断処理に際し、表面
保護膜9に開口部を形成する必要がないので、ヒューズ
16の切断処理が容易となる上、その開口部から不純物
イオン等が侵入する現象を防止することが可能となって
いる。
【0157】ただし、本実施例2においても、ヒューズ
16の切断箇所16aは、図19に示すように、例えば
下地金属IF(図17参照)を構成する金属層8aのみ
によって構成されている。
【0158】したがって、本実施例2においても、前記
実施例1と同様、レーザビーム等によるヒューズ16の
切断処理に際して、比較的低いエネルギーでヒューズ1
6を切断することが可能である。
【0159】また、ヒューズ16の非切断箇所16b1
,16b2 は、下地金属IFを構成する金属層8a〜
8cによって構成されている。
【0160】本実施例2においては、非切断箇所16b
1 ,16b2 が、表面保護膜9の下地段差にかかるよう
に配置されている。そして、切断箇所16aは、表面保
護膜9の比較的平坦な面上に形成されている。これは、
下地段差に起因するヒューズ16の断線不良を抑制し、
ヒューズ16の信頼性を確保するためである。
【0161】また、本実施例2においては、ヒューズ1
6の下方にレーザ遮蔽体が設けられていない。すなわ
ち、ヒューズ16の下方に所定の配線を配置することが
可能となっている。このため、配線のレイアウトルール
を緩和することが可能になっている。
【0162】本実施例2のヒューズ16の全体平面図を
図20に示す。本実施例2においては、ヒューズ16の
非切断箇所16b1 が、例えば個々分離された状態とな
っている。
【0163】このようなヒューズ16は、前記実施例1
と同様、下地金属IFと同時にパターン形成されてい
る。したがって、前記実施例1と同様、フォトマスクお
よび製造工程数を増加させることなく、ヒューズ16を
形成することが可能である。
【0164】そして、ヒューズ16の切断に際しては、
前記実施例1と同様、まず、半導体チップ7に対して行
ったプローブ検査の結果に基づいて、図21に示すよう
に、所定のヒューズ16の切断箇所16aにレーザビー
ムLB1 を照射し、図22に示すように、そのヒューズ
16を切断する。
【0165】このように本実施例2によれば、前記実施
例1で得られた(1)〜(3) および(10)の効果の他に、次
の効果を得ることが可能となる。
【0166】すなわち、ヒューズ16の下方にレーザ遮
蔽体を設けないことにより、ヒューズ16の下方にも所
定の配線を配置できるので、従来よりも配線のレイアウ
トルールを緩和することが可能となる。
【0167】
【実施例3】図23は本発明の他の実施例である半導体
集積回路装置の冗長回路の一部を構成するヒューズの全
体拡大平面図、図24は図23に示したヒューズの断面
図である。
【0168】本実施例3においては、図23および図2
4に示すように、ヒューズ16群の外周に、ヒーズ16
と別体に形成されたガードリング34が、ヒューズ16
群を完全に取り囲むように配置されている。これによ
り、ガードリングの効果を前記実施例1の場合よりも向
上させることが可能となる。
【0169】ガードリング34は、図24に示すよう
に、ヒューズ16を構成する金属層8a〜8cが下層か
ら順に積層されて構成されている。
【0170】したがって、本実施例3においては、ガー
ドリング34も、ヒューズ16や前記下地金属BLM
(または下地金属IF)と同時にパターン形成されてい
る。
【0171】ただし、ヒューズ16の切断箇所16a
は、前記実施例1,2と同様、金属層8aのみによって
構成されている。
【0172】また、ガードリング34は、図23および
図24に示すように、表面保護膜9に穿孔されたスルー
ホール27f3 を通じて、平面環状の第5層配線26e
3 と電気的に接続されている。
【0173】スルーホール27f3 は、ガードリング3
4に沿って、ヒューズ16群を完全に取り囲むように延
在されている。これにより、ヒューズ16と表面保護膜
9との熱膨張係数の違い等に起因して表面保護膜9にク
ラックが発生したとしても、そのクラックが広がるのを
阻止することが可能となる。
【0174】また、ヒューズ16の下方には、レーザ遮
蔽体35が、第5層配線26e1 と別体に設けられてい
る。これにより、前記実施例1と同様、レーザ等による
ヒューズ16の切断処理に起因するヒューズ16下方の
素子や配線等へのダメージを抑制することが可能とな
る。
【0175】また、レーザ遮蔽体35により、ヒューズ
16の切断箇所16a下方の表面保護膜9の上面が平坦
にされている。これにより、前記実施例1と同様、ヒュ
ーズ16の信頼性を確保することが可能となる。
【0176】このように本実施例3によれば、前記実施
例1で得られた(1)〜(3) および(10)の効果の他に、次
の効果を得ることが可能となる。
【0177】(1).ヒューズ16の下方に、レーザ遮蔽体
35を設けたことにより、レーザ等によるヒューズ16
の切断処理に起因するヒューズ16下方の素子や配線等
へのダメージを抑制することが可能となる。
【0178】(2).ヒューズ16の下方に、レーザ遮蔽体
35を設け、ヒューズ16下方の表面保護膜9の上面を
平坦にしたことにより、下地段差に起因するヒューズ1
6の断線不良を抑制することができ、ヒューズ16の信
頼性を確保することが可能となる。
【0179】(3).ヒューズ16群を完全に取り囲むよう
に、ガードリング34を配置したことにより、ガードリ
ングの効果を前記実施例1の場合よりも向上させること
が可能となる。
【0180】(4).ヒューズ16群を完全に取り囲むよう
にスルーホール27f3 を延在させたことにより、ヒュ
ーズ16と表面保護膜9との熱膨張係数の違い等に起因
して表面保護膜9にクラックが発生したとしても、その
クラックの広がりを阻止することが可能となる。
【0181】
【実施例4】図25は本発明の他の実施例である半導体
集積回路装置の冗長回路の一部を構成するヒューズの全
体拡大平面図、図26は図25に示したヒューズの要部
断面図である。
【0182】本実施例4においては、図25および図2
6に示すように、ヒューズ16の非切断箇所16b1
が、ヒューズ16群を完全に取り囲むように延在され、
ガードリングを兼ねている。
【0183】本実施例4においては、非切断箇所16b
1 がガードリングを兼ねるので、ヒューズ16の配置領
域の面積を前記実施例3より縮小することが可能となっ
ている。その上、本実施例4の場合、大幅な面積増大を
招くことなく、前記実施例3の場合よりもヒューズ16
の数を増やすことが可能となっている。
【0184】また、非切断箇所16b1 は、図25およ
び図26に示すように、表面保護膜9に穿孔されたスル
ーホール27f4 を通じて、平面環状の第5層配線26
e4と電気的に接続されている。
【0185】スルーホール27f4 は、非切断箇所16
b1 に沿って、ヒューズ16群を完全に取り囲むように
延在されている。これにより、前記実施例3と同様、ヒ
ューズ16と表面保護膜9との熱膨張係数の違い等に起
因して表面保護膜9にクラックが発生したとしても、そ
のクラックが広がるのを阻止することが可能となってい
る。
【0186】第5層配線26e4 は、前記実施例1と同
様、その一部がヒューズ16の下方に延在され、レーザ
遮蔽体の機能を有している。
【0187】これにより、前記実施例1と同様、レーザ
ビーム等によるヒューズ16の切断処理に起因するヒュ
ーズ16下方の素子や配線等へのダメージを抑制するこ
とが可能となっている。
【0188】また、前記実施例1と同様、第5層配線2
6e4 の延在された部分によって、ヒューズ16の切断
箇所16a下方の表面保護膜9の上面が平坦にされてい
るので、ヒューズ16の断線不良等が抑制され、ヒュー
ズ16の信頼性を確保することが可能となっている。
【0189】このように本実施例4によれば、前記実施
例1で得られた(1)〜(6),(9) および(10)の効果の他
に、次の効果を得ることが可能となる。
【0190】(1).ヒューズ16群を完全に取り囲むよう
に非切断箇所16b1 を配置したことにより、ガードリ
ングの効果を前記実施例1の場合よりも向上させること
が可能となる。
【0191】(2).ヒューズ16群を完全に取り囲むよう
にスルーホール27f4 を延在させたことにより、ヒュ
ーズ16と表面保護膜9との熱膨張係数の違い等に起因
して表面保護膜9にクラックが発生したとしても、その
クラックの広がりを阻止することが可能となる。
【0192】(3).非切断箇所16b1 がガードリングを
兼ねるので、ヒューズ16の領域の面積を前記実施例3
よりも縮小することが可能となる。その上、大幅な面積
増大を招くことなく、前記実施例3の場合よりもヒュー
ズ16の数を増やすことが可能となる。
【0193】
【実施例5】図27は本発明の一実施例である半導体集
積回路装置の要部断面図、図28〜図31は図27の半
導体集積回路装置の製造方法例の説明図、図32〜図3
4は図27の半導体集積回路装置のヒューズの切断方法
例の説明図である。
【0194】本実施例5においては、図27に示すよう
に、ヒューズ16が、表面保護膜9上に堆積されたヒュ
ーズ保護膜36によって被覆され保護されている。これ
により、本実施例5においては、不純物イオンや水分等
に起因するヒューズ16の腐食、酸化および剥離等を抑
制することが可能になっている。
【0195】ヒューズ保護膜36は、例えばSiO2
らなり、下地金属BLMの上面を除く、半導体チップ7
の主面上のほぼ全面に堆積されている。ヒューズ保護膜
36の厚さは、例えばヒューズ保護膜36の材料やヒュ
ーズ保護膜36の形成後の熱処理条件等によって変わる
ので一概に言えないが、例えば50nm〜500nm程
度の範囲に設定されている。
【0196】これは、ヒューズ保護膜36が薄すぎる
と、不純物イオンや水分等が浸透してしまうおそれがあ
り、厚すぎると、ヒューズ16の切断時にヒューズ保護
膜36にクラックが入り、切断対象のヒューズ16に隣
接する他のヒューズ16に悪影響を及ぼす可能性がある
ことを考慮したためである。
【0197】次に、本実施例5の半導体集積回路装置の
製造方法例を図28〜図31によって説明する。
【0198】まず、図28に示すように、ヒューズ保護
膜36をヒューズ16および下地金属BLMを被覆する
ようにCVD法等によって表面保護膜9上に堆積した
後、ヒューズ保護膜36上にレジスト膜28を塗布す
る。なお、この段階は、半導体チップ7を半導体ウエハ
(図示せず)から切り出す前の段階である。
【0199】続いて、レジスト膜28をフォトリソグラ
フィ技術によってパターニングし、図29に示すよう
に、表面保護膜9上に下地金属BLMの上面上のヒュー
ズ保護膜36部分のみが露出するようなレジストパター
ン28cを形成する。
【0200】その後、レジストパターン28cをエッチ
ングマスクとして、下地金属BLMの上面上のヒューズ
保護膜36部分をエッチング除去する。これにより、図
30に示すように、下地金属BLMの上面が露出する。
【0201】最後に、レジストパターン28cを図31
に示すように除去した後、下地金属BLM上に、図27
に示したCCBバンプ6を形成する。
【0202】次に、本実施例5の半導体集積回路装置の
ヒューズ16の切断方法例を図32〜図34によって説
明する。
【0203】まず、真空処理室中において、図32に示
すように、ヒューズ保護膜36の所定部分に、例えば集
束イオンビームFIBを照射して、そのヒューズ保護膜
36部分を除去する。そして、これにより、ヒューズ1
6の一部を露出させる。なお、この処理は、半導体チッ
プ7を半導体ウエハ(図示せず)から切り出す前でも切
り出した後でも良い。
【0204】続いて、真空を破らずに連続して、図33
に示すように、ヒューズ16の切断箇所16aに集束イ
オンビームFIBを照射してヒューズ16を切断する。
【0205】このヒューズ16は、集束イオンビームF
IBによって切断することに限定されるものではなく種
々変更可能であり、例えばレーザビームによって切断し
ても良い。レーザビームにより切断する場合、ビームは
ヒューズ保護膜を透過し、ヒューズにより吸収され、ヒ
ューズは熱により気化され切断される。
【0206】ただし、集束イオンビームFIBを用いた
場合、レーザビームを用いた場合と比較して、次の第1
〜第3の効果が得られる。
【0207】第1に、レーザビームの場合は、ヒューズ
16を気化膨張させる時の衝撃によってヒューズ保護膜
36を破壊するので、その衝撃によってヒューズ保護膜
36にクラック等が発生し易いが、集束イオンビームF
IBの場合は、ヒューズ保護膜36をイオンによってエ
ッチング除去するので、ヒューズ保護膜36にクラック
等が発生し難い。
【0208】第2に、レーザビームの場合は、ビームが
透明膜を透過してヒューズ16の下方の素子や配線等に
もダメージを与えてしまうおそれがあるが、集束イオン
ビームFIBの場合はそのような心配がない。
【0209】第3に、レーザビームの場合は、ヒューズ
16の気化膨張時の衝撃によってヒューズ保護膜36を
破壊するので、ヒューズ保護膜36の破片が異物等とな
るおそれがあるが、集束イオンビームFIBの場合はそ
のような心配がない。
【0210】このようにしてヒューズ16を切断した
後、本実施例5においては、所定の反応ガス雰囲気中に
おいて、図34に示すように、ヒューズ切断処理により
露出したヒューズ16の露出部に、例えばレーザビーム
(エネルギービーム)LB2 を照射して選択的にCVD
を行い、その露出部を被覆するヒューズ保護膜36aを
形成する。ヒューズ保護膜36aも、例えばSiO2
らなる。これにより、不純物イオンや水分等がヒューズ
16の露出部から侵入するのを抑制することが可能とな
る。なお、ヒューズ保護膜36aの形成に際しては反応
ガスをガスノズル等により膜の形成領域のみに供給する
ようにしてもよい。
【0211】ただし、ヒューズ保護膜36aを形成する
際のエネルギービームは、レーザビームLB2 に限定さ
れるものではなく種々変更可能であり、例えば集束イオ
ンビームや電子ビームを用いても良い。また、ヒューズ
保護膜36aを、例えば通常のフォトリソグラフィ技術
によってパターン形成しても良い。
【0212】このように本実施例5においては、以下の
効果を得ることが可能となる。
【0213】(1).半導体チップ7の表面保護膜9上に形
成されたヒューズ16をヒューズ保護膜36によって被
覆したことにより、不純物イオンや水分等に起因するヒ
ューズ16の腐食、酸化および剥離等を抑制することが
できるので、ヒューズ16の腐食、酸化および剥離等に
起因するヒューズ抵抗値の変動を抑制することができ、
ヒューズ抵抗値の変動に起因する冗長回路の誤動作を抑
制することが可能となる。
【0214】(2).ヒューズ16を集束イオンビームFI
Bによって切断することにより、ヒューズ切断処理時に
ヒューズ保護膜36にクラック等が発生するのを抑制す
ることが可能となる。また、ヒューズ切断処理時にヒュ
ーズ16の下方の素子や配線等に与えるダメージを低減
することが可能となる。さらに、ヒューズ切断処理時に
発生する異物等を低減することが可能となる。
【0215】(3).ヒューズ切断処理により露出したヒュ
ーズ16の露出部を再びヒューズ保護膜36aによって
被覆することにより、不純物イオンや水分等がヒューズ
16の露出部から侵入するのを抑制することができるの
で、ヒューズ16の腐食、酸化および剥離等を抑制する
ことが可能となる。
【0216】(4).上記(1) 〜(3) により、半導体集積回
路装置の歩留りおよび信頼性を向上させることが可能と
なる。
【0217】
【実施例6】図35および図36は本発明の他の実施例
である半導体集積回路装置の製造方法例の説明図であ
る。
【0218】本実施例6においては、半導体集積回路装
置の構造は、図27に示した前記実施例5と同様である
が、その製造方法が異なる。以下、本実施例6の半導体
集積回路装置の製造方法例を図35および図36によっ
て説明する。
【0219】まず、前記実施例5と同様にして、図35
に示すように、ヒューズ保護膜36上に下地金属BLM
の上面上のヒューズ保護膜36部分のみが露出するレジ
ストパターン28cを形成した後、そのレジストパター
ン28cをエッチングマスクとして下地金属BLM上の
ヒューズ保護膜36部分をエッチング除去する。なお、
この段階は、前記実施例5と同様、半導体チップ7(図
27参照)を半導体ウエハ(図示せず)から切り出す前
の段階である。
【0220】続いて、本実施例6においては、図36に
示すように、レジストパターン28cを残したまま半導
体ウエハ上に、例えばCCBバンプ6(図27参照)を
形成するためのPb/Sn合金等からなる半田(バンプ
形成用金属)37を蒸着法等によって堆積する。
【0221】すなわち、本実施例6においては、ヒュー
ズ保護膜36を形成する時にエッチングマスクとして用
いたレジストパターン28cを、そのままCCBバンプ
形成用のデポジションマスクとして用いている。したが
って、新たなフォトマスクを製造する必要がない。
【0222】次いで、レジストパターン28cを除去す
ることにより、レジストパターン28c上の半田37を
除去して、下地金属BLM上にのみ半田37を残す。そ
して、その後、熱処理を行い下地金属BLM上の半田3
7を加熱溶融して、表面張力により半球状のCCBバン
プ6(図27参照)を形成する。
【0223】このように本実施例6においては、前記実
施例5で得られた効果の他に以下の効果を得ることが可
能となる。
【0224】すなわち、ヒューズ保護膜36の形成時に
エッチングマスクとして用いたレジストパターン28c
を、CCBバンプ形成用の半田37のデポジションマス
クとして用いることにより、フォトマスクを増やすこと
なく、また、製造工程数の大幅な増加を招くことなく、
ヒューズ保護膜36を有する半導体集積回路装置を製造
することが可能となる。したがって、半導体集積回路装
置の製造コストや製造時間の大幅な増加を招くことな
く、信頼性の高い半導体集積回路装置を製造することが
可能となる。
【0225】
【実施例7】図37は本発明の他の実施例である半導体
集積回路装置の要部断面図、図38は図37の半導体集
積回路装置の要部平面図、図39は図37の半導体集積
回路装置の製造方法例の説明図である。
【0226】本実施例7においては、図37、図38に
示すように、ヒューズ保護膜36が、ヒューズ16の切
断領域のみに形成されている。
【0227】ヒューズ16の切断領域は、ヒューズ16
の非切断箇所16b1 ,16b2 の金属層8c,8c間
の領域であって、非切断箇所16b1 ,16b1 間の金
属層16aの表面を被覆する程度の領域である。
【0228】ただし、ヒューズ保護膜36は、ヒューズ
16の非切断箇所16b1 ,16b2 に若干かかるよう
に形成されている。
【0229】これは、ヒューズ16の非切断箇所16b
1 ,16b2 は、その最上層のAu等からなる金属層8
cによりヒューズ保護機能を有しているので、その非切
断箇所16b1 ,16b2 の金属層8c,8cにヒュー
ズ保護膜36が若干かかる程度にすれば、目的とするヒ
ューズ16の保護を良好にできるからである。
【0230】そして、本実施例7においては、図38に
示すように、ヒューズ保護膜36が、個々のヒューズ1
6毎に互いに分離された状態で配置されている。
【0231】これにより、例えば所定のヒューズ16の
切断時にそのヒューズ16を被覆するヒューズ保護膜3
6にクラックが発生したとしても、そのクラックが隣接
する他のヒューズ16を被覆するヒューズ保護膜36に
広がる心配がない。
【0232】このようなヒューズ保護膜36を形成する
には、例えば所定の反応ガス雰囲気中において、図39
に示すように、ヒューズ16の切断領域のみにレーザビ
ームLB2 等を照射して選択的にCVDを行い形成すれ
ば良い。なお、本実施例7のヒューズ保護膜36の形成
に際しても、前記実施例5と同様、反応ガスを膜の形成
領域のみに供給するようにしてもよい。
【0233】ただし、このヒューズ保護膜36を形成す
る際のエネルギービームは、レーザビームLB2 に限定
されるものではなく種々変更可能であり、例えば集束イ
オンビームや電子ビームを用いても良い。また、ヒュー
ズ保護膜36を、例えば通常のフォトリソグラフィ技術
によってパターン形成しても良い。
【0234】このように本実施例7においては、前記実
施例5で得られた効果の他に、以下の効果を得ることが
可能となる。
【0235】(1).ヒューズ保護膜36を個々のヒューズ
16毎に互いに分離した状態で配置したことにより、例
えばヒューズ16の切断時にそのヒューズ16を被覆す
るヒューズ保護膜36にクラックが発生したとしても、
そのクラックが他のヒューズ16を被覆するヒューズ保
護膜36に広がる心配がないので、そのクラックに起因
する他のヒューズ16の信頼性の低下を防止することが
可能となる。したがって、半導体集積回路装置の歩留り
および信頼性を向上させることが可能となる。
【0236】(2).ヒューズ保護膜36をレーザCVD法
によって選択的に形成することにより、フォトマスクを
増やすことなく、また、製造工程数の大幅な増加を招く
ことなく、ヒューズ保護膜36を形成することが可能と
なる。したがって、半導体集積回路装置の製造コストや
製造時間の大幅な増加を招くことなく、信頼性の高い半
導体集積回路装置を製造することが可能となる。
【0237】
【実施例8】図40は本発明の他の実施例である半導体
集積回路装置の要部断面図、図41および図42は図4
0の半導体集積回路装置の製造方法例の説明図である。
【0238】本実施例8においては、図40に示すよう
に、チップキャリヤ1aのパッケージ基板2とキャップ
12とからなるパッケージ内において、例えばパッケー
ジ基板2と半導体チップ7との対向面間にヒューズ保護
膜36bが充填されている。
【0239】このヒューズ保護膜36bは、例えばポリ
パラキシレンまたはポリイミド等からなる。これによ
り、前記実施例5と同様、不純物イオンや水分等に起因
するヒューズ16の腐食、酸化および剥離等を抑制する
ことが可能になっている。
【0240】ただし、ヒューズ保護膜36bは、必ずし
もパッケージ内またはパッケージ基板2と半導体チップ
7との対向面間に充填されている必要はなく、少なくと
もヒューズ16を被覆する程度にパッケージ内に注入さ
れていれば良い。
【0241】このようなチップキャリヤ1aを製造する
には、例えば次のようにする。まず、図41に示すよう
に、半導体チップ7をCCBバンプ6を介してパッケー
ジ基板2上に実装する。
【0242】続いて、図42に示すように、半導体チッ
プ7とパッケージ基板2との対向面間に、例えばポリパ
ラキシレンまたはポリイミドからなるヒューズ保護膜3
6bを充填する。
【0243】その後、パッケージ基板2の接合用金属層
14と、キャップ12(図40参照)の脚部の接合用金
属層14とを半田接合すると同時に、半導体チップ7の
裏面とキャップ12の内壁面の接合用金属層14とを半
田接合して、図1に示したチップキャリヤ1aを製造す
る。
【0244】このように本実施例8においては、例えば
パッケージ基板2と半導体チップ7との対向面間にヒュ
ーズ保護膜36bを充填したことにより、不純物イオン
や水分等に起因するヒューズ16の腐食、酸化および剥
離等を抑制することができるので、ヒューズ16の腐
食、酸化および剥離等に起因するヒューズ抵抗値の変動
を抑制することができ、ヒューズ抵抗値の変動に起因す
る冗長回路の誤動作を抑制することが可能となる。した
がって、半導体集積回路装置の歩留りおよび信頼性を向
上させることが可能となる。
【0245】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
1〜8に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0246】例えば前記実施例1においては、CCBバ
ンプ用の下地金属をCr/Cu/Auによって構成した
場合について説明したが、下地金属は、下地との接着性
を目的とした金属層と、金属層を構成する原子等の拡散
防止を目的とした金属層と、表面酸化等の防止を目的と
した金属層とを積層した構造を有すれば良く、例えばT
i/Ni/Auの積層膜またはTi/プラチナ(Pt)
/Auの積層膜によって構成しても良い。
【0247】また、前記実施例1においては、レーザ遮
蔽体と、ヒューズの下方の配線とを一体とした場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、例え
ば図43および図44に示すように、レーザ遮蔽体35
と、第5層配線26e1 とを別体としても良い。
【0248】また、前記実施例1においては、ヒューズ
の非切断箇所の一部をヒューズ群の一部を取り囲むよう
に延在させた場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、例えば図45および図46に示すよう
に、一方の非切断箇所16b1 を共通接続し、スルーホ
ール27f1 を延在させるだけでも良い。
【0249】また、図47および図48に示すように、
ヒューズ16の非切断箇所16b1をヒューズ16群の
外周に沿って延在させ、ヒューズ16群を完全に取り囲
むようにしても良い。この場合、前記実施例1の場合よ
りも、ガードリングの効果を向上させることが可能とな
る。
【0250】また、前記実施例1においては、第3〜5
層配線の一部をレーザ遮蔽体として用いているが、第
4,5層配線の一部のみ、または第5層配線の一部をレ
ーザ遮蔽体として用いてもよい。この場合、レーザ遮蔽
体より下の配線層は配線チャネルとして自由に使うこと
ができる。
【0251】また、例えば前記実施例2においては、T
ABバンプ用の下地金属をNi/Auによって構成した
場合について説明したが、下地金属は、下地との接着性
を目的とした金属層と、金属層を構成する原子の拡散防
止を目的とした金属層と、表面酸化等の防止を目的とし
た金属層とを積層した構造を有すれば良く、例えばCr
/Cu/Auの積層膜またはTi/Pt/Auの積層膜
によって構成しても良い。
【0252】また、前記実施例2においては、レーザ遮
蔽体を設けない場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、例えば図49および図50に示すよ
うにヒューズ16の切断箇所16aの下方にレーザ遮蔽
体34を設けても良い。
【0253】また、前記実施例1,2においては、レー
ザビームによってヒューズを切断した場合について説明
したが、これに限定されるものではなく種々変更可能で
あり、例えばイオンビーム等のような他のエネルギービ
ームを用いてヒューズを切断することも可能である。
【0254】また、前記実施例1〜4においては、上層
の絶縁膜を表面保護膜としたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば配線層のうち最上の配線層を形成する
層間絶縁膜としても良い。
【0255】また、前記実施例5〜7においては、ヒュ
ーズ保護膜をSiO2 とした場合について説明したが、
これに限定されるものではなく種々変更可能であり、例
えばSi3 4 、PSG(Phospho Silicate Glass)膜
またはこれらの積層膜でも良い。
【0256】図51に積層構造のヒューズ保護膜36c
の例を示す。ヒューズ保護膜36cの最下の絶縁膜36
1 は、例えばSiO2 からなり、ヒューズ16の応力
によるヒューズ保護膜36cのクラックの発生を抑制す
る機能を有している。中間の絶縁膜36c2 は、例えば
Si3 4 からなり、不純物イオンや水分等の侵入を抑
制する機能を有している。最上の絶縁膜36c3 は、例
えばSiO2 からなる。
【0257】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である論理付
きSRAMに適用した場合について説明したが、これに
限定されず種々適用可能であり、例えばDRAM(Dynam
icRAM)、SRAMのようなメモリまたは論理付きDR
AM等のような他の半導体集積回路装置に適用すること
も可能である。
【0258】また、BiC−MOSの半導体集積回路装
置に限らず、CMOS、或いはBiPで形成された半導
体集積回路装置に適用することが可能であることは勿論
である。
【0259】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0260】(1). 上記した第1の発明によれば、ヒュ
ーズが初めから露出しているので従来のようなヒューズ
を被覆する絶縁膜あるいは配線等を除去する処理を行う
ことなく、ヒューズを切断することができる。このた
め、ヒューズの切断処理を従来よりも容易にすることが
可能となる。
【0261】また、ヒューズを切断する際に、半導体チ
ップを被覆する絶縁膜に開口部を穿孔しないので、その
開口部から不純物イオン等が侵入する従来技術の問題を
回避することが可能となる。
【0262】さらに、ヒューズは表面保護膜上に設けら
れているので、表面保護膜下方の配線層内の配線がヒュ
ーズの有無によって従来程規制を受けないので、配線の
レイアウトルールを従来よりも緩和することが可能とな
る。
【0263】(2).第2の発明によれば、不純物イオンや
水分等に起因するヒューズの腐食、酸化および剥離等を
抑制することができるので、ヒューズの腐食、酸化およ
び剥離等に起因するヒューズ抵抗値の変動およびヒュー
ズ抵抗値の変動に起因する冗長回路の誤動作を抑制する
ことが可能となる。したがって、半導体集積回路装置の
歩留りおよび信頼性を向上させることが可能となる。
【0264】(3).上記した第3の発明によれば、電極導
体パターンをパターン形成する際に、ヒューズを同時に
パターン形成するので、ヒューズをパターン形成するた
めの新たなフォトマスクを製造する必要がない。また、
ヒューズを形成するために製造工程を追加することもな
い。すなわち、フォトマスクおよび製造工程数を増加さ
せることなく、ヒューズを形成することが可能となる。
【0265】(4).第4の発明によれば、フォトマスクを
増やすくとなく、また、製造工程数の大幅な増加を招く
ことなく、ヒューズ保護膜を形成することが可能とな
る。したがって、製造コストや製造時間の大幅な増加を
招くことなく、信頼性の高い半導体集積回路装置を製造
することが可能となる。
【0266】(5).第5の発明によれば、切断処理によっ
て露出したヒューズの露出部を再びヒューズ保護膜によ
って被覆することにより、ヒューズの露出部からの不純
物イオンや水分等の侵入を抑制することができるので、
ヒューズの腐食、酸化および剥離等を抑制することがで
き、半導体集積回路装置の歩留りおよび信頼性を向上さ
せることが可能となる。
【0267】(6).第6の発明によれば、下地金属上のヒ
ューズ保護膜部分をエッチング除去する時にエッチング
マスクとして用いたフォトレジストパターンを、バンプ
形成時のデポジションマスクとして用いることにより、
フォトマスクを増やすことなく、また、製造工程数の大
幅な増加を招くことなく、ヒューズ保護膜を形成するこ
とが可能となる。したがって、製造コストや製造時間の
大幅な増加を招くことなく、信頼性の高い半導体集積回
路装置を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
冗長回路の一部を構成するヒューズの断面図である。
【図2】図1のヒューズを有する半導体集積回路装置の
部分断面図である。
【図3】CCBバンプおよび下地金属の拡大断面図であ
る。
【図4】図1のヒューズを有する半導体チップの全体拡
大平面図である。
【図5】図1のヒューズの接続状態を示す回路図であ
る。
【図6】図1のヒューズおよびその下方の半導体基板の
拡大断面図である。
【図7】図1のヒューズの全体拡大平面図である。
【図8】図1のヒューズの形成方法例を説明するための
要部斜視図である。
【図9】図1のヒューズの形成方法例を説明するための
要部斜視図である。
【図10】図1のヒューズの形成方法例を説明するため
の要部斜視図である。
【図11】図1のヒューズの形成方法例を説明するため
の要部斜視図である。
【図12】図1のヒューズの形成方法例を説明するため
の要部斜視図である。
【図13】切断処理中のヒューズを示す半導体基板の要
部断面図である。
【図14】切断処理後のヒューズを示す半導体基板の要
部断面図である。
【図15】図14の切断処理後のヒューズの全体平面図
である。
【図16】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の断面図である。
【図17】TABバンプおよびTAB用下地金属の断面
図である。
【図18】図16に示した半導体集積回路装置の冗長回
路の一部を構成するヒューズの断面図である。
【図19】図18のヒューズの拡大断面図である。
【図20】図18に示したヒューズの平面図である。
【図21】切断処理中のヒューズを示す半導体基板の要
部断面図である。
【図22】切断処理後のヒューズを示す半導体基板の要
部断面図である。
【図23】図23は本発明の他の実施例である半導体集
積回路装置の冗長回路の一部を構成するヒューズの全体
拡大平面図である。
【図24】図23に示したヒューズの断面図である。
【図25】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の冗長回路の一部を構成するヒューズの全体拡大平面
図である。
【図26】図25に示したヒューズの要部断面図であ
る。
【図27】本発明の一実施例である半導体集積回路装置
の要部断面図である。
【図28】図27の半導体集積回路装置の製造方法例の
説明図である。
【図29】図27の半導体集積回路装置の製造方法例の
説明図である。
【図30】図27の半導体集積回路装置の製造方法例の
説明図である。
【図31】図27の半導体集積回路装置の製造方法例の
説明図である。
【図32】図27の半導体集積回路装置のヒューズの切
断方法例の説明図である。
【図33】図27の半導体集積回路装置のヒューズの切
断方法例の説明図である。
【図34】図27の半導体集積回路装置のヒューズの切
断方法例の説明図である。
【図35】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の製造方法例の説明図である。
【図36】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の製造方法例の説明図である。
【図37】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の要部断面図である。
【図38】図37の半導体集積回路装置の要部平面図で
ある。
【図39】図37の半導体集積回路装置の製造方法例の
説明図である。
【図40】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の要部断面図である。
【図41】図40の半導体集積回路装置の製造方法例の
説明図である。
【図42】図40の半導体集積回路装置の製造方法例の
説明図である。
【図43】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の冗長回路の一部を構成するヒューズの全体拡大平面
図である。
【図44】図43に示したヒューズの要部断面図であ
る。
【図45】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の冗長回路の一部を構成するヒューズの全体拡大平面
図である。
【図46】図45に示したヒューズの要部断面図であ
る。
【図47】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の冗長回路の一部を構成するヒューズの全体拡大平面
図である。
【図48】図47に示したヒューズの要部断面図であ
る。
【図49】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の冗長回路の一部を構成するヒューズの全体拡大平面
図である。
【図50】図49に示したヒューズの要部断面図であ
る。
【図51】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の要部断面図である。
【符号の説明】
1a チップキャリア(半導体集積回路装置) 1b QFP(半導体集積回路装置) 2 パッケージ基板 3a 電極 3b 電極 4 内部配線 5 CCBバンプ 6 CCBバンプ 7 半導体チップ 8a 金属層 8b 金属層 8c 金属層 9 表面保護膜 10 スルーホール 11 引出し電極 12 キャップ 13 封止用半田 14 接合用金属層 15 伝熱用半田 16 ヒューズ 16a 切断箇所 16b1 非切断箇所 16b2 非切断箇所 17 nMOS 18 半導体基板 19 埋め込み層 20 エピタキシャル層 21 引出し拡散層 22a 抵抗用拡散層 22b 抵抗用拡散層 23 分離溝 24 フィールド絶縁膜 25a 層間絶縁膜 25b 層間絶縁膜 25c 層間絶縁膜 25d 層間絶縁膜 25e 層間絶縁膜 26a1 第1層配線 26a2 第1層配線 26a3 第1層配線 26a4 第1層配線 26b1 第2層配線 26b2 第2層配線 26c1 第3層配線(エネルギービーム遮蔽体) 26c2 第3層配線 26d1 第4層配線(エネルギービーム遮蔽体) 26d2 第4層配線 26e1 第5層配線(エネルギービーム遮蔽体) 26e2 第5層配線 26e3 第5層配線 26e4 第5層配線(エネルギービーム遮蔽体) 27a1 スルーホール 27a2 スルーホール 27a3 スルーホール 27a4 スルーホール 27b1 スルーホール 27b2 スルーホール 27c1 スルーホール 27c2 スルーホール 27d1 スルーホール 27e1 スルーホール 27f1 スルーホール 27f2 スルーホール 27f3 スルーホール 27f4 スルーホール 28 レジスト膜 28a レジストパターン 28a1 パターン部 28a2 パターン部 28b レジストパターン 28c レジストパターン 29 ダイパッド 30 パッケージ本体 31 バンプ 32 TABリード 33 リード 34 ガードリング 35 レーザ遮蔽体(エネルギービーム遮蔽体) 36 ヒューズ保護膜 36a ヒューズ保護膜 36b ヒューズ保護膜 36c ヒューズ保護膜 36c1 絶縁膜 36c2 絶縁膜 36c3 絶縁膜 37 半田(バンプ形成用金属) BLM 下地金属(CCBバンプ用下地金属) IF 下地金属(TABバンプ用下地金属) M メモリ回路ブロック R1 抵抗 R2 抵抗 LB1 レーザビーム(エネルギービーム) LB2 レーザビーム(エネルギービーム) FIB 集束イオンビーム(エネルギービーム) F 領域 T 端子 W1 幅 W2 幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 尚 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 秋元 一泰 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 小高 雅則 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 田中 扶 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 廣川 潤 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (56)参考文献 特開 昭59−84574(JP,A) 特開 平2−77133(JP,A) 特開 昭62−119938(JP,A) 特開 昭58−170(JP,A) 特開 平2−96354(JP,A) 特開 平1−278745(JP,A) 特開 昭63−21860(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 H01L 27/118 H01L 21/3205 H01L 27/04

Claims (41)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップに形成された冗長回路の一
    部を構成するヒューズを、前記半導体チップの表面保護
    膜上に形成し、かつ、前記表面保護膜上に形成された
    層された複数の金属層からなる電極導体パターンの一部
    の金属層によって構成したことを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  2. 【請求項2】 前記電極導体パターンがCCBバンプ用
    下地金属またはTABバンプ用下地金属であることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒューズが遷移金属からなることを
    特徴とする請求項1または2記載の半導体集積回路装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ヒューズの下層に、ヒューズを切断
    するためのエネルギービームを遮蔽するエネルギービー
    ム遮蔽体を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記エネルギービーム遮蔽体と、前記半
    導体チップに形成された所定電位の配線とを電気的に接
    続したことを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回
    路装置。
  6. 【請求項6】 前記ヒューズの外周の少なくとも一部を
    取り囲むガードリングを設け、前記ガードリングを表面
    保護膜に穿孔された接続孔を通じて下層配線と電気的に
    接続したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 半導体チップに形成された冗長回路の一
    部を構成するヒューズを積層された複数の金属層からな
    る電極導体パターンの一部の遷移金属層によって構成
    し、かつ、前記半導体チップの表面保護膜上に設けたこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記ヒューズを、積層されたバンプ用下
    地金属の一部の構成材料によって構成したことを特徴と
    する請求項7に記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体チップの主面上において、前
    記ヒューズの少なくとも切断領域に、前記ヒューズを保
    護するためのヒューズ保護膜を形成したことを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路
    装置。
  10. 【請求項10】 前記半導体チップを封止するパッケー
    ジ内に、前記ヒューズを保護するためのヒューズ保護膜
    の材料を注入したことを特徴とする請求項1〜8のいず
    れか1項に記載の半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 半導体チップを有する半導体基板の表
    面保護膜上に積層された複数の金属層からなる電極導体
    パターンをパターン形成する際、前記電極導体パターン
    の一部の金属層を用いて、前記表面保護膜上に半導体チ
    ップの冗長回路の一部であるヒュ一ズを同時にパターン
    形成する工程と、 前記ヒューズの形成された半導体基板上にヒューズ保護
    膜を堆積する工程と、 前記ヒューズ保護膜のうち、前記ヒューズの切断領域を
    除く、少なくとも電極導体パターンの被覆部分を除去す
    る工程とを有することを特徴とする半導体集積回路装置
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 半導体チップを有する半導体基板の表
    面保護膜上に積層された複数の金属層からなるCCBバ
    ンプ用下地金属またはTAB用下地金属をパターン形成
    する際、前記CCBバンプ用下地金属またはTAB用下
    地金属の一部の金属層を用いて、前記表面保護膜上に半
    導体チップの冗長回路の一部であるヒューズを同時にパ
    タ一ン形成する工程と、 前記ヒューズの形成された半導体基板上にヒューズ保護
    膜を堆積する工程と、 前記ヒューズ保護膜上に、前記CCBバンプ用下地金属
    またはTAB用下地金属上のヒューズ保護膜部分のみが
    露出するフォトレジストパターンを形成する工程と、 前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとし
    て、前記CCBバンプ用下地金属またはTAB用下地金
    属上のヒューズ保護膜部分のみを除去する工程と、 前記フォトレジストパターンをデポジションマスクとし
    て、前記半導体基板上にCCBバンプまたはTABバン
    プを形成するためのバンプ形成用金属を堆積する工程と
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 半導体基板と、 前記半導体基板の主面上に形成された複数の素子と、 前記半導体基板上に形成されたN層(N≧2)の配線層
    と、 前記N層の各配線層の間および最下層の配線層と前記複
    数の素子の間に形成されたN層(N≧2)の層間絶縁膜
    と、 最上層の配線層上に形成された表面保護膜と、 前記表面保護膜上に形成された冗長回路の一部を積層さ
    れた複数の金属層からなる電極導体パターンの一部の金
    属層で構成するヒューズとを有することを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 前記表面保護膜上に形成されたバンプ
    用下地金属を有し、前記ヒューズが前記バンプ用下地金
    の一部の構成材料によって構成されていることを特徴
    とする請求項13に記載の半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 前記バンプ用下地金属が、最上層の配
    線層側から第1、第2および第3の各金属層を積層した
    構造からなり、前記ヒューズの切断領域が前記第1の金
    属層により構成されていることを特徴とする請求項14
    に記載の半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の金属層が、CrまたはTi
    よりなることを特徴とする請求項15に記載の半導体集
    積回路装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の金属層が、Cu、Niまた
    はPtよりなることを特徴とする請求項15または請求
    項16に記載の半導体集積回路装置。
  18. 【請求項18】 前記第3の金属層が、Auよりなるこ
    とを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載
    の半導体集積回路装置。
  19. 【請求項19】 前記ヒューズの少なくとも切断領域
    が、ヒューズ保護膜で覆われていることを特徴とする請
    求項13〜18のいずれか1項に記載の半導体集積回路
    装置。
  20. 【請求項20】 前記ヒューズの上面が、ヒューズ保護
    膜で覆われていることを特徴とする請求項13〜19の
    いずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  21. 【請求項21】 前記N層の配線層の少なくとも1層
    に、平面的に見て前記ヒューズの切断領域と重なりを有
    するエネルギービーム遮蔽体を備えたことを特徴とする
    請求項13〜20のいずれか1項に記載の半導体集積回
    路装置。
  22. 【請求項22】 前記エネルギービーム遮蔽体が、前記
    複数の配線層のいずれかの配線と電気的に接続されてい
    ることを特徴とする請求項21に記載の半導体集積回路
    装置。
  23. 【請求項23】 前記最上層の配線層の前記表面保護膜
    を挟んで前記ヒューズの切断領域と対向する位置に、エ
    ネルギービーム遮蔽体を有することを特徴とする請求項
    13〜20のいずれか1項に記載の半導体集積回路装
    置。
  24. 【請求項24】 前記エネルギービーム遮蔽体が、最上
    層の配線層のいずれかの配線と一体的に形成されている
    ことを特徴とする請求項23に記載の半導体集積回路装
    置。
  25. 【請求項25】 前記いずれかの配線と前記ヒューズと
    が電気的に接続されていることを特徴とする請求項22
    または24に記載の半導体集積回路装置。
  26. 【請求項26】 前記ヒューズを部分的に取り囲むガー
    ドリングを有することを特徴とする請求項13〜25の
    いずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  27. 【請求項27】 前記表面保護膜に前記ヒューズを部分
    的に取り囲むように接続穴が形成され、前記ガードリン
    グの一部が前記接続穴内部に設けられていることを特徴
    とする請求項26記載の半導体集積回路装置。
  28. 【請求項28】 前記ヒューズの全体を取り囲むガード
    リングを有することを特徴とする請求項13〜25のい
    ずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  29. 【請求項29】 前記表面保護膜に前記ヒューズの全体
    を取り囲むように接続穴が形成され、前記ガードリング
    の一部が前記接続穴内部に設けられていることを特徴と
    する請求項28に記載の半導体集積回路装置。
  30. 【請求項30】 半導体ウエハ表面に素子を形成する工
    程と、 前記半導体ウエハ上に複数の層間絶縁膜と複数の配線層
    とを交互に形成する工程と、 最上層の配線層上に表面保護膜を堆積する工程と、 前記表面保護膜上に複数の遷移金属を順次堆積する工程
    と、 前記複数の遷移金属をエッチングし、複数のバンプ用
    下地電極および一部の遷移金属層からなる冗長回路の一
    部を構成する複数のヒューズをパターン形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  31. 【請求項31】 前記パターン形成する工程において、
    前記複数のヒューズの各切断領域は最下層の遷移金属層
    を残して上層の遷移金属層が除去されることを特徴とす
    る請求項30に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  32. 【請求項32】 前記複数の遷移金属層のうち少なくと
    も最下層が高融点金属であることを特徴とする請求項3
    0または31に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  33. 【請求項33】 前記複数の遷移金属層を順次堆積する
    工程において、前記表面保護膜側から、CrまたはTi
    からなる導体層、Cu、NiまたはPtからなる導体
    層、Auからなる導体層の3層の遷移金属層を堆積する
    ことを特徴とする請求項30または31に記載の半導体
    集積回路装置の製造方法。
  34. 【請求項34】 少なくとも前記複数のヒューズの各切
    断領域を覆うヒューズ保護膜を形成する工程を有するこ
    とを特徴とする請求項30〜33のいずれか1項に記載
    の半導体集積回路装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記ヒューズ保護膜が前記複数のヒュ
    ーズ毎に互いに分離された状態となるように形成するこ
    とを特徴とする請求項34に記載の半導体集積回路装置
    の製造方法。
  36. 【請求項36】 前記バンプ用下地電極上にCCBバン
    プまたはTABバンプを形成する工程を有することを特
    徴とする請求項30〜35のいずれか1項に記載の半導
    体集積回路装置の製造方法。
  37. 【請求項37】 前記半導体ウエハ上の各半導体チップ
    に対してプローブ検査を行う工程と、 検査結果に基づいて、所定のヒューズを切断する工程
    と、 前記半導体ウエハから半導体チップを切り出す工程とを
    有することを特徴とする請求項30〜36のいずれか1
    項に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  38. 【請求項38】 前記所定のヒューズを切断する工程に
    おいて、前記所定のヒューズの切断領域にエネルギービ
    ームを照射することを特徴とする請求項37に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法。
  39. 【請求項39】 前記エネルギービームが、レーザビー
    ム、集束イオンビームまたは電子ビームであることを特
    徴とする請求項38に記載の半導体集積回路装置の製造
    方法。
  40. 【請求項40】 前記所定のヒューズを切断する工程
    を、酸化性雰囲気中で行うことを特徴とする請求項37
    に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  41. 【請求項41】 前記所定のヒューズを切断する工程
    後、前記半導体チップを切り出す工程前に、前記半導体
    ウエハの各半導体チップに対して再度プローブ検査を行
    い、前記プローブ検査の結果が判るように所定の半導体
    チップにマークを付する工程を有することを特徴とする
    請求項37〜40のいずれか1項に記載の半導体集積回
    路装置の製造方法。
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