JP3290427B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バルブタイミン
グ変更機構を備える内燃機関の制御装置に関し、特に、
バルブタイミング変更機構によるバルブタイミングの変
更を制御する制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、特開平6−299876号公報
等に記載された、従来のバルブタイミング変更機構を備
えた内燃機関の制御システムの概略構成を示している。
この従来例は、一般的な吸気バルブの開閉タイミングの
みを変更するシステムの一例である。
【0003】この従来の内燃機関について説明すると、
各気筒100(1気筒のみが図示されている)内には、
その内部を往復動するピストン101により燃焼室10
0aが画成され、燃焼室100a上部のシリンダヘッド
には、点火プラグ102が設けられ、その先端を燃焼室
100a内に臨ませている。各気筒100には、燃焼室
100aに吸気を導く吸気管103と燃焼室100aか
ら燃焼ガスを排気するための排気管104とが接続され
ている。排気管104が燃焼室100aへ開口する吸気
ポートには吸気バルブ117が設けられ、また、排気管
104が燃焼室100aへ開口する排気ポートには排気
バルブ118が設けられている。吸気管103内には、
燃焼室100aへ供給される吸気量を制御するためのス
ロットルバルブ108が設けられ、このスロットルバル
ブ108の開度は、その近傍において吸気管103に取
り付けたスロットル開度検出センサ112により検出さ
れる。また、吸気管103内において、スロットルバル
ブ108の下流側には、吸気管103へ燃料を供給する
ための燃料噴射弁105と、吸気管103内の圧力を検
出するための圧力センサ113とが設けられている。さ
らに、気筒100には、エンジン冷却水の温度を検出す
るための水温センサ107が取り付けられており、排気
管104には、排気中の酸素濃度を検出する酸素センサ
106が設けられている。
【0004】また、吸気バルブ117及び排気バルブ1
18の上方には、各バルブを開閉駆動させるための吸気
カムシャフト115及び排気カムシャフト119が配置
されており、吸気カムシャフト115及び排気カムシャ
フト119には、吸気側タイミングプーリ120及び排
気側タイミングプーリ119aが取り付けられている。
吸気側タイミングプーリ120及び排気側タイミングプ
ーリ119aは、ピストンロッド116aを介して各気
筒100内のピストン101に連結されたクランクシャ
フト116に、図示しないタイミングベルトを介して作
動連結されており、従って、吸気カムシャフト115及
び排気カムシャフト119は、クランクシャフト116
の回転に同期して回転駆動される。吸気カムシャフト1
15の端面には、機関の潤滑油により駆動される油圧ア
クチュエータ(VVT ACT)114が連結されてお
り、油圧アクチュエータ114は吸気バルブ117のバ
ルブ開閉タイミングを変更する。すなわち、油圧アクチ
ュエータ114は、吸気側タイミングプーリ120に対
する吸気カムシャフト115の変位角度を変化させるこ
とにより、吸気バルブ117のバルブ開閉タイミングを
連続的に変更する。オイル・コントロール・バルブ(O
CV)121は、油圧アクチュエータ114に作動油を
供給するとともに作動油の油量を調整し、油圧アクチュ
エータ114を駆動して吸気バルブ117の開閉タイミ
ングを変更する。図8は吸気側のバルブタイミングのみ
を変更するシステムについて示しているが、排気側のバ
ルブタイミングを変更するシステムについても同様に構
成される。クランクシャフト116には、外周に凹凸を
設けた回転板116bが固着され、また、この回転板1
16bに近接してその外周部に対向するように配置され
たクランク角度位置検出センサ110により、回転板1
16b外周の凹凸を検出して、クランクシャフト116
の回転位置(クランク角度位置)及び機関の回転数(以
下、エンジン回転数と称する)を検出する。クランク角
度位置検出センサ110や、スロットル開度検出センサ
112、圧力センサ113、吸入空気量検出センサ(図
示せず)、水温センサ107など各種センサの出力信号
は、エンジン制御装置(以下、ECUと称する)122
に入力され、ECU122はそれらの情報から機関の運
転状態を検出して、検出された機関運転状態に応じて点
火プラグ102、燃料噴射弁105、オイル・コントロ
ール・バルブ121等を制御する。
【0005】図9は、上記従来のバルブタイミング変更
機構を備えた内燃機関の制御装置の基本構成を示すブロ
ック図である。図9において、この従来の内燃機関の制
御装置は、後述するように、運転状態検出手段1と、目
標進角量設定手段2と、実進角量検出手段3と、進角量
偏差演算手段4と、制御量演算手段5と、制御手段6
と、バルブタイミング変更機構7とを備えており、これ
らの各手段1〜6はECU122の制御内容を機能的に
表したものであり、マイコン等によりソフトウエア的に
実行されるのものである。運転状態検出手段1は、機関
の回転数(以下エンジン回転数と称する)を検出するク
ランク角度位置検出センサ110や、スロットル開度検
出センサ112、圧力センサ113、吸入空気量検出セ
ンサ(図示せず)、水温センサ107など各種センサの
出力信号の情報から機関の運転状態を検出する。
【0006】目標進角量設定手段2は、運転状態検出手
段1の検出結果に基づいて、検出された機関運転状態に
おいて最適な目標バルブタイミングを設定する。目標バ
ルブタイミングは、エンジン回転数Neと充填効率Ce
あるいはエンジン回転数Neとスロットル開度に基づい
て予めマッピングされている。目標進角量設定手段2
は、水温が所定温度以上(例えば、0℃以上)など所定
の運転条件が満足されたときに、マップを検索し補間演
算して最適な目標進角量θbを設定し、所定の運転条件
が満足されないときには、目標進角量θbをベースの基
準位置(例えば、吸気側は最遅角の位置、排気側は最進
角の位置)に固定する。実進角量検出手段3は、クラン
ク角度位置検出センサ110とカム角度位置検出センサ
111の出力信号に基づいて、公知の方法により、実際
のバルブ開閉タイミング(位置)を検出する。
【0007】進角量偏差演算手段4は、目標進角量設定
手段2で設定した目標進角量θbと実進角量検出手段3
で検出された吸気弁或いは排気弁の開閉位置の実進角量
θrとの偏差を演算する。制御量演算手段5は、目標進
角量θbに実進角量θrが収束するように、進角量偏差
演算手段4で演算した進角量偏差θerに基づきフィー
ド・バック制御による制御量を演算する。制御手段6は
制御量演算手段5で演算した制御量に基づきバルブタイ
ミング変更機構7を制御する制御信号を出力する。
【0008】バルブタイミング変更機構7は、クランク
シャフト116に対する吸気カムシャフト115の位相
を連続的に変更するように作用するもので、カムシャフ
ト端面に装着された油圧アクチュエータ114と、油圧
アクチュエータ114を駆動制御するオイル・コントロ
ール・バルブ121とを備える。オイル・コントロール
・バルブ121は、油圧アクチュエータ114への油路
を切り換える切換弁としてのスプール弁123と、この
スプール弁123の位置を制御する駆動機構としてのリ
ニア・ソレノイド124とを有する。リニア・ソレノイ
ド124は制御手段6の出力制御信号により通電電流制
御され、スプール弁123を駆動して油圧アクチュエー
タ114への油路を切り換えて作動油の油量を調整し、
このようにして油圧アクチュエータ114を駆動して吸
気バルブ117及び排気バルブ118の開閉タイミング
(以下、バルブタイミングと称す)を変更する。
【0009】図10(a)乃至(c)は、制御手段6に
よるオイル・コントロール・バルブ121の制御電流値
iが異なる場合の油圧アクチュエータ114の作動状態
を示している。図10(a)は、制御電流値iが基準値
ib(例えば、0.5A)よりも小さい電流値ia(例
えば、0.1A)の場合を示している。この時、スプー
ル弁123は左側に移動して、矢印で示すような油路を
形成し、油圧アクチュエータ114の遅角室125に作
動油が供給されるとともに進角室126から作動油が排
出され、吸気カムシャフト115の位相が遅れて吸気弁
117の開閉タイミング(以下、吸気バルブタイミング
と称す)は遅角制御状態となる。
【0010】図10(b)は、制御電流値iが基準値i
b(例えば、0.5A)の場合を示している。この時、
スプール弁123は油路切り換えポートを閉鎖する位置
に維持されており、油圧アクチュエータ114の遅角室
125および進角室126は作動油の供給および排出が
行われていない状態となり、吸気カムシャフト115の
位相は現状を維持して、吸気バルブタイミングも現状維
持の制御状態となる。
【0011】図10(c)は、制御電流値iが基準値i
b(例えば、0.5A)よりも大きい電流値ic(例え
ば、1.0A)の場合を示している。この時、スプール
弁123は右側に移動して、矢印で示すような油路を形
成し、油圧アクチュエータ114の進角室126に作動
油が供給されるとともに遅角室125から作動油が排出
され、吸気カムシャフト115の位相が進角して、吸気
バルブタイミングは進角制御状態となる。
【0012】図10(a)乃至(c)において、油路の
切り換えの連通度合いは、スプール弁123の位置によ
り決定される。また、スプール弁123の位置とリニア
ソレノイド124の電流値iとの関係は比例関係にあ
る。
【0013】図11は、所定の運転条件におけるリニア
ソレノイド124の電流値iに対する実バルブタイミン
グの変化速度VTaを示す特性図である。この図におい
て、変化速度VTaが正の領域は進角方向に移動するこ
とを示し、負の領域は遅角方向に移動することを示して
いる。
【0014】図11において、電流値ia、ib、ic
は、図10(a)、(b)及び(c)のスプール弁12
3の各位置に対応したリニアソレノイド124の電流値
iを示している。実バルブタイミング変化速度VTaが
0となる電流値iは、遅角室125や進角室126、油
圧配管(図示せず)、スプール弁123の各部から漏れ
る作動油量とオイルポンプ(図示せず)から圧送される
作動油量が釣り合う一点の電流値ibのみしか存在しな
い。
【0015】但し、オイル・コントロール・バルブ12
1の制御電流値基準値ibは、スプール弁123の寸法
バラツキや、エンジン回転数や機関温度など機関の運転
状態によっても異なるため、所定の条件下(例えば、実
進角量θr≦目標進角量θb±1°CAの時)で保持電
流値ihとして学習更新する必要がある。そこで実バル
ブタイミングが変化しない(現状を維持する)電流値i
bを保持電流値ihとして、以降を説明する。すなわ
ち、バルブタイミングを進角させたい場合には制御電流
値iを保持電流値ihより大きく設定し、逆に遅角させ
たい場合には制御電流値iを保持電流値ihより小さく
設定すればよい。
【0016】次に、図12を参照にしながら、実進角量
検出手段3における実バルブタイミングの検出動作につ
いて説明する。図12(a)はクランク角度位置検出セ
ンサ110からの出力信号であるクランク角度位置検出
信号SGT(以下、SGTと称する)を示すタイミング
チャート、図12(b)及び(c)はカム角度位置検出
センサ111からの出力信号であるカム角度位置検出信
号SGC(以下、SGCと称する)を示すタイミングチ
ャートである。一般に、SGTはエンジンの回転数Ne
の検出に用いられるとともに、クランクシャフト116
が所定の基準クランク角度位置にあることを検出するた
めに用いられる。
【0017】実進角量θrを検出するため、まず、後述
するように、SGTとSGCの位相関係から実バルブタ
イミング検出値θaを演算する。図12(b)のSGC
*は、バルブタイミングが最遅角位置のときのSGCを
示しており、図12(c)のSGCaは、バルブタイミ
ングを進角させたときのSGCを示している。
【0018】エンジン制御装置(ECU)122は、S
GTの基準タイミングである所定クランク角度位置(例
えば、BTDC75°CA)毎に、図12(a)のSG
Tにおける図示の110°CAに相当する時間T110
を計測するとともに、SGCからSGTまでの位相差時
間Taを計測し、下記の(1)式により実バルブタイミ
ング検出値θaを求める。 θa(j)=Ta(j)/T110(j)×110 [°CA] (1)
【0019】また、アイドル運転状態など安定した所定
の運転条件下において、目標進角量が最遅角位置のとき
(θb=0のとき)の実バルブタイミング検出値θaを
最遅角学習値θ*として記憶する。最遅角学習値θ*
は、実バルブタイミングの実進角量θr演算の基準値と
なるもので、油圧アクチュエータ114やクランク角度
位置検出センサ110、カム角度位置検出センサ111
の部品バラツキや取付バラツキ等によるシステム毎の検
出差をシステムとして吸収するために設定されており、
高精度な制御を行うために所定時間(例えば25ms)
毎にまたはSGTの所定クランク角度位置(例えば、B
TDC75°CA)毎など短い時間周期で頻繁に更新さ
れている。
【0020】次に、バルブタイミングを可変制御するた
めの制御内容について説明する。従来より、例えば特開
平6−159021号に参照されるように、バルブタイ
ミングを制御する内容についてはよく知られている。
【0021】ECU122は、所定時間(例えば、25
ms)毎に、目標進角量θbと実進角量θrとの偏差θ
erに基づいてフィード・バック制御をすることによ
り、実進角量θrを目標進角量θbに収束させるべく、
制御を行う。
【0022】図13は、上記従来例の制御動作を示すフ
ローチャートであり、このルーチンは所定時間(例え
ば、25ms)毎に処理される。
【0023】まず、ステップ200において、最遅角学
習値θ*を基準とした実バルブタイミングの進角量であ
る実進角量θrを下記の(2)式で求める。 θr(n)=θa(j)−θ* [°CA] (2)
【0024】次に、ステップ201において、現在の運
転状態における最適な目標進角量θbを、エンジン回転
数Neと充填効率Ceとのマップから設定する。 θb(n)=(Ne,Ce) [°CA] (3)
【0025】また、ステップ202において、目標進角
量θbと実進角量θrとの偏差θerを次式(4)にて
演算する。 θer(n)=θb(n)―θr(n) [°CA] (4)
【0026】ステップ203において、比例微分制御
(PD制御)の場合には、制御量ic1(n)を次式
(5)により、また比例積分微分制御(PID制御)の
場合には、制御量ic2(n)を次式(6)により、そ
れぞれ演算する。 ic1(n)=ip(n)+id(n) =Kp×θer(n) +Kd×(θer(n)−θer(n−1)) [A] (5) ここで、ipは比例値、idは微分値、Kpは比例ゲイ
ン、Kdは微分ゲインである。 ic2(n)=ip(n)+id(n)+ii(n) =Kp×θer(n)+Kd×(θer(n)−θer(n−1)) +ΣKi(n) [A] (6) ここで、ipは比例値、idは微分値、ΣKiは積分値
である。また、ΣKi(n)=ΣKi(n−1)+Ki
×θer(n)であり、Kpは比例ゲイン、Kdは微分
ゲイン、Kiは積分ゲインである。
【0027】次に、ステップ204において、次式
(7)(PD制御の場合)または(8)(PID制御の
場合)により、制御電流値iを演算する。 i(n)=ic1(n)+ih =Kp×θer(n)+Kd×(θer(n)―θer(n−1)) +0.5 [A] (7) ここで、ipは比例値、idは微分値、Kpは比例ゲイ
ン、Kdは微分ゲインである。 i(n)=ic2(n)+ih =Kp×θer(n)+Kd×(θer(n)―θer(n−1)) +ΣKi(n)+0.5 [A] (8) ここで、ipは比例値、idは微分値、ΣKiは積分値
であり、またΣKi(n)=ΣKi(n−1)+Ki×
θer(n)であり、Kpは比例ゲイン、Kdは微分ゲ
イン、Kiは積分ゲインである。
【0028】そして、ステップ205において、演算で
求めた制御電流値iに基づいた制御信号を制御手段6に
出力する。すなわち、オイル・コントロール・バルブ1
21の保持電流値ih(例えば、0.5A)を基準に、
目標進角量θbと実進角量θrの偏差θerに基づいた
制御量により、実進角量θrを目標進角量θbに収束さ
せる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御装置は、全
運転領域において所定時間(例えば、25ms)毎に前
述のような演算による制御をおこなっているため、高速
回転領域においては、処理タイミングによっては進角量
偏差θerの検出が鈍くなり適切な制御量(比例値、微
分値など)が演算されずに目標進角量に対する実進角量
の収束時間が変化して応答性が悪化し、エンジンの出力
低下やエンスト、異常振動発生などの運転性能の悪化
や、排気ガス悪化などの不具合を生ずるという問題点が
あった。また、特に高速回転においては、所定のクラン
ク角度位置毎に多くの演算処理を実施すると、処理時間
の増大によりエンジン制御システム自体の成立を困難に
するため、可能な限り高速回転時の処理を軽減する必要
がある。
【0030】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、高速回転における所定のクラン
ク角度位置毎の処理時間の大幅な増大を抑えるととも
に、応答性のバラツキをなくして、運転条件に関係なく
良好なバルブタイミング制御が可能な内燃機関の制御装
置を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内燃機関の
制御装置は、内燃機関の運転状態を検出するための運転
状態検出手段と、機関のクランク角度位置を検出するク
ランク角度位置検出手段と、吸気バルブ及び排気バルブ
のバルブオーバーラップ量を変更すべく前記各バルブの
少なくとも一方におけるバルブタイミングを変更するた
めのバルブタイミング変更機構と、実際のバルブタイミ
ングの位置を所定のクランク角度位置毎に検出する実進
角量検出手段と、前記運転状態検出手段の検出結果に基
づき目標のバルブタイミングを設定する目標進角量設定
手段と、前記実進角量検出手段で検出した実進角量を前
記目標進角量設定手段で設定した目標進角量に変更する
ように前記バルブタイミング変更機構を制御する制御手
段とを備えた内燃機関の制御装置において、前記目標進
角量と前記実進角量の偏差を所定のクランク角度位置毎
に演算する進角量偏差演算手段と、前記進角量偏差演算
手段で演算された進角量偏差の今回値と前回値の偏差を
所定時間毎に演算する微分値演算手段と、前記進角量偏
差演算手段で演算された進角量偏差と前記微分値演算手
段で演算された微分値に基づいて前記制御手段で使用す
る制御量を演算する制御量演算手段とを備えたものであ
る。また、前記制御量演算手段は、所定のクランク角度
位置毎に制御量を演算することを特徴とするものであ
る。さらに、前記内燃機関の制御装置は、前記進角量偏
差演算手段で演算された進角量偏差を所定時間毎に記憶
し、かつ更新する進角量偏差記憶手段を更に備え、前記
微分値演算手段は、前記進角量偏差記憶手段で記憶され
た進角量偏差記憶値の今回値と前回値の偏差を所定時間
毎に演算することを特徴とするものである。さらにま
た、前記内燃機関の制御装置は、前記進角量偏差演算手
段で演算された進角量偏差の今回値と前回値の偏差を所
定のクランク角度位置毎に演算する第2の微分値演算手
段を備え、前記制御量演算手段は、所定の回転数以下に
おいては、前記進角量偏差演算手段で演算された進角量
偏差と前記第2の微分値演算手段で演算された第2の微
分値に基づいて所定クランク角度位置毎に前記制御手段
の制御量を演算することを特徴とするものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面により説明する。以下に述べる各実施の形
態において、内燃機関の制御システムの構成は、図8の
従来システムと同一のものについては同一符号を付して
おり、詳細説明は省略する。また、各実施の形態は、吸
気側のバルブタイミングのみを変更するシステムについ
て説明しているが、排気側のシステムについても同様で
ある。
【0033】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1の内燃機関の制御装置の基本構成を示すブロック
図である。図1に示すように、この発明の実施の形態1
の内燃機関の制御装置は、図8乃至図10に示した従来
装置と同様に、運転状態検出手段1、目標進角量設定手
段2、実進角量検出手段3A、進角量偏差演算手段4
A、制御量演算手段5A、制御手段6、バルブタイミン
グ変更機構7を備えている。
【0034】図1における実進角量検出手段3A及び進
角量偏差演算手段4Aは、図9における従来装置の実進
角量検出手段3及び進角量偏差演算手段4と演算処理タ
イミングが異なるのみで、基本的に処理内容は同じであ
る。また、制御量演算手段5Aは、図8における従来装
置の制御量演算手段5に対して演算処理タイミングが異
なる外に、微分値の演算処理を含んでいない。
【0035】微分値演算手段8は、進角量偏差演算手段
4Aで所定のクランク角度位置毎に演算された進角量偏
差θer'の今回値と前回値の偏差を所定時間(例え
ば、25ms)毎に演算するものである。
【0036】制御量演算手段5Aは、進角量偏差演算手
段4Aで演算された進角量偏差θer'と、微分値演算
手段8で演算された微分値id'に基づいて、所定のク
ランク角度位置毎に制御量ic'を演算するものであ
る。
【0037】図7は、目標進角量設定手段2、実進角量
検出手段3A、進角量偏差演算手段4A、微分値演算手
段8,8Aの演算結果を表すタイミングチャートで、
(a)は目標進角量設定手段2により設定される目標進
角量θb(一点鎖線)、実進角量検出手段3Aにより検
出される実進角量θr'(実線)との関係を示し、
(b)は進角量偏差演算手段4Aにより演算される目標
進角量θbと実進角量θr'との偏差θer(実線は本
発明、一点鎖線は従来例)を示し、(c)は微分値演算
手段8,8Aにより演算される微分値id'(一点鎖
線)、id''(実線)を示す。これらのタイミングチャ
ートで、(j−1)、(j)、(j+1)は連続する所
定のクランク角度を示し、(n−1)、(n)、(n+
1)は連続する所定時間(例えば、25ms)毎の時間
間隔を示している。
【0038】次に、図2のフローチャートを参照にしな
がら、この発明の実施の形態1の内燃機関の制御装置の
動作について説明する。図2において、(a)は所定の
クランク角度位置(例えば、BTDC75°CA)毎の
処理、(b)は所定時間(例えば、25ms)毎の処理
を示す。
【0039】まず、図2(a)のステップ300におい
て、実進角量検出手段3Aは、図7(a)に示すよう
に、最遅角学習値θ*を基準とした実バルブタイミング
の進角量である実進角量θr'を、実バルブタイミング
検出値θaと最遅角学習値θ*とから下式(9)により
求める。 θr'(j)=θa(j)−θ* [°CA] (9)
【0040】次に、ステップ301において、図7
(b)に示すように、進角量偏差演算手段4Aは、目標
進角量θb(n)(後述する図2(b)のステップ40
0で演算される)と実進角量θr'(j)との偏差θe
r'(j)を次式(10)により演算する。 θer'(j)=θb(n)―θr'(j) [°CA] (10)
【0041】ステップ302において、制御量演算手段
5Aは、PD制御の場合には、制御量ic'(j)を次
式(11)により演算する。 ic1'(j)=ip'(j)+id'(n) =Kp×θer'(j)+id'(n) [A] (11) ここで、ip'(j)は所定のクランク角度における今
回の比例値、id'(n)は所定時間毎に求められる今
回の微分値、Kpは比例ゲインである。また、微分値i
d'(n)は、後述する図2(b)のステップ401に
おいて、微分値演算手段8により求められる。また、P
ID制御の場合についても同様に、制御量演算手段5A
は、次式(12)によりPID制御項を演算する。 ic2'(j)=ip'(j)+id'(n)+ii'(n) =Kp×θer'(j)+id'(n) +ii'(n) [A] (12) ここで、ii'(n)は積分項であり、ii'(n)=Σ
Ki(n)=ΣKi(n−1)+Ki×θer'(j)
であり、Kpは比例ゲイン、Kiは積分ゲインである。
【0042】次に、ステップ303において、制御量演
算手段5Aは、進角量偏差演算手段4Aの出力θer'
及び微分値演算手段8の出力id'に基づいて、PD制
御の場合には次式(13)により、またPID制御の場
合には、次式(14)に基づいて制御電流値i'(j)
を演算する。 i'(j)=ic1'(j)+ih =Kp×θer'(j) +Kd×(θer'(n)―θer'(n−1)) +0.5 [A] (13) i'(j)=ic2'(j)+ih =Kp×θer'(j) +Kd×(θer'(n)―θer'(n−1)) +ΣKi(n−1)+Ki×θer'(j) +0.5 [A] (14) ここで、Kpは比例ゲイン、Kdは微分ゲイン、ihは
保持電流値であり、この場合には0.5[A]に設定さ
れている。
【0043】そして、ステップ304において、制御量
演算手段5Aにより求めた制御電流値i'に基づいた制
御信号を制御手段6に出力する。すなわち、保持電流値
ih(例えば、0.5A)を基準に、目標進角量θbと
実進角量θr'の偏差θer'に基づいた制御量により、
実進角量θr'を目標進角量θbに収束させる。
【0044】また、図2(b)のフローチャートに示す
所定時間(例えば、25ms)毎の処理では、ステップ
400において、目標進角量設定手段2は、運転状態検
出手段1により検出された現在の運転状態(エンジン回
転数Neと充填効率Ce)に基づいて、現在の運転状態
における最適な目標進角量θbを、エンジン回転数Ne
と充填効率Ceのマップから設定する。 θb(n)=(Ne,Ce) [°CA] (15)
【0045】次に、ステップ401において、図7
(c)に一点鎖線で示すように、微分値演算手段8によ
り、所定時間(例えば25ms)毎に、進角量偏差の今
回値θer'(j)と前回値θer'(j−1)から今回
の微分値id'(n)を次式(16)により演算する。 id'(n)=Kd×(θer'(j)−θer'(j−1)) [A] (16) 但し、Kdは微分ゲインである。また、PID制御の場
合は、積分値ii'も同様に所定時間毎に演算する。こ
の実施の形態1によれば、ECU122による演算は、
高速性を要する処理(図2(a)のステップ300から
ステップ303までの処理)と、それ程高速性を要しな
い処理(図2(b)のステップ400やステップ401
の処理)とに分けてそれぞれ別々に実行される。すなわ
ち、高速性を要する処理(特にステップ302の比例項
(ip'(j)=Kp×θer'(j))は所定のクラン
ク角度毎に実行され、一方それ程高速性を要しない処理
(特にステップ401の微分値id'(n)や積分項i
i'(n)の演算)は所定の時間間隔で実行される。従
って、高速回転における所定のクランク角度位置毎の処
理時間の大幅な増大を抑えて高速回転時の処理を軽減す
ることにより、エンジン制御システムの成立を容易にす
るとともに、比較的演算時間の掛かる微分値id'
(n)や積分項ii'(n)の演算処理を、所定のクラ
ンク角度毎に行わないで、所定時間毎に行うことによ
り、高速回転時にも微分値id'(n)や積分項ii'
(n)を確実に演算することができるため、目標進角量
に対する実進角量の収束時間のばらつきを少なくして、
エンジンの出力低下やエンスト、異常振動発生などの運
転性能の悪化や排気ガス悪化を防いで、運転条件に関係
なく常に良好なバルブタイミング制御を可能にする。
【0046】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2の内燃機関の制御装置の基本構成を示すブロック
図である。図3に示すように、この発明の実施の形態2
の内燃機関の制御装置は、実施の形態1の内燃機関の制
御装置と同様に、運転状態検出手段1、目標進角量設定
手段2、実進角量検出手段3A、進角量偏差演算手段4
A、制御量演算手段5A、制御手段6、バルブタイミン
グ変更機構7を備えており、これらの外に、微分値演算
手段8A及び進角量偏差記憶手段9を備えている。
【0047】進角量偏差記憶手段9は、進角量偏差演算
手段4Aでクランク角度位置毎に演算された進角量偏差
θer'を所定時間(例えば、25ms)毎に記憶更新
し、微分値演算手段8Aは進角量偏差記憶値手段9の記
憶値の今回値と前回値の偏差を所定時間毎に演算するも
のである。
【0048】次に、図4のフローチャートを参照にしな
がら、この発明の実施の形態2の内燃機関の制御装置の
制御内容について説明する。図4において、(a)は所
定のクランク角度位置(例えば、BTDC75°CA)
毎の処理(例えば、4気筒エンジンの場合、エンジン回
転数Ne=4000rpmのときには7.5ms毎の処
理となる)、(b)は所定時間(例えば、25ms)毎
の処理を示す。図4(a)は、図2(a)のフローチャ
ートとほぼ同じ内容であり、ステップ302'のみ異な
る。すなわち、ステップ302'では、制御量演算手段
5Aは、PD制御の場合には、制御量ic'(j)を次
式(11')により演算する。 ic1'(j)=ip'(j)+id"(n) =Kp×θer'(j)+id"(n) [A] (11') ここで、ip'(j)は所定のクランク角度における今
回の比例値、id"(n)は所定時間毎に求められる今
回の微分値、Kpは比例ゲインである。また、微分値i
d"(n)は、後述する図4(b)のステップ502に
おいて、微分値演算手段8Aにより求められる。また、
PID制御の場合についても同様に、制御量演算手段5
Aは、次式(12')によりPID制御項を演算する。 ic2'(j)=ip'(j)+id"(n)+ii"(n) =Kp×θer'(j)+id"(n) +ii"(n) [A] (12') ここで、ii"(n)は積分項であり、ii"(n)=Σ
Ki(n)=ΣKi(n−1)+Ki×θer'(j)
であり、Kpは比例ゲイン、Kiは積分ゲインである。
【0049】図4(b)については、ステップ500は
図2(b)のステップ400と同じであり、ステップ5
01を追加し、図2(b)のステップ401はステップ
502に変更されている。
【0050】ステップ501では、進角量偏差記憶手段
9により、所定時間(例えば、25ms)毎に、進角量
偏差演算手段4Aにより演算された最新の進角量偏差θ
er'を読み込み記憶する。 θer''(n)=θer'(j) [°CA] (17)
【0051】次に、ステップ502において、図2のス
テップ402と同様に、微分値演算手段8Aにより、図
7(c)に実線で示すように、所定時間(例えば、25
ms)毎に進角量偏差記憶値θer''の今回θer''
(n)値と前回値θer''(n−1)から微分値id''
を(18)式により演算する。 id''(n)=Kd×(θer''(n)−θer''(n−1)) [A] (18) ここで、Kdは微分ゲインである。また、PID制御の
場合は、積分値ii''(n)も同様に所定時間毎に演算
する。この実施の形態2によれば、上記の実施の形態1
とほぼ同様の効果がえられるが、図7(c)から明らか
なように、目標進角量θbの急変時には、微分値id''
(n)(実線)の方が微分値id'(n)(一点鎖線)
よりも、実進角量θr'の立ち上がりを急峻にすること
ができ、従って、目標進角量に対する実進角量の収束時
間をより減少させることができる。
【0052】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3の内燃機関の制御装置の基本構成を示すブロック
図である。図5に示すように、この発明の実施の形態3
の内燃機関の制御装置は、実施の形態2の内燃機関の制
御装置と同様に、運転状態検出手段1、目標進角量設定
手段2、実進角量検出手段3A、進角量偏差演算手段4
A、制御量演算手段5A、制御手段6、バルブタイミン
グ変更機構7、微分値演算手段8A及び進角量偏差記憶
手段9を備えており、これらの外に、所定のクランク角
度位置毎に演算された進角量偏差θer'の今回値と前
回値との偏差を所定クランク角度位置毎に演算する第2
の微分値演算手段10を備えている。
【0053】次に、図6のフローチャートを参照にしな
がら、この発明の実施の形態3の内燃機関の制御装置の
制御内容について説明する。図6において、(a)は所
定のクランク角度位置(例えば、BTDC75°CA)
毎の処理、(b)は所定時間(例えば、25ms)毎の
処理を示す。図6(b)は、図4(b)のフローチャー
トと全く同じ内容である。すなわち、図6(b)のステ
ップ600,ステップ601、ステップ602は図4
(b)のステップ500,ステップ501、ステップ5
02と同じものである。
【0054】図6(a)において、ステップ300、ス
テップ301、ステップ302'及びステップ303は
図4(a)のステップ300、ステップ301、ステッ
プ302'、ステップ303及びステップ304と同じ
であり、ステップ305、ステップ306及びステップ
307が新に追加されている。
【0055】ステップ305では、エンジン回転数Ne
が所定値α以下否か判定する。「NO」の場合、すなわ
ちエンジン回転数Neが所定値αを超えている場合に
は、エンジンが高速回転しているので、ステップ30
2'、ステップ303及びステップ304へ順次進ん
で、実施の形態2と同様の処理を行う。一方、ステップ
305の判定結果が「YES」の場合には、ステップ3
06に進んで、微分値演算手段8Aにより、所定のクラ
ンク角度毎に、微分値id2(j)を次式(19)より
求める id2(j)=Kd2×(θer'(j)−θer'(j−1)) [A] (19) ここで、Kd2は微分ゲインである。
【0056】次に、ステップ307において、制御量演
算手段5Aは、PD制御の場合には、制御量ic1'
(j)を次式(20)により演算する。 ic1'(j)=ip'(j)+id2(j) =Kp×θer'(j)+id2(j) [A] (20) ここで、ip'(j)は所定のクランク角度における比
例値である。また、PID制御の場合についても同様
に、制御量演算手段5Aは、次式(21)によりPID
制御項を演算する。 ic2'(j)=ip'(j)+id2(j)+ii'''(j) =Kp×θer'(j)+id2(j) +ii'''(j) [A] (21) ここで、ii'''(j)は積分項であり、ii'''(j)
=ΣKi(j)=ΣKi(j−1)+Ki×θer'
(j)であり、Kpは比例ゲイン、Kiは積分ゲインで
ある。
【0057】次に、ステップ303において、制御量演
算手段5Aは、進角量偏差演算手段4Aの出力θer'
及び第2の微分値演算手段10の出力id2に基づい
て、PD制御の場合には次式(22)により、またPI
D制御の場合には、次式(23)に基づいて制御電流値
i'(j)を演算する。 i'(j)=ic1'(j)+ih =Kp×θer'(j) +Kd2×(θer'(j)―θer'(j−1)) +0.5 [A] (22) i'(j)=ic2'(j)+ih =Kp×θer'(j) +Kd2×(θer'(j)―θer'(j−1)) +ΣKi(j−1)+Ki×θer'(j) +0.5 [A] (23) ここで、Kpは比例ゲイン、Kdは微分ゲイン、ihは
保持電流値であり、この場合には0.5[A]に設定さ
れている。
【0058】そして、ステップ304において、制御量
演算手段5Aにより求めた制御電流値i'に基づいた制
御信号を制御手段6に出力する。すなわち、オイル・コ
ントロール・バルブ121の保持電流値ih(例えば、
0.5A)を基準に、目標進角量θbと実進角量θr'
の偏差θer'に基づいた制御量により、実進角量θr'
を目標進角量θbに収束させる。
【0059】この実施の形態3によれば、上記の実施の
形態1及び2の効果に加え、さらに低速回転時には、微
分値id2を所定のクランク角度毎に演算するので、低
速回転においても、より良好なバルブタイミング制御を
可能にする。
【0060】尚、以上の実施の形態1乃至3において、
ステップ301の後に、不惑帯を設けて、偏差θer'
(j)が所定値β以下の時、θer'(j)を零とし、
そうでなければ次のステップへ進むように制御してもよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、内燃機
関の運転状態を検出するための運転状態検出手段と、機
関のクランク角度位置を検出するクランク角度位置検出
手段と、吸気バルブ及び排気バルブのバルブオーバーラ
ップ量を変更すべく前記各バルブの少なくとも一方にお
けるバルブタイミングを変更するためのバルブタイミン
グ変更機構と、実際のバルブタイミングの位置を所定の
クランク角度位置毎に検出する実進角量検出手段と、前
記運転状態検出手段の検出結果に基づき目標のバルブタ
イミングを設定する目標進角量設定手段と、前記実進角
量検出手段で検出した実進角量を前記目標進角量設定手
段で設定した目標進角量に変更するように前記バルブタ
イミング変更機構を制御する制御手段とを備えた内燃機
関の制御装置において、前記目標進角量と前記実進角量
の偏差を所定のクランク角度位置毎に演算する進角量偏
差演算手段と、前記進角量偏差演算手段で演算された進
角量偏差の今回値と前回値の偏差を所定時間毎に演算す
る微分値演算手段と、前記進角量偏差演算手段で演算さ
れた進角量偏差と前記微分値演算手段で演算された微分
値に基づいて前記制御手段で使用する制御量を演算する
制御量演算手段とを備えたので、高速回転における所定
のクランク角度位置毎の処理時間の大幅な増大を抑えて
高速回転時の処理を軽減することにより、エンジン制御
システムの成立を容易にするとともに、目標進角量に対
する実進角量の収束時間のばらつきを少なくして、エン
ジンの出力低下やエンスト、異常振動発生などの運転性
能の悪化や排気ガス悪化を防いで、運転条件に関係なく
良好なバルブタイミング制御を可能にする。また、前記
進角量偏差演算手段で演算された進角量偏差を所定時間
毎に記憶し、かつ更新する進角量偏差記憶手段を更に備
え、前記微分値演算手段は、前記進角量偏差記憶手段で
記憶された進角量偏差記憶値の今回値と前回値の偏差を
所定時間毎に演算するので、目標進角量の急変時には、
実進角量の立ち上がりを急峻にすることができ、従っ
て、目標進角量に対する実進角量の収束時間をより減少
させることができる。さらに、前記進角量偏差演算手段
で演算された進角量偏差の今回値と前回値の偏差を所定
のクランク角度位置毎に演算する第2の微分値演算手段
を更に備え、前記制御量演算手段は、所定の回転数以下
においては、前記進角量偏差演算手段で演算された進角
量偏差と前記第2の微分値演算手段で演算された第2の
微分値に基づいて所定クランク角度位置毎に前記制御手
段の制御量を演算するので、低速回転時には、進角量偏
差の今回値と前回値の偏差を所定のクランク角度毎に演
算することにより、低速回転時においても、より良好な
バルブタイミング制御を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の内燃機関の制御装
置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の内燃機関の制御装
置の制御内容を説明するためのフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2の内燃機関の制御装
置の基本構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2の内燃機関の制御装
置の制御内容を説明するためのフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3の内燃機関の制御装
置の基本構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3の内燃機関の制御装
置の制御内容を説明するためのフローチャートである。
【図7】 従来及びこの発明の実施の形態1、2及び3
による内燃機関の制御装置の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図8】 従来の内燃機関の制御システムの概略構成図
である。
【図9】 従来の内燃機関の制御装置の基本構成を示す
ブロック図である。
【図10】 バルブタイミング可変機構の動作を説明す
るためのオイル・コントロール・バルブ,油圧アクチュ
エータの断面図である。
【図11】 実バルブタイミング変化速度とリニアソレ
ノイド電流の関係を示す特性図である。
【図12】 クランク角度位置検出センサからの出力信
号であるクランク角度位置検出信号SGT及びカム角度
位置検出センサからの出力信号であるカム角度位置検出
信号SGCを示すタイミングチャートである。
【図13】 従来の内燃機関の制御装置の制御内容を説
明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 運転状態検出手段、2 目標進角量設定手段、3A
実進角量検出手段、4A 進角量偏差演算手段、5A
制御量演算手段、6 制御手段、7 バルブタイミン
グ変更機構、8 微分値演算手段、8A 微分値演算手
段、9 進角量偏差記憶手段、10 第2の微分値演算
手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−119501(JP,A) 特開 平9−317503(JP,A) 特開 平9−217609(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 13/02 F01L 1/34 F02D 45/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の運転状態を検出するための運
    転状態検出手段と、 機関のクランク角度位置を検出するクランク角度位置検
    出手段と、 吸気バルブ及び排気バルブのバルブオーバーラップ量を
    変更すべく前記各バルブの少なくとも一方におけるバル
    ブタイミングを変更するためのバルブタイミング変更機
    構と、 実際のバルブタイミングの位置を所定のクランク角度位
    置毎に検出する実進角量検出手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき目標のバルブ
    タイミングを設定する目標進角量設定手段と、 前記実進角量検出手段で検出した実進角量を前記目標進
    角量設定手段で設定した目標進角量に変更するように前
    記バルブタイミング変更機構を制御する制御手段と、 を備えた内燃機関の制御装置において、 前記目標進角量と前記実進角量の偏差を所定のクランク
    角度位置毎に演算する進角量偏差演算手段と、 前記進角量偏差演算手段で演算された進角量偏差の今回
    値と前回値の偏差を所定時間毎に演算する微分値演算手
    段と、 前記進角量偏差演算手段で演算された進角量偏差と前記
    微分値演算手段で演算された微分値に基づいて前記制御
    手段で使用する制御量を演算する制御量演算手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関の制御装置にお
    いて、 前記制御量演算手段は所定のクランク角度位置毎に制御
    量を演算することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の内燃機関
    の制御装置において、 前記進角量偏差演算手段で演算された進角量偏差を所定
    時間毎に記憶し、かつ更新する進角量偏差記憶手段を更
    に備え、 前記微分値演算手段は、前記進角量偏差記憶手段で記憶
    された進角量偏差記憶値の今回値と前回値の偏差を所定
    時間毎に演算することを特徴とする内燃機関の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    内燃機関の制御装置において、 前記進角量偏差演算手段で演算された進角量偏差の今回
    値と前回値の偏差を所定のクランク角度位置毎に演算す
    る第2の微分値演算手段を更に備え、 前記制御量演算手段は、所定の回転数以下においては、
    前記進角量偏差演算手段で演算された進角量偏差と前記
    第2の微分値演算手段で演算された第2の微分値に基づ
    いて所定クランク角度位置毎に前記制御手段の制御量を
    演算することを特徴とする内燃機関の制御装置。
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