JP3290399B2 - コンベア - Google Patents

コンベア

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JP3290399B2
JP3290399B2 JP08160798A JP8160798A JP3290399B2 JP 3290399 B2 JP3290399 B2 JP 3290399B2 JP 08160798 A JP08160798 A JP 08160798A JP 8160798 A JP8160798 A JP 8160798A JP 3290399 B2 JP3290399 B2 JP 3290399B2
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啓司 北原
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マルヤス機械株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は平板状の搬送物、特に
薄い平板状の搬送物を搬送するためのコンベアに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、平板状の搬送物を搬送するにはロ
ーラコンベアが広く使用されている。従来のローラコン
ベアは、多数のローラを並列して水平な搬送面を構成し
てあり、上記したローラを同期させて回転駆動させる為
の駆動手段として丸ベルトやVベルト等のベルト機構が
広く使用されている。上記したコンベアは、コンベア下
部に沿って軸支した駆動軸と水平な搬送面上に並ぶ各ロ
ーラとの間を無端状のベルトを掛け渡すことにより、各
ローラを駆動軸の回転駆動により同期回転せしめるよう
に構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにベルト
機構を用いてローラの駆動を行なっているコンベアは、
当然のことながらローラと駆動軸とが備えるプーリとベ
ルトとが接触することにより回転駆動力が伝達される
為、ベルトの摩耗や発塵、接触騒音を発生する他に、ベ
ルト接触による摩擦抵抗が必然的に生じることになる。
したがって、高クリーン度を要求されるLCDや、PD
P用のガラス基板搬送設備においては、不具合を生じ
る。また、上記したように多くのローラを同時に回転駆
動させる場合、一軸のローラ故障によりその他のローラ
駆動に影響を及ぼし、ベルトの切断や乗り上げ等の不具
合を生じることがある。さらに、上記したようにベルト
とプーリ等を使用した駆動機構は、機構自体がどうして
も大型化すると共に、構造が複雑化することから製造コ
ストが高くなる欠点があった。
【0004】また、上記したような従来のコンベアを使
用して例えばガラス基板等の平板状の搬送物を搬送する
場合、多数のローラにより水平状に構成される搬送面の
上を平板状の搬送物が移動することになり、よって、最
近のLCD,PDP等の大型化を反映して平板の寸法が
大きくなる場合には、コンベア自体も搬送面の幅の大き
なものが必要となり、その結果、上記コンベアを用いて
構成される搬送ラインの設置スペースも必然的に増大す
ることになる。また、上記した搬送物がLCDやPDP
用の極めて薄いガラス基板である場合は、上記した如く
多数のローラから成る搬送面を水平に搬送する際に、各
ローラ間を移動する時に生じる振動により薄いガラス基
板が変形して過大な負荷を与える不具合を生じる。
【0005】本発明は上記した如き従来事情を鑑みなさ
れたものであり、その目的とする処は、上記したように
平板状の搬送物を搬送するコンベアに関し、設置場所の
省スペース化と、上記した如きベルト駆動が有する問題
を合理的に解消し得る駆動機構を具備せしめることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
為に本発明は、略並行状に配置したコンベア本体両側の
フレーム間に略長軸状の平面用ローラを多数本横架して
同フレームの長さ方向へ並列せしめることにより平板状
の搬送物を搬送する搬送平面を構成すると共に、該搬送
平面の一側を下側に、且つ他側を上側にして上記搬送平
面が所定の角度にて傾斜するようにコンベア本体を支持
し、上記搬送平面における下側の一側に沿って多数の下
縁用ローラを適宜間隔を置いて軸支すると共に、これら
各下縁用ローラの外周部に上記平板状の搬送物の下縁部
を嵌入せしめるガイド溝を周設し、これら各下縁用ロー
ラ外周のガイド溝が上記搬送平面の下側の一側に沿って
一直線上に並ぶように配置し、上記各下縁用ローラと各
平面用ローラとを同一な駆動機構によって回転駆動せし
めるコンベアであって、前記駆動機構は、上記搬送平面
の下側の一側部近傍に沿って軸支せしめる略長軸状の駆
動磁気車と、この駆動磁気車の軸方向に沿って所定の間
隔を置きながら配置する多数の従動磁気車とからなり、
上記従動磁気車を上記各平面用ローラの一側部と、下縁
用ローラとに各々同芯させて設け、これら各従動磁気車
軸芯を上記駆動磁気車の軸芯に対して交差せしめると共
に、各従動磁気車と駆動磁気車の周面同士を非接触状態
にて近接させた状態で軸支し、且つ、上記駆動磁気車の
周面に永久磁石のN極帯とS極帯とを螺旋状に設けると
共に、各従動磁気車の周面に沿って永久磁石のN極帯と
S極帯とを交互に設け、上記各従動磁気車におけるNS
両極帯の周方向のピッチと、駆動磁気車におけるNS両
極帯の螺旋ピッチとを対応させて成るものである。
【0007】上記した手段によれば、略並行状に配置し
たコンベア本体両側のフレーム間には多数本の平面用ロ
ーラを横架され、同フレームの長さ方向へ並列されるこ
とにより搬送平面を構成してある。また、コンベア本体
は、上記搬送平面が所定の角度にて傾斜するように支持
してあり、上記搬送平面における下側の一側に沿って多
数の下縁用ローラを適宜間隔を置いて軸支してある。ま
た、上記各下縁用ローラは、外周部に平板状の搬送物の
下縁部を嵌入するガイド溝を周設してあり、これらのガ
イド溝が上記搬送平面の下側の一側に沿って一直線上に
並ぶように配置してある。
【0008】また、上記下縁用ローラと平面用ローラと
は同一な駆動機構によって回転駆動する。駆動機構は、
駆動磁気車と従動磁気車とから成る。上記駆動磁気車
は、その周面に永久磁石のN極帯とS極帯とを螺旋状に
設けて構成し、上記搬送平面下側の一側部近傍に沿って
駆動回転自在に軸支せしめてある。
【0009】一方、従動磁気車は、その周面に沿って永
久磁石のN極帯とS極帯とを交互に設けて構成し、各平
面用ローラの下側部と、各下縁用ローラとに各々同芯さ
せた状態で設けてある。そして、上記した各従動磁気車
は各々上記駆動磁気車に対して軸芯を交差せしめると共
に、周面同士を非接触状態にて近接せしめた状態で軸支
してある。
【0010】上記したように、駆動磁気車のNS両極帯
は周面に沿って螺旋状に設けてあり、この極帯の螺旋ピ
ッチは上記平面用ローラと下縁用ローラとに設けた各従
動磁気車のNS両極帯のピッチに対応させてある。これ
により、両磁気車間のN極帯とS極帯とは最接近した状
態で吸引し合う状態を常に維持しようとする。従って、
従動磁気車側に視点を置いた状態で、駆動磁気車を回転
駆動させると、駆動磁気車のNS両極帯の範囲は回転に
伴って軸方向へ順次移動する。一方、各従動磁気車はN
S両極帯を周面に沿って交互に設けてあるため、上記駆
動磁気車のNS両極帯の移動を追って周面のNS両極帯
が連続的に移動し、これにより各従動磁気車が追動して
回転し、各平面用ローラと各下縁用ローラとが同方向へ
向けて同時に回転する。
【0011】上記コンベアに平板状の搬送物を載せる際
には、一直線上に配置される各下縁用ローラ外周のガイ
ド溝に平板状搬送物の下縁部を嵌入すると共に、同搬送
物を搬送平面側に倒して同搬送平面を構成する各平面用
ローラに当接させた状態で保持せしめる。この状態にお
いて、上記平板状の搬送物は、下縁部が各下縁用ローラ
の外周に形成したガイド溝に入り込んで下側から支承さ
れると共に、同ガイド溝により表裏両面を挟持するよう
にガイドされて、平板状搬送物の肉厚方向の移動が規制
される。これと同時に、同搬送物は傾斜裏面側の面を搬
送平面の各平面用ローラにより支承され、搬送方向へ移
動可能な状態となる。よって、上記したように、平板状
の搬送物を保持した状態から平面用ローラと下縁用ロー
ラとが回転駆動すると、上記した平板状の搬送物は、回
転駆動する各下縁用ローラと平面用ローラとから回転接
触力を受けて、傾斜した状態を維持したままコンベアの
始端から終端へ向けて搬送される。
【0012】請求項2記載のコンベアは、上記搬送平面
が所定の傾斜角度と略水平との間を傾動するようにコン
ベア本体を支持して成るものである。この場合、上記コ
ンベア本体と共に搬送平面を水平と所定の傾斜角度との
間で傾動することができるので、例えば、傾動可能な本
コンベアを固定傾斜角のコンベア(請求項1記載のコン
ベア)にて構成した搬送ラインの始端部や終端部に配置
することにより、他の搬送用コンベアや加工機械から水
平に搬入されてくる平板状搬送物を、本コンベアの搬送
平面を水平に倒して受け取ると共に、該搬送平面を所定
の角度まで傾動してから下縁用ローラと平面用ローラを
回転駆動せしめることにより、上記搬送平面にて受け取
った平板状搬送物を固定傾斜角のコンベアにて構成した
搬送ラインへ向けて送り出すことができる。
【0013】また、上記固定傾斜角のコンベアにより傾
斜した状態で搬送され、同搬送ラインの終端部に設置し
た本コンベアまで搬送された平板状搬送物は、同平板状
搬送物を受けた搬送平面を所定の傾斜角度から水平に倒
した後、同コンベアの平面用ローラと下縁用ローラとを
回転駆動せしめることにより、上記搬送ラインの終端部
に設置される他の搬送コンベアや加工機械に対して平板
状搬送物を水平に受け渡すことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施を図面に基づいて説明
する。図1乃至図6にて示すコンベアAは平板状の搬送
物cを搬送するものであり、コンベア本体aの両側部に
並行に配設した長尺状の両フレームa1,a2の間に多
数本の平面用ローラ1を横架して同フレームa1,a2
の長さ方向へ定間隔を置いて並列せしめることにより搬
送平面a3を構成してある。また、上記コンベア本体a
は、パイプフレーム等からなる基台dに取り付け固定す
ることにより、上記搬送平面a3の一側(フレームa1
側)を下側に、且つ他側(フレームa2側)を上側にし
て上記搬送平面a3が所定の角度にて傾斜する状態で支
持してある。上記搬送平面a3における下側の一側に沿
っては、多数の下縁用ローラ2を定間隔を置いて配設
し、これら下縁用ローラ2と上記各平面用ローラ1とを
駆動機構bによって回転駆動せしめるように構成してあ
る。
【0015】上記コンベアAにて搬送する平板状の搬送
物cは、例えばLCD,PDP用のガラス基板等であっ
て、同搬送物cの下縁を上記コンベアAの各下縁用ロー
ラ2の外周部に周設したガイド溝2aに嵌合すると共
に、同ガラス基板Cを搬送平面a3側に倒し各平面用ロ
ーラ1に当接せしめて傾斜した状態にて保持する。尚、
上記コンベアAにて搬送する搬送物cは平板状で且つ比
較的軽量なものであればどのようなものであってもよ
い。即ち、ガラス基板等の搬送物cは、下縁を各下縁用
ローラ2により下側から支承されると共に、搬送平面a
3側の片面を同搬送平面a3を構成する各平面用ローラ
1に当接して傾斜した状態で保持され、上記各平面用ロ
ーラ1と各下縁部ローラ2とを駆動機構bによって同時
に回転駆動することにより上記ガラス基板Cを傾斜した
状態を維持したまま搬送される(図2)。
【0016】コンベア本体aは、同本体aの両側部を構
成するフレームa1,a2をコンベア全幅と同じ間隔を
置いて並行状に配置すると共に、上記両フレームa1,
a2間にわたって数枚の連結板a4を適宜間隔を置いて
架設することにより上記両フレームa1,a2を連結し
て構成し、基台dにより傾斜した状態で取り付け支持し
てある。
【0017】基台dは、パイプ材を側面視略く型に屈曲
成形した左右一対の支持杆d1と、この両支持杆d1を
立てた状態で支持する基枠d2から成り、上記基枠d2
の四隅部分に設けた脚d3を介して接地するように構成
してある。また、上記基台dの支持杆d1は、屈曲部よ
り先端側が水平を基準として略60゜の角度で傾斜する
ように形成し、これにより、上記コンベア本体a及び搬
送平面d3が水平を基準として60゜の角度で傾斜する
ように支持してある。上記した如くコンベア本体aを6
0゜の角度に傾斜せしめた状態にて支持することによ
り、その平面視における設置スペースは同コンベア本体
aを水平に設置した場合の約半分に低減することができ
る(図2)。尚、上記した如く傾斜するコンベア本体a
は、フレームa1が下側に、且つフレームa2側が上側
になるように支持してある。
【0018】コンベア本体aの両フレームa1,a2
は、アルミを押し出し成形して成る厚板状の部材であ
り、両側面と上下端面には、ボルトの頭部を挿通して支
持する数本の挿通溝91を同フレームa1,a2の全長
に渡って形成してある(図3)。上記した如く構成した
コンベア本体aにおける上下両フレームa1,a2の対
向面間にわたっては多数本の平面用ローラ1を架設し、
これら各平面用ローラ1によって、コンベア本体aの上
面開口部に搬送平面a3を構成してある(図1,図
4)。各平面用ローラ1は、長軸状の支軸1aの外周部
に略球状のローラ1bを嵌合して固着することにより構
成してある。上記ローラ1bは、支軸1aの軸方向に適
宜間隔を置いて設置するものであり、本実施例において
は1本の支軸1aに対して6個のローラ1bを取り付け
てある。尚、上記ローラ1bの数や設置間隔等は、任意
に変更してもよい。
【0019】上記平面用ローラ1は、両端部を上下両フ
レームa1,a2に取り付け固定した軸受け部材11に
嵌挿して回転自在に軸支してある。上記軸受け部材11
は、フレームa1,a2に沿って形成した挿通溝91に
挿通せしめたボルト12aを貫挿してナット12bによ
り螺合締め付けすることによりフレームa1,a2の内
側面に取り付け固定してある。また、上記軸受け部材1
1の正面側の縁部には、ベアリング13を嵌合する凹部
11aを定間隔を置いて凹設し、該凹部11aにベアリ
ング13を介して平面用ローラ1の支軸1a端部を嵌入
することにより上記平面用ローラ1の上下両端を回転自
在に軸受してある。
【0020】上記軸受け部材11は、上下両フレームa
1,a2の挿通溝91の全長にわたって沿設し、該軸受
け部材11の中から適宜位置にある凹部11aを選んで
上記したように平面用ローラ1の支軸1aの上下両端部
を軸受けするように構成してある(図4)。また、上記
各平面用ローラ1の支軸1a下端部の定位置には、後述
する従動磁気車3を各々嵌着してある。
【0021】本実施例の場合、両フレームa1,a2の
長さ方向に適宜間隔を置いて15〜17本程度の平面用
ローラ1を設けることにより搬送平面a3を構成してあ
る。また、上記した各平面用ローラ1は、支軸1aの両
端部を軸受けする凹部11aを、上記した如くフレーム
a1,a2に沿って定間隔を置いて凹設した各凹部11
aの中から任意に選択して軸支することができるので、
設置本数や設置位置を任意に変更することができる。
尚、上記したように各平面用ローラ1を並列することに
より構成する搬送平面a3とは、平板状の搬送物cと接
触する各平面用ローラ1の最大径部分、即ち、支軸1a
の外周に嵌着した略球状のローラ1b外周の最高レベル
に沿って構成され、平板状の搬送物cの移動軌跡と一致
する。
【0022】上記コンベア本体aの下側のフレームa1
に沿っては、下縁用ローラ2を具備するローラユニット
20を適宜間隔を置いて設置してある。上記した各ロー
ラユニット20は、各下縁用ローラ2を回転自在に軸支
すると共に、上記搬送平面a3における下側の縁部に沿
って取り付け支持するものである。ローラユニット20
は、側面視略クランク形に屈曲形成した支持体25を具
備し、該支持体25の基端部に2本のボルト26aを挿
通し、この両ボルト26aを下側のフレームa1の内面
に沿って形成した挿通溝91内に挿入したナット26b
に螺合して締め付けることにより、下側のフレームa1
の所定位置に取り付け固定する(図4)。
【0023】上記支持体25の先端部には2個のベアリ
ング22を間隔を置いて嵌装し、この両ベアリング22
間に下縁用ローラ2の支軸21を嵌挿して回転自在に支
持してある。下縁用ローラ2は、上記支軸21の先端部
に嵌着し、同支軸21と共に一体的に回転するように構
成してある。尚、上記支軸21は平面用ローラ1の支軸
1a下端側部位と直交するように軸支してある(図
4)。また、上記支軸21の外周には外筒23を嵌着す
ると共に、該外筒23の外周に後述する従動磁気車4を
嵌装し、下縁用ローラ2及び支軸21と一体に回転する
ように構成してある。
【0024】上記した如く構成したローラユニット20
は、下側フレームa1に沿って適宜間隔を置いて設置
し、各ローラユニット20の下縁用ローラ2が上記平面
用ローラ1同士の間に突出するように構成してある(図
4,5)。また、上記したように下側のフレームa1に
取り付け支持した各ローラユニット20の各下縁用ロー
ラ2は、外周面に沿ってガイド溝2aを周設し、このガ
イド溝2aが上記各平面用ローラ1により構成される搬
送平面a3下側の一側に沿って一直線状に並ぶように構
成してある(図3)。これにより、平板状の搬送物cの
下縁部は、上記各下縁用ローラ2により下から支承さ
れ、且つ、上記ガイド溝2a内に沿ってガイドされなが
ら直線的に移動するようになる。
【0025】駆動機構bの駆動磁気車5は、各平面用ロ
ーラ1の下端部と、各下縁用ローラ2の支軸21が交差
する部分の内側に沿って下側フレームa1と並行するよ
うに挿通せしめ、その両端部及び中間部の数カ所を軸受
体51により軸受けすることにより回転自在に支持して
ある(図1)。
【0026】即ち、上記駆動磁気車5の軸芯5’に対
し、両従動磁気車3,4の軸芯1a’,21’がそれぞ
れに直交するように配置してある(図7)。また上記駆
動磁気車5の軸芯5’と、各平面用ローラ1下端側の支
軸1aの軸芯1a’との間隔、及び同駆動磁気車5の軸
芯5’と、各下縁用ローラ2の支軸21の軸芯21’と
の間隔が各々同じ距離となるように配置する(図4)。
そして、上記駆動磁気車5外周面に対して、各平面用ロ
ーラ1の支軸1a下部に設けた各従動磁気車3の外周面
と、各下縁用ローラ2の支軸21に設けた各従動磁気車
4の外周面とが各々非接触状態にて近接するように構成
してある(図4)。
【0027】上記した如く、駆動機構bは、コンベア本
体aの下側フレームa1に沿って回転自在に設置した駆
動磁気車5と、各平面用ローラ1の支軸1aの下部に設
けた各従動磁気車3と、各下縁用ローラ2の支軸21に
設け従動磁気車4とにより構成してある。そして、上記
駆動磁気車5からの回転駆動力を磁力を利用して各従動
磁気車3,4に伝達せしめ、各平面用ローラ1と下縁用
ローラ2とを多軸同時に回転せしめる。尚、上記駆動機
構bの正面側は、フレームa1に取り付け固定したカバ
ーa5によって覆っている。
【0028】上記駆動磁気車5は、支軸5aの外周に略
筒状の永久磁石を嵌着して成り、端部から突出する支軸
5aにプーリ53aを取付け、このプーリ53aとコン
ベア本体a一端に設置した駆動モータ52の駆動プーリ
53bとの間に駆動ベルト53cを掛け渡し、上記駆動
モータ52の駆動回転により同駆動磁気車5が回転する
ように構成してある。尚、上記した支軸5aと駆動モー
タ52との間の駆動伝達手段は駆動ベルトに限定するも
のではなく、ギヤを用いてもよい。上記駆動磁気車5の
支軸5aの外周に嵌着した永久磁石は、Mn −Al 磁石
等からなり、長軸形に形成した柱状体の周面にN極帯5
nとS極帯5sとを全長にわたって螺旋状に着磁するこ
とにより構成してある(図7,図8)。
【0029】一方、各平面用ローラ1の下端に装着され
る各従動磁気車3は、上記駆動磁気車5と同様な永久磁
石から成り、円筒形に形成した柱状体の周面を円周方向
に等間隔をおいて分割し、これら各帯状の区間に永久磁
石のN極帯3nとS極帯3sを交互に着磁することによ
り構成してある(図7)。そして、上記駆動磁気車5の
NS両極帯5n,5sの軸方向のピッチ、即ち螺旋ピッ
チは、従動磁気車3が備えるNS両極帯3n,3sの円
周方向のピッチと一致させてある(図8−a,図8−
b)。
【0030】また、各下縁用ローラ2の支軸21に装着
される各従動磁気車4も上記した平面用ローラ1の従動
磁気車3と同様に構成してある。即ち、下縁用ローラ2
の従動磁気車4は、永久磁石から成り、短筒状に形成し
た円筒体の周面を円周方向に等間隔をおいて分割し、こ
れら各帯状の区間に永久磁石のN極帯4nとS極帯4s
を交互に着磁することにより構成してある(図7)。ま
た、上記従動磁気車4が備えるNS両極帯4n,4sの
円周方向のピッチも、上記駆動磁気車5のNS両極帯5
n,5sの軸方向のピッチ、即ち螺旋ピッチと一致させ
てある(図8−a,図8−b)。
【0031】尚、上記実施例の従動磁気車3,4におい
ては円筒体の周面を4分割しているが、NS両極帯3
n,3s,4n,4sを交互に着磁することができる分
割数であればよく、分割の数は4分割に限定されるもの
ではない。また、上記した各磁気車5,3,4は柱状体
の周面を着磁することにより極帯5n,5s,3n,3
s,4n,4sを着磁することにより構成したが、各磁
気車5,3,4は、柱状体の周面に単体の永久磁石を止
着することにより極帯5n,5s,3n,3s,4n,
4sを構成しても、若しくは柱状体の周面に沿ってゴム
磁石やプラスチック磁石等を巻き付けることにより極帯
5n,5s,3n,3s,4n,4sを構成してもよい
(図示せず)。
【0032】上記したように、駆動機構bは、駆動磁気
車5のNS両極帯5n,5sは周面に沿って螺旋状に着
磁してある。また、上記両極帯5n,5sの螺旋ピッチ
は、各従動磁気車3,4のNS極帯3n,3sと4n,
4sのピッチに対応させてある。したがって、磁気車5
と3との間、及び磁気車5と4との間におけるN極帯5
nと3s,4s、及びS極帯5sと3n,4nとは磁界
による吸引力により常時最接近した状態を維持しようと
する(図8−a,図8−b)。よって上記状態から駆動
磁気車5を回転駆動させると、螺旋状に構成されるNS
両極帯5n,5sの範囲は回転に伴って駆動磁気車5の
軸方向へ向けて連続的に移動する。
【0033】一方、各従動磁気車3,4は正面視及び平
面視において、軸芯1a’,21’が駆動磁気車5の軸
芯5’に対して直交し(図8−a,図8−b)、且つ、
NS両極帯3n,3s/4n,4sを各々の周面に沿っ
て交互に配置してあるため、上記したような駆動磁気車
5のNS両極帯5n,5sの移動を追って周面のNS両
極帯3n,3s/4n,4sが次々と移動して回転する
ことになる。これにより、駆動磁気車5の回転駆動が各
従動磁気車3,4に対して同時に伝達され、各従動磁気
車3,4が駆動磁気車5の回転に伴って同期した状態で
追動回転し、搬送平面a3上の各平面用ローラ1と、各
下縁用ローラ2が各々搬送方向へ向けて回転することに
なる。また、上記駆動磁気車5を逆方向に回転させる
と、各従動磁気車3,4も逆方向に回転することにな
る。
【0034】上記した如く構成したコンベアAにより平
板状の搬送物cを搬送する際には、各下縁用ローラ2の
ガイド溝2aに平板状搬送物cの下縁部を嵌入すると共
に、同搬送物cを搬送平面a3側に倒して同搬送平面a
3を構成する各平面用ローラ1に当接させた状態で保持
せしめる(図4)。
【0035】この状態において、上記平板状の搬送物c
は、下縁部を各下縁用ローラ2により下側から支承され
ると共に、一直線上に並ぶ各下縁用ローラ2外周のガイ
ド溝2aに嵌入して同搬送物cの肉厚方向(ガイド溝2
aの溝幅方向)へずれないようにガイドされ、さらに、
傾斜裏面側の面が搬送平面a3の各平面用ローラ1に当
接することにより、60゜に傾斜した状態で保持される
(図2)。この状態において、上記搬送物cの自重は、
各下縁用ローラ2と搬送平面a3の各平面用ローラ1に
分散して加わることになる。
【0036】上記したように、平板状の搬送物cを保持
した状態から、上記駆動機構bの駆動モータ52を駆動
せしめて、平面用ローラ1と下縁用ローラ2とを回転駆
動すると、上記平板状の搬送物cは、回転駆動する各下
縁用ローラ2と平面用ローラ1とから回転接触力を受け
て、傾斜する搬送平面a3に沿ってコンベアの始端から
終端へ向けて搬送される(図1)。この際、搬送される
平板状搬送物cの下縁は、一直線上に並ぶ各下縁用ロー
ラ2のガイド溝2aに順次嵌入してガイドされながら直
線的に移動する。
【0037】上記した如く構成したコンベアAにおいて
は、永久磁石の磁力を利用して非接触状態を保ったまま
回転駆動力の伝達を行なう駆動機構bを具備するもので
あるから、各平面用ローラ1及び下縁用ローラ2の多軸
同時回転に伴う回転駆動力の伝達を極めてスムースに行
なうことができる。また、上記コンベアAは、作動中に
おいて一部の平面用ローラ1,下縁用ローラ2に一定以
上の負荷や衝撃力が加わった場合において、駆動磁気車
5と従動磁気車3,4間における磁界の変形により駆動
磁気車5が滑べり回転する機能、所謂トルクフリー機能
を具備することになる。よって、上記したように一部の
平面用ローラ1,下縁用ローラ2に無理な負荷がかかっ
て停止した場合などにも、他のローラ1,2の回転駆動
に影響を与えることがなく、従来のベルト駆動のコンベ
アのようにベルト切れや乗り上げ、外れ等のトラブルを
生じることがない。
【0038】上記したコンベアAは、同様に構成したも
のを搬送方向へ向けて複数台連結することにより平板状
の搬送物cを傾斜した状態で維持しつつ搬送する搬送ラ
インを構成することができる(図9)。この際、上記コ
ンベアAによる搬送ラインの始端部若しくは終端部に、
コンベア本体aと共に搬送平面a3の傾斜角度を水平と
上記角度(60゜)との間で往復傾動するコンベアA2
を設置するとよい。
【0039】上記コンベアA2は、上記したコンベアA
と同様に構成されるが、基台dの屈曲部に枢支部d4を
設けることにより、コンベア本体aを上記枢支部d4か
ら傾動自在に枢支してある。また、上記コンベア本体a
は、エアシリンダd5を用いて、水平と、上記所定角度
との間を傾動可能に支持してある(図10)。尚、本実
施例のコンベアA2の場合、コンベア本体aの搬送平面
a3が水平と60゜との間を往復傾動するように構成し
てある。尚、コンベア本体aの傾動手段は、エアシリン
ダに限定するものではなく、上記コンベア本体を所定の
角度にて傾動し得るものであれば、既存の同様なものを
用いてもよい。
【0040】上記したコンベアA2を複数台のコンベア
Aを連結して成る搬送ライン始端部及び終端部の一方、
若しくは双方に設置した場合、他の搬送用コンベアや加
工機械(図示せず)から水平に搬入されてくる平板状搬
送物cを、コンベアA2の搬送平面a3を水平に倒すこ
とにより受け取ることができる。上記したように水平に
倒した搬送平面a3により平板状搬送物cを水平に受け
取った後、エアシリンダd5を作動して同コンベアA2
の搬送平面a3を所定の角度(60゜)まで傾動し、同
搬送平面a3の傾斜角度を隣に設置されるコンベアAの
搬送平面a3の角度と一致せしめる(図10)。そし
て、この状態から、コンベアA2の下縁用ローラ2と平
面用ローラ1を回転駆動せしめることにより、上記搬送
平面a3にて受け取った平板状搬送物cを複数台のコン
ベアAにより構成した搬送ラインへ向けて送り出すこと
ができる。
【0041】また、上記コンベアAにより構成される搬
送ラインの作動により、同搬送ラインの終端部に設置し
たコンベアA2まで搬送された平板状搬送物cは、その
平板状搬送物cを受けた搬送平面a3を所定の傾斜角度
(60゜)から水平に倒した後、同コンベアA2の平面
用ローラ1と下縁用ローラ2とを回転駆動せしめること
により、上記コンベアA2の二次側に接続される他の搬
送コンベアや加工機械に対して平板状搬送物cを水平に
受け渡すことができる(図示せず)。尚、搬送平面a3
を傾動可能に構成したコンベアA2は、コンベアAによ
り構成される搬送ラインの両端部に設置しても、若しく
は始端部,終端部のどちらか一方に設置してもよい。
【0042】本発明のコンベアは、上記搬送平面の傾斜
角度を60゜前後に設定した場合がコンベアの設置スペ
ースを低減せしめると同時に、平板状搬送物cの搬送状
態を安定させる上で最も好ましい結果を得られるが、上
記した搬送平面の傾斜角度は60゜に限定するものでは
なく、平面用ローラと下縁用ローラを利用して平板状搬
送物を搬送し得る角度であれば、上記傾斜角度は任意に
変更してもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、平面用ロ
ーラを多数本並列せしめて構成した搬送平面を傾斜せし
めた状態で支持し、該搬送平面における下側の縁部に沿
って多数の下縁用ローラを配設し、この各下縁用ローラ
の外周に設けたガイド溝に平板状搬送物の下縁部を嵌入
すると共に、同搬送物を搬送平面側に倒して同搬送平面
を構成する各平面用ローラに当接させた状態で保持せし
め、上記下縁用ローラと平面用ローラとを同一な駆動機
構により回転駆動せしめることにより上記平板状の搬送
物を傾斜させた状態のまま搬送するものである。
【0044】よって、搬送面が水平な通常のコンベアと
比較すると、上記搬送平面を具備するコンベア本体が傾
斜する分、平面視における設置スペースを減少せしめる
ことができ、コンベアを設置するための占有面積を低減
し、設置場所の省スペース化を図ることができる。
【0045】また、搬送中における平板状搬送物は、下
縁部を各ガイドローラのガイド溝にて下側から支承しつ
つ直線状にガイドされると共に、搬送平面を構成する各
平面用ローラに当接して一定の傾斜状態を維持しながら
搬送されるので、薄いガラス基板等を搬送する場合で
も、搬送物が変形するような無理な負荷が加わることが
なく、例えばLCDやPDP用の極めて薄く変形し易い
ガラス基板等の搬送物であっても、変形を防止しながら
円滑に搬送することが可能である。
【0046】上記平面用ローラと下縁用ローラとを回転
駆動せしめる駆動機構は、駆動磁気車から各従動磁気車
に対する回転駆動力の伝達を、永久磁石の磁力を利用し
て非接触状態のまま行なうものであるから、ベルトを用
いて回転駆動する従来のコンベアのように、ベルトの摩
耗や発塵、接触騒音、接触抵抗を発生することが一切な
く、ローラの多軸同時回転に伴う回転駆動力の伝達を極
めてスムースに行なうことができ、例えば、LCDやP
DPの生産設備におけるクリーン度に対応し得る。
【0047】上記駆動機構は、各平面用ローラと各下縁
用ローラとに各々設けた従動磁気車の軸芯同士が交差す
る状態で構成されるが、1本の駆動磁気車の外周に各平
面用ローラの従動磁気車と、各下縁用ローラの従動磁気
車とを近接した状態で交差させるだけで、上記駆動磁気
車から各従動磁気車に磁気を利用して動力の伝達を行う
ことができる。よって、従来のように駆動機構をベルト
やプーリを使用して上記したように交差する駆動機構を
構成する場合は、平面用ローラの駆動系と、下縁用ロー
ラの駆動系とを独立させこれらを同期させるか、あるい
は同一な駆動系にするにしても直交する上記両駆動系同
士を連絡する装置が必要となる。したがって、上記した
ような従来の駆動機構と比較すると、駆動機構の構造を
大幅に簡素化し得ると共に、さらに同駆動機構の外形を
非常にコンパクトにまとめることが可能である。また、
上記した下縁用ローラ及び平面用ローラを追加する場合
でも、1本の駆動磁気車を共用して駆動力の伝達を行う
ことができるので、駆動系の構造を複雑にすることなく
下縁用ローラ及び平面用ローラの追加を簡単に行うこと
ができ、コスト面でも有利である。
【0048】請求項2記載のコンベアは、上記搬送平面
が所定の傾斜角度と略水平との間を傾動するようにコン
ベア本体を支持して成るものであるから、例えば、搬送
平面の傾動が可能な本コンベアを、搬送平面が所定の傾
斜角にて固定される固定傾斜角のコンベア(請求項1記
載のコンベア)にて構成した搬送ラインの始端部や終端
部に設置することにより、他の搬送コンベアや加工機械
から水平に搬入されてくる平板状搬送物を、本コンベア
の搬送平面によって水平の状態にて受け取った後、これ
を所定の角度まで傾動してから固定傾斜角のコンベアに
て構成した搬送ラインへ向けて送り出すことができる。
【0049】また、固定傾斜角のコンベアにより構成さ
れる搬送ラインの終端部まで搬送された平板状搬送物を
傾動可能な本コンベアにより保持し、所定の傾斜角度か
ら水平に倒した後、次ぎに設置される他の搬送コンベア
や加工機械に対して搬送物を水平に受け渡すことができ
る。即ち、本発明の固定傾斜角のコンベアからなる搬送
ラインの始端部若しくは終端部に傾動可能な本コンベア
を設置することにより、他のコンベアや加工機械との間
において水平状態維持しつつ行う平板搬送物の受け取り
及び受け渡しを円滑に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したローラコンベアを一部切
欠して示す正面図。
【図2】 同ローラコンベアの側面図。
【図3】 同ローラコンベアを一部省略して示す平面
図。
【図4】 図3におけるIV-IV 線断面図。
【図5】 図3におけるV-V 線断面図。
【図6】 駆動機構を示す斜視図。
【図7】 駆動磁気車と従動磁気車の位置関係を示す
斜視図。
【図8】 (a)は駆動磁気車と両従動磁気車を示す
正面図、(b)は同駆動磁気車と両従動磁気車を示す平
面図。
【図9】 複数のローラコンベアを連結した状態を示
す正面図。
【図10】 搬送平面を傾動可能に構成したローラコ
ンベアを示す斜視図。
【符号の説明】
A・・・コンベア a・・・コンベア本体 a3・・・搬送平面 b・・・駆動機構 c・・・搬送物 1・・・平面用ローラ 2・・・下縁用ローラ 2a・・・ガイド溝 3・・・従動磁気車(平面用ローラ側) 4・・・従動磁気車(下縁用ローラ側) 3n,4n・・・N極帯 3s,4s・・・S極帯 5・・・駆動磁気車 5n・・・N極帯 5s・・・S極帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 13/00 - 13/12 H02K 49/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略並行状に配置したコンベア本体両側
    のフレーム間に略長軸状の平面用ローラを多数本横架し
    て同フレームの長さ方向へ並列せしめることにより平板
    状の搬送物を搬送する搬送平面を構成すると共に、該搬
    送平面の一側を下側に、且つ他側を上側にして上記搬送
    平面が所定の角度にて傾斜するようにコンベア本体を支
    持し、上記搬送平面における下側の一側に沿って多数の
    下縁用ローラを適宜間隔を置いて軸支すると共に、これ
    ら各下縁用ローラの外周部に上記平板状の搬送物の下縁
    部を嵌入せしめるガイド溝を周設し、これら各下縁用ロ
    ーラ外周のガイド溝が上記搬送平面の下側の一側に沿っ
    て一直線上に並ぶように配置し、上記各下縁用ローラと
    各平面用ローラとを同一な駆動機構によって回転駆動せ
    しめるコンベアであって、前記駆動機構は、上記搬送平
    面の下側の一側部近傍に沿って軸支せしめる略長軸状の
    駆動磁気車と、この駆動磁気車の軸方向に沿って所定の
    間隔を置きながら配置する多数の従動磁気車とからな
    り、上記従動磁気車を上記各平面用ローラの一側部と、
    下縁用ローラとに各々同芯させて設け、これら各従動磁
    気車軸芯を上記駆動磁気車の軸芯に対して交差せしめる
    と共に、各従動磁気車と駆動磁気車の周面同士を非接触
    状態にて近接させた状態で軸支し、且つ、上記駆動磁気
    車の周面に永久磁石のN極帯とS極帯とを螺旋状に設け
    ると共に、各従動磁気車の周面に沿って永久磁石のN極
    帯とS極帯とを交互に設け、上記各従動磁気車における
    NS両極帯の周方向のピッチと、駆動磁気車におけるN
    S両極帯の螺旋ピッチとを対応させて成るコンベア。
  2. 【請求項2】 上記搬送平面が所定の傾斜角度と略水
    平との間を傾動するようにコンベア本体を支持して成る
    請求項1記載のコンベア。
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