JP3290069B2 - 無機質板の製造方法 - Google Patents

無機質板の製造方法

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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁材などの建築
材料として用いられる無機質板の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】セメントを主成分とし水を含有する成形
材料を型内でプレス成形し、この成形体を養生硬化する
所謂乾式製法で建築用の無機質板を製造するにあたっ
て、無機質板の曲げ強度などの物性を向上させるため
に、成形材料に補強繊維としてパルプを配合することが
おこなわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような無
機質板の製造方法では、成形体が養生硬化するまでの間
に、パルプがその周囲のセメントの硬化(水硬)に必要
な水を吸収し、このパルプの吸水による水不足でセメン
トの硬化不足が起こるという所謂ドライアウト現象が生
じるために、無機質板の強度発現が十分でないという問
題があった。また粉体が吸収する水の量を考慮して成形
材料にセメントが硬化するのに必要な水の量以上の水を
配合しても、局所的にドライアウト現象が生じて上記と
同様の問題が生じると共に、成形体に表面クラックが発
生するなどの成形不良が生じるという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、パルプを補強繊維として用いても、成形不良を生
じさせることなくプレス成形をおこなうことができ、し
かも無機質板の強度を十分に発現させることができる無
機質板の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の無機質板の製造方法は、セメントとパルプと水とを混
合して調製される成形材料を型内でプレス成形した後、
この成形体を養生硬化させる無機質板の製造方法におい
て、パルプの水分の吸収を促進するための吸水助剤とし
て界面活性剤を用い、この界面活性剤にて被覆された
ルプを用いることを特徴とするものである。
【0006】また本発明の請求項2に記載の発明は、請
求項1の構成に加えて、成形体をオートクレーブ養生に
て硬化させることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。パルプとしては針葉樹晒クラフトパルプ(LBK
P)を用いることができる。このパルプは、セメント等
と混合される前に予めパルプの水分の吸収を促進するた
めの吸水助剤で処理され、このことでパルプの湿潤性や
水の浸透性を向上させてある。吸水助剤としては界面活
性剤を使用するものであり、解繊する前のパルプを界面
活性剤の溶液に浸漬するなどして界面活性剤をパルプに
含浸させることによって、パルプを界面活性剤(吸水助
剤)で被覆するものである。
【0008】パルプへの吸水助剤の含浸量は0.3〜3
重量%に設定することができる。パルプへの吸水助剤の
含浸量が0.3重量%未満であれば、パルプの湿潤性や
パルプへの水の浸透性を促進する効果を向上させること
ができず、またパルプへの吸水助剤の含浸量が3重量%
を超えると、不要な吸水助剤が多くなって経済的に不利
になる。
【0009】このように吸水助剤で被覆したパルプを解
繊した後、セメントと水とその他の成分、例えば混和材
や骨材や繊維とともに混合することによって成形材料を
調製する。各材料の配合量はセメント100重量部に対
して、処理したパルプが10〜30重量部、フライアッ
シュなどの混和材が70〜130重量部、高炉水砕スラ
グや珪石粉などの骨材が30〜50重量部と設定するこ
とができる。さらに水の配合量はセメントに対して80
〜150重量部に設定することができ、このことで成形
体を養生硬化させた後に得られる無機質板に余剰水を残
さないようにすることができて無機質板を乾燥させる工
程が必要でなくなる、所謂乾式製法をおこなうことがで
き、乾燥工程が不要となって安価に無機質板を製造する
ことができる。
【0010】次に上記のように調製された成形材料を型
内に注入し、加圧機によって20秒〜1分間の時間及び
3〜10MPaの圧力でプレス成形することによって成
形体を形成する。この後成形体に蒸気養生やオートクレ
ーブ養生を施してセメントを硬化させることによって無
機質板を形成することができる。蒸気養生は例えば温度
60〜80℃、湿度95〜100%、3〜24時間の条
件でおこなうことができ、またオートクレーブ養生は例
えば温度165〜180℃、4〜12時間の条件でおこ
なうことができる。
【0011】上記成形体の養生としては、オートクレー
ブ養生を採用することが好ましく、このことで短時間の
養生で高強度であり且つ寸法変化の小さい無機質板を得
ることができると共に、高温高圧によって吸水助剤を分
解させることができ、吸水助剤が無機質板に残留して無
機質板に吸水し易くなるなどの悪影響を及ぼさないよう
にすることができる。
【0012】上記のようにこの実施の形態では、パルプ
の水分の吸収を促進するための吸水助剤で処理したパル
プをセメントや水等と混合して成形材料を調製したの
で、吸収助剤でパルプの湿潤性やパルプへの水の浸透性
を向上させて成形材料中でパルプを十分に吸水させるこ
とができ、よって成形材料をプレス成形して得られる成
形体を養生硬化している間に、パルプが成形体中のセメ
ントの硬化に必要な水を吸収することがなくなり、従っ
てパルプの吸水による水不足でセメントの硬化不足(ド
ライアウト現象)が起こらないようにすることができ
る。また成形材料にセメントが硬化するのに必要な水の
量以上の水を配合することもなくなって、成形体に表面
クラックが発生するなどの成形不良が生じないようにす
ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳述する。 (実施例1)ポルトランドセメント100重量部と、フ
ライアッシュ100重量部と、珪石粉40重量部と、乾
式解繊したLBKPパルプ15重量部とをアイリッヒミ
キサーで混合し、これに100重量部の水を加えて攪拌
混合して成形材料を調製した。上記パルプとしては、解
繊する前に吸水助剤(東邦化学社製の界面活性剤、エア
ノールCT−1、この成分はジオクチルスルホサクシネ
ート)をパルプ全体に対して1.0重量%含浸させたも
のを使用した。
【0014】次に成形材料を型内に注入して充填し、5
MPaの圧力で1分間プレス成形して厚さ12mmの成
形体を形成し、この後成形体を温度60℃、湿度100
%の雰囲気中で10時間養生させ、さらにこの後温度1
70℃、湿度100%の条件下で10時間オートクレー
ブ養生してセメントを硬化させて無機質板を得た。 (実施例2)パルプとして、解繊する前に上記と同様の
吸水助剤をパルプ全体に対して0.5重量%含浸させた
ものを使用した以外は、上記実施例1と同様にして無機
質板を得た。
【0015】(実施例3)水の配合量を80重量部とし
た以外は、上記実施例1と同様にして無機質板を得た。 (実施例4)水の配合量を120重量部とした以外は、
上記実施例1と同様にして無機質板を得た。
【0016】(比較例1)パルプとして吸水助剤を含浸
させていないものを使用した以外は、上記実施例1と同
様にして無機質板を得た。 (比較例2)パルプとして吸水助剤を含浸させていない
ものを使用した以外は、上記実施例4と同様にして無機
質板を得た。
【0017】上記実施例1乃至4と比較例1、2につい
て成形体の表面の状態を観察して評価した。また各無機
質板の比重と曲げ強度を測定すると共に、硬化の状態
(セメントの反応状態)を観察して評価した。結果を表
1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】表1から判るように、吸水助剤で被覆した
パルプを用いた実施例1乃至4では成形状態が良好でド
ライアウト現象も発生せず、曲げ強度が比較例1、2よ
りも高くなるが、比較例1、2では吸水助剤で被覆した
パルプを用いていないので、成形体の表面にクラックが
発生したりドライアウト現象が生じたりした。
【0020】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に記載の
発明は、セメントとパルプと水とを混合して調製される
成形材料を型内でプレス成形した後、この成形体を養生
硬化させる無機質板の製造方法において、パルプの水分
の吸収を促進するための吸水助剤として界面活性剤を用
い、この界面活性剤にて被覆されたパルプを用いたの
で、吸収助剤でパルプの湿潤性やパルプへの水の浸透性
を向上させて成形材料中でパルプを十分に吸水させるこ
とができ、よって成形材料をプレス成形して得られる成
形体を養生硬化している間に、パルプが成形体中のセメ
ントの硬化に必要な水を吸収することがなくなり、従っ
てパルプの吸水による水不足でセメントの硬化不足(ド
ライアウト現象)が起こらないようにすることができ、
パルプを補強繊維として用いても、無機質板の強度を十
分に発現させることができるものである。また成形材料
にセメントが硬化するのに必要な水の量以上の水を配合
することもなくなって、成形不良を生じさせることなく
プレス成形をおこなうことができものである。
【0021】また本発明の請求項2に記載の発明は、上
記成形体をオートクレーブ養生にて硬化させたので、オ
ートクレーブ養生における高温高圧で吸水助剤を分解す
ることができ、無機質板に吸水し易くなるなどの悪影響
を及ぼさないようにすることができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C04B 16:02) C04B 16:02) Z

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントとパルプと水とを混合して調製
    される成形材料を型内でプレス成形した後、この成形体
    を養生硬化させる無機質板の製造方法において、パルプ
    の水分の吸収を促進するための吸水助剤として界面活性
    剤を用い、この界面活性剤にて被覆されたパルプを用い
    ることを特徴とする無機質板の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記成形体をオートクレーブ養生にて硬
    化させることを特徴とする請求項1に記載の無機質板の
    製造方法。
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