JP3980183B2 - 無機質板の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主として建築板として用いられる無機質板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の建築板の製造方法としては、従来から一般にセメント等の水硬性物質と、木片、パルプ等の木質材料との混合物を主体とする原料混合物を型板上に散布してマットをフォーミングし、該マットを水分存在下に加熱圧締して予備硬化せしめ、その後該予備硬化マットを脱型して自然養生またはオートクレーブ養生して完全に硬化させる乾式法が適用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記乾式法は湿式法と比べると大量生産し易く、特に板厚が厚い建築板を製造する場合に有利な方法であり、また圧締条件を変えることによって低比重軽量な製品から高比重製品まで各種各様の製品が得られると言う利点がある。
【0004】
しかしながら上記乾式法では、フォーミングしたマットを水分存在下に加熱圧締して充分な強度の予備硬化マットとするには、相当長い加熱圧締時間が必要であり、圧締時間が不足すると脱型時に予備硬化マットが崩れたり破損したりし易いと言う問題点があった。
【0005】
そこで加熱圧締時間を短縮するために原料混合物に予め硬化促進剤を添加する方法が行なわれている。該硬化促進剤としては取扱い易いこと、および低コストであることから塩化カルシウムのような塩化物が用いられる。しかし硬化促進剤として塩化物を使用すると、塩化物から遊離する塩素イオンのために建築板を支持したり固定したりする手段として使用される釘、柱等の鉄材が腐食されると言う問題点がある。
【0006】
上記乾式法において、セメント硬化物の強度を向上せしめるために、原料混合物にホルムアルデヒド系樹脂前駆体を添加することが提案されている(特許第2704929号)。この提案は圧締時にホルムアルデヒド系樹脂前駆体が縮合して水を生成し、該水によってセメントを硬化させるものであるが、セメントが硬化するに充分な水が生成するためには、該ホルムアルデヒド系樹脂前駆体を多量(例えば水硬性セメント100重量部に対して15〜25重量部)添加しなければならず、コスト高となるしまたホルムアルデヒドの遊離による環境汚染の問題もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、水硬性物質と、原料混合物中に通常1〜15重量%の範囲で添加されて加熱により自己硬化する粉末状のホルムアルデヒド系樹脂の初期縮合物とを加水状態で混合して原料混合物を調製する工程と上記混合物を型板上に散布してマットフォーミングする工程と、上記マットを型板と共に圧締圧15〜30 kg cm 2 、加熱温度140〜300℃、圧締時間5〜30分で加熱圧締して上記ホルムアルデヒド系樹脂の初期縮合物を溶融硬化した予備硬化体を得る工程と、上記予備硬化体を加熱圧締から解き、型板から脱型する工程と、上記脱型された予備硬化体に、上記水硬性物質を硬化させるために必要な量の水分を供給する工程と、上記水分が供給された状態のマットを、温度160〜180℃、相対湿度70〜95%、圧力4〜10 kg cm 2 、養生時間6〜15時間でオートクレーブ養生する工程と、を含むことを特徴とする無機質板の製造方法を提供するものである。一般に上記ホルムアルデヒド系樹脂はフェノール樹脂である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明において使用される水硬性物質としては、例えばポルトランドセメント、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセメント、アルミナセメント等のセメント類がある。
【0009】
本発明において使用される木質材料としては、例えば木粉、木質繊維、パルプ、木質繊維束、木毛、木片、竹繊維、麻繊維、ヤシ繊維、あるいは稲わら、葦等の草本類繊維等がある。
【0010】
本発明において使用される粉末熱硬化性樹脂としては、例えばフェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等主としてホルムアルデヒド系樹脂が使用される。該ホルムアルデヒド系樹脂のうち、マットや製品の強度向上効果の点および価格の点を考慮して望ましいものはフェノール樹脂である。上記ホルムアルデヒド系樹脂は通常初期縮合物の状態で使用される。
【0011】
上記成分以外、ケイ砂、ケイ石の粉末、シリカヒューム、高炉スラグ、フライアッシュ、シラスバルーン、パーライト等のケイ酸含有物質、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、硫酸アルミニウム、水ガラス等の硬化促進剤、その他二水石膏、半水石膏、無水石膏、消石灰、生石灰等の活性石灰含有物質、バーミキュライト、ベントナイト等の鉱物粉末、ワックス、パラフィン、シリコン等の撥水剤や補強材等が添加されてもよい。
【0012】
上記水硬性物質と木質材料との混合重量比率は、通常1:1〜8:1の範囲とされる。また上記粉末熱硬化性樹脂は、原料混合物中に通常1〜15重量%の範囲で添加される。更にケイ酸含有物質を使用する場合には、上記水硬性物質とケイ酸含有物質との混合重量比率は、通常1:1〜5:1の範囲とされる。また水硬性物質の硬化促進剤を添加する場合には、通常原料混合物中に1〜10重量%の範囲で添加される。
【0013】
上記原料は非加水状態で混合されて原料混合物が調製され、該原料混合物は型板上に散布されてマットとしてフォーミングされる。該マットはそれから通常型板と共に加熱圧締され、予備硬化せしめられる。該予備硬化条件は通常圧締圧15〜30kg/cm2 、加熱温度140〜300℃、圧締時間5〜30分とされる。
【0014】
上記加熱圧締工程において、該マット中の粉末熱硬化性樹脂は溶融しかつ硬化してマットの強度を補強する。この際該原料混合物は非加水状態であるから、セメント等の水硬性物質から実質的にアルカリが溶出することがなく、したがって該アルカリによる熱硬化性樹脂の硬化阻害が起こらない。更に一般に熱硬化性樹脂はアルカリとの接触によって変色することがあるが、本発明ではその心配もない。
【0015】
上記加熱圧締によって予備硬化されたマットは上記熱硬化性樹脂の硬化物によって補強される結果強度の発現がみられる。したがって該予備硬化体は圧締を解かれ脱型された上で加水されオートクレーブ養生工程に導入されるが脱型時に型崩れや破損を生じない。上記加水は通常予備硬化体上にスプレーで水を噴霧するか、あるいは該予備硬化体を水に浸漬する方法が採られる。加水量は少なくとも水硬性物質が硬化するに充分な量とする。オートクレーブ養生工程では該予備硬化体は型板から外されるかあるいは型板と共に養生される。養生条件は温度160〜180℃、相対湿度70〜95%、圧力4〜10kg/cm2 、養生時間6〜15時間の範囲に設定される。
上記オートクレーブ養生によって予備硬化体中の水硬性物質は上記加水による水存在下で略完全硬化する。
【0016】
このようにして建築板等に有用な無機質板が製造されるが、該無機質板は上記熱硬化性樹脂の硬化物によって補強されているので、低密度軽量であっても充分な強度を有する。
【0017】
【実施例】
表1に示す比率で原料を混合して原料混合物を調製する。
【0018】
【表1】
Figure 0003980183
【0019】
上記原料混合物は型板上に30mmの厚みに散布され、マットにフォーミングされる。
該マットは型板と共に20kg/cm2 の圧力で圧締され、160℃で15分加熱される。このような加熱圧締で該マット中のフェノール樹脂初期縮合物は溶融しかつ硬化する。上記予備硬化体にはスプレーによって水が加えられる。該水のスプレー量は予備硬化体1m2 (表面積)当たり3kgに設定される。
上記加水された予備硬化体は次いでオートクレーブ養生される。養生条件は温度165℃、相対湿度90%、養生時間10時間である。
このようにして得られた無機質板の物性を表2に示す。
【0020】
〔比較例〕比較例1として原料配合および水分供給量を実施例2と同じとするが、水分の添加時期を原料混合時とする他は同じ条件で建築板を試作した。比較例2としてフェノール樹脂粉末の代りに硬化促進剤を添加して建築板試作した。
【0021】
【表2】
Figure 0003980183
【0022】
表2によれば、実施例1,2,3,4は何れも機械的強度の大きな予備硬化体および最終硬化体が得られる。また原料混合時に水分を供給した比較例1は理由は定かではないが予備硬化体は極めて脆弱であって板としてハンドリング出来る状態ではなく、物性値の測定が不可能であった。更にフェノール樹脂粉末を添加しない比較例2は、硬化促進剤の添加にも関わらず予備硬化体および最終硬化体の強度は実施例のものに比べてはるかに小さい。
【0023】
【発明の効果】
本発明では原料混合物のマットを非加水状態で加圧圧締して予備硬化を行なうので、熱硬化性樹脂の硬化が円滑に進み、したがって予備硬化マットの強度が向上してオートクレーブ養生前に型崩れを生じない。そして熱硬化性樹脂により製品強度も向上する。

Claims (2)

  1. 無機質板の製造方法であって、
    水硬性物質と、原料混合物中に通常1〜15重量%の範囲で添加されて加熱により自己硬化する粉末状のホルムアルデヒド系樹脂の初期縮合物とを加水状態で混合して原料混合物を調製する工程と
    上記混合物を型板上に散布してマットフォーミングする工程と、
    上記マットを型板と共に圧締圧15〜30 kg cm 2 、加熱温度140〜300℃、圧締時間5〜30分で加熱圧締して上記ホルムアルデヒド系樹脂の初期縮合物を溶融硬化した予備硬化体を得る工程と、
    上記予備硬化体を加熱圧締から解き、型板から脱型する工程と、
    上記脱型された予備硬化体に、上記水硬性物質を硬化させるために必要な量の水分を供給する工程と、
    上記水分が供給された状態のマットを、温度160〜180℃、相対湿度70〜95%、圧力4〜10 kg cm 2 、養生時間6〜15時間でオートクレーブ養生する工程と、
    を含むことを特徴とする無機質板の製造方法。
  2. 上記ホルムアルデヒド系樹脂の初期縮合物はフェノール樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の無機質板の製造方法。
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