JP3287825B2 - スタンプ作成装置 - Google Patents

スタンプ作成装置

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線硬化樹脂等
からなる板状の感光性樹脂を部分的に硬化させることに
より、所望の印影の印鑑、スタンプ等を簡単に作成する
ためのスタンプ作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印鑑、ゴム判等のスタンプ(本明
細書では、これらを総称して「スタンプ」と呼ぶものと
する。)を、専門家以外でも手作りで作成できる印章作
成機あるいはスタンプ作成機と呼ばれる装置が市販され
ている。
【0003】これらの従来の装置は、紫外線感光型フィ
ルムと、紫外線照射装置と、平板状の紫外線硬化樹脂部
材と、台木とを備えており、次のようにしてスタンプを
作成するものである。紫外線照射装置は、紫外線蛍光灯
を内蔵したケースと、紫外線蛍光灯の点灯時間を使用者
に設定させるためのタイマと、ケース上面に設けた紫外
線を透過する透明載置板と、この透明載置板を透過した
紫外線が外部に漏れることを防止するための開閉自在な
蓋から構成されている。紫外線硬化樹脂部材は、紫外線
に無反応なベース層と紫外線硬化樹脂層から構成され、
ベース層は紫外線硬化樹脂層よりも薄い。
【0004】スタンプを作成するには、まず、トレーシ
ングペーパー等の紫外線透過紙に、押捺によって紙に転
写される文字や図柄(印影模様)を筆記して、原画を作
成する。次に、紫外線照射装置の透明載置板に、原画お
よび紫外線感光型フィルムを重ね合わせて載せて、蓋を
閉じる。そして、原画の描かれた紙質に応じた照射時間
をタイマでセットし、紫外線蛍光灯からの紫外線を設定
した時間だけ照射する。このようにして露光したフィル
ムを所定の液体(通常は水)で洗って印影模様をポジネ
ガ反転したネガフィルムを得る。すなわち、印影模様部
分が紫外線に対して透明であり、他の部分が茶(紫外線
カット色)のネガフィルムを得る。
【0005】次に、紫外線照射装置の透明載置板の上
に、このネガフィルムおよび紫外線硬化樹脂部材を重ね
合わせた後に蓋を閉じて、紫外線蛍光灯から紫外線を所
定時間だけ照射する。これによって、紫外線硬化樹脂部
材における紫外線照射部分(印影模様に対応している部
分)が硬化し、他の部分は硬化しない。このような硬化
処理後、紫外線硬化樹脂部材を所定の液体(市販されて
いる装置では水)で洗って硬化していない部分を除去す
る。この結果、印影模様部分の紫外線硬化樹脂層が他の
部分のベース層より突出した印面部材が完成する。完成
した印面部材を更に紫外線で照射して印面を固定化す
る。この後は、この印面部材を台木に取り付けて、スタ
ンプが完成する。
【0006】このようなスタンプ作成装置を利用すれ
ば、専門家以外の者でも、所望の印影のスタンプを作成
できる。
【0007】また、希望する印影を取り込む情報処理機
能と、印刷処理を通じてネガフィルムを作成するネガフ
ィルム作成機能等を備えたスタンプ作成装置も提案され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のスタンプ作成装
置において、印面部材を、簡単な操作で確実に所定の位
置に設置して露光を行うための機構が備わっていない。
【0009】本発明の課題は、このような従来の問題点
を解消可能なスタンプ作成装置を提案することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のスタンプ作成装
置は、印影模様を形成したマスクを挟んで、露光手段と
表面に感光性樹脂を有する印面部材とを対面させ、マス
クを介して露光手段により印面部材を露光し、印面部材
の表面に印影を形成するスタンプ作成装置において、印
面部材の表面をマスクに平行に保持した状態で、印面部
材をマスクに接触する接触位置とマスクから離間する待
機位置との間で平行移動させる移動機構を有しているこ
とを特徴とする。
【0011】この場合、露光手段とマスクとの間に介設
した押さえ板と、押さえ板をマスクに平行に保持した状
態で、押さえ板をマスクに接触する接触位置とマスクか
ら離間する待機位置との間で平行移動させる移動機構を
有していることが、好ましい。
【0012】これらの場合、マスクは、熱転写方式の印
字により印刷紙リボンに印影模様のインクを転写したイ
ンクリボンであることが、好ましい。
【0013】これらの場合、印影模様を転写された印刷
紙リボンを切断するカッタを、更に備えることが好まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
【0015】(スタンプ作成用ユニット)図1には本発
明に用いるスタンプ作成用ユニットを示してある。
【0016】本例のスタンプ作成用ユニット1は、直方
体形状の台木2と、この台木2の一方の端面2aに着脱
可能に取付けられた印面部材3から構成されている。台
木2は、プラスチック製、木製、金属製等の各種の素材
から形成することができる。印面部材3は、偏平な直方
体形状をした基板(樹脂支持部)31と、この基板31
の一方の表面31aに取り付けた偏平な直方体形状の感
光性樹脂板33から構成されている。本例では、紫外線
硬化型の樹脂板が取付けられている。樹脂板33の基板
表面31aへの取付けは接着剤等を用いて行うことがで
きる。
【0017】ここで、基板31の裏面31bは台木端面
2aへの取付け面とされており、この面31bには、左
右に一つづつの位置決め用の円形孔34、35が形成さ
れている。これらの円形孔の間には、長方形の薄い着磁
板36が埋め込まれており、この着磁板36の表面はそ
の周りの面31bと面一となっている。これに対して、
他方の台木端面2aには、円形孔34、35に対応する
位置に、これらに嵌め込み可能な大きさの円形突起2
4、25が形成されている。また、これらの円形突起の
間には、着磁板36に対応する大きさの磁石板26が埋
め込まれており、その表面は周りの台木端面2aと面一
となっている。
【0018】したがって、本例のスタンプ作成用ユニッ
ト1においては、磁力によって、台木端面2aに印面部
材3が結合された状態となっている。また、印面部材3
の側の円形突起24、25が台木の側の対応する円形孔
34、35に嵌まり込むことにより、双方の部材は位置
決めされた状態で結合されている。このために、必要に
応じて簡単に、双方の部材を分離することができ、ま
た、結合して一体のスタンプ作成用ユニットすることが
できる。
【0019】このように本例のスタンプ作成用ユニット
は、台木2と印面部材3を着脱可能に結合した構造とな
っている。したがって、印面部材の交換を簡単に行うこ
とができ、台木2の側を見栄えのよい製品としておけ
ば、印面部材のみを付け換えて必要なスタンプ面を備え
たものにでき、何時までも利用できる。このため、台木
と印面部材が分離できない形式のものに比べて、印面部
材のみを多数個用意しておけばよいので、その分、安価
になるという利点がある。
【0020】また、本例で使用しているような紫外線硬
化型の樹脂板33は、その保存寿命に課題が残ってい
る。しかし、本例のように樹脂板を備えた印面部材を台
木から分離できるようにしておけば、台木とは別に、薄
くて小さな印面部材のみを真空パック等によって長期保
存することが可能である。よって、長期保存が簡単にな
り、また、そのための梱包、あるいは包装材も少なくて
済むとう利点もある。
【0021】さらには、後述するように、印面部材は、
紫外線によって露光することにより必要とする凸版スタ
ンプ面に対応した部分を部分的に硬化させ、未硬化部分
を水等で洗い流す作業が必要である。このような洗い出
し作業は、力の加え加減等によって、スタンプ面が損傷
すること時々起こる。例えば、凸版文字の一部が欠けた
り、細い線等の部分が取れてしまうことがある。このよ
うにスタンプ面の作成が失敗した場合において、台木と
印面部材とが一体型のものでは、双方の部材が使用でき
なくなってしまう。しかし、本例では、所望のスタンプ
面を作成できなかった印面部材のみを廃棄するのみでよ
い。したがって、経済的である。
【0022】(スタンプ作成装置)次に、上記構成のス
タンプ作成用ユニット1を用いて凸版スタンプを作成す
るのに適したスタンプ作成装置の例を説明する。
【0023】図2には、スタンプ作成装置の概略の外観
構成を示してある。この図に示すように、本例のスタン
プ作成装置10は、所望の文字を入力するためのキー入
力部11と、入力された文字等を表示するための表示部
12と、スタンプ作成用ユニット1の印面部材3を装着
するための装着部13を有している。この装着部13は
引出し式となっている。装置の表面には、印刷紙リボン
排出用のスリット15が開いており、ここから、印刷紙
リボン122aが排出される。
【0024】引出し式の装着部13は、印面部材3を設
置するためのステージ131と、これを支持している支
持部材132を備え、この支持部材の前端には前板13
3が取付けられており、全体として、装置の側面に完全
に収納された状態から、図に示すように、そのステージ
131が露出した状態まで引出し可能である。
【0025】図3には、引出し式の装着部13が装置1
に収納された状態におけるこの部分の断面構成を示して
ある。この図に示すように、引出し式装着部13のステ
ージ131の奥の側に当たる装置内部には、インクリボ
ンロール121と印刷紙ロール122が水平軸に配置さ
れている。これらから巻き出されたインクリボン121
a、印刷紙122aが斜め上方に向けて搬送され、印字
位置123において相互に重ね合わされる。印字位置1
23は、インクリボン121aの裏面側に印字ヘッド、
例えばサーマルヘッド124が配置され、印刷紙122
aの裏面側にはプラテンローラ125が配置されてい
る。印字ヘッド124によって、印刷紙122aの表面
には所望の印影模様が転写される。この転写によって、
インクリボン121aの側の表面のインク層には、印影
模様に対応する白抜きのネガ模様ができる。インクリボ
ン121aの基材は紫外線透過性のある透明フィルムを
用いている。
【0026】印字位置を通過した後のインクリボン12
1aは、ガイドローラ127を介して引出し式装着部1
3のステージ131の直上位置を水平に搬送されて、こ
の引出し式装着部13の前板側の位置に配置されている
巻取りローラ128に巻き取られるようになっている。
ステージ131の直上位置を水平に搬送されるインクリ
ボン121aの直上には、同じく水平状態でリボン押さ
え板51が配置されている。このリボン押さえ板51の
上方には、セミホット管等の紫外線照射光源52が配置
されている。リボン押さえ板51は、紫外線透過性の透
明板であり、昇降機構61によって、水平に搬送される
インクリボン121aの上側の面に丁度当たる位置まで
降下可能となっている。
【0027】一方、印字位置を通過して表面に印影模様
が印字された印刷紙122aは、ガイド62、63によ
って排出用スリット15に向けて案内され、ここから装
置外部に排出される。このスリットの位置には、カッタ
53が配置されている。カッタ53は手動式あるいは自
動式の何れの機構を採用してもよく、このカッタ53に
よって、排出される印刷紙122aをその位置で切断す
ることが可能である。
【0028】次に、本例の引出し式装着部13のステー
ジ131の構造を説明する。図4に示すように、ステー
ジ131は、全体として昇降可能な状態で装着部本体1
33の側に取付けられている。そして、駆動機構64に
よって昇降可能となっている。駆動機構64としては、
モータと、この出力回転を昇降運動に変換するラック、
ピニオン等の動力伝達機構から構成することができ、一
般的に知られている公知の構造を採用できる。このステ
ージ131の表面には、スタンプ作成用ユニット1の印
面部材3の端面に形成されている左右の位置決め用円形
孔34、35にそれぞれ嵌め込み可能な一対の円形突起
134、135が形成されている。これらの円形突起1
34、135は、台木 の側に形成した円形突起24、
25と同一形状である。さらに、ステージ131の表面
には、薄い磁石板137が配置されている。
【0029】本例のスタンプ作成装置1の動作は、図3
に示すように、内蔵のマイクロコンピュータから構成さ
れる制御部71を中心として制御される。この動作の概
略を説明する。
【0030】まず、図4に示すように、引出し式装着1
3を引出して、そのステージ131の表面に、スタンプ
作成用ユニット1の印面部材3を設置する。この際に、
印面部材3の端面には位置決め用の一対の円形孔が形成
されており、ステージ131の側には一対の円形突起が
形成されている。したがって、これらを相互に合わせる
ように、印面部材3をステージ131の表面に設置すれ
ば、自動的に位置決めがなされる。また、印面部材3の
端面には着磁板が取り付けれ、ステージ表面には磁石板
が取付けられているので、円形孔と円形突起を位置合わ
せすれば、双方の間に発生する磁気吸引力によって印面
部材3がステージ表面に吸引されて、そこに自動的に固
定される。このようにして印面部材3を装着した後は、
引出し式装着部13を装置10に押し込み、図3に示す
ような収納状態に戻す。
【0031】この後は、入力部11を介して作成したい
印影模様に対応する情報を入力する。入力された情報に
対応するスタンプ面の作成時には、入力された情報に基
づき、印字ヘッド124が駆動されると共に、これに同
期して、プラテンローラ125、巻取りローラ128の
回転駆動が行われ、これによって搬送される印刷紙12
2aの表面に入力された情報に対応する印影模様が印字
される。また、インクリボン121aの側には、印影模
様に対応する白抜きのネガ部分が形成される。形成され
た白抜きのネガ部分が、装着部のステージ131の直上
位置に至ると、搬送動作が一時的に停止されて光源52
によって露光が行われる。
【0032】この露光に先立って、停止したインクリボ
ン121aに対して、その上側からはリボン押さえ板5
1が降下し、下側からは、ステージ131が上昇する。
ステージ131は、そこに装着されている印面部材3の
端面、すなわち樹脂板33の表面33aがインクリボン
121aの下側の面に丁度当たる位置まで上昇して停止
する。これに対して上側から降下するリボン押さえ板5
1もインクリボン121aの上側の面に丁度当たる位置
まで降下して停止する。
【0033】この結果、図5に示すように、水平に架け
渡されているインクリボン121aにおける白抜きのネ
ガ部分が形成されている部分が、上側あるいは下側に押
し込まれることなく、水平状態のままで上下から挟まれ
る。したがって、インクリボン121aにしわ等が発生
することがない。この状態で、光源52が点灯して、紫
外線がネガ部分をマスクとして、印面部材3の紫外線硬
化型樹脂板33を部分的に露光する。
【0034】所定の時間だけ露光した後は、光源52が
消灯し、リボン押さえ板51は上昇し、ステージ131
は降下して初期状態に戻る。この後は、インクリボン1
21aの搬送が再開されて、ネガ部分が巻取りローラ1
28の側に巻き取られる。このような巻取り動作は、露
光動作に連続して行ってもよいし、次の印字動作時まで
待っていてもよい。
【0035】露光が終了した後は、引出し式装着部13
を引き出して、そこから印面部材3を取り出す。この
後、未露光の樹脂液の部分を水等の液体を用いて洗い流
し、残った液体を吸い取り紙等で拭き取る。この結果、
硬化した樹脂の部分のみが残り、印影模様に対応した凸
版スタンプ面が得られる。この印面部材3を台木2の側
に再び結合することにより、所望の印影文字の凸版スタ
ンプ面が形成されたスタンプユニットを得ることができ
る。なお、スタンプ作成用ユニット7の印影を表示する
ために、その台木71の背面には、前述の印字工程で得
られた印影文字が印刷された印刷紙リボン122aを貼
り付けても良い。
【0036】このように、本例のスタンプ作成装置10
においては、その印面部材3を装着する引出し式装着部
13のステージ131に、印面部材3を置くのみで、そ
れが磁力によって自動的に固定され、また、双方に形成
した位置決め用の部分によって位置決めされる。よって
印面部材3の設置作業を簡単に行うことができる。
【0037】また、本例では、印面部材3のみを設置す
ればよいので、例えば、スタンプ作成用ユニットの全体
を装置内に設置しなければならない場合に比べて、その
装着部13の寸法を小さくできる。特に、その高さを薄
くすることができる。よって、その分、装置自体も小型
化できる。
【0038】さらに、本例では、露光時に、水平状態に
架け渡されているインクリボンをそのままの状態で上下
から挟み込むようにしている。したがって、これをリボ
ン押さえ板によって板側に押し込むような構成(図6参
照)とは異なり、インクリボンに無理な力が作用せず、
しわ等が発生しない。よって、凸版スタンプ面のでき上
がりを良くすることができる。
【0039】さらにまた、本例では、印面部材3を台木
2の側から分離できるので、印面部材3の樹脂板33を
露光した後の未硬化部分の洗い出し作業を効率良く簡単
に行うことができる。例えば、図7に示すような専用洗
い出し器を用いて、一度の多数個の印面部材の洗い出し
作業を行うことができる。この図に示す専用洗い出し器
80は、密閉可能なケース81の内部に、例えば円盤状
の印面部材設置用のテーブル82が取付けられている。
このテーブル82の表面には、台木2の側と同様な位置
決め用の突起群と磁石が配置されており、印面部材を円
状に多数個設置できるようになっている。ケース内にお
いて、テーブル82の直上には水等の洗浄用の液体をテ
ーブル面に吹きつけるシャワーヘッド83が配置されて
おり、このシャワーヘッド83には、ケース外の延びて
いる連通管84を通じで水等の洗浄用の液体が供給され
る。このような洗い出し器を使用すれば、効率良く洗い
出し作業を行うことができる。
【0040】なお、本例においては、印面部材3の側に
着磁板を配置し、台木2の側およびスタンプ作成装置の
装着部ステージ131の側にそれぞれ磁石板を配置した
構成を採用している。この逆に、印面部材3の側に磁石
板を配置してもよい。また、磁石板あるいは着磁板の取
付け方法としては、別個の板状のものを貼り付けてもよ
いが、アウトサート成形によって形成してもよい。ある
いは、磁性材の粉、着磁材の粉を混入したプラスチック
を成形することによって形成してもよい。
【0041】また、本例においては、位置決め用の機構
として、円形孔と、これに嵌まり込む円形突起を採用し
ている。しかし、位置決め機構としては、これ以外の構
造の突起およびそれを受入れ可能な凹部を備えたものを
採用できる。勿論、一方の側に突起および凹部を形成し
ておき、他方の側にも、凹部および突起を形成してお
き、これらを用いて位置決めを行うようにしてもよい。
このようにすれば、位置決めと共に、印面部材の前後、
左右の設置方向も規定できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスタンプ
作成装置においては、露光時に、装着された印面部材を
マスク側に平行移動させることにより、マスクを印面部
材の側に押さえ付ける必要が無くなるので、マスクにし
わ等が発生して適切な凸版スタンプ面が出来ないといっ
た弊害を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のスタンプ作成用ユニットの一例を示
す図であり、(a)はその外観斜視図、(b)はそれを
分離した状態の斜視図、(c)はそれを分離した状態の
縦断面図である。
【図2】図1のスタンプ作成用ユニットを用いて凸版ス
タンプ面を作成するためのスタンプ作成装置の一例を示
す概略斜視図である。
【図3】図2の装置における引出し式装着部の構造を示
す概略構成図である。
【図4】図3の装着部を引き出した状態を示す説明図で
ある。
【図5】露光状態におけるインクリボンに対するステー
ジおよびリボン押さえ板の位置関係を示す説明図であ
る。
【図6】従来におけるリボン押さえ板の動きを示す説明
図である。
【図7】洗い出し装置の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スタンプ作成用ユニット 2 台木 24、25 位置決め用の円形突起 26 着磁板 3 印面部材 31 基板 33 紫外線硬化型の樹脂板 33a 樹脂板の表面 34、35 位置決め用の円形孔 36 磁石板 10 スタンプ作成装置 11 入力部 12 表示部 13 装着部 131 ステージ 134、135 位置決め用円形突起 137 磁石板 51 リボン押さえ板 52 光源 61 昇降機構 64 駆動機構 121a インクリボン(マスク) 122a 印刷紙リボン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41K 1/02 G03F 7/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印影模様を形成したマスクを挟んで、露
    光手段と表面に感光性樹脂を有する印面部材とを対面さ
    せ、前記マスクを介して前記露光手段により前記印面部
    材を露光し、当該印面部材の表面に印影を形成するスタ
    ンプ作成装置において、 前記印面部材の表面を前記マスクに平行に保持した状態
    で、当該印面部材を前記マスクに接触する接触位置と前
    記マスクから離間する待機位置との間で平行移動させる
    移動機構を有していることを特徴とするスタンプ作成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記露光手段と前記マスクとの間に介設
    した押さえ板と、 前記押さえ板を前記マスクに平行に保持した状態で、当
    該押さえ板を前記マスクに接触する接触位置と前記マス
    クから離間する待機位置との間で平行移動させる移動機
    構を有していることを特徴とする請求項1に記載のスタ
    ンプ作成装置。
  3. 【請求項3】 前記マスクは、熱転写方式の印字により
    印刷紙リボンに前記印影模様のインクを転写したインク
    リボンであることを特徴とする請求項1または2に記載
    のスタンプ作成装置。
  4. 【請求項4】 前記印影模様を転写された前記印刷紙リ
    ボンを切断するカッタを、更に備えたことを特徴とする
    請求項1、2または3に記載のスタンプ作成装置。
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