JPH0915837A - フレキソ印刷用樹脂版及びその形成方法 - Google Patents

フレキソ印刷用樹脂版及びその形成方法

Info

Publication number
JPH0915837A
JPH0915837A JP7188552A JP18855295A JPH0915837A JP H0915837 A JPH0915837 A JP H0915837A JP 7188552 A JP7188552 A JP 7188552A JP 18855295 A JP18855295 A JP 18855295A JP H0915837 A JPH0915837 A JP H0915837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
reinforcing
ink receiving
light
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7188552A
Other languages
English (en)
Inventor
Jinichiro Maeda
甚一郎 前田
Hisashi Muto
寿 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP7188552A priority Critical patent/JPH0915837A/ja
Publication of JPH0915837A publication Critical patent/JPH0915837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規なフレキソ印刷用樹脂版及びその形成方
法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明のフレキソ印刷用樹脂版は、基板上に
インキ受容部及びインキ受容部を補強する補強部が形成
されたフレキソ印刷用樹脂版であって、補強部が複数の
段状に形成されていることからなる。本発明の形成方法
は、当該フレキソ印刷用樹脂版の形成方法である。本発
明によれば、利便性に優れたフレキソ印刷用樹脂版を安
価に作製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレキソ印刷用樹脂版及
びその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フレキソ印刷は凸版印刷の一種であり、
ゴム弾性を有する樹脂版を用いて被印刷物に印刷を行う
技術である。このようなフレキソ印刷に用いられる従来
のフレキソ印刷用樹脂版の断面概略図を図3(c)に示
す。図3(c)において、インキ受容部1が基板2上に
形成されており、またインキ受容部1の強度を補強する
ために補強部31がインキ受容部1の周囲に段状に設け
られ、更にインキ受容部1及び補強部31の基板2から
の剥離を防止するために、基板2の全面に樹脂膜32が
形成されている。このようなフレキソ印刷用樹脂版を印
刷機にセットした後、インキ受容部1にインキを供給
し、被印刷物に圧着することにより印刷が行われる。
【0003】このような従来のフレキソ印刷用樹脂版の
形成方法の一例の概略工程図を図3(a)及び(b)に
示す。即ち、ネガ型感光性樹脂5が塗布された基板2の
樹脂側の面(図では下面)にインキ受容部形成用版6を
密着させ、また基板2側の面(図では上面)に補強部形
成用版7を密着させる。補強部形成用版7は、インキ受
容部形成用版6のインキ受容部(透光部)にそってイン
キ受容部より透光部面積をやや広げた版である。次に、
両面にインキ受容部形成用版6及び補強部形成用版7が
それぞれ密着した状態で、両面に光照射を行う(図3
(a)参照)。その後、補強部形成用版7を取り除き、
その面又は両面に光照射を行い(図3(b)参照)、次
いでインキ受容部形成用版6を取り除き、現像用溶出液
を用いて現像を行う。ネガ型感光性樹脂5は光照射によ
り露光部分が不溶化するので、未露光部分は現像用溶出
液にて溶解・除去され、図3(c)に示されるフレキソ
印刷用樹脂版が作製される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような方法で得
られた従来のフレキソ印刷用樹脂版においては、インキ
受容部1及び補強部31が基板2から剥離することを防
止するために、基板2の全面に樹脂膜32が形成されて
いるが、かかる樹脂膜32の形成には相当量の感光性樹
脂を必要とする。感光性樹脂は高価であるので、このよ
うな樹脂膜32を形成することにより、フレキソ印刷用
樹脂版の製造コストが高くなる問題がある。特に版が大
型の場合には樹脂膜32に使用する感光性樹脂の量も多
くなり問題が大きい。更に、フレキソ印刷用樹脂版を印
刷機にセットする場合、印刷機に設けられたマークとフ
レキソ印刷用樹脂版との位置合わせを行う必要がある
が、樹脂膜32は表面に多数の細かい凹凸を有してお
り、その結果、透明性に欠けるため、フレキソ印刷用樹
脂版を印刷機にセットする際に位置合わせを行うのが難
しく、印刷物の位置ズレを起こし易いという問題があ
る。また、上述のフレキソ印刷用樹脂版作製過程に用い
られる補強部形成用版7の作製も容易ではなかった。即
ち、従来の補強部形成用版7の作製方法は、インキ受容
部形成用版6を用い、インキ受容部(透光部)にそって
その周囲を略一定の間隔をとって切り取ることに作製し
ていた。このような方法で補強部形成用版7が作製され
ているが、この作業は非常に手間及び時間を要する非効
率的な作業であり、特に版が大型の場合にはこの傾向が
顕著である。本発明等は、上記の問題点を解消するため
に、フレキソ印刷用樹脂版及びその形成方法について種
々検討してきたところ、フレキソ印刷用樹脂版の形状を
改良することにより所期の目的を達成できること;また
補強部形成用版の形成方法についても新たな方法を見出
した。本発明はかかる知見に基づいてなされたもので、
本発明は作業性に優れ且つ安価なフレキソ印刷用樹脂版
及びその形成方法並びに新規な補強部形成用版の形成方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、 基板上にインキ受容部及びインキ受容部を補強する補
強部が形成されたフレキソ印刷用樹脂版において、補強
部が複数の段状に形成されていることを特徴とするフレ
キソ印刷用樹脂版; 補強部が2段又は3段に形成されている上記記載の
フレキソ印刷用樹脂版; 感光性樹脂が塗布された基板の樹脂側の面にインキ受
容部形成用版を密着し、また基板側の面には、インキ受
容部形成用版のインキ受容部にそってインキ受容部より
透光部面積を広げた第1の補強部形成用版を密着し、同
時又は個別に光照射し、次いで第1の補強部形成用版を
取り除き、第1の補強部形成用版より順次透光部面積を
広げた複数の補強部形成用版を順次用い、1又は複数回
の密着、光照射及び補強部形成用版の取り除き操作を行
い、その後現像することを特徴とするフレキソ印刷用樹
脂版の形成方法; 透光板、透光板の下方に設置された光源及び透光板と
光源の間に設置されたフレネルレンズを有する焼付機を
用い、透光板上に原版を載置し、その上に光散乱部材、
第2の透光板及び感光性フィルムを順次重ね合わせ、次
いで露光することを特徴とする補強部形成用版の形成方
法;である。
【0006】以下、実施例を示す添付図面に基づいて、
本発明をより詳細に説明する。図1は本発明のフレキソ
印刷用樹脂版の一実施例を示す概略図であり、(a)は
平面概略図、(b)は断面概略図である。また、図2は
当該フレキソ印刷用樹脂版の形成方法の概要を示す概略
工程図である。なお、前記図3に示される部材と同じ部
材には同じ符号を付した。図1に示されるように、本発
明のフレキソ印刷用樹脂版は、基板2上にインキ受容部
1が形成されており、またインキ受容部1を補強するた
めに第1の補強部3及び第2の補強部4がインキ受容部
1の周囲に2段になって設けられている。但し、基板2
には従来例のような樹脂膜は形成されていない。
【0007】上記の本発明のフレキソ印刷用樹脂版の形
成方法の概略工程図を図2(a)、(b)及び(c)に
示す。即ち、ネガ型感光性樹脂5が塗布された基板2の
樹脂側の面(図では下面)にインキ受容部形成用版6を
密着させ、また基板2側の面(図では上面)に第1の補
強部形成用版7を密着させる。補強部形成用版7は、イ
ンキ受容部形成用版6のインキ受容部(透光部)にそっ
てインキ受容部より透光部面積をやや広げた版である。
次いで、両面にインキ受容部形成用版6及び補強部形成
用版7がそれぞれ密着した状態で、両面に光照射を行う
(図3(a)参照)。この工程までは、従来例の工程と
実質的に同様である。なお、光照射は両面同時に行う必
要はなく、何れか一方の面を先に光照射してもよい。
【0008】次に、第1の補強部形成用版7を取り除
き、第2の補強部形成用版8を基板2に密着させる。第
2の補強部形成用版8は、第1の補強部形成用版7の透
光部にそって当該透光部より透光部面積をやや広げた版
である。この第2の補強部形成用版8(及びインキ受容
部形成用版6)が密着した状態で、その面又は両面に光
照射を行う(図2(b)参照)。次いでインキ受容部形
成用版6及び第2の補強部形成用版8を取り除き、従来
例と同様に、現像用溶出液を用いて未露光部分を溶解・
除去することにより、上記本発明のフレキソ印刷用樹脂
版が作製される(図2(c)参照)。なお、ネガ型感光
性樹脂5としては、従来のから用いられている感光性樹
脂(例えば、ゴム系ネガ型フォトレジスト、高解像度ネ
ガ型フォトレジスト、DeepUVレジストなど)を用
いることができる。更に、光照射装置、現像用溶解液な
どは、感光性樹脂の種類などに応じて、慣用のものを使
用すればよい。
【0009】かくして本発明のフレキソ印刷用樹脂版を
作製することができる。なお、上記の例では、補強部は
第1の補強部3及び第2の補強部4により2段に構成さ
れているが、2段に限定されるものではなく、3以上の
複数段状に設けてもよい。補強部を3以上の複数段状に
形成するには、上記第2の補強部形成用版8より順次透
光部面積を広げた複数の補強部形成用版を調製し、それ
を順次用いて、1回又は複数回の密着、光照射及び補強
部形成用版の取り除き操作を行い、その後現像すること
により形成することができる。なお、実用的な見地から
すれば、2又は3段の補強部を設ければ所期の目的を達
成でき、また4以上の補強段部を設けることは作業が煩
雑になる恐れがあるので、補強部は2又は3段にするの
が好ましい。
【0010】本発明のフレキソ印刷用樹脂版は補強部が
複数段状になって設けられているので、インキ受容部1
の補強度が高いとともに、従来のように基板2に樹脂膜
を形成しなくとも、基板2からの剥離を効果的に防止す
ることができる。また、基板2には樹脂膜が形成されて
いないので低コストであり、また基板2の透明性が高
く、印刷機に設けられたマークとフレキソ印刷用樹脂版
との位置合わせが容易であり、印刷物の位置ズレを防止
できる。
【0011】次に、本発明の補強部形成用版の形成方法
は、上記本発明のフレキソ印刷用樹脂版の作製に使用さ
れる補強部形成用版の形成方法であり、透光板、透光板
の下方に設置された光源及び透光板と光源の間に設置さ
れたフレネルレンズを有する焼付機を用い、透光板上に
原版を載置し、その上に光散乱部材、第2の透光板及び
感光性フィルムを順次重ね合わせ、次いで露光すること
からなる。従来から、透光板、透光板の下方に設置され
た光源及び透光板と光源の間に設置されたフレネルレン
ズを有する焼付機は写真製版の分野で広く利用されてい
る(特開平5−189362号公報など参照)。この種
の焼付機によれば、フレンネルレンズにより光源からの
光を平行光に変換して透光板2に入射させることができ
るので、焼付け精度の向上が図れ、原版の情報を正確に
感光性フィルムに転写することができる利点を有する。
【0012】図4に本発明の補強部形成用版の形成法の
概略を示す。透光板41の下方にフレネルレンズ42及
び光源43が順次設置され、光源43からの光はフレネ
ルレンズ42を介して平行光に変換されて透光板41に
入射する。透光板41の上に、インキ受容部形成用版4
4を乗せ、その上を透光性の紙、織物などからなる光散
乱部材45で覆う。次いで、光散乱部材45の上に透光
板46を乗せ、更に透光板46上に感光性フィルム47
を配置する。なお、より好ましくは、感光性フィルム4
7をシートで覆い、更にシートを押圧したり真空吸引す
ることにより、感光性フィルム47を透光板46に密着
させる。
【0013】この状態で、光源43を点灯し、露光を行
う。光源43からの光は、フレネルレンズ42を介して
平行光となって透光板41を透光し、インキ受容部形成
用版44に照射される。インキ受容部形成用版44の透
光部を通過した光は光散乱部材45で光散乱を起し、や
や幅広の光となって透光板46を通過し、感光性フィル
ム47に到達し、インキ受容部形成用版44の透光部よ
りもやや幅広の像が形成される。次いで、この感光性フ
ィルム47を常法により現像することにより、前記第1
の補強部形成用版7を作製することができる。なお、感
光性フィルム47として、ポジ−ポジ型のフィルムを使
用すれば、露光された感光性フィルム47はそのまま第
1の補強部形成用版7として使用でき、またポジ−ネガ
型感光性フィルムを使用した場合には、フィルム密着反
転プリンターなどを用いて反転させることにより、第1
の補強部形成用版7を得ることができる。また、上記の
方法において、インキ受容部形成用版44の代りに、原
版として第1の補強部形成用版7を用いれば、同様な方
法で、第1の補強部形成用版7よりも透光部面積のやや
広がった第2の補強部形成用版8を得ることができる。
更に、第2の補強部形成用版8を原版とすることにより
第3の補強部形成用版が作成でき、以下同様にして補強
部形成用版を順次作製することができる。
【0014】上記の形成方法によれば、補強部形成用版
を極めて容易に且つ短時間で作製することができる。特
にフレネルレンズ42により平行光に変換された光をイ
ンキ受容部形成用版44に照射しており、当該形成用版
の透光部を通過した光は、光散乱部材45で略均一に散
乱するので、偏りの少ない補強部形成用版を得ることが
できる。それに対して、フレネルレンズを使用しない場
合には、光源からの光は、インキ受容部形成用版44の
周辺部では斜めに入射されるので、当該形成版の周辺部
の透光部を通過した光は光散乱部材45で斜め方向に散
乱することになり、感光性フィルム47に偏った像が形
成されることになる。このような偏りを有する補強部形
成用版を用いると、当然に基板上に形成された補強部も
偏り、インキ受容部1を保持する強度が低下するととも
に印刷時に歪が生じ易く、印刷物のズレや歪の原因とな
る。
【0015】本発明の補強部形成用版の作製に使用され
る焼付機の一例を図5及び図6に示す。図5は当該焼付
機の側板を取り除いた状態の概略説明図であり、2点鎖
線は摺動体の移動状態を示し、図6は本体上部の概要を
示す概略説明図である。なお、本明細書において、便宜
上、前とは図5において左側を、また後とは図5におい
て右側を意味するものとする。
【0016】図に示されるように、焼付機は箱状の本体
50からなり、本体50の前方には一段低くなった段部
51が設けられている。本体50の内部には露光用光源
及び駆動源(何れも図示せず)が収容されており、また
本体50の前面には操作パネル(図示せず)が設けられ
ている。本体50の上面には露光用光源に対向して、ガ
ラス板などの透明材料からなる透光板52が設けられ、
また透光板52の下方にはフレンネルレンズ53が組み
込まれている。フレンネルレンズ53は、光源からの光
を平行光に変換して透光板52に入射させる働きをして
いる。本体50の両側面には前後方向へ伸びる案内レー
ル54がそれぞれ設けられており、案内レール54には
摺動体55が、当該案内レール54に沿って前後方向に
摺動可能に、当該摺動体55に設けられた4つのローラ
ー56で挟持されており、また摺動体55にはローラー
57で昇降杆58も上下方向に摺動可能に挟持されてい
る。
【0017】案内レール54の下方には、前後にスプロ
ケット59及び60が設けられており、スプロケット5
9及び60の間にはチェーン61が掛け回されている。
チェーン61と摺動体55とは、摺動体55の下端の位
置でピン62により固定されている。昇降杆58の上部
には、シート体63を巻回したスプリングローラー64
が取り付けられている。スプリングローラー64に巻回
されたシート体63の遊端は透光板52の前方に設けら
れた軸部材65に回動自在に止着されている。スプリン
グローラー64は、昇降杆58の上部に設けられた縦長
孔66で支承されており、またローラーカバー67によ
り覆われている。なお、昇降杆58の下端にはコロ68
が取り付けられており、昇降杆58はコロ68を介して
ガイドレール69及び案内レール54上を走行する。
【0018】透光板52上には、光散乱部材71及び透
光板72を内蔵した枠体70が、機台の前方で開閉でき
るように設けられており、また枠体70を開いた時に枠
体70を開いた状態で支える支持部材73が設けられて
いる。枠体70には、光散乱部材71及び透光板72を
通して、吸引孔74が穿設されており、本体内の真空吸
引装置(図示せず)に接続している。
【0019】図5及び図6に示される焼付機を用いて、
本発明の補強部形成用版を作製する手順を説明する。ま
ず、枠体70を開き、透光板52の上にインキ受容部形
成用版を載せ、枠体70を閉じ、透光板72の上に感光
性フィルムを乗せる。次いで、チェーン61を後方に走
行させる。チェーン61の走行に伴い、摺動体55と昇
降杆58はスプリングローラー64及びローラーカバー
67と共にガイドレール69上を後方へ移動し、透光板
52の前端部付近に達すると、それまでガイドレール6
9を転動していたコロ68は案内レール54に引き継が
れ、それに伴い昇降杆58は下降し、スプリングローラ
ー64は透光板52の上に乗る。
【0020】昇降杆58が更に後方へ移動するに伴い、
軸部材65に回動自在に止着されているシート体63の
遊端が反転し、次いでスプリングローラー64の後進に
より、シート体63は透光板72の上に展張されて感光
性フィルムを覆う。昇降杆58が後方に達し、透光板7
2がシート体63で覆われるとチェーン61の走行を停
止する。次いで、シート体63と透光板72の間の空気
を真空孔74を介して真空手段により排出し、シート体
63と感光性フィルムを透光板72に密着させた後、光
源を点灯し、露光を行う。
【0021】露光終了後、チェーン61を前方に走行さ
せることにより、昇降杆58を前進させる。昇降杆58
の前進に伴い、スプリングローラー64は透光板72上
に展張されているシート体63を巻き取りながら前進す
る。そして、段部51付近において、それまで案内レー
ル54上を転動していたコロ68がガイドレール69に
引き継がれ、昇降杆58はスプリングローラー64を伴
って上昇し、図5の状態にもどる。
【0022】露光された感光性フィルムは、常法に準じ
て現像することにより、前述の第1の補強部形成用版を
得ることができる。なお、第2の補強部形成用版は、上
記の方法において、インキ受容部形成用版の代りに、上
記で得られた第1の補強部形成用版を用いることによ
り、同様な方法で作製することができる。なお、本発明
の補強部形成用版の形成方法に使用される焼付機は上記
の例に限定されるものではなく、透光板、透光板の下方
に設置された光源及び透光板と光源の間に設置されたフ
レネルレンズを有する焼付機であれば、種々のタイプの
焼付機を用いることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明のフレキソ印刷用樹脂版において
は、高価な感光性樹脂の使用量を減少させることができ
るので、製造コストの低減を図ることができる。また、
基板が透明性を有するので、印刷機のマークとの位置合
わせを容易に行うことができるので、印刷物の位置ズレ
を防止することができる。また、本発明の補強部形成用
版の形成方法によれば、容易且つ迅速に補強部形成用版
を作製することができ、従来、人手と時間を要した作業
の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキソ印刷用樹脂版の概略を示す図
であり、(a)は概略平面図、(b)は概略断面図であ
る。
【図2】本発明のフレキソ印刷用樹脂版の作製方法の概
略工程図である。
【図3】従来のフレキソ印刷用樹脂版の作製方法の概略
工程図である。
【図4】本発明の補強部形成用版の形成方法の概略説明
図である。
【図5】本発明の補強部形成用版の形成方法に使用され
る焼付機の概略説明図である。
【図6】図5に示される焼付機の上部の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 インキ受容部 2 基板 3 第1の補強部 4 第2の補強部 5 感光性樹脂 6 インキ受容部形成用版 7 第1の補強部形成用版 8 第2の補強部形成用版 41 透光板 42 フレネルレンズ 43 光源 44 インキ受容部形成用版 45 光散乱部材 46 透光板 47 感光性フィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にインキ受容部及びインキ受
    容部を補強する補強部が形成されたフレキソ印刷用樹脂
    版において、補強部が複数の段状に形成されていること
    を特徴とするフレキソ印刷用樹脂版。
  2. 【請求項2】 補強部が、2段又は3段に形成され
    ている請求項1記載のフレキソ印刷用樹脂版。
  3. 【請求項3】 感光性樹脂が塗布された基板の樹脂
    側の面にインキ受容部形成用版を密着し、また基板側の
    面には、インキ受容部形成用版のインキ受容部にそって
    インキ受容部より透光部面積を広げた第1の補強部形成
    用版を密着し、同時又は個別に光照射し、次いで第1の
    補強部形成用版を取り除き、第1の補強部形成用版より
    順次透光部面積を広げた複数の補強部形成用版を順次用
    い、1又は複数回の密着、光照射及び補強部形成用版の
    取り除き操作を行い、その後現像することを特徴とする
    フレキソ印刷用樹脂版の形成方法。
  4. 【請求項4】 透光板、透光板の下方に設置された
    光源及び透光板と光源の間に設置されたフレネルレンズ
    を有する焼付機を用い、透光板上に原版を載置し、その
    上に光散乱部材、第2の透光板及び感光フィルムを重ね
    合わせ、次いで露光することを特徴とする補強部形成用
    版の形成方法。
JP7188552A 1995-06-30 1995-06-30 フレキソ印刷用樹脂版及びその形成方法 Pending JPH0915837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7188552A JPH0915837A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 フレキソ印刷用樹脂版及びその形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7188552A JPH0915837A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 フレキソ印刷用樹脂版及びその形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0915837A true JPH0915837A (ja) 1997-01-17

Family

ID=16225700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7188552A Pending JPH0915837A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 フレキソ印刷用樹脂版及びその形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0915837A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004188983A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Agfa Gevaert Nv インキジェット記録を用いるフレキソ印刷版の製造
JP2011511951A (ja) * 2007-10-05 2011-04-14 マクダーミッド プリンティング ソリューションズ ヨーロッパ エスエーエス 特にフレキソ印刷分野において使用可能なレリーフ画像構造の作製方法、及び該方法によって作製された構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004188983A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Agfa Gevaert Nv インキジェット記録を用いるフレキソ印刷版の製造
JP2011511951A (ja) * 2007-10-05 2011-04-14 マクダーミッド プリンティング ソリューションズ ヨーロッパ エスエーエス 特にフレキソ印刷分野において使用可能なレリーフ画像構造の作製方法、及び該方法によって作製された構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0295818B1 (en) Improvements relating to relief printing plate manufacture
JPH07108609A (ja) 光造形方法および光造形装置
EP1149328B1 (en) Method and assembly for producing printing plates
KR20080040800A (ko) 미세패턴 형성장치 및 이를 이용한 미세패턴 형성방법
JPH0915837A (ja) フレキソ印刷用樹脂版及びその形成方法
JP3353980B2 (ja) 光造形方法および光造形装置
EP0383502A2 (en) Improvements in or relating to the exposure of radiation sensitive materials
US4600298A (en) Pivotal locking arm for phototool assembly
JP2886408B2 (ja) 両面パターン形成方法
JP4267127B2 (ja) 露光装置
CN111474829B (zh) 线路板曝光方法
JPS61123543A (ja) スクリ−ン印刷機の版合せ方法
JPH1067087A (ja) トンボマーク形成方法及び印刷版並びにトンボマーク描画装置
US4982229A (en) Vacuum contact printing method and apparatus having a friction-reducing sheet
JPS636746Y2 (ja)
JPH11184095A (ja) マスクローダを有する露光装置
KR860003534A (ko) 액체 광 중합체를 이용한 밀착인쇄 장치
JPH07270924A (ja) 焼付機
JP2748123B2 (ja) 密着露光装置
JP3059699U (ja) 半導体ウェーハ製造用マーキング装置を備えたアライナ
JP2701969B2 (ja) 原稿フィルムとベースシートの張付け方法
JPH05232584A (ja) 写真製版用焼付機
JPH02106759A (ja) 原板搬送用ベルトへのフイルム原板の止着方法
JPH1184634A (ja) 感光性樹脂版製造方法と装置
JPS61269136A (ja) 密着焼付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050726