JPH05232584A - 写真製版用焼付機 - Google Patents

写真製版用焼付機

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Publication number
JPH05232584A
JPH05232584A JP4046128A JP4612892A JPH05232584A JP H05232584 A JPH05232584 A JP H05232584A JP 4046128 A JP4046128 A JP 4046128A JP 4612892 A JP4612892 A JP 4612892A JP H05232584 A JPH05232584 A JP H05232584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
pin
glass plate
free end
printing machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP4046128A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Matsuda
誠二 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
USHIO YUUTEC KK
Ushio U Tech Inc
Original Assignee
USHIO YUUTEC KK
Ushio U Tech Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by USHIO YUUTEC KK, Ushio U Tech Inc filed Critical USHIO YUUTEC KK
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Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 透光用ガラス板をシートで覆い、真空吸引す
ることにより原版及び感光材を当該ガラス板に密着させ
る写真製版用焼付機において、原版及び感光材を保持す
るために使用されるピンバーなどに起因するズレ(いわ
ゆる、ピンズレ)を防止し得る写真製版用焼付機を提供
することを目的とする。 【構成】 本発明の焼付機は、真空吸引開始時に、シー
ト32の遊端を透光用ガラス板22上の後方に向かって
移動させる機構を備えてなるものである。本発明は、か
かる構成からなるので、真空吸引時、透光用ガラス板2
2上に展張されたシート32の四辺がバランスよく縮む
ことができるので、ピンズレを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真製版用焼付機に関す
る。より詳細には、真空吸引により原版と感光体とを密
着させて焼付けを行う焼付機において、フィルムのズレ
を防止することができる焼付機に関する。
【0002】
【従来の技術】機台内に光源を内蔵し、機台上面に透光
用ガラス板を設け、そのガラス板上に原版と感光体を重
ね合わせて載せ、その上をシートで覆い、このシートと
上記ガラス板で囲まれた空間を真空源に連通させて上記
原版と感光体を密着させた状態で上記光源を点灯して露
光させる写真製版用焼付機は、例えば、特公昭63−1
8182号「焼枠装置」や実公昭63−28416号
「真空焼付機」に開示されているように既知である。こ
の種の焼付機においては、内装するバネにより自転する
ように付勢されたスプリングローラーにシートを巻装
し、シートの遊端を機台に固定し、スプリングローラー
を透光用ガラス板上で後方に移動させることにより、シ
ートを展張させることが行われている。
【0003】従来の焼付機の概要を図3をもって説明す
る。図3はシート遊端を透光用ガラス板の前方近傍で回
動自在に止着した焼付機の側板を取り除いた概略図であ
る。なお、本明細書において、便宜上、前とは段部の設
けられている側(図3においては左側)を、また後とは
その反対側(図3においては右側)を意味するものとす
る。図に示されるように、焼付機は箱状の本体20から
なり、本体20の前方には一段低くなった段部21が設
けられている。本体20の内部には露光用光源、真空吸
引源及び駆動源(何れも図示せず)が収容されており、
本体20の上面には露光用光源に対向して透光用ガラス
板22が設けられ、また透光用ガラス板22には真空吸
引用の吸引孔23が穿設されている。本体20の両側面
には前後方向へ伸びるレール24がそれぞれ設けられて
おり、レール24には摺動体25が、当該レール24に
沿って前後方向に摺動可能に、当該摺動体に設けられた
4つのローラー26で挟持されており、また摺動体25
にはローラー26で昇降杆27も上下方向に摺動可能に
挟持されている。レール24の下方には、前後にスプロ
ケット28及び29が設けられており、スプロケット2
8及び29の間にはチェーン30が掛け回されている。
チェーン30と昇降杆27とは、昇降杆27の下端のや
や上方の位置でピン31により枢着されている。昇降杆
27の上部には、シート32を巻装したスプリングロー
ラー33及び透光用ガラス板22上に展張されたシート
32を押圧するためのしごきローラー34が取り付けら
れている。スプリングローラー33に巻装されたシート
32の遊端は透光用ガラス板22の前方に設けられた軸
部材35に回動自在に止着されている。スプリングロー
ラー33及びしごきローラー34は、昇降杆27に固定
された金具36で支承されており、またカバー37によ
り覆われている。なお、昇降杆27の下端にはコロ38
が取り付けられており、昇降杆27はコロ38を介して
ガイドレール39上を走行する。
【0004】図3に示される焼付機を用いる焼付操作の
手順は、まず透光用ガラス板22の上に原版と感光体と
を重ね合わせて載せる。次いで、チェーン30を後方に
走行させる。チェーン30の走行に伴い、昇降杆27は
スプリングローラー33、しごきローラー34及びカバ
ー37と共にスプロケット28の前方円弧に沿って上昇
し、点線で示される位置に達する。チェーン30が更に
後方に走行するにつれ、昇降杆27は後方に移動し、摺
動体25もレール24に沿って後方に走行する。また、
昇降杆27の後方への移動に伴い、軸部材35に回動自
在に止着されているシート32の遊端が反転し、次いで
スプリングローラー33の後進により、シート32は透
光用ガラス板22の上に展張されて原版と感光体を覆
い、その上をしごきローラー34が押圧し、シート32
と透光用ガラス板22の間の空気を押し出す。次いで、
シート32と透光用ガラス板22の間の空気を真空手段
により排出し、シート32、感光体及び原版を透光用ガ
ラス板22に密着させた後、光源を点灯し、焼付を行
う。焼付終了後、チェーン30を前方に走行させること
により、昇降杆27を前進させる。昇降杆27の前進に
伴い、スプリングローラー33は透光用ガラス板22上
に展張されているシート32を巻き取りながら前進す
る。そして、段部21において、昇降杆27は円弧状に
下降し、緩衝部材40の上に落下し、図3の状態にもど
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような写真製版
用焼付機においては、原稿と焼付けられたフィルムとで
ズレのないことが重要である。特に、カラー製版の場合
には、4色の原版フィルムが各々重ね合わされたとき、
同位置になるように焼付けされなければならない。その
方法として、各々の原版にピン穴を設け、このピン穴に
ピン又はピンバーを挿入して各版の位置関係を保持させ
る方法が採用されている。一般に、ピン又はピンバーの
ピンは、固定ピン1個とフリーピン2個の計3個で構成
されており、外側にフリーピン、内側に固定ピンが設け
られており、使用するフィルムサイズによりこれらのピ
ン間隔が異なり、またピンの高さも挿入するフィルムの
枚数により、低いピンから高いピンまで用意されてい
る。このピン又はピンバーを用いた焼付けは、焼付機の
透光用ガラス板上にピン又はピンバーを配置し、ピン又
はピンバーに、あらかじめピン穴を開けておいた原稿及
び反転用感光フィルム(感光体)を穴を合わせておき、
次いでシートで覆ってから真空密着させた後、露光す
る。このような、ピン又はピンバーを用いて位置合わせ
を行う方法においては、ピンの部分が高くなっているた
め、シートで覆って真空密着させる際、特に真空吸引開
始時にフィルムが微妙に動き、露光したときのフィルム
のズレ(一般に、ピンズレと称される)を生じ易いとい
う問題があり、特に湿度の低い条件下ではこの傾向は顕
著になる。
【0006】本発明は上記従来技術の欠点を解消するた
めになされたもので、本発明の発明者はピンズレを防止
すべく鋭意検討した結果、ピンズレは真空吸引時のシー
トの伸縮の不均一性に起因することを見出した。すなわ
ち、一般的に、焼付機のシートはゴム質部と布質部で構
成されており、透光用ガラス板上に展張し、真空吸引す
る時には全体に縮む方向に力が働く。このとき、透光用
ガラス板上にはピンの突起があるため、ピンの際ではシ
ートの縮み具合に変化が生じ、これがフィルムを微妙に
動かし、ピンズレを生ずる原因となる。
【0007】特に、従来の焼付機において、シートの遊
端は、図4に示されるように透光用ガラス板22の前方
近傍で軸部材35に回動自在に固定したり、図5に示さ
れるように段部21に直接固定することが行われてい
る。従って、シートの遊端は機台前方に固定されている
のに対し、シートの他端はスプリングローラーに巻き取
られており、またシートの左右方向の端部はフリーの状
態である。そのため、透光用ガラス板上にシートを展張
したとき、シートの前方部のみが固定されており、他の
三方はフリーな状態になっているので、真空吸引時に四
方がバランスよく且つ均一に縮むことが妨げられ、ピン
際でのフィルムのズレが大きくなる結果をもたらす。本
発明はかかる知見に基づいてなされたもので、本発明の
発明者は、真空吸引時のシートの伸縮のバランスを改善
することによりピンズレを抑制できることを見出して、
本発明を完成させた。すなわち、本発明の目的は、ピン
ズレを抑制できる写真製版用焼付機を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の焼付機は、機台内に光源を内蔵
し、機台上面に透光用ガラス板を設け、内装するバネに
より軸線まわりを自転するように付勢されたスプリング
ローラーにシートを巻装すると共にシートの遊端を機台
の前方に固定し、シートを巻装したスプリングローラー
を透光用ガラス板上で後方に転動させることによりシー
トを展張させる構成を有し、上記透光用ガラス板上に原
版と感光体を重ね合わせて載せ、その上をシートで覆
い、このシートと上記透光用ガラス板で囲まれた空間を
真空源に連通させて上記原版と感光体を密着させた状態
で上記光源を点灯して露光させる写真製版用焼付機であ
って、真空吸引開始時に、シートの遊端を透光用ガラス
板上の後方に向かって移動させる機構を備えてなるもの
である。
【0009】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面に基づいて、本
発明をより詳細に説明する。図1は本発明の焼付機の一
実施例を示し、側板を取り除いた概略図である。なお、
昇降杆27が一番低い位置の状態を示す。また、図2
は、図1において昇降杵27が後方に移動する過程にお
ける本発明の要部である段部付近の概略説明図である。
なお、便宜上、図3と同一の部材については同一の番号
を付した。図に示されるように、本実施例の焼付機は、
基本的には図3に示される従来の焼付機とほぼ同様な構
成からなるが、大きな差異はシート32の遊端の固定手
段にある。より詳細には、本実施例の焼付機において
は、透光用ガラス板22の前方において、機台の側面に
カム1の一端がピン2を介して取り付けられており、カ
ム1は機台の反対側にも左右対象に設けられている。カ
ム1は金属などの材料からなるL字状平板の角部が切除
された形状をなしており、機台の側面にピン2を中心と
して回動可能に取り付けられている。なお、本発明者
は、カム1の形状について種々検討した結果、図に示さ
れる形状が最も効果的であることを確認している。ま
た、カム1には、ピン2に対して反対側の端部におい
て、軸部材3(例えば、シャフトなど)が設けられ、軸
部材3は反対側の側面に存在するカムとの間に架けわた
されている。シート32の遊端は角柱状のシート固定部
材4の一辺に固定されており、シート固定部材4には軸
部材3が貫通しており、シート固定部材4は軸部材3の
軸線まわりを回動することができる。
【0010】本実施例の焼付機を用いて原版を感光体に
焼付ける方法・手順は、真空吸引時の作動状態を除け
ば、従来の技術に示したものと同様に行われる。本実施
例の焼付機の真空吸引時の作動状態について説明する
と、ピン又はピンバーで保持された原版及び感光体を透
光用ガラス板22上に載せ、シート32で覆う動作まで
は従来例と同様に行われ、次いで、シート32と透光用
ガラス板22の間の空気を真空吸引により排出すること
を行う。この際、本実施例においては、シート32の遊
端は、シート固定部材4及び軸部材3を介してカム1に
保持されており、カム1はピン2を中心に回動可能であ
るので、真空吸引によりシート32が縮むに連れ、軸部
材3及びシート固定部材4は円弧状に上昇することがで
きる。すなわち、シート32の遊端は、真空吸引時に透
光用ガラス板22上の後方へ移動することが可能となっ
ている。
【0011】本実施例においては、真空吸引に際して、
シート32の遊端は上記に示される挙動をとり、シート
32の遊端が不動状態に固定されていた従来例と異な
り、シート32の遊端は実質的に非固定状態となってい
るので、真空吸引時に透光用ガラス板22上に展張され
たシート32の四辺が均一に縮むことができ、ピンズレ
の防止が図れる。また、また、シート32遊端が変位可
能であるため、シート32を固定した場合に較べ、真空
吸引時にシート32に大きな力がかからないので、シー
ト32を長期間使用することができると共にシート32
の損傷による焼付精度の低下などを防止することができ
る。
【0012】本発明の焼付機は上記の例に限定されるも
のではなく、適宜変更して実施することができる。例え
ば、上記の例では真空吸引時に透光用ガラス板22上の
後方へ移動させる手段としてカム1を用いているが、電
気的手段でシート32の遊端の脱着を行うような形態で
あってもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、真空吸引時に、シート
の四辺が均一且つバランスよく伸縮することができるの
で、ピンズレの発生を抑制することができる。また、シ
ート遊端を固定した場合に較べ、シートに大きな力がか
からないので、シートを長期間使用することができると
共にシートの損傷による焼付精度の低下などを防止する
ことができる。従って、本発明によれば、焼付け作業の
生産性及び精度の著しい向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焼付機の一実施例を示す概略説明図で
ある。なお、昇降杆が一番低い位置の状態を示す。
【図2】図1において、昇降杆が後方へ移動する過程に
おける、本発明の要部の概略説明図である。
【図3】従来の焼付機を示す概略説明図である。なお、
昇降杆が一番低い位置の状態を示す。
【図4】従来の焼付機のシート遊端の固定法を示す概略
説明図である。
【図5】従来の焼付機のシート遊端の固定法を示す概略
説明図である。
【符号の説明】
1 カム 2 ピン 3 軸部材 4 シート固定部材 20 本体 21 段部 22 透光用ガラス板 24 レール 25 摺動体 27 昇降杆 28、29 スプロケット 30 チェーン 32 シート 33 スプリングローラー 34 しごきローラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台内に光源を内蔵し、機台上面
    に透光用ガラス板を設け、内装するバネにより軸線まわ
    りを自転するように付勢されたスプリングローラーにシ
    ートを巻装すると共にシートの遊端を機台の前方に固定
    し、シートを巻装したスプリングローラーを透光用ガラ
    ス板上で後方に転動させることによりシートを展張させ
    る構成を有し、上記透光用ガラス板上に原版と感光体を
    重ね合わせて載せ、その上をシートで覆い、このシート
    と上記透光用ガラス板で囲まれた空間を真空源に連通さ
    せて上記原版と感光体を密着させた状態で上記光源を点
    灯して露光させる写真製版用焼付機において、真空吸引
    開始時に、シートの遊端を透光用ガラス板上の後方に向
    かって移動させる機構を備えていることを特徴とする写
    真製版用焼付機。
JP4046128A 1992-02-01 1992-02-01 写真製版用焼付機 Pending JPH05232584A (ja)

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JP4046128A JPH05232584A (ja) 1992-02-01 1992-02-01 写真製版用焼付機

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JP4046128A JPH05232584A (ja) 1992-02-01 1992-02-01 写真製版用焼付機

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JPH05232584A true JPH05232584A (ja) 1993-09-10

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JP4046128A Pending JPH05232584A (ja) 1992-02-01 1992-02-01 写真製版用焼付機

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