JP2730709B2 - 密着プリンタ - Google Patents

密着プリンタ

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JP2730709B2
JP2730709B2 JP7143892A JP7143892A JP2730709B2 JP 2730709 B2 JP2730709 B2 JP 2730709B2 JP 7143892 A JP7143892 A JP 7143892A JP 7143892 A JP7143892 A JP 7143892A JP 2730709 B2 JP2730709 B2 JP 2730709B2
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敦夫 藤原
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密着プリンタ、特に、
光源装置からの光のうち、感材に対して高感度な波長の
光を通過させるための分光フィルタを備えた密着プリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】原稿上の文字や図形情報を感材に転写す
るための装置として、密着プリンタが知られている。一
般的な密着プリンタは、原稿と感材とを密着させて載置
するための透光板と、透光板に光を照射するための光源
装置とから主に構成されている。
【0003】ところで、この種の密着プリンタでは、新
明室タイプの感材が用いられるようになっている。新明
室タイプの感材を用いる場合、一般的な光源装置により
焼き付け処理を行うと、感材において原稿の焼き付け不
良が発生する場合がある。特に、原稿に示された図柄が
網点の集合体からなる場合には、焼き付け不良が発生す
ると感材に転写された図柄が不明瞭になる。このような
焼き付け不良は、光源装置から照射される光に感材の分
光感度に適応しない波長の光が含まれているために生じ
るとされている。
【0004】そこで、新明室タイプの感材に対応可能な
密着プリンタとして、透光板に照射する光の波長を調整
するための分光フィルタを備えたものが提供されてい
る。この分光フィルタは、光源装置からの光のうち感材
の分光感度に適応した波長の光のみを透光板に照射する
ためのものであり、一般に樹脂製又は樹脂によるコーテ
ィングが施された石英ガラス製である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】分光フィルタを備えた
前記従来の密着プリンタでは、光源装置に近接して分光
フィルタを配置すると、小型の分光フィルタで画角をカ
バーできるという利点があるが、分光フィルタが光源装
置からの熱を受け易く、変形してしまう場合がある。特
に、長時間露光等により露光量を高める必要がある場合
には、分光フィルタの変形が発生し易い。
【0006】これに対し、分光フィルタを光源装置から
遠ざけて配置すれば、光源装置からの熱による分光フィ
ルタの変形は防止できるが、光源装置から遠ざける程大
型の分光フィルタを用いる必要があり、密着プリンタが
高価になる。本発明の目的は、分光フィルタを備えた密
着プリンタにおいて、光源装置からの熱による分光フィ
ルタの変形を安価な手段により起こりにくくすることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る密着プリン
タは、原稿と感材とを密着させて載置する透光板と、透
光板に光を照射する光源装置と、光源装置からの光のう
ち感材の分光感度に適応した波長の光を透光板側に通過
させる分光フィルタと、感材に必要な露光量を感材に対
して分割して与えるように、光源装置の点灯・消灯動作
を制御する光源装置制御手段とを備えている。
【0008】
【作用】本発明に係る密着プリンタでは、光源装置から
の光が分光フィルタにより分光されて透光板上の感材に
照射される。分光フィルタでは、光源装置からの光のう
ち感材の分光感度に適応した波長の光を通過させている
ため、感材には原稿の画像が明瞭に転写される。
【0009】このような焼き付け処理時において、光源
装置は、光源装置制御手段により点灯・消灯動作を繰り
返し、感材に必要な露光量を分割して与える。したがっ
て、分光フィルタは、光源装置から連続的に光を照射さ
れることにならないので、光源装置に近接して配置され
ている場合でも、光源装置からの熱による変形を起こし
にくい。
【0010】
【実施例】図1及び図2に、本発明の一実施例に係る密
着プリンタを示す。図1は、密着プリンタ1の斜視図で
あり、フロントカバーを取り外して示している。図2
は、密着プリンタ1の縦断面図であり、内部構造は一部
を除いて省略している。図において、密着プリンタ1
は、箱状の本体部2と、本体部2の上部に配置されたガ
ラス板3と、本体部2の図1手前側に設けられた収納段
部4に配置された気密シート展開装置5と、本体部2内
に配置された光源装置6及び真空ポンプ7と、操作パネ
ル8とから主に構成されている。ガラス板3の外周部に
は、後述する真空密着のための枠体9が形成されてい
る。この枠体9には、本体部2内に配置された真空排気
機構部(図示せず)が連結されている。真空排気機構部
は、図示しない配管により真空ポンプ7に連結してい
る。なお、ガラス板3及びその枠体9は、図2に示すよ
うに、シリンダ10によって本体部2に開閉自在に取り
付けられている。
【0011】気密シート展開装置5は、ガラス板3上に
載置された透過型の原稿フィルムと感材とを密着させる
ための装置である。この気密シート展開装置5は、図3
に示すように、本体部2の両側部に駆動部5aを有して
いる。駆動部5aは、気密シート展開装置5をガラス板
3の上方で装置の前後方向(図1の矢印方向)に往復移
動させるための装置である。
【0012】図3を参照して、駆動部5aについて説明
する。駆動部5aは、無端チェーン11と、従動スプロ
ケット13a,13bと、駆動スプロケット15と、起
動レール17とを主として有している。無端チェーン1
1は、テンション調整機構19によりそのテンションが
調整され、各スプロケット13a,13b,15に架け
渡されている。また、従動スプロケット13aと駆動ス
プロケット15との間において、無端チェーン11は、
本体部2の側面から突出しているチェーンガイド板21
の上面を摺動しつつ走行するようになっている。なお、
駆動スプロケット15は従動スプロケット13aに対し
て若干下方に配置されており、チェーンガイド板21も
両スプロケットの位置関係に対応して固定されている。
【0013】起動レール17は、無端チェーン11及び
各スプロケット13a,13b,15の外側に設けられ
ている。この起動レール17は、その上下面がガラス板
3と平行にかつ両側面がガラス面と直角になるように、
本体部2の側面から突出した2つのブラケット17a,
17bによって固定されている。起動レール17には、
矩形の走行体23が係合されている。走行体23の前面
には、起動レール17の上面に接触しつつ転動自在な2
つの上部ローラ25と、レール下面に接触しつつ転動自
在な2つの下部ローラ27とが回転自在に支持されてい
る。また、起動レール17の外側面に接触しつつ転動自
在な側面ローラ29がL字状のブラケット33によって
回転自在に支持されている。このようにして、上部ロー
ラ25と下部ローラ27とが上下から起動レール17を
挟持しながら、走行体23は起動レール17に係合して
おり、各ローラ25,27,29が転動することによっ
て起動レール17に沿って往復移動し得る。
【0014】走行体23には、起動レール17に対して
垂直に溝23aが形成されている。この溝23aには、
溝側面に沿って摺動自在でガラス板3上面にまで突出す
る昇降板33が取り付けられている。昇降板33は、そ
の背面で図示しないピンにより無端チェーン11とピン
連結されており、無端チェーン11の走行を走行体23
に伝達する。
【0015】昇降板33の上端には、気密シート展開装
置5のフレームが固定されている。一方、昇降板33の
下端には、L字状の下端ブラケット37が固定されてい
る。下端ブラケット37と走行体23に固定されている
ブラケット31との間には、昇降板33をブラケット3
1側に引き寄せるスプリング39が設けられている。次
に、図4から図6を参照して、気密シート展開装置5に
ついて説明する。
【0016】既述のように、気密シート展開装置5は、
作動していない状態では収納段部4内に格納されてお
り、気密シート展開装置5の上面とガラス板3の上面と
がほぼ同じ高さ位置となっている。このため、原稿フィ
ルム及び感材をガラス板3上に載置するときに、気密シ
ート展開装置5が作業の妨げとならない。この気密シー
ト展開装置5は、気密シート40と、気密シート40が
巻回された巻き取りローラ41と、ガラス板3上に展開
された気密シート40を押圧するためのしごきローラ4
2と、各ローラ41,42を回転自在に支持するための
支持フレーム43(図6)とから主に構成されている。
そして、これらの各構成要素は、下方に開口を有しかつ
断面がほぼコ字状のカバー44によって覆われている。
【0017】気密シート40は、その一端が収納段部4
の中央部に固定された固定部材45により固定されてお
り、他端が巻き取りローラ41に固定されている。ま
た、気密シート40は、巻き取りローラ41内に収納さ
れたコイルスプリング55(図6)により、常に巻き取
りローラ41に巻き取られる方向に付勢されている。な
お、気密シート40は、ガラス板3のほぼ全面を覆うこ
とができるような寸法に設定されている。巻き取りロー
ラ41の両端は、図6に示すように、支持フレーム43
に固定された固定軸受け56に支持されており、その軸
は回転不能となってその外周枠体のみが回転し得る。
【0018】しごきローラ42は、気密シート40が展
開される方向(図4〜図6における矢印方向)の上流側
に、巻き取りローラ41の軸線と平行に配置されてい
る。このしごきローラ42は、図6に示すように、軸受
け58によって支持フレーム43に回転自在に支持され
た回転軸57と、回転軸57の両端近傍に設けられた1
対のガイドローラ59と、幅方向のほぼ中央部に所定の
範囲で設けられたメインローラ60とから構成されてい
る。なお、図6では、その中央部と左端部を示してい
る。
【0019】支持フレーム43は、左右1対設けられて
おり、しごきローラ42の軸線と平行に設けられたステ
ー61によって相互に連結されている。支持フレーム4
3には、既述のように昇降板33の上端が固定されてい
る。これにより、昇降板33が前後方向に往復移動する
と、気密シート展開装置5全体もガラス板3上方を前後
方向に往復移動し得る。
【0020】次に、図7を参照して、枠体9に連結され
た真空排気機構部について説明する。ガラス板3の外周
に設けられた枠体9は、それぞれ断面コ字状の外枠体6
5及び内枠体66と、これらの上面に固定された断面L
字状の支持部材67とから構成されている。そして、こ
の支持部材67に固定されたガラス支持枠68によりガ
ラス板3が支持されている。支持部材67の各端部に
は、弾性部材69,70が装着されている。弾性部材6
9は気密シート展開装置5によって展開される気密シー
ト40の外周端部に密着し、また弾性部材70はガラス
板3の下面外周部に密着するように配置されている。な
お、支持部材67には、複数の排気孔71が所定の箇所
に形成されている。
【0021】一方、各排気孔71の下方には、これらに
対応して真空ポンプ7に接続された配管72が設けられ
ている。この配管72の排気孔71側の先端は、連結部
74が設けられており、本体部2の上部枠体フレーム7
3に固定されている。連結部74の上端には、クッショ
ン部材75が設けられている。クッション部材75の開
口端部は、支持部材67の対応する排気孔71の周囲に
密着している。
【0022】光源装置6は、図2に示すように、本体部
2内の底部に配置されており、ランプ80と分光フィル
タ81とを有している。ランプ80は、本体部2内か
ら、ガラス板3全体を照射するためのものであり、例え
ば3.2KWの無電極光源である。分光フィルタ81
は、板状の樹脂製(例えばポリカーボネート製)又は両
面が樹脂によりコーティングされた板状の石英ガラス製
である。この分光フィルタ81は、ランプ80からの光
を分光し、感材に対して最も感度の高い波長の光のみを
ガラス板3に照射するためのものである。なお、分光フ
ィルタ81は、ランプ80の90mm上方に水平に配置
されている。
【0023】上述の密着プリンタ1は、図8に示すよう
な制御装置100を有している。制御装置100は、R
AM102、ROM103及びI/Oポート104を有
するCPU101を備えている。I/Oポート104の
入力側には、操作パネル8及びその他の入力部が接続さ
れている。I/Oポート104の出力側には、ランプ8
0、気密シート展開装置5、真空ポンプ7及びその他の
出力部が接続されている。なお、制御装置100は、露
光処理時におけるランプ80の連続点灯設定時間t
1 と、消灯設定時間t2 とを予め記憶している。この実
施例では、連続点灯設定時間t1 及び消灯設定時間t2
がともに30秒に設定されているものとする。
【0024】次に、図9から図12の制御フローチャー
トにしたがって、前記密着プリンタ1による焼き付け処
理動作を説明する。なお、焼き付け処理時には、予めガ
ラス板3上に透過型の原稿フィルムと感材とを載置して
おく。ここでは、ガラス板3上に原稿フィルムをピンバ
ーにより所定の位置にセットする。そして、その上に感
材を重ねて載置する。
【0025】オペレータが、操作パネル8の電源スイッ
チをONすると、ステップS1において初期設定を行
う。ステップS1が終了すると、プログラムは待機状態
となる。そして、ステップS2では、操作パネル8にお
いて気密シート展開装置5の作動スイッチが押されたか
否かを判断する。ステップS3では、露光時間設定キー
が入力されたか否かを判断する。ステップS4では、露
光開始ボタンが押されたか否かを判断する。また、ステ
ップS5では、その他の処理キーが押されたか否かを判
断する。
【0026】オペレータが気密シート展開装置5の作動
スイッチをONすると、プログラムはステップS2から
ステップS6に移行し、気密シート展開装置5による気
密シート40の展開動作を開始する。ここでは、図示し
ないモータによって気密シート展開装置5の駆動部5a
の駆動スプロケット15が回転する。これにより、無端
チェーン11が図3において時計方向に移動する。この
ようにして、昇降板33のピン連結部を従動スプロケッ
ト13bから従動スプロケット13aに移動させて昇降
板33を収納段部4からガラス板4より高い位置に上昇
させる。さらに、無端チェーン11が移動することよっ
て、走行体23は昇降板33とともに装置の前端側から
後端側に向けて起動レール17に沿って移動する。
【0027】このようにして、気密シート展開装置5全
体が装置の前端側から後端側に向けて移動することによ
り、巻き取りローラ41はその内部のコイルスプリング
55の付勢力に反して気密シート40を巻きほぐす方向
に回転し、気密シート40をガラス板2上の原稿フィル
ムと感材上に展開する。この際、図5に示すように、展
開された気密シート40上をしごきローラ42が転動
し、その自重によってフィルム原稿と感材との間に介在
する空気が排除される。
【0028】このように、気密シート40がガラス板3
上に展開されると、真空ポンプ7が作動して、図7に示
す空間E部分を真空排気する。気密シート40裏面は、
布目形状となっているので、この布目の隙間を通って感
材と気密シート40との間に介在する空気も排気され
る。これにより、原稿フィルム、感材及び気密シート4
0がガラス板3上に密着する。
【0029】このような展開動作が終了すると、プログ
ラムは再び待機状態に復帰する。次に、オペレータが操
作パネル8において、露光時間を入力すると、プログラ
ムはステップS3からステップS7に移行し、図10に
示す露光条件設定サブルーチンを実行する。図10の露
光条件設定サブルーチンにおいて、ステップS10で
は、オペレータが入力した露光時間Tとランプ80の連
続点灯設定時間t1との大小を比較する。露光時間Tが
連続点灯設定時間t1 よりも小さいと判断した場合に
は、プログラムはステップS10からステップS11に
移行し、露光時間Tを記憶する。次に、ステップS12
において、制御装置のフラグを「1」に設定する。ステ
ップS12が終了すると、プログラムはメインルーチン
に戻り、待機状態となる。
【0030】ステップS10において、露光時間Tが連
続点灯設定時間t1 より大きいと判断した場合には、プ
ログラムはステップS10からステップS13に移行す
る。ステップS13では、露光処理回数N1 を演算す
る。露光処理回数N1 は、次の式(1)により求められ
る。
【0031】
【数1】 N1 =〔T/t1 〕+1 ……(1)
【0032】例えばオペレータが入力した露光時間Tが
70秒の場合、露光処理回数N1 は、ガウス値〔T/t
1 〕が2となるので、3回となる。プログラムは、ステ
ップS13で求めた露光処理回数N1 をステップS14
で記憶する。次に、ステップS15において、最終露光
時間t3 を演算する。最終露光時間t3 とは、ステップ
S13で得られた露光処理回数N1 のうち、一番最後の
露光処理時にランプ80を点灯させておく時間を言う。
最終露光時間t3 は、次の式(2)により求める。
【0033】
【数2】 t3 =T−(t1 ×(N1 −1)) ……(2)
【0034】この実施例では、露光時間T、連続点灯設
定時間t1 及び露光処理回数N1 がそれぞれ70秒、3
0秒及び3回であるため、最終露光時間t3 は10秒と
なる。プログラムは、ステップS15で求めた最終露光
時間t3 をステップS16で記憶する。ステップS16
が終了すると、プログラムはメインルーチンに戻り、待
機状態となる。
【0035】次に、オペレータが操作パネル8において
露光開始ボタンをONすると、プログラムはステップS
4からステップS8に移行し、図11及び図12に示す
露光処理サブルーチンを実行する。露光処理サブルーチ
ンにおいて、ステップS17では、フラグが「1」であ
るか否かを判断する。フラグが「1」であると判断する
と、プログラムはステップS17からステップS18に
移行する。ステップS18では、制御装置100の内部
タイマー値を0に設定する。次に、ステップS19で
は、ランプ80をONする。これにより、ランプ80か
らの光は、分光フィルタ81を通過してガラス板3の下
面に照射される。これにより、感材には、原稿フィルム
の画像が鮮やかに焼き付けられることになる。
【0036】次に、ステップS20において、内部タイ
マー値tが露光時間Tになったか否かを判断する。内部
タイマー値tがTより小さければ焼き付け処理を続行す
る。内部タイマー値tが露光時間Tに達すると、プログ
ラムはステップS20からステップS21に移行し、ラ
ンプ80をOFFする。これにより、ランプ80による
焼き付け処理が終了する。ステップS21が終了する
と、プログラムはステップS22に移行する。ステップ
S22では、「1」に設定されていたフラグを「0」に
設定する。ステップS22が終了すると、プログラムは
メインルーチンに復帰し、待機状態となる。
【0037】一方、ステップS17において、フラグが
「1」でないと判断した場合には、プログラムはステッ
プS17からステップS23に移行する。ステップS2
3では、制御装置100の露光回数カウンタNを0に設
定する。次に、ステップS24では、内部タイマー値t
を0に設定する。そして、次のステップS25では、ラ
ンプ80をONする。この結果、上述のような焼き付け
動作が開始され始める。次のステップS26では、内部
タイマー値tが連続点灯設定時間t1 になったか否かを
判断する。内部タイマー値tが連続点灯設定時間t1
達していなければ、焼き付け処理が続行される。内部タ
イマー値tが連続点灯設定時間t1 に達すると、プログ
ラムはステップS26からステップS27に移行し、こ
こでランプ80をOFFする。そして、次のステップS
28において、内部タイマー値tを再び0に設定する。
次のステップS29では、内部タイマー値tが消灯設定
時間t2 になったか否かを判断する。内部タイマー値t
が消灯設定時間t2 に達していなければ、ランプ80は
そのまま消灯状態を維持する。これにより、分光フィル
タ81は、ランプ80から連続的に熱を受けなくなるの
で、耐熱温度以上に加熱されるのが防止される。内部タ
イマー値tが消灯設定時間t2 に達すると、プログラム
はステップS29からステップS30に移行する。
【0038】ステップS30では、露光処理回数をカウ
ントする。そして、次のステップS31では、露光処理
回数がN1 −1 の値と等しくなったか否かを判断す
る。露光処理回数NがN1 −1 より少ない時は、プロ
グラムはステップS24に戻り、上述の焼き付け処理動
作を繰り返す。一方、ステップS31において、露光回
数NがN1 −1 と等しいと判断した場合には、プログ
ラムはステップS32に移行する。ステップS32で
は、内部タイマー値tを0に設定する。そして、次のス
テップS33において、ランプ80をONする。これに
より、感材に対して、最終の焼き付け処理が施される。
次に、ステップS34において、内部タイマー値tが最
終露光時間t3 になったか否かを判断する。内部タイマ
ー値tが最終露光時間t3 に達していないと、プログラ
ムは焼き付け処理を続行する。一方、ステップS34に
おいて、内部タイマー値tが最終露光時間t3 に達して
いると判断した場合には、プログラムはステップS35
に移行する。ステップS35では、ランプ80をOFF
する。これにより、感材の焼き付け処理が完了する。ス
テップS35が終了すると、プログラムはメインルーチ
ンに復帰し、待機状態となる。
【0039】オペレータが、操作パネル80において、
その他のキーを入力すると、プログラムはステップS5
からステップS9に移行し、ここでオペレータのキー入
力に対応する動作を実施する。ステップS9が終了すれ
ば、プログラムは再び待機状態となる。上述のように、
前記実施例では、感材に必要な露光量が大きい場合に
は、その露光量を数回に分割して与えているので、ラン
プ80は連続的に点灯しない。よって、分光フィルタ8
1は、ランプ80からの熱により加熱されにくく、変形
しにくい。
【0040】前記実施例における、焼き付け処理中の分
光フィルタの温度変化を図13に示す。図13によれ
ば、ランプ80の連続点灯設定時間t1 の間は分光フィ
ルタ81の温度は上昇するが、ランプ80の消灯期間、
すなわち、消灯設定時間t2 間に十分冷却されることが
わかる。この結果、分光フィルタ81の温度は、耐熱温
度未満に維持され得る。
【0041】〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、ランプ80の連続点灯設定時
間t1 及び消灯設定時間t2 をそれぞれ30秒に設定
し、また露光時間を70秒に設定したが、これらの数値
は一例であり、本願発明はこれに限定されない。なお、
ランプ80の連続点灯設定時間t1 は、分光フィルタ8
1の耐熱温度やランプ80のワット数等に応じて適宜設
定され得る。 (b) 前記実施例では、ランプ80からの光を分光フ
ィルタ81を介して直接ガラス板3に照射するように構
成したが、本発明はこれに限られない。例えば、ランプ
からの光を分光フィルタを介して反射ミラーに照射し、
反射ミラーにより反射された光をガラス板3に照射する
よう構成した場合も本発明を同様に実施できる。
【0042】
【発明の効果】本発明の密着プリンタでは、感材に必要
な露光量を感材に対して分割して与えるよう光源装置の
点灯・消滅動作を制御するための光源装置制御手段を設
けたので、光源装置からの熱による分光フィルタの変形
が起こりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図。
【図2】前記実施例の縦断面図。
【図3】前記実施例の斜視拡大部分図。
【図4】前記実施例に採用された気密シート展開装置の
縦断面概略図。
【図5】前記実施例に採用された気密シート展開装置の
縦断面概略図。
【図6】前記気密シート展開装置の横断面概略部分図。
【図7】前記実施例に採用された真空排気機構部の縦断
面拡大部分図。
【図8】前記実施例に採用された制御装置の概略図。
【図9】前記実施例の制御フローチャート。
【図10】前記実施例の制御フローチャート。
【図11】前記実施例の制御フローチャート。
【図12】前記実施例の制御フローチャート。
【図13】前記実施例における分光フィルタの温度変化
を示す図。
【符号の説明】
1 密着プリンタ 6 光源装置 13 ガラス板 80 ランプ 81 分光フィルタ 100 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿と感材とを密着させて載置する透光板
    と、 前記透光板に光を照射する光源装置と、 前記光源装置からの光のうち、前記感材の分光感度に適
    応した波長の光を前記透光板側に通過させる分光フィル
    タと、 前記感材に必要な露光量を前記感材に対して分割して与
    えるように、前記光源装置の点灯・消灯動作を制御する
    光源装置制御手段と、を備えた密着プリンタ。
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