JP3286588B2 - 電子機器の電源制御回路 - Google Patents

電子機器の電源制御回路

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JP3286588B2
JP3286588B2 JP34287697A JP34287697A JP3286588B2 JP 3286588 B2 JP3286588 B2 JP 3286588B2 JP 34287697 A JP34287697 A JP 34287697A JP 34287697 A JP34287697 A JP 34287697A JP 3286588 B2 JP3286588 B2 JP 3286588B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源回路から出力
される電源がスイッチ回路を介して供給されるとともに
メモリー回路に格納されているプログラムに従って各種
の制御動作を行うシステム制御回路を備えた電子機器の
電源制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピューターと呼ばれる電
子機器が一般に普及しているが、斯かる電子機器は、機
器内に組み込まれているシステム制御回路によって各回
路への電源供給動作を制御する機能を備えている。斯か
る電源制御動作は、パワーマネジメントと呼ばれる機能
であり、一般には、機械式の電源スイッチの操作により
電源供給動作を行い、電源の遮断動作は、システム制御
回路のプログラム動作によって行うように構成されてい
る。
【0003】斯かる動作を行う基本的な構成は、システ
ム制御回路の中の電源スイッチの開閉動作に伴って入力
される信号による電源供給動作の開始を行う回路部へは
常時電源回路からの電源を供給し、その他の回路部へは
スイッチ回路を介して行うように構成されている。そし
て、前記スイッチ回路の動作をシステム制御回路にて制
御することによって電源回路からの該システム制御回路
への電源供給及び遮断動作を行うように構成されている
が、その制御動作はシステム制御回路のプログラム動作
によって行うように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電源供給動作を制御す
るスイッチ回路の制御動作をシステム制御回路のプログ
ラム動作によって行う場合、プログラムが暴走すると、
電源の遮断動作が行えなくなり、最悪の場合には、異常
な加熱により焼失するという危険性がある。
【0005】斯かる問題を解決する方法として、電源の
供給の制御動作をプログラム動作により行うだけでな
く、ハードウェアにて行う方法があるが、この場合にも
システム制御回路の温度が異常に上昇した場合には、シ
ステムの電源遮断動作を行うことが出来なくなる可能性
がある。特に、最近では、ノート型のパーソナルコンピ
ューターのように発熱の大きな集積回路を使用する電子
機器が増加しており、熱による影響を受け、システム制
御回路自身が暴走するという問題が多く発生している。
【0006】本発明は、斯かる問題を解決し、電子機器
に適した電源制御回路を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、手動にて操作
されるとともに電子機器の電源オンオフ動作を制御する
電源スイッチと、該電源スイッチの操作による信号が入
力されるとともに前記システム制御回路に電源制御信号
を出力し、且つ前記システム制御回路より出力される電
源制御信号が入力される電源供給制御回路とより構成さ
れ、該電源供給制御回路より出力される制御信号によっ
て前記システム制御回路への電源供給路内に接続されて
いるスイッチ回路の開閉動作を制御するように構成され
ている。
【0008】
【実施例】図1は本発明の電源制御回路の一実施例を示
すブロック回路図、図2は本発明を構成する電源供給制
御回路の一実施例を示すブロック回路図である。
【0009】図1において、1は電源回路、2はメモリ
ー回路(図示せず)に格納されているプログラムに従っ
て各種の制御動作を行うシステム制御回路であり、電源
制御動作を行う電源制御回路部及びプログラムによる制
御動作を行うシステム回路部が組み込まれている。3は
前記システム制御回路2に組み込まれている電源制御回
路部への電源供給端子である第1電源端子、4は前記シ
ステム制御回路2に組み込まれているシステム回路部へ
の電源供給端子である第2電源端子、5は前記電源回路
1の電源出力端子と前記第1電源端子3との間の電源供
給路内に挿入接続されている第1スイッチ回路であり、
制御端子6にH(高い)レベルの信号が印加された状態
にあるとき前記電源回路1からの電源を前記第1電源端
子3に供給するように構成されている。7は前記電源回
路1の電源出力端子と前記第2電源端子4との間の電源
供給路内に挿入接続されている第2スイッチ回路であ
り、制御端子8にHレベルの信号が印加された状態にあ
るとき前記電源回路1からの電源を前記第2電源端子4
に供給するように構成されている。
【0010】9は前記システム制御回路2に設けられて
いるとともに該システム制御回路2に組み込まれている
電源制御回路部への制御信号の入力端子である電源制御
信号入力端子、10は前記システム制御回路2に設けら
れているとともに電源制御回路部より出力される制御信
号の出力端子である電源制御信号出力端子である。
【0011】11は手動にて操作されるとともに電子機
器の電源のオンオフ動作を制御する電源スイッチ、12
は前記電源スイッチ11の開閉動作及び前記システム制
御回路2による制御動作によって前記第1スイッチ回路
5及び第2スイッチ回路7の開閉動作を制御する電源供
給制御回路であり、前記システム制御回路2に設けられ
ている電源制御信号入力端子9と接続されている電源制
御信号出力端子13、前記電源制御信号出力端子10と
接続されている電源制御信号入力端子14、前記第1ス
イッチ回路5の制御端子6に接続されている第1出力端
子15、前記第2スイッチ回路7の制御端子8に接続さ
れている第2出力端子16、前記電源スイッチ11が接
続されている電源スイッチ入力端子17、前記電源回路
1からの電源が供給される電源端子18が設けられてい
る。
【0012】斯かる構成において、電源スイッチ11を
押圧閉成させると、電源供給制御回路12に設けられて
いる第1出力端子15にHレベルの信号が出力され、第
1スイッチ回路5の制御端子6に印加される。前記制御
端子6にHレベルの信号が印加されると、前記第1スイ
ッチ回路5がオン状態になり、電源回路1より出力され
る電源が該第1スイッチ回路5を通して前記システム制
御回路2に設けられている第1電源端子3に印加され
る。その結果、システム制御回路2内に組み込まれてい
る電源制御回路部に電源が供給され、該電源制御回路部
が動作を行う状態になる。
【0013】前記電源スイッチ11が閉成されると前述
した動作が行われるが、該電源スイッチ11の閉成状態
が第1の所定時間維持されると、電源供給制御回路12
に設けられている電源制御信号出力端子13にHレベル
の制御信号が出力され、その制御信号がシステム制御回
路2に設けられている電源制御信号入力端子9に印加さ
れる。その結果、システム制御回路2に設けられている
電源制御信号出力端子10にHレベルの制御信号が出力
され、その信号が電源制御信号入力端子14に印加され
る電源供給制御回路12に設けられている第2出力端子
16にHレベルの信号が出力され、第2スイッチ回路7
の制御端子8に印加される。前記制御端子8にHレベル
の信号が印加されると、前記第2スイッチ回路7がオン
状態になり、電源回路1より出力される電源が該第2ス
イッチ回路7を通して前記システム制御回路2に設けら
れている第2電源端子4に印加される。
【0014】その結果、システム制御回路2内に組み込
まれているシステム回路部に電源が供給され、該システ
ム回路部が動作を行う状態になる。前記システム回路部
による動作が開始されると、システム制御回路2の電源
制御信号出力端子10にHレベルの制御信号が出力され
た状態になる。この状態において、電源スイッチ11が
開放されても前記システム制御回路2の電源制御信号出
力端子10にHレベルの制御信号が出力された状態に保
持され、電源回路1からの電源が第1スイッチ回路5及
び第2スイッチ回路7を通してシステム制御回路2に供
給された状態になる。従って、システム制御回路2によ
る各種の制御動作、即ちメモリーに格納されているプロ
グラムによる制御動作を行うことが出来る。
【0015】以上に説明したように電源スイッチ11の
押圧閉成操作による電源供給動作は行われるが、次に電
源の遮断動作について説明する。使用者が電源を遮断す
るための操作を行うと、システム制御回路2内のメモリ
ーに格納されている電源遮断のためのプログラムに従っ
て電源遮断のための制御動作が行われる。
【0016】斯かる動作は、システム制御回路2により
行われていた各種のプログラム動作を終了させた後、電
源制御回路部の電源遮断のための制御動作を行う。斯か
る制御動作が行われると、前記システム制御回路2に設
けられている電源制御信号出力端子10の出力信号のレ
ベルがHレベルよりL(低い)レベルに反転する。
【0017】前記電源制御信号出力端子10の出力信号
のレベルがHレベルよりLレベルに反転すると、前記入
力電源供給制御回路12に設けられている電源制御信号
入力端子14にLレベルの信号が入力されるため、該入
力電源供給制御回路12に設けられている第1出力端子
15及び第2出力端子16の出力信号のレベルがHレベ
ルよりLレベルに反転する。その結果、第1スイッチ回
路5及び第2スイッチ回路7がオン状態よりオフ状態に
反転し、電源回路1より前記システム制御回路2に供給
されていた電源の遮断動作を行うため、システム制御回
路2、即ち電子機器は不動作状態になる。
【0018】システム制御回路2の制御動作による電源
の遮断動作は、前述したように行われるが、電源スイッ
チ11の閉成操作による電源遮断動作について説明す
る。電源スイッチ11を所定時間押圧閉成させると、電
源制御信号出力端子13にHレベルの信号が出力され、
システム制御回路2に設けられている電源制御信号入力
端子9に印加される。その結果、前記システム制御回路
2内に組み込まれている電源制御回路部による電源遮断
のための動作が行われ、電源制御信号出力端子10の出
力信号のレベルがHレベルよりL(低い)レベルに反転
する。このようにして電源制御信号出力端子10の出力
信号のレベルがHレベルよりLレベルに反転すると、前
述した動作、即ち第1スイッチ回路5及び第2スイッチ
回路7がオン状態よりオフ状態に反転し、電源回路1よ
り前記システム制御回路2に供給されていた電源の遮断
動作を行うため、システム制御回路2、即ち電子機器は
不動作状態になる。
【0019】前述したように電源供給動作及び電源遮断
動作は行われるが、電源の遮断動作が正常に行えなかっ
た場合の動作について説明する。電源スイッチ11を押
圧閉成させたにも拘わらず電源の遮断動作が所定時間行
われない場合には、電源供給制御回路12に設けられて
いる第2出力端子16の出力信号のレベルがHレベルよ
りLレベルに反転し、第2スイッチ回路7がオフ状態に
なる。そして、更に所定時間経過すると、電源供給制御
回路12に設けられている第1出力端子15の出力信号
のレベルがHレベルよりLレベルに反転し、第1スイッ
チ回路5がオフ状態になる。斯かる電源遮断動作が行わ
れる結果、長時間通電や電子回路の暴走等に起因する異
常な温度の上昇による電源遮断制御動作の不動作を防止
することが出来、電子機器が焼失する等の事故の発生を
防止することが出来る。
【0020】以上に説明したように本発明の電源制御回
路による電源制御動作は行われるが、次に図2に示した
電源供給制御回路12の一実施例について説明する。同
図において、入出力端子の番号は、図1と同一の番号を
付している。
【0021】図2において、22は電源スイッチ入力端
子17に入力される信号のレベルを反転させるインバー
タ、23はクロック信号を発生するクロック信号発生回
路、24は前記クロック信号発生回路23より出力され
るクロック信号が入力端子に印加されるとともに制御端
子25が前記インバータ22の出力端子に接続されてい
るゲート回路であり、該制御端子25にHレベルの信号
が印加された状態にあるとき、出力端子26に前記クロ
ック信号発生回路23より出力されるクロック信号を出
力するように構成されている。
【0022】27は入力端子が前記インバータ22の出
力端子に接続されているとともに出力端子が電源制御信
号出力端子13に接続されているゲート回路であり、制
御端子28にHレベルの信号が印加された状態にあると
き入力端子に入力される信号を出力端子に通過させるよ
うに構成されている。29は前記ゲート回路24の出力
端子26に出力されるクロック信号が入力されるととも
にその数をカウントする第1カウンター回路であり、前
記ゲート回路27の制御端子28に接続されている出力
端子30及びカウント値をリセットする信号が印加され
るリセット端子31を備えている。
【0023】32は入力端子が電源制御信号入力端子1
4に接続されているとともに出力端子が第2出力端子1
6に接続されているゲート回路であり、制御端子33に
Lレベルの信号が印加された状態にあるとき入力端子に
入力される信号を出力端子に通過させるように構成され
ている。34は前記ゲート回路24の出力端子26に出
力されるクロック信号が入力されるとともにその数をカ
ウントする第2カウンター回路であり、前記ゲート回路
32の制御端子33に接続されている出力端子35及び
カウント値をリセットする信号が印加されるリセット端
子36を備えている。
【0024】37は前記ゲート回路24の出力端子26
に出力されるクロック信号が入力されるとともにその数
をカウントする第3カウンター回路であり、第1出力端
子15に接続されている出力端子38及びカウント値を
リセットする信号が印加されるリセット端子39を備え
ている。
【0025】斯かる構成において、前記第1カウンター
回路29のリセット端子31、第2カウンター回路34
のリセット端子36及び第3カウンター回路37のリセ
ット端子39はダイオード40を介して電源スイッチ入
力端子17に接続されているとともにダイオード41を
介して電源制御信号入力端子14に接続されている。そ
して、前記第1カウンター回路29、第2カウンター回
路34及び第3カウンター回路37は、各々のリセット
端子31、36、39に印加される信号のレベルがLレ
ベルよりHレベルに反転したときリセット動作が行われ
るように構成されている。
【0026】また、斯かる構成において、第1カウンタ
ー回路29の出力端子30にHレベルの制御信号が出力
されるカウント数は、例えば1秒間にカウントされる数
に設定され、第2カウンター回路34の出力端子35に
Hレベルの制御信号が出力されるカウント数は、例えば
4秒間にカウントされる数に設定され、そして、第3カ
ウンター回路37の出力端子38にLレベルの制御信号
が出力されるカウント数は、例えば30分間にカウント
される数に設定されている。即ち、第1カウンター回路
29、第2カウンター回路34及び第3カウンター回路
37は、タイマー回路として動作することになる。
【0027】以上に説明したように電源供給制御回路1
2は構成されているが、次に斯かる回路の動作について
説明する。電源スイッチ11が開放された状態にあると
きは、電源スイッチ入力端子17の信号レベルがHレベ
ルにあるため、ゲート回路24の制御端子25にはLレ
ベルの信号が印加された状態にある。斯かる状態におい
て、電源スイッチ11を押圧閉成させると、電源スイッ
チ入力端子17の信号レベルがHレベルよりLレベルに
反転する。
【0028】前記電源スイッチ入力端子17の信号レベ
ルがLレベルになると、ゲート回路24の制御端子25
にHレベルの信号が印加されるとともにゲート回路27
の入力端子にHレベルの信号が印加された状態になる
が、その制御端子28にはLレベルの信号が印加されて
いるため、Hレベルの信号が電源制御信号出力端子13
に出力されることはない。前記ゲート回路24の制御端
子25にHレベルの信号が印加されるとクロック信号発
生回路23より出力されるクロック信号が出力端子26
に出力されるため、斯かるクロック信号が入力される第
1カウンター回路29、第2カウンター回路34及び第
3カウンター回路37はカウント動作を開始する。
【0029】そして、1秒経過すると、第1カウンター
回路29の出力端子30にHレベルの制御信号が出力さ
れ、そのHレベルの信号がゲート回路27の制御端子2
8に印加される。その結果、ゲート回路27の入力端子
に印加されていたHレベルの信号が該ゲート回路27を
通して電源制御信号出力端子13に出力されることにな
る。前記電源制御信号出力端子13にHレベルの信号が
出力されると、前述したようにシステム制御回路2に設
けられている電源制御信号入力端子9にHレベルの信号
が印加されるため、システム制御回路2に設けられてい
る電源制御信号出力端子10に出力されるHレベルの制
御信号が電源制御信号入力端子14に印加されることに
なる。
【0030】前記電源制御信号入力端子14にHレベル
の信号が入力されると、ゲート回路32の制御端子33
にはLレベルの信号が印加された状態にあるため、Hレ
ベルの信号が該ゲート回路32を通して第2出力端子1
6に印加されることになる。従って、第2スイッチ回路
7を介して電源回路1からの電源がシステム制御回路2
に供給されることになり、電子機器の各動作を行うこと
が出来る。また、前記電源制御信号入力端子14にHレ
ベルの信号が入力されると、その信号がダイオード41
を介して第1カウンター回路29のリセット端子31、
第2カウンター回路34のリセット端子36及び第3カ
ウンター回路37のリセット端子39に印加されるた
め、各カウンター回路のリセット動作が行われる。
【0031】このように1秒間以上電源スイッチ11を
閉成させなければ、電源制御信号出力端子13にHレベ
ルの制御信号が出力されないので、電源スイッチ11の
誤操作やチャタリングによる誤動作を防止することが出
来る。
【0032】また、前記電源スイッチ11を押圧閉成さ
せた状態より開放状態にするとダイオード40を介して
第1カウンター回路29のリセット端子31、第2カウ
ンター回路34のリセット端子36及び第3カウンター
回路37のリセット端子39にHレベルの信号が印加さ
れるため、各カウンター回路のリセット動作が行われる
ことになる。
【0033】以上に説明したように電源スイッチ11の
閉成による電源供給動作は行われるが、次にシステム制
御回路2のプログラム動作や電源スイッチ11の閉成に
よる電源遮断動作が行えなかった場合の動作について説
明する。
【0034】斯かる動作は、電源スイッチ11を第2カ
ウンター回路34のカウント時間である4秒以上押圧閉
成させることによって行われる。前記電源スイッチ11
を押圧閉成させると、電源スイッチ入力端子17にLレ
ベルの信号が入力された状態になる。その結果、第2カ
ウンター回路34によるクロック信号のカウント動作が
開始され、4秒経過すると該第2カウンター回路34の
出力端子35にHレベルの制御信号が出力される。
【0035】前記出力端子35に出力されたHレベルの
信号が、ゲート回路32の制御端子33に印加される
と、該ゲート回路32の入力端子に入力されていた信号
の出力動作が阻止される状態になるため、第2出力端子
16の出力信号がHレベルよりLレベルに反転する。そ
の結果、第2スイッチ回路7を通してシステム制御回路
2に供給されていた電源の遮断動作が行われることにな
り、システム制御回路2を不動作状態にすることが出来
る。従って、システム制御回路2のプログラム動作によ
る電源遮断動作が行えなかった場合においても電源の遮
断動作を電源スイッチ11を操作することによって行う
ことが出来る。
【0036】以上に説明したように第1カウンター回路
29及び第2カウンター回路34による制御動作は行わ
れるが、次に第3カウンター回路37による制御動作に
ついて説明する。
【0037】電子機器が動作状態にあるときに何らかの
事故によって第3カウンター回路37のリセット動作が
行われなくなると、そのカウント数が増加し、カウント
時間が設定時間である30分に達すると、出力端子38
の出力信号がHレベルよりLレベルに反転する。前記出
力端子38にLレベルの制御信号が出力されると、その
制御信号が第1出力端子15に出力される。その結果、
第1スイッチ回路5がオフ状態になり、システム制御回
路3に組み込まれている電源制御回路部への電源を遮断
するので、長時間通電やシステムの暴走等に起因する異
常な温度の上昇を防止することが出来、電子機器が焼失
する等の事故の発生を防止することが出来る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、手動にて操作されるとともに
電子機器の電源のオンオフ動作を制御する電源スイッチ
と、該電源スイッチの操作による信号が入力されるとと
もに前記システム制御回路に電源制御信号を出力し、且
つ該システム制御回路より出力される電源制御信号が入
力されるとともに該システム制御回路より分離されて配
置されている電源供給制御回路とより成り、前記電源ス
イッチが第1所定時間操作されたときシステム制御回路
に対して電源供給開始信号を前記電源供給制御回路より
出力させるとともに該電源スイッチが前記第1所定時間
より長い第2所定時間操作されたときスイッチ回路への
制御信号を切断することによりシステム制御回路への電
源供給を遮断するようにしたので、即ち同一の電源スイ
ッチの操作時間の相違によって電源の供給動作及び遮断
動作を行うようにしたので、操作性に優れている。ま
た、本発明は、システム制御回路に対する電源供給動作
及び遮断動作を制御する電源供給制御回路をシステム制
御回路と分離して設けたので、システム制御回路より発
生する熱によって電源供給制御回路自身が熱暴走すると
いう問題が発生することを防止することが出来る。
【0039】また、本発明は、電源供給制御回路内に電
源遮断動作を行うべく設定されている第2所定時間より
長い第3所定時間に設定されているタイマー回路を設
け、電源スイッチの操作後第3所定時間経過したとき電
源回路より出力されている全ての電源を切断するように
したので、電子機器が何等かの事故によってシステムに
よる電源遮断動作を行うことが出来ない状態になっても
電源遮断動作を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源制御回路の一実施例を示すブロッ
ク回路図である。
【図2】本発明を構成する電源供給制御回路の一実施例
を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1 電源回路 2 システム制御回路 5 第1スイッチ回路 7 第2スイッチ回路 11 電源スイッチ 12 電源供給制御回路 23 クロック信号発生回路 29 第1カウンター回路 34 第2カウンター回路 37 第3カウンター回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−109416(JP,A) 特開 昭61−29922(JP,A) 特開 平3−27417(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源回路から出力される電源がスイッチ
    回路を介して供給されるとともに電源制御動作を行う電
    源制御回路部及びメモリーに格納されているプログラム
    に従って電源遮断等の各種の制御動作を行うシステム回
    路部が組み込まれているシステム制御回路を備えた電子
    機器において、手動にて操作されるとともに電子機器の
    電源のオンオフ動作を制御する電源スイッチと、該電源
    スイッチの操作による信号が入力されるとともに前記シ
    ステム制御回路に電源制御信号を出力し、且つ該システ
    ム制御回路より出力される電源制御信号が入力される
    ともに該システム制御回路より分離されて配置されてい
    電源供給制御回路とより成り、前記電源スイッチが第
    1所定時間操作されたときシステム制御回路に対して電
    源供給開始信号を前記電源供給制御回路より出力させる
    とともに該電源スイッチが前記第1所定時間より長い第
    2所定時間操作されたときスイッチ回路への制御信号を
    切断することによりシステム制御回路への電源供給を遮
    断し、且つ前記電源供給制御回路内に第2所定時間より
    長い第3所定時間に設定されているタイマー回路を設
    け、電源スイッチの操作後第3所定時間経過したとき電
    源回路より出力されている全ての電源を切断するように
    したことを特徴とする電子機器の電源制御回路。
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