JP3286452B2 - 電気掃除機用吸込具 - Google Patents

電気掃除機用吸込具

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JP3286452B2
JP3286452B2 JP01540994A JP1540994A JP3286452B2 JP 3286452 B2 JP3286452 B2 JP 3286452B2 JP 01540994 A JP01540994 A JP 01540994A JP 1540994 A JP1540994 A JP 1540994A JP 3286452 B2 JP3286452 B2 JP 3286452B2
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suction
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vacuum cleaner
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篤夫 濱田
徹 小池
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気掃除機に接続し
て、布団やカーテンなどを掃除する際に使用される吸込
具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種吸込具として、例えば実開
昭52-79761号公報(92(3)D101.9)に示されるものが知ら
れている。この吸込具は、外周下部に吸込口を形成した
吸込具本体と、吸込具本体側面に嵌合接着され、電気掃
除機に接続されるパイプを圧入した吸込具蓋と、吸込具
蓋のパイプ支持部外周に吸込具蓋とパイプとの間に抜け
止め支持され、吸込具本体外周を回転自在に被う多孔状
の回転部材とから構成されている。
【0003】しかしながら、回転部材は全体が同径に形
成されているため、掃除作業中に回転部材が吸込具本体
に押しつけられ、回転部材の多数の孔が吸込具本体の吸
込口に引っ掛かり、回転部材の回転が良好に行われなく
なり、移動性が低下して掃除作業性が悪くなる欠点があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、掃除作業性を向上し得る吸込具を
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
電気掃除機に連通する接続管を有し、下面に吸込口を形
成した吸込具本体と、該吸込具本体外周を被って回転自
在に支持される多数の小孔を有する回転部材とを備え、
前記回転部材外周に環状の突部を形成したことを特徴と
する。
【0006】本発明の第2の手段は、電気掃除機に連通
する接続管を有し、下面に吸込口を形成した吸込具本体
と、該吸込具本体外周を被って回転自在に支持される多
数の小孔を有する回転部材とを備え、前記回転部材の両
端外周に環状の突部を形成したことを特徴とする。
【0007】本発明の第3の手段は、電気掃除機に連通
する接続管を有し、下面に吸込口を形成した吸込具本体
と、該吸込具本体外周を被って回転自在に支持される多
数の小孔を有する回転部材とを備え、前記回転部材外周
環状の突部を形成すると共に、前記吸込具本体の前記
突部に略対向する位置に、回転部材内面に当接、もしく
は近接する突条を形成したことを特徴とする。
【0008】本発明の第4の手段は、電気掃除機に連通
する接続管を有し、下面に吸込口を形成した吸込具本体
と、該吸込具本体外周を被って回転自在に支持される多
数の小孔を有する回転部材とを備え、前記回転部材外周
環状の突部を形成すると共に、前記吸込具本体下面の
前記突部に略対向する位置に、回転部材内面に当接、も
しくは近接する突条を形成したことを特徴とする。
【0009】本発明の第5の手段は、電気掃除機に連通
する接続管を有し、下面に吸込口を形成した吸込具本体
と、該吸込具本体外周を被って回転自在に支持される多
数の小孔を有する回転部材とを備え、前記回転部材外周
環状の突部を形成すると共に、前記回転部材内面の前
記突部に略対向する位置に、回転部材内面に当接、もし
くは近接する突条を形成したことを特徴とする。
【0010】本発明の第6の手段は、電気掃除機に連通
する接続管を有し、下面に吸込口を形成した吸込具本体
と、該吸込具本体外周を被って回転自在に支持される多
数の小孔を有する回転部材とを備え、前記回転部材外周
環状の突部を形成すると共に、前記吸込具本体の前記
突部に略対向する位置に、回転部材内面に当接、もしく
は近接する突条を低摩擦抵抗材料にて形成したことを特
徴とする。
【0011】
【作用】本発明の第1の手段によれば、吸込具を押引操
作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸込具
本体が移動する。被掃除面に付着した塵埃等は、回転部
材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸引され、接
続管を経て電気掃除機に集塵される。回転部材外周には
突部を形成しているので、回転部材が吸込具本体に押し
つけられにくくなり、回転部材の小孔の開口縁が吸込具
本体の吸込口の開口縁に引っ掛かって回転部材の回転を
阻害することがなく、移動性が向上する。
【0012】本発明の第2の手段によれば、吸込具を押
引操作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸
込具本体が移動する。被掃除面に付着した塵埃等は、回
転部材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸引さ
れ、接続管を経て電気掃除機に集塵される。回転部材外
周には突部を形成しているので、回転部材が吸込具本体
に押しつけられにくくなり、回転部材の小孔の開口縁が
吸込具本体の吸込口の開口縁に引っ掛かって回転部材の
回転を阻害することがなく、移動性が向上する。
【0013】本発明の第3の手段によれば、吸込具を押
引操作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸
込具本体が移動する。被掃除面に付着した塵埃等は、回
転部材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸引さ
れ、接続管を経て電気掃除機に集塵される。吸込具本体
に形成した突条により回転部材と吸込具本体との間に間
隔を有するので、被掃除面が吸込具本体の吸込口を被う
ことはなく、吸込性能が低下することがないと共に、吸
込具本体と回転部材との摩擦抵抗が低下し、移動性が向
上する。また、回転部材外周に突部を形成し、突部に略
対向して吸込具本体から回転部材内面に当接もしくは近
接する突条を形成しているので、回転部材が吸込具本体
に押しつけられにくくなり、回転部材の小孔の開口縁が
吸込具本体の吸込口の開口縁に引っ掛かって回転部材の
回転を阻害することがなく、移動性が向上する。
【0014】本発明の第4の手段によれば、吸込具を押
引操作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸
込具本体が移動する。被掃除面に付着した塵埃等は、回
転部材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸引さ
れ、接続管を経て電気掃除機に集塵される。吸込具本体
下面に形成した突条により回転部材と吸込具本体下面と
の間に間隔を有するので、被掃除面が吸込具本体の吸込
口を被うことはなく、吸込性能が低下することがないと
共に、吸込具本体と回転部材との摩擦抵抗が低下し、移
動性が向上する。また、回転部材外周に突部を形成し、
突部に略対向して吸込具本体外周から回転部材のない面
に当接もしくは近接する突条を形成しているので、回転
部材が吸込具本体に押しつけられにくくなり、回転部材
の小孔の開口縁が吸込具本体の吸込口の開口縁に引っ掛
かって回転部材の回転を阻害することがなく、移動性が
向上する。
【0015】本発明の第5の手段によれば、吸込具を押
引操作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸
込具本体が移動する。被掃除面に付着した塵埃等は、回
転部材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸引さ
れ、接続管を経て電気掃除機に集塵される。回転部材内
面に形成した突条により回転部材と吸込具本体との間に
間隔を有するので、被掃除面が吸込具本体の吸込口を被
うことはなく、吸込性能が低下することがないと共に、
吸込具本体と回転部材との摩擦抵抗が低下し、移動性が
向上する。また、回転部材外周に突部を形成し、突部に
略対向して回転部材内面に当接もしくは近接する突条を
形成しているので、回転部材が吸込具本体に押しつけら
れにくくなり、回転部材の小孔の開口縁が吸込具本体の
吸込口の開口縁に引っ掛かって回転部材の回転を阻害す
ることがなく、移動性が向上する。
【0016】本発明の第6の手段によれば、吸込具を押
引操作すると、押引操作に伴って回転部材が回転し、吸
込具本体が移動する。被掃除面に付着した塵埃等は、回
転部材の小孔から吸込口を介して吸込具本体に吸引さ
れ、接続管を経て電気掃除機に集塵される。回転部材内
面に形成した突条により回転部材と吸込具本体との間に
間隔を有するので、被掃除面が吸込具本体の吸込口を被
うことはなく、吸込性能が低下することがないと共に、
突条を低摩擦抵抗材料とすることにより吸込具本体と回
転部材との摩擦抵抗が一層低下し、移動性が向上する。
また、回転部材外周に突部を形成し、突部に略対向して
回転部材内面に当接もしくは近接する突条を形成してい
るので、回転部材が吸込具本体に押しつけられにくくな
り、回転部材の小孔の開口縁が吸込具本体の吸込口の開
口縁に引っ掛かって回転部材の回転を阻害することがな
く、移動性が向上する。
【0017】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図7に基づい
て詳述する。
【0018】1は吸込具本体で、後述する筒状体2、接
続管4及びカバー10により構成される。
【0019】2は合成樹脂、例えばABS樹脂にて形成
される両端を開口した略円筒状の筒状体で、中央部下面
に開口3を形成すると共に、中央部の上部内面に、開口
3に臨ませて図示しない電気掃除機に着脱自在に連通さ
れる接続管4を支持する支持部5を形成している。前記
接続管4は支持部5に筒状体2の長手方向と略直交する
方向に支持され、所定範囲、本実施例では約60度の範
囲で揺動自在となっている。
【0020】6は前記筒状体2下面に形成された複数の
吸込口で、長孔形状に形成され、その長手方向を、筒状
体2の長手方向と略平行に形成している。7は前記筒状
体2の両端部外周に形成された環状の第1突条、8は前
記筒状体2の開口3近傍外周に形成された第2突条、9
は前記第1突条7と第2突条8との間に形成された環状
の第3突条で、第1、第2、第3突条7、8、9及び後
述する第4突条14は後述する回転部材19に近接もしくは
当接して回転部材19を支持すると共に、吸込具本体1外
周と回転部材19内面との間に間隙を保持するようになっ
ている。
【0021】10は前記筒状体2の開口3を閉塞するカバ
ーで、合成樹脂、例えばABS樹脂にて形成され、前記
支持部5との間で接続管4を回転自在に支持する支持部
11を有している。前記カバー10は支持部11と対向する一
側を開口3の開口縁に係合し、筒状体2に一体形成され
たボス12に螺子固定するようになっており、前記ボス12
は支持部5両側近傍に配置され、吸込口6から接続管4
に吸引される風の流れを妨げないようになっている。13
は前記カバー10に形成される複数の吸込口で、長孔形状
に形成されており、その長手方向を、筒状体2に形成さ
れた吸込口6の長手方向延長線上に略平行に形成されて
いる。14は前記カバー10に一体形成された第4突条で、
前記第2突条8に連なり、第2突条8とで環状となるよ
うになっている。
【0022】15は前記筒状体2両端の開口部を閉塞する
軸受体で、合成樹脂、例えばABS樹脂にて形成され、
筒状体2両端部に形成された一対の係合孔16に筒状体2
内面側から係脱自在に係合する一対の係止爪17を有して
おり、係合孔16への係止爪17の係合により筒状体2両端
部に着脱自在に装着するようになっている。18は前記軸
受体15中央部に形成された後述する回転部材19の軸部20
を回転自在に軸支する軸支部で、筒状体2の長手方向に
長く形成して軸部20の軸支長さを長くすることにより、
回転部材19を回転ぶれが小さくなるように軸支してい
る。
【0023】19は前記筒状体2の両側外周を被い多数の
小孔を有する円筒状の回転部材で、筒状体2、カバー1
0、軸受体15及び後述する軸支体24を形成する材料(例え
ばABS樹脂)と異なる合成樹脂、例えばPP樹脂(ポリ
プロピレン)にて形成され、一端に形成した軸部20を軸
受体15の軸支部18外周に回転自在に軸支されている。前
記回転部材19の他端は、筒状体2及びカバー10中央部に
外周方向に膨出形成された膨出部21側面に近接し、回転
部材19他端と膨出部21側面との間から回転部材15と筒状
体2との間に塵埃等が侵入して回転部材2が回転不良を
起こしたり、擦れて異常音が生じるのを防止している。
22は前記回転部材19に形成された複数の長孔形状の開口
部で、その長手方向を筒状体2の長手方向と略平行に形
成され、開口部22の周方向ピッチを、吸込口6の周方向
ピッチより大きく形成して開口部22の面積を減少させる
ことにより、回転部材19の強度低下を防止している。23
は前記回転部材19の両端部外周に一体形成された一対の
環状の突部で、第1突条7、及び第2突条8と第4突条
14近傍に対応する位置に形成され、前記筒状体2の膨出
部21より径大に形成されている。
【0024】24は前記軸受体15の軸支部18に螺合される
軸支体で、合成樹脂、例えばABS樹脂にて形成され、
軸支部18への螺合により回転部材19の抜け止めを行って
いる。25は前記軸支体24に形成された環状突部で、回転
部材19に当接、もしくは近接して回転部材19と軸支体24
との摩擦抵抗を低減させ、回転部材19が容易に回転する
ように支持している。26は前記軸支体24に形成された操
作部で、指で把持して軸支体24を回転させ、軸支体24を
軸受体15に着脱するようになっている。
【0025】而して、以上により構成される吸込具は、
接続管4を、図示しない吸込ホース及び延長管を介して
電気掃除機に接続し、電気掃除機を作動させ、吸込具を
押引操作して布団、カーテン等の被掃除面を掃除する。
接続管4は所定範囲、本実施例では約60度の範囲で揺
動自在となっているので、接続管4を傾けた状態でも掃
除することができ、掃除作業性を向上することができる
と共に、掃除中に吸込具本体1が反転することはなく、
吸込口6が上を向いた状態で掃除を行うといった誤使用
をすることがない。
【0026】被掃除面に吸込具を当てた状態で吸込具を
押引操作すると、押引操作に伴って回転部材19が回転
し、この回動部材19の回転によって吸込具本体1が移動
する。吸込具本体1は中央部に接続管4を有し、両側に
回転部材19を回転自在に支持しているので、バランス及
び移動性が向上し、掃除作業性が向上する。
【0027】回転部材19は、両端部に突部23を形成して
いるので、比較的堅いマットなどの被掃除面を掃除する
際、突部23のみが被掃除面に接触する。従って、回転部
材19が内径方向に変形し、回転部材19と吸込具本体1と
が接触して摩擦抵抗が増大したり、回転部材19の小孔及
び開口部22の開口縁が吸込具本体1の吸込口6開口縁に
引っ掛かって回転部材19が回転不良を起こしたりするこ
とはない。また、回転部材19の突部23外径を、吸込具本
体1の膨出部21外径より径大に形成しているので、吸込
具本体1の膨出部21と被掃除面との摩擦が小さく、吸込
具の移動性を低下させることがない。さらに、回転部材
19は第1、第2、第3、第4突条7、8、9、14により
支持されているので、回転部材19と吸込具本体1との摩
擦抵抗が小さくなり、回転部材19は容易に回転して吸込
具の移動性を向上させ、掃除作業性を向上させる。
【0028】回転部材19の両端部に突部23を形成してい
るため、突部23が被掃除面に押しつけられて吸込具本体
1側へ変形しようとするが、吸込具本体1の突部23に略
対向する位置に、回転部材19内面に当接、もしくは近接
する第1突条7及び第4突条14を形成しているので、回
転部材19内面が吸込具本体1外周に接触することはな
く、回転部材19の良好な回転性能を維持することができ
る。
【0029】被掃除面に付着した塵埃等は、回転部材19
の多数の小孔及び開口部22から吸込口6を介して吸込具
本体1内に吸引され、接続管4から延長管及び吸込ホー
スを介して電気掃除機内に集塵される。
【0030】また、回転部材19には、吸込具本体1の吸
込口6と連通する開口部22を形成しているので、回転部
材19の回転に伴って吸込具本体1の吸込口6と開口部22
が合致した位置で、髪や糸屑などの比較的大きなゴミも
確実に吸引される。
【0031】カーテンやシーツなどの比較的柔軟な被掃
除面を掃除する際等には、被掃除面が電気掃除機の吸引
力により回転部材19下部、即ち、吸込具本体1の吸込口
6に対向する部分に貼り付くが、回転部材19は第1、第
2、第3、第4突条7、8、9、14により吸込具本体1
外周との間に間隔を保持しているので、被掃除面により
吸込口6が被われることはなく、吸込性能を維持するこ
とができる。また、回転部材19に貼り付いた被掃除面が
回転部材19の開口部22から吸込具本体1の吸込口6へ吸
い込まれる場合があるが、吸込具本体1と回転部材19と
の間に間隔を形成しているので、被掃除面が吸込口6に
侵入することはなく、回転部材19の回転性能が損なわれ
ることはない。
【0032】回転部材19の多数の小孔に髪等が付着した
場合などには、軸支体24を軸受体15から取り外し、回転
部材19を吸込具本体1から取り外して回転部材19を水洗
いする。また、吸込具本体1の隣り合う吸込口6の間に
髪等が絡まったり、その髪等に塵埃等が付着して吸込具
本体1内にごみが固まり状となった場合などには、回転
部材19を取り外した状態で、吸込具本体1の係合孔16に
ドライバー等を挿入して軸受体15の係止爪17の係合孔16
への係合を外し、吸込具本体1から軸受体15を取り外し
て吸込具本体1内を掃除する。吸込具本体1は両端部に
装着される軸受体15を容易に取り外すことができるの
で、吸込具本体1の掃除作業性を向上することができ
る。
【0033】尚、第1実施例では、カバー10をABS樹
脂等の合成樹脂で形成したが、掃除動作時、カバー10は
被掃除面に接触し、被掃除面との摩擦抵抗により移動性
を損なう恐れがあるため、移動性を向上させるため、カ
バー10は低摩擦抵抗材料、例えば、ポリアセタール、オ
レフィン系樹脂等の摩擦抵抗の低い材料にて形成するこ
とが望ましい。また、掃除動作時、使用者の押引操作に
伴って吸込具を被掃除面に押しつける力は、接続管4近
傍が最も強くなり、従って、カバー10の第4突条14と回
転部材19との接触力が最も強くなる。従って、カバー10
を低摩擦抵抗材料にて形成することにより、カバー10の
第4突条14と回転部材19との摩擦抵抗が低減され、吸込
具の移動性を向上させることができる。
【0034】また、第1実施例では、吸込具本体1外周
に第1、第2、第3、第4突条7、8、9、14を環状に
形成し、第1、第2、第3、第4突条7、8、9、14を
回転部材19内面に近接もしくは当接させて回転部材19を
支持し、回転部材19の回転に対する摩擦抵抗を低減させ
ているが、図8に示す第2実施例の如く、吸込具本体1
の下面にのみ突条27を形成してもよい。この構成であれ
ば、回転部材19と吸込具本体1との間隔を確保して吸込
性能の低下を招くことなく、回転部材19との接触面積を
減少させることで、回転部材19の回転に対する摩擦抵抗
を低減し、吸込具の移動性を向上して掃除作業性を向上
させることができる。
【0035】さらに、第1実施例では、吸込具本体1外
周に第1、第2、第3、第4突条7、8、9、14を一体
形成したが、図9に示す第3実施例の如く、第1、第
3、第4突条28、29、30及び図示しない第2突条を低摩
擦抵抗材料、例えば、ポリアセタール、オレフィン系樹
脂等の摩擦抵抗の低い合成樹脂にて形成し、吸込具本体
1に貼着固定してもよい。この構成であれば、回転部材
19の回転に対する摩擦抵抗を低減することができ、吸込
具の移動性を向上させて掃除作業性を向上させることが
できる。
【0036】また、第1実施例では、吸込具本体1外周
に第1、第2、第3、第4突条7、8、9、14を形成し
たが、図10に示す第4実施例の如く、回転部材19内面
から吸込具本体1外周に当接する環状突条31、32、33を
形成してもよい。
【0037】さらに、第1実施例では、軸受体15の係止
爪17と筒状体2の係合孔16との係合をドライバー等にて
外す構成としたが、図11及び図12に示す第5実施例
の如く、回転部材19内面に、係合孔16と合致する位置に
係止爪17の係合孔16との係合を外す解除部となる一対の
突出部34を形成してもよい。前記突出部34は略半円状に
形成され、係合爪17には、突出部34先端が嵌合する凹所
35を形成すると共に、両側に傾斜面36を形成し、係合孔
16の周方向側外縁部に傾斜面37を形成している。この構
成においては、突出部34が係合孔16に合致する位置に回
転部材19を回転させて回転部材19を内側へ変形させ、係
止爪17の係合孔16への係合を外し、さらに回転部材19を
回転させる。この時、突出部34先端が係止爪17の凹所35
に係合しているので、回転部材19の回転に伴って軸受体
15も回転し、係止爪17の傾斜面36を係合孔16の塩部に案
内させて係止爪17を筒状体2内面側へ変形させると共
に、突出部34を傾斜面37に案内させて係止爪17の凹所35
との係合を外す。この状態で回転部材19の内側への押圧
を話して回転部材19を吸込具本体1の長手方向へ引くこ
とで、軸受体15、回転部材19及び軸支体24を一体化した
状態で吸込具本体1から取り外すことができ、吸込具本
体1及び回転部材19の保守作業性を向上することができ
る。
【0038】また、第1実施例では、軸受体15をABS
樹脂等の合成樹脂にて形成したが、低摩擦抵抗材料、例
えば、ポリアセタール、オレフィン系樹脂等の摩擦抵抗
の低い合成樹脂にて形成してもよい。この構成であれ
ば、軸受体15の軸支部18と回転部材19の軸部20との摩擦
抵抗が低減され、吸込具の移動性を向上させて掃除作業
性を向上することができる。
【0039】また、図13に示す第6実施例の如く、軸
受体38を、低摩擦抵抗材料、例えば、ポリアセタール、
オレフィン系樹脂等の摩擦抵抗の低い合成樹脂にて形成
し、軸受体38に、回転部材19の一端の突条23に対する位
置近傍に当接もしくは近接する環状突条39を形成しても
よい。この構成であれば、軸受体15と回転部材19との摩
擦抵抗が低減され、吸込具の移動性を向上させて掃除作
業性を向上することができる。
【0040】さらに、第1実施例では、吸込具本体1外
周に第1、第2、第3、第4突条7、8、9、14を形成
し、第1、第2、第3、第4突条7、8、9、14を回転
部材19内面に近接もしくは当接させる構成としたが、図
14に示す第7実施例の如く、回転部材19内面に軸受体
15外周に近接もしくは当接する環状突条40を形成すると
共に、吸込具本体1外周に近接もしくは当接する環状突
条41、42を形成してもよい。
【0041】尚、第7実施例において、軸受体15を、低
摩擦抵抗材料、例えば、ポリアセタール、オレフィン系
樹脂等の摩擦抵抗の低い合成樹脂にて形成することによ
り、軸受体15と回転部材19との摩擦抵抗を低減でき、吸
込具の移動性を向上させて掃除作業性を向上することが
できる。
【0042】次に、図15乃至図17に示す第8実施例
を説明する。尚、上述した実施例と同一部品は同一符号
を付して説明を省略する。43は筒状体2両側端部外周に
筒状体2の外径より小径に形成された軸受部で、回転部
材19の端部に形成された軸部44を回転自在に支持してい
る。45は筒状体2両端の開口部を閉塞する閉塞板で、合
成樹脂、例えばABS樹脂にて形成され、筒状体2両端
部に形成された一対の係合孔46に筒状体2内面側から係
脱自在に係合する一対の係止爪47を有しており、係合孔
46への係止爪47の係合により筒状体2両端部に着脱自在
に装着するようになっている。そして、閉塞板45の筒状
体2端部への装着により、回転部材19を軸受部44に軸支
するようになっている。また、閉塞板45外径は回転部材
19に形成した突部23外径より小径に形成し、閉塞板45が
被掃除面に移動して吸込具移動時の抵抗とならないよう
にしている。
【0043】係止爪47は後述する突出部50先端が嵌合す
る凹所48を有すると共に、両側に傾斜面49を形成してい
る。50は回転部材19内面に、係合孔46と合致する位置に
形成された解除部となる一対の突出部で、略円弧状に形
成されている。
【0044】回転部材19を取り外す際には、突出部50が
係合孔46に合致する位置に回転部材19を回転させて回転
部材19を内側へ変形させ、係止爪47の係合孔46への係合
を外し、回転部材19を内側へ変形させた状態で回転部材
19を回転させる。この時、突出部50先端が係止爪47の凹
所48に係合しているので、回転部材19の回転に伴って閉
塞板45が回転し、係止爪47の傾斜面49を係合孔46の縁部
に案内させて係止爪47を筒状体2内面へ変形させると共
に、突出部50を係合孔46外周縁に形成した傾斜面51に案
内させて係止爪47の凹所48との係合を外す。この状態で
回転部材19の内側への押圧を離して回転部材19を吸込具
本体1の長手方向へ引くことで、閉塞板45を取り外し、
回転部材19を取り外す。
【0045】本第8実施例は、上述した各実施例に比
べ、部品点数を削減することができ、構造を簡素化する
ことができる。
【0046】第8実施例では、筒状体2に軸受部43を形
成したが、図18に示す第9実施例の如く、閉塞板45に
軸受部52を形成してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1の構成に
よれば、吸込具本体の吸込口と回転部材との引っ掛かり
による回転部材の回転不良を防止することができ、吸込
具の移動性を向上することができ、掃除作業性を向上す
ることができる等の効果を奏する。
【0048】本発明の請求項2の構成によれば、吸込具
本体の吸込口と回転部材との引っ掛かりによる回転部材
の回転不良を防止することができ、吸込具の移動性を向
上することができ、掃除作業性を向上することができる
等の効果を奏する。
【0049】本発明の請求項3の構成によれば、吸込具
本体の吸込口と回転部材との引っ掛かりによる回転部材
の回転不良及び吸込具本体と回転部材との摩擦抵抗を低
減させて吸込具の移動性を向上することができ、掃除作
業性を向上することができると共に、吸込具本体と回転
部材との間に間隔を形成することにより吸込性能を向上
させることができる等の効果を奏する。
【0050】本発明の請求項4の構成によれば、吸込具
本体の吸込口と回転部材との引っ掛かりによる回転部材
の回転不良及び吸込具本体と回転部材との摩擦抵抗を一
層低減させて吸込具の移動性を向上することができ、掃
除作業性を向上することができると共に、吸込具本体と
回転部材との間に間隔を形成することにより吸込性能を
向上させることができる等の効果を奏する。
【0051】本発明の請求項5の構成によれば、吸込具
本体の吸込口と回転部材との引っ掛かりによる回転部材
の回転不良及び吸込具本体と回転部材との摩擦抵抗を低
減させて吸込具の移動性を向上することができ、掃除作
業性を向上することができると共に、吸込具本体と回転
部材との間に間隔を形成することにより吸込性能を向上
させることができる等の効果を奏する。
【0052】本発明の請求項6の構成によれば、吸込具
本体の吸込口と回転部材との引っ掛かりによる回転部材
の回転不良及び吸込具本体と回転部材との摩擦抵抗を一
層低減させて吸込具の移動性を向上することができ、掃
除作業性を向上することができると共に、吸込具本体と
回転部材との間に間隔を形成することにより吸込性能を
向上させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図中左側破断部を9
0度回転させた断面図である。
【図2】同要部分解図である。
【図3】同図中左側の回転部材及び軸受体を取り外した
下面図である。
【図4】同吸込具本体の分解底面図である。
【図5】同図1のA−A断面図である。
【図6】同図1のB−B断面図である。
【図7】同図3のC−C断面図である。
【図8】同第2実施例を示す図5に対応する断面図であ
る。
【図9】同第3実施例を示す図中左側破断部を90度回
転させた断面図である。
【図10】同第4実施例を示す図中左側破断部を90度
回転させた断面図である。
【図11】同第5実施例を示す図中左側破断部を90度
回転させた断面図である。
【図12】同図11のD−D断面図である。
【図13】同第6実施例を示す図中左側破断部を90度
回転させた断面図である。
【図14】同第7実施例を示す図中左側破断部を90度
回転させた断面図である。
【図15】同第8実施例を示す図中両側破断部を90度
回転させた断面図である。
【図16】同要部分解図である。
【図17】同図15のE−E断面図である。
【図18】同第9実施例を示す図中両側破断部を90度
回転させた断面図である。
【符号の説明】
1 吸込具本体 2 筒状体 4 接続管 6 吸込口 7 第1突条 8 第2突条 9 第3突条 10 カバー 14 第4突条 19 回転部材 23 突部 27 突条 28、29、30 突条 31、32、33 突条 39 突条 40、41、42 突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/02 A47L 9/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気掃除機に連通する接続管を有し、下
    面に吸込口を形成した吸込具本体と、該吸込具本体外周
    を被って回転自在に支持される多数の小孔を有する回転
    部材とを備え、前記回転部材外周に環状の突部を形成し
    たことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
  2. 【請求項2】 電気掃除機に連通する接続管を有し、下
    面に吸込口を形成した吸込具本体と、該吸込具本体外周
    を被って回転自在に支持される多数の小孔を有する回転
    部材とを備え、前記回転部材の両端外周に環状の突部を
    形成したことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
  3. 【請求項3】 電気掃除機に連通する接続管を有し、下
    面に吸込口を形成した吸込具本体と、該吸込具本体外周
    を被って回転自在に支持される多数の小孔を有する回転
    部材とを備え、前記回転部材外周に環状の突部を形成す
    ると共に、前記吸込具本体の前記突部に略対向する位置
    に、回転部材内面に当接、もしくは近接する突条を形成
    したことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
  4. 【請求項4】 電気掃除機に連通する接続管を有し、下
    面に吸込口を形成した吸込具本体と、該吸込具本体外周
    を被って回転自在に支持される多数の小孔を有する回転
    部材とを備え、前記回転部材外周に環状の突部を形成す
    ると共に、前記吸込具本体下面の前記突部に略対向する
    位置に、回転部材内面に当接、もしくは近接する突条を
    形成したことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
  5. 【請求項5】 電気掃除機に連通する接続管を有し、下
    面に吸込口を形成した吸込具本体と、該吸込具本体外周
    を被って回転自在に支持される多数の小孔を有する回転
    部材とを備え、前記回転部材外周に環状の突部を形成す
    ると共に、前記回転部材内面の前記突部に略対向する位
    置に、回転部材内面に当接、もしくは近接する突条を形
    成したことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
  6. 【請求項6】 電気掃除機に連通する接続管を有し、下
    面に吸込口を形成した吸込具本体と、該吸込具本体外周
    を被って回転自在に支持される多数の小孔を有する回転
    部材とを備え、前記回転部材外周に環状の突部を形成す
    ると共に、前記吸込具本体の前記突部に略対向する位置
    に、回転部材内面に当接、もしくは近接する突条を低摩
    擦抵抗材料にて形成したことを特徴とする電気掃除機用
    吸込具。
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