JP3286527B2 - 電気掃除機用吸込具 - Google Patents

電気掃除機用吸込具

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JP3286527B2
JP3286527B2 JP15107896A JP15107896A JP3286527B2 JP 3286527 B2 JP3286527 B2 JP 3286527B2 JP 15107896 A JP15107896 A JP 15107896A JP 15107896 A JP15107896 A JP 15107896A JP 3286527 B2 JP3286527 B2 JP 3286527B2
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suction
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篤夫 浜田
俊行 藤吉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機に接続
して、布団やカーテンなどを掃除する際に使用される吸
込具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種吸込具として、円筒状の吸
込具本体に網状の回転部材を回動自在に設けたものが、
特開昭54-158068号公報(92(3)D101.9)及び実開昭52-797
61号公報(92(3)D101.9)にて知られている。これらの吸
込具は、吸込具本体の外周下部に形成した吸気口から、
回転部材を介してゴミ等を吸引し、吸込具本体側面に設
けられたパイプから電気掃除機に集塵するようになって
いる。
【0003】しかしながら、回転部材は吸込具本体外周
全面に当接しているため、吸込具本体に対する摩擦抵抗
が大きくなり、移動性が悪く、掃除作業性が悪い欠点が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、掃除作業性を向上し得る吸込具を
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
外周下部に吸気口を形成した吸込具本体と、該吸込具本
体外周に回転自在に設けられ、多数の小孔及び多数の長
孔形状の開口を形成した回転部材とを備え、前記吸込具
本体と回転部材との間に間隔を保持する間隔保持手段を
形成したことを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、被掃除面の塵埃等は、
吸込具本体の吸気口から回転部材の開口を介して吸引さ
れる。回転部材には、長孔形状の開口を形成しているた
め、開口での吸引力が強くなり、髪の毛や糸くずなど
は、開口を介して吸込具本体の吸気口に吸引され、回転
部材に引っかかることがない。吸込具本体を移動させる
と、回転部材が被掃除面との間の摩擦により吸込具本体
の移動に伴って回転する。回転部材は間隔保持部材によ
り吸込具本体との間に間隔を有しているので、吸込具本
体との摩擦抵抗が減少すると共に、回転部材の被掃除面
への当接による回転部材の変形によって回転部材が吸込
具本体に接触するのを抑制でき、回転部材の開口が吸込
具本体の吸気口縁に引っかかることがなく、容易に回転
し、吸込具本体の移動性が向上する。
【0007】本発明の第2の手段は、外周下部に吸気口
を形成した吸込具本体と、該吸込具本体外周に回転自在
に設けられ、多数の小孔及び多数の長孔形状の開口を形
成した回転部材とを備え、前記吸込具本体外周に、回転
部材に当接して吸込具本体外周と回転部材内面との間に
間隔を保持するリブを形成したことを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、被掃除面の塵埃等は、
吸込具本体の吸気口から回転部材の開口を介して吸引さ
れる。回転部材には、長孔形状の開口を形成しているた
め、開口での吸引力が強くなり、髪の毛や糸くずなど
は、開口を介して吸込具本体の吸気口に吸引され、回転
部材に引っかかることがない。吸込具本体を移動させる
と、回転部材が被掃除面との間の摩擦により吸込具本体
の移動に伴って回転する。回転部材は、吸込具本体に形
成したリブにより吸込具本体との間に間隔を有している
ので、吸込具本体との摩擦抵抗が減少すると共に、回転
部材の被掃除面への当接による回転部材の変形によって
回転部材が吸込具本体に接触するのを抑制でき、回転部
材の開口が吸込具本体の吸気口縁に引っかかることがな
く、また、回転部材は吸込具本体外周に形成したリブに
当接するだけなので、吸込具本体との摩擦抵抗が小さく
なり、容易に回転し、吸込具本体の移動性が向上する。
【0009】上記リブは、吸込具本体外周の回転部材両
端部に当接する位置に形成することが望ましい。
【0010】この構成では、回転部材の被掃除面への当
接による回転部材の変形によって回転部材が吸込具本体
に接触するのをより抑制でき、回転部材の開口が吸込具
本体の吸気口縁に引っかかることがなく、吸込具本体の
移動性が向上する。
【0011】上記リブは、吸込具本体外周の回転部材両
端部及び中央部に当接する位置に形成することが望まし
い。
【0012】この構成では、回転部材の被掃除面への当
接による回転部材の変形によって回転部材が吸込具本体
に接触するのをより確実に抑制でき、回転部材の開口が
吸込具本体の吸気口縁に引っかかることがなく、回転部
材と吸込具本体との摩擦抵抗が小さくなり、吸込具本体
の移動性が向上する。
【0013】本発明の第3の手段は、外周下部に吸気口
を形成した吸込具本体と、該吸込具本体外周に回転自在
に設けられ、多数の小孔及び多数の長孔形状の開口を形
成した回転部材とを備え、前記回転部材内面に、吸込具
本体外周下部に当接して吸込具本体外周下部と回転部材
内面との間に間隔を保持する突起を形成したことを特徴
とする。
【0014】上記構成によれば、被掃除面の塵埃等は、
吸込具本体の吸気口から回転部材の開口を介して吸引さ
れる。回転部材には、長孔形状の開口を形成しているた
め、開口での吸引力が強くなり、髪の毛や糸くずなど
は、開口を介して吸込具本体の吸気口に吸引され、回転
部材に引っかかることがない。吸込具本体を移動させる
と、回転部材が被掃除面との間の摩擦により吸込具本体
の移動に伴って回転する。回転部材は、回転部材内面に
形成した突起により吸込具本体との間に間隔を有してい
るので、吸込具本体との摩擦抵抗が減少すると共に、回
転部材の被掃除面への当接による回転部材の変形によっ
て回転部材が吸込具本体に接触するのを抑制でき、回転
部材の開口が吸込具本体の吸気口縁に引っかかることが
なく、また、回転部材は突起により吸込具本体外周に当
接するだけなので、吸込具本体との摩擦抵抗が小さくな
り、容易に回転し、吸込具本体の移動性が向上する。
【0015】上記突起は、回転部材両端部内面に形成す
ることが望ましい。
【0016】この構成では、回転部材の被掃除面への当
接による回転部材の変形によって回転部材が吸込具本体
に接触するのをより抑制でき、回転部材の開口が吸込具
本体の吸気口縁に引っかかることがなく、吸込具本体の
移動性が向上する。
【0017】上記突起は、回転部材両端部内面及び中央
部内面に形成することが望ましい。
【0018】この構成では、回転部材の被掃除面への当
接による回転部材の変形によって回転部材が吸込具本体
に接触するのをより確実に抑制でき、回転部材の開口が
吸込具本体の吸気口縁に引っかかることがなく、回転部
材と吸込具本体との摩擦抵抗が小さくなり、吸込具本体
の移動性が向上する。
【0019】
【実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図6に基
づいて以下に詳述する。
【0020】1は合成樹脂製の吸込具本体で、略T字状
の接続管2と、開口した一側を前記接続管2の開口縁に
溶着固定される一対の略円筒状筒体3とから構成されて
いる。4は前記接続管2の外周下部に形成した複数の吸
気口、5は前記筒体3の外周下部に形成された多数の吸
気口、6は前記筒体3の両端部及び中央部に一体形成さ
れた環状のリブで、筒体3外形より大径に形成されてい
る。
【0021】7は前記吸込具本体1の両端に回転自在に
装着される合成樹脂製の車輪で、図6に示すごとく、後
述する回転部材8の端部をインサート成形により、ある
いは回転部材8の端部を車輪7に形成した溝に挿入して
接着剤により一体化し、車輪7の回転に伴って回転部材
8が回転するようになっている。
【0022】8は前記吸込具本体1の筒体3外周に遊嵌
される網状の回転部材で、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン等の合成樹脂や、ゴムなどの被掃除面との摩擦抵抗が
大きく、柔軟な材料にて形成されており、回転部材8は
筒体3外周への遊嵌状態において筒体3のリブ6に当接
し、筒体3外周との間に間隔を保持するようになってい
る。9は前記回転部材8に形成された複数の開口で、前
記吸込具本体1の筒体3外周下部に形成した吸気口5と
連通するように形成されている。
【0023】而して、接続管2を図示しない電気掃除機
に接続し、布団等の被掃除面を掃除する。吸込具本体1
を前後方向に移動させると、車輪7及び回転部材8が被
掃除面に当接するので、被掃除面との間の摩擦により、
吸込具本体1の移動に伴って車輪7及び回転部材8が回
転する。回転部材8は、吸込具本体1から形成した環状
のリブ6に接触して回転するので、吸込具本体1との摩
擦抵抗を減少することができ、吸込具本体1の移動性を
向上することができる。吸込具本体1は両側に車輪7及
び回転部材8を夫々独立して回転自在に枢支しているの
で、吸込具本体1の移動方向を変更する際にも、容易に
移動方向を変更することができる。また、車輪7を回転
部材8より大径に形成して回転部材8の端部を車輪7に
て被っているので、回転部材8端部が被掃除面に引っ掛
かって移動性を損なうのを防止することができる。
【0024】電気掃除機の吸引力により、吸込具本体1
の筒体3外周下部に形成した吸気口5から被掃除面に付
着したゴミ等を吸塵するが、リブ6により筒体3外周と
回転部材8との間に間隔を保持させているので、電気掃
除機の吸引力により被掃除面が吸込具本体1の吸気口5
を被うことはなく、良好な吸塵機能を維持することがで
きる。
【0025】回転部材8は、リブ6により筒体3外周と
の間に間隔を保持させているので、吸込具本体1外周に
接触することがなく、摩擦抵抗が減少すると共に、掃除
動作時、回転部材8の被掃除面への当接によって回転部
材8が変形するのを抑制できると共に、変形によって回
転部材8の開口9縁が吸込具本体1の吸気口5縁に引っ
かかるのを抑制することができ、回転部材8の回転が阻
止されるのを防止することができる。また、回転部材8
は、リブ6に当接するだけなので、吸込具本体1との摩
擦抵抗が小さくなり、容易に回転し、吸込具本体1の移
動性を向上することができる。
【0026】また、回転部材8には、吸込具本体1の吸
気口5と連通する開口9を形成しているので、回転部材
8の回転に伴って吸込具本体1の吸気口4と開口9が合
致した位置で髪の毛や糸屑などの比較的大きなゴミも確
実に吸引することができる。
【0027】さらに、吸込具本体1の接続管2外周下部
に複数の吸気口4を形成しているので、吸込具本体1の
下部全体で吸塵することができ、掃除むらが発生するこ
とがない。
【0028】尚、本実施の形態においては、リブ6を吸
込具本体1の筒体3外周に環状に形成したが、図7に示
すごとく、吸込具本体1外周下部に円弧状に形成しても
よい。この構成であれば、吸込具本体1の筒体3と回転
部材8との間隔を維持し、且つ吸込具本体1と筒体3と
の摩擦抵抗を低減することができる。また、図8に示す
ごとく、突起6を回転部材8に環状に一体形成してもよ
い。
【0029】さらに、図9に示すごとく、車輪7外周に
回転部材8の端部を溶着あるいは接着により一体化して
もよく、図10に示すごとく、車輪と回転部材8を一体
形成してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1の構成に
よれば、髪の毛や糸屑などが回転部材に引っかかること
なく確実に吸引することができ、掃除能力を向上するこ
とができると共に、吸込具本体に対する回転部材の回動
性を向上することができ、吸込具本体の移動性を向上し
て掃除作業性を向上することができる等の効果を奏す
る。
【0031】本発明の請求項2の構成によれば、髪の毛
や糸屑などが回転部材に引っかかることなく確実に吸引
することができ、掃除能力を向上することができると共
に、吸込具本体に対する回転部材の回動性を向上するこ
とができ、吸込具本体の移動性を向上して掃除作業性を
向上することができる等の効果を奏する。
【0032】本発明の請求項3の構成によれば、吸込具
本体と回転部材の間隔をより確実に保持することができ
るので、髪の毛や糸屑などをより確実に吸引することが
でき、掃除能力をより向上することができると共に、回
転部材の回動性をより向上することができ、吸込具本体
の移動性をより向上して掃除作業性を向上することがで
きる等の効果を奏する。
【0033】本発明の請求項4の構成によれば、吸込具
本体と回転部材の間隔をより確実に保持することができ
るので、髪の毛や糸屑などをより確実に吸引することが
でき、掃除能力をより向上することができると共に、回
転部材の回動性をより向上することができ、吸込具本体
の移動性をより向上して掃除作業性を向上することがで
きる等の効果を奏する。
【0034】本発明の請求項5の構成によれば、髪の毛
や糸屑などが回転部材に引っかかることなく確実に吸引
することができ、掃除能力を向上することができると共
に、吸込具本体に対する回転部材の回動性を向上するこ
とができ、吸込具本体の移動性を向上して掃除作業性を
向上することができる等の効果を奏する。
【0035】本発明の請求項6の構成によれば、吸込具
本体と回転部材の間隔をより確実に保持することができ
るので、髪の毛や糸屑などをより確実に吸引することが
でき、掃除能力をより向上することができると共に、回
転部材の回動性をより向上することができ、吸込具本体
の移動性をより向上して掃除作業性を向上することがで
きる等の効果を奏する。
【0036】本発明の請求項7の構成によれば、吸込具
本体と回転部材の間隔をより確実に保持することができ
るので、髪の毛や糸屑などをより確実に吸引することが
でき、掃除能力をより向上することができると共に、回
転部材の回動性をより向上することができ、吸込具本体
の移動性をより向上して掃除作業性を向上することがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部を分解した斜視図
である。
【図2】同斜視図である。
【図3】同一方の回転部材を取り外した状態の下面図で
ある。
【図4】同断面図である。
【図5】同他の方向から見た断面図である。
【図6】同車輪と回転部材の断面図である。
【図7】本発明の他の実施例の第5図に対応する断面図
である。
【図8】本発明の他の実施例の第4図に対応する断面図
である。
【図9】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例の車輪と回転部材の断面
図である。
【符号の説明】
1 吸込具本体 2 接続管 4 吸気口 5 吸気口 6 リブ 6 突起 7 車輪 8 回転部材 9 開口

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周下部に吸気口を形成した吸込具本体
    と、該吸込具本体外周に回転自在に設けられ、多数の小
    孔及び多数の長孔形状の開口を形成した回転部材とを備
    え、前記吸込具本体と回転部材との間に間隔を保持する
    間隔保持手段を形成したことを特徴とする電気掃除機用
    吸込具。
  2. 【請求項2】 外周下部に吸気口を形成した吸込具本体
    と、該吸込具本体外周に回転自在に設けられ、多数の小
    孔及び多数の長孔形状の開口を形成した回転部材とを備
    え、前記吸込具本体外周に、回転部材に当接して吸込具
    本体外周と回転部材内面との間に間隔を保持するリブを
    形成したことを特徴とする電気掃除機用吸込具。
  3. 【請求項3】 前記リブを、吸込具本体外周の回転部材
    両端部に当接する位置に形成したことを特徴とする請求
    項2記載の電気掃除機用吸込具。
  4. 【請求項4】 前記リブを、吸込具本体外周の回転部材
    両端部及び中央部に当接する位置に形成したことを特徴
    とする請求項2又は請求項3記載の電気掃除機用吸込
    具。
  5. 【請求項5】 外周下部に吸気口を形成した吸込具本体
    と、該吸込具本体外周に回転自在に設けられ、多数の小
    孔及び多数の長孔形状の開口を形成した回転部材とを備
    え、前記回転部材内面に、吸込具本体外周下部に当接し
    て吸込具本体外周下部と回転部材内面との間に間隔を保
    持する突起を形成したことを特徴とする電気掃除機用吸
    込具。
  6. 【請求項6】 前記突起を、回転部材両端部内面に形成
    したことを特徴とする請求項5記載の電気掃除機用吸込
    具。
  7. 【請求項7】 前記突起を、回転部材両端部内面及び中
    央部内面に形成したことを特徴とする請求項5または請
    求項6記載の電気掃除機用吸込具。
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