JP3649949B2 - 車輪及びこの車輪を有する電気掃除機 - Google Patents

車輪及びこの車輪を有する電気掃除機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輪もしくはこの車輪を有する電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気掃除機は、本体に走行用車輪を有すると共に、床用吸込具の底面や側方に移動用の車輪を備えている。
【0003】
これらの車輪は、近年増加しているフローリングの掃除時における傷付き防止や騒音対策の観点から、車輪に起毛布を貼着したり、車輪の外周面に静電植毛を施したりしていたが、前者では使用する内に起毛布がはがれるなどの問題が生じ、後者では車輪のコストが高くなる等の欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記欠点に鑑みなされたもので、騒音や床面の傷付きを防止でき、低コストで耐久性が高い車輪及び電気掃除機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車輪本体と、該車輪本体の外周に配設されて床面等に接触する接触部材とを備え、該接触部材を、不織布に合成樹脂を含浸させた材料にて構成したことを特徴とする。
【0006】
また本発明は、軸部を有する筒状の車輪本体と、該車輪本体の外周に配設されて床面等に接触する接触部材と、前記車輪本体の両端部に外周方向に向かって形成されて前記接触部材を抜け止めする鍔部とを備えてもよい。
【0007】
さらに本発明は、前記車輪本体を、軸部を有する複数の部材を結合して構成するとともに、前記車輪本体の両端部となる各部材の端部に、外方向に向かって鍔部を形成し、前記接触部材を、該鍔部にて挟持した状態で車輪本体の外周に配設してもよい。
【0008】
前記複数の部材には、互いに係合する係合手段を形成することが望ましい。
【0009】
また、前記接触部材は、前記鍔部よりも突出する径を有するよう構成することが望ましい。
【0010】
さらに本発明は、前記車輪本体を、軸孔を有する筒状体と、該筒状体の外周両側から装着される一対の挟持部材とから構成し、前記筒状体の外周に装着された接触部材を、前記挟持部材端部間にて挟持してもよい。
【0011】
前記筒状体と挟持部材には、互いに係合する係合手段を形成するのが望ましい。
【0012】
前記接触部材の外径は、前記挟持部材の外径よりも大きく形成することが望ましい。
【0013】
本発明の車輪を、掃除機本体もしくは床用吸込具の車輪もしくはキャスターローラー等に採用してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を、電気掃除機に使用される床用吸込具を例として図1乃至図13に基づいて説明する。
【0015】
1は吸込具本体で、上ケース2、下ケース3、前記上ケース2及び下ケース3に係脱自在に係合する蓋体4、前記上下ケース2、3間に回動自在に支持された上下部材5、6から構成される回動管7、該回動管7の上下部材5、6に上下動自在に挟持される継手管8から構成されている。9は前記吸込具本体1両側に形成される軸支部で、該軸支部9に前記吸込具本体1外形と略同径の走行車輪29(後述)を回転自在に支持している。
【0016】
前記回動管7の上部材5は、該上部材5に対してスライド可能な摺動部材10を有すると共に、前記摺動部材10の端部に形成された係合爪11を、継手管8の開口端外周に形成した鍔部12に係合させており、継手管8を吸込具本体1に対して上方向に回動させる際には、摺動部材10が回動管8の上部材5内に収納され、継手管8が吸込具本体1に対して略90度まで回動することができるようになっている。
【0017】
13は前記吸込具本体1底面に形成される吸込口、14は前記吸込具本体1内に形成される回転ブラシ収納室である。
【0018】
15は前記吸込口13に臨ませた状態で回転ブラシ収納室14内に回転自在に収納される回転ブラシで、該回転ブラシ15は、芯体16と、ゴム等にて回転方向後方側に湾曲形状に形成され、該芯体16に形成された螺旋状の溝に装着される一対の第1のブレード17と、前記芯体16の螺旋状の溝に基部を挿入して装着される一対の第2のブレード18とから構成されている。
【0019】
19は前記下ケース3の吸込口13前部に形成された案内部で、後述する案内口27から吸引した外気が該案内部19に衝突して回転ブラシ15側へ案内されるようになっている。
【0020】
20は前記案内部19下面に配設された小車輪で、該小車輪20は、中央部に図示しない軸が貫通する軸孔21を有する環状の第1、第2部材22、23と、該第1、第2部材22、23に挟持固定される後述の接触部材26とから構成されている。
【0021】
24、25は前記第1、第2部材22、23の反結合側端部に外周に向かって各々形成された係止鍔部で、前記第1、第2部材22、23を結合させた際に該係止鍔部24、25間に凹溝が形成され、該凹溝に後述する接触部材26が配設され接触部材26の端面に係止鍔部24、25が当接して接触部材26を挟持するようになっている。前記係止鍔部24、25の高さ寸法は、接触部材26の肉厚よりも小さく形成されており、接触部材26を第1、第2部材22、23にて挟持した状態では、係止鍔部24、25が接触部材26の外径よりも突出することがなく、掃除中に係止鍔部24、25が床面に当接して床面を傷つけることがないよう構成されている。
【0022】
26は前記第1、第2部材22、23に挟持されて床面に接触する接触部材で、予め所定の径(前記第1、第2部材22、23の最小外径と略同一の内径)を有する環状に形成されたポリエチレン等の樹脂製の不織布に、NBR(合成ゴム)等の樹脂を含浸させて形成されており、クッション性、吸音性等を有すると共に、耐熱性、耐摩耗性に優れている。
【0023】
27は前記蓋体4の前方に形成された案内口で、前記回転ブラシ15の両側に対応する位置に形成されている。28は前記蓋体4の案内口27後方側に垂下形成された案内リブで、前記案内口27から吸引した外気を前記案内部19に向かって案内するようになっており、前記案内リブ28の下端は回転ブラシ15の回転中心位置、もしくは回転中心より下方まで延設されている。
【0024】
29は前記軸支部9に回転自在に取り付けられる走行車輪で、該走行車輪29は一側面に前記軸支部9に係合される軸30を有する車輪本体31と、該車輪本体31の他側面に取り付けられるキャップ32と、前記車輪本体31の後述する鍔部38と前記キャップ32に挟持固定される後述の接触部材39とから構成されている。
【0025】
33は前記車輪本体31に形成された係止孔、34は前記キャップ32の車輪本体31に対向する面に形成された係止爪で、該係止孔33に係止爪34を係合することにより、キャップ32を車輪本体31に固定するようになっている。
【0026】
35は前記キャップ32の中央部に形成された開口で、該キャップ32を車輪本体31に取り付けた際に、車輪本体31の他側面中央部に突出形成された突部36が臨むようになっている。
【0027】
37は前記突部36を覆う起毛布等のカバー部材で、車輪本体31にキャップ32を取り付けることにより、車輪本体31とキャップ32とにより挟持されて床用吸込具1の使用中、走行車輪29の側面が家具等にこすれて傷を付けるのを防止するようになっている。
【0028】
38は前記車輪本体31の外周面の車軸30形成側端部に、外周側に向かって形成された鍔部で、該鍔部38の外径と前記キャップ32の径はほぼ同一に形成されており、前記車輪本体31にキャップ32を取り付けた際に、該鍔部38とキャップ32との間で後述する接触部材39を挟持するようになっている。
【0029】
39は前記車輪本体31の鍔部38とキャップ32とに挟持されて床面に接触する環状の接触部材で、該接触部材39の外径は、前記鍔部38及びキャップ32の外径よりも大きく形成されており、鍔部38及びキャップ32が床面に接触して傷を付ける等の不都合を防止するようになっている。
【0030】
前記接触部材39は、前記小車輪20に使用するものと同様に、予め所定の径(該走行車輪29では、車輪本体31の外径と略同一の内径)を有する環状に形成されたポリエチレン等の樹脂製の不織布に、NBR(合成ゴム)等の樹脂を含浸させて形成されており、クッション性、吸音性等を有すると共に、耐熱性、耐摩耗性に優れている。
【0031】
40は前記下ケース3の後方略中央部に突出形成された延設部で、該延設部40後端部に後車輪41を回転自在に軸支し、掃除中、吸込具本体1に対してもっとも力が加わる回動管7と継手管8との接続部分下方を該後車輪41により支持することによって、吸込具本体1前方の浮上がりを防止してバランスを良好に保つことができるようになっている。
【0032】
前記後車輪41は、前記小車輪20と同様に、中央部に軸42が貫通する軸孔43を有する環状の第1、第2部材44、45と、該第1、第2部材44、45に挟持固定される後述の接触部材48とから構成されている。46、47は前記第1、第2部材44、45の結合側端部の外周部に各々形成され、後述する接触部材48を挟持する鍔部となる凹部で、前記第1、第2部材44、45を結合させた際に該凹部46、47間に凹溝が形成されるようになっており、該凹溝に後述する接触部材48が配設され接触部材48の端面に前記凹部46、47壁面が当接して接触部材48を挟持するようになっている。
【0033】
48は前記第1、第2部材44、45に挟持されて床面に接触する接触部材で、前記小車輪20に使用するものと同様に、予め所定の径(該後車輪41では、第1、第2部材44、45の凹部46、47の外径と略同一の内径)を有する環状に形成されたポリエチレン等の樹脂製の不織布に、NBR(合成ゴム)等の樹脂を含浸させて形成されており、クッション性、吸音性等を有すると共に、耐熱性、耐摩耗性に優れている。
【0034】
49は前記吸込具本体1の前部に上下ケース2、3によって挟持された状態で配設されるバンパーで、軟質ゴム等の可撓性を有する材料にて形成され、サクションキーパーとなるフラップ50を一体形成しており、該フラップ49及び吸込口13後方に配設されるサクションキーパー51とにより深部吸込力を向上させている。前記バンパー49のフラップ50裏面には、複数の突起52が形成されており、掃除中、吸込具本体1を手元側へ引く際に、該突起52により絨毯等の被掃除面の糸くず等を引っかけ、確実に吸い込むことができるようになっている。
【0035】
上記構成によると、小車輪20は、接触部材26の両側から第1、第2部材22、23を挿入し、接触部材26を鍔部24、25にて挟持した状態で第1、第2部材22、23を溶着させることにより、簡単に組み立てられる。
【0036】
鍔部24、25の高さ寸法は、接触部材26の肉厚よりも小さく形成されているため、小車輪20を組み立てた状態では、鍔部24、25よりも接触部材26が突出しており、吸込具本体1に取り付けて使用した場合に、床面を鍔部24、25にて傷つけることがない。
【0037】
走行車輪29は、車輪本体31の外周に接触部材39を配設し、鍔部38に接触部材39の一端面を当接させた状態で、キャップ32の係止爪34を車輪本体31の係止孔33に係合させてキャップ32を取り付けることにより、接触部材39を車輪本体31とキャップ32との間で挟持固定する。
【0038】
接触部材39の外径は、鍔部38及びキャップ32の外径よりも大きく形成されており、床用吸込具1の走行中に、鍔部38及びキャップ32が床面に接触して傷を付ける等の不都合が防止される。
【0039】
さらに、後車輪41は、上記小車輪20と同様に、接触部材48の両側から第1、第2部材44、45を挿入して接触部材48を凹部46、47に配設し、第1、第2部材44、45を溶着することにより、簡単に組み立てられる。
【0040】
凹部46、47の高さ寸法は、接触部材48の肉厚よりも小さく形成されているため、後車輪41を組み立てた状態では、第1、第2部材44、45よりも接触部材48が突出しており、吸込具本体1に取り付けて使用した場合に、床面を第1、第2部材44、45にて傷つけることがない。
【0041】
接触部材26、39、48は、ポリエチレン等の樹脂製の不織布に、NBR(合成ゴム)等の樹脂を含浸させて形成されており、クッション性、吸音性等を有すると共に、耐熱性、耐摩耗性に優れているため、騒音や床面の傷付きを防止でき、低コストで耐久性が高い車輪を形成することができる。
【0042】
また、フェルト等を貼着した場合のごとくフェルトがめくれる等の不都合が生じることがなく、耐久性が高い車輪を形成できる。
【0043】
上記第1の実施の形態では、小車輪20は接触部材26を第1、第2部材22、23にて挟持し、第1、第2部材22、23を溶着することにより構成したが、図14に示す第2の実施の形態のごとく構成しても良い。尚、上記第1の実施の形態と同一部分は同一符号を附して説明を省略する。
【0044】
53は所定径の軸受筒部54を有する第1部材で、該第1部材53の一端部外周に、外側に向かって第1鍔部55を形成すると共に、多端部に前記軸受筒部54の内径よりも径大な内径を有する結合部56を形成し、該結合部56に係合孔57を形成している。
【0045】
58は前記軸受筒部54の内径と略同径の軸孔部59を有する第2部材で、該第2部材58の軸孔部59の端部に前記第1部材53の係合孔57に係合する爪60を形成すると共に、第2部材58の多端部外周に、第2鍔部61を形成している。
【0046】
そして、接触部材26の一端側から第1部材53の軸受筒部54を挿入すると共に接触部材26の多端側から第2部材58を挿入し、第2部材58の爪60を第1部材53の結合部56の係合孔57に係合させることにより、接触部材26を第1、第2部材53、58の第1、第2鍔部55、61にて挟持して小車輪20を形成でき、上記実施の形態のごとく第1、第2部材22、23を溶着するのに比べて、より簡単で低コストな車輪を形成できる。
【0047】
また、上記第1の実施の形態では、後車輪41も小車輪20と同様に、接触部材48を第1、第2部材44、45にて挟持し、第1、第2部材44、45を溶着することにより構成したが、以下に説明する、図15乃至図17に示す第3の実施の形態のごとく構成しても良い。
【0048】
62は車軸を貫通させる筒状の軸受筒で、該軸受筒62の両端部外周には、後述する挟持部材66、67の係合爪68、69が係合する環状の凹部63が形成されており、該軸受筒62と後述する挟持部材66、67とから車輪本体が構成されている。
【0049】
64は前記軸受筒62の略中央部外周に形成された突部で、接触部材48の内周に当接し、接触部材48を支持するようになっている。65は前記突部64近傍に軸受筒62の軸方向に適数箇所形成された規制突起で、後述する挟持部材66、67の軸受筒62に対する回転を規制するようになっている。
【0050】
66、67は前記軸受筒62の外周に、軸受筒62の両端部から各々挿入される一対の挟持部材で、該挟持部材66、67の軸受筒62端部に対向する一端部には、前記軸受筒62の凹部63に係合する係合爪68、69が形成されている。
【0051】
70、71は前記挟持部材66、67の他端部内面に、前記軸受筒62の規制突起65に対応して形成された規制凹部で、前記軸受筒62の規制突起65が係合することにより、軸受筒62と挟持部材66、67とが回り止めされるようになっている。
【0052】
前記挟持部材66、67は、軸受筒62の外周に装着された状態で、軸受筒62の中央部に配設された接触部材48を両側から挟持するようになっている。
【0053】
この構成によると、軸受筒62の中央部の突部64に対応する位置に接触部材48を挿入し、軸受筒62の両側から挟持部材66、67を各々挿入し、挟持部材66、67の係合爪68、69を軸受筒62の凹部63に各々係合させることにより接触部材48を挟持でき、上記第1の実施の形態において第1、第2部材44、45を溶着させる構成に比べて安価に後車輪41を形成できる。
【0054】
さらに、上記第1の実施の形態では、走行車輪29の接触部材39を、車輪本体31とキャップ32とで挟持するよう構成したが、図18乃至図20に示す第4の実施の形態のごとく構成しても良く、図面に従って以下に説明する。尚、上記第1の実施の形態と同一部分については同一符号を附して説明を省略する。
【0055】
72は車輪本体で、円形の側面板73と、該側面板73の中央部に形成された車軸74と、前記側面板73の車軸74形成面の外周部に車軸74と平行に形成された環状壁75とから構成されている。前記環状壁75の外径は側面板73の外径よりも小さく形成され、環状壁75の外周側に鍔部76が形成されるようになっている。
【0056】
77は前記環状壁75に形成された係合孔で、該係合孔77に後述する支持部材78の係合爪79が係合し、前記車輪本体72の鍔部76と後述する支持部材78との間で接触部材39を挟持するようになっている。
【0057】
78は前記環状壁75端部に取り付けられ、車輪本体72との間で接触部材39を挟持する支持部材で、該支持部材78に形成された係合爪79を環状壁75の係合孔77に係合させることにより固定されるようになっている。
【0058】
この構成によると、上記第1の実施の形態の走行車輪29に比べて、車輪本体72の外観を向上させることができると共に、簡単な構成で走行車輪29を形成できる。
【0059】
さらに、上記各実施の形態では、走行車輪29を構成する2つの部材を結合させることにより接触部材26、39、48を挟持して組み立てる構成としたが、図21乃至図23に示す第5の実施の形態のごとく、軸孔80を有する筒状に形成された車輪本体81の両端部の外周に鍔部82を形成し、接触部材83を該車輪本体81の外周に圧入し、接触部材83を前記鍔部82にて抜け止めする構成としても良く、この構成とすることにより、部品点数を削減してもっとも簡単な構成で安価に車輪を形成することができる。
【0060】
また、上記第5の実施の形態の走行車輪29への応用として、図24乃至図26に示す第6の実施の形態のごとく構成して良い。
【0061】
即ち、84は車輪本体で、円形の側板85と、該側板の中央部に形成した軸86と、前記側板85の外周部に、前記軸86と平行に形成した環状壁87とから構成されている。前記環状壁87は、前記側板85の外径よりも若干小径に形成されており、前記側板84の外周部を接触部材39を挟持する第1鍔部88としている。
【0062】
89は前記環状壁87の端部に、半周にわたって外周に向かって形成された第2鍔部で、前記第1鍔部88及び第2鍔部89との間で接触部材39を保持するようになっている。
【0063】
組み立てる際には、車輪本体84の環状壁87外周に接触部材39を圧入し、接触部材39の一端部を第1鍔部88に当接させると共に、接触部材39の他端部を第2鍔部89にて係止する。
この構成によると、車輪本体84と接触部材39にて走行車輪29を構成でき、より簡単な構成で安価に走行車輪29を形成できる。
【0064】
尚、本実施の形態では、電気掃除機に使用される床用吸込具を例として説明したが、図27に示す掃除機本体90の側部に設けた車輪91、掃除機本体90底面に設けたキャスターローラー92、掃除機本体90後部下方に配設した補助車輪93等に採用してもよく、さらに、電気掃除機以外のたとえば玩具等の車輪に採用してもよい。
【0065】
【発明の効果】
本発明の請求項1によると、接触部材は、不織布に樹脂を含浸させて形成されているため、クッション性、吸音性等を有すると共に、耐熱性、耐摩耗性に優れているため、騒音や床面の傷付きを防止でき、低コストで耐久性が高い車輪を形成することができる。
【0066】
また、フェルト等を貼着した場合のごとくフェルトがめくれる等の不都合が生じることがなく、耐久性が高い車輪を形成できる。
【0067】
本発明の請求項2によると、筒状の車輪本体の外周に接触部材を圧入することにより、各部材の鍔部にて接触部材を挟持して車輪を形成できるとともに、接触部材は、不織布に樹脂を含浸させて形成されているため、クッション性、吸音性等を有すると共に、耐熱性、耐摩耗性に優れているため、簡単な構成で、騒音や床面の傷付きを防止でき、低コストで耐久性が高い車輪を形成することができる。
【0068】
また、フェルト等を貼着した場合のごとくフェルトがめくれる等の不都合が生じることがなく、耐久性が高い車輪を形成できる。
【0069】
本発明の請求項3によると、接触部材の両側から各部材を挿入して結合させることにより、各部材の鍔部にて接触部材を挟持して車輪を形成できるとともに、接触部材は、不織布に樹脂を含浸させて形成されているため、クッション性、吸音性等を有すると共に、耐熱性、耐摩耗性に優れているため、簡単な構成で、騒音や床面の傷付きを防止でき、低コストで耐久性が高い車輪を形成することができる。
【0070】
また、フェルト等を貼着した場合のごとくフェルトがめくれる等の不都合が生じることがなく、耐久性が高い車輪を形成できる。
【0071】
本発明の請求項4によると、各部材を係合手段にて結合することにより車輪を形成できるため、各部材を溶着等の方法にて結合するのに比べてよりコストを抑えることができる。
【0072】
本発明の請求項5によると、接触部材は鍔部よりも突出して形成されるため、床面上で車輪を回転させて使用する場合に、クッション性、吸音性の高い接触部材が確実に床面に当接し、鍔部が床面に当接して床面を傷つける等の不都合を防止できる。
【0073】
本発明の請求項6によると、筒状体に接触部材を挿入し、筒状体の両側から挟持部材を各々挿入することにより接触部材を挟持挟持して車輪を形成できるとともに、接触部材は、不織布に樹脂を含浸させて形成されているため、クッション性、吸音性等を有すると共に、耐熱性、耐摩耗性に優れているため、簡単な構成で、騒音や床面の傷付きを防止でき、低コストで耐久性が高い車輪を形成することができる。
【0074】
また、フェルト等を貼着した場合のごとくフェルトがめくれる等の不都合が生じることがなく、耐久性が高い車輪を形成できる。
【0075】
本発明の請求項7によると、挟持部材と筒状体とを係合手段にて結合することにより車輪を形成できるため、各部材を溶着等の方法にて結合するのに比べてよりコストを抑えることができる。
【0076】
本発明の請求項8によると、接触部材の外径は挟持部材の外径よりも大きく形成されるため、床面上で車輪を回転させて使用する場合に、クッション性、吸音性の高い接触部材が確実に床面に当接し、挟持部材が床面に当接して床面を傷つける等の不都合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す床用吸込具の断面図である。
【図2】同外観側面図である。
【図3】同上面図である。
【図4】同底面図である。
【図5】同小車輪の断面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】同車輪の断面図である。
【図9】同側面図である。
【図10】同平面図である。
【図11】同後車輪の断面図である。
【図12】同平面図である。
【図13】同側面図である。
【図14】同第2の実施の形態を示す小車輪の断面図である。
【図15】同第3の実施の形態を示す後車輪の断面図である。
【図16】同平面図である。
【図17】同側面図である。
【図18】同第4の実施の形態を示す走行車輪の断面図である。
【図19】同側面図である。
【図20】同平面図である。
【図21】同第5の実施の形態を示す後車輪の断面図である。
【図22】同平面図である。
【図23】同側面図である。
【図24】同第6の実施の形態を示す走行車輪の断面図である。
【図25】同側面図である。
【図26】同軸側からみた平面図である。
【図27】本発明の他の実施の形態を示す掃除機本体の外観図である。
【符号の説明】
1 吸込具本体
20 小車輪
22 第1部材
23 第2部材
24 鍔部
25 鍔部
26 接触部材
29 走行車輪
31 車輪本体
32 キャップ
39 接触部材
41 後車輪
44 第1部材
45 第2部材
46 凹部(鍔部)
47 凹部(鍔部)
48 接触部材
53 第1部材
57 係合孔(係合手段)
58 第2部材
60 爪(係合手段)
62 軸受筒(筒状体)
63 凹部(係合手段)
66 挟持部材
67 挟持部材
68 係合爪(係合手段)
69 係合爪(係合手段)
72 車輪本体
78 支持部材
77 係合孔(係合手段)
79 係合爪(係合手段)
81 車輪本体
82 鍔部
83 接触部材
84 車輪本体
88 第1鍔部
89 第2鍔部

Claims (9)

  1. 車輪本体と、該車輪本体の外周に配設されて床面等に接触する接触部材とを備え、該接触部材を、不織布に合成樹脂を含浸させた材料にて構成したことを特徴とする車輪。
  2. 軸部を有する筒状の車輪本体と、該車輪本体の外周に配設されて床面等に接触する接触部材と、前記車輪本体の両端部に外周方向に向かって形成されて前記接触部材を抜け止めする鍔部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の車輪。
  3. 前記車輪本体を、軸部を有する複数の部材を結合して構成するとともに、前記車輪本体の両端部となる各部材の端部に、外方向に向かって鍔部を形成し、前記接触部材を、該鍔部にて挟持した状態で車輪本体の外周に配設したことを特徴とする請求項1記載の車輪。
  4. 前記複数の部材には、互いに係合する係合手段を形成したことを特徴とする請求項3記載の車輪。
  5. 前記接触部材は、前記鍔部よりも突出する径を有するよう構成されたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の車輪。
  6. 前記車輪本体を、軸孔を有する筒状体と、該筒状体の外周両側から装着される一対の挟持部材とから構成し、前記筒状体の外周に装着された接触部材を、前記挟持部材端部間にて挟持したことを特徴とする請求項1記載の車輪。
  7. 前記筒状体と挟持部材には、互いに係合する係合手段を形成したことを特徴とする請求項6記載の車輪。
  8. 前記接触部材の外径は、前記挟持部材の外径よりも大きく形成したことを特徴とする請求項6または請求項7記載の車輪。
  9. 掃除機本体と、該掃除機本体にホース、延長パイプ等を介して床用吸込具を接続する電気掃除機において、掃除機本体もしくは床用吸込具に請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の車輪を有する電気掃除機。
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