JP3285891B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3285891B2
JP3285891B2 JP08915291A JP8915291A JP3285891B2 JP 3285891 B2 JP3285891 B2 JP 3285891B2 JP 08915291 A JP08915291 A JP 08915291A JP 8915291 A JP8915291 A JP 8915291A JP 3285891 B2 JP3285891 B2 JP 3285891B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の負荷をステッピ
ングモ−タにより駆動して画像記録処理を行う画像記録
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8はこの種のステッピングモ−タを駆
動源とした画像記録装置の構成を説明する断面図であ
り、704は感光ドラム、705は帯電ロ−ラ、706
は現像器、708はクリ−ナで、着脱可能なカ−トリッ
ジ703内に配設されている。感光ドラム704の周囲
には、転写ロ−ラ707と半導体レ−ザ709よりのレ
−ザビ−ムをポリゴンミラ−710とポリゴンモ−タ7
11で走査し、レンズ712,ミラ−713により感光
ドラム704上に結像させる光学系が配設されている。
701は上段給紙ロ−ラであり、シ−ト700を給紙す
る。721は下段給紙ロ−ラであり、シ−ト720を搬
送ロ−ラ722を通じて給紙する。723は給紙された
シ−トの有無を検出するセンサ、702はレジストロ−
ラで、シ−ト先端を突き当てて斜行を取り除き、画像信
号と同期した再給紙を行う。714は定着器で、シ−ト
に転写されたトナ−像を定着させる。724は排紙口を
選択するフラッパ、715,716,718は搬送ロ−
ラ、717は印字面が下降するフェイスダウントレイ、
719は印字面が上になるフェイスアップトレイであ
る。725はステッピングモ−タで、前記各給紙ロ−ラ
701,721,搬送ロ−ラ722,レジストロ−ラ7
02,感光ドラム704,帯電ロ−ラ705,現像器7
06,転写ロ−ラ707,定着器714,搬送ロ−ラ7
15,716,718等の負荷の駆動を実行する。72
6はロ−タリエンコ−ダで、ステッピングモ−タ725
にメカ的に結合され回転を検知する。727はプリンタ
制御部で、プリンタエンジンの各部を制御する。なお、
727aはCPUである。
【0003】図9は、図8に示したプリンタ制御部72
7が実行するプリントシ−ケンスの一例を示すフロ−チ
ャ−トである。なお、(1) 〜(18)は各ステップを示す。
【0004】プリンタ制御部727がプリント信号を受
けると、定着器714を所定温度にすべく、定着器温度
調整処理(定着器温調処理)を開始するとともに(1) 、
スキャナを構成するポリゴンミラ−710を起動する
(2) 。次いで、ステッピングモ−タ725を起動し(3)
、感光ドラム704を回転させ、後述する高圧印加電
圧設定処理(ATVC設定処理)を行う(4) 。次に、脱
調検出処理を行い(5) 、ステッピングモ−タ725が回
転していない場合、ステップ(3) のステッピングモ−タ
725起動処理を再起動する。以上の処理によりステッ
ピングモ−タ725の回転が確認されると、ATVC設
定処理により決められた転写電圧および帯電ロ−ラ70
5,現像器706に印加する高圧電圧制御を開始すると
ともに(6) 、上段給紙ロ−ラ701を起動してレジスト
ロ−ラ702の配設位置まで給紙する(7) 。そして、ス
キャナが定常回転まで到達したことを検知すると(8) 、
画像同期信号要求を行い(9) 、画像同期信号を検知する
と(10)、レジストロ−ラ702を起動して再給紙を行い
(11)、プリントを開始する。そして、紙が感光ドラム7
04の後端を通過する時間に到達すると(12)、転写ロ−
ラ707に逆バイアス電圧を印加し(13)、所定時間転写
ロ−ラ707を回し(14)、転写ロ−ラ707に付いたト
ナ−を感光ドラム704に吸着させ、転写ロ−ラ707
のクリ−ニングを行う。前記後回転処理が終了すると、
高圧ドライバをオフし(15)、ステッピングモ−タ725
を停止させ(16)、スキャナをオフし(17)、定着器温調を
終了し(18)、処理を終了する。
【0005】図10は、図8に示した転写ロ−ラ707
の高圧制御部の構成を示す回路ブロック図である。この
図において、707は転写ロ−ラで、金属シャフトの回
りにスポンジ状の高抵抗体で円柱形成され、感光ドラム
704に圧接されている。転写ロ−ラ707の金属シャ
フトはセレクタ1005に接続され、それぞれATVC
設定処理時に使用する高圧定電流源、プリント時に使用
する高圧定電圧源、プリント終了後にクリ−ニングに使
用する負バイアス高圧定電圧源をCPU727aの制御
により選択できるように構成されている。
【0006】一方、転写ロ−ラ707はバッファ100
4により、CPU727aに入力可能な電圧までレベル
シフトされ、CPU727aのA/Dコンバ−タに入力
されている。高圧電源1002はCPU727aの制御
出力に接続され出力電圧がCPU727aにより制御さ
れる。各高圧電流源1001,高圧電源1002,10
03のグランドは感光ドラム704に接続されている。
これらの構成により、高圧電源1002,1003から
転写ロ−ラ707の抵抗体を介して感光ドラム704表
面、さらに感光ドラム704をはさんで容量結合により
ドラム本体より高圧電源グランドという回路が構成され
る。なお、ATVC制御を行う理由は、この回路の内、
転写ロ−ラ707の抵抗値が環境により大きく変化する
ためで、転写ロ−ラ707の表面の転写電位を一定にす
るためには、転写ロ−ラの抵抗値の高さに応じて転写ロ
−ラに変える電圧を高める必要がある。以下、図11を
参照しながらATVC設定処理について説明する。
【0007】図11はこの種の画像記録装置におけるA
TVC設定処理手順の一例を説明するフロ−チャ−トで
ある。なお、(1) 〜(14)は各ステップを示す。
【0008】CPU727aは、転写ロ−ラ707にお
ける電圧を知るためには、プリント前の初期設定におい
て感光ドラム704と転写ロ−ラ707を空回転させ、
セレクタ1005により高圧電流源1001に切り換え
る転写定電流制御を行い(1)、レジスタAに「0」をセ
ットし(2) 、定電流により転写ロ−ラ707の抵抗体に
比例した電圧をバッファ1004を介してCPU727
aのA/D入力に入力する(3) 。次いで、CPU727
aは転写ロ−ラ707の周方向の抵抗値バラツキによる
設定ミスを避けるため転写ロ−ラ707の1回転にわた
り256点のデ−タをCPU727aのメモリM(A)
内に取り込み(4) 、時間Tw待機して(5) 、レジスタA
の値を「1」カウントアップし、そのレジスタAの値が
256を越えるかどうかを判断し(7) 、NOならばステ
ップ(3) に戻り、YESならばレジスタA,Bに「0」
をセットし(8) ,(9) 、レジスタBの値とステップ(4)
でストアされているメモリM(A)とを加算した値をレ
ジスタBにセットする(10)。次いで、レジスタAを
「1」加算し(11)、そのレジスタAの値が256を越え
るかどうかを判断し(12)、NOならばステップ(10)に戻
り、YESならばレジスタBの内容をレジスタAの内容
(256)で除して平均値(図12参照)をレジスタB
にセットする(13)。次いで、CPU727aがD/Aコ
ンバ−タにプリント時に最適な転写バイアス(高圧電源
1002に対する)をセットし(14)、処理を終了する。
【0009】図12は、図10に示した転写ロ−ラ70
7のA/D検出デ−タの出力特性を示す図で、縦軸はA
/D検出電圧を示し、横軸は転写ロ−ラの回転角度を示
す。
【0010】図13は、図8に示した定着器714の駆
動回路の一例を示す回路ブロック図であり、1301は
上ロ−ラで、下ロ−ラ1302と加圧圧接され、逆方向
に回り紙を通紙する。1303はハロゲンヒ−タであ
り、上ロ−ラ1301内に配設され、トライアック13
05を介して交流電源1306に接続されている。トラ
イアック1305の制御入力はCPU727aに接続さ
れ、CPU727aの制御によりハロゲンヒ−タ130
3のスイッチが行われる。1304はサ−ミスタであ
り、上ロ−ラ1301に摺動可能なように接触され、温
度変化により生じた抵抗値の変化を抵抗器1307との
分圧により電圧に変換し、その電圧をCPU727aの
A/Dコンバ−タに入力している。以下、図14を参照
しながら上記図13に示した定着器714の温調制御に
ついて説明する。
【0011】図14は、図13に示した定着器714の
温調制御の一例を示すフロ−チャ−トである。なお、
(1) 〜(7) は各ステップを示す。
【0012】定着器温調制御と他の制御を並行して行う
ため、タイマによる割込み制御で行われ、タイマにより
割込みが発生すると、CPU727aはサ−ミスタ13
04の検出電圧をA/D変換して(1) 、レジスタTに取
り込む(2) 。次いで、レジスタTに取り込んだ値を設定
上限温度(例えば181℃)と下限温度(例えば179
℃)とを比較し(3) ,(4) 、上限温度(例えば181
℃)を越える場合にはハロゲンヒ−タ1303への通電
をオフし(5) 、下限温度(例えば179℃)を下回る場
合にはハロゲンヒ−タ1303への通電をオンし(6) 、
割込みタイマをセットし(7)、一定時間経過後同様の処
理を行う。このような割込み制御により、定着器714
のロ−ラ表面温度は常に所定温度範囲内に制御される。
【0013】以上述べたように、従来ステッピングモ−
タ725により駆動を実行する画像記録装置において異
常負荷によるステッピングモ−タ725の脱調を検出す
る方法として図8に示すように、ステッピングモ−タ7
25に接続された駆動系にパルスエンコ−ダ等の回転検
知手段を取り付け、ステッピングモ−タ725の駆動を
実行した時、前記回転検出手段のパルス出力の停止をも
って回転停止と判定し、脱調を検知していた。
【0014】しかしながら上記従来例では、異常処理だ
けのために新たな専用のセンサを配置する必要があり、
部品費や実装スペースの面で装置のコストパフォーマン
スを悪化させる要因となってしまう問題点があった。本
発明は、上記の問題点を解決するためになされたもの
で、本発明の目的は、ステッピングモータの脱調状態
を、簡易な構成によって判断することができる画像記録
装置を提供することである。
【0015】本発明に係る第1の発明は、トナー像を記
録シートへ転写する転写手段と、前記転写手段を回転駆
動するためのステッピングモータと、前記転写手段へ高
圧を印加する印加手段と、前記転写手段へ印加されてい
る電圧を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果
に応じて、前記ステッピングモータの脱調状態を判断す
る判断手段とを有することを特徴とする。本発明に係る
第2の発明は、前記検出手段より出力される検出信号に
基づいて、前記転写手段へ印加されている電圧の変動状
態を監視する監視手段をさらに有し、前記判断手段は、
前記監視手段の監視結果に基づいて、前記ステッピング
モータの脱調状態を判断する判断手段とを有することを
特徴とする。
【0016】本発明に係る第3の発明は、記録シート上
のトナー像を定着させる定着手段と、前記定着手段を回
転駆動するためのステッピングモータと、前記定着手段
の温度を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果
に応じて、前記ステッピングモータの脱調状態を判断す
る判断手段とを有することを特徴とする。本発明に係る
第4の発明は、前記検出手段より出力される検出信号に
基づいて、前記定着手段の温度の変動状態を監視する監
視手段をさらに有し、前記判断手段は、前記監視手段の
監視結果に基づいて、前記ステッピングモータの脱調状
態を判断する判断手段とを有すものである。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す画像記録装置
の構成を説明する断面図であり、図8と同一のものには
同一の符号を付してある。
【0018】このように構成された画像記録装置におい
て、ステッピングモ−タ725が駆動されると、所定の
負荷(この実施例では転写ロ−ラ707)が駆動され
る。この時、モニタ手段(CPU727a)がステッピ
ングモ−タ725の駆動に伴って負荷から出力される所
定の制御信号の変動状態をモニタし、判定手段(CPU
727a)がモニタされた所定の制御信号の変動状態を
所定の判定レベル(脱調判定値RV)と比較して前記ス
テッピングモ−タ725の脱調状態を判定し、モニタさ
れた所定の制御信号の変動状態レベルが所定の判定レベ
ルを下回る場合に、ステッピングモ−タ725の駆動が
停止したものとみなして、ステッピングモ−タ725の
脱調状態を制御実行状態から間接的に検知する。以下、
図2等を参照しながら本発明に係る画像記録装置におけ
るステッピングモ−タ725の脱調状態判定処理につい
て説明する。
【0019】図2は、図1に示したステッピングモ−タ
725の第1の脱調検出処理手順の一例を示すフロ−チ
ャ−トである。なお、(1) 〜(15)は各ステップを示す。
【0020】先ず、CPU727aはレジスタAに対し
て「0」をセットし(1) 、レジスタC(転写ロ−ラ70
7のモニタ検出波形デ−タの最大値を格納する)にメモ
リM(A)の内容をストアし(2) 、レジスタD(転写ロ
−ラ707のモニタ検出波形デ−タの最小値を格納す
る)にメモリM(A)の内容をストアする(3) 。次い
で、メモリM(A)の内容がレジスタCの内容よりも大
きいかどうかを判定し(4)、YESならばメモリM
(A)の内容を最大値候補としてレジスタCにセットす
る(5) 。一方、ステップ(4) の判定でNOの場合は、メ
モリM(A)の内容がレジスタDの内容よりも小さいか
どうかを判定し(6) 、NOならばステップ(8) 以降に進
み、YESならばメモリM(A)の内容を最小値候補と
してレジスタDにセットする(7) 。次いで、レジスタA
を「1」インクリメントし(8) 、レジスタAの内容が2
55よりも大かどうかを判定し(9) 、NOならばステッ
プ(4) に戻り、YESならば脱調検出フラグEを「0」
にセットし(10)、レジスタCの内容からレジスタDの内
容を減算してレジスタCにセットする(11)。次いで、レ
ジスタCの内容をレジスタDの内容で除して、その結果
をレジスタCにセットする(12)。
【0021】次いで、レジスタCにセットされた内容が
脱調判定値RVと比較し、レジスタCの内容(変動率を
示す)が脱調判定値RVよりも小さいかどうか(ステッ
ピングモ−タ725の脱調による転写ロ−ラ707の停
止等が発生)を判定し(13)、NOならば正常と判定して
処理を終了し、YESならばフラグEに「1」をセット
し(14)、脱調異常処理ル−チン(ステッピングモ−タ7
25の励磁中止,高圧印加中止等の脱調異常処理))を
実行し(15)、再スタ−トする。
【0022】図3,図4は、図1に示した転写ロ−ラ7
07の検出電圧デ−タのモニタ結果を示す特性図であ
り、縦軸はA/D検出電圧を示し、横軸は転写ロ−ラ回
転角度を示し、CはレジスタCに確保されるA/D検出
電圧の最大値(MAX)を示し、DはレジスタDに確保
されるA/D検出電圧の最小値(MIN)を示す。特
に、図3は転写ロ−ラ707の回転時における転写ロ−
ラ検出電圧デ−タ状態を示し、図4は転写ロ−ラ707
の停止時における転写ロ−ラ検出電圧デ−タ状態を示
す。
【0023】これらの図に示されるように、ステッピン
グモ−タ725の駆動負荷対象となる転写ロ−ラ707
がステッピングモ−タ725の駆動により回転すると、
転写ロ−ラ707と感光ドラム704の接面が回転によ
り更新されるため、転写ロ−ラ707の周方向の抵抗値
ムラによる抵抗値変化が生じ、転写ロ−ラ707の検出
電圧デ−タは図3に示すような特性デ−タとなり、レジ
スタCの内容が脱調判定値RVよりも大きくなる。
【0024】一方、ステッピングモ−タ725の駆動負
荷対象となる転写ロ−ラ707がステッピングモ−タ7
25の脱調等により回転しない場合は、転写ロ−ラ70
7と感光ドラム704の接面が回転により更新されない
ため、転写ロ−ラ707の周方向の抵抗値ムラによる抵
抗値変化が生ぜず、転写ロ−ラ707の検出電圧デ−タ
は図4に示すような特性デ−タとなり、レジスタCの内
容が脱調判定値RVよりも小さくなる。このように、A
TVC設定処理のための転写電圧デ−タをモニタしてそ
の変動率((MAX−MIN)/MIN))を演算処理
することにより、エンコ−ダ等による直接検知に依ら
ず、間接的にステッピングモ−タ725の脱調有無を判
定することができる。
【0025】なお、上記実施例ではステッピングモ−タ
725に駆動される負荷対象が転写ロ−ラ707に本発
明を適用する場合について説明したが、ステッピングモ
−タ725に駆動される負荷対象が定着器714の場合
にも同様に本発明を適用できる。以下、図5〜図7を参
照しながその実施例について説明する。
【0026】図5,図6は、図1に示した定着器714
の上ロ−ラ表面温度デ−タのモニタ結果を示す特性図で
あり、縦軸は上ロ−ラの表面温度を示し、横軸は上ロ−
ラ位相角度を示す。
【0027】この実施例では脱調検出手段として定着器
714の温度制御用のサ−ミスタ1304の検出出力を
モニタ源として、定着器温調制御実行中に上ロ−ラ13
01の表面温度をサ−ミスタ1304により検知するこ
とにより、ステッピングモ−タ725の脱調状態を判定
する。下ロ−ラ1302は上ロ−ラ1301との圧接面
熱伝導により温められる。
【0028】特に、図5は定着ロ−ラ停止状態における
上ロ−ラ1301の表面温度分布を説明する特性図で、
サ−ミスタ1304と上ロ−ラ1301の当接面を0°
とし、時計回り方向をプラスとして角度を表示したもの
で、−180°の位置が下ロ−ラ1302との圧接面に
当たり、下ロ−ラ1302への熱伝導に依る逃げにより
他の領域より表面温度が低下している状態に対応する。
【0029】一方、図6は、図5の状態から上ロ−ラ1
301を180°回転した時の上ロ−ラ1301の表面
温度分布特性を示し、上ロ−ラ1301に較べて表面温
度の低い下ロ−ラ1302との接触により、上ロ−ラ1
301の表面温度が下げられ低くなっている。このた
め、この実施例では定着器回転開始時の下ロ−ラ130
2との接触部分と被接触部分との表面温度差をサ−ミス
タ1304により検知し、その波形が図6に示すように
温度差を検出した場合正常回転とし、温度変化が所定レ
ベルより低い場合回転停止とみなして、図7に示す手順
に従ってステッピングモ−タ725の脱調を検知する。
【0030】図7は、第1図に示したステッピングモ−
タ725の第2の脱調検出処理手順の一例を示すフロ−
チャ−トである。なお、(1) 〜(25)は各ステップを示
す。
【0031】先ず、プリンタ制御部727のCPU72
7aは、温調による温度リップルを防ぐため、温調割込
み制御をマスクし(1) 、レジスタAに「0」をセットし
(2)、サ−ミスタ1304の出力値をA/D変換し(3)
、A/D変換値をメモリM(A)にストアする(4) 。
次いで、所定時間TWの経過を待機し(5) 、所定時間T
Wの経過後、レジスタAの内容を「1」インクリメント
し(6) 、レジスタAの内容が255を越えたかどうか
(モニタサンプリング終了)を判定し(7) 、NOならば
ステップ(3) に戻り、YESならばレジスタF,レジス
タG,レジスタAに「0」をストアする(8) ,(9) ,(1
0)。次いで、レジスタFの内容とメモリM(A)の内容
を加算し(11)、レジスタAの内容を「1」加算し(12)、
レジスタAの内容が「100」になったかどうかを判定
し(13)、NOならばステップ(11)に戻り、YESならば
レジスタFの内容をレジスタAの内容で除して、その結
果をレジスタFにセットする(14)。これにより、レジス
タFには前半100点のデ−タに対する平均値がセット
される。
【0032】次いで、レジスタAに「150」をセット
し(15)、レジスタGにメモリM(A)の内容をセットし
た後(16)、レジスタAの内容を「1」インクリメントし
(17)、レジスタAの内容が250に到達したかどうかを
判定し(18)、NOならばステップ(16)に戻り、YESな
らばレジスタGの内容を「100」で除して、その結果
をレジスタGにセットする(19)。これによりレジスタG
には後半100点のデ−タに対する平均値がセットされ
る。次いで、フラグEに「0」をストアし(20)、レジス
タFの内容からレジスタGの内容を減算して、その結果
をレジスタFにセットする(21)。次いで、レジスタFの
内容(前半と後半の温度差を示す)が脱調判定値RTよ
りも小さいかどうかを判定し(22)、NOならばステッピ
ングモ−タ725の駆動状態は正常判定し、定着温調割
込みマスクを解除して(23)、脱調検知処理を終了する。
【0033】一方、ステップ(22)の判定でYESの場合
は、フラグEに「1」をセットして(24)、脱調異常処理
ル−チンを実行し(25)、ステッピングモ−タ725の再
スタ−ト処理を開始する。
【0034】このように、ステッピングモ−タ725の
回転開始時の定着器表面温度むらをサ−ミスタ1304
で検出し、ステッピングモ−タ725の回転の有無を間
接的に調べて検知することが可能となる。
【0035】なお、上記各実施例では転写ロ−ラ707
および定着器714を負荷対象として、ステッピングモ
−タ725の駆動時に、各転写ロ−ラ707および定着
器714の出力をモニタしてステッピングモ−タ725
の回転の有無を間接的に調べて検知する場合について説
明したが、負荷対象は上記転写ロ−ラ707および定着
器714に限らず、ステッピングモ−タ725の駆動に
伴って状態が動的に変動する負荷対象およびAC的な変
調信号等を含み、ステッピングモ−タ725の回転の
後、回転情報がのっている負荷対象であれば何でも良
い。
【0036】また、ステッピングモ−タ725の駆動負
荷から検知する変動状態検知手段についても上記実施例
に限らず、ステッピングモ−タ725の駆動に伴って変
動する要因を捉えられるものであれば何でも良い。
【0037】更に、上記実施例では画像記録装置臭いて
本発明を適用する場合について説明したが、ステッピン
グモ−タ725を駆動源とするシステム,単体装置にも
容易に適用できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステッピングモータの脱調状態を、簡易な構成によって
判断することできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像記録装置の構成を
説明する断面図である。
【図2】図1に示したステッピングモ−タの第1の脱調
検出処理手順の一例を示すフロ−チャ−トである。
【図3】図1に示した転写ロ−ラの検出電圧デ−タのモ
ニタ結果を示す特性図である。
【図4】図1に示した転写ロ−ラの検出電圧デ−タのモ
ニタ結果を示す特性図である。
【図5】図1に示した定着器の上ロ−ラ表面温度デ−タ
のモニタ結果を示す特性図である。
【図6】図1に示した定着器の上ロ−ラ表面温度デ−タ
のモニタ結果を示す特性図である。
【図7】第1図に示したステッピングモ−タの第2の脱
調検出処理手順の一例を示すフロ−チャ−トである。
【図8】この種のステッピングモ−タを駆動源とした画
像記録装置の構成を説明する断面図である。
【図9】図8に示したプリンタ制御部が実行するプリン
トシ−ケンスの一例を示すフロ−チャ−トである。
【図10】図8に示した転写ロ−ラの高圧制御部の構成
を示す回路ブロック図である。
【図11】この種の画像記録装置におけるATVC設定
処理手順の一例を説明するフロ−チャ−トである。
【図12】図10に示した転写ロ−ラのA/D検出デ−
タの出力特性を示す図である。
【図13】図8に示した定着器の駆動回路の一例を示す
回路ブロック図である。
【図14】図13に示した定着器の温調制御の一例を示
すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
727 プリンタ制御部 727a CPU 707 転写ロ−ラ 714 定着器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を記録シートへ転写する転写手
    段と、 前記転写手段を回転駆動するためのステッピングモータ
    と、 前記転写手段へ高圧を印加する印加手段と、 前記転写手段へ印加されている電圧を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出結果に応じて、前記ステッピングモ
    ータの脱調状態を判断する判断手段とを有する ことを特
    徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段より出力される検出信号に
    基づいて、前記転写手段へ印加されている電圧の変動状
    態を監視する監視手段をさらに有し、 前記判断手段は、前記監視手段の監視結果に基づいて、
    前記ステッピングモータの脱調状態を判断する判断手段
    とを有することを特徴とする請求項1記載の画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 記録シート上のトナー像を定着させる定
    着手段と、 前記定着手段を回転駆動するためのステッピングモータ
    と、 前記定着手段の温度を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて、前記ステッピングモ
    ータの脱調状態を判断する判断手段とを有することを特
    徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段より出力される検出信号に
    基づいて、前記定着手段の温度の変動状態を監視する監
    視手段をさらに有し、 前記判断手段は、前記監視手段の監視結果に基づいて、
    前記ステッピングモータの脱調状態を判断する判断手段
    とを有することを特徴とする請求項3記載の画像記録装
    置。
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