JPH05158388A - 感光体の温度制御装置 - Google Patents

感光体の温度制御装置

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Publication number
JPH05158388A
JPH05158388A JP3349044A JP34904491A JPH05158388A JP H05158388 A JPH05158388 A JP H05158388A JP 3349044 A JP3349044 A JP 3349044A JP 34904491 A JP34904491 A JP 34904491A JP H05158388 A JPH05158388 A JP H05158388A
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JP
Japan
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temperature
photoconductor
stirring
heating
detected
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Pending
Application number
JP3349044A
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English (en)
Inventor
Satoshi Saito
敏 齋藤
Shuichi Oyamada
修一 小山田
Tsuneo Maki
恒雄 牧
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3349044A priority Critical patent/JPH05158388A/ja
Publication of JPH05158388A publication Critical patent/JPH05158388A/ja
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度勾配を回避し,感光体の表面温度を一定
に保持することにより画像品質を保持し,感光体ドラム
の低寿命化を回避すると共に,装置の小型化を図る。 【構成】 静電潜像を形成する感光体ドラム101と,
感光体ドラム101内に配置されたファン105,攪拌
径路302及びヒータ106と,感光体ドラム101の
温度を検出する感光体内/外に配置された複数の温度検
出器107a,107b,107cと,温度検出器10
7により検出された温度に基づきヒータ302を制御
し,且つ,検出された温度差に基づきファン105を制
御する制御回路108を備え,また,上記温度検出器1
07は温度勾配を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複写機,ファクシミ
リ,光プリンタ等に用いられる感光体の温度制御装置に
関し,より詳細には,感光体表面の温度範囲を常に一定
に制御して画像の安定化を図る感光体の温度制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置においては,一
般的に感光体である感光体ドラム表面温度の不均一性に
よりチャージむら,画像流れが発生したり,また,高温
状態にあっては画像濃度低下,再現性低下,反対に,低
温状態にあっては被り,ドラム結露が発生するという不
具合,更にはコロナ放電により感光体ドラムを帯電させ
る場合にあっては,感光体にコロナ生成物が付着するこ
とに起因して感光体ドラムの低寿命化を促進する結果と
なる。従って,画像品質を保持し,感光体ドラムの低寿
命化を回避するためには,感光体ドラムの表面温度を常
に一定温度範囲内に制御することが必要となる。
【0003】図12は,従来における感光体の温度制御
装置を示しており,感光体ドラム1のドラム軸4には多
数の通風孔5が穿設され,側板12b側のハウジング6
内には冷却ファン7と,外気通風方向の下流側にニクロ
ム線等の抵抗発熱体8が設けられている。また,右外側
には直流モータ11で羽根開度が調整されるシャッタ1
0が取付けられている。感光体ドラム1の表面温度は,
温度センサ12により検出され,制御装置13を介して
感光体ドラム1の表面温度に基づいて抵抗発熱体8への
通電制御とシャッタ10の開度制御が行われる。このた
め,感光体ドラム1の表面温度は一定温度範囲内に高精
度に保持され,画質の品質向上に大きく貢献する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示したような従来の感光体の温度制御装置にあっては,
冷却ファン,抵抗発熱体等の温度制御部材を感光体ドラ
ムの外部に配設しているため,温度制御部材を配設する
ためのスペースの確保が必要となり,装置自体が大型化
し,装置の小型化を阻害するという問題点があった。
【0005】また,小型化を促進するために感光体内部
に,冷却ファン等の攪拌手段を配置し,駆動することに
より空気を攪拌した場合,攪拌処理における径路の方向
に温度勾配が生じ,この温度勾配が感光体の内壁部分に
発生した場合,結果として感光体表面温度に温度勾配を
発生させることになり,その結果,画像の品質を低下さ
せるという問題点があった。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,攪拌径路における温度勾配を解消し,感光体の表面
温度を一定に保持することにより画像品質を保持し,感
光体ドラムの低寿命化を回避すると共に,装置の小型化
を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,静電潜像を形成する感光体と,前記感
光体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段及び
前記感光体内を加熱する加温手段と,前記感光体の表面
温度を検出する温度検出手段と,前記温度検出手段によ
り検出された温度に基づき前記加温手段を制御する制御
手段とを備えた感光体の温度制御装置を提供するもので
ある。
【0008】また,静電潜像を形成する感光体と,前記
感光体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,
前記感光体内を加熱する加温手段及び前記感光体の内部
温度を検出する温度検出手段と,前記温度検出手段によ
り検出された温度に基づき前記加温手段を制御する制御
手段とを備えた感光体の温度制御装置を提供するもので
ある。
【0009】また,静電潜像を形成する感光体と,前記
感光体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,
前記感光体内を加熱する加温手段及び前記感光体の内部
温度を検出する温度検出手段と,前記温度検出手段によ
り検出された温度に基づき前記加温手段を制御する制御
手段と,前記温度検出手段により検出された内部温度を
前記感光体の表面温度に換算処理する温度補正手段とを
備えた感光体の温度制御装置を提供するものである。
【0010】また,静電潜像を形成する感光体と,前記
感光体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,
前記媒体を強制的に攪拌するための攪拌径路及び前記感
光体内を加熱する加温手段と,前記感光体の表面温度を
検出する温度検出手段と,前記温度検出手段により検出
された温度に基づき前記加温手段を制御する制御手段と
を備えた感光体の温度制御装置を提供するものである。
【0011】また,静電潜像を形成する感光体と,前記
感光体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,
前記媒体を強制的に攪拌するための攪拌径路,前記感光
体内を加熱する加温手段及び前記感光体の内部温度を検
出する温度検出手段と,前記温度検出手段により検出さ
れた温度に基づき前記加温手段を制御する制御手段とを
備えた感光体の温度制御装置を提供するものである。
【0012】また,静電潜像を形成する感光体と,前記
感光体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,
前記媒体を強制的に攪拌するための攪拌径路,前記感光
体内を加熱する加温手段及び前記感光体の内部温度を検
出する温度検出手段と,前記温度検出手段により検出さ
れた温度に基づき前記加温手段を制御する制御手段と,
前記温度検出手段により検出された内部温度を前記感光
体の表面温度に換算処理する温度補正手段とを備えた感
光体の温度制御装置を提供するものである。
【0013】また,静電潜像を形成する感光体と,前記
感光体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段及
び前記感光体内を加熱する加温手段と,前記感光体の温
度を検出する感光体内/外に配置された複数の温度検出
手段と,前記温度検出手段により検出された温度に基づ
き前記加温手段を制御し,且つ,前記温度検出手段によ
り検出された温度差に基づき前記攪拌手段を制御する制
御手段を備えた感光体の温度制御装置を提供するもので
ある。
【0014】また,静電潜像を形成する感光体と,前記
感光体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,
前記媒体を強制的に攪拌するための攪拌径路及び前記感
光体内を加熱する加温手段と,前記感光体の温度を検出
する感光体内/外に配置された複数の温度検出手段と,
前記温度検出手段により検出された温度に基づき前記加
温手段を制御し,且つ,前記温度検出手段により検出さ
れた温度差に基づき前記攪拌手段を制御する制御手段を
備えた感光体の温度制御装置を提供するものである。
【0015】また,前記攪拌手段を複数個配置し,前記
制御手段により制御することが望ましい。
【0016】また,前記感光体内に配置された温度検出
手段は,温度勾配を検出するものであることが望まし
い。
【0017】
【作用】本発明による感光体の温度制御装置は,静電潜
像を形成する感光体内に内部の媒体を攪拌する攪拌手
段,媒体を強制的に攪拌するための攪拌径路,感光体内
を加熱する加温手段及び前記感光体の温度を検出する温
度検出手段を配置し,温度検出手段により検出された温
度に基づき加温手段を制御して感光体の表面温度を所定
値に保持する。
【0018】また,感光体の温度を検出する温度検出手
段を感光体内/外に複数個配置し,特に,この温度検出
手段の1部は感光体の温度勾配を検出し,該温度検出手
段により検出された温度に基づき加温手段を制御して所
定値に保持し,且つ,温度検出手段により検出された温
度差に基づき前記攪拌手段を制御して攪拌径路における
温度勾配を解消し,感光体の表面温度を一定に保持す
る。
【0019】
【実施例】以下,本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は,本発明による感光体の温度制御装
置の第1の実施例を示す説明図である。図において,1
01は一連の電子写真プロセスにより静電潜像を形成す
る感光体ドラム,102は感光体ドラム101の中心軸
となる回転軸,103は感光体ドラム101の両側面を
閉塞するように設けられたフランジ,104はフランジ
103の中心に嵌合され回転軸102を軸支する軸受,
105は感光体ドラム101内部の回転軸102に配設
され感光体ドラム101内の空気を常時攪拌するファ
ン,106は感光体ドラム101内部に配設され,感光
体ドラム101を加温するヒータ,107は感光体ドラ
ム101表面の温度を検出する温度検出器(温度セン
サ),108は温度検出器107からの検出信号に基づ
きヒータ106をON/OFF制御する制御回路であ
る。
【0020】次に,図1に示した感光体の温度制御装置
の動作について説明する。図において,ファン105が
感光体ドラム101内部の空気を攪拌している状態にお
いて,ヒータ106により加温される感光体ドラム10
1表面の温度を温度検出器107により検出し,該検出
信号に基づき制御回路108は上記ヒータ106をON
/OFF制御して,感光体ドラム101の表面温度を一
定範囲に制御するものである。
【0021】図2は,本発明による感光体の温度制御装
置の第2の実施例を示す説明図であり,上記図1に示し
た構成に対して,温度検出器107を感光体ドラム10
1内部に配設し,更に,空気と感光体ドラム101との
熱容量の違いにより発生する温度差を補正する温度補正
回路201を制御回路108に接続した構成を採用して
いる。
【0022】次に,図2に示した温度制御装置の動作に
ついて説明する。図において,ファン105が感光体ド
ラム101内部の空気を攪拌しながら,ヒータ106に
より加温される感光体ドラム101の内部温度を温度検
出器107により検出し,この検出信号は温度補正回路
201に入力され,感光体ドラム101内の空気と感光
体ドラム101自体の熱容量の違いから生じる温度差を
補正した後,該補正された情報信号は制御回路108へ
入力される。該制御回路108は上記温度補正回路20
1からの情報信号に基づいてヒータ106をON/OF
F制御して,感光体ドラム101内の温度を一定範囲に
制御し,温度分布を一様にする。これにより感光体ドラ
ム101表面の温度を一定範囲に制御することができ
る。また,本実施例にあっては,このような構成によ
り,熱容量の小さな空気の温度を制御することができる
ため,図1に示した感光体の温度制御装置と比べて,よ
りハンチングの小さな温度制御が可能となる。
【0023】図3は,本発明による感光体の温度制御装
置の第3の実施例を示す説明図であり,上記図1に示し
た実施例の構成に対して,感光体ドラム101内に,フ
ァン105による気流が循環するための攪拌径路302
を形成するための円筒部材301が配設された構成とな
っている。
【0024】次に,図3に示した感光体の温度制御装置
の動作について説明する。図示の如く,ファン105は
感光体ドラム101内部の空気を,感光体ドラム101
と円筒部材301により形成された攪拌径路302に,
気流を強制的に送り込んで感光体ドラム101内の温度
分布を一様にする。このとき,感光体ドラム101の表
面温度を温度検出器107により検出し,この検出信号
に基づき制御回路108はヒータをON/OFFして所
定の温度範囲となるように制御する。このように感光体
ドラム101内に円筒部材301により攪拌経路302
を設け,強制的に攪拌するため,感光体ドラム101内
部に生じる気流の淀みを排除して,より内部における温
度の均一化が可能となる。
【0025】図4は,本発明による感光体の温度制御装
置の第4の実施例を示す説明図であり,上記図3に示し
た実施例の構成に対して,温度検出器107を感光体ド
ラム101内部に配設し,更に,前記図2に示した実施
例と同様に,空気と感光体ドラム101との熱容量の違
いによる温度差を補正するための温度補正回路201を
制御回路108に接続した構成を採用している。
【0026】次に,図4に示した感光体の温度制御装置
の動作について説明する。図示の如く,ファン105は
感光体ドラム101内部の空気を,感光体ドラム101
と円筒部材301により形成された攪拌径路302に,
強制的に送り込んで感光体ドラム101の温度分布を一
様にする。このように上記攪拌径路302を用いて強制
的に攪拌処理するため,感光体ドラム101内部に生じ
る気流の淀みを排除して,より内部における温度の均一
化が可能となる。このとき,感光体ドラム101内の空
気と感光体ドラム101自体の熱容量の違いから生じる
温度差を,温度補正回路201により補正する。また,
このような構成により,熱容量の小さな空気の温度を制
御できるため,上記第3の実施例に対して,よりハンチ
ングの小さな温度制御が可能となる。
【0027】図5は,本発明による感光体の温度制御装
置の第5の実施例を示す説明図である。図において,感
光体ドラム101の内部に円筒部材301を配設して攪
拌径路302を形成すると共に,更に,感光体ドラム1
01の表面温度を検出する温度検出器107を3箇所に
配設する。即ち,感光体ドラム101の中央部の表面温
度を検出する温度検出器107aと,感光体ドラム10
1の両端部の表面温度を検出する温度検出器107b及
び107cを各々感光体ドラム101の外部に配設す
る。また,温度検出器107aはヒータ106を制御す
るため制御回路108aに対して検出信号を出力するよ
うに接続され,温度検出器107b及び107cはファ
ン105の回転を制御するためのモータドライバ501
と制御回路108を介して接続されている。図6は,上
記第5の実施例における制御系を示すブロック図であ
る。図において,制御回路(CPU)108は温度検出
器107b及び107cからの検出信号を入力して所定
の演算を実行し,モータドライバ501に回転/停止及
び回転方向の指示信号を出力する。
【0028】図7は,上記図5に示したファン105の
動作を示すタイミングチャートであり,また,図8は,
ファン105の動作例を示すフローチャートである。以
下,図5に示す感光体の温度制御装置の第5の実施例の
動作について説明する。
【0029】図8において,ファン105がモータドラ
イバ501からの制御信号に基づいてに回転(RUN)
を開始する(S801)。そして,ファン105は時計
回り(CW)に回転する(S802)。このとき,感光
体ドラム101の両端の表面温度を温度検出器107b
及び107cが検出しており,この両端部分の温度勾配
を判断する。即ち,温度検出器107bによる検出温度
をTb,温度検出器107cによる検出温度をTcとし
たとき,Tb>Tcであるかを否かを判断する(S80
3)。その結果,Tb>Tcであるときには,ファン1
05の回転方向を反時計回り(CCW)にして,この温
度勾配による温度差を補正する(S804)。
【0030】このままファン105が反時計回り(CC
W)に回転していると,逆に温度勾配がTb<Tcとな
って逆に温度差が生じるため,更に,Tb<Tcである
か否かを確認し(S805),Tb<Tcの状態になっ
たときには,上記ステップS802に戻り,ファン10
5を時計回り(CW)に回転させる。このように感光体
ドラム101の両端における表面温度を温度検出器10
7b及び107cで検出し,この検出信号に基づいて,
感光体ドラム101の表面の両端における温度勾配を判
断しながらファン105を正回転或いは逆回転させて,
その温度差を適宜補正し,感光体ドラム101の表面温
度を常時均一に保持するものである。
【0031】図9は,本発明による感光体の温度制御装
置の第6の実施例を示す説明図であり,図5に示した第
5の実施例に対し,ファン105を2基感光体ドラム1
01内部に配設したものである。その他の構成は第5の
実施例と同様である。図10は,上記第6の実施例の制
御系を示すブロック図である。
【0032】次に,第6の実施例の動作について説明す
る。初めに,感光体ドラム101内のファン105aは
一定方向に回転している。感光体ドラム101内壁と円
筒部材301との空隙により形成される気流の攪拌経路
302において,このファン105aによって攪拌され
た空気が循環する。このとき,攪拌経路302において
放熱が生じ,その結果,感光体ドラム101内壁での攪
拌方向に対して,感光体ドラム101表面に温度勾配が
発生する。
【0033】この温度勾配の温度差を温度検出器107
b及び107cにより検出し,温度検出器107bで検
出された温度をTb,温度検出器107cで検出された
温度をTcとするとき,Tb>Tcであると判断された
とき,ファン105aを停止し,別のファン105bを
回転して感光体ドラム101内における空気の攪拌方向
を逆向きに変える。更に,この状態でファン105bが
回転し続けると,次に,Tb<Tcの状態となるため,
温度検出器107b及び107cが,この状態を検出し
たときには,ファン105bを停止し,反対にファン1
05aを回転させて,再度攪拌方向を逆向きに変更す
る。このように,TbとTcの大小による温度差を検出
し,この検出結果に基づいて,ファン105aとファン
105bをON/OFF制御して攪拌方向を変化させる
ため,感光体ドラム101内部の温度分布を一定範囲に
抑えることが可能となる。従って,感光体ドラム101
の表面温度が常時一定範囲に制御される。
【0034】なお,ファン105aからファン105b
へ,或いはファン105bからファン105aへ回転動
作を切り換えるとき,攪拌方向を反転させるための時間
がかかるので,ファン105を停止させる前に一定時間
逆回転させることより,より効率的な攪拌方向の切り換
えが実行できる。
【0035】図11は,本発明による感光体の温度制御
装置の第7の実施例を示す説明図である。この実施例に
あっては,図5に示した第5の実施例に対し,温度検出
器107b及び107cを感光体ドラム101の両端部
における攪拌経路302内に配置し,該箇所における温
度を検出するように構成したものである。
【0036】以上のように構成された第7の実施例にあ
っては,感光体ドラム101内部の攪拌経路302にお
ける温度勾配を検出しながらファン105を正回転或い
は逆回転して,その温度差を補正する。このことによ
り,感光体ドラム101内における空気の温度が感光体
ドラム101の表面に伝わるまでの時間的なズレがない
ため,攪拌方向を切り換えるタイミング的なズレも小さ
くなる効果がある。従って,より応答性に優れた感光体
ドラム101の表面温度の均一化が実現する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように,本発明による感光
体の温度制御装置によれば,静電潜像を形成する感光体
内に内部の媒体を攪拌する攪拌手段,媒体を強制的に攪
拌するための攪拌径路,感光体内を加熱する加温手段及
び前記感光体の温度を検出する温度検出手段を配置し,
温度検出手段により検出された温度に基づき加温手段を
制御して感光体の表面温度を所定値に保持し,また,感
光体の温度を検出する温度検出手段を感光体内/外に複
数個配置し,特に,この温度検出手段の1部は感光体の
温度勾配を検出し,該温度検出手段により検出された温
度に基づき加温手段を制御して所定値に保持し,且つ,
温度検出手段により検出された温度差に基づき前記攪拌
手段を制御して攪拌径路における温度勾配を解消し,感
光体の表面温度を一定に保持するため,攪拌径路におけ
る温度勾配を解消し,感光体の表面温度を一定に保持す
ることにより画像品質を保持し,感光体ドラムの低寿命
化を回避すると共に,装置の小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による感光体の温度制御装置の第1の実
施例を示す説明図である。
【図2】本発明による感光体の温度制御装置の第2の実
施例を示す説明図である。
【図3】本発明による感光体の温度制御装置の第3の実
施例を示す説明図である。
【図4】本発明による感光体の温度制御装置の第4の実
施例を示す説明図である。
【図5】本発明による感光体の温度制御装置の第5の実
施例を示す説明図である。
【図6】図5に示した感光体の温度制御装置における制
御系を示すブロック図である。
【図7】図5に示した感光体の温度制御装置におけるフ
ァンの動作を示すタイミングチャートである。
【図8】図5に示した感光体の温度制御装置における動
作を示すフローチャートである。
【図9】本発明による感光体の温度制御装置の第6の実
施例を示す説明図である。
【図10】図9に示した感光体の温度制御装置における
制御系を示すブロック図である。
【図11】本発明による感光体の温度制御装置の第7の
実施例を示す説明図である。
【図12】従来における感光体の温度制御装置の構成を
示す説明図である。
【符号の説明】
101 感光体ドラム 105 ファン 106 ヒータ 107 温度検出器 108 制御回路 201 補正回路 301 円筒部材 302 攪拌径路 501 モータドライバ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を形成する感光体と,前記感光
    体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段及び前
    記感光体内を加熱する加温手段と,前記感光体の表面温
    度を検出する温度検出手段と,前記温度検出手段により
    検出された温度に基づき前記加温手段を制御する制御手
    段とを備えたことを特徴とする感光体の温度制御装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像を形成する感光体と,前記感光
    体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,前記
    感光体内を加熱する加温手段及び前記感光体の内部温度
    を検出する温度検出手段と,前記温度検出手段により検
    出された温度に基づき前記加温手段を制御する制御手段
    とを備えたことを特徴とする感光体の温度制御装置。
  3. 【請求項3】 静電潜像を形成する感光体と,前記感光
    体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,前記
    感光体内を加熱する加温手段及び前記感光体の内部温度
    を検出する温度検出手段と,前記温度検出手段により検
    出された温度に基づき前記加温手段を制御する制御手段
    と,前記温度検出手段により検出された内部温度を前記
    感光体の表面温度に換算処理する温度補正手段とを備え
    たことを特徴とする感光体の温度制御装置。
  4. 【請求項4】 静電潜像を形成する感光体と,前記感光
    体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,前記
    媒体を強制的に攪拌するための攪拌径路及び前記感光体
    内を加熱する加温手段と,前記感光体の表面温度を検出
    する温度検出手段と,前記温度検出手段により検出され
    た温度に基づき前記加温手段を制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする感光体の温度制御装置。
  5. 【請求項5】 静電潜像を形成する感光体と,前記感光
    体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,前記
    媒体を強制的に攪拌するための攪拌径路,前記感光体内
    を加熱する加温手段及び前記感光体の内部温度を検出す
    る温度検出手段と,前記温度検出手段により検出された
    温度に基づき前記加温手段を制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする感光体の温度制御装置。
  6. 【請求項6】 静電潜像を形成する感光体と,前記感光
    体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,前記
    媒体を強制的に攪拌するための攪拌径路,前記感光体内
    を加熱する加温手段及び前記感光体の内部温度を検出す
    る温度検出手段と,前記温度検出手段により検出された
    温度に基づき前記加温手段を制御する制御手段と,前記
    温度検出手段により検出された内部温度を前記感光体の
    表面温度に換算処理する温度補正手段とを備えたことを
    特徴とする感光体の温度制御装置。
  7. 【請求項7】 静電潜像を形成する感光体と,前記感光
    体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段及び前
    記感光体内を加熱する加温手段と,前記感光体の温度を
    検出する感光体内/外に配置された複数の温度検出手段
    と,前記温度検出手段により検出された温度に基づき前
    記加温手段を制御し,且つ,前記温度検出手段により検
    出された温度差に基づき前記攪拌手段を制御する制御手
    段を備えたことを特徴とする感光体の温度制御装置。
  8. 【請求項8】 静電潜像を形成する感光体と,前記感光
    体内に配置された内部の媒体を攪拌する攪拌手段,前記
    媒体を強制的に攪拌するための攪拌径路及び前記感光体
    内を加熱する加温手段と,前記感光体の温度を検出する
    感光体内/外に配置された複数の温度検出手段と,前記
    温度検出手段により検出された温度に基づき前記加温手
    段を制御し,且つ,前記温度検出手段により検出された
    温度差に基づき前記攪拌手段を制御する制御手段を備え
    たことを特徴とする感光体の温度制御装置。
  9. 【請求項9】 前記攪拌手段を複数個配置し,前記制御
    手段により制御することを特徴とする請求項7,8の感
    光体の温度制御装置。
  10. 【請求項10】 前記感光体内に配置された温度検出手
    段は,温度勾配を検出するものであることを特徴とする
    請求項7,8の感光体の温度制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462618B1 (ko) * 2002-08-10 2004-12-20 삼성전자주식회사 감광드럼의 냉각장치
JP2007093632A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Ricoh Co Ltd 帯電装置及び画像形成装置
JP2009265263A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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