JPH1010918A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1010918A
JPH1010918A JP8178755A JP17875596A JPH1010918A JP H1010918 A JPH1010918 A JP H1010918A JP 8178755 A JP8178755 A JP 8178755A JP 17875596 A JP17875596 A JP 17875596A JP H1010918 A JPH1010918 A JP H1010918A
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JP
Japan
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temperature
heat generating
time
image forming
forming apparatus
Prior art date
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Application number
JP8178755A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Suzuki
英樹 鈴木
Akihiro Shibata
章弘 柴田
Yoshimi Kuramochi
喜美 倉持
Satoru Akiyama
哲 秋山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH1010918A publication Critical patent/JPH1010918A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、定着装置の交換時期を適切
に知らせることのできる画像形成装置を提供することに
ある。 【解決手段】 定着装置のセラミックヒータの温度を、
待機時のT0℃から定着可能温度であるT3℃まで上昇
させる際、温度がT1℃になるタイミングt1aにてタ
イマーをスタートさせ、温度がT2℃になるタイミング
t2aでタイマ−をストップさせることにより、温度T
1℃からT2℃までの上昇時間を測定する。そして、画
像形成を行った転写材の累積枚数が例えば100枚未満
の間は、該上昇時間の最大値を更新し続け、累積枚数が
100枚以上になった後は、最大の上昇時間が所定値以
上となったか否かを判断し、所定値以上(例えばt2b
−t1b)となったときは、定着ヒータが劣化しており
交換時期であると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を用い、定着ヒータの温度制御を行う画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、電子写真プロセスを用いた画
像形成装置の一例を示す断面構成図であり、例えばレー
ザビームプリンタの場合を示す。
【0003】図16において、100はコントローラ部
で、ホストコンピュータ(図示せず)から入力されたコ
ードデータである電気信号を、ビデオコントローラ部1
03でドットイメージに展開し、ビデオコントローラ部
103の内部のメモリに格納した後、エンジン部102
にビデオ信号として送信する。
【0004】エンジン部102の各要素は、エンジンコ
ントローラ105により制御され、コントローラ部10
0とのビデオ信号の送受信もエンジンコントローラ10
5を介して行われる。エンジンコントローラ105のビ
デオインタフェース部(図示せず)に入力されたビデオ
信号は、レーザドライバ106に送出され、ここで半導
体レーザ107のON/OFFが制御される。
【0005】この半導体レーザ107から出射されたレ
ーザ光110はポリゴンミラー108により偏向されて
感光ドラム112の長手方向の走査光となり、ミラー1
09を介して感光ドラム112上に投影される。感光ド
ラム112は、矢印方向に回転し、一次帯電器111に
より一次帯電された後、レーザ光のON/OFFに応じ
た露光を受け、感光ドラム表面に静電潜像が形成され
る。そして、現像装置113により着色荷電粒子(以
後、トナーと称する)が付与され、顕像が得られた後、
転写帯電器114により給紙カセット120から給紙ロ
ーラ121によって一枚づつ取り出された転写材に上記
顕像が移しとられる。転写残りトナーは、感光ドラム1
12の表面よりクリーニング器115により払い拭わ
れ、感光ドラム112は次の画像形成工程に備える。
【0006】一方、未定着トナー像が乗った転写材は、
定着器116に挿通され、永久定着像が得られた後、最
終プリントとして記録媒体は図中矢印方向に従って機外
に排出される。なお、エンジン部102内に示した矢印
は、給紙カセット120から取り出されて搬送される転
写材の給送軌跡を示す。
【0007】以上のようなレーザビームプリンタにおけ
る定着手段としての定着器116は、耐熱性の定着フィ
ルム117を、発熱手段としてのセラミックヒータ11
9に摺接させ、該定着フィルム117を介して該セラミ
ックヒータ119に加圧ローラ118を圧接させた構成
となっており、該ヒータ119に通電することで定着フ
ィルム117を介してニップ部に搬送される転写材に乗
った状態の未定着トナーを加熱、加圧することにより永
久定着する。
【0008】従って、良好な定着を行うためには、セラ
ミックヒータ119の表面温度を所定の適切な温度に維
持する必要がある。そこで、この装置では、温度検出手
段たる温度センサ5をセラミックヒータ119に接して
取り付け、該温度センサ5によりセラミックヒータ11
9温度を検知している。そして、該センサ5の出力をエ
ンジンコントローラ105に入力し、該温度コントロー
ラ105にて、フューザ制御部3を用いてセラミックヒ
ータ119への通電を位相制御等により制御し、ニップ
部の温度をプリント時に必要な熱定着可能な温度に維持
するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、セラミックヒータ119の給電電極
と、給電のための電線が取り付けられたコンタクトとの
接点部が劣化することがあるが、この劣化の程度は使用
頻度等により変化するため、定着器を交換する時期が不
明確になる場合があった。
【0010】また、定着器が画像形成装置に着脱自在に
構成されている場合には、既に寿命に達し、交換すべき
定着器を、誤って装着してしまう場合があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、定着器の交換時
期を適切に知らせることのできる画像形成装置を提供す
ることにある。
【0012】また、本発明の目的は、着脱自在な定着ユ
ニットの誤挿入を防止することのできる画像形成装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、熱定着のための発熱手段と、該
発熱手段の温度を検出する温度検出手段と、該発熱手段
に通電する電流を制御する制御手段と、所定の温度区間
における温度上昇の所要時間を測定する温度上昇時間測
定手段と、画像形成を行った転写材の累積枚数を計数す
る転写材枚数計数手段と、該転写材枚数計数手段による
転写材枚数が所定枚数に満たない場合には、上記温度上
昇時間測定手段により計測した最大の上記所要時間を記
憶する記憶手段と、上記転写材枚数計数手段による転写
材枚数が所定枚数に達した後は、上記記憶手段により記
憶した最大の上記所要時間と上記温度上昇時間測定手段
により測定した上記所要時間とを比較する比較手段と、
該比較手段により該記憶した最大の所要時間と測定した
所要時間の時間差が所定値を超えた場合には、上記発熱
手段が交換時期であると判断するように設定された判断
手段とを備えたことにより達成される。
【0014】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明においては、制御手段は、
判断手段が発熱手段の交換時期であると判断した場合に
は、該発熱手段に通電する電流を減ずるように設定され
ていることにより達成される。
【0015】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、転写材上に生成されたトナー画像を転
写材に定着させるための定着手段と、該定着手段に温度
を加えるための発熱手段と、該発熱手段を発熱させるた
めの電力供給手段と、上記発熱手段の温度を検出する温
度検出手段と、検出した温度をフィードバックして発熱
手段を所望の温度に制御する制御手段とを備えた画像形
成装置において、上記発熱手段への非通紙時に、上記発
熱手段へ一定の電力を供給し、上記発熱手段と電力供給
手段の接点部の抵抗値を推定することにより、接点部の
劣化を検出し、上記発熱手段の交換時期を判断する手段
を備えたことにより達成される。
【0016】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、転写材上に生成されたトナー画像を転写材
に定着させるための定着手段と、該定着手段に温度を加
えるための発熱手段と、該発熱手段を発熱させるための
電力供給手段と、上記発熱手段の温度を検出する温度検
出手段と、検出した温度をフィードバックして発熱手段
を所望の温度に制御する制御手段とを備えた画像形成装
置において、画像形成装置の使用頻度により上記発熱手
段の交換時期を判断する手段を備えたことにより達成さ
れる。
【0017】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記目的は、上記第4の発明において、連続した画
像形成の回数を計数するための計数手段を備え、該計数
値から発熱手段の交換時期を判断することにより達成さ
れる。
【0018】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、上記第4の発明において、温度検出手段に
より検出した発熱手段の温度が、非画像形成時に相当す
る温度になったことを検出し、該検出回数を計数する計
数手段を備え、該計数回数から発熱手段の交換時期を判
断することにより達成される。
【0019】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、上記目的は、上記第4の発明において、画像形成を
行った転写材の累積枚数を計数する転写材枚数計数手段
を備え、該計数値から発熱手段の交換時期を判断するこ
とにより達成される。
【0020】また、本出願に係る第8の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明ないし第7の発明のいずれ
か一の発明において、発熱手段が交換時期であると判断
した場合には、該発熱手段を備えた定着手段に識別子を
付加する手段と、該識別子を判別する手段と、該判別す
る手段により上記発熱手段が交換時期であると判別した
場合には、警告を表示する表示手段とを設けたことによ
り達成される。
【0021】さらに、本出願に係る第9の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明ないし第8の発明のい
ずれか一の発明において、発熱手段が交換時期であると
判断した場合には、該発熱手段を備えた定着手段に識別
子を付加する手段と、該識別子を判別する手段と、該判
別する手段により上記発熱手段が交換時期であると判別
した場合には、画像形成動作を禁止する手段とを設けた
ことにより達成される。
【0022】つまり、本出願に係る第1の発明によれ
ば、制御手段により発熱手段への通電を行うと、発熱手
段は昇温を始めるが、該発熱手段と該発熱手段への電力
供給手段との接点が劣化すると、接点の接触抵抗が大き
くなり、発熱手段の発熱量が低下するために、当該昇温
時間が長くなる傾向にある。そこで、温度検出手段を用
いて、温度上昇時間測定手段により、所定の温度区間に
おける温度上昇の所要時間を測定し、転写材枚数計数手
段による転写材枚数が所定枚数に満たない場合には、ま
だ発熱手段の交換時期には至らないものと判断して、記
憶手段に上記温度上昇時間測定手段により計測した最大
の上記所要時間を記憶する。そして、上記転写材枚数計
数手段による転写材枚数が所定枚数に達した後は、比較
手段により、上記記憶手段により記憶した最大の上記所
要時間と上記温度上昇時間測定手段により測定した上記
所要時間とを比較し、該記憶した最大の所要時間と測定
した所要時間の時間差が所定値を超えた場合には、判断
手段により、上記発熱手段が交換時期であると判断す
る。
【0023】また、本出願に係る第2の発明において
は、上記第1の発明の制御手段は、判断手段が発熱手段
の交換時期であると判断した場合には、該発熱手段に通
電する電流を減ずるように設定されてので、劣化した発
熱手段の寿命を延ばす。
【0024】さらに、本出願に係る第3の発明において
は、発熱手段と電力供給手段の接点部の抵抗値を、例え
ば該発熱手段に流れる電流量に推定するので、この抵抗
値により接点部の劣化を検出し、上記発熱手段の交換時
期を判断する。
【0025】また、本出願に係る第4の発明において
は、画像形成装置の使用頻度により発熱手段の劣化の程
度を推定し、発熱手段の交換時期を判断する。
【0026】さらに、本出願に係る第5の発明において
は、上記第4の発明の使用頻度を計る手段として、連続
した画像形成の回数を計数するための計数手段を備え、
該計数値から発熱手段の交換時期を判断する。
【0027】また、本出願に係る第6の発明において
は、上記第4の発明の使用頻度を計数するため、温度検
出手段により検出した発熱手段の温度が、非画像形成時
に相当する温度になったことを検出し、該検出回数を計
数する計数手段を備え、該計数回数から発熱手段の交換
時期を判断する。
【0028】さらに、本出願に係る第7の発明において
は、上記第4の発明の使用頻度を計数する手段として、
画像形成を行った転写材の累積枚数を計数する転写材枚
数計数手段を備え、該計数値から発熱手段の交換時期を
判断する。
【0029】また、本出願に係る第8の発明において
は、上記第1の発明ないし第7の発明のいずれか一の発
明で発熱手段が交換時期であると判断した場合には、定
着手段に識別子を付加し、この識別子により上記発熱手
段が交換時期であることを判別したときには、表示手段
により警告を表示するので、定着手段が画像形成装置に
対して着脱自在な場合でも、交換時期にある定着手段の
誤装着を防止する。
【0030】さらに、本出願に係る第9の発明において
は、上記第1の発明ないし第8の発明のいずれか一の発
明で発熱手段が交換時期であると判断した場合には、定
着手段に識別子を付加し、この識別子により上記発熱手
段が交換時期であることを判別したときには、禁止手段
により画像形成動作を禁止するので、定着手段が画像形
成装置に対して着脱自在な場合でも、交換時期にある定
着手段の誤装着を防止する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0032】(第1の実施形態)先ず、本発明の第1の
実施形態を図1ないし図7に基づいて説明する。なお、
図16に示す従来例装置との共通箇所には、同一符号を
付して説明を省略する。
【0033】図7は、本実施形態における画像形成装置
としてのレーザビームプリンタの電気的構成を示すため
のブロック図である。図7において1は電源SWであ
り、画像形成装置の電源をON/OFFするために用い
る。2はノイズフィルタであり、画像形成装置が発生す
るノイズをACラインに伝搬しないようにノイズを低減
するものである。
【0034】105は制御手段としてのエンジンコント
ローラであり、CPU105a、RAM105b、RO
M105c、ビデオI/F回路21で構成され、記録媒
体たる転写材を給紙し、電子写真プロセスを用いて印字
制御を行うための一連の制御シーケンス、ビデオコント
ローラとの通信制御及びエンジン部の各構成要素制御、
電子写真プロセスシーケンスの例外処理制御を行う。
【0035】3はフューザ制御部であり、熱定着を行う
ための熱源となる定着ヒータ119の温度を温度センサ
5により検出し、エンジンコントローラ105からの信
号により温度を一定にするようにON/OFF制御を行
うために用いる。このフューザ制御部3の回路の詳細に
ついては後述する。
【0036】また、図7において4は低電圧電源ユニッ
トであり、画像形成装置を動作させるために必要な電圧
を発生する。
【0037】また、6はファンモータであり、印字後の
定着器の温度を低下させ、画像形成装置を形成する各要
素の温度上昇を抑制するために使用され、エンジンコン
トローラ105によりファンモータドライバ7を介して
回転制御されるようになっている。
【0038】8は受光素子であり、ポリゴンミラー10
8で反射されたレーザ光を受光して電気信号に変換しB
D回路9に伝達する。BD回路9は、この信号を整形し
て水平方向の同期信号としてビデオコントローラ103
に伝える。このため、受光素子8は、水平方向(主走査
方向)の感光ドラム外に置かれ、水平方向の走査毎に信
号を発生する。
【0039】10は高電圧電源であり、感光ドラム11
2を一次帯電するための一次帯電電圧、感光ドラムに生
じた潜像をトナーで現像するための現像電圧、感光ドラ
ムから紙に転写するための転写電圧、感光ドラムから紙
を分離するための分離電圧等を発生する。これらの電圧
は、一次帯電器111、現像装置113(現像シリンダ
等)に印加される。また、転写及び分離は、転写器11
4(転写ローラ)、分離器(図示せず)に印加される。
エンジンコントローラ105がこれらの電圧を発生する
タイミングを制御する。
【0040】11はスキャナモータであり、レーザダイ
オード107で発生したレーザ光を水平方向(主走査方
向)に反射し、感光ドラム112の長手方向に当てて潜
像を作るために、ポリゴンミラー108を回転させるも
のである。また、ポリゴンミラー108を回転制御する
スキャナモータドライバ12はスキャナモータ11の回
転が一定になるように制御する。
【0041】13はメインモータであり、エンジンコン
トローラ105がメインモータドライバ14の信号をO
N/OFF制御することにより、感光ドラム112、現
像装置113、転写ローラ114、定着ローラ117、
加圧ローラ118、搬送ローラ(図示せず)等のローラ
を回転制御及び紙の搬送制御を行う。
【0042】16は紙有無センサであり、給紙可能な状
態の紙が有るか無いかをエンジンコントローラ105が
検知するために用いられる。
【0043】18,19はそれぞれ給紙センサ及び排紙
センサであり、紙を搬送して電子写真プロセスを行うと
きに、紙の搬送状態を監視するために搬送路上に設けら
れている。給紙センサ18は、給紙口付近に設置され、
排紙センサ19は排紙口付近に設置される。
【0044】20はカートリッジセンサであり、トナー
カートリッジの有無を検知するために用いられる。
【0045】22はピックアップソレノイドであり、紙
を一枚づつ給紙するためにエンジンコントローラ105
によって制御する。
【0046】107はレーザダイオードであり、ビデオ
コントローラ103で作成され、ビデオ信号に変換され
たドットイメージを、ビデオI/F回路21を通してエ
ンジンコントローラ105に転送すると、該エンジンコ
ントローラ105は、レーザドライバ106によってレ
ーザダイオード107を制御し、レーザ光の強度を調整
しビデオ信号による変調を行う。
【0047】以上のようにエンジン部102は、画像形
成装置が電子写真プロセスにより紙等の転写材に画像を
出力するために必要な各要素から構成される。
【0048】また、図7において101はホストI/F
回路であり、ホストコンピュータからのコードデータの
受信制御と、ビデオコントローラ103へのコードデー
タの入力を行うために用いる。ビデオコントローラ10
3は、CPU103a、RAM103b、ROM103
c、バッファ103d、ビデオI/F回路21で構成さ
れ、ホストコンピュータからのコードデータをドットイ
メージに展開し、そのデータをバッファ103dに蓄
え、ビデオI/F回路21を通してエンジンコントロー
ラ105にドットイメージを転送制御する。また、表示
・操作パネル104の表示制御や入力制御も行う。10
3fは不揮発性記憶媒体(NVRAM、EEPROM
等)であり、画像形成装置を制御するために必要な初期
情報を記憶する。つまり、使用者が表示・操作パネル1
04を用いて設定した各種情報及び、画像形成装置の制
御プログラムが設定する情報を、電源がOFFされた後
も記憶して、再立ち上げ時に設定状態が復帰するように
するためのものである。
【0049】次に、画像形成装置における基本的な印字
動作を説明する。先ず、画像形成装置のビデオコントロ
ーラ103を制御するプログラム(ROM103cに内
蔵される)は、ホストコンピュータで作成されたコード
データを画像形成装置のホストI/F回路101を通し
て入力する。入力されたコードデータは順次ビデオコン
トローラ103のRAM103bまたはバッファ103
dに蓄えられると共に、ビデオコントローラのプログラ
ムがコードデータを解読し、ドットイメージに展開し画
像データをバッファ103dに蓄える。1ページ分のコ
ードデータをドットイメージに展開した後で、エンジン
コントローラ105に対してビデオI/F回路21を通
して、印字要求を行う。
【0050】エンジンコントローラ105は、この印字
要求を受けると、エンジン部102を構成する各要素を
立ち上げる。先ず、定着器の温度を定着可能温度になる
ように定着ヒータ119の制御を開始し、メインモータ
28及びスキャナモータ11の回転制御を開始する。さ
らに、レーザ光量が所定光量になるようにレーザドライ
バを制御する。そして、スキャナモータ11及びレーザ
光量の調整が終了したら、次に受光素子8にて検出され
た信号をBD回路9でBD信号として整形し、この信号
をモニタして異常の有無を判断する。その結果、これら
各要素の制御に異常が無いと判断した場合には、給紙カ
セットに紙が有り給紙可能であることを紙有無センサ1
6の信号で判断した上で、ピックアップソレノイド22
をONして紙を給紙する。そして、給紙された紙が給紙
センサ18を通過するタイミングを検知すると共に、ビ
デオコントローラ103に対して紙の先端同期信号(垂
直方向の同期信号)と水平方向の同期信号(BD信号)
を発生する。
【0051】これにより、ビデオコントローラ103
は、ドットイメージを水平方向列毎のビデオ信号とし
て、垂直、水平方向の同期信号に同期させてエンジン部
102に送る。エンジンコントローラ105は、紙に画
像を形成可能な領域(画像印字可能領域)と受光素子8
でレーザ光を検出するタイミング以外ではレーザダイオ
ード107が発光しないようにビデオ信号をマスクし、
マスク後のビデオ信号に基づいてレーザドライバ106
及びレーザダイオード107にてレーザ光を変調する。
その結果、レーザ光はポリゴンミラー108で反射さ
れ、感光ドラム112を露光する。
【0052】一方、エンジンコントローラ105は、上
記露光に先立って高電圧電源10を制御して一次帯電電
圧を発生させ、紙の先端から画像を形成できるように感
光ドラム112の表面を一様に帯電させる。そして、こ
のように帯電された感光ドラム112に上記のような露
光が行われることによって該感光ドラム112上には静
電潜像が形成される。この静電潜像は、感光ドラム11
2の回転に伴って現像装置113との対向位置まで移動
し、トナーにより顕像化される。つまり、該現像装置1
13の現像シリンダには上記高圧電源10によって現像
電圧が印加されており、現像装置113内に収容された
トナーが電界の作用により感光ドラム112側に移動す
ることにより現像が行われる。そして、この顕像は、さ
らに感光ドラム112の回転により転写帯電器114と
の対向部に移動し、上記高電圧電源10により印加され
た転写電圧により、該対向部に搬送された紙上に転写さ
れ、この紙は、上記高電圧電源10により印加された分
離電圧により感光ドラム112より分離される。
【0053】このように転写・分離された紙等の転写材
は定着器に導かれて熱圧定着により定着され、定着後に
排紙口から排紙される。本実施形態の装置では、このよ
うなプロセスを経て紙等の転写材に画像が形成される。
【0054】次に、本発明におけるフューザ制御部3を
図1のブロック図に基づいて詳しく説明する。本実施形
態においては、発熱手段としてのヒータ119の温度を
温度検出手段としての温度センサ5で検知し、温度に応
じてトライアックをONするタイミングを変化させるこ
とでヒータ119に流す電流を制御している。
【0055】つまり、CPU105a内のプログラムに
より、温度センサ5で検知した温度情報からヒータ11
9の通電量を計算し、ヒータ制御信号が”High”レ
ベルとすることにより、トライアックからヒータ119
に電流が流れ、”Low”レベルとすることにより通電
が停止され、ヒータ119の温度が所定の設定温度を維
持するように、あるいは所望の温度まで昇温するように
なっている。
【0056】しかしながら、このヒータ119は、図2
に示すように、セラミック基板上に発熱抵抗体を設け、
該発熱抵抗体と接続したアルミナ電極に、電線に取り付
けたコンタクトを接触させることにより給電を行う構成
となっているため、接点部が劣化して接触抵抗が増加す
る場合があった。
【0057】この接触抵抗による電圧降下分を考えたと
きには、図3に示すような等価回路で表すことができ
る。図3においては、電源電圧をV、ヒータの各接点の
接触抵抗をRs1,Rs2、ヒータの抵抗をRhで表し
ており、全体の抵抗をR、Rs1+Rs2=Rsとする
と、ヒータに係る電圧Vh及びヒータ発熱量Whは、 Vh=(Rh/R)V Wh=(Vh×Vh)/Rh=V×V/Rh×(1−R
s/R)×(1−Rs/R) となり、全接触抵抗Rsが大きくなるほどWhが低下す
ることがわかる。
【0058】つまり、接点が劣化した状態では、接点の
接触抵抗Rsが大きくなるために、ヒータの発熱量は低
下し、ヒータに加わる電源電圧を一定とした場合には、
ヒータの温度と時間の関係は図4に示すように劣化して
いない場合に比べて傾きがなだらかになる。
【0059】そこで、画像形成装置においては、ホスト
PCからの情報を受け取り転写材に画像を形成する際、
転写材にトナーを熱圧定着するために、ヒータ119を
図4に示すように定着可能な温度(T3)に温めるが、
このヒータ119を室温(T0)から定着可能温度(T
3)に熱する際に通電する電流量を一定とし、室温T0
とT3の間の温度T1及びT2を検出してヒータの温度
の傾きを計算し、この計算値からヒータの劣化を検知す
るようにしたものである。
【0060】以下、本実施形態におけるヒータの劣化検
知制御を図5及び図6のフローチャートに基づいて説明
する。
【0061】まず、印字開始を指示されたことを判断し
て(ステップS1)、定着器に通電を開始する(ステッ
プS2、図4において時間t0)。このときの定着器に
通電する電力は、一定とする。そして、定着器の温度が
T1に達したことを判断したならば(ステップS3)、
タイマーをスタートする(ステップS4、図4において
時間t1a)。さらに、定着器の温度がT2に達したと
判断したら(ステップS5)、タイマーを停止する(ス
テップS6、図4において時間t2a)。
【0062】次に、印字枚数を記憶する手段より印字枚
数を読み出す。定着器が新しいものと交換され、交換時
に保守作業者が印字枚数を0枚にクリアしていない場合
には(ステップS7)、これまでの印字枚数が積算され
ているので、この印字枚数が100枚より少ない場合に
は(ステップS9)、これまでのタイマーの値の最大値
(tcmax)を読み出し(ステップS10)、最大値
と今回のタイマーの値(tc)を比較する(ステップS
11)。そして、比較した結果の大きい方を記憶する
(ステップS12、S13)。
【0063】一方、印字枚数が100枚よりも多いとき
は、定着器の寿命判断処理を行う(ステップS9〜S1
4)。この定着器の寿命判断のルーチンを図6に示す。
定着器が寿命になったことを判断するためには、初期タ
イマーの値の最大値(tcmax)を読み出し(ステッ
プS20)、今回のタイマー値(tc)と最大値の2倍
(tcmax×2)とを比較して判断する(ステップS
21)。寿命判断基準は、最大値の2倍ではなく、1.
2倍や2.5倍で設定しても良い。これは、ヒータの抵
抗と接点の接触抵抗により決定する。
【0064】そして、寿命に達したことを判断した場合
には、定着器寿命フラグをONして(ステップS2
2)、使用者に知らせるために、定着器の寿命が近いこ
とを表示する(ステップS23)。
【0065】一方、寿命に達していないと判断した場合
には、定着器寿命フラグをクリアする(ステップS2
4)。
【0066】そして、上記表示に従い、この定着器が新
しいものと交換され、交換時に保守作業者が印字枚数を
0枚にクリアした場合には、上述したタイマーの停止後
に(ステップS6)、定着器寿命フラグと初期タイマー
の最大値がクリアされる(ステップS7〜S8)。
【0067】以上のように、本実施形態においては、定
着器の寿命を確実に使用者に報知することができる。
【0068】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。なお、第
1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を
省略する。図8は、第2の実施形態のヒータ電流と定着
器の温度の関係を示したグラフであり、図9は、第2の
実施形態の定着器の寿命に達した場合のヒータ制御処理
の流れ図である。
【0069】本実施形態においても、第1の実施形態に
示すように、定着器の寿命が短いと判断した場合、定着
器寿命フラグをONするが、印字開始を指示されたかを
判断し、印字を開始する場合には(ステップS30)、
定着器寿命フラグがONしているかどうかを判断する
(ステップS31)。ONしていない場合には、ヒータ
に通電する電流の最大値の設定を100%にする(ステ
ップS32)。ONしている場合には、ヒータに通電す
る電流の最大値の設定を50%にする(ステップS3
3)。
【0070】そして、定着器に電流を流し(ステップS
34)、これをヒータの通電制御を開始し定着器の温度
が、T3を超えるまで続け(ステップS35)、定着器
の温度がT3を超えたなら用紙を給紙して画像を形成す
る。
【0071】本実施形態では、このように、ヒータの寿
命が短いと判断した場合には、電流の最大値を50%に
設定するので、ヒータ接点の寿命を延ばすことができ
る。
【0072】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を図10に基づいて説明する。なお、第1の実
施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0073】ホストコンピュータ123からの指示によ
り、コントローラ103よりプリント信号をエンジンコ
ントローラ105が受け付けると、商用AC入力を受け
てゼロクロス検知回路122によりエンジンコントロー
ラ105に入力されるゼロクロスポイントに従って、エ
ンジンコントローラ105がヒータ119を加熱するた
めにフューザ制御回路3の制御を開始する。
【0074】まず、ヒータ119へ電力を最大供給する
ように通電し、ヒータ119の温度をヒータに対に設置
された温度センサ5により検出し、設定目標温度より高
いとエンジンコントローラ105内のCPU105aが
判断するとヒータ119への通電デューティを低くす
る。
【0075】次に、温度センサ5の値をCPU105a
が読み取った時、その値が設定温度近傍である判断すれ
ば、その通電デューティを保持する。
【0076】また、温度センサ5の値を読み取った時、
その値が設定温度より低いと判断すれば、ヒータ119
への通電デューティを高くする。
【0077】印刷中はある一定間隔ごとに温度センサ5
の値を読み取り、その都度上記の二つの動作を繰り返し
て行い、ヒータ119の温度を制御している。
【0078】第3の実施形態では、電力供給手段として
のインダクタ124により1次側のヒータ119に流れ
る電流量を2次側に伝達し、電流量からヒータ119の
抵抗値を類推し、ヒータ119の寿命を推定する方法を
示す。
【0079】非通紙時(プリントオフ時)、CPU10
5aにより制御されるフューザ制御回路3により、ある
一定の電力をヒータ119に供給すると、ヒータ119
の抵抗値は一定であるので、ヒータ119の接点の抵抗
分を含んだ抵抗値でヒ−タに流れる電流は一義的に決ま
る。この電流値をインダクタ124により2次側へ伝達
し、抵抗125で電圧に変換し、その電圧値をCPU1
05aに取り込み、ヒータ119の抵抗値を推定するの
である。
【0080】CPU105aには、寿命時相当のヒータ
119の抵抗値を記憶させており、この数値に従って、
現時点でのヒータ119の抵抗値が寿命値を超えている
か否かの判断を行う。
【0081】判断の結果、設定寿命値を超えていれば、
使用者に知らせるため、ヒータ119の寿命が近いこと
を表示する。
【0082】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態を図11に基づいて説明する。なお、第1の実
施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0083】次に、第3の実施形態に示す構成で、スキ
ャナモータの駆動信号をカウントするカウンタを備えた
画像形成装置において、プリント間隔をカウントする
(ある一つの連続したプリントを1カウントとする)こ
とで寿命判断を行う処理を図11のフローチャートを参
照して以下に説明を行う。
【0084】まず、プリント動作の指令があるかを判断
し(ステップS1001)、プリント動作の指令がなけ
れば待機、プリント動作の指令があれば、スキャナモー
タの駆動を開始する(ステップS1002)。そして、
スキャナモータの駆動信号をカウントするカウンタをイ
ンクリメントし(ステップS1003)、そのカウント
数が寿命設定回転を超えていなければ(ステップS10
04)、印字開始指令の検知ルーチン(ステップS10
01)へ戻り、次のプリント動作指令を待機し、カウン
ト数が寿命設定回数を超えていれば、使用者に知らせる
ため、ヒータ119の寿命が近いことを表示する(ステ
ップS1005)。
【0085】また、ある一つの連続したプリント動作を
カウントすることが可能な、例えば、リレーオンの信号
をカウントすること、また、カウントをインクリメント
ではなくデクリメント構成とし、カウンタ値が0を寿命
として判断することでも上述と同様の処理を行うことが
可能である。
【0086】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態を図12に基づいて説明する。なお、第1の実
施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0087】本実施形態では、ヒータへ通電していない
(プリントオフ時)と判断できるヒータの温度をカウン
トするカウンタを備えたものである。
【0088】以下、本実施形態における寿命判断を行う
処理を図12のフローチャートを参照して説明する。
【0089】まず、プリント動作の指令があるかを判断
し(ステップS1101)、プリント動作の指令がなけ
れば待機、プリント動作の指令があればヒータへの通電
を開始し、温度制御を行う(ステップS1102)。そ
して、ヒータの温度が50℃以下であるかどうかを判断
し(ステップS1103)、50℃以下であれば、カウ
ントをインクリメントし(ステップS1104)、50
℃以上であれば、ヒータ温度制御(ステップS110
2)へ戻り、カウント数が寿命設定回数を超えていれば
(ステップS1105)、使用者に知らせるため、ヒー
タ119の寿命が近いことを表示する(ステップS11
06)。
【0090】また、逆にCPU105aがプリント信号
を受けてから、ヒータ119の温度が50℃に達した時
をカウントとし、初期設定のカウント数からデクリメン
トし、それが0になったことにより寿命の判断を行うこ
とでも上述と同様の結果を得ることが可能である。
【0091】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態を図13に基づいて説明する。なお、第1の実
施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0092】本実施形態においては、プリント枚数をカ
ウントするカウンタを備えており、以下のようにして寿
命判断を行う。
【0093】まず、図13のフローチャートに示すよう
に、プリント動作の指令があるかを判断し(ステップS
1201)、プリント動作の指令がなければ待機、プリ
ント動作の指令があればカウンタをインクリメントし
(ステップS1202)、カウント数が寿命設定回数を
超えていなければ(ステップS1203)、印字開始指
令検知ルーチン(ステップS1201)へ戻り、カウン
ト数が寿命設定回数を超えていれば、使用者に知らせる
ため、ヒータ119の寿命が近いことを表示する(ステ
ップS1204)。
【0094】また、カウンタをデクリメント構成にする
こと等でも、上述と同様の結果を得ることが可能であ
る。
【0095】(第7の実施形態)次に、本発明の第7の
実施形態を図14及び図15に基づいて説明する。な
お、第1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して
説明を省略する。
【0096】図14は、本発明の実施の形態の特徴を表
す制御ブロック図であり、同図において、105はエン
ジンコントローラ、105aは後述する制御を行うCP
U、131は用紙に転写されたトナー画像を定着する定
着器ユニット、FU01は定着ユニット131に内蔵し
たヒューズ、Q01はトランジスタで、CPU105a
はヒューズFU01を切る場合に、トランジスタQ01
をオン状態にしてヒューズFU01に流れる電流を増加
させる。R01はベース抵抗、R02はヒューズFU0
1を切るために流す電流i2を決める抵抗、R03、R
04は同じ値の抵抗で、ヒューズFU01を介して+5
Vでプルアップされており、その抵抗値は、R03、R
04に流れる電流i3でヒューズFU01から切れない
ような値になっている。従って、ヒューズFU01が切
れていないときは、R03、R04で分圧された電圧V
1は2.5Vとなる。130は、電圧V1のアナログ値
をデジタル値に変換し、CPU105aに入力するA/
D変換器である。
【0097】図15は、寿命に達した定着器を判別する
ためのフローチャートである。同図に示すように、ま
ず、抵抗R03とR04とで分圧した電圧V1を監視し
(ステップS1401)、電圧V1が2.0V以上なら
ばヒューズFU01が切れていないと判断し、第1の実
施形態等で説明した定着器の寿命を検出する方法で定着
器の寿命検出処理を行い(ステップS1402)、定着
器が寿命に達したと判断した時は、ヒューズFU01を
切るために、CPU105aはポートP01をHレベル
にし、トランジスタQ01をオン状態にしてヒューズF
U01に流れる電流を増加させる(S1403)。
【0098】そして、ヒューズFU01が切れるのを待
つため、抵抗R03とR04とで分圧した電圧V1を監
視し(ステップS1404)、電圧V1が2.0V上な
らば、ヒューズFU01が切れていないと判断して待機
し、2.0V未満ならばヒューズFU01が切れている
と判断し、CPU105aはポートP01をLレベルに
戻し、トランジスタQ01をオフ状態にする(ステップ
S1405)。
【0099】一方、最初の電圧V1の監視ルーチン(ス
テップS1401)において、2.0V未満ならばヒュ
ーズFU01が切れていると判断し、定着器が寿命に達
したと判断したため、CPU105aは印字動作を禁止
する(ステップS1406)。さらに、定着器が寿命に
達したことをビデオコントローラ100にビデオI/F
回路21を介して伝達し、ビデオコントローラ100は
表示パネル104に定着器ユニットの交換を要求するメ
ッセージを表示する(ステップS1407)。
【0100】また、電圧V1が2.0V以上であって、
定着器寿命ではないと判断した場合には、さらに電圧V
1の監視を続ける(ステップS1402〜S140
1)。
【0101】以上説明したように、定着器が寿命に達し
たと判断して定着ユニット内のヒューズを溶断し、寿命
に達した定着器を識別する手段を設けることで、着脱可
能な定着ユニットの誤挿入を防止できる。
【0102】なお、本実施形態は、寿命に達した定着器
を識別するためにヒューズを用いたが、本発明はヒュー
ズに限定されるものではなく、例えば、EEPROM
(Electrically Erasable Programmable Read Only Mem
ory)等の不揮発性の記憶素子を用いても良い。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、温度上昇時間測定手段により、所定の
温度区間における温度上昇の所要時間を測定し、転写材
枚数計数手段による転写材枚数が所定枚数に満たない場
合には、まだ発熱手段の交換時期には至らないものと判
断して、記憶手段に上記温度上昇時間測定手段により計
測した最大の上記所要時間を記憶するが、上記転写材枚
数計数手段による転写材枚数が所定枚数に達した後は、
比較手段により、上記記憶手段により記憶した最大の上
記所要時間と上記温度上昇時間測定手段により測定した
上記所要時間とを比較し、該記憶した最大の所要時間と
測定した所要時間の時間差が所定値を超えた場合には、
判断手段により、上記発熱手段が交換時期であると判断
するので、使用者に対して適切な定着手段の交換時期を
知らせることができる。
【0104】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明の制御手段は、判断手段が発熱手段の交
換時期であると判断した場合には、該発熱手段に通電す
る電流を減ずるように設定されてので、劣化した発熱手
段の寿命を延ばすことができる。
【0105】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、発熱手段と電力供給手段の接点部の抵抗値を、例え
ば該発熱手段に流れる電流量に推定するので、この抵抗
値により接点部の劣化を検出し、上記発熱手段の交換時
期を判断することができる。
【0106】また、本出願に係る第4の発明によれば、
画像形成装置の使用頻度により発熱手段の劣化の程度を
推定し、発熱手段の交換時期を判断することができる。
【0107】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記第4の発明の使用頻度を計る手段として、連続
した画像形成の回数を計数するための計数手段を備え、
該計数値から発熱手段の交換時期を判断することができ
る。
【0108】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記第4の発明の使用頻度を計数するため、温度検出手
段により検出した発熱手段の温度が、非画像形成時に相
当する温度になったことを検出し、該検出回数を計数す
る計数手段を備え、該計数回数から発熱手段の交換時期
を判断することができる。
【0109】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、上記第4の発明の使用頻度を計数する手段として、
画像形成を行った転写材の累積枚数を計数する転写材枚
数計数手段を備え、該計数値から発熱手段の交換時期を
判断することができる。
【0110】また、本出願に係る第8の発明によれば、
上記第1の発明ないし第7の発明のいずれか一の発明で
発熱手段が交換時期であると判断した場合には、定着手
段に識別子を付加し、この識別子により上記発熱手段が
交換時期であることを判別したときには、表示手段によ
り警告を表示するので、定着手段が画像形成装置に対し
て着脱自在な場合でも、交換時期にある定着手段の誤装
着を防止することができる。
【0111】さらに、本出願に係る第9の発明によれ
ば、上記第1の発明ないし第8の発明のいずれか一の発
明で発熱手段が交換時期であると判断した場合には、定
着手段に識別子を付加し、この識別子により上記発熱手
段が交換時期であることを判別したときには、禁止手段
により画像形成動作を禁止するので、定着手段が画像形
成装置に対して着脱自在な場合でも、交換時期にある定
着手段の誤装着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の画像形成装置におけ
るヒータ制御部の電気ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の画像形成装置におけ
るヒータの電極とヒータ制御回路に繋がる電線のコンタ
クトとの接続状態を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるヒータの抵抗
とヒータの接触抵抗と入力電圧の関係を示すための回路
図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるヒータ通電時
の温度と時間の関係を示す図であり、初期状態と接点劣
化状態のタイミングの関係を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるヒータ立ち上
げ時の時間を検知するための制御を示すフローチャート
である。
【図6】本発明の第1の実施形態における定着器が寿命
に達したかどうかを判断するためのフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第1の実施形態における画像形成装置
のビデオコントローラ部、及びエンジン部の電気ブロッ
ク図である。
【図8】本発明の第2の実施形態におけるヒータ立ち上
げ時の温度と時間を示す図であり、初期状態と接点劣化
状態ではヒータの電流を変えて制御した場合を示す図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施形態における接点劣化状態
にヒータの電流を制限する制御処理のフローチャートで
ある。
【図10】本発明の第3の実施形態のヒータ制御部及び
周辺のブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施形態のヒータ制御処理の
フローチャートである。
【図12】本発明の第5の実施形態のヒータ制御処理の
フローチャートである。
【図13】本発明の第6の実施形態のヒータ制御処理の
フローチャートである。
【図14】本発明の第7の実施形態のヒータ制御ブロッ
ク図である。
【図15】本発明の第7の実施形態のヒータ制御処理の
フローチャートである。
【図16】従来の画像形成装置の一例を示す断面構成図
である。
【符号の説明】
5 温度センサ(温度検出手段) 105 エンジンコントローラ(制御手段、温度上昇時
間測定手段、転写材枚数計数手段、記憶手段、比較手
段、判断手段、発熱手段の交換磁気を判断する手段、連
続した画像形成の回数を計数する計数手段、非画像形成
時に相当する温度になったことを検出した回数を計数す
る計数手段) 116 定着器(定着手段) 119 定着ヒータ(発熱手段) 124 インダクタ(電力供給手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 哲 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱定着のための発熱手段と、該発熱手段
    の温度を検出する温度検出手段と、該発熱手段に通電す
    る電流を制御する制御手段と、所定の温度区間における
    温度上昇の所要時間を測定する温度上昇時間測定手段
    と、画像形成を行った転写材の累積枚数を計数する転写
    材枚数計数手段と、該転写材枚数計数手段による転写材
    枚数が所定枚数に満たない場合には、上記温度上昇時間
    測定手段により計測した最大の上記所要時間を記憶する
    記憶手段と、上記転写材枚数計数手段による転写材枚数
    が所定枚数に達した後は、上記記憶手段により記憶した
    最大の上記所要時間と上記温度上昇時間測定手段により
    測定した上記所要時間とを比較する比較手段と、該比較
    手段により該記憶した最大の所要時間と測定した所要時
    間の時間差が所定値を超えた場合には、上記発熱手段が
    交換時期であると判断するように設定された判断手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、判断手段が発熱手段の交換
    時期であると判断した場合には、該発熱手段に通電する
    電流を減ずるように設定されていることとする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 転写材上に生成されたトナー画像を転写
    材に定着させるための定着手段と、該定着手段に温度を
    加えるための発熱手段と、該発熱手段を発熱させるため
    の電力供給手段と、上記発熱手段の温度を検出する温度
    検出手段と、検出した温度をフィードバックして発熱手
    段を所望の温度に制御する制御手段とを備えた画像形成
    装置において、上記発熱手段への非通紙時に、上記発熱
    手段へ一定の電力を供給し、上記発熱手段と電力供給手
    段の接点部の抵抗値を推定することにより、接点部の劣
    化を検出し、上記発熱手段の交換時期を判断する手段を
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 転写材上に生成されたトナー画像を転写
    材に定着させるための定着手段と、該定着手段に温度を
    加えるための発熱手段と、該発熱手段を発熱させるため
    の電力供給手段と、上記発熱手段の温度を検出する温度
    検出手段と、検出した温度をフィードバックして発熱手
    段を所望の温度に制御する制御手段とを備えた画像形成
    装置において、画像形成装置の使用頻度により上記発熱
    手段の交換時期を判断する手段を備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  5. 【請求項5】 連続した画像形成の回数を計数するため
    の計数手段を備え、該計数値から発熱手段の交換時期を
    判断することとする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 温度検出手段により検出した発熱手段の
    温度が、非画像形成時に相当する温度になったことを検
    出し、該検出回数を計数する計数手段を備え、該計数回
    数から発熱手段の交換時期を判断することとする請求項
    4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像形成を行った転写材の累積枚数を計
    数する転写材枚数計数手段を備え、該計数値から発熱手
    段の交換時期を判断することとする請求項4に記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 発熱手段が交換時期であると判断した場
    合には、該発熱手段を備えた定着手段に識別子を付加す
    る手段と、該識別子を判別する手段と、該判別する手段
    により上記発熱手段が交換時期であると判別した場合に
    は、警告を表示する表示手段とを設けたこととする請求
    項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 発熱手段が交換時期であると判断した場
    合には、該発熱手段を備えた定着手段に識別子を付加す
    る手段と、該識別子を判別する手段と、該判別する手段
    により上記発熱手段が交換時期であると判別した場合に
    は、画像形成動作を禁止する手段とを設けたこととする
    請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の画像形
    成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004163594A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Ricoh Co Ltd 加熱装置及び画像形成装置
JP2006084961A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2019028190A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 キヤノン株式会社 定着装置
JP2019101235A (ja) * 2017-12-01 2019-06-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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