JP3285168B2 - 表示装置の実装構造及び実装方法 - Google Patents

表示装置の実装構造及び実装方法

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JP3285168B2
JP3285168B2 JP19641693A JP19641693A JP3285168B2 JP 3285168 B2 JP3285168 B2 JP 3285168B2 JP 19641693 A JP19641693 A JP 19641693A JP 19641693 A JP19641693 A JP 19641693A JP 3285168 B2 JP3285168 B2 JP 3285168B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置の実装構造お
よび実装方法に関し、より詳しくは、例えば液晶表示装
置、EL(electro luminescence)表示装置及びプラズ
マ表示装置などのように、画像が表示される表示部を含
む表示パネルの周縁部に電極端子が配設されている表示
装置において、該表示パネルにフレキシブル基板或は各
種回路部品などを実装する実装構造および実装方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】各種表示装置のうち、液晶表示装置につ
いて以下に説明する。図26は、従来技術の液晶表示装
置1の斜視図であり、図27は、図26の切断面線X2
7−X27から見た断面図である。
【0003】図26及び図27に示されるように、液晶
表示装置1は、一対のガラス基板2、3の間に液晶を封
入して構成され、画像が表示される表示部6を有する表
示パネル7と、表示パネル7に接続される後述するよう
な配線基板あるいはフレキシブル配線基板とを備える。
【0004】表示パネル7は、ガラス基板2の周縁部4
に配設された多数の電極端子5を備えている。電極端子
5は、ITO、Ta、Ti、Mo、Cu、Al、Auな
どの材料から、単層或は多層で、膜厚50nm〜数10
0nm、線幅10μm〜数100μm、抵抗率0.1Ω
/□〜数100Ω/□で形成される。表示パネル7の周
縁部4に於ける電極端子5に、表示パネル7を表示駆動
するための駆動用集積回路素子(IC、以下集積回路)
8、8aをそれぞれ搭載した複数のフレキシブル配線基
板9、9aの出力電極端子14が、異方性導電膜15を
介して接続されている。出力電極端子14は、SnやA
uメッキされたCuなどの材料で、膜厚10〜60μ
m、線幅0.1mm〜2mmで形成される。各フレキシ
ブル配線基板9、9aは、共通配線基板10に搭載され
ている。前記集積回路8、8aに制御用信号などを入力
するための入力電極端子16は、各フレキシブル配線基
板9に於て、前記出力電極端子14が配置されている辺
と異なる辺に配置され、共通配線基板10のバスライン
13、13aに接続されている電極端子18に半田17
を用いてそれぞれ接続されている。
【0005】前記共通配線基板10は、表示パネル7の
周縁部4に沿って略L字状をなし、外部からの制御用或
は表示用の信号を、コントロール基板12から受信す
る。コントロール基板12は、共通配線基板10にコネ
クタ11を通して信号を供給し、略矩形状に形成されて
いる。
【0006】図28は、従来技術の表示装置1の製造工
程を示す工程図である。工程a1において、共通配線基
板10の各電極端子18などに前記半田17を印刷やメ
ッキで供給する。工程a2に於て、前記表示パネル7の
周縁部4に於ける電極端子4上に前記異方性導電膜15
を形成する。工程a3に於いて、表示パネル7の各電極
端子4と各フレキシブル配線基板9の各出力電極端子1
4との相互の位置決めを行う。
【0007】工程a4に於いて、表示パネル7と各フレ
キシブル配線基板9とを相互に熱圧着するなどして、相
互に接続する。工程a5に於いて、各フレキシブル配線
基板9と前記共通配線基板10との位置決めを行う。工
程a6に於いて、各フレキシブル配線基板9と共通配線
基板10とを加熱するなどして、相互に接続する。この
ような接続を行う実装技術は、月刊Semiconductor Worl
d増刊号「'93最新液晶プロセス技術」(発行社:株式会
社プレスジャーナル、通巻144号、1992年10月
2日発行、第249頁〜第252頁「ドライバIC実装
技術」)に、説明されている。
【0008】液晶表示装置1の動作時には、コントロー
ル基板12からコネクタ11を介して、共通配線基板1
0のバスライン13、13aに制御用信号が供給され
る。このバスライン13、13a及び各フレキシブル配
線基板9の入力電極端子16を介して、各フレキシブル
配線基板9、9aの駆動用集積回路8、8aに制御用信
号が入力される。集積回路8が出力した信号は、出力電
極端子14及び電極端子5、5aを介して、各ガラス基
板2、3の対向する表面に形成されている表示用電極
(図示せず)に印加される。これにより、液晶表示装置
1が表示駆動される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】最近の液晶表示装置1
の開発において、前記フレキシブル配線基板9などを実
装した液晶表示装置1の実装状態のサイズを小型化、軽
量化することが強く要求されている。しかしながら、上
記従来の液晶表示装置1の実装構造において、表示パネ
ル7の側方に表示パネル7と離間して、前記共通配線基
板10及びコントロール基板12を配置しているため、
液晶表示装置1のサイズが大きくなるという問題があ
る。また、共通配線基板10とコントロール基板12と
の2種類の比較的大型の部品を液晶表示装置1に設けて
いるため、液晶表示装置1の重量が増大して、軽量化が
阻まれている。また、部品点数が増加し、これにより材
料費が増大する。また、部品点数が多く、サイズが大き
くなると、特に大型(重量)部品を接続した構造のフレ
キシブル配線基板9、9aの接続部などに外力の影響を
受けやすく、液晶表示装置1の信頼性が低くなるという
問題がある。
【0010】また、前記工程a4及び工程a6に示すよ
うに、多数のフレキシブル配線基板9と表示パネル7と
の接続、及びフレキシブル配線基板9と共通配線基板1
0との接続を個別に行う必要がある。このため、前記従
来技術に於いて、接続工程の回数が多いため、工数が増
加して、コストが高くつくという問題がある。また、接
続工程が多いと不良発生確率が増えるので、この点に於
いても液晶表示装置1の信頼性が低くなるという問題が
発生する。
【0011】本発明は、上記問題点を解決しようとして
成されたものであり、 (1)部品点数を減少し、 (2)これにより構成の簡略化と軽量化と小型化とを実現
し、 (3)信頼性を向上することができる表示装置の実装構造
を提供することが本発明の第1の目的であり、 (4)製造工数を減少(よって、更に低コスト化)する表
示装置の実装方法を提供することが、本発明の第2の目
的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置の実装
構造は、周縁部を有する表示パネルと、該表示パネルの
該周縁部において、該周縁部に沿ってそれぞれ配列さ
れ、それぞれに表示パネルの駆動用回路素子が搭載され
た複数の配線基板とを備えた表示装置の実装構造であっ
て、各配線基板は、絶縁基板と、該絶縁基板における該
配列方向の一方の端部付近において、該配列方向と交差
する方向に沿って配列された複数の入力端子および該絶
縁基板における該配列方向の他方の端部付近において、
該配列方向と交差する方向に沿って配列された複数の出
力端子と、各入力端子および各入力端子に対応する各出
力端子を相互に導通させるとともに、各入力端子および
各出力端子を該駆動用回路素子にそれぞれ電気的に接続
する複数の接続配線とをそれぞれ備え、該表示パネル
は、その周縁部において相互に隣接する一対の配線基板
の一方に設けられた各入力端子と各入力端子に対応する
他方の配線基板の各出力端子とをそれぞれ相互に接続す
るように、一対の配線基板間に亘ってそれぞれ形成され
た複数の中継共通ラインを備え、該表示パネル上の各中
継共通ラインが、各配線基板における入力端子および出
力端子と、それぞれ同一の接続材を用いて接続されてい
る。
【0013】また、本発明の表示装置の実装構造は、周
縁部を有する表示パネルと、該表示パネルの該周縁部に
おいて、該周縁部に沿ってそれぞれ配列され、それぞれ
に表示パネルの駆動用回路素子が搭載された複数の配線
基板とを備えた表示装置の実装構造であって、各配線基
板は、絶縁基板と、該絶縁基板における該配列方向の一
方の端部付近において、該配列方向と交差する方向に沿
って配列されてそれぞれが配列方向に沿った帯状の複数
の入力端子および該絶縁基板における該配列方向の他方
の端部付近において、該配列方向と交差する方向に沿っ
て配列されてそれぞれが配列方向に沿った帯状の複数の
出力端子と、各入力端子および各入力端子に対応する各
出力端子を相互に導通させるとともに、各入力端子およ
び各出力端子を該駆動用回路素子にそれぞれ電気的に接
続する複数の接続配線とをそれぞれ備え、該表示パネル
は、その周縁部において相互に隣接する一対の配線基板
の一方に設けられた各入力端子と各入力端子に対応する
他方の配線基板の各出力端子とをそれぞれ相互に接続す
るように、一対の配線基板間に亘ってそれぞれ形成され
た複数の中継共通ラインを備え、該表示パネル上の各中
継共通ラインが、各配線基板における入力端子および出
力端子と、それぞれ同一の接続材を用いて接続されてい
る。
【0014】また、本発明の表示装置の実装構造は、周
縁部を有する表示パネルと、該表示パネルの該周縁部に
おいて、該周縁部に沿ってそれぞれ配列され、それぞれ
に表示パネルの駆動用回路素子が搭載された複数の配線
基板とを備えた表示装置の実装構造であって、各配線基
板は、絶縁基板と、該絶縁基板における該配列方向の一
方の端部付近において、該配列方向と交差する方向に沿
って配列された複数の入力端子および該絶縁基板におけ
る該配列方向の他方の端部付近において、該配列方向と
交差する方向に沿って配列された複数の出力端子と、該
絶縁基板上における該配列方向に沿った周縁部に、その
周縁部に沿って配列された複数の電極端子と、各入力端
子および各入力端子に対応する各出力端子を相互に導通
させるとともに、各入力端子、各出力端子および各電極
端子を該駆動用回路素子にそれぞれ電気的に接続する複
数の接続配線とをそれぞれ備え、該表示パネルは、その
周縁部において相互に隣接する一対の配線基板の一方に
設けられた各入力端子と各入力端子に対応する他方の配
線基板の各出力端子とをそれぞれ相互に接続するよう
に、一対の配線基板間に亘ってそれぞれ形成された複数
の中継共通ラインと、各配線基板に設けられた電極端子
とそれぞれ接続されるように、その周縁部に該配列方向
に沿ってそれぞれ設けられた複数の第2の共通ラインと
を備え、該表示パネル上の各中継共通ラインおよび各第
2の共通ラインが、各配線基板における入力端子、出力
端子、および各電極端子と、それぞれ同一の接続材を用
いて接続されている。
【0015】前記複数の接続配線には、前記絶縁基板の
各端部付近それぞれに設けられた対応する入力端子およ
び出力端子同士をそれぞれ直接接続する第1接続配線が
含まれている。前記複数の接続配線には、前記絶縁基板
の一方の端部付近に設けられた入力端子と駆動用回路素
子とを接続する第2接続配線と、前記絶縁基板の他方の
端部に設けられた出力端子と駆動用回路素子とを接続す
る第3接続配線と、対応する第2接続配線および第3接
続配線同士を前記駆動用回路素子内に形成された内部配
線とを含む。
【0016】前記接続配線は、各配線基板における絶縁
基板の両面にわたって設けられている。
【0017】前記第1接続配線は、前記絶縁基板上であ
って、該絶縁基板と駆動用回路素子との間を通過するよ
うに設けられている。
【0018】本発明に於いて、前記接続材は、異方性導
電膜である場合がある。
【0019】前記表示パネルは、相互に対向する面にお
ける相互に重複する範囲に表示用電極がそれぞれ設けら
れた光透過性を有する一対の表示基板を有し、一方の表
示基板における表示用電極の設置範囲以外の残余の範囲
が前記表示パネルの前記周縁部になっている。
【0020】本発明の表示パネルの実装方法は、前記表
示パネルの実装構造を得るために実施されてる表示パネ
ルの実装方法であって、前記表示パネルの周縁部に、前
記各配線基板をそれぞれ該周縁部に沿って配列して位置
合わせする工程と、各配線基板のそれぞれの入力端子お
よび出力端子を、同一の接続材を介して、表示パネルの
前記中継共通ラインに一括して接続する工程とを包含す
る。
【0021】
【作用】請求項1の発明の実装構造に於いて、表示装置
は、周縁部を有する表示パネルと、該表示パネルの該周
縁部において、該周縁部に沿う配列方向に沿って配置さ
れ、表示パネルの駆動用回路素子をそれぞれ搭載してい
る複数の配線基板とを備えている。該複数の配線基板上
に配置されている複数の接続端子は、各配線基板に於け
る該配列方向両端付近において、該配列方向と交差する
方向に沿って該絶縁基板上にそれぞれ配列されている。
また、各複数の配線基板上には、バイパス配線が設けら
れている。該バイパス配線は、各配線基板に於ける該両
端付近の複数の接続端子の少なくとも一部を該両端付近
の間で相互に導通し、該駆動用回路素子と電気的に接続
されている。
【0022】このような各配線基板の構造によって、該
接続端子が該配列方向に平行に配列されている場合より
も、共通ライン引き回しの配線抵抗が低くなり、表示装
置の表示品位が安定化する。
【0023】該表示パネルは、該周縁部上に於て相互に
隣接している複数の配線基板それぞれの該接続端子にそ
れぞれ接続され、相互に隣接している複数の配線基板そ
れぞれの該接続端子の間に亘って形成されている複数の
共通ラインを備えている。該複数の配線基板それぞれの
該接続端子は、表示パネル上の該複数の共通ライン及び
他の接続端子に同一の接続材を用いて接続されている。
【0024】このような表示パネルの構造によって、表
示装置の占有面積を格段に減少することができる。その
理由は、該配線基板とは別個の配線基板および表示パネ
ルを用いて該共通ラインを該別個の配線基板上に設ける
場合と比べ、該別個の配線基板を削減することができる
からである。
【0025】このようにして、本発明は、下記の作用を
達成することができる。
【0026】 (1) 表示装置が小型化、薄型化、軽量化され、 (2) 表示装置の材料コストおよび製造コストが低減さ
れ、 (3) 更に、構成の小型化や、フレキシブル配線基板で
2つの部品を連結することがなくなることなどにより外
力の影響を受け難くなり、表示装置の信頼性が向上す
る。 (4) また、複数の配線基板それぞれの該接続端子を、
表示パネル上の該複数の共通ライン及び他の接続端子に
同一の接続材を用いて接続するようにしているので、こ
れらの間の接続を一挙に行うことができるので製造工数
を減少することができる。
【0027】請求項2の発明の実装構造に於いて、該実
装構造は、周縁部を有する表示パネルと、複数の配線基
板とを備えている。該複数の配線基板は、該表示パネル
の該周縁部において、該周縁部に沿う配列方向に沿って
配置され、表示パネルの駆動用回路素子をそれぞれ搭載
している。該複数の配線基板に備えられている複数の接
続端子は、各配線基板に於ける該配列方向両端付近にお
いて、該配列方向と交差する方向に沿って該絶縁基板上
にそれぞれ配列されている。
【0028】該表示パネルに形成されている共通ライン
は、該表示パネルの該周縁部上に於て、該複数の配線基
板それぞれの該接続端子の一部に共通に接続されてい
る。また、該共通ラインは、表示パネル上に於いて、該
複数の配線基板の配列範囲を含む範囲に亘って形成され
ている。該複数の配線基板それぞれの該接続端子は、表
示パネル上の該共通ライン及び他の接続端子に同一の接
続材を用いて接続されている。これにより、本発明に於
いても、上記請求項1の発明に関して説明した作用と同
様な作用を実現することができる。
【0029】請求項3の発明の表示装置の実装構造に於
いて、複数の配線基板の駆動用回路素子と電気的に接続
されているバイパス配線によって、各配線基板に於ける
前記配列方向両端付近において、該両端付近の複数の接
続端子の少なくとも一部を該両端付近の間で相互に導通
するようにしている。一方、表示パネルでは、複数の第
1共通ラインによって、前記周縁部上に於て、相互に隣
接している複数の配線基板それぞれの該接続端子の少な
くとも一部が共通に接続され、しかも、相互に隣接して
いる複数の配線基板のそれぞれの接続端子の間が接続さ
れる。また、複数の第2共通ラインによって、前記周縁
部上に於て、複数の配線基板それぞれの該接続端子の一
部が、実質的に全ての複数の配線基板にわたって共通に
接続されるようにしている。また、複数の配線基板それ
ぞれの該接続端子は、表示パネル上の該第1共通ライ
ン、第2共通ラインおよび他の接続端子に同一の接続材
を用いて接続される。これにより、本発明に於いても、
上記請求項1の発明に関して説明した作用と同様な作用
を実現することができる。
【0030】請求項4の発明の表示装置の実装構造に於
いて、前記請求項1および3のいずれかに記載された発
明に於けるバイパス配線は第1バイパス配線を含んでお
り、この第1バイパス配線は前記絶縁基板上に形成され
ており、各配線基板の両端付近の接続端子を相互に直接
接続している。これにより、各配線基板に順次入力され
る信号、或いは、複数の配線基板の一方端から他方端に
伝達される信号などを、前記第1バイパス配線を介して
伝達することができる。これにより、前記第1バイパス
配線に相当する配線を表示パネルの前記周縁部上に形成
する必要がなくなる。従って、本発明に於いて、表示パ
ネルの構成の小型化、薄型化、および軽量化を更に向上
することができる。
【0031】請求項5の発明の表示装置の実装構造に於
いて、前記請求項1および3のいずれかに記載された発
明に於けるバイパス配線は第2バイパス配線と、第3バ
イパス配線と、素子内バイパス配線とを含んでいる。こ
れにより、各配線基板に順次入力される信号、或いは、
複数の配線基板の一方端から他方端に伝達される信号な
どは、第2バイパス配線、素子内バイパス配線、および
第3バイパス配線を介して、複数の配線基板の間を順次
伝達される。
【0032】これにより、第2バイパス配線と第3バイ
パス配線と素子内バイパス配線とに相当する配線を表示
パネルの前記周縁部上に形成する必要がなくなる。従っ
て、本発明に於いて、請求項1の発明に関して説明した
作用と同様な作用を達成できるに加え、表示パネルの構
成の小型化、薄型化、および軽量化を更に向上すること
ができる。
【0033】請求項6の発明の表示装置の実装構造に於
いて、前記請求項1および3のいずれかに記載された発
明に於けるバイパス配線は、各配線基板における絶縁基
板の両面に設けられている。これにより、請求項1の発
明に関して説明した作用と同様な作用を達成できるに加
え、複数の配線基板の小型化、及び表示パネルの構成の
小型化、薄型化、および軽量化を更に向上することがで
きる。
【0034】請求項7の発明の表示装置の実装構造に於
いて、前記請求項4に記載された発明に於ける第1バイ
パス配線は、配線基板に於ける絶縁基板上であって、該
絶縁基板と駆動用回路素子との間を通過する位置に設け
られている。従って、本発明に於いて、請求項1の発明
に関して説明した作用と同様な作用を達成できるに加
え、更に、駆動用回路素子の信号伝送用の内部配線を省
略することができるので、駆動用回路素子の内部構成の
簡略化を図ることができ、駆動用回路素子の小型化、ひ
いては低コスト化を図ることができる。また、これによ
り、表示装置の構成の小型化および低コスト化を図るこ
とができる。
【0035】請求項8の発明の表示装置の実装構造に於
いて、前記請求項1および3に記載された発明に於ける
前記接続材として異方性導電膜が用いられる。これによ
り、本発明に於いて、請求項1の発明に関して説明した
作用と同様な作用を達成できるに加え、表示装置を製造
する際の接続工程を減少することができるので、接続処
理に於ける不良品の発生率が減少され、実装工程に於け
る製造歩留まりも向上する。また、製造工程の点でコス
トダウンを図ることができる。
【0036】請求項9の発明の表示装置の実装構造に於
いて、前記請求項1および3に記載された発明に於ける
表示パネルは一対の表示基板を有している。この一対の
表示基板の内で、少なくとも一方の表示基板の対向する
表示基板と重複する範囲に於いて、表示用電極の設置範
囲以外の残余の該重複する範囲及び前記周縁部に、前記
共通ラインの一部または全部が設けられている。つま
り、本発明に於いて、共通ラインが形成される領域は、
表示パネルの周縁部よりも拡大されている。これによ
り、本発明に於いて、請求項1の発明に関して説明した
作用と同様な作用を達成できるに加え、周縁部に形成さ
れる共通ラインの数を減少することができ、該周縁部の
面積を縮小することができる。これにより、表示装置の
小型化を図ることができる。また、共通ラインが形成さ
れる領域が表示パネルの周縁部よりも拡大されているの
で、共通ラインの配置密度を低くすることができ、共通
ライン間の短絡や絶縁不良などの発生を防止することが
でき、表示装置の信頼性を向上することができる。更
に、表示装置の生産効率の向上を併せて図ることができ
る。
【0037】更に、共通ラインが形成される領域が表示
パネルの周縁部よりも拡大されているので、共通ライン
の配線幅を広げ抵抗値を下げることにより、共通ライン
を伝送される信号の時間的遅延が減少される。これによ
り、前記伝送される信号が画像信号である場合、画像信
号にノイズが混入し、画像信号の波形が不所望に変形す
る事態を防止することができる。これにより、表示され
る画像に於いて不良が発生することを防止することがで
きる。
【0038】請求項10の発明の表示装置の実装方法
は、請求項1〜9のいずれかに記載の表示装置の実装構
造を得る実装方法であって、以下のように行われる。表
示パネルの周縁部の共通ラインおよびその他の端子に、
該表示パネルの駆動用回路素子をそれぞれ搭載している
複数の配線基板の対向する接続端子をそれぞれ位置合わ
せする。接続材を介して該複数の配線基板の接続端子を
該表示パネルの周縁部における該共通ライン及び他の接
続端子に接続する。該共通ラインが、該表示パネルある
いは該複数の配線基板と別個の配線基板に設けられてい
る場合、該複数の配線基板と該表示パネルとの間及び該
複数の配線基板と該別個の配線基板との間の各接続工程
が必要になる。本発明の実装方法に於いて、該複数の配
線基板と該別個の配線基板との間の接続工程が不必要に
なる。これにより、表示装置の実装工数が格段に削減さ
れ、表示装置の実装工程が簡略化される。
【0039】
【実施例】以下、本発明の表示装置の実装構造および実
装方法を実施例により詳細に説明する。
【0040】図1は、本発明の一実施例の液晶表示装置
21の斜視図であり、図2は液晶表示装置21のフレキ
シブル配線基板30付近の平面図であり、図3は、液晶
表示装置21のフレキシブル配線基板付近の分解図であ
り、図4は、図2の切断面線X4−X4から見た断面図
であり、図5は、図2の切断面線X5−X5から見た断
面図である。以下の説明に於いて、液晶表示装置21が
例示される。本発明の実施例は、液晶表示装置21に限
らず、前記EL表示装置あるいはプラズマ表示装置な
ど、マトリクス駆動される広範な種類の表示装置に対し
て、実施されるものである。
【0041】本実施例に於いて、液晶表示装置(以下、
表示装置)21は、相互に対向する表面に透明電極(図
示せず)がそれぞれ形成された一対のそれぞれ矩形状の
ガラス基板22、23の間に液晶(図示せず)を注入
し、周囲をシール材で封止して構成された表示パネル2
8を含んでいる。表示パネル28に備えられる各ガラス
基板22、23における前記透明電極配置領域が、画像
の表示が行われる表示部26として定められる。一方の
ガラス基板22における他方のガラス基板23との重畳
範囲以外の周縁部27に、この液晶表示装置21を駆動
するための駆動用の集積回路29、29aが搭載された
例として10個のフレキシブル配線基板30、30aが
取り付けられている。外周縁部27は、ガラス基板22
の相互に隣接する2つの辺に沿うL字状の領域である。
また、前記フレキシブル配線基板30、30aは、例と
してポリイミド樹脂やポリエステル樹脂などの電気絶縁
性材料からなる絶縁フィルム43を有する。この絶縁フ
ィルム43上に、後述する各種端子や配線などが形成さ
れている。
【0042】各フレキシブル配線基板30、30aに共
通に入力される信号あるいは電源を供給する共通ライン
31、31aが、周縁部27に於いて、周縁部27に於
ける複数のフレキシブル配線基板30の配置範囲に亘り
連続して形成されている。周縁部27上の共通ライン3
1、31aに、前記各フレキシブル配線基板30に共通
に供給される信号あるいは駆動用電源が、コントロール
基板32からコネクタ33を介して供給される。前記表
示パネル28、複数のフレキシブル配線基板30及びコ
ントロール基板32を含んで、前記表示装置21が構成
される。
【0043】図2乃至図5に示されるように、表示パネ
ル28のガラス基板22上に、例としてTa25などを
成膜して、絶縁膜34が形成される。絶縁膜34上に表
示部26内部のソース電極あるいはゲート電極などの成
膜時等に、周縁部27のほぼ全長に亘る長さで、複数の
前記共通ライン31が、ITO、Ta、Ti、Mo、C
u、Au、Al、Agペーストなどの材料から、単層あ
るいは多層で、膜厚50nm以上、線幅数μm〜数m
m、抵抗0.1Ω/□〜数100Ω/□で形成される。
共通ライン31が形成されているガラス基板22上に、
絶縁膜35がSiN、SiO2、Ta25或はポリイミ
ドなどの材料から、複数のスルーホール36を有するよ
うに形成されている。
【0044】また、絶縁膜35上に、表示部26内でマ
トリクス状に配列されている複数の画素において、例と
して各列毎の画素群にそれぞれ接続され、画素に向けて
略扇形に広がっている形状の複数の信号配線37と、周
縁部27上に於いて、相互に隣接するフレキシブル配線
基板30の相互に対向する端部付近の間に亘る長さを有
する信号用の中継共通ライン38と電源用の中継共通ラ
イン39とが形成されている。中継共通ライン38、3
9は、ITO、Ta、Ti、Mo、Cu、Au、Al、
Agペーストなどの材料から、単層あるいは多層で、膜
厚50nm以上、線幅数μm〜数mm、抵抗0.1Ω/
□〜数100Ω/□で形成される。中継共通ライン3
8、39は、図2及び図3に示されるように、周縁部2
7に於ける複数のフレキシブル配線基板30の配列方向
(図2及び図3の横方向)と垂直な方向に沿って配列さ
れている。各信号配線37の各端部には、矩形状の接続
部40が等ピッチでそれぞれ形成されている。各接続部
40は、ITO、Ta、Ti、Mo、Cu、Au、A
l、Agペーストなどの材料を単層で、あるいは多層
で、膜厚50nm以上、線幅数μm〜100μm、抵抗
0.1Ω/□〜数100Ω/□で形成される。複数の接
続部40は、前記配列方向に沿って配列されている。
【0045】ガラス基板22の周縁部27上に於いて、
一端が前記共通ライン31に、絶縁膜35のスルーホー
ル36を介して接続され、他端が周縁部27の端部に向
かって延びている複数の引き込みライン42が形成され
ている。各引き込みライン42の端部は、周縁部27上
で前記配列方向に沿って配列されている矩形状の接続部
41にそれぞれ接続される。このような、共通ライン3
1及び引き込みライン42などを被覆する絶縁膜63が
形成される。
【0046】一方、各フレキシブル配線基板30はそれ
ぞれ略矩形状に形成され、通常、TAB(Tape Automat
ed Bonding)基板と称されている。各フレキシブル配線
基板30は、柔軟性を有する基材43のガラス基板22
に対向する面上に、入力側の前記中継共通ライン38、
39にそれぞれ接続されている入力端子44、45を備
えている。これら入力端子44、45は、図2及び図3
に示されるように、各フレキシブル配線基板30の前記
配列方向に沿う一方端部において、前記配列方向と垂直
な方向に沿ってそれぞれ配列されている。
【0047】また、各フレキシブル配線基板30の前記
一方端部に隣接する端部であって、ガラス基板22に臨
む端部に於て、前記複数の接続部40とそれぞれ接続さ
れる複数の電極端子48が、前記配列方向に沿って配置
される。また、前記接続部41とそれぞれ接続される複
数の電極端子49が、やはり前記配列方向に沿って配列
される。各フレキシブル配線基板30に於て、前記配列
方向に沿って、前記入力端子44、45が設置されてい
る端部と反対側の端部に、前記入力端子44、45と同
一の配列状態で、入力端子44、45に入力される信号
と同種の信号が出力される出力端子46、47が、前記
配列方向と垂直な方向に沿って配列される。入力端子4
4、45及び出力端子46、47は、SnやAuメッキ
されたCuやアルミニウムなどの材料で、膜厚10〜6
0μm程度、線幅数μm〜数mmで形成される。
【0048】一方、各フレキシブル配線基板30の各端
部から離れた位置に、集積回路29を収納するために収
納孔50が形成され、各収納孔50内の集積回路29
は、例としてエポキシ樹脂などの保護樹脂層51で強固
に被覆される。集積回路29は、複数の電極バンプ52
を備えている。フレキシブル配線基板30に於て、前記
入力端子44、45、電極端子48、49及び出力端子
46、47と、集積回路29の対応する電極バンプ52
とをそれぞれ接続するための複数の接続配線53、54
及び55が形成される。前記入力端子44、電極端子4
8、49および出力端子46などの内、通常2カ所の位
置に、アライメントマーク100が形成される。
【0049】各フレキシブル配線基板30において、前
記入力端子45と出力端子47とを直接に接続する接続
配線56が形成され、接続配線56と集積回路29の対
応する電極バンプ52とを接続する分岐配線57が形成
される。また、入力端子44からフレキシブル配線基板
30に入力される信号には、隣接する他のフレキシブル
配線基板30に伝送すべき信号がある。このような伝送
を実行するために、伝送されるべき信号に対応する入力
用の接続配線53と出力用の接続配線101とを、集積
回路29の内部に於いて直接に接続する複数の内部配線
58が、集積回路29内に形成される。各フレキシブル
基板30に於て、接続配線56と一部の接続配線53と
に、信号調整用のチップコンデンサ60が接続される。
これにより、各フレキシブル基板30の集積回路29の
間の表示品位差を低減するようにしている。
【0050】このような表示パネル28と各フレキシブ
ル基板30との間の接続は、異方性導電膜59を用いて
行われる。
【0051】図6は本発明の一実施例の前記表示装置2
1の製造工程を示すフローチャートであり、図7は製造
工程を示す断面図である。
【0052】以下、本実施例の製造工程を前記各図を併
せて参照して説明する。表示パネル28への各フレキシ
ブル基板30の実装にあたっては、図6工程b1におい
て、表示パネル28の周縁部27に於て、予め定める複
数のフレキシブル基板30の接続箇所に前記異方性導電
膜59が貼り付けられあるいは塗布される。工程b2に
おいて、表示パネル28の周縁部27の予め定める複数
の位置に、各フレキシブル配線基板30をそれぞれ位置
合わせする。具体的には、表示パネル28の前記周縁部
27と複数のフレキシブル配線基板30とを対向させ
て、接続部40、41と電極端子48、49と、また一
つのフレキシブル配線基板30の前記配列方向両端に位
置する中継共通ライン38、39と入力及び出力端子4
4、45、46、47とを、各フレキシブル基板30毎
にそれぞれ1対1で位置合わせする。
【0053】そして、工程b3に於いて、前記位置合わ
せされた各フレキシブル配線基板30を搭載した表示パ
ネル28に対し、各フレキシブル配線基板30毎の表示
パネル28への接続領域をそれぞれ押圧する形状を有す
る図7に示される1つまたは複数の押圧部62を有する
熱圧着ヘッド61を用いて加熱する。この加熱によっ
て、図7に示すように、上記接続部40、41と電極端
子48、49とが、また一つのフレキシブル配線基板3
0の前記配列方向両端に位置する中継共通ライン38、
39と入力及び出力端子44、45、46、47とが、
異方導電膜59を介して熱圧着される。これにより、表
示パネル28へ複数のフレキシブル配線基板30を実装
する工程が終了する。
【0054】これにより、上記各接続部40、41、各
端子44、45、46、47、48、49及び中継共通
ライン38、39の各々対向する電極同士を一括して電
気的に接続することができる。
【0055】前述したような、表示装置21の構造、具
体的には、表示パネル28と各フレキシブル配線基板3
0とにおける接続端子44〜47が、表示パネル28に
於ける各フレキシブル基板30の各配列方向に平行に配
置されている接続端子と、前記配列方向と垂直方向に配
列されている接続端子とを含んでいることによって、全
ての接続端子44〜47が、配列方向に平行に配置され
ている場合よりも、各フレキシブル配線基板30の前記
配列方向に沿う大きさを、縮小できる場合があったり、
共通ラインの引き回し線の抵抗を下げて、良好な表示品
位を保つことができる。
【0056】また、前述したような表示パネル28の構
造によって、表示装置21の占有面積を格段に減少する
ことができる。なぜなら、表示パネル28及びフレキシ
ブル配線基板30に対して更に別個の配線基板を用い、
共通ライン31を前記別個の配線基板上に設ける図26
に示した従来技術と比べ、前記別個の配線基板を削減す
ることができるからである。
【0057】このようにして、本実施例において、表示
装置21が小型化、薄型化、かつ軽量化され、更に、構
成の小型化により外力の影響を受け難くなり、表示装置
21の信頼性を向上することができる。
【0058】なお、異方性導電膜59を設ける領域は、
各端子44、45、46、47、48、49を個別に被
覆し、それぞれ各端子44、45、46、47、48、
49の面積程度としても良いが、前記絶縁膜63の外側
全域に設けてもよい。また、異方性導電膜59に代え
て、半田や光硬化性樹脂、その他の接続材を用いてもよ
い。
【0059】このようにして、図1に示すように、液晶
表示装置21の一辺において、相互に同一の配線パター
ンを有し、例として液晶表示装置21の走査線駆動用の
複数のフレキシブル配線基板30aが表示パネル28に
接続される。さらに、液晶表示装置21の他の辺に於い
て、フレキシブル配線基板30aと異なる配線パターン
を有し、例として液晶表示装置21のデータ線駆動用の
フレキシブル配線基板30が、前記表示パネル28に接
続される。また、ガラス基板22の前記周縁部27の隅
部64に於いて、共通ライン31及び中継ライン38、
39に、液晶表示装置21を駆動するための信号を供給
するコントロール基板32をコネクタ33を介して接続
する。
【0060】液晶表示装置21の動作時には、上記コン
トロール基板32からコネクタ33を通して表示装置2
1の周縁部27の前記共通ライン31,31a及び中継
ライン38、38a、39に駆動用の信号が供給され
る。この信号は、図2及び図3に示す接続部41及び端
子44、45から、フレキシブル配線基板30の配線5
3、55を経て、集積回路29を駆動し、出力信号を配
線54及び端子48を通して、液晶表示装置21の画素
電極(図示せず)に供給される。これにより、液晶表示
装置21が駆動される。
【0061】また、前記駆動用の信号は、フレキシブル
配線基板30の入力端子44、接続配線53を経て分岐
され、集積回路29の下部配線あるいは内部配線58、
接続配線101、出力端子46及び中継ライン38を経
て、該フレキシブル配線基板30に隣接するフレキシブ
ル配線基板30の入力端子44に供給される。そして、
上記入力端子44から該隣接するフレキシブル配線基板
30の接続配線53を経て、駆動用の集積回路29に入
力される。この駆動用の集積回路29が出力した信号
は、フレキシブル配線基板30の出力端子48、周縁部
27の接続部40を経て、表示パネル28の表示部26
内部へ供給される。
【0062】このようにして、液晶表示装置21の周縁
部27の1つの辺に実装されている複数のフレキシブル
配線基板30にそれぞれ対応する接続部40に、上記駆
動用の信号が供給される。液晶表示装置の他の1つの辺
に実装されているフレキシブル配線基板30a(図1参
照)に対応する接続部40に対しても、同様にして上記
駆動用の信号が供給される。
【0063】この液晶表示装置21に於いて、従来の液
晶表示装置1の側方に配置されていた共通配線基板10
(図26、図27参照)を省略しているので、液晶表示
装置21のサイズを小さくすることができ、液晶表示装
置21の薄型化、軽量化を図ることができ、コストダウ
ンをも図ることができる。
【0064】しかも、液晶表示装置21の周縁部27の
中継ライン38、39とフレキシブル配線基板30の入
力端子44、45との接続、フレキシブル配線基板30
の出力端子46、47と中継ライン38、39との接
続、及び接続部40、41とフレキシブル配線基板30
の電極端子48、49との接続は、異方性導電膜59を
介して一括して行われる。従って、液晶表示装置21を
製造する際の接続工程を減少することができるので、接
続処理に於ける不良品の発生率が減少され、実装工程に
於ける製造歩留まりも向上する。また、製造工程の点で
コストダウンを図ることができる。
【0065】また、本実施例に於いて、従来技術に於け
る共通配線基板は採用されておらず、フレキシブル配線
基板30と該共通配線基板との接続工程は行われない。
従って、従来に比して製造工数を減少させることがで
き、コストを低下させることができる。また、部品点数
を削減しているので、液晶表示装置21の信頼性を格段
に向上することができる。
【0066】本実施例に於いて、各フレキシブル配線基
板30を順次的に伝送される信号は、中継共通ライン3
8、39と、各フレキシブル配線基板30内の接続配線
56とを介して伝送される。従って、表示パネル28の
周縁部27で薄膜技術を用いて作成される共通ライン3
1のみを用いて前記信号を伝送する場合よりも、信号の
伝送に伴う配線抵抗を減少することができる。また、フ
レキシブル配線基板30の入力端子44、45、出力端
子46、47、及び電極端子48、49の線幅を増大で
き、また表示パネル28の中継共通ライン38、39、
接続部40、41の線幅を増大することができる。これ
により、表示パネル28に各フレキシブル配線基板30
を実装した場合の接続抵抗を減少することができる。
【0067】また、本実施例のフレキシブル配線基板3
0に於いて、前記入力端子44、45が形成されている
側の表面に電気絶縁性を有する樹脂を接続端子部を除き
部分的に塗布して絶縁被膜を形成して、複数の入力端子
44、45、端子48、49、接続配線53、54、5
5、101、56及び出力端子46、47の相互の電気
的絶縁に関する信頼性を増大するようにしてもよい。
【0068】図8は、本発明の液晶表示装置21に用い
られる前記実施例に於けるフレキシブル配線基板30の
変形例であるフレキシブル配線基板30bの平面図であ
る。この変形例のフレキシブル配線基板30bに於い
て、前記実施例のフレキシブル配線基板30の絶縁フィ
ルム43の表示パネル28に対向する辺の両端の隅部が
切り欠かれて切り欠き部66が形成されている。
【0069】フレキシブル配線基板30bに形成されて
いる前記複数の入力端子44の内で、例として該入力端
子44に入力される信号が、該フレキシブル配線基板3
0に搭載された集積回路29に入力されるべき第1の種
類の信号であれば、この第1の種類の信号は、入力端子
44aから接続配線53を通って集積回路29に入力さ
れる。この信号は、集積回路29の内部で処理されて、
別の波形信号を出力して、接続配線55を通って端子4
6aを通り、隣接するフレキシブル配線基板30へ信号
が送られる構造とする。前記入力される信号が、例とし
て集積回路29に入力されると共に、隣接する他のフレ
キシブル配線基板30に、信号波形を変えることなく伝
送されるべき第2の種類の信号であれば、この第2の種
類の信号が入力される入力端子44bは、集積回路29
と前記接続配線53で接続されると共に、入力端子44
bに対応する出力端子46bと接続配線56で直接に接
続される。
【0070】前記入力される信号が、例として集積回路
29に入力されることなく隣接する他のフレキシブル配
線基板30や、あるいはパネル上の他の電極(例として
コモン電極)に伝送されるべき第3の種類の信号であれ
ば、この第3の種類の信号が入力される入力端子44c
は、該入力端子44cに対応する出力端子46cと接続
配線56で直接に接続される。前記入力端子45は、接
続配線56で、入力端子45に対応する出力端子47に
接続されると共に、該接続配線56の一部は、分岐配線
57で集積回路29に接続される。
【0071】このようなフレキシブル配線基板30b
は、前記実施例の実装工程と同様な実装工程で、表示パ
ネル28に実装される。このとき、表示パネル28上に
実装されている隣接している複数のフレキシブル配線基
板30bの間で、前記切り欠き部66による隙間が形成
される。この隙間から、図8に示されるように、入力端
子44b、44cの一部、接続配線56の一部及び出力
端子46b、46cの一部が外部に露出している。従っ
て、このフレキシブル配線基板30bを用いる場合、前
記隙間を例としてパネル側にSiNやポリイミドなどの
材料からなる絶縁膜で被覆する。なお、切り欠き部66
は形成しなくてもよい。
【0072】図9は、本発明の第2の実施例の液晶表示
装置21aの斜視図であり、図10は、本実施例を少し
変形させた場合の断面図である。本実施例の液晶表示装
置21aは、前記第1の実施例の液晶表示装置21に類
似し、対応する部分には、同一の参照符号を付す。この
第2実施例に於いて、上記複数のフレキシブル配線基板
30、30aを表示パネル28の周縁部27に位置合わ
せして仮止めした後、各フレキシブル配線基板30、3
0aに於いて、表示パネル28の周縁部27から外方へ
はみ出す部分を、図9に示すように、表示パネル28の
周縁部27を巻回して折り曲げている。この折り曲げ処
理によって、液晶表示装置21の表示パネル28は、各
フレキシブル配線基板30、30aによって、その周縁
部27に於いて挟まれている構造を有している。
【0073】これにより、各フレキシブル配線基板3
0、30aの前記折り曲げ分だけ、液晶表示装置21a
のサイズをさらに小さくすることができる。
【0074】本実施例の構成を変形して、図10に示さ
れるように、フレキシブル基板30、30aを表示パネ
ル28の周縁部27に位置合わせして仮止めした後、断
面がU字状の形状記憶合金または形状記憶樹脂からなる
クリップ67を用いて、前述のように折り曲げられてい
るフレキシブル配線基板30の外周側から、表示パネル
28をその周縁部27に於いて挟んで、中継ライン3
8、39及び接続部40、41と、これらに対応する入
力端子44、45、出力端子46、47及び端子48、
49とを、相互に圧接することにより本接続してもよ
い。これにより、表示パネル28とフレキシブル配線基
板30との各接続用端子同士が簡単に、かつ強固に接続
される。また、このとき、前記クリップ67が直接当接
して集積回路29を破壊することを避けるため、ガラス
基板22の下面と前記クリップ67との間隔を所定の距
離に定めるようにスペーサ200が装着されても良い。
【0075】本実施例に於いて、前記実施例で説明した
効果と同様な効果を達成することができると共に、表示
パネル28と複数のフレキシブル配線基板30とは、強
固に接着されておらず、単に圧接されているだけなの
で、組立後に集積回路29に静電気破壊などの異常が発
生しても、フレキシブル配線基板30毎に容易に交換す
ることができる。
【0076】図11は、本発明の第3の実施例の液晶表
示装置21bの平面図であり、図12は図11の切断面
線X12−X12から見た断面図であり、図13は図1
1の切断面線X13−X13から見た断面図である。本
実施例は、前記第1実施例に類似し、対応する部分には
同一の参照符号を付す。
【0077】本実施例の第1の注目すべき点は、前記第
1の実施例の表示パネル28上に共通ライン31を形成
していないことである。従って、表示パネル28上に実
装される複数のフレキシブル配線基板30の間で相互に
伝送されるべき信号は、表示パネル28上に形成される
複数の中継ライン38、39と、各フレキシブル配線基
板30に於ける複数の入力端子44、45及び複数の出
力端子46、47とによって、伝送される。
【0078】これにより、前記第1の実施例のような、
共通ライン31と表示パネル28の内部に延びている信
号配線37とが交差する配線構造を無くすることができ
る。従って、表示パネル28上に於いて、前記共通ライ
ン31と信号配線37とが、前記絶縁膜35を挟んで部
分的に積層される構造を省略することができ、共通ライ
ン31の膜厚による段差によって、前記信号配線37が
接続不良や断線などを発生する事態、あるいは、共通ラ
イン31と信号配線37との間の短絡の発生を防止する
ことができ、また、共通ライン31が無くなる分、表示
パネル28の図1に示す周縁部27の面積を小さくし、
ガラス基板22の小型化が図れる。従って、定尺の大サ
イズの基板から複数のガラス基板22を切り出す場合な
ど、得られるガラス基板22の数を増大することがで
き、コストダウンを図ることができる。
【0079】本実施例の第2の注目すべき点は、各フレ
キシブル配線基板30に於いて、入力端子44、45か
ら出力端子46、47に伝送される全ての信号が、集積
回路29の内部を概ね直線で通過するようにしたことで
ある。即ち、各フレキシブル配線基板30の全ての入力
端子44、45は、複数の接続配線53aによって、集
積回路29の入力用の端子68にそれぞれ接続されてい
る。各フレキシブル配線基板30に於いて、搭載されて
いる集積回路29の出力用の端子68は、複数の接続配
線55aによって全ての出力端子46、47に接続され
ている。
【0080】従って、前記入力端子44、45と出力端
子46、47とを直接に接続するために、各フレキシブ
ル配線基板30上に、集積回路29より外側の領域(寸
法d1で示される部分)に引き回して形成される複数の
接続配線を省略することができ、前記寸法d1に相当す
る前記外側の領域の面積を小さくすることができる。ま
た、これにより、各フレキシブル配線基板30を小さく
低コスト化でき、よって、液晶表示装置の小型化と低コ
スト化とを実現できる。
【0081】本実施例の第3の注目すべき点は、前記第
1の実施例に於ける入力端子44、45、出力端子4
6、47及び電極端子49が、表示パネル28に於ける
引き込みライン42が配列されている第1の方向(図2
及び図11の上下方向)と垂直な第2の方向(図2及び
図11の左右方向)に沿って配列されていることであ
る。これにより、前記第1実施例のように電極端子49
を第1の方向に沿って配列する場合と比較し、各フレキ
シブル配線基板30の前記第1の方向に沿う長さを短縮
することができる場合がある。また、共通ライン31を
介して信号ラインを引き回すよりも、配線抵抗を低下す
ることができる。
【0082】なお、本実施例の変形例として、中継ライ
ン38の内、少なくとも1本は、複数のフレキシブル配
線基板30に亘ってガラス基板22上に直線状に形成さ
れるようにしてもよい。このような少なくとも一本の中
継ライン38は、例として絶縁膜34上に形成され、少
なくとも一本の中継ライン38上に絶縁膜を形成し、そ
の上に前記信号配線37を形成してもよく、或いは、絶
縁膜34上に形成された信号配線37を新たな絶縁膜で
被覆し、その新たな絶縁膜上に前記少なくとも一本の中
継ライン38を形成するようにしても良い。この時、中
継ライン38は、入力端子44に相当する箇所、あるい
は入力端子44と出力端子46とに相当する箇所に透孔
を有する絶縁膜で更に被覆される。
【0083】このような変形例に於いて、第1の実施例
に比べ、引き込み配線42が省略された分、共通ライン
31を設けるよりも配線抵抗を低下させることができ
る。また、本変形例に於いて、前記少なくとも一本の中
継ライン38がフレキシブル配線基板30とガラス基板
22との間に設けられた構造が実現される。これによ
り、同じく第1の実施例よりも表示パネルのサイズを小
さくできる。これにより、表示パネル28の製造コスト
を削減できる場合がある。
【0084】本変形例に於いて、前記少なくとも一本の
中継ライン38に対応する入力端子44と接続配線53
aとの配線の組、或いは出力端子46と接続配線55a
との配線の組のいずれか一方の組を省略してフレキシブ
ル配線基板30の簡素化を図っても良い。或いは、前記
少なくとも一本の中継ライン38に対応する入力端子4
4と接続配線53aとの配線の組、および出力端子46
と接続配線55aとの配線の組をそのまま残せば、表示
パネル22上の前記少なくとも一本の中継ライン38
と、フレキシブル配線基板30に於ける入力端子44、
接続配線53a、下部配線58、接続配線55a、およ
び出力端子46とからなるラインとの両方を同一信号が
伝送されることになり、この信号の伝送に関して配線抵
抗を下げることができる。
【0085】図14は、本発明の第4の実施例の液晶表
示装置21cの平面図であり、図15は図14の切断面
線X15−X15から見た断面図である。本実施例は、
前記第3実施例に類似し、対応する部分には同一の参照
符号を付す。
【0086】本実施例の注目すべき点は、前記第3実施
例の構成に於いて、各フレキシブル配線基板30の全て
の入力端子44、45及び全ての出力端子46、47を
個別にかつ直接に接続する複数の接続配線69を形成し
たことである。接続配線69は、SnやAuメッキした
Cuなどの材料で形成されている。各接続配線69の一
端は、各入力端子44、45にそれぞれ接続され、他端
は各出力端子46、47にそれぞれ接続される。各接続
配線69の中間部は、フレキシブル配線基板30に於い
て、搭載される集積回路29がフレキシブル配線基板3
0の基材43に形成されている孔50付近の位置にボン
ディングで固定され、保護樹脂51で被覆されている。
各接続配線69には、集積回路29の直下の位置に於い
て、集積回路29の複数の電極バンプ52と接続される
接続部70が形成される。
【0087】本実施例に於いて、前記各実施例で述べた
効果と同様な効果を達成することができる。更に、本実
施例に於いて、前記第3実施例に用いられていた集積回
路29の信号伝送用の内部配線58を省略することがで
きるので、集積回路29の内部構成の簡略化を図ること
ができ、集積回路29の小型化、ひいては低コスト化を
図ることができる。これにより、液晶表示装置21cの
構成の小型化および低コスト化を図ることができる。
【0088】図16は、本実施例の第1の変形例の構成
を示す断面図であり、表示パネル28の前記図15に対
応する切断位置に於ける断面図である。図16に示すよ
うに、フレキシブル配線基板30に搭載される集積回路
29を、フレキシブル配線基板30に於いて接続配線6
9が形成されている側に配置するようにしてもよい。こ
のような変形例に於いても、本実施例の効果を達成する
ことができる。
【0089】図17は、本実施例の第2の変形例の構成
を示す断面図であり、表示パネル28の前記図15に対
応する切断位置に於ける断面図である。図17に示すよ
うに、本変形例のフレキシブル配線基板30aに於い
て、前記孔50は形成されていない。従って、本変形例
のフレキシブル配線基板30aに於いて、接続配線69
は、フレキシブル配線基板30aの基材43上に形成さ
れる。また、搭載される集積回路29は、フレキシブル
配線基板30aに於いて、基材43上に配置され、例と
して、フレキシブル配線基板30aの接続配線69が形
成されている側に配置する。このような変形例に於いて
も、本実施例の効果を達成することができる。
【0090】図18は、本発明の第5の実施例の液晶表
示装置21dの平面図であり、図19は図18の切断面
線X19−X19から見た断面図である。本実施例は、
前記第3実施例に類似し、対応する部分には同一の参照
符号を付す。
【0091】本実施例に於いて、各フレキシブル配線基
板30には、前記孔50が形成され、搭載されるべき集
積回路29が、該孔50に収納され、保護樹脂層51に
よって補強されてフレキシブル配線基板30の基材43
に固定されている。該基材43の一方の表面に、前記入
力端子44、45と出力端子46、47とが形成され
る。基材43上に、前記孔50を回避する配線状態で、
かつ前記入力端子44、45と出力端子46、47とを
直接に接続する複数の接続配線71が形成される。接続
配線71は、SnやAuメッキしたCuなどの材料で形
成されている。電源ラインに相当する接続配線71など
の所定の接続配線71には、前記チップコンデンサ60
が接続される。
【0092】前記接続配線71の内、出力端子46、4
7に接続されると共に、集積回路29の電極バンプ52
に接続されるべきものがある。接続配線71と集積回路
29との接続のために、接続配線71と集積回路29の
電極バンプ52とを接続する複数の接続ライン72を基
材43上に形成する。具体的には、少なくとも各接続ラ
イン72を被覆する領域に、絶縁膜73が形成される。
該絶縁膜73には、各接続ライン72に相当する位置に
スルーホール74がそれぞれ形成される。この絶縁膜7
3上の領域と基材43上の領域とに亘る範囲に、前記複
数の接続配線71が形成される。各接続配線71は、前
記絶縁膜73のスルーホール74を介して、対応する接
続ライン72に電気的に接続される。このような実施例
に於いても、前記各実施例で述べた効果と同様な効果を
達成することができる。
【0093】とりわけ、前記接続配線71と接続ライン
72とを積層構造としたので、フレキシブル配線基板3
0に於ける配線密度を増大することができ、フレキシブ
ル配線基板30の小型化を図ることができる。
【0094】図20は、本発明の第6の実施例の液晶表
示装置21eの平面図であり、図21は図20の切断面
線X21−X21から見た断面図である。本実施例は、
前記第5実施例に類似し、対応する部分には同一の参照
符号を付す。
【0095】本実施例で用いられる複数のフレキシブル
配線基板30の基材43の一方の表面に、前記複数の入
力端子44、45が形成される。前記一方の表面に、一
端が前記入力端子44、45に接続され、前記第2の方
向(図20の左右方向)に沿って延び、他端が集積回路
29の第1の方向(図20の上下方向)の延長上に位置
する複数の接続配線75と、各接続配線75の各他端か
ら集積回路29の各電極バンプ52に向かってそれぞれ
延びる複数の接続ライン72とが形成される。また、前
記一方表面上に複数の出力端子46、47と、一端が前
記出力端子46、47に接続され、前記第2の方向(図
20の左右方向)に沿って延び、他端が集積回路29の
第1の方向(図20の上下方向)に沿う延長上に位置す
る複数の接続配線76とが形成されている。
【0096】フレキシブル配線基板30に於いて、前記
接続配線75、76の前記他端に相当する各位置にスル
ーホール78がそれぞれ形成されている。フレキシブル
配線基板30の前記接続配線75が形成されている表面
と反対側の表面に於いて、信号の入力側の各接続配線7
5に対応する各スルーホール78と、信号の出力側の各
接続配線76に対応する各スルーホール78間に個別に
バイパス配線77が形成される。バイパス配線77は、
SnやAuメッキしたCuなどの材料で形成されてい
る。各バイパス配線77の一端は、信号の入力側のスル
ーホール78を介して接続配線75の前記他端と接続さ
れ、各バイパス配線77の他端は、信号の出力側のスル
ーホール78を介して接続配線76の前記他端に接続さ
れる。
【0097】このような実施例に於いても、前記各実施
例で述べた効果と同様な効果を達成することができる。
とりわけ、本実施例に於いて、前記接続配線75、76
及び接続ライン78と前記バイパス配線77とを、基材
43の両表面に分離し、相互に重畳して形成するように
している。従って、フレキシブル配線基板30の前記両
表面に於ける配線密度を増大することができ、フレキシ
ブル配線基板30の小型化及び液晶表示装置21eの小
型化を図ることができる。
【0098】図22は、本発明の第7の実施例の液晶表
示装置21fの断面図であり、図23は液晶表示装置2
1fの平面図である。本実施例は、前記第1実施例に類
似し、対応する部分には同一の参照符号を付す。
【0099】本実施例を、液晶表示装置21fがアクテ
ィブマトリクス駆動方式である場合として説明する。本
実施例の液晶表示装置21fは、一対のガラス基板2
2、23を備え、ガラス基板22上にはマトリクス状に
配列された複数の絵素電極79が形成され、ガラス基板
23上には絵素電極79と対向する対向電極80が形成
される。ガラス基板22、23に於いて、絵素電極79
群及び対向電極80の重畳する領域が表示部26を構成
する。ガラス基板22、23の間に液晶層82が注入さ
れ、表示部26の周辺はシール材25によって封止され
る。
【0100】本実施例の液晶表示装置21fに於いて、
ガラス基板22上で前記シール材25よりも外方の領
域、シール材25で被覆されている領域、及びシール材
25よりも内方でしかも前記表示部26以外の残余の領
域からなる領域の全体に亘って、前記複数の共通ライン
31、31bが形成されている。これらの共通ライン3
1およびシール材25よりも内方側に配置されている共
通ライン31bは、周知の配向膜や保護膜(パッシベー
ション膜)などの絶縁膜83で被覆されている。
【0101】本実施例に於いて、共通ライン31が形成
される領域が、表示パネル28の周縁部27よりも拡大
されている。これにより、前記周縁部27の面積を縮小
することができ、液晶表示装置21fの小型化を図るこ
とができる。あるいは、共通ライン31の配置密度を低
くすることができ、共通ライン31間の短絡や絶縁不良
などの発生を防止することができ、液晶表示装置21f
の信頼性を向上することができる。更に、液晶表示装置
21fの生産効率の向上を併せて図ることができる。
【0102】また、共通ライン31の一部31bが、対
向電極80の領域を除いて、表示パネル28のシール材
25よりも内方を利用して配置され、共通ライン31の
配線幅を広げ抵抗を下げることにより、該共通ライン3
1を伝送される信号の時間的遅延が減少される。これに
より、前記伝送される信号が画像信号である場合、画像
信号にノイズが混入し、画像信号の波形が不所望に変形
する事態を防止することができる。これにより、表示さ
れる画像に於いて不良が発生することを防止することが
できる。
【0103】図24は、本発明の第8の実施例の液晶表
示装置21gの断面図であり、図25は液晶表示装置2
1gの平面図である。本実施例は、前記第7実施例に類
似し、対応する部分には同一の参照符号を付す。
【0104】本実施例の液晶表示装置21gは、前記液
晶表示装置21fの構成とほぼ同一の構成を有する。本
実施例の特徴は、共通ライン31、31cの配置状態で
ある。本実施例の液晶表示装置21gに於いて、ガラス
基板22上で前記シール材25よりも外方の領域、シー
ル材25で被覆されている領域、及びシール材25より
も内方でしかも前記表示部26の周縁部付近からなる領
域の全体に亘って、前記複数の共通ライン31、31a
が形成されている。これらの共通ライン31、31cの
内、一部の共通ライン31cとして、クロック信号など
対向電極80のノイズを拾い難い信号が伝送される信号
線のみが対向電極80の下に配置され、共通ライン3
1、31cは、周知の配向膜や保護膜(パッシベーショ
ン膜)などの絶縁膜83で被覆されている。
【0105】前記共通ライン31の配置領域の内、シー
ル材25よりも内方でしかも前記表示部26の周縁部付
近の領域は、以下のように規定される。液晶表示装置2
1gを、例としてコンピュータなどの表示装置として用
いた場合、表示パネル28に於いて、表示部26に含ま
れ、かつ表示部26の周縁部付近の領域は、液晶表示装
置21gをコンピュータなどに取り付けるケースなどの
影響などによって、表示している画像を外部から視認で
きない場合がある。このように、前記表示部26の周縁
部付近は、表示部26に含まれているが、実質的に表示
に寄与しない場合がある。このような場合、前記表示部
26の周縁部付近に共通ライン31を形成しても、外部
から視認される表示画像には、何等影響を与えない。
【0106】従って、前記の場合、ガラス基板22上に
共通ライン31を形成することができる。このような実
施例に於いても、前記第7実施例で述べた効果と同様な
効果を達成することができる。更に、対向電極80の下
に共通ライン31cを形成したことで、表示パネル22
のサイズを小さくすることができる。
【0107】本発明に於いて、表示パネル28とフレキ
シブル配線基板30とを電気的に接続する接続材は、異
方性導電膜59に限定されるものではない。半田、光硬
化樹脂を用いる接続方式や、クリップ圧接方式など、異
方性導電膜59以外の接続技術を用いるようにしてもよ
い。
【0108】
【発明の効果】本発明を用いることにより、下記の効果
を奏することができる。
【0109】(1) 集積回路への入力信号用共通ライン
を形成していた回路基板が不要となるので、材料原価を
低減し、表示パネルを薄型化、軽量化、コンパクト化を
達成することができる。また、接続工程数が低減される
ことにより、不良発生率が低減され、実装工程の歩留り
も向上する。
【0110】(2) フレキシブル配線基板の入出力用電
極端子が表示パネルの電極端子と一括接続されることか
ら、実装工数も大幅に低減でき、コストダウンが可能と
なる。 (3) 表示パネル周縁部に於いて、配線基板と
その隣接する配線基板間に入力信号用或は電源用共通ラ
インを形成し、配線基板内を、その入力信号がバイパス
するようにしたことにより、表示パネル周縁部両端に接
続される配線基板間の配線抵抗が減少し、更に配線基板
と表示パネルの電極端子の接続幅の増大により、接続抵
抗が減少する。
【0111】(4) 一部の入力信号用共通ラインを、対
向電極外に形成することにより、信号の遅延時間が減少
する。以上のことから、画像の表示の際の不良を防止
し、表示品位が良好で、コンパクトな構成の液晶表示装
置が可能となる。
【0112】(5) 本実装方式に用いる接続方法は、異
方性導電膜が主流であり、本実施例における接続材とし
て異方性導電膜を用いる場合、新たな接続材の開発が不
要であり、ノウハウも活用でき、従来の製造装置を転用
し易く、設備投資も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の液晶表示装置21の斜視図
である。
【図2】液晶表示装置21のフレキシブル配線基板付近
の平面図である。
【図3】液晶表示装置21のフレキシブル配線基板付近
の分解斜視図である。
【図4】図2の切断面線X4−X4から見た断面図であ
る。
【図5】図2の切断面線X5−X5から見た断面図であ
る。
【図6】本発明の一実施例の表示装置21の製造工程を
示すフローチャートである。
【図7】本実施例の製造工程を示す断面図である。
【図8】図8は、本発明の液晶表示装置21に用いられ
る前記実施例に於けるフレキシブル配線基板30の変形
例であるフレキシブル配線基板30aの平面図である。
【図9】本発明の第2の実施例の液晶表示装置21aの
斜視図である。
【図10】本実施例の変形例の断面図である。
【図11】本発明の第3の実施例の液晶表示装置21b
の平面図である。
【図12】図11の切断面線X12−X12から見た断
面図である。
【図13】図11の切断面線X13−X13から見た断
面図である。
【図14】本発明の第4の実施例の液晶表示装置21c
の平面図である。
【図15】図14の切断面線X15−X15から見た断
面図である。
【図16】本実施例の第1の変形例の構成を示す断面図
である。
【図17】本実施例の第2の変形例の構成を示す断面図
である。
【図18】本発明の第5の実施例の液晶表示装置21d
の平面図である。
【図19】図18の切断面線X19−X19から見た断
面図である。
【図20】本発明の第6の実施例の液晶表示装置21e
の平面図である。
【図21】図20の切断面線X21−X21から見た断
面図である。
【図22】本発明の第7の実施例の液晶表示装置21f
の断面図である。
【図23】液晶表示装置21fの平面図である。
【図24】本発明の第8の実施例の液晶表示装置21g
の断面図である。
【図25】液晶表示装置21gの平面図である。
【図26】従来技術の液晶表示装置1の斜視図である。
【図27】図26の切断面線X27−X27から見た断
面図である。
【図28】従来技術の表示装置1の製造工程を示す工程
図である。
【符号の説明】
21、21a、21b、21c、21d、21e、21
f、21g 液晶表示装置 22、23 ガラス基板 25 シール材 26 表示部 27 周縁部 28 表示パネル 29 集積回路 30、30a、30b フレキシブル配線基板 31、31a、31b 共通ライン 34、35、63、73、83 絶縁膜 36 スルーホール 37 信号配線 38、38a、39 中継共通ライン 40、41、70 接続部 44、45 入力端子 46、47 出力端子 48、49 電極端子 51 保護樹脂層 53〜63、66、67、69、71 接続配線 57 分岐配線 58 内部配線 59 異方性導電膜 72 接続ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−231814(JP,A) 特開 平3−239284(JP,A) 特開 平4−489(JP,A) 特開 昭59−7393(JP,A) 実開 昭63−2980(JP,U) 実開 昭63−98581(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/00 G02F 1/1343,1/1345,1/135 G02F 1/136,1/1365,1/1368

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部を有する表示パネルと、該表示パ
    ネルの該周縁部において、該周縁部に沿ってそれぞれ配
    列され、それぞれに表示パネルの駆動用回路素子が搭載
    された複数の配線基板とを備えた表示装置の実装構造で
    あって、 各配線基板は、絶縁基板と、該絶縁基板における該配列
    方向の一方の端部付近において、該配列方向と交差する
    方向に沿って配列された複数の入力端子および該絶縁基
    板における該配列方向の他方の端部付近において、該配
    列方向と交差する方向に沿って配列された複数の出力端
    子と、各入力端子および各入力端子に対応する各出力端
    子を相互に導通させるとともに、各入力端子および各出
    力端子を該駆動用回路素子にそれぞれ電気的に接続する
    複数の接続配線とをそれぞれ備え、 該表示パネルは、その周縁部において相互に隣接する一
    対の配線基板の一方に設けられた各入力端子と各入力端
    子に対応する他方の配線基板の各出力端子とをそれぞれ
    相互に接続するように、一対の配線基板間に亘ってそれ
    ぞれ形成された複数の中継共通ラインを備え、 該表示パネル上の各中継共通ラインが、各配線基板にお
    ける入力端子および出力端子と、それぞれ同一の接続材
    を用いて接続されている、表示装置の実装構造。
  2. 【請求項2】 周縁部を有する表示パネルと、該表示パ
    ネルの該周縁部において、該周縁部に沿ってそれぞれ配
    列され、それぞれに表示パネルの駆動用回路素子が搭載
    された複数の配線基板とを備えた表示装置の実装構造で
    あって、 各配線基板は、絶縁基板と、該絶縁基板における該配列
    方向の一方の端部付近において、該配列方向と交差する
    方向に沿って配列されてそれぞれが配列方向に沿った帯
    状の複数の入力端子および該絶縁基板における該配列方
    向の他方の端部付近において、該配列方向と交差する方
    向に沿って配列されてそれぞれが配列方向に沿った帯状
    の複数の出力端子と、各入力端子および各入力端子に対
    応する各出力端子を相互に導通させるとともに、各入力
    端子および各出力端子を該駆動用回路素子にそれぞれ電
    気的に接続する複数の接続配線とをそれぞれ備え、 該表示パネルは、その周縁部において相互に隣接する一
    対の配線基板の一方に設けられた各入力端子と各入力端
    子に対応する他方の配線基板の各出力端子とをそれぞれ
    相互に接続するように、一対の配線基板間に亘ってそれ
    ぞれ形成された複数の中継共通ラインを備え、 該表示パネル上の各中継共通ラインが、各配線基板にお
    ける入力端子および出力端子と、それぞれ同一の接続材
    を用いて接続されている、表示装置の実装構造。
  3. 【請求項3】 周縁部を有する表示パネルと、該表示パ
    ネルの該周縁部において、該周縁部に沿ってそれぞれ配
    列され、それぞれに表示パネルの駆動用回路素子が搭載
    された複数の配線基板とを備えた表示装置の実装構造で
    あって、 各配線基板は、絶縁基板と、該絶縁基板における該配列
    方向の一方の端部付近において、該配列方向と交差する
    方向に沿って配列された複数の入力端子および該絶縁基
    板における該配列方向の他方の端部付近において、該配
    列方向と交差する方向に沿って配列された複数の出力端
    子と、該絶縁基板上における該配列方向に沿った周縁部
    に、その周縁部に沿って配列された複数の電極端子と、
    各入力端子および各入力端子に対応する各出力端子を相
    互に導通させるとともに、各入力端子、各出力端子およ
    び各電極端子を該駆動用回路素子にそれぞれ電気的に接
    続する複数の接続配線とをそれぞれ備え、 該表示パネルは、その周縁部において相互に隣接する一
    対の配線基板の一方に設けられた各入力端子と各入力端
    子に対応する他方の配線基板の各出力端子とをそれぞれ
    相互に接続するように、一対の配線基板間に亘ってそれ
    ぞれ形成された複数の中継共通ラインと、各配線基板に
    設けられた電極端子とそれぞれ接続されるように、その
    周縁部に該配列方向に沿ってそれぞれ設けられた複数の
    第2の共通ラインとを備え、 該表示パネル上の各中継共通ラインおよび各第2の共通
    ラインが、各配線基板における入力端子、出力端子、お
    よび各電極端子と、それぞれ同一の接続材を用いて接続
    されている、表示装置の実装構造。
  4. 【請求項4】 前記複数の接続配線には、前記絶縁基板
    の各端部付近それぞれに設けられた対応する入力端子お
    よび出力端子同士をそれぞれ直接接続する第1接続配線
    が含まれている請求項1〜3のいずれかに記載の表示装
    置の実装構造。
  5. 【請求項5】 前記複数の接続配線には、前記絶縁基板
    の一方の端部付近に設けられた入力端子と駆動用回路素
    子とを接続する第2接続配線と、前記絶縁基板の他方の
    端部に設けられた出力端子と駆動用回路素子とを接続す
    る第3接続配線と、対応する第2接続配線および第3接
    続配線同士を前記駆動用回路素子内に形成された内部配
    線とを含む請求項1〜3のいずれかに記載の表示装置の
    実装構造。
  6. 【請求項6】 前記接続配線は、各配線基板における絶
    縁基板の両面にわたって設けられている請求項1〜3の
    いずれかに記載の表示装置の実装構造。
  7. 【請求項7】 前記第1接続配線は、前記絶縁基板上で
    あって、該絶縁基板と駆動用回路素子との間を通過する
    ように設けられている請求項4に記載の表示装置の実装
    構造。
  8. 【請求項8】 前記接続材は、異方性導電膜である請求
    項1〜3のいずれかに記載の表示装置の実装構造。
  9. 【請求項9】 前記表示パネルは、相互に対向する面に
    おける相互に重複する範囲に表示用電極がそれぞれ設け
    られた光透過性を有する一対の表示基板を有し、一方の
    表示基板における表示用電極の設置範囲以外の残余の範
    囲が前記表示パネルの前記周縁部になっている請求項1
    〜3のいずれかに記載の表示装置の実装構造。
  10. 【請求項10】 請求項1〜3の何れかに記載の表示パ
    ネルの実装構造を得るために実施されてる表示パネルの
    実装方法であって、 前記表示パネルの周縁部に、前記各配線基板をそれぞれ
    該周縁部に沿って配列して位置合わせする工程と、 各配線基板のそれぞれの入力端子および出力端子を、同
    一の接続材を介して、表示パネルの前記中継共通ライン
    に一括して接続する工程と、 を包含する表示パネルの実装方法。
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