JP3321925B2 - 液晶表示装置、半導体チップの実装構造、電子光学装置および電子印字装置 - Google Patents

液晶表示装置、半導体チップの実装構造、電子光学装置および電子印字装置

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JP3321925B2
JP3321925B2 JP22362393A JP22362393A JP3321925B2 JP 3321925 B2 JP3321925 B2 JP 3321925B2 JP 22362393 A JP22362393 A JP 22362393A JP 22362393 A JP22362393 A JP 22362393A JP 3321925 B2 JP3321925 B2 JP 3321925B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体チップの実装構
造及びそれを用いた電子光学装置並びに電子印字装置に
関するものであり、また、半導体チップを備える液晶表
示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置における液晶駆動用
ドライバーICの搭載について、図106、図107、
図108、図109を用いて説明すると、ドライバーI
C50041はテープキャリアパッケージ(以下TCP
という)50042に搭載され、パネル16と接続部材
19を介して接続されている。TCP50042におけ
るドライバーIC50041への入力配線50044と
ドライバーIC50041からの出力配線50045は
50042の同一基板面上にあり、パネル16との接続
はそのTCP50042基板面上の出力配線パターン5
0045の先端部50046とパネル端子18とを接続
部材19を使って接続されている。
【0003】また、他の従来の液晶表示装置における液
晶駆動用ドライバーICの搭載について、図106、図
107、図108、図109、図110、図111を用
いて説明すると、ドライバーIC50041はTCP5
0042に搭載され、パネル16と異方性導電膜500
49を介して接続されている。TCP50042におけ
るドライバーIC50041への入力配線50044と
ドライバーIC50041からの出力配線50045は
TCP50042の同一基板面上にあり、パネル16と
の接続はそのTCP50042基板面上の出力配線パタ
ーン50045の先端部50046とパネル端子500
18とを異方性導電膜50049を使って接続されてい
る。この異方性導電膜50049は主に導電粒子500
50と接着剤50051より構成されていて、接着剤5
0051の厚み(H)は導電粒子50050の粒子径
(D)より大きくなっている。これにより、TCP50
042の端子の先端部50046の厚み(K)が導電粒
子50050の粒子径(D)より大きい場合には図11
1のような接続状態になり、導電粒子がつぶされ導通が
とれている。しかし、図112のように接続端子13の
厚み(k)が導電粒子50050の粒子径(D)より薄
い場合には、異方性導電膜50049では接着剤500
51が充分に排除されなくて導電粒子50050による
電気的接続がうまくとれないという不都合を生じてい
る。
【0004】また、ドライバーIC50041への入力
配線50044は入力信号と電源等を供給する他の別の
基板(以下バス基板という)50043と半田付けによ
って接続されている。このバス基板50043は2層基
板になっていてバス配線のクロス配線を可能にしてい
る。ただし、図では配線および接続部の詳細は省略して
ある。ここで、図108にあるようにTCP50042
の大部分およびバス基板50043がパネル外形より外
側にあり、半導体チップ実装に関わるエリアが広くなっ
ている。また、バス基板が別部品として必要であり、コ
スト高になっている。 また、図109を用いてCOG
(Chip On Glass)方式について説明す
る。図109はCOG方式による半導体チップの実装部
分の主要部分の断面図である。パネル基板上にバス配線
50048を設置しようとすれば、液晶駆動用のドライ
バーIC50041への入力配線50047とのクロス
配線をパネル基板上で行わなければならない。また、配
線はAu、Ni等の金属膜薄膜を使うため、抵抗値を下
げるために配線幅を広く取る必要がある。したがって、
半導体チップ実装に関わるエリアが広くなり、さらに、
金属薄膜で、かつクロス配線処理をするために非常なコ
スト高となる。
【0005】従来の液晶表示装置は、行電極と列電極と
から成るマトリックス電極によって表示画素が構成さ
れ、液晶表示素子の周辺部に配置したTAB(Tape
Automated Bonding)実装された半
導体素子の表示用駆動信号を表示素子の電極端子に異方
性導電接着材あるいは導電ゴムコネクタにより接続し、
供給している。
【0006】図113、図114はTAB実装された半
導体素子を液晶表示素子に接続した液晶表示装置の実装
構造の一例を示すものである。
【0007】図において、液晶駆動用のTCP5015
1は、可とう性配線部材50152上に液晶駆動用の半
導体素子111がいわゆるTAB方式で実装されてい
る。そして、該TCP50151の一辺に設けられたT
CP出力端子50153を、液晶表示体110の端子部
に異方性導電接着材115で接続し、その他の辺に設け
られたTCP入力端子50154と駆動制御回路基板5
0155は半田付けにより接続されている。
【0008】また、従来の液晶表示装置における液晶表
示パネルは、図116、及び図116のE−Fにおける
断面図である図117に示すように、液晶を挟み込む2
枚の透明基板のうち、例えばコモン電極(以下COMと
いう)側透明基板502の長さを、セグメント電極(以
下SEGという)側透明基板501よりも長くし、か
つ、COM側透明基板502の幅よりもSEG側透明基
板501の幅の方が広くなるようにして、2枚の透明基
板502、及び501を重ね合わせてシール剤508に
よって液晶を封入し、それぞれ他方と重なっていない部
分までSEG側透明基板501上に形成されたSEG透
明電極505、およびCOM側透明基板502上に形成
されたCOM透明電極506を延ばし、これを液晶駆動
回路との接続端子としていた。
【0009】また、従来の液晶表示装置は、TCP上に
実装された液晶駆動用半導体チップに画像信号および電
源を供給する電源回路が、図106に示すCOM側バス
基板50052上に形成されるか、または別体の電源回
路基板を構成し、テープ電線などを用いて半田付けでC
OM側バス基板50052と接続する構成となってい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術はドライバーICに入力信号と電源等を供給する
別の配線基板(バス基板)が必要であったり、金属薄膜
のクロス配線が必要であったり、また搭載範囲もかなり
広くなり、安価で、コンパクトな液晶表示装置を提供す
ることが難しいという欠点を有していた。
【0011】そこで、本発明は上記欠点を解決するため
になされたものである。
【0012】その目的とするところはその液晶駆動用半
導体チップの搭載範囲を小さく、薄く、コンパクトに
し、さらに安価な液晶表示装置を提供することである。
【0013】また、上記従来技術は液晶駆動用半導体素
子111をTAB実装法により半導体素子単品毎のTC
P形態にして液晶表示素子110の電極端子に列順(画
素に並列でかつ順番)に接続する。そして、TCP相互
の接続と、液晶駆動電源および制御信号(以下バスライ
ンという)を供給するため駆動制御回路基板50155
に接続する。
【0014】このような実装構造による液晶表示装置の
場合、特にカラー表示装置においては白黒表示と同一の
解像度を得るためには3倍の画素密度が必要となるため
TCPの必要数も3倍になる。これに伴いTCP相互接
続本数が増加し接続信頼性が低下する。また駆動制御回
路基板50155の配線ルールが端子数が増えることに
より細密になり、基板を多層化せざるをえなくなるた
め、液晶表示装置が小型化できないばかりでなく、部品
点数が増え高額なものになる。
【0015】さらに、図115は特開平2−21482
6号公報に開示された従来のカラー液晶表示装置の構造
を示す図であり、カラー表示の画素増に対応するためT
CP50151−1〜50151−3を三段重ねして実
装しているが駆動制御回路基板50155への接続箇所
は図98構造と同一であり画素密度が増えることにより
接続本数が増え接続不良が低減できない。またTCPの
多段重ねをすることにより厚さ方向に半導体素子の出っ
張りが生じ小型化できない等の課題があった。
【0016】そこで、本発明は上記の欠点を解決するた
めのもので、その目的とするところは高精細かつ高密度
画素のカラー液晶表示装置であっても廉価でしかも小型
化ができる構造をもつ液晶表示装置を提供することであ
る。
【0017】また、上記従来技術は、図106、図10
7、図108、図116、および図116の断面図であ
る図117に示すように、液晶509を挟み込む2枚の
透明基板、例えばSEG側透明基板501およびCOM
側透明基板502の両方に、それぞれに対応するTCP
50042を実装する端子があるため、TCP5004
2をCOM側透明基板502、およびSEG側透明基板
501に接続する際、まずSEG側透明基板501にT
CP50042を実装し、COM側透明基板502およ
びSEG側透明基板501からなる液晶表示パネル16
を裏返した後に、COM側透明基板502にTCP50
042を実装しなければならなかった。また、TCP5
0042を実装した後、COM側透明基板502および
SEG側透明基板501の端子部の透明電極が露出した
部分を保護するために紫外線硬化型樹脂のモールド21
を塗布するが、SEG側TCPの側を塗布した後に裏返
してCOM側TCPの側を塗布しなければならないた
め、SEG側TCPの側に塗布した紫外線硬化型樹脂の
モールド21がたれないようにするために、SEG側T
CPの側に紫外線硬化型樹脂のモールド21を塗布した
後これを硬化し、その後裏返してCOM側TCPの側に
紫外線硬化型樹脂のモールド21を塗布し、硬化させる
か、あるいは紫外線硬化型樹脂のモールド21自体をた
れの少ないものにするなどの工夫が必要であった。この
ため、工程が複雑になるとともに、製造装置、および製
品のコストアップの原因となっていた。この不具合を回
避する先行技術として実開昭63−62823号公報、
および特開平3−233519号公報に開示されている
ように、SEG電極を設けた上基板と、SEG電極と対
向し、かつ交差する方向に伸びるCOM電極を設けた下
基板とを貼り合わせ、上下両基板の隙間に液晶を充填し
てなる液晶表示素子において、上基板を下基板より大き
く形成し、上基板にはSEG電極端子を設けるととも
に、このSEG電極端子が設けられたと同じ上基板の表
面側に、下基板のCOM電極に対応する位置にCOM電
極端子を設け、上基板と下基板との隙間の、液晶を封入
するシール材の外側(液晶のない側)に配設した導電材
で、下基板のCOM電極と上基板のCOM電極端子とを
接続することを提案している。しかしながら、これらの
先行技術では下基板の電極と上基板の電極端子とを接続
する導電材が液晶を封入するシール材の外側、すなわち
液晶のない側にあるため、導電材が直接空気に触れて腐
食する、あるいは液晶表示装置製造工程における薬品類
の使用による導電材の腐食などの不具合を生じやすい。
またこれを防止するために樹脂モールドなどで保護する
にも、導電材の周囲に空間が生じやすく、樹脂等が導電
材の周りを完全に囲み、導電材と空気あるいは導電材と
薬品などとの接触を完全に遮断することが困難であると
いう問題があった。
【0018】さらに、従来の液晶表示装置は、電源回路
が別体になっているため、これを接続する工程が必要で
あるほか、電源回路と液晶表示装置とを接続する電線が
長くなりやすく、電源、及び画像信号に外部からノイズ
が侵入しやすくなるなどの欠点があった。
【0019】本発明は上記欠点を解決し、液晶表示装置
の製造工程の単純化及び自動化を可能とし、表示品位が
高く、コンパクトで、かつ安価な液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、液晶表示装置において、複数の半導体チップと、前
記複数の半導体チップが接続される一方の面および前記
一方の面と対向する他方の面を有する多層基板と、前記
多層基板が接続される液晶パネルと、を備え、前記多層
基板は、前記一方の面において、前記複数の半導体チッ
プの各々にそれぞれ接続される複数の入力配線を有し、
且つ前記一方の面及び前記他方の面の間において、前記
複数の入力配線を互いに接続するバス配線を有すること
を特徴とする。前記多層基板は、前記一方の面におい
て、前記複数の半導体チップの各々にそれぞれ接続され
る複数の出力配線を有し、前記出力配線は、前記液晶パ
ネルのパネル端子に接続されることが好ましい。前記多
層基板は前記液晶パネルの外形以内に収まるように前記
液晶パネルに搭載されていることが好ましい。
【0021】本発明の液晶表示装置は、液晶表示装置に
おいて、半導体チップと、前記半導体チップが接続され
る一方の面および前記一方の面と対向する他方の面を有
する多層基板と、前記多層基板が接続されるとともに搭
載される液晶パネルと、を備え、前記多層基板は、前記
一方の面において、前記半導体チップに接続される入力
配線を有し、且つ前記一方の面及び前記他方の面の間に
おいて、前記入力配線にスルーホールを介して接続され
るバス配線を有することを特徴とする。
【0022】本発明の半導体チップの実装構造は、半導
体チップの実装構造において、複数の半導体チップと、
前記複数の半導体チップが接続される一方の面および前
記一方の面と対向する他方の面を有する多層基板と、を
備え、前記多層基板は、前記一方の面において、前記複
数の半導体チップの各々にそれぞれ接続される複数の入
力配線および前記複数の半導体チップの各々にそれぞれ
接続される複数の出力配線を有し、且つ前記一方の面及
び前記他方の面の間において、前記複数の入力配線を互
いに接続するバス配線を有することを特徴とする。
【0023】本発明の電子光学装置は、上記半導体チッ
プの実装構造を備えることを特徴とする。
【0024】本発明の電子印字装置は、上記半導体チッ
プの実装構造を備えることを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明における液晶表示装置の構成によれば、
バスラインおよび接続端子を多層基板に形成しそこに複
数の半導体素子を実装し表示素子の電極に接続すること
で、駆動制御回路基板が不要になると同時に半導体素子
の相互接続本数が削減できるため信頼性が向上し、装置
の小型化が可能になる。
【0026】
【実施例】
〔実施例1〕以下本実施例を図1、図2、図3、図4を
用いて説明する。
【0027】図1は本発明の液晶表示装置において、液
晶駆動用半導体チップを多層基板表面にフェイスダウン
ボンディングした一実施例の多層基板を分解して示した
斜視図である。
【0028】1、2、3は本実施例の多層(3層)基板
の各層で、1は第1の層、2は第2の層、3は第3の層
であり、液晶駆動用半導体チップ4は公知の方法(例え
ば、半導体のAuバンプをAgペーストを用いて基板に
接続する方法、または異方性導電膜を用いる方法、半田
バンプを用いるフリップチップ方法等)により第1の層
1の表面にフェイスダウンボンディングされている。ボ
ンディング後は、液晶駆動用半導体チップ4の周囲およ
び液晶駆動用半導体チップ4と第1の層1の表面との間
は腐食防止および補強のためにモールド20を施してあ
る。このモールド材として、エポキシ、アクリル、ウレ
タン、ポリエステル等の単独またはそのいくつかの混合
または化合物であり、溶剤タイプ、熱硬化タイプ、光硬
化タイプ等またはそれらの併用タイプである。第1の層
1の表面には、液晶駆動用半導体チップ4の入力パッド
に対応する入力配線5がパターニングされている。ま
た、入力配線5はスルーホール6を介して第2の層2の
バス配線10に接続されている。さらに、入力配線5の
先端には隣接の他の同様な多層基板とワイヤーボンディ
ングするためのランド7が形成されている。
【0029】また、第1の層1の表面には、液晶駆動用
半導体チップ4の出力パッドに対応する出力配線8がパ
ターニングされている。ここで、液晶駆動用半導体チッ
プ4の出力パッドピッチよりパネルの端子ピッチの方が
大きいため、それぞれの出力パッドとパネルの端子が対
応するように第1の層1上でパターンを広げて配線され
ている。さらに、出力配線8の先端にスルーホール9を
形成し、第2の層2のスルーホール11を通り、第3の
層3のスルーホール12を介してパネルとの接続端子1
3に接続している。
【0030】なお、第1の層1、第2の層2、第3の層
3の各層はアルミナ基材の低温同時焼成セラミック基板
である。厚みはそれぞれ0.25mmのものを使用し
た。入力配線5、出力配線8、バス配線10はAu、A
g、AgPd、Cu等の金属ペーストの焼成物である。
また、スルーホール6、9、11、12も同様にAu、
Ag、AgPd、Cu等の金属ペーストの焼成物であ
る。また、ランド7、接続端子13も同様にAu、A
g、AgPd、Cu等の金属ペーストの焼成物である。
それらはそれぞれの層毎に公知の印刷方式によりパター
ニングされ、各層を重ね合わせ、焼成して一体化し完成
している。それぞれのパターニング焼成された金属の厚
みは通常0.001mmから0.05mm程度である
が、抵抗値を下げるために0.05mmから0.2mm
程度にしてもよい。
【0031】ただし、第1の層1の表面の入力配線5、
ランド7、出力配線8および第3の層3の裏面の接続端
子13は配線ピッチ、寸法精度等によっては、Au、A
g、AgPd、Cu等の金属ペーストの全面印刷後、フ
ォトリソ等によってパターン形成してもよい。この時の
パターン厚みは0.001mmから0.2mm程度であ
る。または印刷方式ではなくAu、Ag、Cu等の蒸
着、またはスパッタ等による薄膜形成後、フォトリソ、
メッキ等の工程によってパターン形成してもよい。この
時のパターン厚みは0.0005mmから0.1mm程
度である。
【0032】焼成後のセラミック基板は温度、湿度に対
して寸法安定性が優れているため、液晶駆動用半導体チ
ップ4と多層基板14との接続部分、および多層基板1
4の接続端子13とパネル端子18との接続部分の接続
信頼性が高い。
【0033】また、第1の層1、第2の層2、第3の層
3の各層は別の素材として、ガラス繊維とエポキシ系樹
脂の複合素材であるガラスエポキシ板を使用してもよ
い。ここで、ガラスエポキシ板の厚みは0.1mmのも
のを使用したが、0.05mmから0.8mm程度の厚
みのものが使用できる。入力配線5、出力配線8、バス
配線10、ランド7、および接続端子13はそれぞれの
層毎に公知のサブトラクティブ法やアディティブ法によ
り銅等の金属をパターニングし、スルーホール6、9、
11、12は銅等の金属を公知のメッキ法等により、各
層毎、または各層を重ね合わせて形成する。パターニン
グされた金属の厚みは0.001mmから0.035m
m程度であるが、低抵抗化や大電流化に対応するため、
0.035mmから0.2mm程度にしてもよい。それ
ぞれの配線入力配線5、出力配線8、バス配線10、ラ
ンド7、接続端子13、スルーホール6、9、11、1
2の表面は、Ni、Au、Cr、Co、Pd、Sn、P
b、In等の単独または複数の組み合わせのメッキ処理
を施してもよく、メッキ厚みは0.00005mmから
0.05mm程度である。ガラスエポキシ板を使用する
と、前記セラミック基板より厚みを薄くでき、また、使
用材料、製造工程等が一般的であり安価になる。そのほ
かに、ガラス繊維のほかにアラミド繊維またはそれらの
混合素材等と、エポキシ系樹脂のほかにポリイミド系樹
脂またはBT(ビスマレイド・トリアジン)樹脂等との
複合素材を使用してもよい。
【0034】さらにまた、第1の層1、第2の層2、第
3の層3の各層は別の素材として、ポリイミド(P
I)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエ
ーテルサルフォン(PES)、ポリカーボネート(P
C)、ポリエステル(PS)、三酢酸セルロース(TA
C)、ポリサルフォン(PS)、アクリル、エポキシ、
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリレ
ート等の単独またはそれらのいくつかを複合化した有機
樹脂フィルムを使用してもよい。ここで、有機樹脂フィ
ルムの厚みは0.025mmのポリイミドフィルムを使
用したが、フィルムの厚みは0.001mmから0.5
mm程度のものを使用できる。入力配線5、出力配線
8、バス配線10、ランド7、および接続端子13はそ
れぞれの層毎に公知のサブトラクティブ法やアディティ
ブ法により銅等の金属をパターニングし、スルーホール
6、9、11、12は銅等の金属を公知のメッキ法等に
より、各層毎、または各層を重ね合わせた後形成する。
また、銅等の金属箔にPIコート(公知のキャスティン
グ法等)したものを同様にパターニングし、積層しても
よい。パターニングされた金属の厚みは0.001mm
から0.035mm程度であるが、低抵抗化や大電流化
に対応するため、0.035mmから0.2mm程度に
してもよい。それぞれの配線5、8、10、ランド7、
接続端子13、スルーホール6、9、11、12の表面
は、Ni、Au、Cr、Co、Pd、Sn、Pb、In
等の単独または複数の組み合わせのメッキ処理を施して
もよく、メッキ厚みは0.0001mmから0.05m
m程度である。有機樹脂フィルムを使用すると、前記セ
ラミック基板、ガラスエポキシ板等より厚みを薄くで
き、パネル端子18との接続部材19による接続を容易
にし、接続信頼性、接続工程を簡略化できる。
【0035】図2は図1に示した一実施例の多層基板を
液晶表示パネルに接続した一実施例を示す。
【0036】図3は図2の接続部の主要部分を拡大して
示す。
【0037】図4は図2の接続部の主要部分の断面を示
す。
【0038】液晶表示式のパネル(例えば640*48
0ドット表示)16に図1に示した一実施例の多層基板
14をX側に16個、Y側に5個をそれぞれパネル端子
18に接続してある。ただし、図2ではX側の12個と
Y側の5個は表示していない。多層基板14の端子13
とパネル端子18は、接続部材19によって接続が取ら
れている。接続部材19は電気的接続を確保していると
同時にある程度多層基板14のパネルへの固定も兼ねて
いる。
【0039】ここで使用する接続部材19は異方性導電
膜であり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。
この導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、P
b、Sn等の単独またはそのいくつかの混合、合金、ま
たはメッキ等による複合金属粒子、プラスチック粒子
(ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル等)にN
i、Co、Pd、Au、Ag、Cu、Fe、Sn、Pb
等の単独またはそのいくつかをメッキした粒子、カーボ
ン粒子等である。また、この接着剤はスチレンブタジエ
ンスチレン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、ポ
リエステル系、ウレタン系等の単独またはそのいくつか
の混合または化合物である。この異方性導電膜をパネル
端子18と多層基板14の接続端子13との間に配置
し、異方性導電膜に熱硬化性または熱可塑性と熱硬化性
とのブレンドタイプを使った場合には加熱加圧ヘッドを
多層基板14に押し当てることによって硬化接続され
る。また、この異方性導電膜にUV硬化性タイプを使っ
た場合には加圧ヘッドを多層基板14に押し当て、パネ
ル端子18(ガラス側)側からUV照射して硬化させ
る。
【0040】他の接続部材として、異方性導電接着剤が
あり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。この
導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、Pb、
Sn等の単独またはそのいくつかの混合、合金、または
メッキ等による複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリ
スチレン、ポリカーボネート、アクリル等)にNi、C
o、Pd、Au、Ag、Cu、Fe、Sn、Pb等の単
独またはそのいくつかをメッキした粒子、カーボン粒子
等である。また、この接着剤はスチレンブタジエンスチ
レン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、ポリエス
テル系、ウレタン系等の単独またはそのいくつかの混合
または化合物である。この異方性導電接着剤は液状、ま
たはペースト状であり、印刷方法、ディスペンサを使っ
たディスペンス方法等の公知の方法により、パネル端子
18の接続部分に配置する。異方性導電接着剤に熱硬化
性または熱可塑性と熱硬化性とのブレンドタイプを使っ
た場合には加熱加圧ヘッドを多層基板14に押し当てる
ことによって硬化接続される。また、この異方性導電接
着剤にUV硬化性タイプを使った場合には加圧ヘッドを
多層基板14に押し当て、パネル端子18(ガラス側)
側からUV照射して硬化させる。
【0041】また、パネル端子18の露出部分を腐食か
ら守るために、モールド21が施されている。合わせて
モールド21は多層基板14をパネルに固定する役割も
持っている。このモールド材は、エポキシ、アクリル、
ウレタン、ポリエステル等の単独またはそのいくつかの
混合または化合物等であり、溶剤タイプ、熱硬化タイ
プ、光硬化タイプ等またはそれらの併用タイプである。
【0042】隣接する多層基板14間のバス配線の接続
は、ランド7を介してワイヤー15によってワイヤーボ
ンディングされている。ワイヤー15として、Au、A
l、Cu等の金属またはそれらの金属の合金(Be、S
i、Mg等を含有するものも含む)を使用できる。ワイ
ヤーボンディングされる幅は多層基板の幅以内に納ま
り、図4に示すようにパネル16の外形以内に納まるよ
うにコンパクトに搭載される。
【0043】また、ここで使用する接続部材19は図2
1に示すような異方性導電膜でもよく、主に導電粒子3
2と接着剤33より構成されていて、接着剤33の厚み
(h)は導電粒子32の粒子径(d)より薄くなってい
る。また、図22に示すように異方性導電膜31がセパ
レータ34(テフロン、PET等のシート(フィル
ム)、紙等)の上に形成されたものでもよい。この導電
粒子32は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、Pb、
Sn等の単独または複数の混合、合金、またはメッキ等
による複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、アクリル等)にNi、Au、C
u、Fe等の単独または複数のメッキをした粒子、カー
ボン粒子等であり、粒子径(d)は0.001mmから
0.020mm程度のものである。また、この接着剤2
7はスチレンブタジエンスチレン(SBS)系、エポキ
シ系、アクリル系、ポリエステル系、ウレタン系等の単
独、または複数の混合または化合物の接着剤であり、厚
み(h)は0.0005mmから0.018mm程度で
ある。
【0044】この異方性導電膜31をパネル端子18と
多層基板14の接続端子13との間に配置し、異方性導
電膜31に熱硬化性または熱可塑性と熱硬化性とのブレ
ンドタイプの接着剤を使った場合には加熱加圧ヘッドを
多層基板14に押し当てることによって硬化接続され
る。また、異方性導電膜31にUV硬化性タイプの接着
剤を使った場合には加圧ヘッドを多層基板14に押し当
て、パネル端子18(ガラス側)側からUV照射して硬
化させて接続している。多層基板14の接続端子13の
厚み(k)が導電粒子32の粒子径(d)より薄い場合
(特に接続端子ピッチが0.1mm以下の場合に顕著で
ある)においても、接着剤33が充分に圧着時に排除さ
れ、パネル端子18と多層基板14の接続端子13が導
電粒子32によって確実に電気的に接続されている(図
24参照)。この接続状態を接着剤33が保持し、充分
な接続信頼性を確保している。
【0045】他の接続部材として、図23に示すように
導電粒子32と接着剤33を含む液状、またはペースト
状の異方性導電接着剤35を印刷方法、ディスペンサを
使ったディスペンス方法等の公知の方法により、パネル
端子18の接続部分に配置する。この時、異方性導電接
着剤35の粘度、チキソ性等を制御して、接着剤33の
厚み(h)が導電粒子32の粒子径(d)より薄くなる
ようにし、上記異方性導電膜の圧着接続と同様な方法に
より、図24に示すように接続信頼性の高い接続ができ
る。
【0046】また、パネル端子18の露出部分を腐食か
ら守るために、モールド21が施されている。合わせて
モールド21は多層基板14をパネルに固定する役割も
持っている。このモールド材としては、エポキシ、アク
リル、ウレタン、ポリエステル等の単独またはそのいく
つかの混合または化合物であり、溶剤タイプ、熱硬化タ
イプ、光硬化タイプまたはそれらの併用タイプである。
【0047】隣接する多層基板14間のバス配線の接続
は、ランド7を介してワイヤー15によってワイヤーボ
ンディングされている。ワイヤー15として、Au、A
l、Cu等の金属またはそれらの金属の合金(Be、S
i、Mg等を含有するものも含む)を使用できる。ワイ
ヤーボンディングされる幅は多層基板の幅以内に納ま
り、図4に示すようにパネル16の外形以内に納まるよ
うにコンパクトに搭載される。
【0048】このように、本実施例の多層基板を用いる
ことによって、従来、TAB方式では別のバス基板を用
いてバス配線のクロス配線を行っていたものを、同一多
層基板内でクロス配線を処理できている。したがって、
基板内の配線を高密度にすることによってTAB方式よ
りコンパクト化が可能であり、さらに別のバス基板を使
わないため低価格化が可能である。
【0049】また、従来のCOG方式ではパネル基板上
でバス配線のクロス配線を行っていたため、バス配線の
エリアが広く必要であり、また配線抵抗値を低くするた
めに金属配線が必要でありコスト高となるのに対して、
本実施例の多層基板を用いることによって、COG方式
よりバス配線エリアの省スペース化、および低価格化が
可能である。
【0050】〔実施例2〕本実施例を図5を用いて説明
する。
【0051】図5は本発明の液晶表示装置において、液
晶駆動用半導体チップを多層基板表面にワイヤーボンデ
ィングした一実施例の多層基板を分解して示した斜視図
である。
【0052】多層基板の第1の層1の表面に、液晶駆動
用半導体チップ4の入出力パッドに対応して入力配線5
および出力配線8にワイヤーボンディング用ランド22
が形成されている。その他、パターン、スルーホール、
多層基板の形成方法、構成および構造は、実施例1と同
様である。
【0053】液晶駆動用半導体チップの裏面を多層基板
の表面に固定し液晶駆動用半導体チップ4の入出力パッ
ドとそれぞれに対応する多層基板の第1の層1の表面の
ランド22をワイヤーボンディングする。ワイヤー23
は実施例1の多層基板間の接続に使用したものと同様な
ものが使用可能である。また、図示は省略してあるが実
施例1と同様にボンディング部およびワイヤー部を保
護、補強のためにモールドしてある。
【0054】さらに、隣接する多層基板間のバス配線の
接続は、実施例1と同様にワイヤーボンディングされて
いる。また、同様に図示は省略してあるが実施例1と同
様にボンディング部およびワイヤー部を保護、補強のた
めにモールドしてある。
【0055】このように、本実施例の多層基板を用いる
ことによっても、従来のTAB方式、COG方式より、
実施例1と同様に、コンパクト化、低価格化が可能であ
る。
【0056】〔実施例3〕本実施例を図6を用いて説明
する。
【0057】図6は本発明の液晶表示装置において、実
施例1と同様に、液晶駆動用半導体チップ4を多層基板
表面にフェイスダウンボンディングした多層基板14を
液晶表示パネルのパネル端子18に異方性導電膜19を
使って接続されている。接続部の主要部分は実施例1の
図4と同様である。ただし、多層基板の第1の層1の入
力配線の先端はワイヤーボンディング用のランドではな
く、ヒートシール、またはフレキシブル基板を接続する
のに適した形状をしている。
【0058】隣接する多層基板14間のバス配線の接続
は、接続基板24を使って接続している。接続基板24
としてはヒートシール、またはフレキシブル基板を用い
ることができる。
【0059】接続基板24の接続される幅は多層基板1
4の幅以内に納まり、実施例1の図4に示すように、同
様にパネル16の外形以内に納まるようにコンパクトに
搭載される。
【0060】このように、本実施例の多層基板を用いる
ことによっても、従来のTAB方式、COG方式より、
実施例1と同様に、コンパクト化、低価格化が可能であ
る。
【0061】また、液晶駆動用半導体チップの多層基板
表面への接続、隣接する多層基板間の電気的接続につい
ては、実施例1、2、および3に示すものをそれぞれに
組み合わせて使用することも同様に可能であり、それぞ
れの場合においても同様にコンパクト化、低価格化が可
能である。
【0062】その他に、本実施例で用いた半導体チップ
を実装した多層基板、およびその多層基板を他の表示装
置または電子印字装置に実装することは、半導体チップ
の種類をプラズマディスプレイ駆動用半導体チップ、ま
たはEL駆動用半導体チップに換えることによって、プ
ラズマディスプレイ、またはEL表示装置に同様に適用
できる。また、サーマルヘッド駆動用半導体チップを同
様に多層基板に実装し、その多層基板をサーマルヘッド
に同様に接続することで電子印字装置に適用できる。
【0063】〔実施例4〕本実施例を図4、図7、図
8、図9、図10を用いて説明する。
【0064】図7は本発明の液晶表示装置において、液
晶駆動用半導体チップを多層基板表面にフェイスダウン
ボンディングした他の一実施例の多層基板を分解して示
した斜視図である。
【0065】1、2、3は本実施例の多層(3層)基板
の各層で、1は第1の層、2は第2の層、3は第3の層
であり、液晶駆動用半導体チップ4は公知の方法(例え
ば、半導体のAuバンプをAgペーストを用いて基板に
接続する方法、または異方性導電膜を用いる方法、半田
によるフリップチップ方法等)により第1の層1の表面
にフェイスダウンボンディングされている。ボンディン
グ後は、液晶駆動用半導体チップ4の周囲および液晶駆
動用半導体チップ4と第1の層1の表面との間は腐食防
止および補強のためにモールド20を施してある。この
モールド材として、エポキシ、アクリル、ウレタン、ポ
リエステル等の単独またはそのいくつかの混合または化
合物であり、溶剤タイプ、熱硬化タイプ、光硬化タイプ
等またはそれらの併用タイプである。第1の層1の表面
には、液晶駆動用半導体チップ4の入力パッドに対応す
る入力配線5がパターニングされている。また、入力配
線5はスルーホール6およびスルーホール25を介して
第2の層2のバス配線10に接続されている。さらに、
第3の層のスルーホール26を介して、第3の層の裏面
の接続端子27に接続されている。この接続端子27
は、パネル上のバス配線28の接続端子29に接続する
ように適正な形状、大きさ、厚みになっていて、さらに
パネルとの接続端子13の配列された多層基板14の辺
とおおむね直角になっている辺側に配列されている。図
では一列配列となっているが、複数の配列になってもよ
い。
【0066】また、第1の層1の表面には、液晶駆動用
半導体チップ4の出力パッドに対応する出力配線8がパ
ターニングされている。ここで、液晶駆動用半導体チッ
プ4の出力パッドピッチよりパネルの端子ピッチの方が
大きいため、それぞれの出力パッドとパネルの端子が対
応するように第1の層1上でパターンを広げて配線され
ている。さらに、出力配線8の先端にスルーホール9を
形成し、第2の層2のスルーホール11を通り、第3の
層3のスルーホール12を介してパネルとの接続端子1
3に接続している。ここでは3層の多層基板における半
導体チップのパッドピッチとパネルの端子ピッチの整合
方法の一例を示したが、一層だけでなく複数層(2層以
上)に渡って整合させてもよい。
【0067】なお、第1の層1、第2の層2、第3の層
3の各層はアルミナ基材の低温同時焼成セラミック基板
である。厚みはそれぞれ0.25mmのものを使用し
た。入力配線5、出力配線8、バス配線10はAu、A
g、AgPd、Cu等の単独またはそのいくつかの複合
物の金属ペーストの焼成物である。また、スルーホール
6、9、11、12、25、26も同様にAu、Ag、
AgPd、Cu等の金属ペーストの焼成物である。ま
た、接続端子13、27も同様にAu、Ag、AgP
d、Cu等の単独またはそのいくつかの複合物の金属ペ
ーストの焼成物である。それらはそれぞれの層毎に公知
の印刷方式によりパターニングされ、各層を重ね合わ
せ、焼成して一体化し完成している。それぞれのパター
ニング焼成された金属の厚みは通常0.001mmから
0.05mm程度であるが、抵抗値を下げるために0.
05mmから0.2mm程度にしてもよい。
【0068】ただし、第1の層1の表面の入力配線5、
出力配線8および第3の層3の裏面の接続端子13、2
7は配線ピッチ、寸法精度等によっては、Au、Ag、
AgPd、Cu等の単独またはそのいくつかの複合物の
金属ペーストの全面印刷後、フォトリソ等によってパタ
ーン形成してもよい。この時のパターン厚みは0.00
1mmから0.2mm程度である。または印刷方式では
なくAu、Ag、Cu等の蒸着、またはスパッタ等によ
る薄膜形成後、フォトリソ、メッキ等の工程によってパ
ターン形成してもよい。この時のパターン厚みは0.0
005mmから0.1mm程度である。
【0069】図8は図7に示した一実施例の多層基板を
液晶表示パネルに接続する主要部分を分解して示す。ま
た、接続部の主要部分の断面(図8のx−x断面)は実
施例1と同様に図4のようになる。パネル16におい
て、多層基板14が搭載される部分に対応して、パネル
上に接続端子18およびバス配線28とその端部に接続
端子29がパターニングされている。図8では、直線パ
ターンで示してあるが配線抵抗や接続抵抗等の低抵抗化
を考慮して配線可能なエリアいっぱいに有効にパターニ
ングしてもよい。パネル上のバス配線28はこの多層基
板間をつなぐバス配線の役割をしている。
【0070】図9は図8の実施例とほぼ同じであるが、
多層基板14の接続端子13がパネル16の内側に配置
されている。接続部の主要部分の断面(図9のy−y断
面)は図10のようになり、パネル端子18からパネル
内部への配線長は図4の実施例より短くなり、配線抵抗
値を小さくする効果がある。
【0071】この多層基板14の接続端子13とパネル
端子18、および接続端子27とパネル端子29は、接
続部材19によって接続が取られている。接続部材19
は電気的接続を確保していると同時にある程度多層基板
14のパネルへの固定も兼ねている。
【0072】ここで使用する接続部材19は異方性導電
膜であり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。
この導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、P
b、Sn等の単独またはそのいくつかの混合、合金、ま
たはメッキ等による複合金属粒子、プラスチック粒子
(ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル等)にN
i、Co、Pd、Au、Ag、Cu、Fe、Sn、Pb
等の単独またはそのいくつかをメッキした粒子、カーボ
ン粒子等である。また、この接着剤はスチレンブタジエ
ンスチレン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、ポ
リエステル系、ウレタン系等の単独またはそのいくつか
の混合または化合物である。この異方性導電膜をパネル
端子18と多層基板14の接続端子13、27との間に
配置し、異方性導電膜に熱硬化性または熱可塑性と熱硬
化性とのブレンドタイプを使った場合には加熱加圧ヘッ
ドを多層基板14に押し当てることによって硬化接続さ
れる。また、この異方性導電膜にUV硬化性タイプを使
った場合には加圧ヘッドを多層基板14に押し当て、パ
ネル端子18、29(ガラス側)側からUV照射して硬
化させる。この加圧ヘッドの形状を接続端子13、27
の配列形状に合わせてコの字形状の一体または複数体に
すれば、1回の加圧工程でこの多層基板14の入出力端
子をパネル端子18、29とそれぞれ一括で接続でき
る。
【0073】他の接続部材として、異方性導電接着剤が
あり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。この
導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、Pb、
Sn等の単独またはそのいくつかの混合、合金、または
メッキ等による複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリ
スチレン、ポリカーボネート、アクリル等)にNi、C
o、Pd、Au、Ag、Cu、Fe、Sn、Pb等の単
独またはそのいくつかをメッキした粒子、カーボン粒子
等である。また、この接着剤はスチレンブタジエンスチ
レン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、ポリエス
テル系、ウレタン系等の単独またはそのいくつかの混合
または化合物である。この異方性導電接着剤は液状、ま
たはペースト状であり、印刷方法、ディスペンサを使っ
たディスペンス方法等の公知の方法により、パネル端子
16の接続部分に配置する。異方性導電接着剤に熱硬化
性または熱可塑性と熱硬化性とのブレンドタイプを使っ
た場合には加熱加圧ヘッドを多層基板14に押し当てる
ことによって硬化接続される。また、この異方性導電接
着剤にUV硬化性タイプを使った場合には加圧ヘッドを
多層基板14に押し当て、パネル端子18、29(ガラ
ス側)側からUV照射して硬化させる。この加圧ヘッド
の形状を接続端子13、27の配列形状に合わせてコの
字形状の一体または複数体にすれば、1回の加圧工程で
この多層基板14の入出力端子をパネル端子18、29
とそれぞれ一括で接続できる。
【0074】また、パネル端子18、28、29の露出
部分を腐食から守るために、モールド21が施されてい
る。合わせてモールド21は多層基板14をパネルに固
定する役割も持っている。このモールド材は、エポキ
シ、アクリル、ウレタン、ポリエステル等の単独または
そのいくつかの混合または化合物等であり、溶剤タイ
プ、熱硬化タイプ、光硬化タイプ等またはそれらの併用
タイプである。
【0075】図4に示すようにパネル16の外形以内に
納まるようにコンパクトに搭載される。
【0076】このように、多層基板間の導通をとる手段
として、パネル上にバス配線をすることは、このバス配
線がパネルの他の配線パターンと同時に形成されため、
別な工程は必要ない。また、ヒートシール等の別な部品
も必要ない。さらに、入出力端子の接続を一括でできる
ため接続工数が削減される。
【0077】〔実施例5〕本実施例を図4、図10、図
11、図12、図13、図14を用いて説明する。
【0078】図11は本発明の液晶表示装置において、
液晶駆動用半導体チップを多層基板表面にフェイスダウ
ンボンディングした他の一実施例の多層基板を分解して
示した斜視図である。
【0079】1、2、3は本実施例の多層(3層)基板
の各層で、1は第1の層、2は第2の層、3は第3の層
であり、液晶駆動用半導体チップ4は公知の方法(例え
ば、半導体のAuバンプをAgペーストを用いて基板に
接続する方法、または異方性導電膜を用いる方法、半田
によるフリップチップ方法等)により第1の層1の表面
にフェイスダウンボンディングされている。ボンディン
グ後は、液晶駆動用半導体チップ4の周囲および液晶駆
動用半導体チップ4と第1の層1の表面との間は腐食防
止および補強のためにモールド20を施してある。この
モールド材として、エポキシ、アクリル、ウレタン、ポ
リエステル等の単独またはそのいくつかの混合または化
合物であり、溶剤タイプ、熱硬化タイプ、光硬化タイプ
等またはそれらの併用タイプである。第1の層1の表面
には、液晶駆動用半導体チップ4の入力パッドに対応す
る入力配線5がパターニングされている。また、入力配
線5はスルーホール6およびスルーホール25を介して
第2の層2のバス配線10に接続されている。さらに、
バス配線10は第2の層2のスルーホール30に接続さ
れ、さらに、スルーホール30と第3の層のスルーホー
ル26を介して、第3の層の裏面の接続端子27に接続
されている。この接続端子27は、接続端子13と同じ
並びになるように配列されている。また、この形状、大
きさ、厚みもほぼ類似している。図11では、接続端子
13と27は同一形状、同一ピッチで配列されているも
のを示しているが、それぞれの端子内、端子間で異なっ
ていてもよい。また、スルーホール13、26は一列に
配列したものを示しているが、複数列に配列してもよ
い。
【0080】また、第1の層1の表面には、液晶駆動用
半導体チップ4の出力パッドに対応する出力配線8がパ
ターニングされている。ここで、液晶駆動用半導体チッ
プ4の出力パッドピッチよりパネルの端子ピッチの方が
大きいため、それぞれの出力パッドとパネルの端子が対
応するように第1の層1上でパターンを広げて配線され
ている。さらに、出力配線8の先端にスルーホール9を
形成し、第2の層2のスルーホール11を通り、第3の
層3のスルーホール12を介してパネルとの接続端子1
3に接続している。ここでは3層の多層基板における半
導体チップのパッドピッチとパネルの端子ピッチの整合
方法の一例を示したが、一層だけでなく複数層(2層以
上)に渡って整合させてもよい。
【0081】なお、第1の層1、第2の層2、第3の層
3の各層はアルミナ基材の低温同時焼成セラミック基板
である。厚みはそれぞれ0.25mmのものを使用し
た。入力配線5、出力配線8、バス配線10はAu、A
g、AgPd、Cu等の単独またはそのいくつかの複合
物の金属ペーストの焼成物である。また、スルーホール
6、9、11、12、25、26、30も同様にAu、
Ag、AgPd、Cu等の金属ペーストの焼成物であ
る。また、接続端子13、27も同様にAu、Ag、A
gPd、Cu等の単独またはそのいくつかの複合物の金
属ペーストの焼成物である。それらはそれぞれの層毎に
公知の印刷方式によりパターニングされ、各層を重ね合
わせ、焼成して一体化し完成している。それぞれのパタ
ーニング焼成された金属の厚みは通常0.001mmか
ら0.05mm程度であるが、抵抗値を下げるために
0.05mmから0.2mm程度にしてもよい。
【0082】ただし、第1の層1の表面の入力配線5、
出力配線8および第3の層3の裏面の接続端子13、2
7は配線ピッチ、寸法精度等によっては、Au、Ag、
AgPd、Cu等の単独またはそのいくつかの複合物の
金属ペーストの全面印刷後、フォトリソ等によってパタ
ーン形成してもよい。この時のパターン厚みは0.00
1mmから0.2mm程度である。または印刷方式では
なくAu、Ag、Cu等の蒸着、またはスパッタ等によ
る薄膜形成後、フォトリソ、メッキ等の工程によってパ
ターン形成してもよい。この時のパターン厚みは0.0
005mmから0.1mm程度である。
【0083】図12は図11に示した一実施例の多層基
板を液晶表示パネルに接続する主要部分を分解して示
す。また、接続部の主要部分の断面(図12のX−X断
面)は実施例1と同様に図4のようになる。パネル16
において、多層基板14が搭載される部分に対応して、
パネル上に接続端子18およびバス配線28とその端部
に接続端子29がパターニングされている。接続端子1
8と29は直線上に配置されている。図12では、バス
配線28を実線で簡略表示しているが、配線抵抗や接続
抵抗等を考慮してパターン幅等を変えて、各配線間の抵
抗値を均一化している。パネル上のバス配線28はこの
多層基板間をつなぐバス配線の役割をしている。
【0084】この多層基板14の接続端子13とパネル
端子18、および接続端子27とパネル端子29は、接
続部材19によって接続が取られている。接続部材19
は電気的接続を確保していると同時にある程度多層基板
14のパネルへの固定も兼ねている。
【0085】ここで使用する接続部材19は異方性導電
膜であり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。
この導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、P
b、Sn等の単独またはそのいくつかの混合、合金、ま
たはメッキ等による複合金属粒子、プラスチック粒子
(ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル等)にN
i、Co、Pd、Au、Ag、Cu、Fe、Sn、Pb
等の単独またはそのいくつかをメッキした粒子、カーボ
ン粒子等である。また、この接着剤はスチレンブタジエ
ンスチレン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、ポ
リエステル系、ウレタン系等の単独またはそのいくつか
の混合または化合物である。この異方性導電膜をパネル
端子18と多層基板14の接続端子13、27との間に
配置し、異方性導電膜に熱硬化性または熱可塑性と熱硬
化性とのブレンドタイプを使った場合には加熱加圧ヘッ
ドを多層基板14に押し当てることによって硬化接続さ
れる。また、この異方性導電膜にUV硬化性タイプを使
った場合には加圧ヘッドを多層基板14に押し当て、パ
ネル端子18、29(ガラス側)側からUV照射して硬
化させる。この接続端子13、27が一直線状に配置さ
れているため、この加圧ヘッドの形状は一文字形状でよ
く、簡単な圧着接続装置で接続が可能である。また、1
回の加圧工程でこの多層基板14の入出力端子をパネル
端子18、29とそれぞれ一括で接続できる。
【0086】他の接続部材として、異方性導電接着剤が
あり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。この
導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、Pb、
Sn等の単独またはそのいくつかの混合、合金、または
メッキ等による複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリ
スチレン、ポリカーボネート、アクリル等)にNi、C
o、Pd、Au、Ag、Cu、Fe、Sn、Pb等の単
独またはそのいくつかをメッキした粒子、カーボン粒子
等である。また、この接着剤はスチレンブタジエンスチ
レン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、ポリエス
テル系、ウレタン系等の単独またはそのいくつかの混合
または化合物である。この異方性導電接着剤は液状、ま
たはペースト状であり、印刷方法、ディスペンサを使っ
たディスペンス方法等の公知の方法により、パネル端子
18の接続部分に配置する。異方性導電接着剤に熱硬化
性または熱可塑性と熱硬化性とのブレンドタイプを使っ
た場合には加熱加圧ヘッドを多層基板14に押し当てる
ことによって硬化接続される。また、この異方性導電接
着剤にUV硬化性タイプを使った場合には加圧ヘッドを
多層基板14に押し当て、パネル端子18、29(ガラ
ス側)側からUV照射して硬化させる。この接続端子1
3、27が一直線状に配置されているため、この加圧ヘ
ッドの形状は一文字形状でよく、簡単な圧着接続装置で
接続が可能である。また、1回の加圧工程でこの多層基
板14の入出力端子をパネル端子18、29とそれぞれ
一括で接続できる。
【0087】また、パネル端子18、28、29の露出
部分を腐食から守るために、モールド21が施されてい
る。合わせてモールド21は多層基板14をパネルに固
定する役割も持っている。このモールド材は、エポキ
シ、アクリル、ウレタン、ポリエステル等の単独または
そのいくつかの混合または化合物等であり、溶剤タイ
プ、熱硬化タイプ、光硬化タイプ等またはそれらの併用
タイプである。
【0088】図4に示すようにパネル16の外形以内に
納まるようにコンパクトに搭載される。
【0089】このように、多層基板間の導通をとる手段
として、パネル上にバス配線をすることは、このバス配
線がパネルの他の配線パターンと同時に形成されため、
別な工程は必要ない。また、ヒートシール等の別な部品
も必要ない。さらに、入出力端子の接続を一括でできる
ため接続工数が削減される。
【0090】図13は図12の実施例とほぼ同じである
が、多層基板14の接続端子13がパネル16の内側に
配置されている。接続部の主要部分の断面(図13のY
−Y断面)は図10のようになり、パネル端子18から
パネル内部への配線長は図4の実施例より短くなり、配
線抵抗値を小さくする効果がある。
【0091】この多層基板14の接続端子13とパネル
端子18、および接続端子27とパネル端子29は、接
続部材19によって接続が取られている。接続部材19
は電気的接続を確保していると同時にある程度多層基板
14のパネルへの固定も兼ねている。
【0092】ここで使用する接続部材19は異方性導電
膜であり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。
この導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、P
b、Sn等の単独またはそのいくつかの混合、合金、ま
たはメッキ等による複合金属粒子、プラスチック粒子
(ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル等)にN
i、Co、Pd、Au、Ag、Cu、Fe、Sn、Pb
等の単独またはそのいくつかをメッキした粒子、カーボ
ン粒子等である。また、この接着剤はスチレンブタジエ
ンスチレン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、ポ
リエステル系、ウレタン系等の単独またはそのいくつか
の混合または化合物である。この異方性導電膜をパネル
端子18と多層基板14の接続端子13、27との間に
配置し、異方性導電膜に熱硬化性または熱可塑性と熱硬
化性とのブレンドタイプを使った場合には加熱加圧ヘッ
ドを多層基板14に押し当てることによって硬化接続さ
れる。また、この異方性導電膜にUV硬化性タイプを使
った場合には加圧ヘッドを多層基板14に押し当て、パ
ネル端子18、29(ガラス側)側からUV照射して硬
化させる。この接続端子13、27が一直線状に配置さ
れているため、この加圧ヘッドの形状は一文字形状でよ
く、簡単な圧着接続装置で接続が可能である。また、1
回の加圧工程でこの多層基板14の入出力端子をパネル
端子18、29とそれぞれ一括で接続できる。
【0093】他の接続部材として、異方性導電接着剤が
あり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。この
導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、Pb、
Sn等の単独またはそのいくつかの混合、合金、または
メッキ等による複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリ
スチレン、ポリカーボネート、アクリル等)にNi、C
o、Pd、Au、Ag、Cu、Fe、Sn、Pb等の単
独またはそのいくつかをメッキした粒子、カーボン粒子
等である。また、この接着剤はスチレンブタジエンスチ
レン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、ポリエス
テル系、ウレタン系等の単独またはそのいくつかの混合
または化合物である。この異方性導電接着剤は液状、ま
たはペースト状であり、印刷方法、ディスペンサを使っ
たディスペンス方法等の公知の方法により、パネル端子
18の接続部分に配置する。異方性導電接着剤に熱硬化
性または熱可塑性と熱硬化性とのブレンドタイプを使っ
た場合には加熱加圧ヘッドを多層基板14に押し当てる
ことによって硬化接続される。また、この異方性導電接
着剤にUV硬化性タイプを使った場合には加圧ヘッドを
多層基板14に押し当て、パネル端子18、29(ガラ
ス側)側からUV照射して硬化させる。この接続端子1
3、27が一直線状に配置されているため、この加圧ヘ
ッドの形状は一文字形状でよく、簡単な圧着接続装置で
接続が可能である。また、1回の加圧工程でこの多層基
板14の入出力端子をパネル端子18、29とそれぞれ
一括で接続できる。
【0094】また、パネル端子18、28、29の露出
部分を腐食から守るために、モールド21が施されてい
る。合わせてモールド21は多層基板14をパネルに固
定する役割も持っている。このモールド材は、エポキ
シ、アクリル、ウレタン、ポリエステル等の単独または
そのいくつかの混合または化合物等であり、溶剤タイ
プ、熱硬化タイプ、光硬化タイプ等またはそれらの併用
タイプである。
【0095】図10に示すようにパネル16の外形以内
に納まるようにコンパクトに搭載される。
【0096】このように、多層基板間の導通をとる手段
として、パネル上にバス配線をすることは、このバス配
線がパネルの他の配線パターンと同時に形成されため、
別な工程は必要ない。また、ヒートシール等の別な部品
も必要ない。さらに、入出力端子の接続を一括でできる
ため接続工数が削減される。
【0097】図14は図12の実施例とほぼ同じである
が、パネル上のバス配線28が多層基板14の搭載され
るエリアだけではなく、パネル内部の表示に影響のない
エリアにも配線されている。したがって、バス配線28
に使えるエリアが広くなり、配線抵抗値をより小さくす
るように、多層基板14の搭載エリアを大きくすること
なしにバス配線幅を大きくすることが可能である。ここ
でバス配線の抵抗値を小さくすることは液晶表示装置の
表示品質を向上させる効果がある。接続部の主要部分の
断面(図14のZ−Z断面)は図10のようになり、多
層基板14の搭載エリアをよりコンパクトにできた、表
示品質のよい液晶表示装置とすることができる。
【0098】この多層基板14の接続端子13とパネル
端子18、および接続端子27とパネル端子29は、接
続部材19によって接続が取られている。接続部材19
は電気的接続を確保していると同時にある程度多層基板
14のパネルへの固定も兼ねている。
【0099】ここで使用する接続部材19は異方性導電
膜であり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。
この導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、P
b、Sn等の単独またはそのいくつかの混合、合金、ま
たはメッキ等による複合金属粒子、プラスチック粒子
(ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル等)にN
i、Co、Pd、Au、Ag、Cu、Fe、Sn、Pb
等の単独またはそのいくつかをメッキした粒子、カーボ
ン粒子等である。また、この接着剤はスチレンブタジエ
ンスチレン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、ポ
リエステル系、ウレタン系等の単独またはそのいくつか
の混合または化合物である。この異方性導電膜をパネル
端子18と多層基板14の接続端子13、27との間に
配置し、異方性導電膜に熱硬化性または熱可塑性と熱硬
化性とのブレンドタイプを使った場合には加熱加圧ヘッ
ドを多層基板14に押し当てることによって硬化接続さ
れる。また、この異方性導電膜にUV硬化性タイプを使
った場合には加圧ヘッドを多層基板14に押し当て、パ
ネル端子18、29(ガラス側)側からUV照射して硬
化させる。この接続端子13、27が一直線状に配置さ
れているため、この加圧ヘッドの形状は一文字形状でよ
く、簡単な圧着接続装置で接続が可能である。また、1
回の加圧工程でこの多層基板14の入出力端子をパネル
端子18、29とそれぞれ一括で接続できる。
【0100】他の接続部材として、異方性導電接着剤が
あり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。この
導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、Pb、
Sn等の単独またはそのいくつかの混合、合金、または
メッキ等による複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリ
スチレン、ポリカーボネート、アクリル等)にNi、C
o、Pd、Au、Ag、Cu、Fe、Sn、Pb等の単
独またはそのいくつかをメッキした粒子、カーボン粒子
等である。また、この接着剤はスチレンブタジエンスチ
レン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、ポリエス
テル系、ウレタン系等の単独またはそのいくつかの混合
または化合物である。この異方性導電接着剤は液状、ま
たはペースト状であり、印刷方法、ディスペンサを使っ
たディスペンス方法等の公知の方法により、パネル端子
18の接続部分に配置する。異方性導電接着剤に熱硬化
性または熱可塑性と熱硬化性とのブレンドタイプを使っ
た場合には加熱加圧ヘッドを多層基板14に押し当てる
ことによって硬化接続される。また、この異方性導電接
着剤にUV硬化性タイプを使った場合には加圧ヘッドを
多層基板14に押し当て、パネル端子18、29(ガラ
ス側)側からUV照射して硬化させる。この接続端子1
3、27が一直線状に配置されているため、この加圧ヘ
ッドの形状は一文字形状でよく、簡単な圧着接続装置で
接続が可能である。また、1回の加圧工程でこの多層基
板14の入出力端子をパネル端子18、29とそれぞれ
一括で接続できる。
【0101】また、パネル端子18、28、29の露出
部分を腐食から守るために、モールド21が施されてい
る。合わせてモールド21は多層基板14をパネルに固
定する役割も持っている。このモールド材は、エポキ
シ、アクリル、ウレタン、ポリエステル等の単独または
そのいくつかの混合または化合物等であり、溶剤タイ
プ、熱硬化タイプ、光硬化タイプ等またはそれらの併用
タイプである。
【0102】図10に示すようにパネル16の外形以内
に納まるようにコンパクトに搭載される。
【0103】このように、多層基板間の導通をとる手段
として、パネル上にバス配線をすることは、このバス配
線がパネルの他の配線パターンと同時に形成されるた
め、別な工程が必要ないこと、またヒートシール等の別
な部品も必要ないこと、さらに、入出力端子の接続を一
括でできるため接続工数が削減されること等により、よ
り安く液晶表示装置を供給できる。
【0104】さらに、本実施例の多層基板を用いること
によって、従来、TAB方式では別のバス基板を用いて
バス配線のクロス配線を行っていたものを、同一多層基
板内でクロス配線を処理できている。したがって、基板
内の配線を高密度にすることによってTAB方式よりコ
ンパクト化が可能であり、さらに別のバス基板を使わな
いため低価格化が可能である。
【0105】また、従来のCOG方式ではパネル基板上
でバス配線のクロス配線を行っていたため、バス配線の
エリアが広く必要であり、また配線抵抗値を低くするた
めに金属配線が必要でありコスト高となるのに対して、
本実施例の多層基板を用いることによって、COG方式
よりバス配線エリアの省スペース化、および低価格化が
可能である。
【0106】〔実施例6〕以下本実施例を図15、図1
6、図17、図18を用いて説明する。
【0107】図15は本発明の液晶表示装置において、
2個の液晶駆動用半導体チップをひとつの多層基板表面
にフェイスダウンボンディングした一実施例の多層基板
を分解して示した斜視図である。
【0108】1、2、3は本実施例の多層(3層)基板
の各層で、1は第1の層、2は第2の層、3は第3の層
であり、液晶駆動用半導体チップ4、4’は公知の方法
(例えば、半導体のAuバンプをAgペーストを用いて
基板に接続する方法、または異方性導電膜を用いる方
法、または半田バンプを用いたフリップチップ方法等)
により第1の層1の表面にフェイスダウンボンディング
されている。ボンディング後は、液晶駆動用半導体チッ
プ4、4’の周囲および液晶駆動用半導体チップ4、
4’と第1の層1の表面との間は腐食防止および補強の
ためにモールド20を施してある。このモールド材とし
て、エポキシ、アクリル、ウレタン、ポリエステル等の
単独またはそのいくつかの混合または化合物であり、溶
剤タイプ、熱硬化タイプ、光硬化タイプまたはそれらの
併用タイプである。第1の層1の表面には、液晶駆動用
半導体チップ4、4’の入力パッドに対応する入力配線
5、5’がパターニングされている。また、入力配線
5、5’はスルーホール6を介して第2の層2のバス配
線10に接続されている。さらに、入力配線5、5’の
先端には隣接の他の同様な多層基板とワイヤーボンディ
ングするためのランド7が形成されている。
【0109】また、第1の層1の表面には、液晶駆動用
半導体チップ4、4’の出力パッドに対応する出力配線
8、8’がパターニングされている。ここで、液晶駆動
用半導体チップ4、4’の出力パッドピッチよりパネル
の端子ピッチの方が大きいため、それぞれの出力パッド
とパネルの端子が対応するように第1の層1上でパター
ンを広げて配線されている。さらに、出力配線8、8’
の先端にスルーホール9を形成し、第2の層2のスルー
ホール11を通り、第3の層3のスルーホール12を介
してパネルとの接続端子13に接続している。
【0110】なお、第1の層1、第2の層2、第3の層
3の各層はアルミナ基材の低温同時焼成セラミック基板
である。厚みはそれぞれ0.25mmのものを使用し
た。入力配線5、5’、出力配線8、8’、バス配線1
0はAu、Ag、AgPd、Cu等の金属ペーストの焼
成物である。また、スルーホール6、9、11、12も
同様にAu、Ag、AgPd、Cu等の金属ペーストの
焼成物である。また、ランド7、接続端子13も同様に
Au、Ag、AgPd、Cu等の金属ペーストの焼成物
である。それらはそれぞれの層毎に公知の印刷方式によ
りパターニングされ、各層を重ね合わせ、焼成して一体
化し完成している。それぞれのパターニング焼成された
金属の厚みは通常0.001mmから0.05mm程度
であるが、抵抗値を下げるために0.05mmから0.
2mm程度にしてもよい。
【0111】ただし、第1の層1の表面の入力配線
5、、5’、ランド7、出力配線8、8’および第3の
層3の裏面の接続端子13は配線ピッチ、寸法精度等に
よっては、Au、Ag、AgPd、Cu等の金属ペース
トの全面印刷後、フォトリソ等によってパターン形成し
てもよい。この時のパターン厚みは0.001mmから
0.2mm程度である。または印刷方式ではなくAu、
Ag、Cu等の蒸着、またはスパッタ等による薄膜形成
後、フォトリソ、メッキ等の工程によってパターン形成
してもよい。この時のパターン厚みは0.0005mm
から0.1mm程度である。
【0112】このように、ひとつの多層基板に2個の液
晶駆動用半導体チップをボンディングすることは、ひと
つの多層基板に1個の液晶駆動用半導体チップをボンデ
ィングしたもの2個分と比較すると、入出力配線を効率
よく配線でき、半導体チップも効率よく配置できるた
め、必要な多層基板の面積は小さくなり、部品費を安く
できる。また、多層基板を個々にばらす(ダイシング、
またはブレイク等)工数や半導体チップをボンディン
グ、モールドするための多層基板のセット、リセットの
工数等も削減でき、コストダウンができる。
【0113】図16は図15に示した一実施例の多層基
板を液晶表示パネルに接続した一実施例を示す。
【0114】図17は図16の接続部の主要部分を拡大
して示す。
【0115】図18は図16の接続部の主要部分の断面
を示す。
【0116】液晶表示のパネル(例えば640*480
ドット表示)16に図15に示した一実施例の多層基板
14をX側に8個、Y側に5個をそれぞれパネル端子1
8に接続してある。ただし、図16ではX側の4個とY
側の5個は表示していない。多層基板14の端子13と
パネル端子18は、接続部材19によって接続が取られ
ている。導電部材19は電気的接続を確保していると同
時にある程度多層基板14のパネルへの固定も兼ねてい
る。
【0117】ここで使用する接続部材19は異方性導電
膜であり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。
この導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、P
b、Sn等の単独または複数の混合、合金、またはメッ
キ等による複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリスチ
レン、ポリカーボネート、アクリル等)にNi、Au、
Cu、Fe等の単独または複数のメッキをした粒子、カ
ーボン粒子等である。また、この接着剤はスチレンブタ
ジエンスチレン(SBS)系、エポキシ系、アクリル
系、ポリエステル系、ウレタン系等の単独または複数の
混合または化合物である。この異方性導電膜をパネル端
子18と多層基板14の接続端子13との間に配置し、
異方性導電膜に熱硬化性または熱可塑性と熱硬化性との
ブレンドタイプの接着剤を使った場合には加熱加圧ヘッ
ドを多層基板14に押し当てることによって硬化接続さ
れる。また、異方性導電膜にUV硬化性タイプの接着剤
を使った場合には加圧ヘッドを多層基板14に押し当
て、パネル端子18(ガラス側)側からUV照射して硬
化させる。
【0118】他の接続部材として、異方性導電接着剤が
あり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。この
導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、Pb、
Sn等の単独または複数の混合、合金、またはメッキ等
による複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、アクリル等)にNi、Au、C
u、Fe等の単独または複数のメッキをした粒子、カー
ボン粒子等である。また、この接着剤はスチレンブタジ
エンスチレン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、
ポリエステル系、ウレタン系等の単独または複数の混合
または化合物である。この異方性導電接着剤は液状、ま
たはペースト状であり、印刷方法、ディスペンサを使っ
たディスペンス方法等の公知の方法により、パネル端子
16の接続部分に配置する。異方性導電接着剤に熱硬化
性または熱可塑性と熱硬化性とのブレンドタイプの接着
剤を使った場合には加熱加圧ヘッドを多層基板14に押
し当てることによって硬化接続される。また、異方性導
電接着剤にUV硬化性タイプの接着剤を使った場合には
加圧ヘッドを多層基板14に押し当て、パネル端子18
(ガラス側)側からUV照射して硬化させる。
【0119】また、パネル端子18の露出部分を腐食か
ら守るために、モールド21が施されている。合わせて
モールド21は多層基板14をパネルに固定する役割も
持っている。このモールド材としては、エポキシ、アク
リル、ウレタン、ポリエステル等の単独またはそのいく
つかの混合または化合物であり、溶剤タイプ、熱硬化タ
イプ、光硬化タイプまたはそれらの併用タイプである。
【0120】隣接する多層基板14間のバス配線の接続
は、ランド7を介してワイヤー15によってワイヤーボ
ンディングされている。ワイヤー15として、Au、A
l、Cu等の金属またはそれらの金属の合金(Be、S
i、Mg等を含有するものも含む)を使用できる。ワイ
ヤーボンディングされる幅は多層基板の幅以内に納ま
り、図18に示すようにパネル16の外形以内に納まる
ようにコンパクトに搭載される。
【0121】ここで、ひとつの多層基板に2個の液晶駆
動用半導体チップをボンディングしたものを使用してい
るので、 ひとつの多層基板に1個の液晶駆動用半導体
チップをボンディングしたものを接続した場合より、多
層基板間の接続箇所は、8箇所削減(14箇所から6箇
所になっている)できている。これにともなって、ワイ
ヤー15の部材の削減、およびワイヤーボンディングの
工数の削減ができている。
【0122】このように、本実施例の多層基板を用いる
ことによって、従来、TAB方式では別のバス基板を用
いてバス配線のクロス配線を行っていたものを、同一多
層基板内でクロス配線を処理できている。したがって、
基板内の配線を高密度にすることによってTAB方式よ
りコンパクト化が可能であり、さらに別のバス基板を使
わないため低価格化が可能である。
【0123】また、従来のCOG方式ではパネル基板上
でバス配線のクロス配線を行っていたため、バス配線の
エリアが広く必要であり、また配線抵抗値を低くするた
めに金属配線が必要でありコスト高となるのに対して、
本実施例の多層基板を用いることによって、COG方式
よりバス配線エリアの省スペース化、および低価格化が
可能である。
【0124】〔実施例7〕本実施例を図19を用いて説
明する。
【0125】図19は本発明の液晶表示装置において、
2個の液晶駆動用半導体チップをひとつの多層基板表面
にワイヤーボンディングした一実施例の多層基板を分解
して示した斜視図である。
【0126】多層基板の第1の層1の表面に、液晶駆動
用半導体チップ4、4’の入出力パッドに対応して入力
配線5、5’および出力配線8、8’にワイヤーボンデ
ィング用ランド22が形成されている。その他、パター
ン、スルーホール、多層基板の形成方法、構成および構
造は、実施例1と同様である。
【0127】液晶駆動用半導体チップの裏面を多層基板
の表面に固定し液晶駆動用半導体チップ4、4’の入出
力パッドとそれぞれに対応する多層基板の第1の層1の
表面のランド22をワイヤーボンディングする。ワイヤ
ー23は実施例6の多層基板間の接続に使用したものと
同様なものが使用可能である。また、図示は省略してあ
るが実施例6と同様にボンディング部およびワイヤー部
を同様な材質のモールド材でモールドしてある。
【0128】さらに、隣接する多層基板間のバス配線の
接続は、実施例6と同様にワイヤーボンディングされて
いる。同様に、図示は省略してあるが実施例6と同様に
ボンディング部およびワイヤー部を同様な材質のモール
ド材でモールドしてある。
【0129】このように、本実施例の多層基板を用いる
ことによっても、従来のTAB方式、COG方式より、
実施例6と同様に、コンパクト化、低価格化が可能であ
る。
【0130】〔実施例8〕本実施例を図20を用いて説
明する。
【0131】図20は本発明の液晶表示装置において、
実施例6と同様に、2個の液晶駆動用半導体チップ4、
4’をひとつの多層基板表面にフェイスダウンボンディ
ングした多層基板14を液晶表示パネルのパネル端子1
8に接続部材19を使って接続されている。接続部の主
要部分は実施例6の図18と同様である。ただし、多層
基板の第1の層1の入力配線の先端はワイヤーボンディ
ング用のランドではなく、ヒートシール、またはフレキ
シブル基板を接続するのに適した形状をしている。
【0132】隣接する多層基板14間のバス配線の接続
は、接続基板24を使って接続している。接続基板24
としてはヒートシール、またはフレキシブル基板を用い
ることができる。
【0133】接続基板24の接続される幅は多層基板1
4の幅以内に納まり、実施例6の図18に示すように、
同様にパネル16の外形以内に納まるようにコンパクト
に搭載される。
【0134】このように、本実施例の多層基板を用いる
ことによっても、従来のTAB方式、COG方式より、
実施例6と同様に、コンパクト化、低価格化が可能であ
る。
【0135】また、液晶駆動用半導体チップの多層基板
表面への接続、隣接する多層基板間の電気的接続につい
ては、実施例6、7、および8に示すものをそれぞれに
組み合わせて使用することも同様に可能であり、それぞ
れの場合においても同様にコンパクト化、低価格化が可
能である。
【0136】その他に、本実施例の半導体チップを実装
した多層基板、およびその多層基板を他の表示装置また
は電子印字装置に実装することは、半導体チップの種類
をプラズマディスプレイ駆動用半導体チップ、またはE
L駆動用半導体チップに換えることによって、プラズマ
ディスプレイ、またはEL表示装置に同様に適用でき
る。また、サーマルヘッド駆動用半導体チップを同様に
多層基板に実装し、その多層基板をサーマルヘッドに同
様に接続することで電子印字装置に適用できる。
【0137】〔実施例9〕以下本実施例を図25から図
28に基づいて具体的に説明する。
【0138】図25は、本発明の液晶表示装置におい
て、半導体素子を多層基板に実装したものを液晶表示素
子に接続した場合の実装構造の一実施例を示す断面図で
あり、図26はその平面図である。図27は上記の液晶
表示素子の端子接続部の詳細平面図である。図28は上
記実装構造を用いて構成した場合のカラー液晶表示装置
のブロック図である。
【0139】図25において、液晶表示素子110は内
面に行電極郡、列電極郡とカラーフィルターが形成され
た表示基板であって、それらの間に液晶組成物が封入さ
れ、電極端子郡113が形成されている。
【0140】図25および図26の多層基板1121 、
1122 には液晶駆動出力線P11〜P3nおよびバスライ
ンがパターンニング形成され、各基板層の上下導通接続
をおこない積層され構成されている。半導体素子111
1 、1112 、1113 は接続端子にバンブが形成され
た液晶駆動用ICであり、それぞれの半導体素子111
は多層基板112に形成された接続端子にフェースダウ
ン実装で接続されている。本実施例では、3色のカラー
画素に対応するように3個の半導体素子1111、11
12 、1113 を実装しているが画素数の増減に適した
素子数を選択してもよい。
【0141】上記多層基板112は各半導体素子の接続
のための端子が表面層に、半導体素子1111 の入出力
線P11が第1層に半導体素子1112 の入出力線P21が
第2層に半導体素子1113 の入出力線P31が第3層
に、バスラインが第3層表面に形成されている。また本
実施例の多層基板112は三層構造であるが効率的な配
線パターンが形成できれば何層でも良いことは言うまで
もない。また多層基板112を構成する基板は本実施例
では熱膨張による伸縮を考慮してセラミックを使用した
がフレキシブル基材であるポリイミドフィルムなどを使
用してもよい。
【0142】図25からも明らかなように、本実施例に
よる半導体素子実装構造によれば液晶表示素子110を
駆動させるための配線とバスラインを基板内に形成して
いるため駆動制御回路基板が不要になり構成部品数がき
わめて少なくすみ、部品コストを大幅に削減できるもの
である。
【0143】図27より多層基板1121 と液晶表示素
子110との接続は、それぞれのカラー画素R(赤)1
311 、G(緑)1312 、B(青)1313 毎に引き
出された液晶表示素子電極端子郡113と、各画素に対
応した半導体素子1111(R用)、1112 (G
用)、1113 (B用)に接続され液晶駆動出力線P11
(半導体素子1111 の出力)P21(半導体素子111
2 の出力)、P31(半導体素子1113 の出力)の延長
に形成した多層基板端子郡114を位置合わせして異方
性導電接着材115を介して圧着機により180℃、3
0Kg/Cm2 、20秒の圧着条件で接続されている。
【0144】カラー表示は駆動方式が高dutyのため
白黒表示に比べクロストークが多くコントラストが低下
する欠点があるが、本実施例の接続方式によれば各カラ
ー電極毎に独立した半導体素子の出力配線を接続し、適
正な駆動波形を供給することができるたためクロースト
ークが少なく高コントラストな表示を得ることができ
る。
【0145】図28は本実施例による上記実装構造を用
いたカラー液晶表示装置の実施例をブロック図で示した
ものであり、表示素子110は例えば640×480ド
ット表示のSTN型カラー液晶表示体、半導体素子11
11 〜11112は160出力の液晶駆動用セグメントド
ライバである。
【0146】多層基板1121 〜1124 は、半導体素
子1111 〜11112をR(赤)、G(緑)、B(青)
各色毎に3個づつ実装したものであり、液晶表示素子1
10の外周に形成された電極端子に4個並列に実装され
ている。また、半導体素子1111 〜11112が実装さ
れた多層基板1121 〜1124 は電源および制御信号
を供給するため相互に4箇所で接続されている。
【0147】上記の実装構造によりカラー液晶表示装置
を構成したところ半導体素子の実装構造が高密度化し
て、コンパクトな液晶表示装置が実現できた。また従来
に比較して液晶表示素子間の接続箇所が1/3になり接
続信頼性が向上した。
【0148】本実施例による半導体素子の実装構造によ
り液晶表示装置を構成し信頼性試験をおこなったところ
TS試験(−30℃,80℃)1000サイクル、TH
試験(60℃90%RH)1000時間でも問題は発生
せず非常に良好な接続信頼性が実現できた。
【0149】〔実施例10〕図29は、本実施例の半導
体素子の実装構造を示す主要断面図であり、電子素子と
して液晶表示素子203(以下LCDという)を用いた
実施例を示している。
【0150】図29において、内部導電層221、入力
配線204、出力配線205、バイアホール261、バ
ンプ206等を装備した多層基板202上の所定の位置
にLSI201がフェイスダウン方式で実装されてい
る。LSI201の入力・出力の各端子は前記入力配線
204及び出力配線205に接続されている。実装され
たLSI201は必要に応じて接着剤208で固定し、
更に耐湿性等の信頼性を向上させることもできる。多層
基板202の内部には内部導電層221があり、スルー
ホール等で各基板の表裏導通をとり各信号を入力配線2
04に伝達する役目や内部導通部221をグランドレベ
ルにしてノイズ防止の役割等を果たしている。多層基板
202のバンプ206部とLCD203の端子231は
ACF209を用いて電気的に接続されている。同図で
はACF209はバンプ206付近の限られたスペース
に用いてあるが多層基板202の全面に渡り用いてもよ
い。
【0151】図30は本実施例の実装構造の多層基板2
02の1個の平面図である。同図においてLSI201
の出力端子に接続されている出力配線205は、バイア
ホール261を通して多層基板の表面から裏面に導通さ
れバンプ206に接続されている。また図31は同多層
基板202の1個の平面図であり裏面を示した図であ
る。同図においてLSI出力端子の信号を受けたバンプ
206が必要数千鳥に並んで形成されている。ファイン
ピッチに対応すべく出力端子ピッチを小さくする場合に
は同図の2列の千鳥配列を3列4列と増やすことにより
実現可能となる。
【0152】本実施例での各部品・部材の特徴は次のと
おりである。
【0153】LSI 201…外形サイズが正方形に近
い構造のもの、外形短辺と長辺の比が1:5以上の細長
く後者では入力端子と出力端子が極力一辺に集中してい
るものを使用。各端子にはバンプ付きのものを使用。
【0154】多層基板202…材料としてセラミクス・
ガラスエポキシ樹脂等を使用。積層数は3枚。
【0155】電子素子203…液晶表示素子等の電子素
子。
【0156】入力配線204…Auのみ、AgPd、C
uベースにNi・Auメッキを施したもの等 出力配線205…入力配線204と同様。形成方法はス
ルーホール内部に導電材料を充填後、ハーフカットする
方法と印刷により多層基板側面に形成する方法の2種類
で行った。
【0157】出力端子205a…同上 バンプ206 …入力配線204と同様。バンプ形状は
円、四角形等で登頂部にはフラット面があることが望ま
しい。バンプのサイズは当然ながら配線パターンピッに
より変わるが絶縁性を保てる中で最大サイズにするのが
望ましい。
【0158】モールド208…エポキシ系接着剤 ACF 209…熱硬化型ACF:日立化成社製の品番
AC6000番系、7000番系 接着剤 211…紫外線硬化型接着剤、熱硬化型エポキ
シ系接着剤 図32は、本発明の半導体素子の実装構造及び実装方法
を用いたLCDモジュールの一実施例を示す平面図であ
る。同図においてLCD203の端子に複数の多層基板
202が実装してある。本実施例では、各多層基板20
2間の接続はAu・Cu・Al等の導電ワイヤーを用い
てワイヤーボンディングして接続したがヒートシールや
FPCを用いた方法でもよい。同図のように大型のLC
Dにおいても本実装構造を用いることにより非常にコン
パクトな実装エリアを実現している。
【0159】〔実施例11〕図33は、本実施例の半導
体素子の実装構造を示す主要断面図であり、電子素子と
してLCD203を用いた実施例を示している。実施例
10に対して多層基板202をバンプ206がLCD2
03側にくるように実装してある点が特徴である。
【0160】〔実施例12〕図34は、本実施例の半導
体素子の実装構造を示す主要断面図であり、電子素子と
してLCD203を用いた実施例を示している。実施例
10に対して多層基板202の出力配線205をバイア
ホールではなく側面配線251で導通し、裏面のバンプ
206に接続してある点が特徴である。
【0161】〔実施例13〕図35は、本発明の半導体
素子の実装構造を用いた感熱式電子印字装置(以下電子
印字装置と言う)の一実施例を示す平面図である。同図
において電子印字素子であるサーマルプリンタヘッド2
13の端子に複数の多層基板202が実装されている。
また図36は、本実施例の電子印字装置を示す平面図で
あり、LCDの場合と同様に非常にコンパクトな実装エ
リアを実現している。
【0162】〔実施例14〕図37は、本発明の半導体
素子の実装構造を用いた電子印字装置の一実施例を示す
平面図である。実施例13に対して多層基板202を1
枚の一体基板にしたことが特徴である。
【0163】〔実施例15〕図38は、本発明の半導体
素子の実装構造を用いた電子印字装置の一実施例を示す
断面図である。実施例13に対して実施例12と同様の
多層基板202を用いたことが特徴である。
【0164】〔実施例16〕図39は、本発明の半導体
素子の実装構造の一実施例を示す主要断面図である。電
子素子として液晶表示素子を用いた実施例である。図3
9において、内部導電層221、入力配線204、出力
配線205を装備した多層基板202上の所定の位置に
LSI201がフェイスダウン方式で実装され、LSI
201の入力・出力の各端子は前記入力配線204及び
出力配線205に接続されている。実装されたLSI2
02は必要に応じて接着剤208により更に固定し、耐
湿性等の信頼性を向上させても良い。多層基板202の
内部には内部導電層221があり、入力配線204にス
ルーホール等で各基板の表裏導通をとり各信号を伝達す
る役目や内部導通部221がグランドレベルとなりノイ
ズ防止の役割等を果たしている。
【0165】多層基板202の出力配線205は延長さ
れ多層基板202の側面にまで回り込んで形成され、そ
の側面部が他の電子素子と接続可能な出力端子204a
として形成されている。その出力端子205aと電子素
子203(本実施例では液晶表示素子、以下LCDとい
う)はACF209を用いて、多層基板202と電子素
子(LCD)203の平面がほぼ垂直になるように実装
され電気的に接続されている。多層基板202が実装さ
れた後、強度向上のため、接着剤211により多層基板
202と電子素子(LCD)203を接着固定してもよ
い。この実装方法により電子素子203端部の実装エリ
ア寸法Aは2mm以下に収めることが可能である。図4
0は液晶表示装置の平面図であるが、製品要求特性上、
図40のA部の寸法は小さい方が望ましく、特にLCD
背面にバックライトを装備する場合等には本実施例の実
装構造を用いることにより前記A部の寸法が非常に小さ
くなるためLCDモジュールとしての商品性を非常に高
めることができる。
【0166】本実施例での各部品・部材の特徴は次のと
おりである。
【0167】LSI 201…外形サイズが正方形に近
い構造のもの、外形短辺と長辺の比が1:5以上の細長
く後者では入力端子と出力端子が極力一辺に集中してい
るものを使用。各端子にはバンプ付きのものを使用。
【0168】多層基板202…材料としてセラミクス・
ガラスエポキシ樹脂等を使用。積層数は3枚。
【0169】電子素子203…液晶表示素子等の電子素
子。
【0170】入力配線204…Auのみ、AgPd、C
uベースにNi・Auメッキを施したもの等。
【0171】出力配線205…入力配線204と同様。
【0172】出力端子205a…同上。形成方法とし
て、スルーホール(バイアホール)を形成後その中心部
で切断し端子を形成する方法と基板側面に導体パターン
を印刷し形成する方法を用いた。
【0173】モールド208…エポキシ系接着剤。
【0174】ACF 209…熱硬化型ACF:日立化
成社製の品番AC6000番系、7000番系で圧着前
の状態での導電粒子密度1000個/mm2
上のものを使用。
【0175】接着剤 211…紫外線硬化型接着剤、熱
硬化型エポキシ系接着剤。
【0176】〔実施例17〕図41は、本発明の半導体
素子の実装構造を用いた液晶表示装置の一実施例であ
る。同図においてLCD203の端子に複数の多層基板
202が本発明の半導体素子の実装構造を用いて実装し
てある。基板間の接続はAu・Cu・Al等の金属ワイ
ヤーを用いてワイヤーボンディングで行ったがヒートシ
ールやFPCでACFを用いて行う方法等で接続を行っ
てもよい。同図のように大型のLCDにおいても本実装
構造を用いることにより非常にコンパクトな実装エリア
を実現している。
【0177】〔実施例18〕図42は、本発明の半導体
素子の実装構造を用いた感熱式電子印字装置(以下電子
印字装置と言う)の一実施例であり、電子印字素子であ
るサーマルプリントヘッド213の端子に多層基板20
2が実装されている。LCDの場合と同様に非常にコン
パクトな実装エリアを実現している。
【0178】〔実施例19〕以下本実施例を図43を用
いて説明する。
【0179】図43は本発明の半導体素子の実装方法
で、入力端子及び出力端子の配列において、その半導体
素子の周辺のある一辺に出力端子郡のみが配列され、そ
の出力端子郡のみが配列されている辺と直交する、一辺
または二辺に入力端子郡が配列されている半導体素子3
04を第1の層301に開口部320を設けた多層基板
311にフェースダウンボンディングした一実施例の多
層基板311を分解した斜視図で、301、302、3
03は本実施例の多層(3層)配線基板の各層で、30
1は第1の層、2は第2の層、3は第3の層であり、第
1の層301に開口部320が設けてあり、第2の層3
02の表面には、半導体素子304の入力電極に対応す
る入力配線305がパターニングされている。また、入
力配線305はスルーホール306を介して第3の層3
03のバス配線309に接続されている。さらに、入力
配線305の先端には隣接の他の同様な多層基板311
とバス配線の接続をするためのランド307が形成され
ている。
【0180】さらに、第2の層302の出力配線308
の先端に出力端子スルーホール324を形成し、第3の
層303のスルーホールを介して外部接続端子310に
接続している。
【0181】なお、上記301、302、303の各層
はアルミナ基材の低温同時焼成セラミック基板を例にと
ってある。厚みはそれぞれ0.25mm程の薄いものを
使用し、入力配線305、出力配線308、バス配線3
09はAu、Ag、AgPd、Cu等の金属ペーストの
焼成物である。また、スルーホール306、324も同
様にAu、Ag、AgPd、Cu等の金属ペーストの焼
成物である。また、ランド307、外部接続端子310
も同様にAu、Ag、AgPd、Cu等の金属ペースト
の焼成物である。それらはそれぞれの層毎に公知の印刷
方式によりパターニングされ、各層を重ね合わせ、焼成
して一体化し完成している。それぞれのパターニング焼
成された金属の厚みは通常0.001mmから0.05
mm程度であるが、抵抗値を下げるために0.05mm
から0.2mm程度にしてもよい。
【0182】ただし、第1の層301の表面入力配線3
05、ランド307、第2の層302の出力配線30
8、および第3の層303裏面の外部接続端子310は
配線ピッチ、寸法精度等によっては、Au、Ag、Ag
Pd、Cu等の金属ペーストの全面印刷後、フォトリソ
等によってパターン形成してもよい。この時のパターン
厚みは0.001mmから0.2mm程度が良好であ
る。または印刷方式ではなくAu、Ag、Cu等の蒸
着、またはスパッタ等による薄膜形成後、フォトリソ、
メッキ等の工程によってパターン形成してもよい。この
時のパターン厚みは0.0005mmから0.1mm程
度が良好である。
【0183】なお、多層基板の材質は今回はセラミック
基板を例にとって説明してあるが、その他にもカラエ
ポ、紙フェノール、ポリミド等の材質を使用してもよ
い。
【0184】〔実施例20〕以下本実施例を図44、4
5を用いて説明する。
【0185】図44は本実施例の半導体素子の実装構造
の一実施例を示す斜視図であり、実施例19で示した多
層基板311に半導体素子304を公知の方法(例え
ば、半導体のAuバンプをAgペーストを用いて基板に
接続する方法、または異方性導電膜を用いる方法等)に
より、半導体素子304が第1の層301の開口部32
0を通過して、第2の層302の表面にフェイスダウン
ボンディングされている。
【0186】フェースダウン後は、半導体素子304の
周囲および半導体素子304と第2の層302の表面と
の間は腐食防止および補強のためにモールド剤が充填し
てある。第2の層302の表面には、半導体素子304
の入力電極に対応する入力配線305がパターニングさ
れているのが特徴である。
【0187】〔実施例21〕以下本実施例を図46、4
7を用いて説明する。
【0188】図46は本実施例の半導体素子の実装構造
の一実施例を示す斜視図であり、実施例19で示した多
層基板311の第1の層301に設けて有る開口部32
0を通過して、半導体素子304が能動面を上面に位置
するように接着剤等で固定し、半導体素子304の電極
325と多層基板311の第1の層301のワイヤーボ
ンディング用ランド318とをワイヤーボンディング実
装方式で実装した一実施例である。ワイヤーボンディン
グ用ランド318のピッチとしては60μmから300
μmで配置されており、Auワイヤー312で電極32
5とワイヤーボンディング用ランド318を接続してい
ることを特徴としている。
【0189】図47は、実施例20における、半導体素
子の実装方法の一実施例の断面図である。
【0190】〔実施例22〕以下本実施例を図48、4
9を用いて説明する。
【0191】図48は本実施例の半導体素子の実装構造
の一実施例を部品毎に分解して示す斜視図であり、実施
例20で示した半導体素子304が多層基板311の第
1の層301の開口部320を通過して、第2の層30
2にフェースダウン実装された半導体素子の、バス配線
の実装方法を示した一実施例で、複数個の半導体素子3
04の実装された多層基板311のバス配線309を、
バス配線用FPC326で行うもので、バス配線用FP
Cには多層基板311のランド307に対応するバス配
線用接続ランド328が構成されており、ランド307
とバス配線接続ランド328とが、半田、または異方性
導電膜等で接続されていることを特徴としている。
【0192】図49は、図48の実装後の正面図であ
る。
【0193】〔実施例23〕以下本実施例を図50、5
1を用いて説明する。
【0194】図50は本発明の半導体素子の実装構造の
一実施例を部品毎に分解して示す斜視図であり、実施例
20で示した半導体素子304が多層基板311の第1
の層301の開口部320を通過して、第2の層302
にフェースダウン実装された半導体素子の、バス配線の
実装方法を示した一実施例で、複数個の半導体素子30
4の実装された多層基板311のバス配線309を、複
数個の開口部329を設けたバス配線用PCB基板で行
うもので、バス配線用PCB基板には多層基板311の
ランド307に対応するバス配線用接続ランド328が
構成されており、ランド307とバス配線接続ランド3
28とが、半田、または異方性導電膜等で接続されてい
る事を特徴としている。
【0195】図51は、図50の実装後の正面図であ
る。
【0196】〔実施例24〕以下本実施例を図52を用
いて説明する。
【0197】図52は本実施例の半導体素子の実装構造
の一実施例を示す斜視図であり、実施例20で示した半
導体素子304が多層基板311の第1の層301の開
口部320を通過して、第2の層302にフェースダウ
ン実装された半導体素子の、バス配線の実装方法を示し
た一実施例で、複数個の半導体素子304の実装された
多層基板311のバス配線を、多層基板311の第1の
層301の表面に設けて有るランド307を使用して、
ワイヤーボンディング実装方法でAuワイヤー312で
接続したことを特徴としている。
【0198】〔実施例25〕以下本実施例を図53、5
4を用いて説明する。
【0199】図53は本実施例の半導体素子の実装構造
の一実施例を部品毎に分解して示す斜視図であり、実施
例20で示した半導体素子304が多層基板311の第
1の層301の開口部320を通過して、半導体素子3
04が能動面を上面に位置するように多層基板311の
第2の層302に接着剤等で固定され、半導体素子30
4の電極325と多層基板311の第1の層301のワ
イヤーボンディング用ランド318とをワイヤーボンデ
ィング実装方式で実装した複数の多層基板311のバス
配線の実装方法を示した一実施例で、複数個の半導体素
子304の実装された多層基板311のバス配線309
を、バス配線用FPC326で行うもので、バス配線用
FPCには多層基板311のランド307に対応するバ
ス配線用接続ランド328が構成されており、ランド3
07とバス配線接続ランド328とが、半田、または異
方性導電膜等で接続されていることを特徴としている。
【0200】図54は、図53の実装後の正面図であ
る。
【0201】〔実施例26〕以下本実施例を図55、5
6を用いて説明する。
【0202】図55は本実施例の半導体素子の実装構造
の一実施例を部品毎に分解して示す斜視図であり、実施
例20で示した半導体素子304が多層基板311の第
1の層301の開口部320を通過して、半導体素子3
04が能動面を上面に位置するように多層基板311の
第2の層302に接着剤等で固定され、半導体素子30
4の電極325と多層基板311の第1の層301のワ
イヤーボンディング用ランド318とをワイヤーボンデ
ィング実装方式で実装した複数の多層基板311のバス
配線の実装方法を示した一実施例で、複数個の半導体素
子304の実装された多層基板311のバス配線309
を、複数個の開口部329を設けたバス配線用PCB基
板で行うもので、バス配線用PCB基板には多層基板3
11のランド307に対応するバス配線用接続ランド3
28が構成されており、ランド307とバス配線接続ラ
ンド328とが、半田、または異方性導電膜等で接続さ
れていることを特徴としている。
【0203】図56は、図55の実装後の正面図であ
る。
【0204】〔実施例27〕以下本実施例を図57を用
いて説明する。
【0205】図57は本実施例の半導体素子の実装構造
の一実施例を示す斜視図であり、実施例20で示した半
導体素子304が多層基板311の第1の層301の開
口部320を通過して、半導体素子304が能動面を上
面に位置するように多層基板311の第2の層302に
接着剤等で固定され、半導体素子304の電極325と
多層基板311の第1の層301のワイヤーボンディン
グ用ランド318とを、ワイヤーボンディング実装方式
で実装した複数の多層基板311のバス配線の実装方法
を示した一実施例で、複数個の半導体素子304の実装
された多層基板311のバス配線を、多層基板311の
第1の層301の表面に設けて有るランド307を使用
して、ワイヤーボンディング実装方法でAuワイヤー3
12で接続したことを特徴としている。
【0206】〔実施例28〕以下本実施例を図58を用
いて説明する。
【0207】図58は本実施例の半導体素子の実装構造
を電子光学装置である液晶表示装置に実装した一実施例
を示す断面図であり、実施例22で示した半導体素子3
04が多層基板311の第1の層301の開口部320
を通過して、第2の層302にフェースダウン実装され
た半導体素子が複数個実装された多層基板311のバス
配線309を、バス配線用FPC326で実装した多層
基板311を液晶表示装置に実装したもので、多層基板
311の外部接続端子310とパネル端子315は、異
方性導電膜316によって接続が取られている。異方性
導電膜316は電気的接続を確保していると同時に、あ
る程度多層基板311の液晶パネル313への固定も兼
ねている。異方性導電膜316に熱硬化性、または熱可
塑性と熱硬化性とのブレンドタイプを使った場合には加
熱加圧ヘッドを多層基板311に押し当てることによっ
て硬化接続される。また、異方性導電膜316にUV硬
化性タイプを使った場合には、加圧ヘッドを多層基板3
11に押し当て、パネル端子315(ガラス側)側から
UV照射して硬化させる。
【0208】また、パネル端子315の露出部分を腐食
から守るために、モールド330が充填されている。合
わせてモールド330は多層基板311を液晶パネル3
13に固定する役割も持っている。
【0209】このように、本実施例の多層基板311を
用いることによって、従来、TCP方式では困難とされ
ていた80μm以下のファインピッチに対応できる。
【0210】また、従来のCOG方式では液晶パネル基
板上でバス配線のクロス配線を行っているため、液晶パ
ネルのバス配線のエリアが広く必要であり、また配線抵
抗値を低くするために金属配線が必要であり、コスト高
となるのに対して、本実施例の多層基板311を用いる
ことによって、COG方式よりバス配線エリアの省スペ
ース化、および低価格化が可能である。
【0211】〔実施例29〕以下本実施例を図59を用
いて説明する。
【0212】図59は本発明の半導体素子の実装構造を
電子印字装置であるサーマルプリンタのヘッド部分に実
装した一実施例を示す断面図であり、実施例22で示し
た半導体素子304が多層基板311の第1の層301
の開口部320を通過して、第2の層302にフェース
ダウン実装された半導体素子が複数個実装された多層基
板311のバス配線309を、バス配線用FPC326
で実装した多層基板311を電子印字装置のサーマルプ
リンタヘッドに実装したもので、多層基板311の外部
接続端子310とパネル端子315は、異方性導電膜3
16によって接続が取られている。
【0213】〔実施例30〕以下本実施例を図60を用
いて説明する。
【0214】図60は実施例23の多層基板の実装構造
を、電子光学装置である液晶表示装置に実装した一実施
例を示す断面図である。実施例28に対して複数の多層
基板311のバス配線を複数の開口部321を有するバ
ス配線用PCB基板327を用いて実装されていること
を特徴としている。
【0215】〔実施例31〕以下本実施例を図61を用
いて説明する。
【0216】図61は実施例23の多層基板の実装構造
を、電子印字装置であるサーマルプリンタのヘッド部分
に実装した一実施例を示す断面図である。実施例29に
対して複数の多層基板311のバス配線を複数の開口部
321を有するバス配線用PCB基板327を用いて実
装されていることを特徴としている。
【0217】〔実施例32〕以下本実施例を図62を用
いて説明する。
【0218】図62は実施例20の多層基板の実装構造
を、電子光学装置である液晶表示装置に実装した一実施
例を示す斜視図である。実施例28に対して複数の多層
基板311のバス配線をワイヤーボンディングによるA
uワイヤー312で接続されていることを特徴としてい
る。
【0219】〔実施例33〕以下本実施例を図63を用
いて説明する。
【0220】図63は実施例20の多層基板の実装構造
を、電子印字装置であるサーマルプリンタのヘッド部分
に実装した一実施例を示す斜視図である。実施例29に
対して複数の多層基板311のバス配線をワイヤーボン
ディングによるAuワイヤー312で接続されているこ
とを特徴としている。
【0221】〔実施例34〕以下本実施例を図64を用
いて説明する。
【0222】図64は実施例21の多層基板の実装構造
を、電子光学装置である液晶表示装置に実装した一実施
例を示す断面図である。実施例28に対して半導体素子
304の入出力端子の接続をワイヤーボンディングで実
装していることを特徴としている。
【0223】〔実施例35〕以下本実施例を図65を用
いて説明する。
【0224】図65は実施例21の多層基板の実装構造
を、電子印字装置であるサーマルプリンタのヘッド部分
に実装した一実施例を示す断面図である。実施例29に
対して半導体素子304の入出力端子の接続をワイヤー
ボンディングで実装していることを特徴としている。
【0225】〔実施例36〕以下本実施例を図66を用
いて説明する。
【0226】図66は実施例21の多層基板の実装構造
を、電子光学装置である液晶表示装置に実装した一実施
例を示す断面図である。実施例34に対して複数の多層
基板311のバス配線を複数の開口部321を有するバ
ス配線用PCB基板327を用いて実装されていること
を特徴としている。
【0227】〔実施例37〕以下本実施例を図67を用
いて説明する。
【0228】図67は実施例21の多層基板の実装構造
を、電子印字装置であるサーマルプリンタのヘッド部分
に実装した一実施例を示す断面図である。実施例35に
対して複数の多層基板311のバス配線を複数の開口部
321を有するバス配線用PCB基板327を用いて実
装されていることを特徴としている。
【0229】〔実施例38〕以下本実施例を図68を用
いて説明する。
【0230】図68は実施例21の多層基板の実装構造
を、電子光学装置である液晶表示装置に実装した一実施
例を示す斜視図である。実施例28に対して複数の多層
基板311のバス配線をワイヤーボンディングによるA
uワイヤー312で接続されていることを特徴としてい
る。
【0231】〔実施例39〕以下本実施例を図69を用
いて説明する。
【0232】図69は実施例21の多層基板の実装構造
を、電子印字装置であるサーマルプリンタのヘッド部分
に実装した一実施例を示す斜視図である。実施例29に
対して複数の多層基板311のバス配線をワイヤーボン
ディングによるAuワイヤー312で接続されているこ
とを特徴としている。
【0233】〔実施例40〕本実施例を図70を用いて
説明する。
【0234】図70は本発明の液晶表示装置において、
実施例1と同様に、液晶駆動用半導体チップ4を多層基
板表面にフェイスダウンボンディングした多層基板14
を液晶表示パネルの端子18に接続部材19を使って接
続されている。接続部の主要部分は実施例1の図4と同
様である。ただし、多層基板は多層基板間の接続長を縮
めるため、ワイヤーボンディングに必要な部分のみ突出
している。
【0235】このように、本実施例の多層基板を用いる
ことによって、多層基板に不要部分を有することなく必
要最小限の形状で多層基板間の距離を縮めることによ
り、ワイヤーボンディングのワイヤー長が短くなり、ワ
イヤーの断線による接続不良の発生が低減し、低価格で
信頼性の高い液晶表示装置が可能である。
【0236】〔実施例41〕本実施例を図71を用いて
説明する。
【0237】図71は本発明の液晶表示装置において、
実施例1と同様に、液晶駆動用半導体チップ4を多層基
板表面にフェイスダウンボンディングした多層基板14
を液晶表示パネルの端子18に接続部材19を使って接
続され、多層基板間はワイヤーボンディングによって接
続されている。接続部の主要部分は実施例1の図4と同
様である。ただし、多層基板の上層は他の層より小さく
なっており、多層基板の端部に段差が形成されおり、隣
接する多層基板間の接続はワイヤーボンディングを二段
に分けておこなっている。
【0238】このように、本実施例の多層基板を用いる
ことによって、そのワイヤーボンディングを複数段に分
けることにより、ワイヤーボンディング用のランドをま
とめることが出来その結果、多層基板の外形を小さく
し、コンパクト化、低価格化が可能である。
【0239】〔実施例42〕本実施例を図72を用いて
説明する。
【0240】図72は本発明の液晶表示装置において、
実施例1と同様に、液晶駆動用半導体チップ4を多層基
板表面にフェイスダウンボンディングした多層基板14
を液晶表示パネルの端子18に接続部材19を使って接
続されている。接続部の主要部分は実施例1の図4と同
様である。ただし、図72のM部は、多層基板は上層と
下層との間に少なくとも一層の中間層を設け、その中間
層または下層または中間層および下層を上層より面積を
小さくしているため、溝状となっている。
【0241】このように、本実施例の多層基板を用いる
ことによって、その多層基板の上層以外の中間層または
下層または中間層および下層の両方を上層より面積を小
さくし、治工具を取り付ける部分を設けたことによりリ
ワーク作業時の取り扱いを容易にする。
【0242】〔実施例43〕本実施例を図73、図7
4、図75を用いて説明する。
【0243】図73は本発明の液晶表示装置において、
液晶駆動用半導体チップを多層基板表面にフェイスダウ
ンボンディングした一実施例の多層基板を分解して示し
た斜視図である。
【0244】1、2、3は本実施例の多層(3層)基板
の各層で、1は第1の層、2は第2の層、3は第3の層
であり、実施例1と同様に、液晶駆動用半導体チップ4
を多層基板表面にフェイスダウンボンディングされてい
る。ボンディング後は、液晶駆動用半導体チップ4の周
囲および液晶駆動用半導体チップ4と第1の層1の表面
との間は腐食防止および補強のためにモールドしてあ
る。第1の層1の表面には、液晶駆動用半導体チップ4
の入力パッドに対応する入力配線5がパターニングされ
ている。また、入力配線5はスルーホール6を介して第
2の層2のバス配線10に接続されている。さらに、入
力配線5の先端には隣接の他の同様な多層基板とワイヤ
ーボンディングするためのランド7が形成されている。
【0245】また、第1の層1の表面には、液晶駆動用
半導体チップ4の出力パッドに対応する出力配線8がパ
ターニングされている。ここで、液晶駆動用半導体チッ
プ4の出力パッドピッチよりパネルの端子ピッチの方が
大きいため、それぞれの出力パッドとパネルの端子が対
応するように第1の層1上でパターンを広げて配線され
ている。さらに、出力配線8の先端にスルーホール9を
形成し、第1の層の裏面のパネルとの接続端子13に接
続している。
【0246】なお、上記1、2、3の各層は実施例1と
同様に、アルミナ基材の低温同時焼成セラミック基板で
ある。
【0247】図74は図73に示した一実施例の多層基
板を液晶表示パネルに接続した一実施例の主要部の断面
を示す。
【0248】図75は図73に示した一実施例の多層基
板を液晶表示パネルに接続した一実施例の主要部を示
す。
【0249】このように、本実施例の多層基板を用いる
ことによって、液晶表示パネル端子上から多層基板の一
部を液晶表示パネル端子上から外すことにより、液晶表
示装置の厚みを薄くすることが可能である。
【0250】その他に、本実施例の半導体チップを実装
した多層基板、およびその多層基板を他の表示装置また
は電子印字装置に実装することは、半導体チップの種類
をプラズマディスプレイ駆動用半導体チップ、またはE
L駆動用半導体チップに換えることによって、プラズマ
ディスプレイ、またはEL表示装置に同様に適用でき
る。また、サーマルヘッド駆動用半導体チップを同様に
多層基板に実装し、その多層基板をサーマルヘッドに同
様に接続することで電子印字装置に適用できる。
【0251】〔実施例44〕本発明の他の一実施例を図
76、図77、図78を用いて説明する。図76、図7
7は本発明の液晶表示装置において、液晶駆動用半導体
チップを多層基板表面にフェイスダウンボンディングし
た一実施例の多層基板を示した斜視図である。この多層
基板の材質・構成は実施例1の多層基板と同様である
が、取り付け穴432を設けてある。取り付け穴432
の形状を図では円形のものを示したが、長方形、楕円、
正方形、長穴等の形状でも良い。
【0252】図77は図76、図77で示した多層基板
431a〜dを使った本発明の液晶表示装置を示す。液
晶駆動用半導体チップ4を多層基板表面に搭載した多層
基板14.431a〜dをパネル16に接続している。
多層基板431a〜dに取り付け穴432を介して、パ
ネル16、バックライトユニット435と外装化粧ケー
ス436の一体物、外装化粧ケース上433を固定用ネ
ジ434により固定している。これにより、本発明の液
晶表示装置で外装化粧ケースをPC(パーソナルコンピ
ューター)等の外装ケースと兼用する事ができ、従来の
液晶表示装置では別部品として必要であったフレーム・
金枠等の部品を削減でき部品費の低減ができる。また、
組立工数も簡略化でき加工工数も低減できる。
【0253】ここで、多層基板14・431a〜dとパ
ネル端子18は実施例1と同様に接着部材19で接続さ
れモ−ルド21により接着補強がされているが、筺体に
組み込んだ後の強度(耐振動強度)を向上させるために
パネル端子18と多層基板14・431a〜dの側面、
または、裏面にモ−ルド21を施しても良い。 このモ
ールド材は、エポキシ、アクリル、ウレタン、ポリエス
テル等の単独またはそのいくつかの混合または化合物等
であり、溶剤タイプ、光硬化タイプまたはそれらの併用
タイプである。
【0254】多層基板のパタ−ンと取り付け穴との間の
位置精度は±0.1mm以下にする事が可能であることか
ら、パネルパタ−ンの位置と取り付け穴との位置精度は
±0.2mm以下を確保できる。筺体である外装化粧ケー
ス436への組み付けはこの取り付け穴を使用している
ため、バックライトユニット435に対しての位置再現
性と外装化粧ケース上433へのパネル表示エリアとの
位置再現性を確保向上できる。そして、取り付け用ネジ
434で組立を行った場合はリワ−ク再組立が容易であ
る。また、プラスチック製の引っかかりのある鋲状の部
品等を使うと組み付け時に押し込むだけで組立固定が可
能となり、簡単な組み込みができる。ここで、バックラ
イトユニット435と外装化粧ケ−ス436は両面テ−
プ等で固定する方式、また、取り付け用爪等により固定
する方式等でも良い。
【0255】〔実施例45〕本発明の他の一実施例を図
79、図80、図81を用いて説明する。図79、図8
1で示す様に、多層基板437a〜dのサイズをガラス
端子18の端面より大きく設計し、取り付け用切り欠き
形状をガラス端面より外側に出し固定している。この多
層基板の材質・構造は実施例1の多層基板と同様である
が、取り付け用切り欠き438を設けてある、取り付け
用切り欠き438の形状は図中では半円状の物を示した
が、長方形、正方形、ひし型、楕円、長穴等の全部また
は一部の形状でも良い。ここで、取り付け用切り欠きの
位置を多層基板437a〜dの中央に配置し多層基板長
辺方向の中心線に対し左右対象の形状であれば、4個の
部品を1種類にする事ができる等部品の標準化が可能で
ある。
【0256】図80は図79に示した多層基板437a
〜dを使った本発明の液晶表示装置を示す。液晶駆動用
半導体チップ4を多層基板表面に搭載した多層基板1
4.437a〜dをパネル16に接続している。多層基
板437a〜dに取り付け用切り欠き438を介して、
パネル16、バックライトユニット435と外装化粧ケ
ース436の一体物、外装化粧ケース上433を固定用
ネジ434により固定している。これにより、本発明の
液晶表示装置で外装化粧ケースをPC(パーソナルコン
ピューター)等の外装ケースと兼用する事ができ、従来
の液晶表示装置では別部品として必要であったフレーム
・金枠等の部品を削減でき、また、多層基板437a〜
dの取り付け用切り欠き438形状統一での部品の標準
化も可能なため部品費の低減ができる。さらに、部品点
数の削減により液晶表示装置組立も簡略化でき加工工数
も低減できる。
【0257】ここで、図81は本発明の液晶表示装置に
おける多層基板437a〜dの接続部分の断面を示す。
多層基板14・437a〜dとパネル端子18は接着部
材19とモ−ルド21により接着補強がされているが、
筺体に組み込んだ後の強度(耐振動強度)を向上させる
ためにパネル端子18の端面と多層基板14・437a
〜dの側面または、裏面にモ−ルド21を施しても良
い。
【0258】このモールド材は、エポキシ、アクリル、
ウレタン、ポリエステル等の単独またはそのいくつかの
混合または化合物等であり、溶剤タイプ、光硬化タイプ
またはそれらの併用タイプである。
【0259】多層基板のパタ−ンと取り付け用切り欠き
との間の位置精度は±0.1mm以下にする事が可能であ
ることから、パネルパタ−ンの位置と取り付け用切り欠
きとの位置精度は±0.2mm以下を確保できる。筺体で
ある外装化粧ケース436への組み付けはこの取り付け
用切り欠きを使用しているため、バックライトユニット
435に対しての位置再現性と外装化粧ケース上433
へのパネル表示エリアとの位置再現性を確保向上でき
る、そして、取り付け用ネジ434で組立を行った場合
はリワ−ク再組立が容易である。また、プラスチック製
の引っかかりのある鋲状の部品等を使うと組み付け時に
押し込むだけで組立固定が可能となり、簡単な組み込み
ができる。ここで、バックライトユニット435と外装
化粧ケ−ス436は両面テ−プ等で固定する方式、また
は、取り付け用爪等により固定する方式でも良い。
【0260】〔実施例46〕以下本実施例を図82、図
83、図84、図85、図86、図87、図88、図8
9を用いて説明する。
【0261】図82は本発明の液晶表示装置において、
3個の液晶駆動用半導体チップをひとつの多層基板表面
にフェイスダウンボンディングした一実施例の多層基板
6000を示す。
【0262】図83は上記図82の多層基板6000を
分解して示した斜視図である。ここで、液晶駆動用半導
体チップ1100、1200、1300の出力側のパッ
ドピッチP1は80μmであり、パネル端子18のピッ
チP2は50μmであり、P1>P2の関係となる場合
の実施例である。このパネル端子ピッチP2=50μm
は6インチクラスのVGAカラーの液晶表示装置におい
て必要となる微細な接続ピッチである。
【0263】1000、2000、3000、400
0、5000は本実施例の多層(5層)基板の各層で、
1000は第1の層、2000は第2の層、3000は
第3の層、4000は第4層、5000は第5層であ
り、液晶駆動用半導体チップ1100、1200、13
00は公知の方法(例えば、半導体のAuバンプをAg
ペーストを用いて基板に接続する方法、または異方性導
電膜を用いる方法、または半田バンプを用いたフリップ
チップ方法等)により第1の層1000の表面にフェイ
スダウンボンディングされている。ボンディング後は、
液晶駆動用半導体チップ1100、1200、1300
の周囲および1100、1200、1300と1000
の表面との間は腐食防止および補強のためにモールド2
0をしてある(図示は省略してある)。このモールド材
として、エポキシ、アクリル、ウレタン、ポリエステル
等の単独またはそのいくつかの混合または化合物であ
り、溶剤タイプ、熱硬化タイプ、光硬化タイプまたはそ
れらの併用タイプである。
【0264】図84は第1の層の配線、スルーホール、
貫通穴等を示す平面図である。
【0265】図85は第2の層の配線、スルーホール、
貫通穴等を示す平面図である。
【0266】図86は第3の層の配線、スルーホール、
貫通穴等を示す平面図である。
【0267】図87は第4の層の配線、スルーホール、
ランド等を示す平面図である。
【0268】図88は第5の層の配線、スルーホール、
接続端子等を示す平面図である。
【0269】第1の層1000の表面には、1100、
1200、1300の入力パッドに対応する入力配線1
110、1210、1310がパターニングされてい
る。また、入力配線1110、1210、1310(た
だし、1110−1、1110−N、1210−1、1
210−N、1310−1、1310−Nを除く)はそ
れぞれのスルーホール1120、1220、1320を
介して第2の層2000のバス配線2020に接続され
ている。さらに、第2の層2000のバス配線2020
は第2の層2000のスルーホール2030、第3の層
3000のスルーホール3030を介して、第4の層4
000のバス配線4020に接続されている。入力配線
1110−1、1110−N、1210−1、1210
−N、1310−1、1310−Nはカスケード接続す
るため、他の入力配線と別の配線をしてある。すなわ
ち、液晶駆動用半導体チップ1100の入力配線111
0−1は第1の層1000のスルーホール1120−
1、第2の層2000のスルーホール2120、および
第3の層3000のスルーホール3120を介して配線
4020に接続している。液晶駆動用半導体チップ11
00の入力配線1110−Nは第1の層1000のスル
ーホール1120−N、第2の層2000のスルーホー
ル2120を介して、第3の層3000の配線3020
に接続している。また、液晶駆動用半導体チップ120
0の入力配線1210−1は第1の層1000のスルー
ホール1220−1、第2の層2000のスルーホール
2220を介して、第3の層3000の配線3020に
接続し、入力配線1210−Nは第1の層1000のス
ルーホール1220−N、第2の層2000のスルーホ
ール2220を介して、第3の層3000の配線302
0に接続している。また、液晶駆動用半導体チップ13
00の入力配線1310−1は第1の層1000のスル
ーホール1320−1、第2の層2000のスルーホー
ル2320を介して配線3020に接続している。液晶
駆動用半導体チップ1300の入力配線1310−Nは
第1の層1000のスルーホール1320−N、第2の
層2000のスルーホール2320を介して、第3の層
3000の配線3020に接続している。さらに、その
配線3020は第3の層3000のスルーホール312
0を介して、第4の層4000の配線4020に接続し
ている。さらに、配線4020には隣接の他の同様な多
層基板とワイヤーボンディングするためのランド404
0が形成されている。このランド4040に対応するよ
うに、第1の層1000、第2の層2000、第3の層
3000に貫通穴1010、2010、3010が設け
てあり、ワイヤーボンディングしやすくしてある。
【0270】また、第1の層1000の表面には、液晶
駆動用半導体チップ1100、1200、1300の出
力パッドに対応する出力配線1130、1230、13
30がパターニングされ、第1の層1000のスルーホ
ール1140、1240、1340、第2の層2000
のスルーホール2140、2240、2340、第3の
層3000のスルーホール3140、3240、334
0、第4の層4000のスルーホール4140、424
0、4340、および第5の層5000のスルーホール
5140、5240、5340を介して配線5050、
接続端子5060に接続している。ここで、1100、
1200、1300の出力パッドピッチよりパネルの端
子ピッチの方が小さいため、それぞれの出力パッドとパ
ネルの端子が対応するように第1の層1000の表面で
パターンを狭めて配線している。本実施例では、スルー
ホール1140、1240、1340、2140、22
40、2340、3140、3240、3340、41
40、4240、4340をそれぞれ1列に配置してあ
るが、複数列の千鳥配列等でもかまわない。また、出力
パッドピッチとパネルの端子ピッチの整合を複数層に渡
って行ってもよい。
【0271】なお、第1の層1000、第2の層200
0、第3の層3000、第4の層4000、第5の層5
000の各層はアルミナ基材の低温同時焼成セラミック
基板である。厚みはそれぞれ0.25mmのものを使用
した。入力配線1110、1210、1310、111
0−1、1210−1、1310−1、1110−N、
1210−N、1310−N、出力配線1130、12
30、1330、配線2020、3020、4020、
5050はAu、Ag、AgPd、Cu等の金属ペース
トの焼成物である。また、スルーホール1120、12
20、1320、1120−1、1220−1、132
0−1、1120−N、1220−N、1320−N、
1140、1240、1340、2030、2120、
2220、2320、2340、3030、3120、
3140、3240、3340、4140、4240、
4340、5140、5240、5340も同様にA
u、Ag、AgPd、Cu等の金属ペーストの焼成物で
ある。また、ランド4040、接続端子5060も同様
にAu、Ag、AgPd、Cu等の金属ペーストの焼成
物である。それらはそれぞれの層毎に公知の印刷方式に
よりパターニングされ、各層を重ね合わせ、焼成して一
体化し完成している。それぞれのパターニング焼成され
た金属の厚みは通常0.001mmから0.05mm程
度であるが、抵抗値を下げるために0.05mmから
0.2mm程度にしてもよい。
【0272】ただし、第1の層1000の表面の入力配
線1110、1210、1310、1110−1、12
10−1、1310−1、1110−N、1210−
N、1310−N、出力配線1130、1230、13
30、および第5の層5000の裏面の配線5050、
接続端子5060は配線ピッチ、寸法精度等によって
は、Au、Ag、AgPd、Cu等の金属ペーストの全
面印刷後、フォトリソ等によってパターン形成してもよ
い。この時のパターン厚みは0.001mmから0.2
mm程度である。または印刷方式ではなくAu、Ag、
Cu等の蒸着、またはスパッタ等による薄膜形成後、フ
ォトリソ、メッキ等の工程によってパターン形成しても
よい。この時のパターン厚みは0.0005mmから
0.1mm程度である。
【0273】本実施例の多層基板は5層構造のものであ
ったが、当然のことながら、他の層数でもかまわない。
また、ノイズ対策や静電気対策等のために中間にグラン
ド層を1層または複数層設けてもよい。
【0274】このように、液晶駆動用半導体チップの出
力側のパッドピッチP1が80μmで、パネル端子の接
続ピッチP2が50μmであるというように、P1>P
2の関係となる場合には、従来例であるTCPで複数個
の液晶駆動用半導体チップを液晶表示装置に搭載すると
隣接のTCPどうしが重なり合ったり、入力端子へのバ
ス配線基板の接続が困難だったりという不具合があった
が、本実施例の多層基板を使うことによって、各隣接す
る多層基板の重なり合いもなく、コンパクトに搭載する
ことができる。したがって、今後益々増えるであろうP
DA(パーソナル デジタル アシスタンス)等の小型
情報端末機器の表示装置として、大容量表示(VGA、
XGA仕様等)であり、なおかつ軽量薄型化、コンパク
ト化に対応する液晶表示装置を提供できる。
【0275】また、ひとつの多層基板に3個の液晶駆動
用半導体チップをボンディングすることは、ひとつの多
層基板に1個の液晶駆動用半導体チップをボンディング
したもの3個分と比較すると、入出力配線を効率よく配
線でき、半導体チップも効率よく配置できるため、必要
な多層基板の面積は小さくなり、部品費を安くできる。
また、多層基板を個々にばらす(ダイシング、またはブ
レイク等)工数や半導体チップをボンディング、モール
ドするための多層基板のセット、リセットの工数等も削
減でき、コストダウンができ、安価な液晶表示装置を提
供できる。
【0276】図89は図82に示した一実施例の多層基
板を液晶表示パネルに接続した一実施例を示す図。
【0277】カラー液晶表示型のパネル16(例えば6
40*3*480ドット表示)に図82に示した一実施
例の多層基板6000(160出力の液晶駆動用半導体
チップを3個搭載してある)をX側に4個、実施例1と
同様な多層基板14(240出力の液晶駆動用半導体チ
ップを1個搭載してある)をY側に2個をそれぞれパネ
ル端子18に接続してある。ただし、図中にはパネル配
線、および多層基板の配線は表示していない。多層基板
14、6000の接続端子13、5060とパネル端子
18は、実施例1と同様に接続部材19によって接続が
取られている。導電部材19は電気的接続を確保してい
ると同時にある程度多層基板14、6000のパネルへ
の固定も兼ねている。
【0278】ここで使用する接続部材19は異方性導電
膜であり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。
この導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、P
b、Sn等の単独または複数の混合、合金、またはメッ
キ等による複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリスチ
レン、ポリカーボネート、アクリル等)にNi、Au、
Cu、Fe等の単独または複数のメッキをした粒子、カ
ーボン粒子等である。また、この接着剤はスチレンブタ
ジエンスチレン(SBS)系、エポキシ系、アクリル
系、ポリエステル系、ウレタン系等の単独または複数の
混合または化合物である。この異方性導電膜をパネル端
子18と多層基板14、6000の接続端子13、50
60との間に配置し、異方性導電膜に熱硬化性または熱
可塑性と熱硬化性とのブレンドタイプの接着剤を使った
場合には加熱加圧ヘッドを多層基板14、6000に押
し当てることによって硬化接続される。また、異方性導
電膜にUV硬化性タイプの接着剤を使った場合には加圧
ヘッドを多層基板14、6000に押し当て、パネル端
子18(ガラス側)側からUV照射して硬化させる。
【0279】他の接続部材として、異方性導電接着剤が
あり、主に導電粒子と接着剤より構成されている。この
導電粒子は半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、Pb、
Sn等の単独または複数の混合、合金、またはメッキ等
による複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、アクリル等)にNi、Au、C
u、Fe等の単独または複数のメッキをした粒子、カー
ボン粒子等である。また、この接着剤はスチレンブタジ
エンスチレン(SBS)系、エポキシ系、アクリル系、
ポリエステル系、ウレタン系等の単独または複数の混合
または化合物である。この異方性導電接着剤は液状、ま
たはペースト状であり、印刷方法、ディスペンサを使っ
たディスペンス方法等の公知の方法により、パネル端子
16の接続部分に配置する。異方性導電接着剤に熱硬化
性または熱可塑性と熱硬化性とのブレンドタイプの接着
剤を使った場合には加熱加圧ヘッドを多層基板14、6
000に押し当てることによって硬化接続される。ま
た、異方性導電接着剤にUV硬化性タイプの接着剤を使
った場合には加圧ヘッドを多層基板14、6000に押
し当て、パネル端子18(ガラス側)側からUV照射し
て硬化させる。
【0280】また、パネル端子18の露出部分を腐食か
ら守るために、モールド21が施されている(図では省
略してある)。合わせてモールド21は多層基板14、
6000をパネルに固定する役割も持っている。このモ
ールド材としては、エポキシ、アクリル、ウレタン、ポ
リエステル等の単独またはそのいくつかの混合または化
合物であり、溶剤タイプ、熱硬化タイプ、光硬化タイプ
またはそれらの併用タイプである。
【0281】隣接する多層基板14間、および多層基板
6000間のバス配線の接続は、ランド7、4040を
介してワイヤー15によってワイヤーボンディングされ
ている。また、パネルのX側およびY側の端に位置する
多層基板14および多層基板6000のそれぞれの片側
の入力端子は中継基板7000にワイヤー15によって
ワイヤーボンディングされている。さらに、中継基板7
000には外部から信号および電源等をいれるための接
続部材8000が接続されている。この接続部材800
0には、図では省略しているが、配線パターンが1層ま
たは複数層にあり、また電子部品等も搭載していてもか
まわない。ワイヤー15として、Au、Al、Cu等の
金属またはそれらの金属の合金(Be、Si、Mg等を
含有するものも含む)を使用できる。また、ワイヤーボ
ンディング部、ワイヤー部等を腐食から守るため、およ
び機械的に補強する等のためにモールド21が同様に施
されている(図では省略してある)。ワイヤーボンディ
ングされる幅は多層基板の幅以内に納まり、コンパクト
になっている。
【0282】ここで、ひとつの多層基板に3個の液晶駆
動用半導体チップをボンディングしたものを使用してい
るので、ひとつの多層基板に1個の液晶駆動用半導体チ
ップをボンディングしたものを接続した場合より、多層
基板間の接続箇所は、8箇所削減(11箇所から3箇所
になっている)できている。これにともなって、ワイヤ
ー15の部材の削減、およびワイヤーボンディングの工
数の削減ができている。
【0283】このように、本実施例の多層基板を用いる
ことによって、従来、TAB方式では別のバス基板を用
いてバス配線のクロス配線を行っていたものを、同一多
層基板内でクロス配線を処理できている。したがって、
基板内の配線を高密度にすることによってTAB方式よ
りコンパクト化が可能であり、さらに別のバス基板を使
わないため低価格化が可能である。
【0284】また、従来のCOG方式ではパネル基板上
でバス配線のクロス配線を行っていたため、バス配線の
エリアが広く必要であり、また配線抵抗値を低くするた
めに金属配線が必要でありコスト高となるのに対して、
本実施例の多層基板を用いることによって、COG方式
よりバス配線エリアの省スペース化、および低価格化が
可能である。
【0285】また、液晶駆動用半導体チップの出力側の
パッドピッチP1が80μmで、パネル端子の接続ピッ
チP2が50μmであるというように、P1>P2の関
係となる場合においても、各隣接する多層基板の重なり
合いもなく、コンパクトに搭載することができ、今後益
々増えるであろうPDA(パーソナル デジタル アシ
スタンス)等の小型情報端末機器の表示装置として、大
容量表示(VGA、XGA等)であり、なおかつ軽量薄
型化、コンパクト化に対応する液晶表示装置を提供でき
る。
【0286】〔実施例47〕図90は本発明による液晶
表示装置の一実施例を示す図であり、液晶表示装置を構
成する液晶パネルを示した図である。
【0287】また、図91は図90に示した液晶表示パ
ネル16のA−Bにおける断面図を表わした図である。
【0288】本液晶表示パネルは、COM側透明基板5
02と、COM側透明基板502よりも縦および横方向
の長さを長くしたSEG側透明基板501からなってお
り、透明基板にはガラスを用いている。SEG側透明基
板501上には、酸化インジウムからなるSEG側電極
端子503、SEG側透明電極505、SEG側透明基
板上に形成されたCOM側電極端子504が、COM側
透明基板502上にはCOM側透明電極506が、それ
ぞれスパッタ法、あるいは蒸着法によって形成されてお
り、COM側透明基板502とSEG側透明基板501
との間には液晶509がシール材508によって封入さ
れている。SEG側透明基板501上のSEG側電極端
子503は、SEG側透明基板501上にほぼ全面に形
成されたSEG側透明電極505の延長であり、SEG
側を駆動する液晶駆動用駆動回路を接続するための端子
である。また、同じくSEG側透明基板501上に形成
されているCOM側電極端子504は、COM側を駆動
する液晶駆動用集積回路を接続するための端子であり、
COM側透明基板502上のほぼ全面に形成されている
COM側透明電極506と導電材507により接続され
ている。
【0289】このCOM側透明基板502上のCOM側
透明電極506とSEG側透明基板501上のCOM側
電極端子504との接続構造を、図91を用いて説明す
る。COM側透明基板502上のCOM側透明電極50
6は、シール材508の内側の液晶509中においてS
EG側透明基板501上のCOM側電極端子504に、
導電材507によって電気的に接続される。この導電材
507としては、Au、Ag、AgPd、Cuなどの金
属ペースト、異方性導電性接着剤、異方導電性のある導
電ゴムなどを用いることができる。また、異方性導電性
接着剤としては、導電粒子として、半田粒子、Ni、A
u、Ag、Cu、Pb、Sn等の単独又は複数の混合、
合金、またはメッキ等による複合金属粒子、プラスチッ
ク粒子(ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリルな
ど)にNi、Au、Cu、Fe等の単独または複数のメ
ッキを施した導電粒子や、この粒子に絶縁コートを施し
た導電粒子などを用いることができ、接着剤としてスチ
レンブタジエンスチレン(SBS)系、エポキシ系、ア
クリル系、ポリエステル系、ウレタン系などの単独また
は複数の混合または化合物を用いた異方性導電性接着剤
を使用することができる。また、この異方性導電性接着
剤は、厚さ数ミクロンから数十ミクロンのシート状のも
のや、ペースト状になったものなどを用いることができ
る。
【0290】導電材507の塗布方法は、導電材507
に前記導電材の種類の何を用いるかによって変わってく
る。導電材507として、Au、Ag、AgPd、Cu
などの金属ペーストのように異方導電性のない導電材を
用いた場合、COM側電極端子504の一本一本の、C
OM側透明電極506と対向する部分にのみ、隣接する
透明電極とショートしないように、塗布あるいは印刷す
る。一方、各種異方性導電接着剤を用いた場合、COM
側電極端子504からCOM側透明電極506の方向に
のみ電気的導通を得ることができるので、COM側電極
端子504の、COM側透明電極506と対向する部分
に、隣接透明電極とのショートを気にすることなく、連
続的に塗布することができる。このため、大型で、CO
M側電極端子504の本数が多い液晶表示パネルを製造
する場合には、導電材507として各種異方性導電接着
剤を用いる方が、生産性に優れている。
【0291】なお、本実施例においては、COM側透明
基板502上のCOM側透明電極506をSEG側透明
基板501上のCOM側電極端子504に導電材507
を用いて接続し、SEG側透明基板501上に全ての電
極端子を形成しているが、逆にCOM側透明基板502
をSEG側透明基板501よりも幅、長さとも大きく形
成し、SEG側透明基板501上のSEG側透明電極5
05をCOM側透明基板502上の電極端子に導電材に
よって接続し、COM側透明基板502上に全ての電極
端子を設ける構造としてもよい。
【0292】また、本実施例ではSEG側透明基板50
1、COM側透明基板502にガラスを用いているが、
これら透明基板の材質としては、他にエポキシ、アクリ
ル、ポリエチレンテフタレート、ポリエステル、ポリエ
ーテルサルフォン、ポリカーボネイト、三酢酸セルロー
ス、ポリサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポ
リアリレートなどの単独あるいはそれらのいくつかを複
合化した硬質透明プラスチック板、可とう性のある透明
フィルム基板などを用いることができる。
【0293】以上のような構成にすることにより、液晶
表示パネルの製造工程において、液晶表示パネルを裏返
すことなく全ての液晶駆動回路を接続することができる
ため、製造工程を簡略化、および製造コスト低減が実現
でき、このため安くて品質のよい液晶表示装置を提供す
ることができる。また、COM側透明基板502上のC
OM側透明電極506をSEG側透明基板501上のC
OM側電極端子504に導電材507によって接続して
いる部分が、液晶509をSEG側透明基板501とC
OM側透明基板502との間に封入するシール材508
の内側(液晶509側)にあるので、導電材507が直
接空気や薬品などに触れることがなく、導電材507を
保護するための部材、および工程を必要としないため、
製造工程が複雑化せず、また製造コストも抑えることが
できるといった利点を有する。
【0294】〔実施例48〕図92は本発明による液晶
表示装置の一実施例を示す図であり、COM側透明基板
502上のCOM側透明電極506とSEG側透明基板
501上のCOM側電極端子504との電気的接続に、
シール材を兼ねた導電材510を用いた液晶パネルを示
した図である。
【0295】本液晶表示パネルは、外見上は実施例47
の図90で示した液晶パネルと同様であり、COM側透
明基板502と、COM側透明基板502よりも縦及び
横方向の長さを長くしたSEG側透明基板501からな
っており、透明基板にはガラスを用いている。SEG側
透明基板501上には、酸化インジウムからなるSEG
側電極端子503、SEG側透明電極505、SEG側
透明基板上に形成されたCOM側電極端子504が、ま
た、COM側透明基板502上にはCOM側透明電極5
06が、それぞれスパッタ法、あるいは蒸着法によって
形成されている。SEG側透明基板501上のSEG側
電極端子503は、SEG側透明基板501上にほぼ全
面に形成されたSEG側透明電極505の延長であり、
SEG側を駆動する液晶駆動用集積回路を接続するため
の端子である。また、同じくSEG側透明基板501上
に形成されているCOM側電極端子504は、COM側
を駆動する液晶駆動用集積回路を接続するための端子で
あり、COM側透明基板502上のほぼ全面に形成され
ているCOM側透明電極506と、シール材を兼ねた導
電材510により電気的に接続されている。また、この
シール材を兼ねた導電材510は液晶509をSEG側
透明基板501と、COM側透明基板502との間に封
入する役割も持っている。
【0296】このシール材を兼ねた導電材510を形成
する方法を以下に説明する。図92のように、従来シー
ル材として用いられてきたエポキシ系樹脂が塗布される
部分のほぼ中央に当たり、しかもそれぞれのCOM側電
極端子504の、COM側透明電極506との重なり部
分に、導電材507を塗布あるいは印刷する。導電材5
07としては、Au、Ag、AgPd、Cuなどの金属
ペースト、あるいは、導電粒子として半田粒子、Ni、
Au、Ag、Cu、Pb、Snなどの単独またはそのい
くつかの混合、合金またはメッキなどによる複合金属粒
子、プラスチック粒子(ポリスチレン、ポリカーボネイ
ト、アクリル等)にNi、Co、Pd、Au、Ag、C
u、Fe、Sn、Pbなどの単独またはそのいくつかを
メッキした粒子、カーボン粒子などを用い、接着剤とし
てスチレンブタジエンスチレン(SBS)系、エポキシ
系、アクリル系、ポリエステル系、ウレタン系などの単
独またはそのいくつかの混合または化合物を用いた異方
性導電性接着剤などを用いることができる。金属ペース
トを導電材として用いた場合は、COM側電極端子50
4の一本一本の、COM側透明電極506と対向する部
分にのみ、隣接する透明電極とショートしないように、
塗布あるいは印刷する。一方、各種異方性導電接着剤を
用いた場合には、COM側電極端子504からCOM側
透明電極506の方向にのみ電気的導通を得ることがで
きるので、COM側電極端子504の、COM側透明電
極506と対向する部分に、隣接透明電極とのショート
を気にすることなく、連続的に塗布することができる。
この後、シール材として用いられるエポキシ系樹脂を、
先に塗布あるいは印刷された導電材を囲むように印刷あ
るいは塗布する。この後、位置合わせを行ったSEG側
透明基板501とCOM側透明基板502を重ね合わ
せ、加熱加圧、または加圧UV照射する。このようにす
ることによって中心部に導電材を持つシール材を兼ねた
導電材510を形成することができる。
【0297】また、従来シール材として用いられてきた
エポキシ系樹脂中に均一に、半田粒子、Ni、Au、A
g、Cu、Pb、Snなどの単独またはそのいくつかの
混合、合金またはメッキなどによる複合金属粒子、プラ
スチック粒子(ポリスチレン、ポリカーボネイト、アク
リル等)にNi、Co、Pd、Au、Ag、Cu、F
e、Sn、Pbなどの単独またはそのいくつかをメッキ
した粒子、カーボン粒子などを用いた導電粒子を混入し
たものをシール材を兼ねた導電材510として用いるこ
ともできる。さらに、従来シール材として使用されてき
たエポキシ系樹脂を用いずに、導電粒子として半田粒
子、Ni、Au、Ag、Cu、Pb、Snなどの単独ま
たはそのいくつかの混合、合金またはメッキなどによる
複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリスチレン、ポリ
カーボネイト、アクリル等)にNi、Co、Pd、A
u、Ag、Cu、Fe、Sn、Pbなどの単独またはそ
のいくつかをメッキした粒子、カーボン粒子などを用
い、接着剤としてスチレンブタジエンスチレン(SB
S)系、アクリル系、ポリエステル系、ウレタン系など
の単独またはそのいくつかの混合または化合物を用いた
異方性導電性接着剤のみを用い、これをシール材を兼ね
た導電材として用いることができ、この場合、異方性導
電性接着剤としては、厚さ数ミクロンのシート状のもの
や、ペースト状のものなどを用いることができる。
【0298】なお、本実施例においては、COM側透明
基板502上のCOM側透明電極506をSEG側透明
基板501上のCOM側電極端子504に導電材を用い
て接続し、SEG側透明基板501上に全ての電極端子
を形成しているが、逆にCOM側透明基板502をSE
G側透明基板501よりも幅、長さとも大きく形成し、
SEG側透明基板501上のSEG側透明電極505を
COM側透明基板502上の電極端子に接続し、COM
側透明基板502上に全ての電極端子を設ける構造とし
てもよい。
【0299】また、本実施例ではSEG側透明基板50
1、COM側透明基板502にガラスを用いているが、
これら透明基板の材質としては、他にエポキシ、アクリ
ル、ポリエチレンテフタレート、ポリエステル、ポリエ
ーテルサルフォン、ポリカーボネイト、三酢酸セルロー
ス、ポリサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポ
リアリレートなどの単独あるいはそれらのいくつかを複
合化した硬質透明プラスチック板、可とう性のある透明
フィルム基板などを用いることができる。
【0300】以上のような構成にすることにより、実施
例47で示した液晶表示パネルよりもシール材−導電材
間の表示に直接関係のないエリアを小さくすることがで
き、同一画面表示範囲の液晶表示パネルにおいて、表示
装置全体の大きさをよりコンパクトにすることができ
る。また、液晶表示パネルの製造工程においては、液晶
表示パネルを裏返すことなく全ての液晶駆動回路を接続
することができるため、製造工程を簡略化、および製造
コスト低減が実現でき、このため安くて品質がよく、軽
量コンパクトな液晶表示装置を提供することができる。
また、COM側透明基板502上のCOM側透明電極5
06をSEG側透明基板501上のCOM側電極端子5
04にシール材を兼ねた導電材510によって接続して
いるので、導電材部分が直接空気や薬品などに触れるこ
とがなく、導電材507を保護するための部材、および
工程を必要としないため、製造工程が複雑化せず、また
製造コストも抑えることができるといった利点を有す
る。
【0301】〔実施例49〕図93は、本発明による液
晶表示装置の一実施例を示す図であり、COM側透明基
板502上の透明電極をSEG側透明基板501上の電
極端子に接続し、SEG側透明基板上に全ての電極端子
を設けた液晶表示パネル16に、液晶駆動用半導体チッ
プ4をフェイスダウンボンディングした多層基板14を
実装した一実施例を示す図である。また、図94は、図
93のB部を拡大して示した図である。
【0302】多層基板14は、液晶パネル16を構成す
るSEG側透明基板501上の電極端子に、異方性導電
接着剤を用いて、電気的、機械的に接続されている。こ
の接続に用いられる異方性導電接着剤としては、導電粒
子として、半田粒子、Ni、Au、Ag、Cu、Pb、
Snなどの単独またはそのいくつかの混合、合金または
メッキなどによる複合金属粒子、プラスチック粒子(ポ
リスチレン、ポリカーボネイト、アクリル等)にNi、
Co、Pd、Au、Ag、Cu、Fe、Sn、Pbなど
の単独またはそのいくつかをメッキした粒子、カーボン
粒子などを用い、また接着剤としてスチレンブタジエン
スチレン(SBS)系、アクリル系、ポリエステル系、
ウレタン系などの単独またはそのいくつかの混合または
化合物を用いたものを使用することができる。
【0303】隣接する多層基板14との間のバス配線の
電気的接続は、ワイヤーボンディング法を用いて、ワイ
ヤー15によって接続される。このワイヤー15として
はAu、Al、Cu等の金属、あるいはそれらの金属の
合金を用いることができる。
【0304】また、SEG側透明基板501上には、S
EG側を駆動する液晶駆動用半導体チップ4を実装した
多層基板14と、COM側を駆動する液晶駆動用半導体
チップ4を実装した多層基板14とを接続する接続配線
601が形成されており、SEG側を駆動する多層基板
14とCOM側を駆動する多層基板14はこの接続配線
601、及び、ワイヤー15により接続されている。こ
の接続配線601は、透明電極上に金属薄膜を、メッ
キ、スパッタ法、蒸着法などにより形成したものを用い
ることができ、透明電極上にNiメッキを行い、その上
にAuメッキを施したもの、またはAlメッキを施した
ものなどを用いることができる。また、外部電源回路基
板からの信号は、一連の多層基板14の最も右側の多層
基板の内蔵共通入力配線の端子から、テープ電線511
などを用いて接続される。
【0305】さらに、図が煩雑になるため、図中には示
していないが、多層基板14を実装してある部分は、ワ
イヤー15や、多層基板14、液晶駆動用半導体チップ
4、さらにSEG側透明基板501上に形成してある電
極端子、および接続配線601などの保護のため、紫外
線硬化型樹脂、あるいはシリコン樹脂などで覆ってあ
る。
【0306】このようにバス配線を内蔵した多層基板1
4を用いることにより、従来のTCPを用いた場合に必
要であったバス回路基板が必要なくなるため、同一表示
面積の液晶表示パネルを用いたとき、表示部以外の部分
の面積を、従来のTCPを用いた液晶表示装置より小さ
くすることができる。
【0307】また、SEG側透明基板501上に全ての
電極端子を設けたので、液晶駆動用半導体チップ4を実
装した多層基板14をSEG側透明基板501上の電極
端子に接続する製造工程において、液晶表示パネル16
を裏返す必要がない。このため、製造装置を簡単化する
ことができ、また、多層基板14の実装部の保護のため
の紫外線硬化樹脂またはシリコン樹脂などの塗布時に
も、未硬化樹脂がたれる心配がないなど、製造時間の短
縮、及び製造コストを低減することができるといった利
点を有する。
【0308】〔実施例50〕本発明の別の一実施例を、
以下に図95、図96、図97、図98、及び図99を
用いて説明する。
【0309】図95、及び図96は、本発明による液晶
表示装置において、SEG側透明基板上にのみ電極端子
を設けた液晶表示パネルの、SEG側液晶駆動回路とC
OM側液晶駆動回路とが接するコーナー部に設置する、
液晶駆動回路に電源、及び信号を供給するための接続基
板を示したものである。
【0310】図95に示した接続基板602は、SEG
側液晶駆動回路とCOM側駆動回路の共通バス回路を接
続するためのもので、セラミックス製の材質の接続基板
602上に、Auペースト印刷による接続配線605が
施してある。
【0311】また図96に示した入力端子付き接続基板
607は、図95に示した接続基板に電源、及び信号
を、外部の電源回路から入力するための接続基板入力端
子606を付加したもので、入力端子付き接続基板上層
基板603及び、入力端子付き接続基板下層基板604
からなる2層構造になっている。入力端子付き接続基板
上層基板603、および入力端子付き接続基板下層基板
604はセラミックスからなり、入力端子付き接続基板
上層基板603上には接続基板入力端子606、および
接続配線605が、入力端子付き接続基板下層基板60
4上には接続配線605が、それぞれAuペースト印刷
により形成されている。入力端子付き接続基板上層基板
603上の接続基板入力端子606および接続配線60
5と、入力端子付き接続基板下層基板604上の接続配
線605とは、入力端子付き接続基板上層基板603上
に設けられたスルーホールにより接続され、入力端子付
き接続基板上層基板603および入力端子付き接続基板
下層基板604上の接続配線605によって、接続基板
入力端子606から入力される電源及び信号は、SEG
側及びCOM側の駆動回路にそれぞれ分配されるように
なっている。
【0312】なお、ここでは配線基板の接続基板60
2、入力端子付き接続基板上層基板603、入力端子付
き接続基板下層基板604としてセラミックス基板を用
い、接続配線605にAuペーストを用いているが、接
続基板602、入力端子付き接続基板上層基板603、
入力端子付き接続基板下層基板604の材質として、他
に、ガラスエポキシ基板、フェノール樹脂系基板などの
各種樹脂基板、ガラス、ポリイミド基板などを用いるこ
とができ、また、接続配線605としては他に、Ag、
AgPd、Cu等の金属ペースト焼成物、Cu、Au、
Alなどの金属薄膜をエッチング法により配線に形成し
たもの、Cu、Au、Alなどの金属を蒸着法、あるい
はスパッタ法などによりパターン形成したもの、Cu、
Au、Alなどの薄膜配線をメッキ法によりパターン形
成したもの、Cuなどの金属箔をエッチング法によりパ
ターン形成したものなどを用いることができる。
【0313】これらの配線基板を液晶パネルに使用した
例を図97、図98、図99に示す。
【0314】図97は、SEG側透明基板上にのみ電極
端子を設けた液晶表示パネルの、SEG側液晶駆動回路
とCOM側液晶駆動回路とが接するコーナー部に、液晶
駆動回路に電源、及び信号を供給するための接続基板を
実装した液晶表示装置を示したものである。
【0315】図98は、図97のC部の拡大図である。
【0316】図99は、図97のD部の拡大図である。
【0317】液晶表示パネル16は、SEG側透明基板
501、COM側透明電極502からなっており、CO
M側透明基板502上に形成されている透明電極は、導
電材によりSEG側透明基板上に形成されているCOM
側電極端子に接続されている。これによって液晶駆動用
半導体チップ4を実装された多層基板14は全てSEG
側透明基板501上に実装され、実施例1と同様に異方
性導電接着剤によりSEG側透明基板上の電極端子と接
続されている。隣接する多層基板14の共通バス回路は
全てワイヤーボンディング法によりAuワイヤー15で
電気的に接続されている。
【0318】COM側の液晶駆動用半導体チップ4を実
装した多層基板14と、SEG側の液晶駆動用半導体チ
ップ4を実装した多層基板14とが接するコーナー部に
は、C部にSEG側の多層基板14とCOM側の多層基
板14とを接続する接続基板602を、D部にSEG側
の多層基板14とCOM側の多層基板14とを接続し、
かつ電源回路との接続端子を持つ入力端子付き接続基板
607をそれぞれ異方性導電接着剤を用いてSEG側透
明基板501上に実装してある。接続基板602、およ
び入力端子付き接続基板607にはSEG側透明基板5
01上の透明電極基板と電気的接続をとる端子が設置さ
れていないのにもかかわらず異方性導電接着剤を用いた
のは、多層基板14が異方性導電接着剤を用いてSEG
側透明基板501上の電極端子に接続されているため、
製造工程上、同一のものを用いた方がコストダウンなど
に有利であるためである。当然他の接着剤、例えば紫外
線硬化樹脂、熱硬化型樹脂、有機溶剤を用いた各種樹脂
性接着剤、各種瞬間接着剤などさまざまな接着剤も用い
ることができる。接続基板602、および入力端子付き
接続基板607は、それぞれ隣接するSEG側の多層基
板14、およびCOM側の多層基板14とワイヤーボン
ディング法によりAuワイヤー15で接続され、これに
より一連のSEG側多層基板に電源、及び画像信号が送
られる。また、外部電源回路との接続は、入力端子付き
接続基板607上に設置されている接続基板入力端子6
06で行われ、これにより液晶表示装置全体の電源、お
よび信号が供給される。
【0319】なお、ここでは接続配線605のみを持っ
た接続基板602と接続配線605と接続基板入力端子
606を持った入力端子付き接続基板607の両方を用
いて液晶表示装置を構成しているが、接続配線605の
みを持った接続基板602のみを2個用いてSEG側の
多層基板14とCOM側の多層基板14とを接続基板6
02を介して接続し、外部電源回路からの信号入力は、
一連のSEG側の多層基板の接続基板の実装してあるの
と反対側(COM側の多層基板のない側)の多層基板1
4の共通バス配線端子から入力する構成としてもよい。
また逆に、接続配線605と接続基板入力端子606の
両方を持つ入力端子付き接続基板607を2枚用いて液
晶表示装置を構成し、液晶表示パネルの上下に実装され
ているSEG側の液晶駆動用半導体チップの電圧レベル
を均一にする構成としてもよい。
【0320】また、ここでは隣接多層基板同士の共通バ
ス回路の接続、および多層基板と接続基板との接続に、
ワイヤーボンディング法によるAuワイヤーを用いてい
るが、この接続には他にAl、Cu及び、それらの合金
からなるワイヤー、フレキシブル回路基板、ビニール電
線を始めとする各種電線などを用い、ワイヤーボンディ
ング法、半田、異方性導電性接着剤などの手法により電
気的に接続することができる。
【0321】以上のような構成にすることにより、透明
電極上に金属メッキを施した配線よりも低抵抗な配線で
SEG側多層基板とCOM側多層基板の共通バス回路を
接続することができ、液晶表示装置の表示品位をより良
好にすることができる。また、透明電極上に金属メッキ
を施す必要がないため、製造コストを低減することがで
きる。
【0322】〔実施例51〕図100は、本発明による
液晶表示装置の一実施例を示す図であり、COM側透明
基板502上の透明電極をSEG側透明基板501上の
電極端子に接続し、SEG側透明基板上に全ての電極端
子を設け、SEG側の液晶駆動回路として液晶駆動用半
導体チップ4をフェイスダウンボンディングした多層基
板14を実装してある液晶表示パネル16に、COM側
の液晶駆動回路として液晶駆動用半導体チップ4および
電源回路を一体化した電源回路一体COM多層基板60
8を実装した液晶表示装置を示したものである。
【0323】図101は、図100の電源回路一体CO
M多層基板608の実装部分を拡大した図である。
【0324】また、図102は、電源回路一体COM多
層基板608の断面図である。電源回路一体COM多層
基板608は、電源一体COM多層基板608上にフェ
イスダウンボンディングされているCOM側の液晶駆動
用半導体チップ4に電源およびCOM側画像信号を供給
すると共に、SEG側の液晶駆動用半導体チップ4を実
装した多層基板14にも同様に電源とSEG側画像信号
を供給する機能を持っている。
【0325】この電源回路一体COM多層基板608の
構造を図101、および図102を用いて説明する。電
源回路一体COM多層基板608は、セラミックス製の
上層基板610、中間基板611、下層基板612によ
る多層構造になっており、液晶駆動用半導体チップ4、
および電源回路を構成する各種電子部品609は、公知
の方法(例えば、Agペーストを用いて基板に接続する
方法、異方性導電接着剤を用いる方法など)により上層
基板610に実装されている。なお、図100、図10
1では各配線パターンの図示は省略している。実装後
は、液晶駆動用半導体チップ4および各種電子部品60
9の周囲、および液晶駆動用半導体チップ4と上層基板
610の表面との間の腐食防止、および補強のためにモ
ールドしてある。ただし、図が煩雑になるため、モール
ドの図示は省略してある。上層基板610の表面には各
液晶駆動用半導体チップ4の入力パッドに対応する回路
パターン613−1が形成されている。これらの液晶駆
動用半導体チップ4の入力パッドに対応する回路パター
ン613−1は、スルーホール615−1、中間基板6
11上の回路パターン613−2、スルーホール615
−3、下層基板612上の回路パターン613−3、ス
ルーホール615−4を介して、同じ電源回路一体CO
M多層基板608に各種電子部品609で構成される電
源回路の回路パターン613−4に接続されている。な
お、ここではスルーホール615−1、中間基板611
上の回路パターン613−2、スルーホール615−
3、下層基板612上の回路パターン613−3、スル
ーホール615−4を経由して電源回路の回路パターン
613−4に接続しているが、回路パターンのレイアウ
ト上で、液晶駆動用半導体チップ4の入力パッドに対応
した回路パターン613−1と電源回路の回路パターン
613−4との間を横切る別の回路パターンがあるなど
の問題がなければ、液晶駆動用半導体チップ4の入力パ
ッドに対応した回路パターン613−1と電源回路の回
路パターン613−4を上層基板610上で直接接続す
ることもできる。また、上層基板610上には各液晶駆
動用半導体チップ4の出力パッドに対応する回路パター
ン613−5がそれぞれ形成されており、この各液晶駆
動用半導体チップ4の出力パッドに対応する回路パター
ン613−5はスルーホール615−2を介し、下層基
板612に形成されているパネルとの接続端子614に
接続されている。
【0326】なお、ここでは電源回路一体COM多層基
板608を構成する上層基板610、中間基板611、
下層基板612としてアルミナ基材の低温同時焼成セラ
ミックス製基板を用いているが、他にガラスエポキシ基
板、フェノール樹脂系基板などの各種樹脂系基板、ポリ
イミド、アラミドなどのフレキシブル基板、ガラス、硬
質プラスチック、などを用いることができる。
【0327】また、ここでは回路パターン613−1、
613−2、613−3、613−4、パネルとの接続
端子614としてAuペースト焼成物を用いているが、
これらの回路パターン613−1、613−2、613
−3、613−4、接続端子614として他に、Ag、
AgPd、Cu等の金属ペースト焼成物、Cu、Au、
Alなどの金属薄膜をエッチング法により配線に形成し
たもの、Cu、Au、Alなどの金属を蒸着法、あるい
はスパッタ法などによりパターン形成したもの、Cu、
Au、Alなどの薄膜配線をメッキ法により形成したも
の、Cuなどの金属箔をエッチング法により形成したも
のなどを用いることができる。
【0328】このようにして構成される電源回路一体C
OM多層基板608は、液晶表示パネル16を構成する
SEG側透明基板501上に設けられた電極端子に、異
方性導電接着剤を用いて電気的、機械的に接続される。
この異方性導電接着剤としては、導電粒子として半田粒
子、Ni、Au、Ag、Cu、Pb、Snなどの単独ま
たはそのいくつかの混合、合金またはメッキなどによる
複合金属粒子、プラスチック粒子(ポリスチレン、ポリ
カーボネイト、アクリル等)にNi、Co、Pd、A
u、Ag、Cu、Fe、Sn、Pbなどの単独またはそ
のいくつかをメッキした粒子、カーボン粒子などを用
い、接着剤としてスチレンブタジエンスチレン(SB
S)系、エポキシ系、アクリル系、ポリエステル系、ウ
レタン系などの単独またはそのいくつかの混合または化
合物を用いたものなどを使用することができる。
【0329】また、この電源回路一体COM多層基板6
08は、SEG側駆動用の電源、および画像信号をSE
G側の液晶駆動用半導体チップに供給する機能を持ち、
電源回路一体COM基板608の上層基板610上に形
成されるSEG側の駆動回路との接続端子と、隣接する
SEG側の多層基板14とは、Auワイヤー15をワイ
ヤーボンディング法を用いて接続され、SEG側の多層
基板14に電源、および、画像信号を供給している。
【0330】なお、この電源回路一体COM多層基板6
08と隣接するSEG側の多層基板14との電気的接続
はAuワイヤーの他にAl、Cu、及びそれらの合金か
らなるワイヤーなどを用いることができ、また、フレキ
シブル配線基板を用い、半田付け、あるいは異方性導電
接着剤によって電気的、機械的に接続してもよい。
【0331】このような構成とすることにより、従来の
ように別体の電源回路と液晶表示装置とを接続する必要
がなくなり、また多層基板を一つ一つ液晶表示パネルに
接続する必要がないので、工程を短縮し、製造にかかる
時間を大幅に短縮することができるなど、製造コストを
大幅に削減することができる。また、電源、および信号
を接続するための長い配線を必要としないので、外部か
らのノイズの侵入が少なくなり、良好な表示を得ること
ができる。
【0332】〔実施例52〕図103は、本発明による
液晶表示装置野一実施例を示す図であり、従来用いられ
てきた、液晶を挟み込む2枚の透明基板のうち、コモン
電極(COM)側透明基板502の長さを、セグメント
電極(SEG)側透明基板501よりも長くし、かつ、
COM側透明基板502の幅よりもSEG側透明基板5
01の幅の方が広くなるようにして、2枚のCOM側透
明基板502、およびSEG側透明基板501を重ね合
わせてシール剤508によって液晶を封入し、それぞれ
他方と重なっていない部分までSEG側透明基板501
上に形成されたSEG側透明電極505、およびCOM
側透明基板502上に形成されたCOM側透明電極50
6を延ばし、これを液晶駆動回路との接続端子とする液
晶パネル16のCOM側透明電極に、COM側の液晶駆
動回路として液晶駆動用半導体チップ4および、電源回
路を一体化した、電源回路一体COM多層基板608を
実装した液晶表示装置を、SEG側透明基板501の側
から示したものである。
【0333】また、図104は、図103に示した液晶
表示装置を、COM側透明基板502の側から示した図
である。
【0334】電源回路一体COM多層基板608は、液
晶表示パネル16を構成するCOM側透明基板502上
に設けられた透明電極端子に、異方性導電接着剤を用い
て電気的、機械的に接続される。
【0335】また、この電源回路一体COM多層基板6
08は、SEG側駆動用の電源、および画像信号をSE
G側液晶駆動用半導体チップに供給する機能を持ち、電
源回路一体COM基板608上に形成されるSEG側駆
動回路との接続端子と、SEG側バス基板50043と
は、テープ電線511を用いて接続され、SEG側バス
基板50043を通じて、各TCP50042上に実装
されているSEG側の液晶駆動用半導体チップ4に電
源、および、画像信号を供給している。
【0336】このような構成とすることにより、従来用
いられてきた液晶表示パネルを用いた場合でも、従来の
ように別体の電源回路と液晶表示装置とを接続する必要
がなくなり、また液晶駆動用集積回路を搭載した基板を
一つ一つ液晶表示パネルに接続する必要がないので、工
程を短縮し、製造にかかる時間を大幅に短縮することが
できるなど、製造コストを大幅に削減することができ
る。また、電源、および信号を接続するための長い配線
を必要としないので、外部からのノイズの侵入が少なく
なり、良好な表示を得ることができる。
【0337】〔実施例53〕図105は、本発明による
液晶表示装置の一実施例を示す図であり、実施例47ま
たは実施例48に示した、COM側透明基板502上の
透明電極をSEG側透明基板501上の電極端子に接続
し、SEG側透明基板501上に全ての電極端子を設け
た本発明による液晶表示パネル16に、従来から液晶駆
動用半導体チップの実装に用いられている、液晶駆動用
半導体チップ4を実装したTCP50042を実装した
ものである。それぞれのTCP50042は、各TCP
50042上に実装された液晶駆動用半導体チップへの
入力信号を伝えるSEG側バス基板50043およびC
OM側バス基板50052に半田付によって電気的、機
械的に接続されている。
【0338】この液晶表示装置を製造するには、まずC
OM側透明基板502およびSEG側透明基板501に
よって構成される液晶表示パネル16に、液晶駆動用半
導体チップ4を前もって実装したTCP50042を、
異方性導電接着剤などを用いて接続する。つぎに紫外線
硬化型樹脂のモールド21をSEG側透明基板501の
端子部の透明電極露出部全てに塗布し硬化させる。この
後、液晶表示パネルを、大まかな位置あわせを行ったS
EG側バス基板50043およびCOM側バス基板50
052の上にのせ、SEG側バス基板50043とTC
P50042、COM側バス基板50052とTCP5
0042の位置合わせを行った後半田付けを行い、後に
SEG側バス基板50043とCOM側バス基板500
52をテープ電線511を用いて半田にて接続する。
【0339】以上のように、従来型の液晶表示パネルを
用いた場合には、SEG側のTCPを接続した後、CO
M側のTCPを接続するとき、および、紫外線硬化型樹
脂を塗布・硬化させるときに少なくとも計2回の液晶表
示パネル裏返し作業が必要であったが、本発明の液晶表
示パネルを用いることにより、裏返し作業が必要なくな
り、また、紫外線硬化型樹脂の塗布工程が1回で済むよ
うになるなど、製造工程の大幅な単純化が実現できる。
【0340】このように従来技術であるTCPを用いて
液晶駆動回路を液晶表示パネルに実装する場合でも、本
発明の構造を持つ液晶表示パネルを用いることによって
工程が短縮・単純化され、大幅なコストダウンが可能と
なる。
【0341】
【発明の効果】以上説明したように、半導体素子の入出
力配線、バスラインおよび接続端子を多層基板に形成
し、そこに複数の半導体素子を実装し表示素子の電極に
接続することで、駆動制御回路基板が不要になると同時
に半導体素子の相互接続本数が削減できるため信頼性が
向上する。
【0342】また、液晶駆動用半導体チップの搭載範囲
が小さく、薄く、コンパクトであり、さらに安価な液晶
表示装置を提供できる。
【0343】また、液晶表示パネルを構成する2枚の透
明基板のどちらか一方の電極が他方の透明基板の電極に
接続され、その透明基板にのみ液晶駆動回路を接続する
ための接続端子を形成する構成としたので、液晶表示装
置の製造工程を簡略化できるとともに、製造工程の自動
化を容易にすることができ、これにより液晶表示装置の
製造上の大幅なコスト低減を実現できるという効果を有
する。
【0344】また、液晶表示パネルを構成する2枚の透
明基板のどちらか一方の電極を、他方の透明基板の電極
に接続する手段として、2枚の透明電極の間に挟持され
る液晶を封入するシール剤を兼ねた導電材を用いる構造
としたので、画像表示エリアが広く、かつ装置がコンパ
クトで、安価な液晶表示装置を提供できるという効果を
有する。
【0345】また、液晶表示パネルの、X側駆動回路と
Y側駆動回路とが接するコーナー部に、電源及び信号を
供給するための基板を設置する構成としたので、液晶表
示装置の表示品位を従来より良好にすることができ、ま
た製造コストを低減できるといった効果を有する。
【0346】また、液晶駆動用集積回路と電源回路を搭
載した多層基板を用いたので、工程削減が可能となり、
製造コストを大幅に削減することができる。また、電源
及び、信号を接続するための長い配線を必要としないの
で、外部からのノイズの侵入が少なくなり、良好な表示
を得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の多層基板を分解して示した
図である。
【図2】本発明の一実施例の液晶表示装置を示す図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の液晶表示装置の主要部分を
示す図である。
【図4】本発明の一実施例の液晶表示装置の主要部分の
断面を示す図である。
【図5】本発明の他の一実施例の多層基板を分解して示
した図である。
【図6】本発明の他の一実施例の液晶表示装置の主要部
分を示す図である。
【図7】本発明の他の一実施例の多層基板を分解して示
した図である。
【図8】本発明の他の一実施例の液晶表示装置の主要部
分を示す図である。
【図9】本発明の他の一実施例の液晶表示装置の主要部
分を示す図である。
【図10】本発明の他の一実施例の液晶表示装置の主要
部分の断面を示す図である。
【図11】本発明の他の一実施例の多層基板を分解して
示した図である。
【図12】本発明の他の一実施例の液晶表示装置の主要
部分を示す図である。
【図13】本発明の他の一実施例の液晶表示装置の主要
部分を示す図である。
【図14】本発明の他の一実施例の液晶表示装置の主要
部分を示す図である。
【図15】本発明の他の一実施例の多層基板を分解して
示した図である。
【図16】本発明の他の一実施例の液晶表示装置を示す
図である。
【図17】本発明の他の一実施例の液晶表示装置の主要
部分を示す図である。
【図18】本発明の他の一実施例の液晶表示装置の主要
部分の断面を示す図である。
【図19】本発明の他の一実施例の多層基板を分解して
示した図である。
【図20】本発明の他の一実施例の液晶表示装置の主要
部分を示す図である。
【図21】本発明の一実施例の異方性導電膜の断面を示
す図である。
【図22】本発明の他の一実施例の異方性導電膜の断面
を示す図である。
【図23】本発明の一実施例の異方性導電接着剤の断面
を示す図である。
【図24】本発明の一実施例の異方性導電膜または異方
性導電接着剤の接続部分の主要部分の断面を示す図であ
る。
【図25】本発明の一実施例を示す半導体素子の実装構
造と表示素子に接続した断面図である。
【図26】本発明の一実施例を示す半導体素子の実装構
造と表示素子に接続した平面図である。
【図27】本発明の一実施例を示す接続部の詳細配線図
である。
【図28】本発明の一実施例の液晶表示装置の結線ブロ
ック図である。
【図29】本発明の半導体素子の実装構造の一実施例を
示す図である。
【図30】本発明の半導体素子の実装構造の一実施例を
示す図である。
【図31】本発明の半導体素子の実装構造の一実施例を
示す図である。
【図32】本発明の半導体素子を実装したLCDモジュ
ールの一実施例を示す図である。
【図33】本発明の半導体素子の実装構造の一実施例を
示す図である。
【図34】本発明の半導体素子の実装構造の一実施例を
示す図である。
【図35】本発明の半導体素子の実装構造の一実施例を
示す図である。
【図36】本発明の半導体素子を実装した電子印字装置
の一実施例を示す図である。
【図37】本発明の半導体素子を実装した電子印字装置
の一実施例を示す図である。
【図38】本発明の半導体素子の実装構造の一実施例を
示す図である。
【図39】本発明の半導体素子の実装構造の一実施例を
示す図である。
【図40】本発明の液晶表示装置の平面図である。
【図41】本発明の半導体素子を実装した液晶表示装置
の一実施例を示す図である。
【図42】本発明の半導体素子の実装構造の一実施例を
示す図である。
【図43】本発明の一実施例の多層基板を分解して示し
た図である。
【図44】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
実装した図である。
【図45】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
実装した図である。
【図46】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
実装した図である。
【図47】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
実装した図である。
【図48】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
複数個実装した図である。
【図49】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
複数個実装した図である。
【図50】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
複数個実装した図である。
【図51】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
複数個実装した図である。
【図52】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
複数個実装した図である。
【図53】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
複数個実装した図である。
【図54】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
複数個実装した図である。
【図55】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
複数個実装した図である。
【図56】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
複数個実装した図である。
【図57】本発明の一実施例の多層基板に半導体素子を
複数個実装した図である。
【図58】本発明の一実施例の多層基板を電子光学装置
に実装した図である。
【図59】本発明の一実施例の多層基板を電子印字装置
に実装した図である。
【図60】本発明の一実施例の多層基板を電子光学装置
に実装した図である。
【図61】本発明の一実施例の多層基板を電子印字装置
に実装した図である。
【図62】本発明の一実施例の多層基板を電子光学装置
に実装した図である。
【図63】本発明の一実施例の多層基板を電子印字装置
に実装した図である。
【図64】本発明の一実施例の多層基板を電子光学装置
に実装した図である。
【図65】本発明の一実施例の多層基板を電子印字装置
に実装した図である。
【図66】本発明の一実施例の多層基板を電子光学装置
に実装した図である。
【図67】本発明の一実施例の多層基板を電子印字装置
に実装した図である。
【図68】本発明の一実施例の多層基板を電子光学装置
に実装した図である。
【図69】本発明の一実施例の多層基板を電子印字装置
に実装した図である。
【図70】本発明の一実施例の液晶表示装置の主要部分
を示す図である。
【図71】本発明の一実施例の液晶表示装置の主要部分
を示す図である。
【図72】本発明の一実施例の液晶表示装置の主要部分
を示す図である。
【図73】本発明の一実施例の多層基板を分解して示し
た図である。
【図74】本発明の一実施例の液晶表示装置の主要部分
の断面を示す図である。
【図75】本発明の一実施例の液晶表示装置の主要部分
を示す図である。
【図76】本発明の一実施例の液晶表示装置の主要部分
を示す図である。
【図77】本発明の一実施例の多層基板の取り付け穴を
示す図である。
【図78】本発明の一実施例の多層基板の取り付け穴を
示す図である。
【図79】本発明の一実施例の多層基板の他の形状の取
り付け穴を示す斜視図である。
【図80】本発明の一実施例の液晶表示装置を示す図で
ある。
【図81】本発明の一実施例の多層基板の取り付け状態
を示す断面図である。
【図82】本発明の一実施例の多層基板を示した図であ
る。
【図83】本発明の一実施例の多層基板を分解して示し
た図である。
【図84】本発明の一実施例の多層基板の第1の層を示
した図である。
【図85】本発明の一実施例の多層基板の第2の層を示
した図である。
【図86】本発明の一実施例の多層基板の第3の層を示
した図である。
【図87】本発明の一実施例の多層基板の第4の層を示
した図である。
【図88】本発明の一実施例の多層基板の第5の層を示
した図である。
【図89】本発明の一実施例の液晶表示装置を示す図で
ある。
【図90】本発明の一実施例を示す図。
【図91】本発明の一実施例を示す図90のA−Bにお
ける断面図。
【図92】本発明の一実施例を示す図。
【図93】本発明の一実施例を示す図。
【図94】本発明の一実施例を示す図93のB部の拡大
図。
【図95】本発明の一実施例を示す図。
【図96】本発明の一実施例を示す図。
【図97】本発明の一実施例を示す図。
【図98】本発明の一実施例を示す図97のC部の拡大
図。
【図99】本発明の一実施例を示す図97のD部の拡大
図。
【図100】本発明の一実施例を示す図。
【図101】本発明の一実施例を示す図100の電源回
路一体多層基板部分の拡大図。
【図102】本発明の一実施例を示す図であり、電源回
路一体基板の断面図。
【図103】本発明の一実施例を示す図。
【図104】本発明の一実施例を示す図。
【図105】本発明の一実施例を示す図。
【図106】従来の液晶表示装置を示す図である。
【図107】従来の液晶表示装置の主要部分を示す図で
ある。
【図108】従来の液晶表示装置の主要部分の断面を示
す図である。
【図109】従来の他の液晶表示装置の主要部分の断面
を示す図である。
【図110】従来の異方性導電膜の断面を示す図であ
る。
【図111】従来の異方性導電膜の接続部の主要部分の
断面を示す図である。
【図112】従来の異方性導電膜の接続部の主要部分の
断面を示す図である。
【図113】従来の半導体素子の実装構造と表示素子に
接続した断面図。
【図114】従来の半導体素子の実装構造と表示素子に
接続した平面図。
【図115】従来の半導体素子の実装構造と表示素子に
接続した平面図。
【図116】従来の液晶表示パネルを示す図。
【図117】従来の液晶表示パネルを示す図であり図1
16のE−Fにおける断面図。
【符号の説明】
1.第1の層 2.第2の層 3.第3の層 4.、4’.液晶駆動用半導体チップ 5.、5’.入力配線 6.スルーホール 7.ランド 8.出力配線 9.スルーホール 10.バス配線 11.スルーホール 12.スルーホール 13.接続端子 14.多層基板 15.ワイヤー 16.パネル 17.接続基板 18.パネル端子 19.接続部材 20.モールド 21.モールド 22.ワイヤーボンディング用ランド 23.ワイヤー 24.接続基板 25.スルーホール 26.スルーホール 27.接続端子 28.バス配線 29.パネル端子 30.スルーホール 31.異方性導電膜 32.導電粒子 33.接着剤 34.セパレータ 35.異方性導電接着剤 d.導電粒子の粒子径 D.導電粒子の粒子径 h.接着剤の厚み H.接着剤の厚み k.接続端子の厚み K.端子先端部の厚み 110.液晶表示素子 111−1.〜111−12.半導体素子 112−1.〜112−4.多層基板 113.液晶表示素子電極端子 114.多層基板端子 115.異方性導電接着剤 P11.〜P3n.液晶駆動出力線 1311.〜131n.カラー画素 201.半導体素子(LSI) 202.多層基板 203.電子素子(液晶表示素子) 204.入力配線 205.出力配線 206.バンプ 208.モールド剤 209.ACF 210.接着剤 211.LSI端子 213.電子印字素子(サーマルプリンタヘッド) 221.内部導電層 231.LCD端子 301.第1の層 302.第2の層 303.第3の層 304.半導体素子 305.入力配線 306.スルーホール 307.ランド 308.出力配線 309.バス配線 310.外部接続端子 311.多層基板 312.Auワイヤー 313.液晶パネル 314.接続基板 315.パネル端子 316.異方性導電膜 317.モールド 318.ワイヤーボンディング用ランド 319.TCP 320.開口部 321.バス基板開口部 322.バス基板 323.先端部 324.出力端子スルーホール 325.電極 326.バス配線用FPC 327.バス配線用PCB基板 328.バス配線用接続ランド 329.電子印字素子 330.モールド 431.取り付け穴を有した多層基板 431a.取り付け穴を有した多層基板 431b.取り付け穴を有した多層基板 431c.取り付け穴を有した多層基板 431d.取り付け穴を有した多層基板 432.取り付け穴 433.外装化粧ケース上 434.ネジ 435.バックライトユニット 436.外装化粧ケース 437.取り付け用切り欠きを有した多層基板 437a.取り付け用切り欠きを有した多層基板 437b.取り付け用切り欠きを有した多層基板 437c.取り付け用切り欠きを有した多層基板 437d.取り付け用切り欠きを有した多層基板 438.取り付け用切り欠き 501.SEG側透明基板 502.COM側透明基板 503.SEG側電極端子 504.COM側電極端子 505.SEG側透明電極 506.COM側透明電極 507.導電材 508.シール材 509.液晶 510.シール材を兼ねた導電材 511.テープ電線 601.接続配線 602.接続基板 603.入力端子付き接続基板上層基板 604.入力端子付き接続基板下層基板 605.接続配線 606.接続基板入力端子 607.入力端子付き接続基板 608.電源回路一体COM多層基板 609.電子部品 610.上層基板 611.中間基板 612.下層基板 613−1.液晶駆動用半導体チップの入力パッドに対
応する回路パターン 613−2.中間基板上の回路パターン 613−3.下層基板上の回路パターン 613−4.電源回路の回路パターン 613−5.液晶駆動用集積回路の出力パッドに対応す
る回路パターン 614.接続端子 615−1.スルーホール 615−2.スルーホール 615−3.スルーホール 615−4.スルーホール 615−5.スルーホール 1000.第1の層 1010.貫通穴 1100.液晶駆動用半導体チップ 1110.入力配線 1110−1.入力配線 1110−N.入力配線 1120.スルーホール 1120−1.スルーホール 1120−N.スルーホール 1130.出力配線 1130−1.出力配線 1130−N.出力配線 1140.スルーホール 1140−1.スルーホール 1140−N.スルーホール 1200.液晶駆動用半導体チップ 1210.入力配線 1210−1.入力配線 1210−N.入力配線 1220.スルーホール 1220−1.スルーホール 1220−N.スルーホール 1230.出力配線 1230−1.出力配線 1230−N.出力配線 1240.スルーホール 1240−1.スルーホール 1240−N.スルーホール 1300.液晶駆動用半導体チップ 1310.入力配線 1310−1.入力配線 1310−N.入力配線 1320.スルーホール 1320−1.スルーホール 1320−N.スルーホール 1330.出力配線 1330−1.出力配線 1330−N.出力配線 1340.スルーホール 1340−1.スルーホール 1340−N.スルーホール 2000.第2の層 2010.貫通穴 2020.配線 2030.スルーホール 2120.スルーホール 2140.スルーホール 2220.スルーホール 2240.スルーホール 2320.スルーホール 2340.スルーホール 3000.第3の層 3010.貫通穴 3020.配線 3030.スルーホール 3120.スルーホール 3140.スルーホール 3240.スルーホール 3340.スルーホール 4000.第4の層 4020.配線 4040.ランド 4140.スルーホール 4240.スルーホール 4340.スルーホール 5000.第5の層 5050.配線 5060.接続端子 5140.スルーホール 5240.スルーホール 5340.スルーホール 6000.多層基板 7000.中継基板 8000.接続部材 50041.液晶駆動用半導体チップ 50042.TCP 50043.バス基板(SEG側) 50044.入力配線 50045.出力配線 50046.先端部 50047.入力配線 50048.バス配線 50049.異方性導電膜 50050.導電粒子 50051.接着剤 50052.バス基板(COM側) 50151.TCP 50152.可とう性配線部材 50153.TCP出力端子 50154.TCP入力端子 50155.駆動制御回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平5−158611 (32)優先日 平成5年6月29日(1993.6.29) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−158612 (32)優先日 平成5年6月29日(1993.6.29) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−158613 (32)優先日 平成5年6月29日(1993.6.29) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−163645 (32)優先日 平成5年7月1日(1993.7.1) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−163646 (32)優先日 平成5年7月1日(1993.7.1) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−163647 (32)優先日 平成5年7月1日(1993.7.1) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−163648 (32)優先日 平成5年7月1日(1993.7.1) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−182924 (32)優先日 平成5年7月23日(1993.7.23) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−200865 (32)優先日 平成5年8月12日(1993.8.12) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−221389 (32)優先日 平成5年9月6日(1993.9.6) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 丸山 憲一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 村松 永至 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 前田 謹一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 桜 聖一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 古市 一昭 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 望月 治規 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコ ーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−17628(JP,A) 特開 平4−213894(JP,A) 特開 昭60−245195(JP,A) 特開 昭64−91115(JP,A) 特開 平4−156429(JP,A) 特開 昭59−2865(JP,A) 特開 平4−217228(JP,A) 特開 昭63−313187(JP,A) 特開 昭63−170988(JP,A) 実開 平4−44177(JP,U) 実開 平4−77137(JP,U) 実開 昭62−65679(JP,U) 実開 昭61−101724(JP,U) 実開 昭51−74448(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1345

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示装置において、 複数の半導体チップと、 前記複数の半導体チップが接続される一方の面および前
    記一方の面と対向する他方の面を有する多層基板と、 前記多層基板が接続される液晶パネルと、 を備え、 前記多層基板は、前記一方の面において、前記複数の半
    導体チップの各々にそれぞれ接続される複数の入力配線
    を有し、且つ前記一方の面及び前記他方の面の間におい
    て、前記複数の入力配線を互いに接続するバス配線を有
    することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の液晶表示装置において、 前記多層基板は、前記一方の面において、前記複数の半
    導体チップの各々にそれぞれ接続される複数の出力配線
    を有し、 前記出力配線は、前記液晶パネルのパネル端子に接続さ
    れることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の液晶表示装置において、 前記多層基板は前記液晶パネルの外形以内に収まるよう
    に前記液晶パネルに搭載されていることを特徴とする液
    晶表示装置。
  4. 【請求項4】液晶表示装置において、 半導体チップと、 前記半導体チップが接続される一方の面および前記一方
    の面と対向する他方の面を有する多層基板と、 前記多層基板が接続されるとともに搭載される液晶パネ
    ルと、 を備え、 前記多層基板は、前記一方の面において、前記半導体チ
    ップに接続される入力配線を有し、且つ前記一方の面及
    び前記他方の面の間において、前記入力配線にスルーホ
    ールを介して接続されるバス配線を有することを特徴と
    する液晶表示装置。
  5. 【請求項5】半導体チップの実装構造において、 複数の半導体チップと、 前記複数の半導体チップが接続される一方の面および前
    記一方の面と対向する他方の面を有する多層基板と、 を備え、 前記多層基板は、前記一方の面において、前記複数の半
    導体チップの各々にそれぞれ接続される複数の入力配線
    および前記複数の半導体チップの各々にそれぞれ接続さ
    れる複数の出力配線を有し、且つ前記一方の面及び前記
    他方の面の間において、前記複数の入力配線を互いに接
    続するバス配線を有することを特徴とする半導体チップ
    の実装構造。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の半導体チップの実装構造
    を備えることを特徴とする電子光学装置。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の半導体チップの実装構造
    を備えることを特徴とする電子印字装置。
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