JP3283093B2 - 電圧−電流変換器 - Google Patents

電圧−電流変換器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば色信号処理装
置のアクティブフィルタ等に用いられる時定数が可変制
御可能な電圧−電流変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アクティブフィルタにおいて
は、抵抗及び容量の時定数を決める素子がICに内蔵さ
れている。このアクティブフィルタは、その抵抗及び容
量の精度が比較的悪いために、ギルバート・セルと称す
る電圧−電流変換器を用いて時定数を可変可能に構成さ
れる。そして、このような電圧−電流変換器は、その電
流変換回路の時定数が電流源回路により可変制御され
る。
【0003】図2は、このような従来の電圧−電流変換
器を示すもので、トランジスタQ1及びQ2 は、そのベ
ースが差動入力端にそれぞれ接続されて、差動入力に構
成される。トランジスタQ1 は、そのエミッタが抵抗R
11を介してダイオード接続のトランジスタQ3 のベース
とコレクタ、及びトランジスタQ5 のベースに接続され
る。他方、トランジスタQ2 は、そのエミッタが抵抗R
12を介してダイオード接続のトランジスタQ4 のベース
とコレクタ、及びトランジスタQ6 のベースに接続され
る。
【0004】また、トランジスタQ1 、Q2 及びQ5
は、コレクタが電圧源Vccを介してそれぞれ接地され
る。そして、トランジスタQ6 は、そのコレクタがトラ
ンジスタQ7 及び抵抗16からなる電流源(電流量IQ /
2)を介して電圧源Vccに接続されると共に、出力端子
に接続される。トランジスタQ7 のベースはトランジス
タQ8 のベースに接続される。トランジスタQ8 は、そ
のベースがコレクタに接続され、エミッタが抵抗R17を
介して電圧源Vccに接続される。なお、電源側の電流源
はグランド側とバランスを採るようにIQ /2に設定さ
れる。
【0005】上記トランジスタQ3 及びQ4 は、そのエ
ミッタが電流源(電流量IP )を介して接地される。そ
して、トランジスタQ5 及びQ6 は、そのエミッタが電
流源(電流量IQ )を介して接地される。
【0006】トランジスタQ11は、そのベースがトラン
ジスタQ9 及びQ10のベースに接続される。トランジス
タQ9 は、そのコレクタがトランジスタQ8 のコレクタ
に接続され、そのエミッタが抵抗R13を介して接地され
る。トランジスタQ10はコレクタにベースが接続され、
そのエミッタは抵抗R14を介して接地される。そして、
トランジスタQ10のコレクタは、抵抗Ra 及びにRb の
並列接続を介して電圧源せ接続される。そして、トラン
ジスタQ10のコレクタと抵抗Rb との間には、モード切
換用スイッチ(SW)1が配設される。また、トランジ
スタQ2 のコレクタと電圧源Vccとの間には、出力負荷
容量Cが介在される。
【0007】上記構成において、差動入力vinをトラン
ジスタQ1 のベース電位v1 からトランジスタQ2 のベ
ース電位v2 を引算した値に設定する。そして、トラン
ジスタQ1 のエミッタ電流変動をi11とすると、トラン
ジスタQ2 のエミッタ電流変動は、−i11となる。これ
に伴うトランジスタQ5 及びQ6 のエミッタ電流変動を
i12及び−i12とすると、トランジスタQ5 及びQ6 の
ベース間電位差Δvは
【0008】 Δv=VT ln{(IP /2+i11) /IS }−VT ln{(IP /2−i 11)/IS }=VT ln{(IQ /2+i12) /IS }−VT ln{(IQ /2 −i12)/IS } …(1)
【0009】の式で表される。ここで、VT は、温度等
価な電圧定数、IS は、トランジスタ飽和電流で全て等
しいものとし、バランス状態(Δv=0)で電流IP 及
びIQはそれぞれ差動に1/2分流しているものとす
る。上記電流i12は、上記(1)式より i12=(2IQ /2IP )i11 …(2) で表される。一方、電流i11は、トランジスタQ1 、Q
2 、Q3 及びQ4 のエミッタ等価抵抗を全てre とする
と、 i11=vin/(R11+R12+5re ) …(3) で表される。従って、電流i12は、上記(1)及び
(2)式に基づいて i12=vin/{(R11+R12+4re )2IP /2Iq } …(4)
【0010】で表され、これが出力電流i0 と略等しく
なる。即ち、上記トランジスタQ3 、Q4 、Q5 及びQ
6 がギルバート・セルを形成して、理想的には式(2)
に示すような電圧−電流変換が実行される。
【0011】なお、(4)式において、抵抗成分(R11
+R12+4re )2IP /2Iq は、時定数の一部を構
成し、例えばトランジスタQ11及び抵抗R15からなる電
流源電流IQ を変えることで可変される。即ち、電流源
電流IQ は、抵抗R11及びR12、出力負荷容量Cのばら
つきを補正した値に調整した状態で使われる。
【0012】次に、時定数を切換える時定数制御動作に
ついて説明する。但し、ここでは、抵抗Ra及びRb の
電圧源を可変電圧VD +VJ 、トランジスタQ11、Q9
及びQ10のベース・エミッタ間の電位降下をVJ 、抵抗
R13、R14及びR15が等しい値であるとし、抵抗Ra >
>抵抗14として、抵抗R14による電位降下を無視するも
のとする。すなわち、スイッチ(SW)1がオフ(OF
F)されると、トランジスタQ10及び抵抗R14からなる
電流源電流IQ は、 IQ (OFF)=VD /Ra …(5) となり、スイッチ(SW)1がオン(ON)されると、 IQ (ON)=Vc /{Ra Rb /(Ra +Rb )} …(6) となる。上記IQ (OFF)とIQ (ON)の関係は、 IQ (ON)={(Ra +Rb )/Rb }IQ (OFF)…(7)
【0013】となることにより、上記(4)式より時定
数を構成する抵抗成分が、スイッチ(SW)1のオン/
オフに基づいて選択的に(Ra +Rb )/Rb 倍にゲイ
ンが切換えられ、時定数が制御される。
【0014】ところが、上記電圧−電流変換器では、ト
ランジスタQ3 及びQ4 によるPN接合の対数圧縮され
た電圧がトランジスタQ5 及びQ6 の指数伸張を行って
いることにより、その構造上、ノイズが混入し易い構造
であると共に、直流的なバランスが悪いという問題を有
する。この問題は、半導体特性に大きく影響されるもの
で、半導体製造上、半導体特性の高性能化を図るのが困
難であることによる。
【0015】特に、アクティブフィルタを構成すると、
その次数の分だけ回路を経由させなければならないこと
により、S/Nの劣化を招くという問題が起こる。これ
は、信号レベルが小さい程不利となり、逆に信号レベル
を大きくしていくと、対数と指数の補正がずれた分が強
く現れて歪みが増加する。
【0016】
【発明が解決しようと課題】以上述べたように、従来の
電圧−電流変換器では、変換特性の点で満足の行くもの
でないという問題を有する。
【0017】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、変換特性の向上を図り得、且つ、正確な比でゲイ
ン切換えを実現し得るようにした電圧−電流変換器を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するため手段】この発明は、電流出力を変
換利得が可変可能な電流変換回路に流すと共に、前記電
流出力と略同じ電流出力を前記電流変換回路の電流出力
と加算して出力してなる電圧−電流変換器において、第
1のモードで可変電流分と固定電流分の和で決まる電流
を出力し、第2のモードで前記可変電流分と固定電流分
を加算したもののM倍しただけ可変電流分のゲインを増
加した(1+M)倍の電流を切換式に出力する電流源回
路を備えて構成したものである。
【0019】
【作用】上記構成によれば、電流変換回路出力は、正確
なゲイン比でモード切換えが実行されて、それぞれのモ
ードにおいて、その対数圧縮−指数伸張の過程を経て信
号劣化を生じた成分が、出力全体の1/4に抑えられ
て、電流出力の可変範囲が略±1/4に設定することが
可能となり、安定した電流変換が実現される。そして、
DCバランスは、一定に設定することが可能なことによ
り、実質的に影響を受けることがない。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
【0021】第1図はこの発明の一実施例に係る電圧−
電流変換器を示すもので、トランジスタQ21及びQ22
は、各ベースが差動入力端にそれぞれ接続されて、差動
入力に構成される。トランジスタQ21は、そのエミッタ
が抵抗R21を介してダイオード接続のトランジスタQ23
のベース・コレクタ、及びトランジスタQ25のベースに
接続される。トランジスタQ22は、そのエミッタが抵抗
R22を介してダイオード接続のトランジスタQ24のベー
ス・コレクタ、及びトランジスタQ26のベースに接続さ
れる。
【0022】上記トランジスタQ23、Q24、Q25及びQ
26は、ギルバート・セル(電流変換回路)を構成する。
そのうちトランジスタQ23及びQ24は、エミッタ相互が
接続され、その共通エミッタがトランジスタQ29及び抵
抗R27からなる電流源(電流量2IR )を介して接地さ
れる。
【0023】一方、トランジスタQ25及びQ26は、エミ
ッタ相互が接続されて、その共通エミッタがトランジス
タQ30及び抵抗R28からなる電流源(電流量2IX )
と、これに並列に配設されるトランジスタQ31及び抵抗
R29からなる電流源(電流量2IT )を介して接地され
る。トランジスタQ21及びQ25は、そのコレクタが電圧
源Vccにそれぞれ接続される。他方、トランジスタQ22
及びQ26は、そのコレクタが相互接続されてトランジス
タQ27及び抵抗R23からなる電流源(電流量2NIT )
を介して電圧源Vccに接続されると共に、出力端子に接
続される。そして、これらトランジスタQ22及びQ26の
各コレクタと電圧源Vccとの間には、出力負荷容量Cが
介在される。
【0024】なお、上記トランジスタQ27及び抵抗R23
からなる電流源(電流量2NIT )は、その電流量2N
IT が{2IR +(2IX +2IT )}/2となるよう
に設定される。
【0025】上記トランジスタQ30及び抵抗R28でなる
電流源(電流量2IX )及びトランジスタQ31及び抵抗
R29でなる電流源(電流量2IT )は、並列に配設さ
れ、それぞれトランジスタQ37及び抵抗R35でなる電流
源(電流量IX )、トランジスタQ35及び抵抗R33でな
る電流源(電流量IR )をカレントミラーで折返して構
成される。そして、トランジスタQ35のベースには、時
定数制御用のスイッチ(SW)2が接続される。スイッ
チ(SW)2は、電流変換回路の第1及び第2のモード
に応じて、オン(ON)/オフ(OFF)切換設定さ
る。そして、このスイッチ(SW)2がオンされると、
電流量IT はIT =0に設定される。
【0026】また、トランジスタQ29及び抵抗R27でな
る電流源(電流量2IR )は、トランジスタQ36及び抵
抗R34でなる電流源(電流量IR )をカレントミラーで
折返して構成される。
【0027】トランジスタQ27及び抵抗R23でなる電流
源(電流量2NIT )は、電圧源Vcc側の電流源を形成
し、トランジスタQ28及び抵抗R24からなる電流源(電
流量2NIT )をカレントミラーで折返して構成され
る。このトランジスタQ28及び抵抗R24でなる電流源
(電流量2NIT )は、並列に接続構成されるトランジ
スタQ32及び抵抗R30でなる電流源(電流量IT )、ト
ランジスタQ33及び抵抗R31でなる電流源(電流量IX
)、トランジスタQ34及び抵抗R32でなる電流源(電
流量IR )の電流和が流れる。
【0028】上記トランジスタQ32及び抵抗R30でなる
電流源(電流量IT )は、トランジスタQ35及び抵抗R
33でなる電流源(電流量IT )をカレントミラーで折返
して構成される。トランジスタQ33及び抵抗R31でなる
電流源(電流量IX )は、トランジスタQ37及びて抵抗
R35でなる電流源(電流量IX )をカレントミラーで折
返して構成される。トランジスタQ34及び抵抗R32でな
る電流源(電流量IR)は、トランジスタQ36及び抵抗
R34でなる電流源(電流量IR )をカレントミラーで折
返して構成される。そして、トランジスタQ35及び抵抗
R13からなる電流源(電流量NIt )は、トランジスタ
Q31及び抵抗R29からなる電流源(電流量2IT )をカ
レントミラーで折返して構成される。また、上記トラン
ジスタQ37のコレクタには、抵抗Rc を介して可変電圧
源(VD +VJ )に接続される。上記構成において、ト
ランジスタQ21及びQ25は、差動入力v1 により、その
エミッタ電流の変動i1 及i2 が上記(2)及び(3)
式に基づいて、 i2 ={(2IX +2IT )/2IR }i1 …(8) i1 =vin/(R1 +R2 +4re ) …(9) の式で表される。そして、この時の出力端からの出力電
流i0 は、i1 +i2 となり、 i0 ={1+(2IX +2IT )/2IR }vin/(R1 +R2 +4re ) …(10) との式で現される。ここで、i2 =i0 とすると、上記
(4)式及び(10)式より、 (IQ /IP )R21={1+(2IX +2IT )2IR }R31…(11) となる。但し、re は、抵抗R21及びR22より十分に小
さく、抵抗R31=抵抗R32、抵抗R21=抵抗R22とす
る。
【0029】そして、例えばIP =IQ 、(2IX +2
IT )=1/3(2IR )とした場合には、抵抗R21=
4/3(抵抗R31)となる。また、入力のダイナミック
レンジを従来と同じになるようにするには、2IR =3
/4(IP )に設定する。ここで、電流和は、トランジ
スタQ22のコレクタ電流を利用していることにより、2
IR +(2IX +2IT )=4/3(2IR )=IP と
なり、図2に示す従来の電流和IP +IQ =2IP に比
して半分となる。即ち、電流和は、トランジスタQ23及
びQ24に流れる電流と略同じで、電圧−電流変換された
ものであり、電流変換回路出力の対数圧縮−指数伸張の
過程を経て信号劣化を生じた成分が出力全体の1/4に
抑えられる。この時の電流出力の可変範囲は、±1/
4、即ち±25%(+側は、もっと増やすことが可)と
なる。
【0030】なお、ギルバートセルを通ってトランジス
タQ21のコレクタ電流は、トランジスタのペア性が影響
され、DCバランスが若干劣るが、トランジスタQ22の
コレクタ電流については、DCバランス上、略抵抗R21
及びR22の比で決まるので良い。従って、DCバランス
の悪いトランジスタQ26の影響も1/4に減ってDCバ
ランスが良くなる。このことは、DC伝送を要するロー
パス・フィルタで、次数が高いものを構成する場合、次
数の高い程、重要となるものである。
【0031】次に、フィルタの時定数を切換える時定数
制御動作について説明する。但し、ここでは、電流源の
抵抗として、抵抗R35=抵抗R31=2・抵抗R28、抵抗
R34=抵抗R32=2・抵抗R7 、抵抗R30=2・抵抗R
29=N・抵抗R33、抵抗R25=2・抵抗R24=2・抵抗
R23の関係とする。なお、Nは、抵抗比で任意に設定さ
れる。
【0032】すなわち、スイッチ(SW)2は、電流変
換回路の第1及び第2のモードでオン(ON)及びオフ
(OFF)される。そして、スイッチ(SW)2のオン
状態で、IT =0となり、電圧源Vccの電流源2NIT
は、 2NIT =IR +IX +IT …(12) となる。ここで、IT は、(12)式より IT =(1/2N−1)(IR +IX ) …(13) の式で表される。従って、出力電流i0 は、(13)式
を(10)式に代入すると、 i0 ={(IX +IR )/IR }・[{1+(1/(2N−1)}]・(v in/(R21+R22+4re )) …(14)
【0033】となる。ここで、IX は、可変電源Vc +
VJ で可変され、抵抗、容量のばらつきを補正するかた
ちで設定される。これにより、IX とIR が固定とな
り、スイッチ(SW)2のオフ(OFF)時、N=抵抗
R30/抵抗R33となり、オン(ON)時、N=無限とな
り、値が切換えられる。即ち、スイッチ(SW)2がオ
フ(OFF)されると、i0 が(14)式の如くゲイン
が設定される。また、上記スイッチ(SW)2が、オン
(ON)されると、N=無限に設定される。この結果、
出力電流i0 は、 i0 (ON)={(IX +IiR)/IR }・vin/(R21+R22+4re ) …(15) となる。
【0034】即ち、スイッチ(SW)2は、電流変換回
路の第1及び第2のモードにおいて、オン/オフ切換設
定されると、出力電流i0 が、(15)及び(14)式
の如く、{1+(1/2N−1)}倍に切換えられて、
上述した電流変換動作が行われる。
【0035】このように、上記電圧−電流変換器は、ス
イッチ(SW)2がオフ状態の第1のモードで可変電流
分と固定電流分の和で決まる電流を出力し、スイッチ
(SW)2がオン状態の第2のモードで可変電流分と固
定電流分を加算したもののM倍しただけ可変電流分のゲ
インを増加した(1+M)倍の電流を切換式に出力する
電流源回路を備えて、電流出力を変換利得が可変可能な
電流変換回路に流すと共に、前記電流出力と略同じ電流
出力を電流変換回路に出力するように構成した。これに
よれば、トランジスタQ22のコレクタ電流を利用してい
ることにより、上述したように従来の方式に比して電流
和が約半分で済むことにより、省電力化の促進が図れ
る。
【0036】また、これによれば、電流変換回路出力
は、正確なゲイン比でモード切換えが実行されて、それ
ぞれのモードにおいて、その対数圧縮−指数伸張の過程
を経て信号劣化を生じた成分が、出力全体の1/4に抑
えられて、電流出力の可変範囲が略±1/4に設定する
ことが可能となり、S/N劣化を減少したうえで、安定
した電流変換が実現される。そして、DCバランスは、
トランジスタQ22のコレクタ電流が抵抗R21及びR22の
比で大部分設定することが可能なことにより、影響を受
けることが少ない。なお、上記実施例では、アクティブ
フィルタに適用した場合で説明したが、これに限ること
無く、適用可能である。よって、この発明は上記実施例
に限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を実施し得ることは勿論のことであ
る。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、変換特性の向上を図り得、且つ、正確な比でゲイン
切換えを実現し得るようにした電圧−電流変換器を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電圧−電流変換器を
示した図。
【図2】従来の電圧−電流変換器を示した図。
【符号の説明】
Q21,Q22,Q23,Q24,Q25,Q26,Q27,Q28,Q
29,Q30,Q31,Q32,Q33,Q34,Q35,Q36,Q3
7、Q38…トランジスタ。 R21,R22,R23,R24,R25,R26,R27,R28,R
29,R30、R31,R32,R33,R34,R35,Rc …抵
抗。 C…出力負荷容量。 SW2…スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−81517(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流出力を変換利得が可変可能な電流変
    換回路に流すと共に、前記電流出力と略同じ電流出力を
    前記電流変換回路の電流出力と加算して出力してなる電
    圧−電流変換器において、 第1のモードで可変電流分と固定電流分の和で決まる電
    流を出力し、第2のモードで前記可変電流分と固定電流
    分を加算したもののM倍しただけ可変電流分のゲインを
    増加した(1+M)倍の電流を切換式に出力する電流源
    回路を具備したことを特徴とする電圧−電流変換器。
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