JP2915620B2 - ガンマ補正回路 - Google Patents

ガンマ補正回路

Info

Publication number
JP2915620B2
JP2915620B2 JP3138662A JP13866291A JP2915620B2 JP 2915620 B2 JP2915620 B2 JP 2915620B2 JP 3138662 A JP3138662 A JP 3138662A JP 13866291 A JP13866291 A JP 13866291A JP 2915620 B2 JP2915620 B2 JP 2915620B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
gamma correction
amplifier circuit
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3138662A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04337973A (ja
Inventor
宏 玉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP3138662A priority Critical patent/JP2915620B2/ja
Publication of JPH04337973A publication Critical patent/JPH04337973A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2915620B2 publication Critical patent/JP2915620B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,ビデオ・カメラに用
いられるガンマ補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のガンマ補正回路の一例を示
している。
【0003】図10に示すガンマ補正回路には差動増幅回
路50,折れ点設定回路64および68が含まれている。
【0004】差動増幅回路50は,トランジスタ51および
52,トランジスタ51および52にそれぞれ同じ値の動作電
流Ie を流す電流源53aおよび53b,トランジスタ51の
エミッタとトランジスタ52のエミッタとの間に接続され
た抵抗Re ならびにトランジスタ52のコレクタに接続さ
れた負荷抵抗Rc から構成される。トランジスタ51のコ
レクタおよび負荷抵抗Rc には電源電圧Vccが与えられ
ている。
【0005】折れ点設定回路64は,ベースとコレクタが
接続されたトランジスタ61と,トランジスタ62と,抵抗
8 と,電流源63とから構成される。トランジスタ61の
エミッタとトランジスタ62のエミッタとが接続されてお
り,これらのエミッタが接続された点に電流源63が接続
されている。抵抗R8 は差動増幅回路50に含まれる負荷
抵抗Rc とトランジスタ52のコレクタとの接続点Aと,
トランジスタ61のコレクタとの間に接続されている。ト
ランジスタ62のコレクタには電源電圧Vccが,ベースに
は第1の折れ点設定電圧Vr1がそれぞれ与えられる。
【0006】折れ点設定回路68は,折れ点設定回路64と
同じ構成であり,ベースとコレクタが接続されたトラン
ジスタ65と,トランジスタ66と,抵抗R9 と,電流源67
とから構成される。トランジスタ65のエミッタとトラン
ジスタ66のエミッタとが接続されており,これらのエミ
ッタが接続された点に電流源67が接続されている。抵抗
9 は接続点Aと,トランジスタ65のコレクタとの間に
接続されている。トランジスタ66のコレクタには電源電
圧Vccが,ベースには第2の折れ点設定電圧Vr2がそれ
ぞれ与えられる。第2の折れ点設定電圧Vr2は第1の折
れ点設定電圧Vr1よりも大きく設定されている(Vr1
r2)。
【0007】ガンマ補正回路の入力電圧VINは差動増幅
回路50に含まれる一方のトランジスタ51のベースに与え
られる。差動増幅回路50に含まれる他方のトランジスタ
52のベースには差動増幅回路50の動作点を定めるバイア
ス電圧が与えられる。
【0008】差動増幅回路50の出力電圧が負荷抵抗Rc
とトランジスタ52のコレクタとの接続点Aに現われる。
接続点Aには出力端子30が接続されており,接続点Aの
電圧VA がガンマ補正回路の出力電圧VOUT として出力
される。
【0009】ガンマ補正回路の出力電圧VOUT が第1の
折れ点設定電圧Vr1より低いとき(VOUT <Vr1
r2)には,折れ点設定回路64に含まれるトランジスタ
62がオンとなり,トランジスタ61はオフとなる。また折
れ点設定回路68に含まれるトランジスタ66がオンとな
り,トランジスタ65はオフとなるので,差動増幅回路50
に折れ点設定回路64および68が接続されていない状態と
なる。したがって,ガンマ補正回路の増幅度G0 は抵抗
c および抵抗Re の抵抗値をそれぞれRcおよびRe
とすると,次式で表わされる。
【0010】
【数1】G0 =Rc /Re …式1
【0011】ガンマ補正回路の出力電圧VOUT が第1の
折れ点設定電圧Vr1より高く,第2の折れ点設定電圧V
r2よりも低いとき(Vr1<VOUT <Vr2)には,折れ点
設定回路64に含まれるトランジスタ62がオフとなり,ト
ランジスタ61がオンとなる。折れ点設定回路68のトラン
ジスタ66はオンで,トランジスタ65はオフのまま保持さ
れている。このときには抵抗R8 と負荷抵抗Rc とが並
列に接続されたこととなる。これらの抵抗R8 と負荷抵
抗Rc との並列接続合成抵抗が差動増幅回路50の新たな
負荷抵抗となるので,このときのガンマ補正回路の増幅
度G1 は上記増幅度G0 よりも小さくなる。
【0012】ガンマ補正回路の増幅度G1 は抵抗R8
抵抗値をR8 とすると次式で表わされる。
【0013】
【数2】G1 =Rc ・R8 /(Rc +R8 )・Re
式2
【0014】さらに第2の折れ点設定電圧Vr2よりも出
力電圧VOUT の方が高いとき(Vr1<Vr2<VOUT )に
は折れ点設定回路68のトランジスタ66がオフとなり,ト
ランジスタ65がオンとなる。このときには抵抗R8 ,R
9および負荷抵抗Rc が並列に接続されたこととなる。
これらの抵抗R8 ,R9 および負荷抵抗Rc との並列合
成抵抗が差動増幅回路50の新たな負荷抵抗となるので,
このときのガンマ補正回路の増幅度G2 は上記増幅度G
1 よりもさらに小さくなる。
【0015】ガンマ補正回路の増幅度G2 は抵抗R9
抵抗値をR9 とすると次式で表わされる。
【0016】
【数3】 G2 =(Rc ・R8 ・R9 ) /[(R8 ・R9 +Rc ・R9 ・R8 +Rc )・Re ] …式3
【0017】
【発明が解決しようとする課題】差動増幅回路50の出力
電圧VA は,差動増幅回路50に含まれる電流源53bの出
力電流をIeとすると次式で表わされる。
【0018】
【数4】VA =Vcc−Rc ・Ie …式4
【0019】差動増幅回路50の入力電圧VINとバイアス
電圧の差電圧の最大値(最大入力振幅)をVI とする
と,この差電圧VI は次式で表わされる。
【0020】
【数5】VI =Re ・Ie …式5
【0021】式4に式1および式5を代入すると次式が
得られる。
【0022】
【数6】VA =Vcc−G0 ・VI …式6
【0023】電源電圧Vccの大きさには制約があるの
で,式6の右辺第2項G0 ・VI の大きさをあまり大き
くすることはできない。このために式1で表わされるガ
ンマ補正回路の初期の増幅度G0 を高くすると差動増幅
回路50の最大入力振幅VI を小さくせざるを得ない。し
たがって初期の増幅度G0 をあまり高くすることができ
なくなる。
【0024】また最大入力振幅VI を小さくすると折れ
点での誤差が顕著に現われガンマ補正回路の増幅度の設
定が極めて難しい。さらにガンマ補正回路のS/Nも低
下する。さらに折れ点設定回路64は電流源63の電流変動
の影響を受け,折れ点設定回路68は電流源67の電流変動
の影響を受けるので第1および第2の折れ点設定点の精
度がそれぞれ低下する。
【0025】このように図10に示す従来のガンマ補正回
路では,初期の増幅度G0 は最大入力振幅VI に依存す
る。
【0026】この発明は,ガンマ補正回路の初期の増幅
度が最大入力振幅に依存しないようにすることを目的と
する。またこの発明は折れ点設定点の精度を比較的高く
することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項1)
によるガンマ補正回路は,一方の入力端子に入力電圧が
与えられる差動増幅回路と,上記差動増幅回路の出力端
子と上記差動増幅回路の他方の入力端子との間に接続さ
れる第1の帰還回路および第2の帰還回路とから負帰還
増幅回路が構成され,上記第2の帰還回路に,出力端子
が互いに接続された一組の三端子制御素子からなるスイ
ッチ回路の上記出力端子が接続されており,このスイッ
チ回路を構成する一方の三端子制御素子の制御端子に上
記差動増幅回路の出力端子が接続され,他方の三端子制
御素子の制御端子に折れ点設定電圧が供給されており,
上記負帰還増幅回路の出力がガンマ補正回路の出力とな
ることを特徴とする。
【0028】第2の発明(請求項3)よるガンマ補正回
路は,一方の入力端子に入力電圧が与えられる差動増幅
回路と,上記差動増幅回路の出力端子と上記差動増幅回
路の他方の入力端子との間に接続される第1の帰還回路
および複数の第2の帰還回路とから負帰還増幅回路が構
成され,上記複数の第2の帰還回路のそれぞれに,出力
端子が互いに接続された一組の三端子制御素子からなる
スイッチ回路の上記出力端子が接続されており,このス
イッチ回路を構成する一方の三端子制御素子の制御端子
に上記差動増幅回路の出力端子が接続され,他方の三端
子制御素子の制御端子にそれぞれ異なるレベルの折れ点
設定電圧が供給されており,上記負帰還増幅回路の出力
がガンマ補正回路の出力となることを特徴とする。
【0029】上記差動増幅回路の出力端子と上記第1の
帰還回路との間にエミッタ・フォロワ・トランジスタが
接続されていることが好ましい。
【0030】上記負帰還増幅回路の出力電圧と,基準電
圧と,クランプ・パルスとが与えられ,クランプ・パル
スが与えられている間上記負帰還増幅回路の出力電圧を
上記基準電圧に固定するクランプ回路を備えるとよい。
【0031】また上記負帰還増幅回路の入力電圧または
出力電圧が所定の設定電圧を越えた範囲において,上記
入力電圧または出力電圧に1以下の係数を乗じるKnee回
路をさらに備えていることが好ましい。
【0032】上記Knee回路は,たとえば上記負帰還増幅
回路の出力電圧を分圧する分圧回路と,上記出力電圧が
上記設定電圧以下のときに上記負帰還増幅回路の出力電
圧をそのまま出力させ,上記設定電圧を越えたときに上
記分圧回路の出力電圧を出力させるスイッチ回路とから
構成される。
【0033】また上記負帰還増幅回路は電圧負帰還増幅
回路または電流負帰還増幅回路である。
【0034】
【作用】第1の発明によると,負帰還増幅回路の出力電
圧が上記スイッチ回路を構成する他方の三端子制御素子
の制御端子に与えられる折れ点設定電圧よりも小さいと
上記スイッチ回路を構成する一方の三端子制御素子はオ
フとされる。このため第2の帰還回路は第1の帰還回路
から切離される。第2の帰還回路が第1の帰還回路から
切離されると負帰還回路の動作が行なわれ,ガンマ補正
回路の増幅度は第1の帰還回路の抵抗値と第2の帰還回
路の抵抗値とによって定まる。したがってガンマ補正回
路の入力電圧は,第1の帰還抵抗の値と第2の帰還抵抗
の値とによって定まる増幅度により増幅される。
【0035】帰還増幅回路の出力電圧の大きさが上記他
方の三端子制御素子に与えられる折れ点設定電圧よりも
大きいと,上記一方の三端子制御素子はオンとなる。こ
のため第2の帰還回路は上記第1の帰還回路と並列にさ
れる。負帰還増幅回路に第1の帰還回路と第2の帰還回
路が並列に接続されるので負帰還増幅回路はボルテージ
・フォロワとなる。したがってガンマ補正回路の増幅度
は1に変化する。
【0036】第2の発明によると,差動増幅回路の出力
電圧が上記スイッチ回路を構成する他方の三端子制御素
子の制御端子に与えられる最も低い折れ点設定電圧より
も小さいとすべての第2の帰還回路に含まれる上記スイ
ッチ回路を構成する一方の三端子制御素子はオフとされ
る。すべての第2の帰還回路が第1の帰還回路から切離
されることとなる。差動増幅回路の出力電圧が複数の折
れ点設定電圧を越えるごとに上記スイッチ回路を構成す
る一方の三端子制御素子がオンとなり上記第1の帰還回
路に上記第2の帰還回路が1つずつ増加される。上記第
2の帰還回路が増加されるにしたがいガンマ補正回路の
増幅度が変化する。
【0037】
【発明の効果】第1の発明によると,ガンマ補正回路の
初期の増幅度は,第1の帰還回路の抵抗値および第2の
帰還回路の抵抗値によって定まる。したがって,ガンマ
補正回路の初期の増幅度は最大入力振幅の大きさには依
存しない。従来のガンマ補正回路と異なり,入力電圧と
初期の増幅度とが無関係なので比較的任意に初期の増幅
度を設定することができ,増幅度を高くすることができ
るようになる。また入力ダイナミック・レンジも広くす
ることができる。
【0038】したがって,入力電圧を比較的大きくする
ことができるので,ガンマ補正回路のS/Nも向上す
る。
【0039】また,従来のガンマ補正回路と異なりガン
マ補正回路の増幅度は,第1の帰還回路の抵抗値および
第2の帰還回路の抵抗値によって定まり,電源電圧の影
響を受けないので電源電圧を低くすることができる。
【0040】上記スイッチ回路を構成する一方の三端子
制御素子の制御端子に与えられる負帰還増幅回路の出力
電圧と,上記スイッチ回路を構成する他方の三端子制御
素子の制御端子に与えられる折れ点設定電圧とが等しく
なったときに上記一方の三端子制御素子がオンからオフ
となり上記他方の三端子制御素子がオフからオンとな
る,または上記一方の三端子制御素子がオフからオンと
なり上記他方の三端子制御素子がオンからオフとなるの
で,折れ点設定値の輝度が比較的高い。
【0041】第1の発明のガンマ補正回路をビデオ・カ
メラ等に利用したときには初期の増幅度を上げることが
できるので,低輝度の増幅度を上けることができ,再生
映像の再現性も向上する。
【0042】第2の発明によると,負帰還増幅回路に第
2の帰還回路が複数接続されており,それらの第2の帰
還回路を差動増幅回路の出力電圧が複数の折れ点設定電
圧を越えるごとに第1の帰還回路に並列に接続される第
2の帰還回路を1つずつ増加させるスイッチング回路が
含まれているので,複数の折れ点を設定することのでき
るガンマ補正回路を得る。
【0043】したがってほぼ理想に近いγ曲線をもつガ
ンマ補正回路となる。
【0044】また帰還増幅回路にKnee回路を接続するこ
とにより,ガンマ補正回路の増幅度を1以下とすること
ができ,さらに理想に近いγ曲線をもつガンマ補正回路
が得られる。
【0045】さらに負帰還増幅回路の出力電圧を所定期
間の間基準電圧に固定するクランプ回路をガンマ補正回
路に備えることにより,ガンマ補正回路の出力電圧を所
定期間の間基準電圧に固定することができるようにな
る。例えばガンマ補正回路をビデオ・カメラ等に利用し
たときにはガンマ補正回路の出力電圧をペデスタル・レ
ベルに固定することができるようになり,ガンマ補正の
折れ点設定の精度を向上することができる。
【0046】負帰還増幅回路は電圧負帰還増幅回路,電
流負帰還増幅回路などを用いることができるが,電流負
帰還増幅回路は利得帯域幅積(GB積)が一定という制
限が無いので負帰還増幅回路に電流負帰還増幅回路を用
いたときにはガンマ補正回路の周波数特性を広げること
ができるようになる。第2の発明においても第1の発明
と同様に,上記スイッチ回路を構成する一方の三端子制
御素子の制御端子に与えられる負帰還増幅回路の出力電
圧と,上記スイッチ回路を構成する他方の三端子制御素
子の制御端子に与えられる折れ点設定電圧とが等しくな
ったときに上記一方の三端子制御素子がオンからオフと
なり上記他方の三端子制御素子がオフからオンとなる,
または上記一方の三端子制御素子がオフからオンとなり
上記他方の三端子制御素子がオンからオフとなるので,
折れ点設定値の輝度が比較的高い。
【0047】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示すもので,折れ
点が1点のガンマ補正回路の回路図である。
【0048】ガンマ補正回路には差動増幅回路10,トラ
ンジスタ11および12,トランジスタ13,電流源5および
6ならびにフィードバック・クランプ回路20が含まれて
いる。
【0049】差動増幅回路10はトランジスタ11および第
1の帰還抵抗R1 により構成される第1の帰還回路なら
びにスイッチング回路としてのトランジスタ12および第
2の帰還抵抗R2 により構成される第2の帰還回路を有
している。これらの帰還回路は差動増幅回路10の負入力
端子に接続されている。
【0050】フィードバック・クランプ回路20には差動
増幅回路28,スイッチング素子26,コンデンサ25,バッ
ファ29および電流源27が含まれている。
【0051】ガンマ補正回路の入力電圧VINは差動増幅
回路10の正入力端子に与えられる。差動増幅回路10の出
力電圧VA はトランジスタ11および12のベースに与えら
れる。トランジスタ11はエミッタ・フォロワとされてい
る。
【0052】トランジスタ12のエミッタとトランジスタ
13のエミッタが接続されており,かつトランジスタ12の
コレクタとトランジスタ13のコレクタが接続されてい
る。トランジスタ11,12および13のコレクタにはそれぞ
れ電源電圧Vccが与えられている。トランジスタ13のベ
ースには折れ点設定電圧V1 が与えられている。
【0053】差動増幅回路10の出力電圧VA が折れ点設
定電圧V1 よりも小さいとき(VA <V1 )はトランジ
スタ12はオフとなり,トランジスタ13はオンとなる。し
たがって抵抗R2 は帰還回路として動作しなくなる。ま
たこのとき抵抗R2 とトランジスタ13のエミッタとの接
続点Bに電圧V1 −VBE(VBEはトランジスタ13のベー
ス−エミッタ間電圧)が加わるので,差動増幅回路10は
負帰還回路として動作する。
【0054】この場合の増幅度g11は次式で表わされ
る。
【0055】
【数7】g11=1+R1 /R2 …式7
【0056】差動増幅回路10の出力電圧VA が折れ点設
定電圧V1 よりも大きくなる(V1 <VA )と,トラン
ジスタ12はオンとなり,トランジスタ13はオフとなる。
このため差動増幅回路10は第1の帰還回路と第2の帰還
回路の2つの帰還回路を並列に有したこととなり,ボル
テージ・フォロワとして動作する。
【0057】この場合の増幅度g12は次のように表わさ
れる。
【0058】
【数8】g12=1 …式8
【0059】差動増幅回路10の出力電圧VA が折れ点設
定電圧V1 となる点を境に増幅度がg11からg12に変わ
るガンマ補正回路を得る。
【0060】ガンマ補正回路の出力電圧VOUT はフィー
ドバック・クランプ回路20にも与えられる。クランプ・
パルスCPがフイードバック・クランプ回路20に与えら
れている期間の間,ガンマ補正回路の出力電圧VOUT
所定電圧Vr に固定される。ガンマ補正回路がビデオ・
カメラに用いられるときはクランプ・パルスCPは1水
平走査期間ごとにフィードバック・クランプ回路20に与
えられる。
【0061】フィードバック・クランプ回路20に入力す
るガンマ補正回路の出力電圧VOUT は差動増幅回路28の
負入力端子に与えられる。差動増幅回路28の正入力端子
には固定すべき所定電圧Vr が与えられる。
【0062】スイッチング素子26にクランプ・パルスが
与えられるとスイッチング素子26がオンして,出力電圧
OUT と固定すべき電圧Vr との差電圧に相当する電荷
がコンデンサに蓄積される。これよりバッファ29を介し
て電流源27に動作電圧が与えられ,電流源27がオンとさ
れ第1の帰還回路および第2の帰還回路に電流が流れ
る。
【0063】第1の帰還回路および第2の帰還回路に電
流が流れると出力電圧VOUT が上昇する。したがって差
動増幅回路28に入力するガンマ補正回路の出力電圧V
OUT と所定電圧Vr との電圧の差は徐々に小さくなり,
ガンマ補正回路の出力電圧VOUT が所定電圧Vr と等し
くなる。
【0064】フィードバック・クランプ回路20によって
出力電圧VOUT を所定の基準電圧Vr に固定することが
できるので,出力電圧VOUT に生じるオフセットを除去
することができるようになる。
【0065】図2は図1に示すガンマ補正回路の具体的
な構成例を示す回路図である。図2に示す回路におい
て,図1に示すものと同一物には同一符号を付して説明
を省略する。
【0066】差動増幅回路10はトランジスタ1および
2,電流源3および4ならびにコンデンサ5から構成さ
れる。トランジスタ1のエミッタとトランジスタ2のエ
ミッタとが接続され,これらのトランジスタ1および2
のエミッタは電流源3と接続されている。トランジスタ
1のベースにガンマ補正回路の入力電圧VINが与えら
れ,トランジスタ1のコレクタには電源電圧VCCが与え
られている。トランジスタ2のコレクタは電流源4とコ
ンデンサ5とから構成される並列回路が接続されてい
る。
【0067】図2に示すガンマ補正回路においては,ト
ランジスタ13のベース−エミッタ間の電圧降下を保証し
て固定電圧Vr を発生するためにトランジスタ14が含ま
れている。トランジスタ14のコレクタには電源電圧Vcc
が与えられ,トランジスタ14のエミッタは電流源7と接
続されている。トランジスタ14のエミッタの電圧が固定
電圧Vr として差動増幅回路28に与えられる。
【0068】またガンマ補正回路には直列に接続された
抵抗r0 ,r1 およびr2 が含まれている。抵抗r1
抵抗r2 との間の接続点においてトランジスタ13のベー
スが接続されている。トランジスタ13のベースに与えら
れる折れ点設定電圧V1は電源電圧Vccを抵抗r0 およ
びr1 と抵抗r2 とで分圧されて作成される。
【0069】抵抗r0 と抵抗r1 との間の接続点に発生
する電圧をV0 とすると電圧V0 は固定電圧Vr を発生
するトランジスタ14のベースに与えられる。
【0070】フィードバック・クランプ回路20に含まれ
る差動増幅回路28は,トランジスタ28aおよび28bなら
びにカレント・ミラー回路28cから構成されている。ト
ランジスタ28aのエミッタとトランジスタ28bのエミッ
タとが接続されている。トランジスタ28aのコレクタは
カレント・ミラー回路28cを構成する一方のトランジス
タのコレクタと接続されている。トランジスタ28bのコ
レクタはカレント・ミラー回路28cを構成する他方のト
ランジスタのコレクタと接続されている。
【0071】スイッチング素子26にはトランジスタが用
いられている。このトランジスタ26のコレクタとトラン
ジスタ28aのエミッタおよびトランジスタ28bのエミッ
タとが接続されている。トランジスタ26のエミッタには
抵抗21を介して電源電圧Vccが与えられている。
【0072】電流源27はトランジスタ27aと,このトラ
ンジスタ27aのエミッタに接続された抵抗27bから構成
されている。
【0073】差動増幅回路28の負入力端子に入力するガ
ンマ補正回路の出力電圧VOUT はトランジスタ28bのベ
ースに与えられ,差動増幅回路28の正入力端子に入力す
る固定電圧Vr はトランジスタ28aのベースに与えられ
る。
【0074】トランジスタ26のベースにクランプ・パル
スCPが与えられるとトランジスタ26はオンとなる。固
定電圧Vr がガンマ補正回路の出力電圧VOUT よりも大
きいと,トランジスタ28bがオンであり,このトランジ
スタ28bに電流が流れる。トランジスタ28bに流れる電
流に応じてコンデンサ25に電荷が蓄積され,動作電圧が
生じる。コンデンサ25により生じた動作電圧はバッファ
29を介して電流源27のトランジスタ27aのベースに与え
られ,トランジスタ27aがオンとされる。
【0075】トランジスタ27aがオンとされると,抵抗
27bの抵抗値によって定まる電流がトランジスタ27aに
流れ,ガンマ補正回路の出力電圧VOUT は固定電圧Vr
に固定される。
【0076】図2に示すガンマ補正回路では折れ点の設
定精度はトランジスタ12および13のベース−エミッタ間
電圧の精度によって定まるので,高精度に折れ点を設定
できる。
【0077】図2に示す回路において電流源3の出力電
流を100 [μA],抵抗R1 を7.5[kΩ],R2 を2.5
[kΩ],折れ点設定電圧V1 −V0 を250 [mV]
とした場合のガンマ補正回路の入出力特性のグラフが図
3(A),(B)に示されている。図3(B)は(A)
の一部を拡大したグラフである。図3(A),(B)か
ら分るように増幅度g11は4,g12は1となり,従来の
ガンマ補正回路に比べ入力ダイナミック・レンジを極め
て広くとることができた。
【0078】図4は他の実施例を示すもので,折れ点が
2点のガンマ補正回路の回路図である。図4に示す回路
においても図1および図2に示すものと同一物には同一
符号を付して説明を省略する。
【0079】図4に示すガンマ補正回路にはトランジス
タ15および16が含まれている。トランジスタ15のエミッ
タとトランジスタ16のエミッタとが接続されており,こ
れらのエミッタは電流源8と接続されている。トランジ
スタ15のコレクタおよびトランジスタ16のコレクタには
電源電圧Vccが与えられている。トランジスタ15のベー
スはトランジスタ12のベースと接続されている。
【0080】トランジスタ15のエミッタが抵抗R3 を介
してトランジスタ2のベースと接続されている。トラン
ジスタ15および抵抗R3 が差動増幅回路10の第3の帰還
回路を構成する。
【0081】図4に示すガンマ補正回路において,2つ
の折れ点を設定するために抵抗r1 ,r3 およびr4
ら構成される直列抵抗回路が含まれている。抵抗r1
一端には所定の電圧V0 が,抵抗r4 の一端には電源電
圧Vccがそれぞれ与えられている。また抵抗r3 とr4
との接続点においてトランジスタ16のベースが接続され
ており,抵抗r1 とr3との接続点においてトランジス
タ13のベースが接続されている。
【0082】第1の折れ点設定電圧V1 および第2の折
れ点設定電圧V2 はいずれも電源電圧Vccおよび所定電
圧Vの大きさならびに抵抗r1 ,r3 およびr4 の抵抗
値によって定まり,第1の折れ点設定電圧V1 は抵抗r
1 と抵抗r3 およびr4 との分圧により,第2の折れ点
設定電圧V2 は抵抗r1 およびr2 と抵抗r4 との分圧
によりそれぞれ定められる。第1の折れ点設定電圧V1
の値は第2の折れ点設定電圧の値よりも低い。
【0083】差動増幅回路10の出力電圧VA が第1の折
れ点設定電圧V1 よりも低いとき(VA <V1 <V2
には,トランジスタ12および15がオフ,トランジスタ13
および16がオンとなるのでガンマ補正回路の第1の増幅
度g21は次式で表わされる。
【0084】
【数9】g21=1+(R2 +R3 )・R1/R2 ・R3
…式9
【0085】差動増幅回路10の出力電圧VA が第1の折
れ点設定電圧V1 よりも高く,第2の折れ点設定電圧V
2 よりも低いとき(V1 <VA <V2 )にはトランジス
タ12および16がオン,トランジスタ13および15がオフと
なるのでガンマ補正回路の第2の増幅度g22は第1の増
幅度g21よりも低くなり,次式で表わされる。
【0086】
【数10】g22=1+R1 ・R2 /(R1+R2 )・R
3 …式10
【0087】差動増幅回路10の出力電圧VA が第2の折
れ点設定電圧V2 よりも高いとき(V1 <V2 <VA
にはトランジスタ12および15がオン,トランジスタ13お
よび16がオフとなり,差動増幅回路10はボルテージ・フ
ォロワとなる。このときの第3の増幅度g23は第2の増
幅度g22よりもさらに低くなり次式で表わされる。
【0088】
【数11】g23=1 …式11
【0089】図4に示す回路において電流源3の出力電
流を100 [μA],抵抗R1 を14[kΩ],R2 を4.5
[kΩ],R3 を3.5 [kΩ],第1の折れ点設定電圧
1 −V0 を400 [mV],第2の折れ点設定電圧V2
−V0 を700 [mV]とした場合の入出力特性が図5に
示されている。図5から分るように,増幅度g21は8,
22は2,g23は1となり,2種類の折れ点をもつガン
マ補正回路となる。
【0090】帰還回路を増やすことにより,変化させる
増幅度の種類をさらに増やすこともできる。
【0091】図6はさらに他の実施例を示すもので,折
れ点が2点のガンマ補正回路の回路図である。図6に示
すガンマ補正回路は増幅度を1以下とすることができ
る。図6においても,図1および図2に示すものと同一
物には同一符号を付して説明を省略する。
【0092】図6に示すガンマ補正回路にはガンマ補正
回路の増幅度を1以下とするためのKnee回路35が含まれ
ている。Knee回路35は抵抗R5 およびR6 ならびにトラ
ンジスタ36から構成される。またトランジスタ17が含ま
れており,このトランジスタ17のベースはトランジスタ
12のベースと接続され,エミッタは電流源31を介して接
地されている。トランジスタ17のコレクタには電源電圧
ccが与えられている。
【0093】さらに図6に示すガンマ補正回路において
はトランジスタ18およびベース−コレクタとが接続され
たトランジスタ19が含まれている。トランジスタ18のエ
ミッタとトランジスタ19のエミッタとが接続されてい
る。トランジスタ19のコレクタが電流源9と接続されて
いる。トランジスタ19のコレクタと電流源9との接続点
においてトランジスタ36のベースが接続されている。ま
たトランジスタ18のベースは抵抗r3 とr4 との接続点
に接続されている。
【0094】トランジスタ18はトランジスタ17のベース
−エミッタ間電圧VBEの電圧降下を保証するもので,ト
ランジスタ19はトランジスタ36のベース−エミッタ間電
圧VBEの電圧降下を保証するものである。
【0095】差動増幅回路10の出力電圧VA が第1の折
れ点設定電圧V1 よりも低いとき(VA <V1 <V2
にはトランジスタ12がオフ,トランジスタ13および17が
オンとなるのでガンマ補正回路の第1の増幅度g31は次
式で表わされる。
【0096】
【数12】g31=1+R1 /R2 …式12
【0097】差動増幅回路10の出力電圧VA が第1の折
れ点設定電圧V1 よりも高く,第2の折れ点設定電圧V
2 よりも低いとき(V1 <VA <V2 )にはトランジス
タ12および17がオン,トランジスタ13がオフとなるので
ガンマ補正回路はボルテージ・フォロワとなる。このと
きの第2の増幅度g32は第1の増幅度g31よりも低くな
り次式で表わされる。
【0098】
【数13】g32=1 …式13
【0099】差動増幅回路10の出力電圧VA が第2の折
れ点設定電圧V2 よりも高いとき(V1 <V2 <VA
にはトランジスタ12,17および36がオン,トランジスタ
13がオフとなり,Knee回路35の抵抗R5 およびR6 によ
りガンマ補正回路の出力電圧VOUT は分圧されるのでガ
ンマ補正回路の第3の増幅度g33は第2の増幅度g32
りもさらに低くなり次式で表わされるように1以下とな
る。
【0100】
【数14】g33=R6 /(R5 +R6 ) …式14
【0101】図6に示す回路においてはガンマ補正回路
の増幅度を1以下とすることができるので,理想に近い
γ曲線をもつガンマ補正回路となる。
【0102】図6に示す回路においてはKnee回路35を差
動増幅回路10の出力側に接続しているが,差動増幅回路
10の入力側に接続するようにしてもよい。
【0103】図6に示す回路において,電流源3の出力
電流を200 [μA],電流源4,5,6および7の出力
電流を100 [μA],抵抗R1 を12[kΩ],R2 を4
[kΩ],R5 を5[kΩ],R6 を5[kΩ],第1
の折れ点設定電圧V1 −V0 を200 [mV],第2の折
れ点設定電圧V2−V0 を350 [mV]とした場合の入
出力特性が図7に示されている。図7から分るように,
増幅度g31は4,g32は1,g33は0.5 となり,1以下
の増幅度を持つガンマ補正回路となる。
【0104】図8はさらに他の実施例を示すもので,ガ
ンマ補正回路の回路図である。図8においても,図1お
よび図2に示すものと同一物には同一符号を付して説明
を省略する。
【0105】図8に示すガンマ補正回路においては,差
動増幅回路に電流帰還増幅回路40が用いられている。
【0106】電流帰還増幅回路40はカレント・ミラー回
路41,トランジスタ42および電流源32から構成されてい
る。
【0107】ガンマ補正回路の入力電圧VINはトランジ
スタ42のベースに与えられる。電流帰還増幅回路40には
電流電圧変換回路41が含まれている。この回路41によっ
てトランジスタ42に流れる電流が電圧に変換されて電流
帰還増幅回路40から出力され,トランジスタ11のベース
に与えられる。
【0108】電流帰還増幅回路40の出力電圧VA が折れ
点設定電圧V1 以下か否かによって増幅度が変わるの
は,図1または図2に示す回路と同じである。
【0109】図8に示すガンマ補正回路においては,電
流帰還増幅回路40が用いられているので電圧帰還増幅回
路と異なり利得帯域幅積(GB積)が一定という制限は
無くなる。このために周波数特性を広くすることができ
る。
【0110】図8に示す回路において抵抗R1 を10[k
Ω],R2 を2.5 [kΩ],折れ点設定電圧V1 −V0
を250 [mV]とした場合の入出力特性が図9に示され
ている。図9に示すように,図8の回路によっても折れ
点を有するガンマ補正特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すもので,ガンマ補正回
路の回路図である。
【図2】図1に示すガンマ補正回路の構成例を示す回路
図である。
【図3】(A)および(B)は図2に示す回路の入出力
特性を示すグラフである。
【図4】この発明の他の実施例を示すもので,ガンマ補
正回路の回路図である。
【図5】図4に示す回路の入出力特性を示すグラフであ
る。
【図6】この発明のさらに他の実施例を示すもので,ガ
ンマ補正回路の回路図である。
【図7】図6に示す回路の入出力特性を示すグラフであ
る。
【図8】この発明のさらに他の実施例を示すもので,ガ
ンマ補正回路の回路図である。
【図9】図8に示す回路の入出力特性を示すグラフであ
る。
【図10】従来のガンマ補正回路の回路図である。
【符号の説明】
10 差動増幅回路 11〜13 トランジスタ 20 フィードバック・クランプ回路 35 Knee回路 40 電流帰還増幅回路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の入力端子に入力電圧が与えられる
    差動増幅回路と,上記差動増幅回路の出力端子と上記差
    動増幅回路の他方の入力端子との間に接続される第1の
    帰還回路および第2の帰還回路とから負帰還増幅回路が
    構成され,上記第2の帰還回路に,出力端子が互いに接
    続された一組の三端子制御素子からなるスイッチ回路の
    上記出力端子が接続されており,このスイッチ回路を構
    成する一方の三端子制御素子の制御端子に上記差動増幅
    回路の出力端子が接続され,他方の三端子制御素子の制
    御端子に折れ点設定電圧が供給されており,上記負帰還
    増幅回路の出力がガンマ補正回路の出力となる,ガンマ
    補正回路。
  2. 【請求項2】 上記差動増幅回路の出力端子と上記第1
    の帰還回路との間にエミッタ・フォロワ・トランジスタ
    が接続されている, 請求項1に記載のガンマ補正回路。
  3. 【請求項3】 一方の入力端子に入力電圧が与えられる
    差動増幅回路と,上記差動増幅回路の出力端子と上記差
    動増幅回路の他方の入力端子との間に接続される第1の
    帰還回路および複数の第2の帰還回路とから負帰還増幅
    回路が構成され,上記複数の第2の帰還回路のそれぞれ
    に,出力端子が互いに接続された一組の三端子制御素子
    からなるスイッチ回路の上記出力端子が接続されてお
    り,このスイッチ回路を構成する一方の三端子制御素子
    の制御端子に上記差動増幅回路の出力端子が接続され,
    他方の三端子制御素子の制御端子にそれぞれ異なるレベ
    ルの折れ点設定電圧が供給されており,上記負帰還増幅
    回路の出力がガンマ補正回路の出力となる,ガンマ補正
    回路。
  4. 【請求項4】 上記差動増幅回路の出力端子と上記第1
    の帰還回路との間にエミッタ・フォロワ・トランジスタ
    が接続されている, 請求項3に記載のガンマ補正回路。
  5. 【請求項5】 上記負帰還増幅回路の出力電圧と,基準
    電圧と,クランプ・パルスとが与えられ,クランプ・パ
    ルスが与えられている間上記負帰還増幅回路の出力電圧
    を上記基準電圧に固定するクランプ回路を備えた請求項
    1から4のうちいずれか1項に記載のガンマ補正回路。
  6. 【請求項6】 上記負帰還増幅回路の入力電圧または出
    力電圧が所定の設定電圧を越えた範囲において,上記入
    力電圧または出力電圧に1以下の係数を乗じるKnee回路
    をさらに備えている請求項1から5のうちいずれか1項
    に記載のガンマ補正回路。
  7. 【請求項7】 上記Knee回路が, 上記負帰還増幅回路の出力電圧を分圧する分圧回路と,
    上記出力電圧が上記設定電圧以下のときに上記負帰還増
    幅回路の出力電圧をそのまま出力させ,上記設定電圧を
    越えたときに上記分圧回路の出力電圧を出力させるスイ
    ッチ回路とから構成される請求項6に記載のガンマ補正
    回路。
  8. 【請求項8】 上記負帰還増幅回路が電圧負帰還増幅回
    路または電流負帰還増幅回路である,請求項1または2
    に記載のガンマ補正回路。
JP3138662A 1991-05-15 1991-05-15 ガンマ補正回路 Expired - Fee Related JP2915620B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3138662A JP2915620B2 (ja) 1991-05-15 1991-05-15 ガンマ補正回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3138662A JP2915620B2 (ja) 1991-05-15 1991-05-15 ガンマ補正回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04337973A JPH04337973A (ja) 1992-11-25
JP2915620B2 true JP2915620B2 (ja) 1999-07-05

Family

ID=15227208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3138662A Expired - Fee Related JP2915620B2 (ja) 1991-05-15 1991-05-15 ガンマ補正回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2915620B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53133321A (en) * 1977-04-27 1978-11-21 Hitachi Denshi Ltd Gamma circuit
JPS59101557U (ja) * 1982-12-27 1984-07-09 三菱電機株式会社 ビデオカメラ
JPH0197069A (ja) * 1987-10-09 1989-04-14 Mitsubishi Electric Corp ガンマ補正回路
JPH079482Y2 (ja) * 1987-12-29 1995-03-06 ソニー株式会社 ガンマ補正回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04337973A (ja) 1992-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4445054A (en) Full-wave rectifying circuit
US3940708A (en) Gain control circuit
US5184086A (en) Differential amplifier
JPH0447488B2 (ja)
JPH0446009B2 (ja)
JP3404209B2 (ja) トランスインピーダンス増幅器回路
JP2915620B2 (ja) ガンマ補正回路
GB2219898A (en) Automatic gain control circuit
EP0478389B1 (en) Amplifier having polygonal-line characteristics
US5155429A (en) Threshold voltage generating circuit
JP2619858B2 (ja) 折線近似型関数発生回路
JP3536936B2 (ja) 対数増幅器
JP3421430B2 (ja) 電圧安定化回路
KR100271590B1 (ko) 차동 증폭 장치
JP3107590B2 (ja) 電流極性変換回路
JP3381100B2 (ja) 増幅器
JP2523713B2 (ja) 自動利得制御増幅器
JPH05150847A (ja) 電源回路
JP2931713B2 (ja) クランプ回路
JP2623954B2 (ja) 利得可変増幅器
EP0087602B1 (en) Variable gain control circuit
JP3396524B2 (ja) 電圧電流変換回路
JPS6020641A (ja) 信号圧縮回路装置
JP3275323B2 (ja) 電子スイッチ
JPS59108413A (ja) 自動レベル調整回路

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees