JP3281663B2 - ロータリ充填機の洗浄用キャップ自動着脱装置 - Google Patents
ロータリ充填機の洗浄用キャップ自動着脱装置Info
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Description
ル、コーラ、ジユース、酒等の液体飲料を容器に充填す
るロータリ充填機)の洗浄殺菌時に使用する洗浄用キャ
ップ自動着脱装置に関するものである。
来例A)を図11、図12に示し、従来の充填バルブの
洗浄装置の他の例(従来例B)を図13〜図16に示し
た。 (従来例A)先ず図11、図12に示す従来の充填バル
ブの洗浄装置(従来例A)(特願平03ー200452
号明細書に記載のもの)を説明すると、101が主液タ
ンク、102が同主液タンク101の下面に固定した充
填バルブで、この充填バルブ102は、充填バルブ本体
103と、同充填バルブ本体103内に形成した液下通
路104と、同液下通路104に連通した液充填通路1
05と、ガス導管上部106と、同ガス導管上部106
に連通したガス導管下部109と、同ガス導管下部01
9の下部に設けた孔107、108と、同ガス導管下部
109内に収納したフロート110と、充填バルブ本体
103に取付けた容器口部シール用ガスケット111
と、充填バルブ本体103に取付けたピン112とより
構成されている。
填バルブの洗浄装置113は、ピン112に係合する溝
114と容器口部シール用ガスケット111に当接する
リング状突出部115とを有するキャップ116と、リ
ング状突出部115に設けた孔117と、キャップ11
6と充填バルブ本体103との間をシールするOリング
118とにより構成されている。
ブ本体103側の接手121と洗浄液タンク119とを
接続する洗浄液循環用配管、123が同配管120に設
けた開閉弁、122が洗浄液タンク119と主液タンク
101とを接続する洗浄液循環用配管、124が同洗浄
液循環用配管122に設けた開閉弁、125が同洗浄液
循環用配管122に設けたポンプである。
浄装置では、液充填作業終了後、主液タンク101内の
主液を排出し、次いで洗浄装置113のキャップ116
の溝114を充填バルブ本体103のピン112に係合
し、キャップ116を手動で回転させて、キャップ11
6を充填バルブ本体103に取付ける。次いで開閉弁1
23、124を開き、ポンプ125を起動して、洗浄液
タンク119内の洗浄液をポンプ125→開閉弁124
→洗浄液循環用配管122→主液タンク101へ送っ
て、洗浄液を主液タンク101内に充満させる。
ら、充填バルブ102の液バルブ及びガスバルブ(何れ
も図示せず)を開き、主液タンク101内の洗浄液をガ
ス導管上部106→ガス導管下部109→液流下通路1
04→液流下通路105→キャップ116内へ流下させ
て、洗浄液をキャップ116内に充満させる。また同キ
ャップ116内の洗浄液を孔117→接手121→洗浄
液循環用配管120→開閉弁123→洗浄液タンク11
9へ戻して、主液タンク101内及び充填バルブ102
内を洗浄する。それからも洗浄液を上記系統に循環させ
て、主液タンク101内及び充填バルブ102内の洗浄
を続行する。
来の充填バルブの洗浄装置(従来例B)(特公昭60ー
58113号公報に記載のもの)を説明すると、200
が洗浄用治具、260がその本体で、上部が中空状にな
っており、洗浄液穴260a、ボール保持用穴260
b,260c、及び突起260dを有している。261
が本体260に、同本体260との間に介装したばね2
62を介して上下摺動可能に嵌装支持された内筒で、下
部に切欠261aを、上部に突部261bを、それぞれ
有しており、常時は、本体260の突起260dにより
位置決めされている。
に介装したばね264を介して上下摺動可能に嵌装支持
された外筒で、内筒261の上昇停止用の突起263a
を有しており、常時は、本体260により位置決めされ
ている。265が本体260の下部外周に、本体260
との間に介装されたばね266を介して上下摺動可能に
嵌装支持されたボール押え部材で、ボール押え面265
a、及び後述するボール押え部材用カム276との係合
面265bを有しており、常時は,ばねを圧縮した下降
位置に位置決めされる。
b及び260cに嵌装保持されたボール、269が外筒
263の上端に装着したシール部材であり、以上により
洗浄用治具200が構成されている。また図15及び図
16の270が充填バルブで、ベントホール271b及
び段付部271aを有するベントチューブ271を具え
ている。
トチューブ271に対して上下動可能に案内されるセン
タリングベル、273が充填バルブ270に設けた洗浄
液循環穴で、図示していないポンプ、洗浄液タンク、及
びフイラーボウル274により洗浄液循環路を形成して
いる。275が充填バルブ270と対応する昇降びん台
である。
が割出スクリュー、279が給びんスターホイール、2
80が充填機、281が排びんスターホイール、276
がボール押え部材265用のカムで、常時は、ボール押
え部材265と係合しない位置に変位している。上記図
13〜図16に示す充填バルブの洗浄装置では、充填作
業が終了して、フイラーボウル274内の液を図示しな
いタンクへ回収したのち、洗浄液を図示しない洗浄タン
クからポンプを介してフイラーボウル274内に満杯に
供給する。一方、充填バルブ270の数と対応した数の
洗浄用治具200を給びんコンベア277から割出スク
リュー278、給びんスターホイール279を介して昇
降びん台275上に供給する。
具200を持ち上げると、外筒263のシール部材26
9がセンタリングベル272に当って、洗浄用治具20
0とセンタリングベル272とが一体になって上昇し、
センタリングベル272の上端は充填バルブ270の下
端に当たる。昇降びん台275の上昇により本体260
がばね264を圧縮しつづけるため、シール部材269
とセンタリングベル272の密着状態は保持されながら
上昇し、ベントチューブ271の段部271aにより、
ボール267が上方の位置となる。そして引続き昇降び
ん台275が上昇すると、外筒263の突起263aは
内筒261がばね262で上昇しようとするのを押え込
むため、ボール267が突起261bに係合して、ボー
ル267をベントチューブ271側へ押し込むとともに
内筒261の切欠き261aに、ボール押え部材265
により押えられているボール268が嵌まり込み、内筒
261の位置決めが行われ、同時にボール押え部材26
5がばね266により図10のように上方へ移動する。
なお昇降びん台275の上昇停止は、本体260と外筒
263とが接した時である。
き続く充填機の運転により洗浄用治具200がB部の範
囲に達すると、昇降びん台275が下降し、本体260
等も若干下降するため、ボール267がベントチューブ
271の段部271aに係合し、洗浄用治具200がベ
ントチューブ271にボール267を介して吊り下げら
れた状態となる。即ち、B部では、昇降びん台275が
洗浄用治具200から離れたあとも、ボール268が図
11の状態を機械的に維持する。
に、図示しない充填バルブ270の空気バルブを開き、
洗浄液をベントホール271bを介して洗浄用治具に導
入することにより液バルブを開き、洗浄液タンクから、
フイラーボウル274を経て、一部は、空気バルブ、ベ
ントチューブ271、洗浄用治具200、穴273へと
流れ、また他の一部は、液バルブ、洗浄用治具200、
穴273へと流れ、ポンプを経て再び洗浄液タンクに至
る循環回路内を循環して、充填バルブ及びフイラーボウ
ル内を洗浄する。
置で、フイラーボウル274と充填バルブ270との連
通状態は閉じられるが、充填バルブ洗浄時には、連通状
態を保持する。また給排びんスターホイール279,2
81の間を通過するとき、充填バルブ270に装着され
た状態の洗浄用治具200は、給排びんスターホイール
279,281の上方を通過する。
除去するときは、図示していない手段によりボール押え
部材用カム276をボール押え部材265との係合位置
に変位させる。そうすると、充填機の回転にともないボ
ール押え部材用カム276とボール押え部材265の係
合面265bとが係合して、ボール押え部材265がば
ね266に抗して押し下げられ、B部に達して、昇降び
ん台275が下降し、ばね264が元の状態に復帰する
ように作用するため、内筒261と本体260とが一体
になって、押し下げられ、ボール267とベントチュー
ブ271の段部271dとが係合するが、ボール268
には、押え力が作用していないので、内筒261がばね
262により押し上げられ、ボール268が切欠き26
1aから離脱するとともにボール267と突部261b
との係合が解かれ、引き続く昇降びん台275の下降に
よりボール267がベントチューブ271により内筒2
61側に押しだされるとともに本体260により外筒2
63が押し下げられ、センタリングベル271と充填バ
ルブとの係合が解かれ、さらにシール部材269とセン
タリングベル271の係合もとかれて、洗浄装置200
が排びんスターホイール281により充填機280外へ
排出される。
示す従来の充填バルブの洗浄装置(従来例A)では、洗
浄用キャップの着脱が手動であり、着脱操作を確実に行
うことができるレベルの作業者を必要する上に、着脱に
要した作業時間だけ生産時間を減少させる。最近は多品
種少量生産が一般的となり、このロスタイム(非生産時
間)の削減が課題になっている。
ブの洗浄装置(従来例B)では、洗浄用キャップの構造
が複雑で、重い部品である。この洗浄用キャップの供給
は、給びんコンベア上に人手で並べ、排出は、図14の
排びんスターホイール281を経て打栓機282と出口
スターホイール283とを通り、排びんコンベア284
の上で回収することになるが、ここでも重い部品の人手
ハンドリングが必要になる。
するためには、打栓ヘッドの上昇(洗浄用キャップと打
栓ヘッドとが干渉するため)を必要とし、洗浄用キャッ
プの回収後、生産運転に入る前に打栓ヘッド高さを復元
させる必要がある。本発明は前記の問題点に鑑み提案す
るものであり、その目的とする処は、ロスタイム(非生
産時間)を削減できる。また重い部品の人手ハンドリン
グを不要にできるロータリ充填機の洗浄用キャップ自動
着脱装置を提供しようとする点にある。
めに、本発明のロータリ充填機の洗浄用キャップ自動着
脱装置は、ロータリ充填機に接続したときに同ロータリ
充填機に同調して回転するハブと、同ハブを回転と昇降
とを可能に支持した固定軸と、同ハブ上に取り付けた支
持台と、同支持台から半径方向外方へ延びたアームの先
端部に昇降可能に取り付けたキャップホルダーと、前記
ロータリ充填機に着脱される洗浄用キャップを同キャッ
プホルダーに着脱自在に固定するキャップ固定手段とを
備え、前記キャップホルダーが下降位置にあるときに前
記キャップ固定手段により前記洗浄用キャップが固定さ
れ、前記キャップホルダーが上昇位置にあるときに前記
キャップ固定手段による前記洗浄用キャップの固定が解
かれる構成とされ、上記洗浄用キャップには、上方に爪
が延びた爪付きレバーが互いに対向して設けられ、これ
ら爪付きレバーは前記洗浄用キャップに回動自在に設け
られており、これら爪付きレバーが回動することによ
り、対向位置した前記各爪付きレバーの前記爪が互いに
離間・接近する構成とされ、さらに、該洗浄用キャップ
には、前記爪を離間させる方向に付勢するばねが設けら
れ、さらに、前記ハブと同調して昇降するとともに前記
爪付きレバーの爪を接近させるエアーシリンダーが設け
られ、該エアーシリンダーが前記爪付きレバーの爪を接
近させた状態でこれら爪が充填バルブの鍔に係合する。
ップ自動着脱装置は、前記洗浄キャップに開閉可能に取
付け且つ閉方向への回転時に充填バルブの鍔に係合する
爪をレバー先端部に設けた爪付レバーの代わりに、上記
洗浄用キャップの内径に軸径の半分だけ内側に出るよう
に向かい合って平行に且つ同洗浄キャップの軸穴に回転
自在に取付けられて洗浄用キャップの内径に露出した部
分が半円形になっている1対の水平軸と、上記洗浄用キ
ャップの同じ側より突出した上記1対の水平軸に固定さ
れ、先端部がピンジョイントにより互いに止められ、片
方が圧縮ばねにより伸びる方向に付勢されて伸縮可能に
なっている1対のレバーとを具え、上記平行軸を回転す
ることにより同水平軸の半円形部が前記ハブに対称に設
けられた半円溝に係合するように構成されている。
着脱装置は前記のように構成されており、充填バルブの
洗浄開始前に洗浄用キャップを充填バルブへ装着する。
その際、本着脱装置をロータリ充填機へ接続し、ハブ及
び支持台をロータリ充填機に同調して、回転させる一
方、洗浄用キャップをキャップホルダー上へ供給して、
キャップ固定手段により着脱自在に固定し、同洗浄用キ
ャップが充填バルブ直下の結合可能位置まで移動したと
き、キャップホルダーを上昇させて、洗浄用キャップを
充填バルブに接合させる一方、爪付レバーを閉方向に作
動し、爪を充填バルブの鍔に係合して、洗浄用キャップ
と充填バルブとを結合し、これにより充填バルブの開口
部を洗浄用キャップにより塞いで、洗浄回路を構成す
る。また充填バルブの洗浄後、洗浄用キャップを充填バ
ルブから取り外すときには、爪付レバーを開方向に作動
して、爪を充填バルブの鍔から外し、次いでキャップホ
ルダーを下降させ、この状態でキャップホルダーを排出
位置へ回転、移動させ、ここでキャップ固定手段による
固定を解いて、洗浄用キャップを排出する。
られた半円溝に係合するように構成されている洗浄用キ
ャップの場合の洗浄用キャップの取付け、取り外しは、
洗浄用キャップを充填バルブに接合させたとき、1対の
水平軸を回転させ、同各水平軸の半円径部をハブに対称
に設けた半円溝に係合して、洗浄用キャップと充填バル
ブとを結合し、これにより充填バルブの開口部を洗浄用
キャップにより塞いで、洗浄回路を構成する。また充填
バルブの洗浄後、洗浄用キャップを充填バルブから取り
外すときには、各水平軸を回転させ、同各水平軸の半円
形部の截面部が対向する位置に戻して、充填バルブとの
係合を解いて、洗浄用キャップを排出する。
ャップ自動着脱装置を図1乃至図5に示す第1実施例に
より説明する。図1に示すロータリ充填機1には、複数
の充填バルブ2が同一円周上に同一高さ、等間隔で取付
けられており、充填の際には、これら充填バルブ2が充
填機本体とともに回転、移動する一方、所定位置に達し
た充填バルブ2の下に容器3を次々と送り込んで、液の
充填が行われるようになっている。このロータリ充填機
は、従来公知である。
キャップの着脱時のみに図1に示す位置においてロータ
リ充填機1に接続する。洗浄用キャップ5の取付時に
は、洗浄用キャップ5を6位置で供給し、7位置で充填
バルブ2に係合、固定し、取外時には、7位置で充填バ
ルブ2との固定を解除し、係合も解き、8位置で排出す
る。
であり、この図2は、充填バルブ2と洗浄用キャップ5
との図1の7位置での結合前の状態(レバー50は下位
置)を示している。洗浄用キャップ着脱装置4は、固定
軸13の中心軸線9を中心に回転可能である。そして充
填機1に設けられているリフター10のブッシュ11に
係合したサイクロイドギャ12により、ロータリ充填機
1と同調して回転する。従って洗浄用キャップ5を充填
バルブ2の真下位置に常に送ることが可能である。
14(2個)を介して回転可能に支持され、このハブ1
5には、サイクロイドギャ12がボルト16を介して固
定され、さらにこのハブ15の外周部には、キー溝16
とねじ17とが設けられ、それぞれにキー18とねじ付
ハンドル19とが係合している。キー18は、本洗浄用
キャップ着脱装置4へ回転を伝え、ねじ付ハンドル19
は、高さ調整機能を持つ。即ち、ねじ付ハンドル19
は、球軸受20によりハブ22に回転可能に支持され、
ハブ22に螺合した固定ねじ21は、キー18をキー溝
16に押し付けて、ハブ15とハブ22との高さの調整
後、固定する。
れ、さらに複数個(本実施例では4個所)のアーム24
が支持台23の円周方向等間隔位置に固定されている。
アーム24のそれぞれには、エアーシリンダ25が固定
され、エアー操作により上下動する作動板26にキャッ
プホルダー27が固定されている。キャップホルダー2
7は、同洗浄用キャップ5の下部円柱部5aを収納可能
な切欠き27aを有しており、洗浄用キャップ5を固定
状態で搬送可能である。
が固定され、さらに支持台23の上部には、回転接手2
9が固定されている。同回転接手29は、エアーパス3
0と真空パス31を有し、それぞれ図示しない装置のエ
アーコンプレッサ、真空ポンプへ接続している。アーム
24には、切換弁32が固定され、エアー配管33,3
4,35によりマニホールド28とエアーシリンダ25
とが接続されて、エアー圧力制御によりキャップホルダ
ー27が昇降可能になっている。
37が固定され、さらにバッキュームカップ(キャップ
固定手段)38が洗浄用キャップ5に接触可能に固定さ
れ、真空配管39,40,41によりマニホールド28
に接続されて、図2に示す状態では、真空により、洗浄
用キャップ5が吸引、固定されており、キャップホルダ
ー27が上昇して、充填バルブ2と洗浄用キャップ5と
が係合したとき、切換弁36の先端42がアーム24に
設けたボルト43により押され、切換弁36が作動し
て、バッキュームカップ38の真空が解かれる。また切
換弁37の先端44を押しても同様に真空が解かれるよ
うになっている。
22と同調して昇降可能なフレーム45には、エアーシ
リンダー46、47、48、49が図示しない一般的手
法により固定されている。エアーシリンダー46、47
は、切換弁32を上下方向に作動させ、エアーシリンダ
ー48、49は、洗浄用キャップ5のレバー50を上下
方向に作動させる。
介してレバー50を作動させる。図3は、図2のC部の
拡大図である。また図4は、洗浄用キャップ5を充填バ
ルブ2に結合、固定した状態を示している。また図5
は、洗浄用キャップ5の平面図である。図3、4、5
は、洗浄用キャップ5の固定手段の一例を示しており、
本件出願人の出願に係わる特願平03−200452号
明細書に記載したものの応用例である。
3、54、55には、充填バルブ2の鍔56に係合して
洗浄用キャップ5を充填バルブ2へ固定する爪57、5
8、59、60が設けられている。爪付レバー52、5
3、及び54、55は、ピン61及び61′(図示せ
ず)スライドレバー62及び62′(図示せず)ばね6
3及び63′(図示せず)を介して連結されており、こ
れらの部品により、所謂トツグル機構が構成されてい
る。
結され、また爪付レバー53、55は、軸65により同
様に連結されているので、爪57、58、59、60
は、レバー50の動作で同時に作動するようになってい
る。洗浄用キャップ5内に設けられたパッキン66は、
充填バルブ2の先端内面67へ接触して、図4に示すよ
うに洩れ止めシールを行う。
係合させるため、キャップホルダー27の上昇時と下降
時に、ロータリ充填機を一時停止させる制御も図示しな
い一般的方法により可能である。次に前記図1乃至図5
に示すロータリ充填機の洗浄用キャップ自動着脱装置の
作用を具体的に説明する。 (1)洗浄用キャップ供給モード 図1の6位置において、洗浄用キャップ5を図3の状態
(レバー50は下位置)で、レバー50が中心軸線9の
方向を向くように、キャップホルダー27の上へ供給す
ると、バッキュームカップ38が洗浄用キャップ5を吸
引し、洗浄用キャップ5の下部円柱部5aをキャップホ
ルダー27の切欠き部27aに係合して、洗浄用キャッ
プ5をキャップホルダー27に固定する。
洗浄用キャップ5が図1の7位置で充填バルブ2の真下
位置に達したとき、エアーシリンダ46を上方へ作動さ
せ、切換弁32により、エアーをエアーシリンダ25へ
送って、キャップホルダー27を上昇させる。このと
き、切換弁36の先端42がボルト43により押され
て、切換弁36のパスが切変り、バッキュームカップ3
8の真空が解放されて、洗浄用キャップ5の固定が解か
れる。
たとき、エアーシリンダ48を作動させて、ピン51を
介してレバー50を押し上げる。そうすると、図4に示
すように爪57、58、59、60が鍔56をキヤツチ
して、洗浄用キャップが充填バルブ2に固定される。パ
ッキン66は、内面67に接触して、洩れ止めシール作
用を行う。
ま、ロータリ充填機1の回転運動に従い回転、移動して
行く。後続の洗浄用キャップが図1の6位置へきたと
き、6位置に設けられている図示しないエアーシリンダ
47′(図2の47と同じ配置)を作動させて、切換弁
32により、エアーをエアーシリンダ25へ送り、キャ
ップホルダー27を下降させる。そうすると、切換弁3
6の先端42がボルト43より離れることで、切換弁3
6のパスがバッキュームカップ38に切変り、バッキュ
ームカップ38は、洗浄用キャップ5が供給されれば、
すぐ固定できる状態になっているので、前記当初の状態
から同じ作用を繰り返し行うことになる。この作用を複
数の充填バルブの数だけ繰返し行って、洗浄用キャップ
5を全ての充填バルブ2へ装着して、洗浄用キャップ供
給モードが完了する。
手動で先端44を押し、バッキュームカップ38の真空
を解放して、洗浄用キャップ5の取外しを容易に行う。
この状態で、ロータリ充填機1のCIP(Cleani
ng in Place)を公知の方法で実施した後、
洗浄用キャップ5の取外し、排出を行う。 (2)洗浄用キャップの排出モード 図1の7位置で、先づ洗浄用キャップ5の固定を解除す
るため、図2のエアーシリンダ49を作動させ、レバー
50を押し下げて、図4の状態から爪57、58、5
9、60を鍔56から取外し、次いで図2のエアーシリ
ンダ47を作動させて、切換弁32によりエアーをエア
ーシリンダ25へ送り、キャップホルダー27を下降さ
せて、図2の状態にする。キャップホルダー27が下降
するとき、切換弁36の先端42がボルト43より離れ
ることで、切換弁36のパスがバッキュームに切変り、
バッキュームカップ38が洗浄用キャップ5を固定して
いる。この状態で、キャップホルダー27が次の8位置
に回転、移動する。この繰返しで、洗浄用キャップ5が
図1の8位置へきたとき、8位置に設けられている図示
しないエアーシリンダ46′(図2の46と同じ配置)
を作動させて、切換弁32によりエアーをエアーシリン
ダ25へ送り、キャップホルダー27を上昇させる。そ
うすると、切換弁36の先端42がボルト43により押
されて、切換弁36のパスが切変り、バッキュームカッ
プ38の真空が解放されて、洗浄用キャップ5の固定が
解かれるので、ここで洗浄用キャップ5を排出する。
機の洗浄用キャップ自動着脱装置を図6〜図10に示す
第2実施例により説明する。71が洗浄キャップで、こ
の洗浄キャップ71の内径に軸径の半分だけ内側に出る
ように向かい合って平行に貫通した軸穴を設け、これに
1対の水平軸72、73を突き通し、この水平軸72、
73の洗浄キャップ71の内径に露出した部分の切り欠
き72a、73aの断面は、半円形になっている。
軸72の先端には、レバー78を、水平軸73の先端に
は、レバー76を、それぞれ固定している。そしてレバ
ー78の筒内に内筒79が嵌挿されており、内筒79
は、内蔵された圧縮ばね81によりレバー78から押し
出されるように付勢されている。内筒79の先端とレバ
ー76の先端とは、ピン82により枢支され、1対のレ
バー76、78と内筒79と圧縮ばね81とピン82と
により、所謂トッグル機構が構成されている。
動レバー75が固定されている。レバー76、78の移
動角度は、レバー76に設けられた長穴76aと洗浄用
キャップ71に取付けられたストッパピン77とにより
規制される。洗浄用キャップ71内に設けられたシール
パッキン80は、充填バルブ2の先端内面に接触して、
図10に示すように洩れ止めシールを行う。
機の洗浄用キャップ自動着脱装置の作用を具体的に説明
する。洗浄用キャップ71をロータリ充填機のキャップ
ホルダー27に供給する要領は、前記第1実施例の洗浄
用キャップ5と同様である。但し洗浄用キャップ71
は、キャップホルダー27に対して図6に示すように置
かれ、側面をバキュームカップ38に吸引されて、固定
される。
位置に達したとき、前述と同様にキャップホルダー27
を上昇させて、洗浄用キャップ71を充填バルブ2に接
合させる。同時にバキュームカップ38の吸引を解く。
次いでエアシリンダ48を作動させ、ピン51を介して
作動レバー75を押し上げる。そうすると、水平軸7
2、73が回転し、同軸の円筒部が充填バルブ2に設け
た半円形溝に係合して、洗浄用キャップ71が充填バル
ブ2に結合される。このとき、パッキン80は、充填バ
ルブ2の内面に接触して、洩れ止めシール作用を行う。
ルブ2に装着する手順は、前述の洗浄用キャップ5の場
合と同様であり、全ての充填バルブ2に洗浄用キャップ
71を装着して、ロータリ充填機のCIPを実施する。
洗浄作業が終わったら、洗浄用キャップ71を充填バル
ブ2から取外すが、この取外し作業は、次の通りであ
る。即ち、前述の洗浄用キャップ5の取外し手順と同様
の手順で、キャップホルダー27を上昇させて、洗浄用
キャップ71を支持した後、エアシリンダ49により作
動レバー75を押し下げ、水平軸72、73を回転させ
て、同軸と充填バルブ2との係合を解き、キャップホル
ダー27を下降させて、前述の洗浄用キャップ5の場合
と同様の手順で、洗浄用キャップ71を充填機外へ排出
する。
が第1実施例の洗浄用キャップ5よりも高さが低いの
で、特に背丈の低い容器を取り扱う充填機に適用して有
利である。
プ自動着脱装置は前記のように洗浄用キャップの着脱を
自動化したので、前記従来の手動により行う場合に比べ
て着脱時間が1/4〜1/5になり、多品種少量生産で
2〜3回/日の型換えが一般的になった現在、型換え、
ロータリ充填機系統の洗浄時、洗浄に伴う非生産時間を
洗浄用キャップの着脱時間短縮分だけ短くできて、ロス
タイム(非生産時間)を削減できる。
自動化したので、重い部品の人手ハンドリングを不要に
できる。また第2実施例の場合、洗浄用キャップの高さ
が低いので、特に背丈の低い容器を取り扱う充填機に適
用して有利である。
着脱装置とロータリ充填機との関係を示す説明図であ
る。
プ自動着脱装置の第1実施例を図1の矢視BーB線に沿
い示す縦断側面図である。
拡大縦断側面図である。
プ自動着脱装置の第2実施例の洗浄用キャップを示す平
面図である。
を示す縦断側面図である。
統図である。
ブ本体に設けたピンとを示す側面図である。
縦断側面図である。
縦断側面図である。
縦断側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ロータリ充填機に接続したときに同ロー
タリ充填機に同調して回転するハブと、同ハブを回転と
昇降とを可能に支持した固定軸と、同ハブ上に取り付け
た支持台と、同支持台から半径方向外方へ延びたアーム
の先端部に昇降可能に取り付けたキャップホルダーと、
前記ロータリ充填機に着脱される洗浄用キャップを同キ
ャップホルダーに着脱自在に固定するキャップ固定手段
とを備え、 前記キャップホルダーが下降位置にあるときに前記キャ
ップ固定手段により前記洗浄用キャップが固定され、前
記キャップホルダーが上昇位置にあるときに前記キャッ
プ固定手段による前記洗浄用キャップの固定が解かれる
構成とされ、 上記洗浄用キャップには、上方に爪が延びた爪付きレバ
ーが互いに対向して設けられ、これら爪付きレバーは前
記洗浄用キャップに回動自在に設けられており、これら
爪付きレバーが回動することにより、対向位置した前記
各爪付きレバーの前記爪が互いに離間・接近する構成と
され、さらに、該洗浄用キャップには、前記爪を離間さ
せる方向に付勢するばねが設けられ、 さらに、前記ハブと同調して昇降するとともに前記爪付
きレバーの爪を接近させるエアーシリンダーが設けら
れ、該エアーシリンダーが前記爪付きレバーの爪を接近
させた状態でこれら爪が充填バルブの鍔に係合すること
を特徴とする ロータリ充填機の洗浄用キャップ自動着脱
装置。 - 【請求項2】 ロータリ充填機に接続したときに同ロー
タリ充填機に同調して回転するハブと、同ハブを回転と
昇降とを可能に支持した固定軸と、同ハブ上に取付けた
支持台と、同支持台から半径方向外方へ延びたアームの
先端部に昇降可能に取付けたキャップホルダーと、同キ
ャップホルダーに洗浄用キャップを着脱自在に固定する
キャップ固定手段と、上記洗浄用キャップの内径に軸径
の半分だけ内側に出るように向かい合って平行に且つ同
洗浄キャップの軸穴に回転自在に取付けられて洗浄用キ
ャップの内径に露出した部分が半円形になっている1対
の水平軸と、上記洗浄用キャップの同じ側より突出した
上記1対の水平軸に固定され、先端部がピンジョイント
により互いに止められ、片方が圧縮ばねにより伸びる方
向に付勢されて伸縮可能になっている1対のレバーとを
具え、上記平行軸を回転することにより同水平軸の半円
形部が前記ハブに対称に設けられた半円溝に係合するよ
うに構成されていることを特徴とするロータリ充填機の
洗浄用キャップ自動着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01861493A JP3281663B2 (ja) | 1992-04-14 | 1993-02-05 | ロータリ充填機の洗浄用キャップ自動着脱装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9443492 | 1992-04-14 | ||
JP4-94434 | 1992-04-14 | ||
JP01861493A JP3281663B2 (ja) | 1992-04-14 | 1993-02-05 | ロータリ充填機の洗浄用キャップ自動着脱装置 |
Publications (2)
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---|---|
JPH061397A JPH061397A (ja) | 1994-01-11 |
JP3281663B2 true JP3281663B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=26355316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP01861493A Expired - Lifetime JP3281663B2 (ja) | 1992-04-14 | 1993-02-05 | ロータリ充填機の洗浄用キャップ自動着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3281663B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112930165B (zh) * | 2018-10-30 | 2024-04-05 | 库利艾特梅迪克株式会社 | 导管 |
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JP2767404B2 (ja) * | 1994-12-14 | 1998-06-18 | アナムインダストリアル株式会社 | 半導体パッケージのリードフレーム構造 |
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-
1993
- 1993-02-05 JP JP01861493A patent/JP3281663B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN112930165B (zh) * | 2018-10-30 | 2024-04-05 | 库利艾特梅迪克株式会社 | 导管 |
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JPH061397A (ja) | 1994-01-11 |
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