JP2519846B2 - 流路が自動洗浄できる流体充填装置およびその方法 - Google Patents

流路が自動洗浄できる流体充填装置およびその方法

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JP2519846B2 JP3097807A JP9780791A JP2519846B2 JP 2519846 B2 JP2519846 B2 JP 2519846B2 JP 3097807 A JP3097807 A JP 3097807A JP 9780791 A JP9780791 A JP 9780791A JP 2519846 B2 JP2519846 B2 JP 2519846B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体、例えば、液体の
充填・包装業界等において用いる流路が自動洗浄できる
流体充填装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液体の充填・包装業界等においては、工
場オートメーション化の急速な発達により、無人による
連続、かつ、自動的な液体の充填包装が可能となってお
り、当業界に大きな貢献がなされているもので、その液
体の充填は、回転するフレームへ多数、例えば、24個
の充填ノズルを取り付けて、その旋回途中において連続
的に供給されるボトルへその充填が行なわれるものであ
って、一度に大量のボトルへの液体の充填が可能となっ
てきた。
【0003】また、この装置にあっては、毎日の始業あ
るいは終業時には液体充填装置における液体の流路、す
なわち、液体を収容してあるタンクから末端の充填ノズ
ルまでの間を必ず蒸気あるいは薬液等の洗浄液を循環さ
せることにより洗浄して、常に該流路内を清潔に保ち、
充填される液体の品質を一定基準に維持しなければなら
ないものである。
【0004】したがって、当業界にあっては、図8に示
すように、流路の洗浄時は、ボトルリフター90に連接
させたボトルガイドプレート91へ、洗浄液が流入され
る迂回部材92の一端を各充填ノズル93ごと手作業に
より、該ノズル93の吐出孔94へ対応させて取り付け
ていたもので、前記迂回部材92の他端をホース95に
より回収タンク(図示せず)と接続させて、所定時間洗
浄液を流入させることにより希望する洗浄を行なってい
た。
【0005】しかしながら、前記したように、多数、例
えば、24個も取り付けられた充填ノズル93への迂回
部材92の取り付けは、時間がかかって面倒な上、洗浄
後の充填時は、再び、前記迂回部材92を手作業により
取り外さなければならないため、その取り付けや取り外
しに時間が掛かる上作業が面倒であって、しかも、充填
包装機が連続した自動充填を行なうことができるにもか
かわらず、洗浄作業に手作業が加わるので、目的とする
工場オートメーション化が達成されず省力化とならない
問題点を有するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、充填機における
充填ノズルの近傍において、該充填ノズルに対応させて
支軸へ回動自在に支承される洗浄液の迂回部材を対応さ
せて、前記支軸に連係させた昇降手段と回動手段とによ
り選択的に該迂回部材を対応させることにより、自動的
に流路の洗浄が行なえる流体充填装置およびその方法を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、一定方向へ旋回する回転体と、
該回転体へ環状に多数設けて移送手段より送られる容器
を受け取って載置する受板と、前記回転体へ環状に多数
垂下させて前記それぞれの受板に対応させた流体の充填
ノズルと、前記受板に連係させて受板上の容器口元を前
記充填ノズルへ押し付けて、流体の吐出孔を開放させる
昇降手段とからなる流体充填装置にあって、前記したそ
れぞれの受板の一側へ、前記昇降手段により該受板と連
動昇降するように取り付けた支持板と、この支持板から
立設させた支軸により水平方向へ回動自在に取り付けた
回動レバーと、該回動レバーの他端に取り付けて前記充
填ノズルに当接する第一通孔と洗浄液の排出部に連結さ
せた第二通孔とを有する洗浄液の迂回部材と、前記支軸
に連係させて前記迂回部材を回動操作する駆動手段とを
備えさせ、該駆動手段の操作により、流路の洗浄時は、
前記迂回部材を充填ノズルに繰り出して対応させこの吐
出孔を開放させて、洗浄液を供給部と充填ノズル内と排
出部とを連通させ、容器への流体充填時は、前記迂回部
材を、充填ノズルや容器に干渉しないその側方へ退避さ
せる流路が自動洗浄できる流体充填装置の構成にある。
【0008】また、前記昇降手段において、前記受板を
取り付けた摺動筒に受縁を有する止板を設け、該止板に
対応させて前記回転体の取付板へ前記受縁へ係脱する係
止杆を回動自在に枢着すると共に、該係止杆の作動部材
を連係させた前記受板の上昇規制手段と、前記受板上の
容器の有無を検出して前記作動部材を操作させる検出手
段とを備えさせる。
【0009】そして、一定方向へ連続的に旋回する回転
体と、該回転体の下側において環状に多数設けて移送手
段より送られる容器を受け取って載置する受板と、前記
回転体の上側において環状に多数垂下させて前記受板に
対応させた流体の充填ノズルとからなり、洗浄液の供給
部と、前記充填ノズルの本数に対応させて多数組設けた
洗浄液の迂回部材と、洗浄液の排出部とを有する流体充
填装置にあって、流路の洗浄時は、回転体を回転させ、
駆動手段を操作して、充填ノズルの近傍に設けた前記迂
回部材を回動させて、充填ノズルの吐出孔位置に対応さ
せ、回転体の回転に伴って作動する昇降手段により受板
を上昇させることで迂回部材を上昇させて前記充填ノズ
ルへ接続させ、該充填ノズルの吐出孔を開放させて、洗
浄液の供給部,充填ノズル,迂回部材,排出部とを連通
させて洗浄を行なう工程と、回転体の回転に伴って作動
する昇降手段により受板を降下させることで迂回部材を
降下させて、前記充填ノズルへの接続を解除させその吐
出孔を閉塞する工程とを連続的に繰り返して行ない、容
器への充填時は、回転体を回転させ、前記迂回部材を駆
動手段による操作によって、回動させて元の位置に復帰
させ側方へ退避させて、受板上に供給されて容器を、回
転体の回転に伴って作動する昇降手段により充填ノズル
へ上昇させて吐出孔を開放させ、該容器に流体を充填す
る流路が自動洗浄できる流体充填方法にある。
【0010】
【作用】前記のように構成される本発明の流路が自動洗
浄できる流体充填装置およびその方法は以下に述べる作
用を奏する。
【0011】充填手段による流体の充填の開始前、ある
いは、充填後においては、容器へ充填される流体の品質
保持や関連機器や周辺の衛生上、流体充填装置における
流体の流路、すなわち、流体を収容してあるタンクから
末端の充填ノズルまでの間の洗浄あるいは殺菌を行なう
必要がある。
【0012】したがって、洗浄時は、駆動手段を操作し
て充填ノズルの近傍において該充填ノズルに対応させて
多数立設させた支軸を回動させると、これに伴って、回
動レバーが回動しその迂回部材が充填ノズルの下側に対
応する。
【0013】そして、昇降手段により前記迂回部材を上
昇させると、該迂回部材の上面が充填ノズルの吐出孔に
合致するので、洗浄液が充填ノズルを経て迂回部材に流
入するものであるから、この間の流路が該洗浄液により
洗浄される。
【0014】また、充填時にあっては、駆動手段を操作
して前記支軸を回動させると、これに伴って、回動レバ
ーが回動しその迂回部材が充填ノズルの近傍においてそ
の側方へ退避、回動レバーの他端に容器の口元首部を保
持する保持部材が取り付けられており、該保持部材が前
記充填ノズルの下方へ対応する。
【0015】そして、昇降手段により容器を載置した受
板を上昇させると、容器の口元が充填ノズルの吐出孔に
合致するので、流体が充填ノズルを経て容器内に流入す
るものであるから、所定量の流体が該容器に充填され
る。
【0016】したがって、これら一連の充填および洗浄
作業は、各手段の自動制御操作により自動的に行なわれ
る。
【0017】また、流体の充填時にあっては、移送手段
より供給手段を介して充填手段へ供給される容器が、受
板へ受け渡しされないいわゆる空の状態のときは、昇降
手段が上昇すると、前記保持部材が充填ノズルの吐出口
を開放し流体の漏出させる現象を防止するため、検出手
段により容器無しの信号を作動部材へ伝達してこれを操
作し、これに伴って、係止杆を止板側へ回動するので、
昇降手段により上昇される受板の昇降筒は、該止板の受
縁が前記係止杆に係合してその上昇を抑制するから、該
受板の誤上昇による充填ノズルの開放動作が防止されて
流体の漏出がない。
【0018】
【実施例】次に本発明に関する流路が自動洗浄できる流
体充填方法を、これに適した装置を用いてその一実施例
を図面に基づいて説明する。
【0019】図1および図2においてAは、本発明の一
実施例を採用した流体、例えば、調味液等の液体の充填
装置で、容器、例えば、前記液体を収容するボトルbの
移送手段1と、この移送手段1の途中においてその近傍
に設けた充填手段2と、前記移送手段1と充填手段2と
の間に設けたボトルbの供給手段3および排出手段4
と,洗浄液、例えば、蒸気や薬液等を供給させる洗浄手
段5とにより基本的に構成される。
【0020】前記した移送手段1は、水平のベルト,無
限軌道等のコンベア6上に設けたスクリュー式のコンベ
アを用いるもので、前記コンベア6によって移送された
空のボトルbを1本ずつタイミングを合わせて充填手段
2へ送り込むものである。
【0021】前記した充填手段2は、供給手段3を介し
て供給されたボトルbへ所定量の液体を連続して充填す
るもので、フレーム7に立設させた中空の固定軸8へ回
転体9を回転自在に取り付け、この回転体9の上部に、
前記ボトルb内へ充填するための液体を収容するタンク
10を取り付けると共に、該タンク10の一側底部には
多数、例えば、24個程度の充填ノズル11をそれぞれ
垂設してある。
【0022】この充填ノズル11は、図4に示すよう
に、前記タンク10へ筒状のケース12を固着して、こ
のケース12内へ昇降自在に可動筒13を挿嵌すると共
に、この可動筒13内には前記タンク10内にその上端
を臨ませたオーバーフローパイプ14と連接させた排気
管15を内管15aを介して取り付けてあって、この排
気管15の下部には、充填流体を放出する吐出孔16と
空気の流通孔16aとをそれぞれ開口してある。
【0023】なお、前記したオーバーフローパイプ14
は、ボトルbへの液体の充填時にあって、ボトルb内の
エア抜きを行なうと共に、過剰充填された液体を該パイ
プ14内を通してタンク10へ戻す。
【0024】そして、前記可動筒13には、前記ボトル
bの上縁口元が当接する受鍔17を固定してあり、前記
ボトルbの口元が当接して後記する受体の昇降手段が操
作されてボトルbが上昇したとき、該可動筒13が連動
して上昇し、前記吐出部材15の吐出孔16を開放する
ことによりタンク10内の液体が該吐出孔16より流出
する。
【0025】なお、前記可動筒13は、ケース12の下
端と該可動筒13の途中に設けた係止鍔17との間に拡
張ばね18を装着してあって、この可動筒13を常時下
方へ付勢することにより、該可動筒13の下縁部により
非充填時あるいは非洗浄時に前記吐出部材15の吐出孔
16を閉塞しておく。
【0026】前記した供給手段3は、前記移送手段1と
充填手段2との間へ回転自在に軸支したスターホイール
を用いて、前記移送手段1より送られるボトルbを1本
ずつ充填手段2へ移送するもので、内設したクラッチ等
の安全装置(図示せず)により、前記スターホイールに
ボトルbが噛み込む等のオーバーロードになった場合に
はその運転が停止される。
【0027】また、前記回転体9は、該回転体9へ取り
付けたリングギア19へ噛合する駆動ギア20をモータ
(図示せず)等により回転させることにより、一方向へ
所定速度で旋回される。
【0028】そして、前記回転体9の外周には、前記ボ
トルbを載置する水平の受板21を、前記充填ノズル1
1に対応させてその同量、すなわち、24個程度を昇降
手段22により昇降自在に取り付けてある。
【0029】この昇降手段22は、図3に示すように、
前記した回転体9に設けた取付框23の内部に摺動筒2
4を摺動自在に挿嵌して、この摺動筒24の内部がエア
等の流体シリンダを形成するようにしてあって、その摺
動筒24の上端に前記受板21を連結してあり、前記エ
アシリンダ構成の摺動筒24への給気により、前記受板
21をガイド杆27に沿って常に昇降させるようにして
ある。
【0030】また、前記摺動筒24は、前記フレーム7
へ環状に取り付けたカム28によりその昇降が制御され
るもので、該摺動筒24の下部において側方へ突出させ
た支軸30へコロ31を取り付けて、このコロ31を前
記カム28へ係合させて前記した回転体9の旋回に伴っ
て昇降が行なわれるものであって、該カム28は、前記
移送手段1より供給手段3を介して充填手段2における
受板21へボトルbが受け渡されるとき、供給手段3に
おけるボトルb載置面と該受板21面と一致させる目的
と、充填のためのボトルbの上昇量を規制するものであ
る。
【0031】次に、後記する迂回部材の充填ノズル11
への係合を行なった後、前記エアシリンダ25への給気
により受板21を上昇させて、前記充填ノズル11の吐
出孔16を開放させ洗浄液を流路へ流入させる。
【0032】前記した洗浄手段5は、図1に示すよう
に、洗浄液の供給部33と、洗浄液の迂回部材34と、
洗浄液の排出部35により構成されるもので、このう
ち、洗浄液の供給部33は、前記タンク10の上部に設
けたロータリジョイント36を介してその内部に挿入し
た供給管37へ、後記するレベルゲージと連動するバル
ブ38を連設してあって、該バルブ38の開放時に洗浄
液がタンク10内へ供給されるものであり、調味液等の
液体の供給にあってもこの供給管37を介して行なわれ
るものである。
【0033】また、前記した洗浄液の迂回部材34は、
L字状に形成して上部と側部とに連通する第一通孔39
と第二通孔40を有するものであり、前記受板21より
立設させた連結杆41に取り付けた支持板42へ、回動
レバー43をその一端を支軸44を介して回動自在に取
り付け、この回動レバー43の他端へ該迂回部材34の
下部を固着してあって、前記上部の第一通孔39と前記
充填手段2における充填ノズル11とが、前記回動レバ
ー43の回動により、流路の洗浄時は対応し、ボトルb
への充填時は該ボトルbの側方へ退避するようにしてあ
る。
【0034】そして、前記支軸44の下部には、前記回
転体9へ取り付けた軸受45へ受筒46を回転自在に支
承させてあって、この受筒46内にはセレーション,係
止ピン等の連係部材(図示せず)により一体的に回転
し、かつ、昇降可能に回動軸46aを挿嵌してあるもの
で、前記受筒46を後記する駆動手段47により適宜回
動させることにより、前記回動軸46aが回動して前記
したように第一通孔39の対応と退避を選択的に行な
う。
【0035】更に、前記した第一通孔39を有する迂回
部材34の上縁部は、前記充填手段2における充填ノズ
ル11に対応したとき、前記した昇降手段22の操作に
より前記可動筒13の受鍔17へ当接させ、更に、前記
拡張ばね18に抗して該受鍔17を押し上げると、これ
に連設される前記可動筒13が上昇して前記吐出部材1
5の吐出孔16を開放するので、タンク10内の洗浄液
が可動筒13内を経て前記吐出孔16より流出され第二
通孔40へと流れるものである。
【0036】また、この第二通孔40は、前記した排出
部35に連通しているもので、図1に示すように、前記
回転体9に取り付けた排液受48へ連通する排出管49
とホース50により連結されていて、前記した充填ノズ
ル11の個数に応じて同量が配設されるものであって、
第二通孔40を通過した洗浄液は前記排液受48に集め
られ下部より集中排出される。
【0037】なお、前記した迂回部材34の上面は、洗
浄液による洗浄の場合は、前記摺動筒24の受鍔17下
面へ当接する必要はなく、間隙を有していてもよいもの
であるが、加圧蒸気による洗浄殺菌の場合は、前記排液
受48に集められた回収蒸気がホース50を介して再び
迂回部材34の第一通孔39へ逆流し、この隙間より漏
出することがあるので、前記摺動筒24の受鍔17下面
へ当接あるいは若干上方へ押し上げる状態において保持
されることが好ましいものであって、この制御は前記し
たカム28の操作により行われる。
【0038】前記した回動軸46aの駆動手段47は、
図3および図5に示すように、該回動軸46aの下端に
取り付けた鎖車51と回転体9の下部に垂設した支軸5
2に取り付けた鎖車53とにベルト54を懸張し、該支
軸52の下端に基部を支承させた操作レバー55の他端
にコロ55aを軸支させると共に、前記操作レバー55
のコロ55aに対応させて、前記フレーム7の軸受56
a,56bへ支承させた操作軸57a,57bの上端
に、前記操作レバー55を所定角度に回動させて、その
コロ55aを所定間隔を往復させるレバー式の切換カム
58a,58bを、その一方の自由端側を開放させて回
動自在に軸支させてある。
【0039】更に、前記切換カム58a,58bの作動
には、慣用の回動手段、例えば、エアシリンダ式を用い
るもので、このうち切換カム58aは洗浄時、前記迂回
部材34を前記充填ノズル11へ対応するように回動さ
せ、また、切換カム58bは、前記移動した位置より充
填ノズル11の側方へ退避させてボトルbへの液体の充
填を行なわせるものである。
【0040】そして、前記操作軸57a,57bの下端
には基部を支承させた駆動レバー59a,59bの他端
にエアシリンダ60a,60bのロッド61a,61b
を連係させてあるもので、洗浄時の場合は、回転体9の
旋回に伴って順次回転方向へ移動する前記コロ55aの
旋回軌条へ、図5に示すように、前記シリンダ操作によ
りこの切換カム58aを平行状態から傾斜状態になるよ
うに繰り出し、回転体9の旋回によって前記操作レバー
55のコロ55aを前記切換カム58aとの係合によ
り、同図において、x位置からy位置へ移動させること
で操作レバー55を所定量回動させ、これに伴って、支
軸52を回転させてその動力を、ベルト54を介して上
部に迂回部材34を取り付けた回動軸46aへ伝達され
る。
【0041】図1において62は、タンク10の上部に
設けたロータリージョイント36を介して該タンク10
内に挿入した液のレベルゲージで、ボトルbへの充填時
にあっては、タンク10内に収容された調味液等の液体
の収容量を、また、流路の洗浄時にあっては、洗浄液の
収容量を検出して、これらの収容上限および下限に達し
たとき、前記供給管37よりバルブ38の操作で液のタ
ンク10への供給停止および補給を逐次行なわせる。
【0042】図1において63は、前記タンク10の上
部に設けたロータリージョイント36を介して取り付け
た給気管で、液の供給時に密封されたタンク10のエア
抜きを行なったり、加圧空気をタンク10内へ吹き込ん
で液の排出等を行なうものである。
【0043】図1において64は、前記タンク10の上
部に設けたロータリージョイント36を介して取り付け
たタンク10内の洗浄部材で、その液管65を垂下さ
せ、該下端部に設けて液の送入圧により回転される洗浄
液の飛散体66を該タンク10に臨ませてあって、該飛
散体66より放射状に噴出される洗浄液により内部を洗
浄する。
【0044】図3および図5において67,68は、ボ
トルbへの液体の充填時に用いる該ボトルbの保持部材
で、該保持部材67は、ボトルbの胴部形状に合わせて
円弧状に形成し前記支持板42へ取り付けてボトルbの
中間胴部に当接し、また、保持部材68は、ボトルbの
口元形状に合わせて円弧状に形成し前記回動レバー43
へ取り付けて、ボトルbの口元首部に当接することによ
り、該ボトルbの口元を前記充填ノズル11へ当接させ
てバルブを開放させたときの縦方向の力をこれにより受
け、該ボトルbの挫屈・変形を防止させて安定的に保持
させる。
【0045】図3において69は、前記受板21を取り
付けた摺動筒24の上昇規制手段で、移送手段1により
供給手段3を介して充填手段2へ供給されるボトルb
が、前記受板21へ供給されないいわゆる空の状態にお
いて、回転体9の旋回に伴って昇降手段22により受板
21が上昇すると、前記した上部のボトルbの保持手段
68が、前記充填ノズル11を押し上げて吐出孔16を
開放し液の漏出を防止するものであって、その構成は、
前記摺動筒24の下端に受縁70を有する止板71を設
け、該止板71に対応させて前記回転体9に取付板72
を固着して、この取付板72へ前記受縁70へ係脱する
係止杆73を回動自在に枢着すると共に、該係止杆73
へ垂設させたコロ74へ流体シリンダやソレノイド等の
作動部材75を連係させることにより前記係止杆73を
操作させる。
【0046】なお、この係止杆73の受縁70への係脱
の制御は、充填手段2における充填開始位置において、
フレーム7に取り付けた近接スイッチ,光電管等の検出
器76により、受板21上にてボトルbがないのを検出
したとき、前記作動部材75を操作して受縁70への係
止杆73の係合を行なって、昇降筒24の上昇を規制す
る。
【0047】前記した排出手段4は、充填手段2により
液体の充填を完了したボトルbを、前記移送手段1へ受
け渡しして次工程へ搬送するものであって、前記充填手
段2と移送手段1との間へ回転自在に軸支したスターホ
イールを用いるもので、その構成は前記供給手段3とほ
ぼ同一であるため、その詳細な説明は省略する。
【0048】
【発明の効果】前述のように構成される本発明の、流路
が自動洗浄できる流体充填装置およびその方法は、迂回
部材を回動レバーにより回動自在に取り付けて駆動手段
によって、充填ノズルと該充填ノズルの側方とを選択的
に移動させることにより、洗浄時は充填ノズルの下方に
対応させ、また、充填時は容器の載置に邪魔にならない
充填ノズルの側方へ退避させる容易な自動制御操作によ
り、従来、手作業の面倒で時間の掛かる洗浄機材の取り
付けあるいは付け替えを、簡単かつ短時間に行なうこと
ができて、しかも、これに従事する作業者の労働負担を
軽減すると共に、流体の容器への充填から洗浄工程を、
一連の連続した自動作業により処理することができる。
【0049】また、昇降手段において上昇規制手段を設
けることにより、流体の充填時にあっては、移送手段よ
り供給手段を介して充填手段へ供給される容器が、受板
へ受け渡しされない、いわゆる、空の状態のときは、検
出手段による容器無しの信号を作動部材へ伝達してこれ
を操作し、これに伴って、係止杆を止板側へ回動するの
で、昇降手段により上昇される受板の昇降筒は、該止板
の受縁が前記係止杆に係合してその上昇を抑制するか
ら、該受板の誤上昇による充填ノズルの開放動作が防止
されて流体の漏出がない。等の格別な効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する方法を実施した流路が自動洗浄
できる流体充填装置の一実施例を示す概略的な正面図で
ある。
【図2】図1における概略的な平面図である。
【図3】図1における容器の載置部を示す一部縦断正面
図である。
【図4】図1における充填ノズルを示す縦断正面図であ
る。
【図5】図1における迂回部材を取り付けた支軸の駆動
手段を示す平面図である。
【図6】図1における昇降手段を制御するカム曲線を概
略的に示す説明図である。
【図7】図1における受板の上昇規制手段を示す平面図
である。
【図8】従来の液体充填装置における洗浄部材の取付状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 移送手段 9 回転体 b 容器 A 流体充填装置 11 充填ノズル 16 吐出孔 21 受板 22 昇降手段 24 摺動筒 33 供給部 34 迂回部材 35 排出部 43 回動レバー 44 支軸 47 駆動手段 69 上昇規制手段 70 受縁 72 取付板 73 係止杆 75 作動部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向へ旋回する回転体と、該回転体
    へ環状に多数設けて移送手段より送られる容器を受け取
    って載置する受板と、前記回転体へ環状に多数垂下させ
    て前記それぞれの受板に対応させた流体の充填ノズル
    と、前記受板に連係させて受板上の容器口元を前記充填
    ノズルへ押し付けて、流体の吐出孔を開放させる昇降手
    段とからなる流体充填装置にあって、 前記したそれぞれの受板の一側へ、前記昇降手段により
    該受板と連動昇降するように取り付けた支持板と、この
    支持板から立設させた支軸により水平方向へ回動自在に
    取り付けた回動レバーと、該回動レバーの他端に取り付
    けて前記充填ノズルに当接する第一通孔と洗浄液の排出
    部に連結させた第二通孔とを有する洗浄液の迂回部材
    と、前記支軸に連係させて前記迂回部材を回動操作する
    駆動手段とを備えさせ、 該駆動手段の操作により、流路の洗浄時は、前記迂回部
    材を充填ノズルに繰り出して対応させこの吐出孔を開放
    させて、洗浄液を供給部と充填ノズル内と排出部とを連
    通させ、 容器への流体充填時は、前記迂回部材を、充填ノズルや
    容器に干渉しないその側方へ退避させることを特徴とす
    る流路が自動洗浄できる流体充填装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降手段において、前記受板を取り
    付けた摺動筒に受縁を有する止板を設け、該止板に対応
    させて前記回転体の取付板へ前記受縁へ係脱する係止杆
    を回動自在に枢着すると共に、該係止杆の作動部材を連
    係させた前記受板の上昇規制手段と、前記受板上の容器
    の有無を検出して前記作動部材を操作させる検出手段と
    を備えさせたことを特徴とする請求項1記載の流路が自
    動洗浄できる流体充填装置。
  3. 【請求項3】 一定方向へ連続的に旋回する回転体と、
    該回転体の下側において環状に多数設けて移送手段より
    送られる容器を受け取って載置する受板と、前記回転体
    の上側において環状に多数垂下させて前記受板に対応さ
    せた流体の充填ノズルとからなり、洗浄液の供給部と、
    前記充填ノズルの本数に対応させて多数組設けた洗浄液
    の迂回部材と、洗浄液の排出部とを有する流体充填装置
    にあって、 流路の洗浄時は、回転体を回転させ、 駆動手段を操作して、充填ノズルの近傍に設けた前記迂
    回部材を回動させて、充填ノズルの吐出孔位置に対応さ
    せ、回転体の回転に伴って作動する昇降手段により受板
    を上昇させることで迂回部材を上昇させて前記充填ノズ
    ルへ接続させ、該充填ノズルの吐出孔を開放させて、洗
    浄液の供給部,充填ノズル,迂回部材,排出部とを連通
    させて洗浄を行なう工程と、回転体の回転に伴って作動
    する昇降手段により受板を降下させることで迂回部材を
    降下させて、前記充填ノズルへの接続を解除させその吐
    出孔を閉塞する工程とを連続的に繰り返して行ない、 容器への充填時は、回転体を回転させ、 前記迂回部材を駆動手段による操作によって、回動させ
    て元の位置に復帰させ側方へ退避させて、受板上に供給
    されて容器を、回転体の回転に伴って作動する昇降手段
    により充填ノズルへ上昇させて吐出孔を開放させ、該容
    器に流体を充填することを特徴とする流路が自動洗浄で
    きる流体充填方法。
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