JP3188502B2 - 高圧ガス容器の残ガス放出・真空引き設備 - Google Patents

高圧ガス容器の残ガス放出・真空引き設備

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JP3188502B2 JP35776491A JP35776491A JP3188502B2 JP 3188502 B2 JP3188502 B2 JP 3188502B2 JP 35776491 A JP35776491 A JP 35776491A JP 35776491 A JP35776491 A JP 35776491A JP 3188502 B2 JP3188502 B2 JP 3188502B2
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済み高圧ガス容器
から残ガスを取り除き洗浄ガスで洗浄後容器内を真空に
する作業を自動で行う残ガス放出・真空引き設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シランガス等の各種のガスは高圧ガス容
器(以下、容器と略称する)に充填されて顧客に供給さ
れている。顧客は容器からガスを取り出して使用する
が、その際使用済の容器には多少のガスが残留してい
る。この後容器は製造元に回収されて再び使用に供され
るが、その際容器内を清浄な状態にする必要がある。
【0003】従来この作業は、人手によって行われてい
た。すなわち、高圧ガス容器の残ガスを放出させ容器内
を真空に引くガス処理設備の管路と容器の容器弁とを袋
ナットを用いて接続した後、前記設備を運転して、容器
から残ガスを排気し、ついで高純度窒素ガス等の洗浄用
ガスの注入、放出を数回繰り返し、最後に容器内を真空
引きして、容器内を清浄な状態としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、ガ
ス処理設備が設けられた位置に容器を運び、当該設備の
管路に容器の容器弁を接続するといった作業を、人手に
よって一本づつ行わなければならないので、作業に多く
の手間がかかる問題があった。本発明は前記事情に鑑み
てなされたもので、高圧ガス容器の残ガス放出・真空引
き作業に要する人手を大幅に減らすことができる設備を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の高圧ガス容器
の残ガス放出・真空引き設備は、高圧ガス容器を取り扱
う容器取扱ユニットとこの高圧ガス容器の残ガスを放出
させ洗浄ガスで洗浄後容器内を真空に引くガス処理部と
からなり、前記容器取扱ユニットが、高圧ガス容器を載
せて回転するターンテーブルと、このターンテーブルに
設けられた容器支持機構と、ターンテーブルによって所
定位置に送られた前記高圧ガス容器の弁を開閉する容器
弁開閉機構と、高圧ガス容器が前記所定位置に送られた
ときその容器弁とガス処理部とを接続する枝管接続機構
とを備え、前記枝管接続機構には、高圧ガス容器が前記
所定位置に送られたとき、その継手を押圧して該継手を
前記容器弁に自動的に接続する押圧機構が設けられた設
備である。請求項2の高圧ガス容器の残ガス放出・真空
引き設備は、前記容器支持機構と枝管接続機構とが昇降
ユニットによって昇降自在に保持されると共に、これら
と共に降下する下降停止位置検出機構が設けられてお
り、この下降停止位置検出機構によって高圧ガス容器の
所定箇所が検知された時を基準にしてこれら容器支持機
構と枝管接続機構の降下を停止させることを特徴とする
設備である。
【0006】
【作用】請求項1の高圧ガス容器の残ガス放出・真空引
き設備では、ターンテーブルに容器を載せると、容器が
容器支持機構によって固定される。そして、ターンテー
ブルの回転によって容器が所定位置に送られる。すると
容器の残ガスを放出させ容器内を真空に引くガス処理部
と容器の容器弁は枝管接続機構によって接続される。こ
の状態で容器弁開閉機構とガス処理部を適宜駆動させる
と容器内の洗浄が行われる。また、枝管接続機構に押圧
機構を設けたので、高圧ガス容器がターンテーブルによ
って所定位置に送られてきたとき、押圧機構によってそ
の継手が押圧されることにより、人手を要することなく
該継手が前記容器弁に自動的に接続する。請求項2の残
ガス放出・真空引き設備は、前記容器支持機構および枝
管接続機構と共に降下する下降停止位置検出機構によっ
て高圧ガス容器の所定箇所が検知された時を基準にして
これら容器支持機構と枝管接続機構の降下を停止させる
ので、各容器に合わせて容器弁開閉機構および枝管接続
機構の位置が定まる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の高圧ガス容器
の残ガス放出・真空引き設備の一実施例を説明する。本
実施例の残ガス放出・真空引き設備は、高圧ガス容器を
取り扱う図1に示す容器取扱ユニット1と、高圧ガス容
器の残ガスを放出させ洗浄ガスを導入,排出を行ない更
に容器内を真空に引く図9に示すガス処理部2とによっ
て概略構成されている。そして容器取扱ユニット1はさ
らに高圧ガス容器を載せて回転するターンテーブル3と
容器を固定するための容器支持機構4と高圧ガス容器の
弁を開閉する容器弁開閉機構5と高圧ガス容器が前記所
定位置に送られたときその枝管と前記ガス処理部2とを
接続する枝管接続機構6とによって概略構成されてい
る。
【0008】前記ターンテーブル3は、図2に示すよう
に、円形の台7とこれを回転させるモータ8および減速
機9とによって構成されている。このターンテーブル3
の中央には、図3に示す、容器支持機構4が設けられて
いる。容器支持機構4は、前記台7の中心に立設された
支柱10と容器本体用V受け11とクランプ機構12と
弁部受け13とで概略構成されている。容器本体用V受
け11は、図4に示すように、ほぼV字状の切り欠きが
形成された板状の物で、容器の本体部分の上部と下部に
当接するように支柱10に取り付けられている。クラン
プ機構12は、エアーシリンダ15と、クランプ16と
クランプ確認用エアリミットスイッチ17とで概略構成
されている。このクランプ機構12は、上下2箇所に設
けられた前記容器本体用V受け11の間に設けられてお
り、エアーシリンダ15が伸長されると、図4中矢印Y
で示すように、クランプ16が倒れて容器本体用V受け
11との間に容器を挟んでこれを固定する。エアーシリ
ンダ15とエアリミットスイッチ17は図2に示すよう
に管路90によって接続されており、前述のようにクラ
ンプ16を倒してエアーシリンダ15内の圧力が所定の
値以上になるとこれがエアリミットスイッチ17によっ
て検知され、容器が固定されたことが確認されるように
なっている。弁部受け13は、図5に示すように、容器
の弁部18を保持するもので、上下に位置調整できるよ
うに設けられている。この弁部受け13には、弁部18
の安全弁20の設けられた側がほとんど緩みなく入る凹
部91が形成されている。そしてこの凹部91に弁部1
8の安全弁20側を挿入すると容器の容器弁口金部(以
下口金部と略称する)21はターンテーブル3の径方向
外方に向くようになっている。
【0009】前記容器弁開閉機構5は、図6に示すよう
に、前記ターンテーブル3の上方に設けられた梁部材2
2の下に連設された昇降ユニット23に取り付けられて
いる。この容器弁開閉機構5は、図7に示すように、下
端に設けられた爪部材24がセンターコンプライアンス
25を介して回転駆動機構26に接続されて成るもので
ある。爪部材24は、容器の弁部18のハンドル29に
係合するように配置された複数の爪27が板部28から
下方に向けて突設されたものである。回転駆動機構26
は爪部材24を回転させるもので、電動式や空気圧式の
ものがある。これら回転駆動機構26と爪部材24との
間に介在されたセンターコンプライアンス25は、回転
駆動機構26の中心軸と爪部材24の中心軸の位置が若
干ずれるのを許容するもので、弁部18のハンドル29
に対する爪部材24の係合が円滑に行われるようにす
る。前記昇降ユニット23の下端部には、図7に示すよ
うに、下降停止位置検出機構31が取り付けられてい
る。この下降停止位置検出機構31は、逆L字状の腕部
32,32の一方の下端に光電管33、他方に発光素子
34が設けられたものである。この下降停止位置検出機
構31の光電管33および発光素子34は、容器弁開閉
機構5の爪27が容器のハンドル29に適切に係合した
時、容器の口金部21の上端を検知する位置に設けられ
ている。
【0010】前記枝管接続機構6は、図6に示すよう
に、前記容器弁開閉機構5と同じ梁部材22の下に昇降
ユニット36を介して設けられている。この枝管接続機
構6は、図8に示すように、後述するガス処理部2のホ
ース40を容器の口金部21に接続するためのもので、
ガス処理部2のホース40に接続された継手37が従動
機構38の先端側に取り付けられ、この従動機構38が
押圧機構39によって押されるようになっている。継手
37は、ガス流通孔41が穿設された継手本体42の先
端側外周にチャック43を備えたカバー44が取り付け
られて成るものである。継手本体42の先端部43は口
金部21の孔に入る大きさに加工されており、この先端
部43の後ろには鍔部44が形成されている。この鍔部
44の前面には口金部21の端面に当接するパッキン4
5が取り付けられている。この継手37の後部には従動
機構38が連接されている。従動機構38は、前記昇降
ユニット36に取り付けられた支持板部46の下面前部
に設けられたレール部材49に前後動自在に支持された
軸受け部材47に、摺動軸48が前後動自在に設けられ
たものである。この摺動軸48の先端は前記継手本体4
2の後端に緩く挿入されている。また軸受け部材47の
先端と継手本体42とは、円周方向に沿って6本のコイ
ルスプリング88が配置されてなるフローティング機構
87で接続されている。
【0011】この従動機構38の後方側には、押圧機構
39が設けられている。押圧機構39は、加圧ユニット
50と微調整ユニット51とによって構成されている。
加圧ユニット50は、前記支持板部46の下面中央部に
取り付けられた軸受け部材52に摺動ロッド53が前後
動自在に挿入され、この摺動ロッド53をその後端に取
り付けられたトグルリンク54をピストン55で動かす
ことによって前後動せしめるものである。このトグルリ
ンク54の他端は、前記支持板部46の後端に取り付け
られたブロック57に回動自在に固定されている。この
ブロック57の後部にはローラ58が設けられており、
前記梁部材22を支えている柱部材59に設けられたブ
ロック60にこのローラ58が当接して押圧機構39の
後退を防止している。このブロック60には板体77を
介してリミットスイッチ78,79が取り付けられてい
る。一方のリミットスイッチ78はトグルリンク54が
所定角度まで折れ曲がった状態を検知するように、他方
のリミットスイッチ79はトグルリンク54が伸びきっ
た状態を検知するように設けられている。
【0012】押圧機構39の摺動ロッド53の前端には
前部部材61を介して前記微調整ユニット51が取り付
けられている。微調整ユニット51は、前記前部部材6
1の下に固定された軸受け部材62にロッド63が前後
動自在にはめ込まれたもので、このロッド63の先端は
前記従動機構38の軸受け部材47に固定されている。
このロッド63の後端には枠64が取り付けられてお
り、この枠64には偏心カム65がはめ込まれている。
この偏心カム65はリンク67を介してピストン66に
連結されており、ピストン66で偏心カム65を回動さ
せるとロッド63が前後動するようになっている。この
ピストン66は軸受け部材62の下に設けられた3角部
材73に垂直に固定されている。
【0013】前記ガス処理部2は、図9に示すように、
ホース40によって枝管接続機構6と接続されたもの
で、ホース40が連接された本管路68と、この本管路
68と除害装置69を接続する放出管路70と、前記本
管路68と真空ポンプ71を接続する真空管路72とに
よって概略構成されている。本管路68の一端は純粋窒
素の供給源92に接続されており、他端には連成形の圧
力計74が接続されている。本管路68のホース40が
接続された部分より一端側の位置には窒素弁81が設け
られている。また前記放出管路70には放出弁82が設
けられており、真空管路72には真空弁83が設けられ
ている。これら弁81,82,83は、作動用窒素管路
84から電磁弁81a,82a,83aを介し供給され
る作動用窒素によって開閉されるようになっている。
【0014】つぎに上記構成からなる高圧ガス容器の残
ガス放出・真空引き設備の動作を説明する。この設備で
高圧ガス容器の残ガスを処理するには、まずターンテー
ブル3上に容器を載せる。この時図5に示すように、容
器の弁部18の安全弁20側を容器支持機構4の弁部受
け13の凹部91に入れると共に、図4に示すように容
器の本体部分を容器本体用V受け11に収めるようにす
る。この後、クランプ機構12のエアーシリンダ15を
伸長させてクランプ16を倒し容器を固定する。このよ
うに容器が固定されたことは、エアーシリンダ15内の
エア圧が所定値以上になったことをエアリミットスイッ
チ17で検知することによって確認される。このように
して一本の容器をターンテーブル3に載せた後、ターン
テーブル3を次の容器を載せる位置まで回転させ、2本
目の容器をターンテーブル3にセットする。このように
して図10に示すように5本の容器を載せ、更にターン
テーブル3を定められた角度回転させると、1本目の容
器が図10中符号Aで示す作業処理点に送られる。する
と、容器弁開閉機構5が降下され、これに追従して枝管
接続機構6が降下される。枝管接続機構6の降下は容器
弁開閉機構5よりも1パルス遅れて開始される。この降
下は、図7に示すように、容器弁開閉機構5側の昇降ユ
ニット23に取り付けられた下降停止位置検出機構31
によって容器の口金部21の上端が検知された時に一旦
停止する。枝管接続機構6の位置決めはこれで完了す
る。他方の容器弁開閉機構5側だけはさらに一定パルス
量降下して、図8に示すように、爪部材24の爪27を
容器の弁部18のハンドル29に噛み合わせる。
【0015】上述のように容器弁開閉機構5および枝管
接続機構6の高さ位置が定まった後、枝管接続機構6の
継手本体42と容器の口金部21を接続する。このため
には先ず枝管接続機構6の微調整ユニット51のピスト
ン66が偏心カム65を回動させる。するとロッド63
が前進して従動機構38の軸受け部材52を前方に押
し、枝管接続機構6の加圧ユニット50のピストン55
が伸長して、トグルリンク54が伸びる。すると加圧ユ
ニット50の摺動ロッド53が前進して従動機構38を
前進させ、継手37の継手本体42が口金部21に軽く
挿入し、強く押される。継手本体42は、摺動軸48と
継手本体42との間に設けられたフローティング機構8
7によってその位置がある程度自由に動けるようになっ
ているので、継手本体42の先端は口金部21の孔内に
円滑に導かれ、強く押されて口金部21と枝管接続機構
6との接続を完了する。
【0016】このように口金部21への接続が完了する
と、図9に示すガス処理部2による残ガス処理が以下の
ように行われる。 まず真空管路72の真空弁83を開いて本管路68
及びホース40内を排気する。 この後、真空弁83を閉じ、ついで容器弁開閉機構
5により容器の弁部18を開き放出管路70の放出弁8
2を開いて、容器内の残ガスを放出させる。 ついで放出弁82を閉じ、本管路68の窒素弁81
を開いて容器に高純度窒素を洗浄ガスとして注入する。 次に窒素弁81を閉じて放出弁82を開き、容器に
注入した高純度窒素を放出させる。 上記の工程を所定回数繰り返して容器内を洗浄
する。 放出弁82を閉じて真空弁83を開き容器内を排気
する。 真空弁83を閉じる。 以上のようにして、高純度窒素により容器を洗浄し、容
器内の排気が完了した後、容器弁開閉機構5により容器
の弁部18を閉じる。そしてこの後枝管接続機構6のピ
ストン55、66を駆動して口金部21から継手本体4
2を外す。こうして1本の容器の処理が完了すると、タ
ーンテーブル3が回転し次の容器が作業処理点Aに送ら
れて再び上述の手順で残ガス処理が行われる。
【0017】以上説明したように、この実施例の高圧ガ
ス容器の残ガス放出・真空引き設備では、ターンテーブ
ル3に容器を載せると、容器が容器支持機構4によって
固定される。そして、ターンテーブル3の回転によって
容器が所定位置に送られる。すると容器の残ガスを放出
させ容器内を真空に引くガス処理部2と容器の口金部2
1とが枝管接続機構6により接続される。この状態で容
器支持機構4とガス処理部2とが協動して容器内の洗浄
が行われる。従ってこの設備によれば、残ガス放出・真
空引き作業に要する人手を大幅に減らすことができる。
また、枝管接続機構6に押圧機構39を設けたので、容
器がターンテーブル3によって所定位置に送られてきた
とき、押圧機構39によって継手37を押圧することに
より、人手を要することなく該継手37を前記口金部2
1(容器弁口金部)に自動的に接続することができ、従
って残ガス放出・真空引き作業に要する人手をさらに減
らすことができる。
【0018】また請求項2の残ガス放出・真空引き設備
は、前記容器支持機構4および枝管接続機構6と共に降
下する下降停止位置検出機構によって高圧ガス容器の口
金部21の上端が検知された時を基準にしてこれら容器
支持機構4と枝管接続機構6の降下を停止させるので、
各容器に合わせて容器支持機構4および枝管接続機構6
の降下位置を定めることができる。従ってこの設備によ
れば、仕様の異なる容器について同一設備で処理するこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の高圧ガ
ス容器の残ガス放出・真空引き設備では、ターンテーブ
ルに容器を載せると、容器が容器支持機構によって固定
される。そして、ターンテーブルの回転によって容器が
所定位置に送られる。すると容器の残ガスを放出させ容
器内を真空に引くガス処理部と容器の容器弁とが枝管接
続機構によって接続される。この状態で容器弁開閉機構
とガス処理部を適宜駆動させると容器内の洗浄が行われ
る。従ってこの設備によれば、残ガス放出・真空引き作
業に要する人手を大幅に減らすことができる。また、枝
管接続機構に押圧機構を設けたので、高圧ガス容器がタ
ーンテーブルによって所定位置に送られてきたとき、押
圧機構によってその継手を押圧することにより、人手を
要することなく該継手を前記容器弁に自動的に接続する
ことができ、従って残ガス放出・真空引き作業に要する
人手をさらに減らすことができる。また請求項2の残ガ
ス放出・真空引き設備は、前記容器支持機構および枝管
接続機構と共に降下する下降停止位置検出機構によって
高圧ガス容器の所定箇所が検知された時を基準にしてこ
れら容器支持機構と枝管接続機構の降下を停止させるの
で、各容器に合わせて容器弁開閉機構および枝管接続機
構の降下位置を定めることができる。従ってこの設備に
よれば、仕様の異なる容器についても同一設備で処理す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の高圧ガス容器の残ガス放出・真空引き
設備の容器取扱ユニットを示す図。
【図2】同実施例の高圧ガス容器の残ガス放出・真空引
き設備のターンテーブルの部分とクランプ機構の構成を
示す概略図。
【図3】同実施例の設備の容器支持機構を示す図。
【図4】同実施例の設備の容器支持機構の容器本体用V
受けとクランプ機構を示す平面図。
【図5】同実施例の設備の容器支持機構の弁部受けを示
す平面図。
【図6】同実施例の設備の容器弁開閉機構と枝管接続機
構とこれらを保持する昇降ユニットを示す図。
【図7】同実施例の設備の下降停止位置検出機構を示す
正面図。
【図8】同実施例の設備の枝管接続機構を示す断面図。
【図9】同実施例の設備のガス処理部を示す図。
【図10】同実施例の設備の容器取扱ユニットを示す平
面図。
【符号の説明】
1……容器取扱ユニット、2……ガス処理部、3……タ
ーンテーブル、4……容器支持機構、5……容器弁開閉
機構、6……枝管接続機構、7……台、8……モータ、
9……減速機、10……支柱、11……容器本体用V受
け、12……クランプ機構、13……弁部受け、15…
…エアーシリンダ、16……クランプ、17……エアリ
ミットスイッチ、18……弁部、20……安全弁、21
……容器弁口金部、22……梁部材、23……昇降ユニ
ット、24……爪部材、25……センターコンプライア
ンス、26……回転駆動機構、27……爪、28……板
部、29……ハンドル、31……下降停止位置検出機
構、32……腕部、33……光電管、34……発光素
子、36……昇降ユニット、37……継手、38……従
動機構、39……押圧機構、41……ガス流通孔、42
……継手本体、43……先端部、44……鍔部、45…
…パッキン、46……支持板部、47……軸受け部材、
48……摺動軸、49……レール部材、50……加圧ユ
ニット、51……微調整ユニット、52……軸受け部
材、53……摺動ロッド、54……トグルリンク、55
……ピストン、57……ブロック、58……ローラ、5
9……柱部材、60……ブロック、61……前部部材、
62……軸受け部材、63……ロッド、64……枠、6
5……偏心カム、66……ピストン、67……リンク、
68……本管路、69……除害装置、70……放出管
路、71……真空ポンプ、72……真空管路、73……
3角部材、74……圧力計、78、79……リミットス
イッチ、81……窒素弁、82……放出弁、83……真
空弁、84……作動用窒素管路、87……フローティン
グ機構、88……スプリング、91……凹部、92……
純粋窒素供給源。
フロントページの続き (72)発明者 広見 健二 福岡県行橋市西泉3−10−12 (72)発明者 豊田 康夫 福岡県北九州市小倉北区上富野三丁目16 番8号 不二興産株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−97261(JP,A) 特開 平5−172300(JP,A) 実開 昭64−13000(JP,U) 実開 平4−121599(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17C 13/00 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧ガス容器を取り扱う容器取扱ユニッ
    トとこの高圧ガス容器の残ガスを放出させ洗浄ガスで洗
    浄後容器内を真空に引くガス処理部とからなり、 前記容器取扱ユニットが、高圧ガス容器を載せて回転す
    るターンテーブルと、このターンテーブルに設けられた
    容器を固定するための容器支持機構と、ターンテーブル
    によって所定位置に送られた前記高圧ガス容器の弁を開
    閉する容器弁開閉機構と、高圧ガス容器が前記所定位置
    に送られたときその容器弁とガス処理部とを接続する枝
    管接続機構とを備え 前記枝管接続機構には、高圧ガス容器が前記所定位置に
    送られたとき、その継手を押圧して該継手を前記容器弁
    に自動的に接続する押圧機構が設けられていることを特
    徴とする 高圧ガス容器の残ガス放出・真空引き設備。
  2. 【請求項2】 前記容器支持機構と枝管接続機構とが昇
    降ユニットによって昇降自在に保持されると共に、これ
    らと共に降下する下降停止位置検出機構が設けられてお
    り、この下降停止位置検出機構によって高圧ガス容器の
    所定箇所が検知された時を基準にしてこれら容器支持機
    構と枝管接続機構の降下を停止させることを特徴とする
    請求項1記載の高圧ガス容器の残ガス放出・真空引き設
    備。
JP35776491A 1991-12-26 1991-12-26 高圧ガス容器の残ガス放出・真空引き設備 Expired - Fee Related JP3188502B2 (ja)

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