JP3280722B2 - トイレット用ロールペーパーの製造方法 - Google Patents

トイレット用ロールペーパーの製造方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65H2701/1846Parts concerned

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  • Sanitary Thin Papers (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トイレット用ロールペ
ーパーの製造方法に関し、さらに詳しくは中心部に芯管
のない無芯ロールペーパーを製造するための製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】トイレット用ロールペーパーの中心部に
は、トイレ内に備え付けのロールペーパーホルダーの軸
を差し込むための穴を形成する必要がある。ところで、
従来の一般的なトイレット用ロールペーパーは、紙製の
芯管の回りにウエブを巻付けて形成されている。
【0003】又、近年、半径方向に縮小・膨張自在な軸
体(一般にエアーシャフトと称されている)を使用し、
その軸体を膨張させた状態でウエブを巻付けた後、該軸
体を縮小させ(軸体外面とロールペーパーの穴内面との
間に隙間が形成される)、その状態で軸体をロールペー
パーの穴から抜き外すことにより、芯管のない無芯トイ
レット用ロールペーパーを製造するようにした製法が知
られている(例えば特開平4ー55250号公報参
照)。又、このような無芯ロールペーパーでは、その中
心穴内にホルダーの軸が差し込まれる関係上、該中心穴
の形状をできるだけ円形のまま維持させることが好まし
い。
【0004】ところで、上記公知の無芯ロールペーパー
製造方法では、ロールペーパーの中心穴の形状を円形の
まま維持させるために、ウエブ巻始め端部に接着剤入り
の水溶液を噴霧しながら、該ウエブ巻始め端部を軸体外
周面に巻付けて、内外方向に重合するウエブ同士を該水
溶液で接着させることにより行っている。又、このよう
にウエブ巻始め端部側を水溶液で接着させると、そのウ
エブ巻始め端部が濡れている間は、該ウエブと軸体とが
くっついてしまうために、たとえ軸体を半径方向に縮小
させても、該軸体をうまく抜き外すことができず、従っ
て、軸体の抜き外し作業は、ウエブ巻始め端部がある程
度乾燥した後に行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した一
般的な芯管つきのトイレット用ロールペーパーでは、芯
管部分がコスト高になるとともに、ウエブを使い終わっ
た後に芯管が残り、その芯管はトイレに流せないので廃
棄の手間がかかるという問題があった。
【0006】又、上記公知の無芯ロールペーパー製造方
法(例えば特開平4ー55250号公報のもの)では、
半径方向に縮小・膨張自在な軸体(一般にエアーシャフ
トと称されている)を使用しているが、この軸体は非常
に高価であって、しかも該軸体をロールペーパーの中心
穴から抜き外す際には、ウエブ巻始め端部付近に付着さ
せた水溶液がある程度乾燥した後でないと行えないため
に、該乾燥のための時間(自然乾燥では少なくとも30
〜40分程度必要)だけはその軸体を次のウエブ巻取用
に使用することができず、乾燥のために高価な軸体の拘
束時間が長くなっていた。さらに、一般にウエブ巻取工
程におけるウエブ巻取能力は、上記ウエブ巻始め端部の
乾燥時間からくる処理能力より大幅に大きいのは当然で
あって、該ウエブ巻取能力に見合った本数の軸体を準備
しようとすると、該軸体だけでかなり高額の設備費用が
必要となるという問題があった。
【0007】本発明は、上記した従来の問題点に鑑み、
無芯ロールペーパーを製造するに際して、安価な巻芯を
使用でき、しかもその巻芯の転用サイクルを短くできる
(換言すればロールペーパーの製品化のための時間を短
縮できる)ようにしたトイレット用ロールペーパーの製
造方法を提案することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のトイレット用ロ
ールペーパーの製造方法は、トイレット用ロールペーパ
ーの中心穴の内径とほぼ同径の外径をもつ管状体で形成
された巻芯を使用し、次のようにして行われる。まず、
該巻芯の回りにウエブを巻付けるに際して、ウエブ巻始
め端部の所定小長さ範囲に、加熱されることによって溶
融してウエブを接着させる性質をもつ粉状の接着剤を付
着させながら該ウエブ巻始め端部を前記巻芯の回りに巻
付けた後、その外側に順次製品長さのウエブを巻付けて
巻芯付きウエブ巻回体を形成する(ウエブ巻取工程)。
次に、前記巻芯の回りにウエブ巻回体を形成したまま該
巻芯付きウエブ巻回体を熱風等の適宜の加熱手段で加熱
して、前記接着剤を溶融させる(接着剤溶融工程)。そ
して、接着剤が溶融して前記ウエブ巻始め端部側のウエ
ブ同士が接着した状態の巻芯付きウエブ巻回体から巻芯
を抜き外す(芯抜き工程)。
【0009】
【作用】本発明では、ウエブ巻取工程の初期において、
ウエブ巻始め端部にウエブ接着用の粉状の接着剤を付着
させながら該ウエブ巻始め端部を巻芯の回りに巻付ける
ようにしている。この粉状の接着剤は、加熱することに
よって溶融する性質を有している。ウエブ巻始め端部に
おける接着剤を付着させる長さ範囲は、ウエブ巻始め端
部が例えば巻芯の回りに1回巻終えたときから、該ウエ
ブ巻始め端部が巻芯の回りに数回(例えば3〜5回程
度)巻付けられるまで継続して行われる。又、この接着
剤は、製品化後、そのロールペーパー使用時に該接着部
分も容易に巻解く(剥離させる)ことができるようにす
るために、接着剤の種類及びその付着させるべき量等を
適宜設定する。
【0010】そして、このようにウエブ巻始め端部側に
粉状の接着剤を付着(内外ウエブ間に介在)させた状態
で、巻芯の回りに製品長さのウエブが巻付けられると、
そのウエブ巻回体をウエブから切り離して、その巻芯付
きウエブ巻回体をウエブ巻取装置から取外す。
【0011】ウエブ巻取工程で形成された巻芯付きウエ
ブ巻回体は、加熱手段設置位置に移送されてそこで加熱
されるが、この加熱工程(接着剤溶融工程)では熱風等
によって強制的に加熱させる。その際、巻芯内の穴を通
して熱風を通過させるようにすれば、ウエブ巻回体が内
部から加熱されるので加熱効率が良くなる。そして、粉
状の接着剤が付着せしめられているウエブ巻始め端部付
近が加熱されると、該接着剤が溶融して、その溶融接着
剤によりウエブ巻始め端部付近にある内外重合ウエブが
相互に接着せしめられる。尚、この接着剤は、溶融した
後、冷えると固化するようになる。この状態では、ウエ
ブ巻始め端部付近にある複数枚のウエブが適宜の固さで
一体化されて筒状の形状を維持し、しかもその筒状部分
の内面と巻芯の外面との間には接着剤による接着作用は
ほとんどなくなる。又、該接着剤による接着部分は、使
用時に巻解くことができる程度に接着されている。
【0012】そして、接着剤溶融工程を経た巻芯付きウ
エブ巻回体は芯抜き工程側に移送される。この芯抜き工
程では、ウエブ巻始め端部付近を接着させた巻芯付きウ
エブ巻回体から、該巻芯を例えば押し抜き方法によって
抜き外せばよい。この場合、予め巻芯の外周面に、例え
ばテフロン加工のような接着しにくくなるような処理を
しておけば、巻芯抜き外し作業が容易となる。
【0013】このようにして製造された無芯ロールペー
パーでは、その中心部に比較的硬質の筒状部分が形成さ
れ、その内部に筒状の穴が確保される。又、この無芯ロ
ールペーパーでは、その中心部の筒状部分のウエブも巻
解いて使用することができ、しかもその筒状部分のウエ
ブは水に浸せば容易に溶解するので、トイレに流しても
何ら差し支えがない。尚、ウエブ巻回体から抜き外した
巻芯は、ウエブ巻取工程に運ばれて繰り返して使用され
る。
【0014】
【発明の効果】このように、本発明のトイレット用ロー
ルペーパーの製造方法によれば、安価な巻芯を使用して
行えるので、無芯ロールペーパーを製造するものであっ
ても設備コストを軽減させることができる。又、ウエブ
巻始め端部付近に粉状の接着剤を付着させた巻芯付きウ
エブ巻回体を加熱装置により強制的に加熱させるように
しているので、例えば従来技術の項で述べたエアーシャ
フトを使用した場合に比して巻芯を拘束している時間を
短縮できて、巻芯の使用総本数を少なくできるととも
に、ロールペーパーの製品化のための時間を短縮できる
という効果がある。
【0015】
【実施例】図1〜図7を参照して本発明の実施例を説明
すると、この実施例のトイレット用ロールペーパーの製
造方法では、巻芯Qの回りにウエブT2を巻き取らせる
ウエブ巻取工程と、巻芯Qつきのウエブ巻回体Rを加熱
するための加熱工程(後述する接着剤溶融工程)と、加
熱済の巻芯付きウエブ巻回体から巻芯Qを抜き外すため
の芯抜き工程とを行って、図7に示すような無芯ロール
ペーパーRを製造するようになっている。尚、この実施
例の製造方法を説明する前に、この実施例で使用される
装置類の構成を説明する。
【0016】図1には、無芯ロールペーパーの全体製造
ラインを示している。図1において、符号1は巻取軸の
回りに製品長さのウエブを巻付けて巻芯付きウエブ巻回
体を形成するウエブ巻取装置である(図2参照)。尚、
該ウエブ巻取装置1は、図示例では合計3台並設されて
いる。2は後述する巻取軸付きウエブ巻回体Y(図3参
照)の巻取軸Uから各巻芯付きウエブ巻回体Pを抜き外
す巻芯付きウエブ巻回体抜き外し装置である。3は各ウ
エブ巻取装置1の搬送コンベア117からそれぞれひと
まとまり(例えば16個)づつ一列状態で搬送されてく
る巻芯付きウエブ巻回体Pの集合体Z(図4)を二列状
態で次工程側(加熱工程側)に供給するための合流・供
給装置である。4は後述するようにウエブ巻始め部分に
付着させた接着剤を加熱・溶融させるための加熱装置で
ある(図5参照)。5は巻芯付きウエブ巻回体Pから巻
芯Qを抜き外すための芯抜き装置(図6参照)である。
6は芯抜きウエブ巻回体R(図7参照)を所定個数づつ
まとめて包装するための包装機である。
【0017】巻芯Qは、市販されているトイレット用ロ
ールペーパーの中心穴の内径とほぼ同径の外径(例えば
外径が30〜50mm程度)をもつ管状体で形成してい
る。又、この巻芯Qは、製品のウエブ幅と同じ長さでし
かも内部に穴Qa(図4参照)を有している。この巻芯
Qの材質としては、例えば金属製、木製、あるいは合成
樹脂製等で比較的耐熱性があり、且つ繰り返して使用し
ても耐久性のあるものが好ましい。又、巻芯Qの外周面
には、後述する芯抜き作業時においてその芯抜きを容易
にする(滑り易くする)ための被膜(例えばテフロン被
膜)を形成することも好ましい。
【0018】巻芯Qは、図3に示すように1本の共通軸
Vの外側に順次1列状態で複数本(例えば16本)嵌挿
させて使用される。この各巻芯Q,Q・・は共通軸Vに
対して着脱自在に装着され、使用時には1本の軸体Uと
した状態で使用される。この巻取軸Uは、1本の共通軸
Vの外側に多数個(例えば16個)の円筒状巻芯Q,Q
・・を外嵌合させるとともに、該共通軸Vの両端にそれ
ぞれキャップ(抜け止め部材)W1,W2を嵌合させて形
成している。尚、図3において、右側のキャップW1
共通軸Vに固定され、他方左側のキャップW2は共通軸
Vに対して着脱自在となっている。そして、左側のキャ
ップW2を分離させれば、共通軸Vに対して巻芯Q,Q
・・を抜き挿しし得るようになっている。
【0019】ウエブ巻取装置1は、図2に示すように、
原反ロールSから繰り出される広幅の連続ウエブT1
スリッター装置11で製品幅づつ分割(例えば16分
割)し、その分割ウエブT2を巻取部12まで供給す
る。巻取部12には、図3に示すような巻取軸Uが順次
1本づつ供給される。
【0020】この巻取軸Uは、巻取部12の所定位置に
供給され、各分割ウエブT2がそれぞれ各巻芯Q,Q・
・に対して正確に対応する位置に巻付けられる。又、各
分割ウエブT2の巻始め端部が巻取軸Uに巻始められる
際に、図2に示すように接着剤供給装置13の吐出口1
3aから粉状の接着剤(符号B)が吐出されて該ウエブ
巻始め端部の所定小長さ範囲に該接着剤が付着せしめら
れる。この接着剤Bは、内外方向に重合するウエブ巻始
め部分のウエブ同士を接着させるためのものである。そ
して、巻取部12において、巻取軸Uの各巻芯Q,Q・
・の回りにそれぞれ製品長さの分割ウエブT2が巻付け
られると、ウエブ巻取装置1の巻取作用が停止し、該巻
取部12で形成された巻取軸付きウエブ巻回体Xが仮受
部14に排出された後、切断装置15の刃物16で切断
されて連続ウエブから分離されると同時に、図示しない
糊付け装置によってウエブ巻回体側切断端部に糊が付け
られて該切断端部がウエブ巻回体の外面に接着される。
(図3に示す巻取軸付きウエブ巻回体Yが形成され
る)。続いて、その分離された巻取軸付きウエブ巻回体
Yは、搬送コンベア117上に排出される。尚、図1の
製造ラインでは、3台のウエブ巻取装置1が並設されて
おり、それぞれのウエブ巻取装置1から個別に巻取軸付
きウエブ巻回体Yが製造される。
【0021】各ウエブ巻取装置1から搬送コンベア11
7上に排出された巻取軸付きウエブ巻回体Y(図3)
は、巻芯付きウエブ巻回体抜き外し装置2によって左側
キャップW2が外された後、共通軸Vから各巻芯付きウ
エブ巻回体P,P・・が自動で抜き外される。巻取軸U
から抜き外された各巻芯付きウエブ巻回体P,P・・
は、図4に示すようにそれぞれ分離されて、各搬送コン
ベア117上を1列状態で後送される。
【0022】各搬送コンベア117の終端部において
は、合流・供給装置3により、巻芯付きウエブ巻回体P
を所定個数(例えば16個)づつ2列状態で一時的に待
機させる。そして、その待機させたひとまとまりの各列
状巻芯付きウエブ巻回体Z,Z(図4参照)を合流・供
給装置3により2列状態で加熱装置4側に供給する。
【0023】加熱装置4は、図5に示すように適宜の間
欠送り装置40により、各列状巻芯付きウエブ巻回体Z
を横方向(図5において右から左)に順次所定長さづつ
間欠送りするとともに、熱風発生装置41からの熱風を
該各列状巻芯付きウエブ巻回体Zの中心穴(巻芯Qの
穴)Qa,Qa・・に吹き込んで通過させることによっ
て、ウエブ巻取工程においてウエブ巻始め端部付近に付
着せしめた接着剤を加熱・溶融させるようにしている。
尚、熱風発生装置41は、列状巻芯付きウエブ巻回体Z
の長さ方向両端部にそれぞれ1基づつ設けられており、
且つ各熱風発生装置41,41にダクト42を介して接
続された各ノズル43が各列状巻芯付きウエブ巻回体
Z,Z・・の1つおきでしかも順次交互に逆方向から熱
風を吹き出すように配置している。尚、熱風発生装置4
1に接続されているノズル43は、図示例では3個づつ
であるが、実際には例えば8〜10個程度設けられる。
又、この実施例では、各列状巻芯付きウエブ巻回体Z
は、4〜5分間で加熱装置4内を通過するようにしてい
る。
【0024】加熱装置4から出てきた加熱済みの列状巻
芯付きウエブ巻回体Zは、搬送コンベア141により芯
抜き装置5に送られ、そこで各巻芯付きウエブ巻回体P
から順次巻芯Qが抜き外されて図7に示す巻芯抜きウエ
ブ巻回体(無芯ロールペーパー)Rが形成される。この
実施例の芯抜き装置5は、図6に示すように押片52を
エアシリンダ51で上下動させるようにしたものを採用
している。押片52の外径は、巻芯Qの外径と同じかあ
るいはそれよりやや小径としている。そして、この芯抜
き装置5は、芯抜きすべき巻芯付きウエブ巻回体Pを押
片52の進出方向の直下に位置させ、エアシリンダ51
により押片52を下動させて該押片52で巻芯Q部分を
押圧することによって、該巻芯Qをウエブ巻回体R部分
から下方に抜き外すことができるようになっている。
【0025】芯抜き装置5から排出された巻芯抜きウエ
ブ巻回体Rは、搬送コンベア151により順次包装機6
側に搬送されて、そこで所定個数づつ袋詰めされる。
【0026】次に、上記構成のウエブ巻取装置1、加熱
装置4、芯抜き装置5等を備えた無芯ロールペーパー製
造ラインを用いて、本発明実施例のトイレット用ロール
ペーパーの製造方法を説明する。
【0027】ウエブ巻取装置1におけるウエブ巻取部1
2には、図2に示すようにスリッター11によって各製
品幅づつ分断された状態で複数条のウエブT2が導かれ
ている。そして、該ウエブ巻取部12に、共通軸Vに複
数本の巻芯Q,Q・・を装着してなる軸体Uを、各巻芯
Qがそれぞれ各ウエブT2に対応するように位置させ、
ウエブ巻始め端部が巻芯Qの回りにほぼ1回だけ巻付け
られた時点で、接着剤供給装置13の吐出口13aから
ウエブ接着用の粉状接着剤Bをウエブ巻始め端部に向け
て均一に放出させながら、各巻芯Qにそれぞれ各ウエブ
巻始め端部を巻付ける。この粉状の接着剤は、例えば合
成樹脂製で、加熱装置4での加熱効率あるいはウエブの
熱劣化等の観点から融点の低いもの(例えば融点が10
0℃以下)が好ましく、しかもその接着力がさほど強い
ものでなくてもよい。尚、吐出口13aからの接着剤吐
出タイミングは、ウエブ巻始め端部が巻芯Qの回りに1
回巻終えたときに吐出を開始し、該ウエブ巻始め端部が
巻芯Qの回りに例えば3〜5回程度巻かれたときに吐出
を終了させるようにする。すると、該吐出口13aから
放出された接着剤Bがウエブ巻始め端部に付着(内外ウ
エブ間に介在)した状態でウエブの巻取りが行われる。
【0028】次に、ウエブ巻取部12において、各巻芯
Qの回りにそれぞれウエブを製品長さづつ巻付けた後、
一旦巻取り作用を中断させて、ウエブ巻取部12にある
巻芯付きウエブ巻回体Xを該ウエブ巻取部12から仮受
部14側に排出させた後、ウエブ切断装置15でウエブ
巻回体Xを切り離す。すると、図3に示すように各巻芯
Q,Q・・の回りにそれぞれウエブ巻回体R,R・・を
巻付けてなる1本の集合ロール体Yが形成される。
【0029】次に、その集合ロール体Yを巻芯付きウエ
ブ巻回体抜き外し装置2によって分解して、各巻芯付き
ウエブ巻回体P,P・・を共通軸Vからそれぞれ分離さ
せる。そして、その分離させた各巻芯付きウエブ巻回体
P,P・・を、図4に示すようにコンベア117に乗せ
て後送し、続いて合流・供給装置3により、加熱装置4
の入口から該加熱装置内に供給する(図5参照)。加熱
装置4内では、各列状巻芯付きウエブ巻回体Z,Z・・
が間欠送り装置40により順次間欠的に横方向に移動せ
しめられるとともに、各熱風発生装置41,41のノズ
ル43,43・・からの熱風が列状巻芯付きウエブ巻回
体Zの穴Qa内に吹き込まれて、各巻芯付きウエブ巻回
体P,P・・がそれぞれ中心部から加熱される。
【0030】そして、このように巻芯付きウエブ巻回体
Pがその中心部側から加熱されると、ウエブ巻始め端部
付近に付着させている粉状の接着剤が溶融して、その溶
融接着剤によりウエブ巻始め端部付近のウエブ同士が接
着せしめられるようになる。このようにウエブ同士が相
互に接着せしめられると、該ウエブ巻始め端部付近にか
なり硬質の筒状体(図7の符号R2部分)が形成される
ことになる。
【0031】次に、加熱工程を経た巻芯付きウエブ巻回
体Pは、図6に示すように芯抜き工程側に送られる。こ
の芯抜き工程では、芯抜き装置5の押片52の直下に巻
芯付きウエブ巻回体Pの巻芯Q部分を位置させた状態
で、芯抜き装置5のエアシリンダ51を伸長させて、押
片52で巻芯Q部分をウエブ巻回体Rに対して下方に抜
き外す。
【0032】このようにして製造されたロールペーパー
R(図7)は、その中心部に穴R1が形成されていると
ともに、その穴R1の側面を構成する管状部R2がウエブ
を固めてなる硬質部分となっているので、その管状部R
2が保形性を有し、且つ該管状部R2のウエブは最後まで
巻解いて使用でき、しかも水に浸すと容易に溶解するの
で使用後にそのままトイレに流すことができる。
【0033】ウエブ巻回体Rから抜き外された巻芯Q
は、共通軸V(図3)に再度組付けられて、次のウエブ
巻取工程に使用される。
【0034】上記したトイレット用ロールペーパーの製
造方法では、巻芯Qとして単にパイプ状の管状体を使用
できるので該巻芯Qのコストを低く押さえることがで
き、さらにウエブ巻始め端部に粉状の接着剤を付着させ
た状態で形成してなる巻芯付きウエブ巻回体Pを加熱装
置4により加熱させることにより、該粉状接着剤を溶融
させて巻始め端部付近のウエブを接着させ、その後芯抜
き装置5により巻芯付きウエブ巻回体から巻芯Qを抜き
外すようにしているので、ウエブ巻回体の中心部に比較
的硬質の管状部R2が形成された状態の無芯ロールペー
パーを製造することができる。又、このように加熱装置
4により、粉状接着剤を溶融させるようにすると、ウエ
ブ巻回体の中心部に硬質の管状部R2を形成するための
時間が短縮できて、巻芯抜き外し工程において巻芯Qを
抜き外すまでの、該巻芯Qを拘束している時間を短縮で
き、しかもロールペーパーの製品化のための時間を短縮
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるロールペーパー製造方
法を行うための製造ラインの概略図である。
【図2】図1の製造ラインにおけるウエブ巻取工程を示
す説明図である。
【図3】図2のウエブ巻取装置で製造された巻取軸付き
ウエブ巻回体の説明図である。
【図4】図3の巻取軸付きウエブ巻回体の巻取軸から巻
芯付きウエブ巻回体を抜き外した状態を示す説明図であ
る。
【図5】図1の製造ラインにおける加熱工程(接着剤溶
融工程)の説明図である。
【図6】図1の製造ラインにおける芯抜き工程の説明図
である。
【図7】本発明実施例のロールペーパー製造方法で製造
されたロールペーパーの斜視図である。
【符号の説明】
1はウエブ巻取装置、4は加熱装置、5は芯抜き装置、
Bは粉状の接着剤、Pは巻芯付きウエブ巻回体、Qは巻
芯、Rは無芯ロールペーパーである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレット用ロールペーパーの中心穴の
    内径とほぼ同径の外径をもつ管状体で形成された巻芯を
    使用し、 該巻芯の回りにウエブを巻付けるに際して、加熱される
    ことによって溶融してウエブを接着させる性質をもつ粉
    状の接着剤を巻芯に付着させることなくウエブ巻始め端
    部の所定小長さ範囲に付着させながら、該ウエブ巻始め
    端部を前記巻芯の回りに巻付けた後、その外側に順次製
    品長さのウエブを巻付けて巻芯付きウエブ巻回体を形成
    するウエブ巻取工程と、 前記巻芯の回りにウエブ巻回体を形成したまま該巻芯付
    きウエブ巻回体を熱風等の適宜の加熱手段で加熱して、
    前記接着剤を溶融させる接着剤溶融工程と、 接着剤が溶融して前記ウエブ巻始め端部側のウエブ同士
    が接着した状態の巻芯付きウエブ巻回体から該巻芯を抜
    き外す芯抜き工程、 とを行うことを特徴とするトイレット用ロールペーパー
    の製造方法。
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