JP2018139723A - 芯なしロールペーパー製造方法 - Google Patents

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【課題】ロール状に巻上げたペーパーを最終端まで使用することを可能にする芯なしロールペーパーの製造方法を提供する。【解決手段】ペーパー2を巻上げてロール状のロールペーパー1に形成する第1工程と、接着剤を噴出する挿入部を前記ロールペーパー1の中心孔3へ挿入する第2工程と、前記中心孔3の所定位置へ前記接着剤を付着させる第3工程と、前記接着剤を付着させた部位に加熱乾燥を行い、前記中心孔3の両端3a,3bを硬化させる第4工程とを備え、前記第3工程は、前記ロールペーパー1を使用するとき前記ロール状に巻上げたペーパー2を剥離できる程度の接着力を有する前記接着剤を、前記中心孔3の延設両端近傍に付着させ、前記第4工程は、前記中心孔3に付着させた接着剤が前記中心孔3の所定位置から広がる前に該接着剤を乾燥させることを特徴とする。【選択図】図1

Description

この発明は、厚紙などの芯材を備えることなく巻上げられた芯なしロールペーパーの製造方法に関するものである。
例えば、トイレットペーパーロールのように薄い紙材(ペーパー)をロール状に巻上げる場合には、厚紙などを用いて略筒状に形成された芯材を用意し、この芯材にペーパーを巻き取って製造している。また、トイレットペーパーロールを使い切った場合に、残った芯材がごみとなることから、芯材を用いることなく形成された芯なしトイレットペーパーロールなどがある。
例えば、芯なしトイレットペーパーロールを製造するときには、ペーパーの巻始め端に接着力の弱い接着剤等を吹き付けて巻取軸に巻き付け、順次、ペーパーを巻き取ってロール状に形成させている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、芯なしトイレットペーパーロールを製造するとき、ペーパーの先端部を巻取りシャフトに巻き付け、さらに、先端部に連なる5、6周分の巻き取りを行う間、この部分に接着剤等を吹き付けて筒状となるように接着させている。また、例えば、上記のようにペーパーを巻き取るときに巻取軸へ加熱を施し、吹き付けた接着剤等を乾燥させている。
また、ペーパーを巻軸へ巻取るとき、当該ペーパーの巻上げ外周側に接するライディングロールの軸部に、接着液が滲み出る孔部を設けた芯なしのトイレットペーパーロール製造装置がある(例えば、特許文献2参照)。
この装置は、ペーパーの巻始め工程において、ライディングロールの軸部内に接着液を吸引させ、当該軸部表面に接着液を滲み出させてライディングロールと巻軸との間に挟まれたペーパーに塗布し、このペーパーを巻軸に巻上げてロール状に製造している。具体的には、ライディングロールは、上記のように孔部を設けた軸部に、スポンジを厚肉円筒状に形成したロール部を外嵌させている。ロール部の内壁部と外壁部との間には、微小な毛細管が形成されており、軸部の表面に滲み出させた接着液は毛細管を介してロール部表面に到達する。巻軸とライディングロールに挟まれたペーパーは、ロール部表面に滲み出した接着液が付与され、トイレットペーパーロールの中心が固められる。
特開平6−199452号公報 特開平9−216755号公報
従来の芯なしロールペーパーは上記のように製造されているので、ペーパーの巻始め部分が硬化して筒状となる。そのため、ロールペーパーの使い切り時期が近付くと、例えば当該ロールペーパーを保持しているホルダーから引き出すことが困難になり、芯材のないロールペーパーであっても全てを使い切ることができず、ロール中心の硬化した部分が残ってしまうという問題点があった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたもので、ロール状に巻上げたペーパーを最終端まで使用することを可能にする芯なしロールペーパーの製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係る芯なしロールペーパー製造方法は、ペーパーを巻上げてロール状のロールペーパーに形成する第1工程と、接着剤を噴出する挿入部を前記ロールペーパーの中心孔へ挿入する第2工程と、前記中心孔の所定位置へ前記接着剤を付着させる第3工程と、
前記接着剤を付着させた部位に加熱乾燥を行い、前記中心孔の両端を硬化させる第4工程とを備え、前記第3工程は、前記ロールペーパー使用時に前記ロール状に巻上げたペーパーを剥離できる程度の接着力を有する前記接着剤を、前記中心孔の延設両端近傍に付着させ、前記第4工程は、前記中心孔に付着させた接着剤が前記中心孔の所定位置から広がる前に該接着剤を乾燥させることを特徴とする。
また、前記第2工程は、前記挿入部を前記中心孔の延設両端側から中央側へ向かって挿入し、前記中心孔の両端部分の孔径を所定大きさへ広げ、前記第3工程は、前記中心孔の孔径を広げた部分に前記接着剤を付着させることを特徴とする。
また、前記第3工程は、前記中心孔の延設両端側から中央側へ向かって前記接着剤の付着量を減少させ、前記第4行程は、前記中心孔の両端が最も硬化するように加熱乾燥させることを特徴とする。
この発明によれば、出荷搬送等における包装状態では容易に形崩れせず、使用時には芯材等を残すことなくロールペーパーを使い切ることができる。
本発明の実施例1による芯なしロールペーパー製造方法を用いて製造された芯なしトイレットペーパーを示す概観図である。 図1に示した芯なしロールペーパーを製造する工程を示す説明図である。 図1に示した芯なしロールペーパーを製造する工程を示す説明図である。 本発明の実施例2による芯なしロールペーパー製造方法を用いて芯なしロールペーパーを製造する工程を示す説明図である。 実施例2による芯なしロールペーパー製造方法を用いて芯なしロールペーパーを製造する工程を示す説明図である。
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1による芯なしロールペーパー製造方法を用いて製造された芯なしトイレットペーパーを示す概観図である。図示したロールペーパー1は、厚紙等を用いた芯材を備えることなく、ロール状の両側方を繋ぐ貫通孔の中心孔3を形成させてペーパー2を巻上げ製造した芯なしトイレットペーパーである。なお、中心孔3の内径は、一般的な厚紙製の芯材と同様な大きさを有する。
中心孔3の両端となる孔端部3a,3b(開口部)は、後述するように接着剤等が噴霧され、適度に硬化されている。なお、孔端部3a,3bは、ロールペーパー1からペーパー2が引き出されたとき、巻上げられて層状となっているペーパー2が裂けずに剥離する程度に硬化されている。
図2および図3は、図1に示した芯なしロールペーパーを製造する工程を示す説明図である。
原反ロール等から得られるペーパーを所定の製造装置(図示省略)を用いて、芯なしの状態で巻上げてトイレットペーパーロール(ロールペーパー1)を製造する。このとき、必要に応じて水や極めて接着力の弱い接着液等を用いて、好ましくは水や接着液等を用いることなくペーパー2を巻上げてロール状に形成する。ここで形成したロールペーパー1は、ペーパー2を巻上げただけなので十分な剛性を有する部分がなく、ロールペーパー1、もしくは中心孔3に変形が生じ易く、形崩れを起こし易い状態である。
この状態のロールペーパー1を、所定の製造装置(図示省略)等に設置し、図2に示したように、当該製造装置に備えられた、先端を封鎖された管状の接着剤噴射部10をロールペーパー1の中心孔3へ挿入する。
接着剤噴射部10は、ロールペーパー1のロール周壁両側端、即ち中心孔3の両端から各々挿入端部10aおよび挿入端部10bを挿入するように構成されており、これら挿入端部10a,10bを移動させる機構部(図示省略)を備えている。
挿入端部10a,10bは、相互に対向配置されている。また、先端部分を封鎖した管状に形成されており、管内孔から当該挿入端部10a,10bの各表面へ貫通する噴出孔を複数設置している。即ち、接着剤噴射部10は、図示を省略した製造装置に備えられたポンプ等の送出手段によって、当該接着剤噴射部10の管内孔へ送り込まれた接着剤等を、挿入端部10a等の表面へ(上記の各噴出孔から)噴出するように構成されている。
挿入端部10a,10bは、例えば、ロールペーパー1の支持固定に使用する、一般的なワンタッチホルダーに備えられた可倒式の支持部材と同様な長さを有している。
換言すると、挿入端部10a,10bは、ワンタッチホルダー等にロールペーパー1を装着したとき、中心孔3内部へ挿入されたワンタッチホルダーの支持部材が当接する部分へ接着剤等を噴出することができる長さを有し、中心孔3の延設方向中央部分、例えばロールペーパー1のロール軸(ペーパー2の幅方向)において中心近傍の部分には接着剤等を付着させないように構成されている。
前述の製造装置の所定位置へ設置されたロールペーパー1は、中心孔3の孔端部3a側から接着剤噴射部10の挿入端部10aが挿入され、中心孔3の孔端部3b側から接着剤噴射部10の挿入端部10bが挿入される。
中心孔3へ挿入された挿入端部10a,10bは、例えば、前述のようにワンタッチホルダーの支持部材と同様な位置(中心孔3の奥側)まで挿入され、接着剤等を噴出させる。
接着剤等を中心孔3の孔内壁へ噴出するとき、例えば、孔端部3a,3bにおいて接着剤等の付着量を多くし、中心孔3の奥側(中央側)へ向かって徐々に接着剤等の付着量を減少させ、孔端部3a,3bの開口端部において最も接着力が強く、中心孔3の中央側へいく程、接着力が弱くなって皆無になるようにしてもよい。
このように接着剤等の付着量を調整することにより、孔端部3a,3b近傍において巻上げられているペーパー2が最も硬くなり、ロールペーパー1もしくはペーパー2の幅方向における中央部分では、接着剤等による硬化が生じないようにし、中心孔3近傍の巻上げ部分においてもペーパー2の剥離が容易になるように硬化部位を形成させてもよい。
中心孔3の所定位置へ接着剤等を噴射した後、挿入端部10a,10bを各々中心孔3から抜き出し、図3に示したように、製造装置(図示省略)に備えられた加熱部11を孔端部3a,3bに挿入する。
加熱部11は、例えば、内部に発熱体を備え、また、先端をテーパー状に細く形成させた加熱先端部11a,11bを有している。加熱先端部11a,11bは、相互に対向配置されており、前述の挿入端部10aおよび挿入端部10bと同様に、中心孔3へ挿入ならびに抜き出しを可能にする機構部(図示省略)を備えて構成されている。また、加熱先端部11a,11bは、前述の挿入端部10a,10bと概ね同様な長さを有しており、例えば、挿入端部10a,10bによって接着剤等を付着させた部分に直接接触しない形状ならびに大きさに形成されている。
加熱部11は、接着剤噴射部10が中心孔3の所定位置に接着剤等を付着させた後、例えば、直ちに中心孔3に挿入され、中心孔3の所定位置に付着させた接着剤等が紙繊維に浸透することにより、必要以上に巻上げ周面に沿って広がらないように、また、多くの巻回層に広がらないように上記の部位を速やかに乾燥させ、また、所定部分を硬化させる。硬化させる部分としては、例えば、ロールペーパー1のロール側方部分において、ロール形状を維持する適度な剛性(ロール軸方向の剛性、中心孔3の孔径を維持する剛性等)が生じ、また、例えば、ワンタッチホルダーなどに設置したとき、変形することなく容易に回転可能となる孔端部3a,3b近傍の孔内壁部分などである。
なお、加熱先端部11a,11bは、前述のようにテーパー状に形成されていることから、中心孔3へ挿入したときには、孔端部3a,3b開口端部近傍において最も接近し、中心孔3中央側では離間して配置される。そのため、孔端部3a,3b開口端部近傍においては強く加熱乾燥が行われ、中心孔3中央側では比較的弱く加熱乾燥が行われる。中心孔3もしくはロールペーパー1に接触することによって焦げなどが生じることのないように加熱温度ならびに乾燥時間等を調整制御する。また、例えば前述のように、中心孔3の孔端部3a,3bにおいて接着剤等を最も多く付着させ中央側へ向かって付着量を減少させたときには、特に、加熱部11の加熱動作を制御し、孔端部3a,3bの開口端部において最も加熱乾燥を強く行い、中心孔3中央側へ向かって加熱乾燥の強さを弱めるようにしてもよい。
このように加熱部11を用いて中心孔3の所定位置のみの乾燥硬化を行い、ロールペーパー1に形崩れ等が起きない程度の剛性を生じさせる。
(実施例2)
図4および図5は、本発明の実施例2による芯なしロールペーパー製造方法を用いて芯なしロールペーパーを製造する工程を示す説明図である。実施例2のロールペーパー1aは、中心孔として細穴(図示省略)を有する芯なしトイレットペーパーであり、例えば、専用の細芯を備えたホルダー等へ設置できるように製造されたものである。なお、ロールペーパー1aについても、前述のロールペーパー1と同様に厚紙等を用いた芯材を備えておらず、細穴の中心孔には、必要に応じて水や極めて接着力の弱い接着液等を使用し、好ましくは水や接着液等を使用せずにペーパー2を巻上げたものである。
上記のロールペーパー1aを所定の製造装置(図示省略)に設置し、図4に示したようにし、当該製造装置に備えられた、接着剤噴射部20をロールペーパー1aの細孔(中心孔)へ挿入する。
接着剤噴射部20は、前述の接着剤噴射部10と同様に、先端を封鎖された管状に形成されたもので、ロールペーパー1aのロール周壁両側端、即ち細穴中心孔の両端から各々挿入端部20aおよび挿入端部20bを挿入するように構成されており、これら挿入端部20a,20bを移動させる機構部(図示省略)を備えている。
また、接着剤噴射部20は、管内孔から当該挿入端部20a,20bの各表面へ貫通する噴出孔を複数設置している。即ち、接着剤噴射部20は、図示を省略した製造装置に備えられたポンプ等の送出手段によって、当該接着剤噴射部20の管内孔へ送り込まれた接着剤等を、挿入端部20a等の表面へ(上記の各噴出孔から)噴出するように構成されている。
挿入端部20a,20bは、例えば、ロールペーパー1aの支持固定に使用する、一般的なワンタッチホルダーに備えられた可倒式の支持部材と同様な長さを有している。
また、挿入端部20a,20bは、ロールペーパー1aの細穴の内径を所定の大きさに広げて、例えば、丸孔状に形成して中心孔4a,4bを各々形成させ、中心孔4a,4bの各内壁部に接着剤を付着させるように構成されている。
換言すると、挿入端部20a,20bは、ワンタッチホルダー等にロールペーパー1aを装着したとき、少なくとも、ワンタッチホルダーの支持部材を挿入することができる奥行きの中心孔4a,4bを形成する長さであって、ワンタッチホルダーの支持部材が当接する部分へ接着剤等を噴出することができる長さを有している。
前述の製造装置の所定位置へ設置されたロールペーパー1aは、中心孔4a側から接着剤噴射部10の挿入端部20aが挿入され、中心孔4b側から接着剤噴射部10の挿入端部20bが挿入される。
中心孔4a,4bへ各々挿入された挿入端部10a,10bは、例えば、前述のようにワンタッチホルダーの支持部材と同様な位置まで挿入され、接着剤等を噴出させる。
接着剤等を中心孔4a,4bの内部へ噴出するとき、例えばロールペーパー1aの側端部(中心孔4a,4bの開口部)において接着剤等の付着量を多くし、中心孔4a,4bの各奥側(ロールペーパー1の中央側)へ向かって徐々に接着剤等の付着量を減少させ、中心孔4a,4bの各奥側へいく程、接着力が弱くなって皆無になるようにしてもよい。
このように接着剤等の付着量を調整することにより、ロールペーパー1a側端近傍において、巻上げられているペーパー2が最も硬くなり、ロールペーパー1aの幅方向における中央部分では、接着剤等による硬化が生じないようにし、当該ロールペーパー1aのロール終端(中心孔4a,4b)近傍においてもペーパー2の剥離が容易になるように硬化部位を形成させてもよい。
中心孔4a,4bの所定位置へ接着剤等を噴射した後、挿入端部20a,20bを各々中心孔4a,4bから抜き出し、図5に示したように、製造装置(図示省略)に備えられた加熱部21を中心孔4a,4bに挿入する。
加熱部21は、例えば、前述の加熱部11と同様に、内部に発熱体を備え、また、先端をテーパー状に細く形成させた加熱先端部21a,21bを有している。加熱先端部21a,21bは、相互に対向配置されており、それぞれ中心孔4a,4bへ挿入ならびに抜き出しを可能にする機構部(図示省略)を備えて構成されている。また、加熱先端部21a,21bは、前述の挿入端部20a,20bと概ね同様な長さを有しており、例えば、挿入端部20a,20bによって接着剤等を付着させた部分に直接接触しない形状ならびに大きさに形成されている。
加熱部21は、接着剤噴射部20が中心孔4a,4bの所定位置に接着剤等を付着させた後、例えば、直ちに中心孔4a,4bに挿入され、中心孔4a,4bの所定位置に付着させた接着剤等が紙繊維に浸透することにより、必要以上に巻上げ周面に沿って広がらないように、また、多くの巻回層に広がらないように上記の部位を速やかに乾燥させ、また所定部分を硬化させる。硬化させる部分としては、例えばロールペーパー1aのロール側方部分において、ロール形状を維持する適度な剛性(ロール軸方向の剛性、中心孔4a,4bの孔径を維持する剛性等)が生じ、また、例えば、ワンタッチホルダーなどに設置したとき、変形することなく容易に回転可能となる中心孔4a,4bの孔内壁部分などである。
なお、加熱先端部21a,21bは、前述のようにテーパー状に形成されていることから、中心孔4a,4bへ各々挿入したときには、中心孔4a,4bの各開口端部近傍において最も接近し、中心孔4a,4bの各奥側においては離間して配置される。そのため、中心孔4a,4bの各開口端部近傍においては強く加熱乾燥が行われ、中心孔4a,4bの各奥側では比較的弱く加熱乾燥が行われる。中心孔4a,4bもしくはロールペーパー1aに接触することによって焦げなどが生じることのないように加熱温度ならびに乾燥時間等を調整制御する。また、前述のように、中心孔4a,4bの開口端部において接着剤等を最も多く付着させ、ロールペーパー1aもしくはペーパー2の幅方向中央側へ向かって付着量を減少させたときには、特に、加熱部21の加熱動作を制御し、中心孔4a,4bの開口端部側において最も加熱乾燥を強く行い、中心孔4a,4b奥側(中央側)へ向かって加熱乾燥の強さを弱めるようにしてもよい。
このように加熱部21を用いて中心孔4a,4bの乾燥硬化を行い、ロールペーパー1aに形崩れ等が起きない程度の剛性を生じさせる。
以上のように芯なしのロールペーパー1,1aを製造するとき、ロール中心に形成される中心孔について、開口端部を最も硬化させ、ペーパー2の幅方向において中央部分の接着力を弱める、もしくは無くすことにより、ロール状中心部分(ペーパー2の使い切り部分)においても、ペーパー2を剥離して使用することが可能になる。
1,1aロールペーパー
2ペーパー
3,4a,4b中心孔
3a,3b孔端部
10,20接着剤噴射部
10a,10b,20a,20b挿入端部
11,21加熱部
11a,11b,21a,21b加熱先端部

Claims (3)

  1. ペーパーを巻上げてロール状のロールペーパーに形成する第1工程と、
    接着剤を噴出する挿入部を前記ロールペーパーの中心孔へ挿入する第2工程と、
    前記中心孔の所定位置へ前記接着剤を付着させる第3工程と、
    前記接着剤を付着させた部位に加熱乾燥を行い、前記中心孔の両端を硬化させる第4工程と、
    を備え、
    前記第3工程は、
    前記ロールペーパー使用時に前記ロール状に巻上げたペーパーを剥離できる程度の接着力を有する前記接着剤を、前記中心孔の延設両端近傍に付着させ、
    前記第4工程は、
    前記中心孔に付着させた接着剤が前記中心孔の所定位置から広がる前に該接着剤を乾燥させる、
    ことを特徴とするロールペーパー製造方法。
  2. 前記第2工程は、
    前記挿入部を前記中心孔の延設両端側から中央側へ向かって挿入し、前記中心孔の両端部分の孔径を所定大きさへ広げ、
    前記第3工程は、
    前記中心孔の孔径を広げた部分に前記接着剤を付着させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のロールペーパー製造方法。
  3. 前記第3工程は、
    前記中心孔の延設両端側から中央側へ向かって前記接着剤の付着量を減少させ、
    前記第4行程は、
    前記中心孔の両端が最も硬化するように加熱乾燥させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のロールペーパー製造方法。
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