JPH1085155A - トイレットペーパーロール、トイレットペーパーロール製造方法およびトイレットペーパーロール製造装置 - Google Patents

トイレットペーパーロール、トイレットペーパーロール製造方法およびトイレットペーパーロール製造装置

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JPH1085155A
JPH1085155A JP8241785A JP24178596A JPH1085155A JP H1085155 A JPH1085155 A JP H1085155A JP 8241785 A JP8241785 A JP 8241785A JP 24178596 A JP24178596 A JP 24178596A JP H1085155 A JPH1085155 A JP H1085155A
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Japan
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toilet paper
winding
core
paper roll
winding shaft
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JP8241785A
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Kazuo Sugaya
和夫 菅谷
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Marutomi Seishi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に手間を掛けずに製造することができ、
巻き芯部を水洗トイレに流すことのできるトイレットペ
ーパーロールを提供するものである。 【解決手段】 所定の大きさの円形孔を有する巻き芯部
の外周に、トイレットペーパーSを所定量巻き付け、ト
イレットペーパーSの巻き終わり端を内側のトイレット
ペーパーSに剥離可能に仮接着した巻き取り部を設けた
トイレットペーパーロールRにおいて、巻き芯部を、ト
イレットペーパーSを所定層巻き付けたものに水溶性の
接着剤を吹き付けてトイレットペーパーSを巻き解けな
い構成とし、巻き芯部を構成するトイレットペーパーS
と巻き取り部を構成するトイレットペーパーとを連続さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、巻き芯部をトイ
レットペーパーで構成したトイレットペーパーロール、
トイレットペーパーロール製造方法およびトイレットペ
ーパーロール製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトイレットペーパーロールは、所
定の大きさの円形孔を有する紙筒を巻き芯部とし、この
巻き芯部の外周に、トイレットペーパーを所定量巻き付
け、トイレットペーパーの巻き終わり端を内側のトイレ
ットペーパーに剥離可能に仮接着した構成とされてい
る。したがって、通常、トイレにトイレットペーパーロ
ールホルダが備えられているので、このトイレットペー
パーロールホルダにトイレットペーパーロールを保持さ
せることにより、トイレットペーパーを順次所望量ずつ
繰り出して使用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トイレットペーパーロールは、トイレットペーパーと別
の紙筒製の巻き芯部を必要とするので、紙筒製の巻き芯
部の分だけ高価になる。そして、トイレットペーパーを
紙筒製の巻き芯部の外周に巻き取る前に、紙筒製の巻き
芯部に巻き軸を挿通させなければならないので、紙筒製
の巻き芯部を巻き軸に装着する必要があり、手間が掛か
る。さらに、トイレットペーパーを全部使用し終わった
後に残る紙筒製の巻き芯部を、水洗トイレに流すことが
できないので、別のところに捨てなければならないなど
の不都合があった。
【0004】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、安価に手間を掛けずに製造
することができ、巻き芯部を水洗トイレに流すことので
きるトイレットペーパーロール、トイレットペーパーロ
ール製造方法およびトイレットペーパーロール製造装置
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、所定の大き
さの円形孔を有する巻き芯部の外周に、トイレットペー
パーを所定量巻き付け、トイレットペーパーの巻き終わ
り端を内側のトイレットペーパーに剥離可能に仮接着し
た巻き取り部を設けたトイレットペーパーロールにおい
て、巻き芯部を、トイレットペーパーを所定層巻き付け
たものに水溶性の接着剤を吹き付けてトイレットペーパ
ーを巻き解けない構成とし、巻き芯部を構成するトイレ
ットペーパーと巻き取り部を構成するトイレットペーパ
ーとが連続しているものである。
【0006】また、この発明にかかるトイレットペーパ
ーロール製造方法は、巻き軸の外周にトイレットペーパ
ーを所定層巻き取りながら水溶性の接着剤を吹き付けて
トイレットペーパーの巻き解けない巻き芯部を形成する
巻き芯部形成工程と、巻き芯部の外周に、巻き芯部に連
続するトイレットペーパーを所定量巻き取る巻き取り工
程と、トイレットペーパーの巻き終わり端を内側のトイ
レットペーパーに剥離可能に仮接着する仮接着工程と、
巻き芯部から巻き軸を抜き取る巻き軸抜き取り工程とを
備えるものである。そして、巻き軸を、接着剤を乾燥さ
せる所定温度に加熱するのが望ましい。
【0007】さらに、この発明は、巻き軸の周囲にトイ
レットペーパーを所定層巻き取りながら接着剤を吹き付
けて巻き芯部を形成し、この巻き芯部の外周に、巻き芯
部に連続するトイレットペーパーを所定量巻き取ってト
イレットペーパーの巻き終わり端を内側のトイレットペ
ーパーに剥離可能に仮接着する巻き取り機構を備えたト
イレットペーパーロール製造装置において、巻き軸を、
接着剤を乾燥させる所定温度に加熱可能に構成したもの
である。そして、巻き軸にヒーターを内蔵させるのが望
ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態である
トイレットペーパーロール製造装置の概略構成を示す説
明図、図2は図1に示した巻き取り機構でトイレットペ
ーパーを巻き取っている状態の説明図である。図1また
は図2において、Wはトイレットペーパーを示し、図示
を省略した原反ロールから繰り出されるものである。
【0009】1L,1Rは巻き取りローラーを示し、ト
イレットペーパーWを所定幅、例えば114mmの幅に
裁断したトイレットペーパーSを巻き取るための巻き取
り力を与えるものである。2は金属製の巻き軸を示し、
巻き取りローラー1L,1Rの間に載置された状態で、
巻き取りローラー1L,1Rによって回転させられ、複
数のトイレットペーパーSを軸方向の外周に巻き取るも
のである。なお、巻き軸2のトイレットペーパーSを巻
き取る周面には、ポリテトラフルオロエチレン(商標
名:テフロン)がコーティングされている。
【0010】3は押さえローラーを示し、巻き取りロー
ラー1L,1Rの巻き取り力を巻き軸2に伝達できるよ
うに、巻き軸2を巻き取りローラー1L,1Rに所定の
圧力で押し付けるものである。4はニップローラーを示
し、原反ロールから繰り出されるトイレットペーパー
W、巻き軸2に巻き取られるトイレットペーパーSに所
定の張力を与えるものである。
【0011】5はスリッターを示し、原反ロールから繰
り出される幅の広いトイレットペーパーWを、114m
mの幅に裁断して複数のトイレットペーパーSとするも
のである。6は水噴射ノズルを示し、巻き軸2の外周に
トイレットペーパーSを所定層、例えば5層〜10層を
巻き取る間、トイレットペーパーSに接着剤としての水
を吹き付けるものである。
【0012】7L,7Rは糊付けローラーを示し、巻き
取りローラー1L,1Rで巻き取ったトイレットペーパ
ーロールRの端であるトイレットペーパーSの巻き終わ
り端を糊付けするための駆動力を与えるものである。8
は端末カッターを示し、トイレットペーパーSを切断す
るものである。9は糊吹き付けノズルを示し、トイレッ
トペーパーSの巻き終わり端を内側のトイレットペーパ
ーSに剥離可能に仮接着する糊を吹き付けるものであ
る。上記した巻き取りローラー1L,1R〜糊吹き付け
ノズル9で巻き取り機構10を構成している。
【0013】11は押し金具を示し、トイレットペーパ
ーロールRから巻き軸2を抜き取るために使用するもの
であり、巻き軸抜き取り機構20を構成するものであ
る。なお、図1において、原反ロールの架設スタンド、
原反ロールの繰り出し長計測器、ミシン目加工やエンボ
ス加工などの加工機構、巻き取りローラー1L,1Rの
駆動機構、巻き軸2の架設スタンド、巻き軸2を架設ス
タンドへ供給する巻き軸供給機構、押さえローラー3の
架設スタンド、ニップローラー4の架設スタンド、スリ
ッター5の駆動機構、糊付けローラー7L,7Rの駆動
機構、端末カッター8の駆動機構、トイレットペーパー
ロールRを巻き取りローラー1L,1Rから糊付けロー
ラー7L,7Rまたは糊付けローラー7L,7Rから押
し金具11へ搬送する搬送機構などの図示は省略されて
いる。
【0014】次に、トイレットペーパーロールの製造に
ついて説明する。まず、例えば50℃〜60℃の恒温槽
に複数本の巻き軸2を入れておき、巻き軸2を50℃〜
60℃に加熱する。次に、50℃〜60℃に加熱した1
本の巻き軸2を巻き取りローラー1L,1Rの上に載置
し、押さえローラー3で巻き軸2を巻き取りローラー1
L,1Rに押し付けた状態で、巻き取りローラー1L,
1Rを反時計方向へ回転させることにより、複数のトイ
レットペーパーSを巻き軸2の外周に巻き取り始める。
【0015】このように、巻き軸2にトイレットペーパ
ーSを巻き取り始めると、スリッター5は原反ロールか
ら繰り出されるトイレットペーパーWを複数のトイレッ
トペーパーSに裁断する。そして、巻き軸2にトイレッ
トペーパーSを巻き取る初期、すなわちトイレットペー
パーSを巻き軸2に5層〜10層巻き取る間、水噴射ノ
ズル6からトイレットペーパーSへ水を吹き付ける。
【0016】次に、トイレットペーパーSを巻き軸2に
5層〜10層巻き取った後、水噴射ノズル6からトイレ
ットペーパーSへ水を吹き付けるのを止め、トイレット
ペーパーロールRの直径が、例えば115mmになるま
でトイレットペーパーSを巻き取る。そして、トイレッ
トペーパーロールRの直径が115mmになると、巻き
取りローラー1L,1Rの回転を止めてトイレットペー
パーSの巻き取りを終了する。
【0017】次に、巻き取りローラー1L,1Rの上の
トイレットペーパーロールRを巻き軸2ごと糊付けロー
ラー7L,7Rの上へ移し、トイレットペーパーSの巻
き終わり端を端末カッター8で切断する。そして、糊吹
き付けノズル9からトイレットペーパーSの巻き終わり
端の内側に糊を吹き付けた後、糊付けローラー7L,7
Rを反時計方向へ、例えば数十秒間回転させることによ
り、トイレットペーパーSの巻き終わり端を剥離可能に
仮接着する。
【0018】次に、糊付けローラー7L,7Rの上のト
イレットペーパーロールRを巻き軸2ごと押し金具11
の上へ移し、巻き軸2からトイレットペーパーロールR
を抜き取るか、あるいはトイレットペーパーロールRを
固定して巻き軸2を抜き取ることにより、複数のトイレ
ットペーパーロールRを得ることができる。このよう
に、巻き軸2をトイレットペーパーロールRから抜き取
るときまでには、濡れていた巻き取り始めのトイレット
ペーパーSは巻き軸2の熱によって乾くので、巻き芯部
を変形させずに、トイレットペーパーロールRまたは巻
き軸2が抜ける。以後は、同様な工程を順次行うことに
より、順次トイレットペーパーロールRを得ることがで
きる。
【0019】上述したように、この発明の一実施形態に
よれば、連続したトイレットペーパーSを巻き取る過程
の初期に、トイレットペーパーSが巻き解けないように
水を吹き付けて硬く巻き取ることによって巻き芯部を形
成し、この巻き芯部の外周に、通常のトイレットペーパ
ーSを巻き取るように巻き取って巻き終わり端を仮接着
した巻き取り部を設けたトイレットペーパーロールRを
得ることができる。したがって、紙筒製の巻き芯部を必
要としないので、安価に手間を掛けずにトイレットペー
パーロールRを製造することができる。
【0020】そして、巻き軸2は加熱してあるので、巻
き芯部の外周にトイレットペーパーSを巻き取る巻き取
り工程からトイレットペーパーSの巻き終わり端を仮接
着する仮接着工程までの間に、巻き芯部を形成するため
に吹き付けた水が乾くため、以前のように、巻き芯部を
乾燥させる工程、設備が不要になるので、トイレットペ
ーパーロールRの製造工程時間が短くなるとともに、設
備費も安価になり、また、水を多量に吹き付けることが
できるので、巻き芯部を巻き解けないように固めること
が確実にできる。
【0021】さらに、巻き軸2のトイレットペーパーS
を巻き取る周面にポリテトラフルオロエチレンをコーテ
ィングしたので、巻き芯部が乾くことと、ポリテトラフ
ルオロエチレンの潤滑作用により、巻き芯部を変形させ
ることなく巻き軸2を抜き取ることができる。また、巻
き芯部は、水で接着されているので、水に溶けるため、
トイレットペーパーSの使用後に巻き芯部を水洗トイレ
に流すことができ、巻き芯部の処理に困らなくなる。
【0022】図3(a),(b)はこの発明の一実施形
態で使用する巻き軸の他の例を示す説明図である。図3
において、2Aは金属製の巻き軸を示し、2つに分割し
た左側部分2lと、右側部分2rとで構成され、左側部
分2lに凹部2oが設けられ、右側部分2rに、凹部2
oに嵌合する突起2pが設けられている。したがって、
左側部分2lの凹部2oに右側部分2rの凹部2oを嵌
合させることにより、1本の巻き軸2Aとすることがで
きる。なお、巻き軸2AのトイレットペーパーSを巻き
取る周面には、ポリテトラフルオロエチレンがコーティ
ングされている。
【0023】このように巻き軸2Aを構成すると、巻き
軸2Aを2つに分離して短くすることができるので、巻
き軸2Aを加熱する恒温槽などの加熱装置の奥行きの長
さを短くすることができる。
【0024】図4はこの発明の一実施形態で使用する巻
き軸のさらに他の例を示す説明図である。図4におい
て、2Bは巻き軸を示し、金属製の軸部2xと、この軸
部2xに内蔵されたヒーター2hと、軸部2xに設けら
れ、ヒーター2hに電力を供給する端子2tとで構成さ
れている。なお、巻き軸2BのトイレットペーパーSを
巻き取る周面には、ポリテトラフルオロエチレンがコー
ティングされている。そして、軸部2xに対してヒータ
ー2h、端子2tは絶縁されている。
【0025】このように巻き軸2Bを構成すると、端子
2tに電力を供給することにより、巻き軸2Bを所望の
温度に加熱することができるので、恒温槽などの加熱装
置が不要になる。
【0026】上記した実施形態において、原反ロールか
ら繰り出されるトイレットペーパーWをスリッター5で
裁断して複数のトイレットペーパーSとした後、巻き軸
2,2A,2Bのいずれかに複数のトイレットペーパー
Sを巻き取る例で説明したが、トイレットペーパーWを
そのまま巻き軸2,2A,2Bに巻き取った後、巻き軸
2,2A,2Bを抜き取った後の長いトイレットペーパ
ーロールを切断し、複数のトイレットペーパーロールR
としてもよい。
【0027】そして、巻き軸2,2A,2Bの加熱温度
を50℃〜60℃として説明したが、トイレットペーパ
ーSを焦がすこがすことなく、水を乾燥させることがで
きれば、他の温度であってもよい。さらに、巻き軸2,
2A,2BのトイレットペーパーSを巻き取る周面にポ
リテトラフルオロエチレンをコーティングした例で説明
したが、同様に機能する潤滑性を有するものをコーティ
ングしたり、巻き付けてもよく、または、トイレットペ
ーパーロールRの巻き芯部が乾いた状態で巻き芯部から
巻き軸2,2A,2Bを抜き取るので、巻き芯部を変形
させることがないため、ポリテトラフルオロエチレンな
どをコーティングなどしなくともよい。
【0028】また、巻き軸2,2A,2Bを金属製とし
た例で説明したが、同様に機能すれば、他のもので構成
してもよいことは言うまでもない。そして、巻き軸2,
2A,2Bを加熱する例で説明したが、巻き軸2,2
A,2Bを加熱せず、巻き取り機構10と巻き軸抜き取
り機構30との間に巻き軸2,2A,2Bごとトイレッ
トペーパーロールを収容し、濡れた巻き芯部を乾燥させ
る乾燥機構を設けてもよい。
【0029】さらに、トイレットペーパーロールRの巻
き芯部が巻き解れないようにする水溶性の接着剤として
水を例にして説明したが、水溶性の接着剤として、例え
ばメチルセルロース系接着剤(商品名「ベルテール」:
製造元 鈴川化学工業株式会社)、高分子接着剤(商品
名「JW」:販売元 日本フーラー株式会社販)などを
使用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、連続したトイレットペーパーを巻き取る過程の初期
に、トイレットペーパーが巻き解けないように水溶性の
接着剤を吹き付けて硬く巻き取ることによって巻き芯部
を形成し、この巻き芯部の外周に、通常トイレットペー
パーを巻き取るように巻き取って巻き終わり端を仮接着
した巻き取り部を設けてトイレットペーパーロールとし
たので、紙筒製の巻き芯部が不要となり、安価に手間を
掛けずにトイレットペーパーロールを製造することがで
きる。
【0031】そして、巻き芯部は、水溶性の接着剤で接
着されているので、水に溶けるため、トイレットペーパ
ーの使用後に巻き芯部を水洗トイレに流すことができ、
巻き芯部の処理に困らなくなる。さらに、巻き軸は加熱
してあるので、巻き芯部の外周にトイレットペーパーを
巻き取る巻き取り工程からトイレットペーパーの巻き終
わり端を仮接着する仮接着工程まで間に、巻き芯部を形
成するために吹き付けた水溶性の接着剤が乾くため、以
前のように、巻き芯部を乾燥させる工程、設備が不要に
なるので、トイレットペーパーロールの製造工程時間が
短くなるとともに、設備費も安価になり、また、水溶性
の接着剤を多量に吹き付けることができるので、巻き芯
部を巻き解けないように確実に固めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるトイレットペーパ
ーロール製造装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】図1に示した巻き取り機構でトイレットペーパ
ーを巻き取っている状態の説明図である。
【図3】(a),(b)はこの発明の一実施形態で使用
する巻き軸のさらに他の例を示す説明図である。
【図4】この発明の一実施形態で使用する巻き軸の他の
例を示す説明図である。
【符号の説明】
W,S トイレットペーパー R トイレットペーパーロール 1L,1R 巻き取りローラー 2,2A,2B 巻き軸 2l 左側部分 2o 凹部 2r 右側部分 2p 突起 2x 軸部 2h ヒーター 2t 端子 3 押さえローラー 4 ニップローラー 5 スリッター 6 水噴射ノズル 7L,7R 糊付けローラー 8 端末カッター 9 糊吹き付けノズル 10 巻き取り機構 11 押し金具 20 巻き軸抜き取り機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の大きさの円形孔を有する巻き芯部
    の外周に、トイレットペーパーを所定量巻き付け、前記
    トイレットペーパーの巻き終わり端を内側の前記トイレ
    ットペーパーに剥離可能に仮接着した巻き取り部を設け
    たトイレットペーパーロールにおいて、 前記巻き芯部は前記トイレットペーパーを所定層巻き付
    けたものに水溶性の接着剤を吹き付けて前記トイレット
    ペーパーを巻き解けない構成とされ、 前記巻き芯部を構成するトイレットペーパーと前記巻き
    取り部を構成するトイレットペーパーとが連続してい
    る、 ことを特徴とするトイレットペーパーロール。
  2. 【請求項2】 巻き軸の外周にトイレットペーパーを所
    定層巻き取りながら水溶性の接着剤を吹き付けて前記ト
    イレットペーパーの巻き解けない巻き芯部を形成する巻
    き芯部形成工程と、 前記巻き芯部の外周に、前記巻き芯部に連続するトイレ
    ットペーパーを所定量巻き取る巻き取り工程と、 前記トイレットペーパーの巻き終わり端を内側の前記ト
    イレットペーパーに剥離可能に仮接着する仮接着工程
    と、 前記巻き芯部から前記巻き軸を抜き取る巻き軸抜き取り
    工程と、 を備えるトイレットペーパーロール製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のトイレットペーパーロ
    ール製造方法において、 前記巻き軸を、前記接着剤を乾燥させる所定温度に加熱
    した、 ことを特徴とするトイレットペーパーロールの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 巻き軸の外周にトイレットペーパーを所
    定層巻き取りながら接着剤を吹き付けて巻き芯部を形成
    し、この巻き芯部の外周に、前記巻き芯部に連続するト
    イレットペーパーを所定量巻き取ってトイレットペーパ
    ーの巻き終わり端を内側の前記トイレットペーパーに剥
    離可能に仮接着する巻き取り機構を備えたトイレットペ
    ーパーロール製造装置において、 前記巻き軸を、前記接着剤を乾燥させる所定温度に加熱
    可能に構成した、 ことを特徴とするトイレットペーパーロール製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のトイレットペーパーロ
    ール製造装置において、 前記巻き軸にヒーターを内蔵させた、 ことを特徴とするトイレットペーパーロール製造装置。
JP8241785A 1996-09-12 1996-09-12 トイレットペーパーロール、トイレットペーパーロール製造方法およびトイレットペーパーロール製造装置 Pending JPH1085155A (ja)

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