JPH09140621A - 芯なしトイレットペーパロールの製造方法及び装置 - Google Patents

芯なしトイレットペーパロールの製造方法及び装置

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JPH09140621A
JPH09140621A JP7305863A JP30586395A JPH09140621A JP H09140621 A JPH09140621 A JP H09140621A JP 7305863 A JP7305863 A JP 7305863A JP 30586395 A JP30586395 A JP 30586395A JP H09140621 A JPH09140621 A JP H09140621A
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paper roll
winding
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Akira Shimizu
明 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱した状態のシャフトの表面に巻始め端を
水等で湿潤したペーパを巻付け、所定の形のシャフト付
ペーパロールに形成部、ペーパの巻始め端の湿潤状態を
乾燥状態として、ペーパロールから引き抜いたシャフト
を再び加熱する一連のシャフトの循環工程を人手をかけ
ずに自動化させる。 【解決手段】 シャフト1 を連続加熱装置2で加熱して
おき、シャフト1個ずつをペーパ巻取装置6の駆動ロー
ル7,7上に順次送り込み、巻始め端を水等で湿潤した
ペーパPをシャフトに巻付け、所定のシャフト付ペーパ
ロール12に形成し、切断し、その巻始め端の水等を乾
燥させた状態でペーパロールを抜き出したシャフト1の
みを再び連続加熱装置2に送り込みシャフトの循環を自
動的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芯なしトイレット
ペーパロールの製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、芯なしトイレットペーパを製造す
るためには種々の考案及び発明がなされている。即ち、
実開平3−58186号及び実開平3−58187号の
考案においては、巻取軸に巻取られるペーパの巻始め端
に水や接着剤液を塗布してロールを形成し、巻取り軸を
拡径方向に作用させることによって巻芯部を固着し、ロ
ール中心に軸孔を生成することを意図したコアレストイ
レットペーパロールを開示している。
【0003】上記の考案は、ロール中心の孔を保形する
目的のものであるが、この場合塗布された接着際液が周
囲の巻層に含浸し、短時間の巻取時間内で巻取軸を抜去
した後も巻芯部の層に水分を含んだまま残留するので、
かえってロール中心孔のつぶれを惹起する不具合を生じ
る。そこで、ペーパ巻取用の巻取軸を加熱して巻取り用
に供し、この巻始め端に水又は接着剤液を塗布してペー
パの巻取りを進行させ、上記巻始め端に塗布された水又
は接着剤液を上記加熱巻取り軸により乾燥して巻芯部に
保形層を形成して巻芯部に剛性を付与するようにしたコ
アレスペーパロールの製法とこれに用いる装置と巻取軸
に関する特開平7−53546号の発明もなされてい
る。
【0004】しかしながら、上記公知の発明において
も、加熱した巻取軸を巻取り用に供する際には、人手な
どによりペーパ巻取り装置の駆動ロール上に手で送り込
んでおり、また、巻取軸上に巻始め部を接着させて所定
の径のペーパロールに形成後、ペーパを切断した状態で
巻芯部に浸潤した水又は接着剤液を乾燥させた後、巻取
軸をペーパロールから抜去しないと、コアレスのペーパ
ロールの中心孔がつぶれるので巻取軸抜去装置へ巻取軸
付きペーパロールを送り込む前に所定の時間放置しなけ
ればならず、これらの工程がすべて人手によって行なわ
れているのが現状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のごと
く、ペーパ巻取用の巻取軸、即ちシャフトを連続して加
熱する工程と、そのシャフトを一個ずつペーパ巻取り装
置に送り込む工程と、ペーパロールに形成後に所定の時
間経過後にシャフト抜き装置に送り込む工程と、そこか
らシャフトのみをふたたび加熱する工程へ送り込む一連
のシャフトの循環工程を人手をかけずに自動的に行ない
うる芯なしトイレットペーパロールの製造方法及び装置
を提供することを課題としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ペーパ巻取用
の複数のシャフトを連続加熱装置で加熱しておき、その
シャフトの一個ずつをペーパ巻取り装置の一対の駆動ロ
ール上に順次送り込み、そのシャフトの外周に巻始め端
を水や接着剤液等で湿潤したペーパを巻付け、所定の径
のシャフト付ペーパロールに形成後に、上記駆動ロール
を一時停止の上、ペーパをカッター等で切断する工程を
間欠的に行ない、切断したシャフト付ペーパロールを巻
始め端を湿潤した水等が乾燥するに要する所定の時間を
かけながらシャフト抜き装置に送り、そこでペーパロー
ルを抜き出したシャフトのみを連続加熱装置に順次送り
込むシャフトの一連の循環を自動的に行なう芯なしトイ
レットペーパロールの製造方法からなる。
【0007】また、本発明は、シャフトの連続加熱装置
と、そこからシャフトを一個ずつペーパ巻取り装置の一
対の駆動ロール上に送り込む、例えばロットレスシリン
ダと称する送り込みの手段と、その駆動ロール上でシャ
フトの外周に巻始め端を水等で湿潤したペーパを巻付
け、所定の径のシャフト付ペーパロールに形成後、ペー
パを切断するカッター等の手段と、切断したシャフト付
ペーパロールを所定の時間をかけながらシャフト抜き装
置に送る間欠駆動のチェンコンベア等の手段と、そこで
抜出したシャフトをシャフトの連続加熱装置に送り込
む、例えばロットレスシリンダと称する送り込み手段と
から構成される芯なしトイレットペーパロールの製造装
置からなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の製造
方法を適用する芯なしトイレットペーパの製造装置の一
実施形態を説明する。まず、図1の本発明の概略説明図
において、上部にはペーパ巻取用の複数のシャフト1を
連続して加熱する連続加熱装置2が図中左下がりに傾斜
して配設され、その底部にはボックス内が120°から
130°に加熱されるヒータボックス3が設けられてい
る。
【0009】次に、上記の加熱されたシャフト1はその
下流端で一個ずつシリンダ4により押上げられ、図中左
側に垂直に設けられたエアシリンダ、例えばロットレス
シリンダ5と称する送り込み手段等によりペーパ巻取装
置6に送り込まれる。このペーパ巻取装置6は近接して
並置した一対の駆動ロール7,7と押えロール8とから
なり、この一対の駆動ロール7,7上に送り込まれたシ
ャフト1は一方向に回転しつつ、左方の駆動ロール7か
ら矢印Pのごとく供給されるペーパを巻き取るが、その
ペーパPの巻始め端を図示していないエアノズルにより
シャフト1に巻き付けることになる。
【0010】その際、ペーパPの巻始め端のみに水また
は接着剤液等を吹き付け塗布するノズル9が設けられて
いる。すなわち、上記水等を巻始め端に付着させてペー
パPを巻き付け、所定の径のシャフト付ペーパロールに
形成されたことを確認後、上記駆動ロール7を一時停止
の上、駆動ロール7の右側に設けられた転送板10上に
巻き上がったシャフト付ペーパロールが図示されていな
いロール押出し手段により押し出され、次いでペーパP
の終端部をカッター16により切断する。
【0011】次に終端部を切断されたシャフト付ペーパ
ロール12はシリンダ13に押されて図1のチェンコン
ベア14に一個ずつ順次送り込まれる。このチェンコン
ベア14は、モータによりチェンが間欠的に移動するこ
とにより複数のシャフト付ペーパロール12を図中の右
側のシャフト抜き装置15に送り、そこでシャフト1を
抜き取られ、筒状のペーパロールは図の右側に運ばれ、
抜き取ったシャフト1はロットレスシリンダ5により上
方に運搬される。
【0012】上記シャフト抜き装置15でシャフト1を
抜かれたペーパロールは、その後所定の巾に切断された
後、芯なしトイレットペーパロールの製品となるが、そ
の工程は図1には示していない。一方、上記ペーパロー
ルを抜き出したシャフト1のみは、図中の右側に立設し
たエアシリンダ、例えばロットレスシリンダ5と称する
送り込み手段により、前記連続加熱装置2に順次送り込
まれ、連続加熱装置2の傾斜面に沿って右方から左方へ
と再加熱されながら移動し、再びペーパロールのシャフ
トとして使用される。
【0013】以上のごとく、本発明の芯なしトイレット
ペーパロールの製造方法及び装置では、芯なしトイレッ
トペーパロールの製造方法及び装置では、芯なしトイレ
ットペーパロールの製造の行程でペーパを外周に巻き取
り、そしてペーパロールから抜き取られるシャフト1を
加熱しながら再使用するように順次循環しており、シャ
フト1に人の手が触れることなく自動循環させているこ
とを特徴としている。
【0014】
【発明の効果】以上に説明した本発明の方法及び装置に
よれば、芯なしトイレットペーパロール形成のために必
要とされる巻取軸またはシャフトを加熱して供給する作
業を人手によらず全自動とすることができ、しかもシャ
フトは循環して再使用することになり、芯なしトイレッ
トペーパロール製造工程の省力化に寄与するものであ
り、その作業能率の向上と作業コストの低減をはかるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を適用する芯なしトイレット
ペーパの製造装置の一実施形態を説明する概略フロー側
面図である。
【符号の説明】
1 シャフト 2 連続加熱
装置 6 ペーパ巻取り装置 7 駆動ロー
ル 12 シャフト付ペーパロール 15 シャフ
ト抜き装置 P ペーパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペーパ巻取用の複数のシャフトを連続加
    熱装置で加熱し、そのシャフトの一個ずつをペーパ巻取
    り装置の一対の駆動ロール上に順次送り込み、そのシャ
    フトの外周に巻始め端を水等で湿潤したペーパを巻付
    け、所定の径のシャフト付ペーパロールに形成後、ペー
    パを切断し、切断したシャフト付ペーパロールを所定の
    時間をかけながらシャフト抜き装置に送り、そこでペー
    パロールを抜き出して、シャフトのみを連続加熱装置に
    順次送り込むシャフトの循環を自動的に行なう芯なしト
    イレットペーパロールの製造方法。
  2. 【請求項2】 シャフトの連続加熱装置と、そこからシ
    ャフトを一個ずつペーパ巻取り装置の一対の駆動ロール
    上に送り込む手段と、その駆動ロール上でシャフトの外
    周に巻始め端を水等で湿潤したペーパを巻付け所定の径
    のシャフト付ペーパロールに形成後ペーパを切断する手
    段と、切断したシャフト付ペーパロールを所定の時間を
    かけながらシャフト抜き装置に送り込む手段と、ペーパ
    ロールを抜出したシャフトをシャフトの連続加熱装置に
    送り込む手段とからなる芯なしトイレットペーパロール
    の製造装置。
JP30586395A 1995-11-24 1995-11-24 芯なしトイレットペーパロールの製造方法及び装置 Expired - Lifetime JP3791851B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000059353A1 (fr) * 1999-04-05 2000-10-12 Shimizu Machinery Co., Ltd. Papier hygienique bobine sans ame, procede et dispositif de fabrication correspondant

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000059353A1 (fr) * 1999-04-05 2000-10-12 Shimizu Machinery Co., Ltd. Papier hygienique bobine sans ame, procede et dispositif de fabrication correspondant

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