JP3279957B2 - 携帯無線装置 - Google Patents

携帯無線装置

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JP3279957B2
JP3279957B2 JP14843797A JP14843797A JP3279957B2 JP 3279957 B2 JP3279957 B2 JP 3279957B2 JP 14843797 A JP14843797 A JP 14843797A JP 14843797 A JP14843797 A JP 14843797A JP 3279957 B2 JP3279957 B2 JP 3279957B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信などに用
いる携帯無線装置に関し、特に、消費電流を削減し、小
型・軽量化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル移動通信のPDC(Personal
Digital Cellular)方式では、送信と受信との周波数
を区別し、各移動機の基地局へのアクセスを時分割で区
分するTDMA(Time Division Multiple Access)/
FDD(Frequency Division Duplex)方式が採用され
ている。この方式の携帯無線装置には、移動中の無線通
信チャネルの切り替えなどにも迅速に対応できるよう
に、高速切り替え性能を有し、且つ、切り替え後の高い
周波数安定性能を有する発振回路が必要となる。
【0003】従来の無線装置では、この発振回路として
PLL(Phase Locked Loop)シンセサイザが用いられ
ている。PLLシンセサイザは、電圧制御発振器(VC
O)の出力周波数信号を分周器で基準周波数信号とほぼ
同じ周波数にまで分周し、その分周周波数信号と基準周
波数信号との位相差を位相比較器で比較する。そして、
その比較結果を増幅し、ローパスフィルタで直流電圧に
変換してVCOの制御端子に入力し、VCOの出力周波
数を所定周波数に制御している。
【0004】こうしたシンセサイザを持つ無線通信装置
の一例が特開平7−283751号に記載されている。
【0005】この無線通信装置は、図4に示すように、
アンテナ21と、アンテナ21を送受信に共用するためのア
ンテナ共用器22と、送信変調信号の周波数を送信周波数
に変換する送信回路23と、音声信号などを変調する変調
回路24と、送信回路23に対してローカル信号を供給する
送信用周波数シンセサイザ25と、受信信号を増幅して中
間周波数信号に変換する受信回路27と、受信回路27に対
してローカル信号を供給する受信用周波数シンセサイザ
29と、中間周波数信号から音声信号などを取り出す復調
回路28と、変調回路24及び復調回路28にローカル信号を
供給する中間周波数シンセサイザ26と、各周波数シンセ
サイザ25、26、29に対して基準周波数信号を供給する基
準周波数発生回路30と、電池等で構成される電源33と、
送信系回路に供給する電源をオン・オフする送信回路用
電源開閉器31と、受信系回路に供給する電源をオン・オ
フする受信回路用電源開閉器32と、各周波数シンセサイ
ザ25、26、29及び各電源開閉器31、32などを制御するC
PU34とを備えている。
【0006】また、基準周波数発生回路30は、安定な水
晶発振回路から成る原基準周波数発生回路30−Bと、原
基準周波数を分周して基準周波数信号を作成し、それを
各周波数シンセサイザ25、26、29に位相差を保って供給
する基準周波数作成回路30−Aとから構成されている。
【0007】この装置では、受信時に、アンテナ21で受
信された受信信号がアンテナ共用器22を経て受信回路27
に入力し、中間周波数信号に変換された後、復調回路28
に入力して、ここで音声信号やディジタル信号が取り出
される。
【0008】一方、送信時には、変調回路24で音声信号
やディジタル信号によって送信用中間周波数が変調さ
れ、続く送信回路23で、この変調された信号が送信無線
周波数に変換され、アンテナ共用器22を経てアンテナ21
から送信される。
【0009】また、基準周波数発生回路30の原基準周波
数発生回路30−Bは、安定した原基準周波数信号を発振
し、基準周波数作成回路30−Aは、この原基準周波数信
号の周波数をある程度分周した後、位相差が120°ず
つ異なる同じ周波数の3つの基準周波数信号を発生し
て、それぞれを各周波数シンセサイザ25、26、29に振り
分けて出力する。
【0010】基準周波数作成回路30−Aは、こうした動
作を行なうために、原基準周波数を分周する分周器と、
3つのJKフリップフロップで構成された3ステージの
リングカウンタなどから成るパルス振り分け手段とを備
えている。
【0011】この無線通信装置では、基準周波数信号を
それぞれの周波数シンセサイザに振り分けているため、
各周波数シンセサイザでの動作位相が重ならず、各周波
数シンセサイザにおける負荷電流の集中を避けることが
でき、各シンセサイザの発振周波数の変動を抑えること
ができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】携帯用の無線通信装置
では、携帯の負担にならないように小型・軽量化し、ま
た、電源の電池を長持ちさせるために低消費電力化する
ことが必須の命題であり、そのために数々の工夫がなさ
れている。
【0013】前述した無線通信装置でも、受信回路27、
復調回路28及び受信用周波数シンセサイザ29には、信号
を受信している期間のみ受信回路用電源開閉器32を通し
て電源33からの電力が供給され、また、送信回路23、変
調回路24及び送信用周波数シンセサイザ25には、信号を
送信している期間のみ送信回路用電源開閉器31を通して
電源33からの電力が供給されるように構成して、消費電
力の削減が図られている。
【0014】また、装置の小型・軽量化を図るために、
構成部品の共用化も広く行なわれている。例えば、先の
無線通信装置の基準信号発生回路30で発生される基準周
波数信号は、各周波数シンセサイザの基準信号としてだ
けでなく、パルス振り分け手段などを制御するディジタ
ル制御回路の動作クロックとしても利用される。
【0015】しかし、こうした小型・軽量化や低消費電
力化を図るための構成が、無線通信装置の特性を劣化さ
せたのでは元も子もない。基準信号発生回路が発生する
基準周波数信号を、周波数シンセサイザの基準信号とデ
ィジタル制御回路の動作クロックとに共用する場合に
も、ディジタル制御回路で生じた不要雑音成分が、動作
クロック信号線を逆方向に通り、周波数シンセサイザの
基準周波数信号に混入する現象が見られ、その結果、周
波数シンセサイザの出力信号の諸特性が劣化するという
問題が発生する。
【0016】そのため、図5に示すように、ディジタル
制御回路6と基準信号発生器1との間に緩衝増幅器2を
配置し、ディジタル制御回路6で生じた不要雑音成分が
周波数シンセサイザ5の側に流れるのを抑えて、周波数
シンセサイザにおける特性劣化の防止が図られている。
【0017】本発明は、こうした点を考慮してなされた
ものであり、装置の性能を劣化させることなく、小型・
軽量化や、低消費電力化を実現する携帯無線装置を提供
することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の携帯無
線装置では、基準信号発振器とディジタル制御回路との
間に配置した緩衝増幅器への電源のオン・オフ、周波数
シンセサイザの電圧制御発振器における出力信号の周波
数帯、装置の動作状態に応じて、制御信号で切り替え
るように構成している。
【0019】この構成により、携帯無線装置の特性に悪
影響を与えることなく、消費電力を減らし、また、回路
規模を簡素化することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、無線部のローカル信号を生成する周波数シンセサイ
ザと、装置の一部あるいは全体をディジタル制御するデ
ィジタル制御回路と、周波数シンセサイザ及びディジタ
ル制御回路を動作させる基準信号発生器とを備える携帯
無線装置において、基準信号発生器とディジタル制御回
路との間に接続された緩衝増幅器と、基準信号発生器と
ディジタル制御回路との間に、緩衝増幅器と並列に接続
された切替手段とを設け、周波数シンセサイザが動作し
ていないとき、切替手段をオンし、緩衝増幅器の電源を
オフするようにしたものであり、周波数シンセサイザの
特性を劣化させることなく、緩衝増幅器の消費電力を削
減することができる。
【0021】請求項2に記載の発明は、この切替手段の
オン・オフ及び緩衝増幅器の電源のオン・オフを、TD
MAに同期して行なうようにしたものであり、緩衝増幅
器の消費電力の削減を、TDMAの送信期間や受信期間
に合わせて、キメ細かく実施することができる。
【0022】請求項3に記載の発明は、周波数シンセサ
イザの電圧制御発振器が周波数帯切り替え制御端子を有
し、前記制御端子から入力する制御信号に応じて、前記
周波数シンセサイザの出力信号の周波数帯を切り替えら
れるように構成した無線部と、装置の一部あるいは全体
をディジタル制御するディジタル制御回路と、前記無線
部を構成する前記周波数シンセサイザ及び前記ディジタ
ル制御回路を動作させる基準信号発生器とを備えた携帯
無線装置において、前記基準信号発生器と前記ディジタ
ル制御回路との間に緩衝増幅器を接続すると共に、前記
緩衝増幅器に並列に切替手段を設け、前記周波数シンセ
サイザが動作している時には、前記緩衝増幅器の電源を
オンし、前記切替手段をオフして前記基準信号発生器
を、前記緩衝増幅器を介して前記ディジタル制御回路に
接続し、前記周波数シンセサイザが動作していない時に
は、前記緩衝増幅器の電源をオフし、前記切替手段をオ
ンして前記基準信号発生器を、前記切替手段を介して
記ディジタル制御回路に接続するように構成したもので
あり、周波数精度を劣化させることなく、周波数帯域幅
を広く可変することが可能となる。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項3の携帯
無線装置において、前記周波数シンセサイザが動作して
いる時と、動作していない時の切り替え、並びに、前記
電圧制御発振器の周波数帯切り替えをそれぞれTDMA
に同期して行なうようにしたものであり、1つの周波数
シンセサイザを送信及び受信に共用して、回路規模を簡
素化することが可能となる。
【0024】
【0025】
【0026】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0027】(第1の実施形態)第1の実施形態では、
基準周波数信号を、周波数シンセサイザの基準信号と、
ディジタル制御回路の動作クロックとに共用する場合
に、一層の低消費電力化を図るための回路構成について
説明する。
【0028】この回路は、図1に示すように、基準信号
を発生する基準信号発振器1と、基準信号を動作クロッ
クとして利用するディジタル制御回路6と、基準信号を
PLLの基準比較信号として用いる周波数シンセサイザ
5と、ディジタル制御回路6で発生する不要雑音成分が
周波数シンセサイザ5の配線に流れるのを抑える緩衝増
幅器2と、緩衝増幅器2の迂回路を形成するバイパス用
のスイッチ回路4と、緩衝増幅器2への電源供給をオン
・オフするスイッチ回路3とを備えている。
【0029】この回路構成は、図5の回路に対して、バ
イパス用のスイッチ回路4と、緩衝増幅器2の電源用の
スイッチ回路3とを付加したものである。図5の回路構
成では、低消費電力化のために非動作時の周波数シンセ
サイザを休止させているときでも、ディジタル制御回路
6を動かすために、緩衝増幅器2は連続動作させなくて
はならず、その分、消費電流が増えることになる。
【0030】第1の実施形態の回路では、周波数シンセ
サイザ5が動作しているときは、制御信号によりスイッ
チ回路4が非接続状態とされ、また、電源スイッチ回路
3が接続状態とされ、緩衝増幅器2は作動状態になる。
このとき基準信号発生器1より出力された信号は、周波
数シンセサイザ回路5では基準比較信号として用いら
れ、また、ディジタル制御回路6では、緩衝増幅器2を
経て入力する信号が動作クロック信号として利用され
る。
【0031】この場合、基準信号発生器1とディジタル
制御回路6との間に接続された緩衝増幅器2は、ディジ
タル制御回路6で発生した不要雑音成分が、配線を通っ
て周波数シンセサイザ5に達するのを防止する。そのた
め、周波数シンセサイザ回路5の出力信号の諸特性が劣
化するのを防ぐことができる。
【0032】一方、周波数シンセサイザ回路5が動作し
ていないときは、制御信号によりスイッチ回路4が接続
状態とされ、また、電源スイッチ回路3が非接続状態と
され、緩衝増幅器2は不作動状態になる。このときに
は、基準信号発生器1の出力信号は、スイッチ回路4を
通ってディジタル制御回路6へ達し、動作クロック信号
として利用される。
【0033】この場合、緩衝増幅器2は使用していない
ので、緩衝増幅器2での電流消費がゼロになる。また、
ディジタル制御回路6で発生した不要雑音成分は、配線
を通って周波数シンセサイザ5に達することになるが、
周波数シンセサイザ回路5は動作していない時なので、
特性には影響しない。
【0034】このように、この回路では、TDMAなど
の時分割動作に同期させてスイッチ回路3とスイッチ回
路4とを交互に接続状態としたり、待ち受け時の間欠受
信動作に合わせてスイッチ回路3とスイッチ回路4との
接続を切り替えることにより、周波数シンセサイザ回路
5の諸特性を維持しながら、装置全体の平均消費電流を
抑えることができる。
【0035】例えば、緩衝増幅器2の動作時の消費電流
が10mAであれば、100分の1の期間だけ受信する
間欠受信動作時の緩衝増幅器2の平均電流は0.1mA
となり、これだけでも大幅な電流削減を果たすことがで
きる。
【0036】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
周波数シンセサイザを共用化して、小型・軽量化を図る
ための回路構成について説明する。
【0037】この回路では、図2に示すように、周波数
シンセサイザ回路5の電圧制御発振器(VCO)7が、
制御信号8に応じて周波数帯を切り替えるように構成し
ている。その他の構成は第1の実施形態(図1)と変わ
りがない。
【0038】周波数シンセサイザ回路のVCOから出力
される信号のC/Nなどに代表される諸特性は、VCO
の制御感度、即ち、VCOの制御端子に入力する直流電
圧に対応してVCOが可変する周波数帯域幅、により決
定され、VCOの制御感度を高めた場合には、出力周波
数を広い範囲で可変することができるが、C/Nなどの
特性は低下する。
【0039】しかし、この実施形態のVCO7は、周波
数帯切換え制御信号8の入力端子を別に有しており、こ
の周波数帯切換え制御信号8を入力することによって、
出力信号の周波数帯を段階的に切り替えることができ
る。従って、この周波数シンセサイザ回路5では、VC
O7の制御感度を上げなくとも、周波数帯切換え制御信
号8を利用することにより、広い周波数帯域幅または複
数の周波数帯の発振信号を出力することができる。
【0040】そのため、周波数帯切換え制御信号8をT
DMAなどの時分割動作に同期させてVCO7に入力す
ることにより、1つの周波数シンセサイザ5を、諸特性
を劣化させることなく、例えば、送信動作時には、送信
用の周波数シンセサイザとして、また、受信動作時に
は、受信用の周波数シンセサイザとして用いることが可
能となる。
【0041】このように、この回路では、VCOの諸特
性を劣化させずに、広範囲な周波数帯に使用することが
できる。
【0042】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
携帯無線装置で使用するアンテナの周波数帯域を広げる
ための回路構成について説明する。
【0043】この回路では、図3に示すように、アンテ
ナ回路10とその他の電気回路12との間に配置した整合回
路11が、制御信号8に応じて共振周波数を切り替えるよ
うに構成している。
【0044】一般に、アンテナ回路10における有効な周
波数帯域幅は狭く、無線装置が使用する周波数帯の全域
で充分な特性を確保することが困難である場合がある。
【0045】この実施形態の回路では、整合回路11が周
波数帯切換え制御信号8の入力端子を持ち、この制御信
号8により、その他の電気回路12側から見たアンテナ回
路10の電気長または共振周波数を可変することができ
る。そのため、この周波数帯切換え制御信号8を利用す
ることにより、有効な周波数帯域幅が狭いアンテナ回路
10を、広い周波数帯域幅または複数の周波数帯で使用す
ることが可能になる。
【0046】この周波数帯切換え制御信号8をTDMA
などの時分割動作に同期させて整合回路11に入力するこ
とにより、有効な周波数帯域幅が狭いアンテナ回路10
を、送信動作時には送信周波数帯に共振し、受信動作時
には受信周波数帯に共振するアンテナとして使用するこ
とが可能になる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の携帯無線装置は、装置の動作状態に応じて制御信号を
用いて回路の動作を切り替えることにより、特性に悪影
響を与えることなく、消費電力を減らし、また、回路素
子を共用化することができる。従って、携帯無線装置の
課題である低消費電力化を実現し、また、回路規模を簡
素化して小型・軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における携帯無線装置
の回路構成例、
【図2】本発明の第2の実施形態における携帯無線装置
の回路構成例、
【図3】本発明の第3の実施形態における携帯無線装置
の回路構成例、
【図4】従来の無線通信装置の構成を示すブロック図、
【図5】従来の無線通信装置の回路構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 基準信号発生器 2 緩衝増幅器 3、4 スイッチ回路 5 周波数シンセサイザ回路 6 ディジタル制御回路 7 電圧制御発振器 8 周波数帯切換え制御信号 10 アンテナ回路 11 整合回路 12 その他の電気回路 21 アンテナ 22 アンテナ共用器 23 送信回路 24 変調回路 25 送信用周波数シンセサイザ 26 中間周波数シンセサイザ 27 受信回路 28 復調回路 29 受信用周波数シンセサイザ 30 基準周波数発生器 30−A 基準周波数作成回路 30−B 原基準周波数発生器 31 送信系回路用電源開閉器 32 受信系回路用電源開閉器 33 電源 34 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 博 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−244756(JP,A) 特開 平3−273715(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/26 H03L 7/16 - 7/23

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線部のローカル信号を生成する周波数
    シンセサイザと、装置の一部あるいは全体をディジタル
    制御するディジタル制御回路と、前記周波数シンセサイ
    ザ及びディジタル制御回路を動作させる基準信号発生器
    とを備える携帯無線装置において、 前記基準信号発生器とディジタル制御回路との間に接続
    された緩衝増幅器と、 前記基準信号発生器とディジタル制御回路との間に、前
    記緩衝増幅器と並列に接続された切替手段とを備え、前
    記周波数シンセサイザが動作していないとき、前記切替
    手段をオンし、前記緩衝増幅器の電源をオフすることを
    特徴とする携帯無線装置。
  2. 【請求項2】 前記切替手段のオン・オフ及び前記緩衝
    増幅器の電源のオン・オフが、TDMAに同期して行な
    われることを特徴とする請求項1に記載の携帯無線装
    置。
  3. 【請求項3】 周波数シンセサイザの電圧制御発振器が
    周波数帯切り替え制御端子を有し、前記制御端子から入
    力する制御信号に応じて、前記周波数シンセサイザの出
    力信号の周波数帯を切り替えられるように構成した無線
    と、装置の一部あるいは全体をディジタル制御するデ
    ィジタル制御回路と、前記無線部を構成する前記周波数
    シンセサイザ及び前記ディジタル制御回路を動作させる
    基準信号発生器とを備えた携帯無線装置において、 前記基準信号発生器と前記ディジタル制御回路との間に
    緩衝増幅器を接続すると共に、前記緩衝増幅器に並列に
    切替手段を設け、前記周波数シンセサイザが動作してい
    る時には、前記緩衝増幅器の電源をオンし、前記切替手
    段をオフして前記基準信号発生器を、前記緩衝増幅器を
    介して前記ディジタル制御回路に接続し、前記周波数シ
    ンセサイザが動作していない時には、前記緩衝増幅器の
    電源をオフし、前記切替手段をオンして前記基準信号発
    生器を、前記切替手段を介して前記ディジタル制御回路
    接続するように構成した携帯無線装置。
  4. 【請求項4】 前記周波数シンセサイザが動作している
    時と、動作していない時の切り替え、並びに、前記電圧
    制御発振器の周波数帯切り替えをそれぞれTDMAに同
    期して行なうことを特徴とする請求項に記載の携帯無
    線装置。
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