JP2002261603A - Pll回路及びそれを用いた通信機 - Google Patents

Pll回路及びそれを用いた通信機

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JP2002261603A
JP2002261603A JP2001317348A JP2001317348A JP2002261603A JP 2002261603 A JP2002261603 A JP 2002261603A JP 2001317348 A JP2001317348 A JP 2001317348A JP 2001317348 A JP2001317348 A JP 2001317348A JP 2002261603 A JP2002261603 A JP 2002261603A
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oscillation signal
signal
controlled oscillator
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JP2001317348A
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Hisao Hayafuji
久夫 早藤
Toshio Hata
俊夫 秦
Kiyobumi Takai
清文 高井
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相雑音特性の劣化を防ぐとともに、広い周
波数範囲を実現できるPLL回路及びそれを用いた通信
機を提供する。 【解決手段】 PLL回路10は、基準発振器1、第1
及び第2分周器2a,2b、第3分周器11、位相比較
器3、低域通過フィルタ4、電圧制御発振器5を備え
る。そして、電圧制御発振器5から直接出力される発振
信号を第1出力12aから、第3分周器11を介して出
力される発振信号を第2出力12bからそれぞれ出力
し、送信チャンネルや受信チャンネルの選択用信号とし
て使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL回路及びそ
れを用いた通信機に関し、特に広い周波数範囲にわたっ
て安定に出力することが可能なPLL回路及びそれを用
いた通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の無線機にはPLL回路が多
く用いられている。このPLL回路は広い周波数範囲に
わたって速くロックすることと、良好な通話品質を得る
ために位相ノイズを低くすることを同時に満たさなくて
はならない。
【0003】図8は、従来のPLL回路を示すブロック
図である。PLL回路50は、基準発振器1、第1及び
第2分周器2a,2b、位相比較器3、低域通過フィル
タ4、電圧制御発振器5を備える。
【0004】以下に、PLL回路50の動作を説明す
る。基準発振器1が出力する一定の周波数の基準信号を
第1分周器2aに供給し、分周した後、この第1分周器
2aの分周信号を位相比較器3に供給する。電圧制御発
振器5が出力する発振信号を第2分周器2bに供給し、
分周した後、この第2分周器2bの分周信号を位相比較
器3に供給する。この際、第1及び第2分周器2a,2
bの分周比は送信周波数や受信周波数によリ変化し、携
帯電話等の無線機のシステムコントローラ(図示せず)
から供給される制御データにより設定される。位相比較
器3で第1及び第2分周器2a,2bの分周信号の位相
比較を行い、比較結果としての位相差信号を低域通過フ
ィルタ4に供給して直流化し、低域通過フィルタ4の出
力を電圧制御発振器5に制御電圧として供給する。そし
て、電圧制御発振器5の発振信号を送信チャンネルや受
信チャンネルの選択用信号として使用する。
【0005】このようにPLL回路50が構成されるこ
とで、第1及び第2分周器2a,2bの分周比の選択に
より、任意の周波数の信号を出力させることができ、送
信チャンネルや受信チャンネルを変化させることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
PLL回路によれば、PLL回路から出力される発振信
号の周波数範囲は電圧制御発振器の周波数可変範囲によ
って制限されるが、この電圧制御発振器の周波数可変範
囲は、電圧制御発振器を構成する可変容量ダイオードの
容量変化比に制限されるため、必要以上に電圧制御発振
器の周波数可変範囲を大きくすると、電圧制御発振器の
重要な特性の1つである位相雑音が劣化してしまう。そ
の結果、広い周波数範囲と位相雑音特性とを両立させる
ようなPLL回路を製造することが困難であるといった
問題があった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、位相雑音特性の劣化を防ぐと
ともに、広い周波数範囲を実現できるPLL回路及びそ
れを用いた通信機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明のPLL回路は、一定の周波数の基準信号
を出力する基準発振器と、該基準発振器の基準信号を分
周する第1分周器と、電圧制御発振器と、該電圧制御発
振器の発振信号を分周する第2及び第3分周器と、前記
第1及び第2分周器の分周信号を位相比較する位相比較
器とを備え、前記位相比較器の比較結果に応じて前記電
圧制御発振器の発振信号を制御するPLL回路であっ
て、前記電圧制御発振器から直接出力される発振信号を
第1出力から、前記第3分周器を介して出力される発振
信号を第2出力からそれぞれ出力することを特徴とす
る。
【0009】また、本発明のPLL回路は、一定の周波
数の基準信号を出力する基準発振器と、該基準発振器の
基準信号を分周する第1分周器と、電圧制御発振器と、
該電圧制御発振器の発振信号を分周する第3分周器と、
該第3分周器の分周信号を分周する第2分周器と、前記
第1及び第2分周器の分周信号を位相比較する位相比較
器とを備え、前記位相比較器の比較結果に応じて前記電
圧制御発振器の発振信号を制御するPLL回路であっ
て、前記電圧制御発振器から直接出力される発振信号を
第1出力から、前記第3分周器を介して出力される発振
信号を第2出力からそれぞれ出力することを特徴とす
る。
【0010】また、本発明のPLL回路は、一定の周波
数の基準信号を出力する基準発振器と、該基準発振器の
基準信号を分周する第1分周器と、電圧制御発振器と、
該電圧制御発振器の発振信号を切り換える切換器と、該
切換器の一方出力から出力された前記電圧制御発振器の
発振信号を分周する第3分周器と、該第3分周器の分周
信号を分周する第2分周器と、前記第1及び第2分周器
の分周信号を位相比較する位相比較器とを備え、前記位
相比較器の比較結果に応じて前記電圧制御発振器の発振
信号を制御するPLL回路であって、前記切換器の他方
出力から出力される発振信号と、前記第3分周器を介し
て出力される発振信号とを共通出力から出力することを
特徴とする。
【0011】また、本発明のPLL回路は、一定の周波
数の基準信号を出力する基準発振器と、該基準発振器の
基準信号を分周する第1分周器と、電圧制御発振器と、
該電圧制御発振器の発振信号を分周する第2及び第3分
周器と、前記第1及び第2分周器の分周信号を位相比較
する位相比較器とを備え、前記位相比較器の比較結果に
応じて前記電圧制御発振器の発振信号を制御するPLL
回路であって、前記電圧制御発振器から直接出力される
発振信号が入力される開閉器を有し、前記第3分周器は
前記開閉器と連動して前記開閉器の遮断時に動作し、導
通時に動作停止するものであり、前記電圧制御発振器か
ら直接出力される発振信号を前記開閉器を介して第1出
力から、前記第3分周器を介して出力される発振信号を
第2出力から、いずれか一方のみを切り換えて出力する
ことを特徴とする。
【0012】また、本発明のPLL回路は、一定の周波
数の基準信号を出力する基準発振器と、該基準発振器の
基準信号を分周する第1分周器と、電圧制御発振器と、
該電圧制御発振器の発振信号を分周する第2及び第3分
周器と、前記第1及び第2分周器の分周信号を位相比較
する位相比較器とを備え、前記位相比較器の比較結果に
応じて前記電圧制御発振器の発振信号を制御するPLL
回路であって、前記電圧制御発振器から直接出力される
発振信号が入力されるバッファアンプを有し、前記第3
分周器は前記バッファアンプと連動して前記バッファア
ンプの動作停止時に動作し、前記バッファアンプの動作
時に動作停止するものであり、前記電圧制御発振器から
直接出力される発振信号を前記バッファアンプを介して
第1出力から、前記第3分周器を介して出力される発振
信号を第2出力から、いずれか一方のみを切り換えて出
力することを特徴とする。
【0013】また、本発明のPLL回路は、一定の周波
数の基準信号を出力する基準発振器と、該基準発振器の
基準信号を分周する第1分周器と、電圧制御発振器と、
該電圧制御発振器の発振信号を分周する第2分周器と、
前記第1及び第2分周器の分周信号を位相比較する位相
比較器とを備え、前記位相比較器の比較結果に応じて前
記電圧制御発振器の発振信号を制御するPLL回路であ
って、前記電圧制御発振器から直接出力される発振信号
が入力される切換器と、該切換器の一方出力に接続され
る第3分周器を有し、該第3分周器は前記切換器と連動
して前記切換器から発振信号が入力される時に動作し、
前記切換器から発振信号が入力されない時に動作停止す
るものであり、前記切換器の他方出力から出力される発
振信号を第1出力から、前記切換器の一方出力から前記
第3分周器を介して出力される発振信号を第2出力か
ら、いずれか一方のみを切り換えて出力することを特徴
とする。
【0014】本発明の通信機は、上述のPLL回路を用
いて構成したことを特徴とする。
【0015】本発明のPLL回路によれば、電圧制御発
振器から直接出力される発振信号と分周器を介して出力
される発振信号とをPLL回路の出力としているため、
電圧制御発振器を構成する可変容量ダイオードの容量変
化比を変えることなく、広い周波数範囲を実現できる。
【0016】本発明の通信機によれば、位相雑音特性の
劣化を防ぐとともに、広い周波数範囲を実現できるPL
L回路を用いて構成するため、広い周波数範囲で良好な
通信特性を有する通信機を構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。なお、各実施例中において、従来例と
同一もしくは同等の部分には同一番号を付している。
【0018】図1は、本発明のPLL回路に係る第1の
実施例の回路図である。PLL回路10は、基準発振器
1、第1及び第2分周器2a,2b、第3分周器11、
位相比較器3、低域通過フィルタ4、電圧制御発振器5
を備える。
【0019】以下に、PLL回路10の動作を説明す
る。
【0020】基準発振器1が出力する一定の周波数の基
準信号を第1分周器2aに供給し、分周した後、この第
1分周器2aの分周信号を位相比較器3に供給する。電
圧制御発振器5が出力する発振信号を第2及び第3分周
器2b,11に供給し、分周した後、この第2分周器2
bの分周信号を位相比較器3に供給する。
【0021】位相比較器3で第1及び第2分周器2a,
2bの分周信号の位相比較を行い、比較結果としての位
相差信号を低域通過フィルタ4に供給して直流化し、低
域通過フィルタ4の出力を電圧制御発振器5に制御電圧
として供給する。
【0022】そして、電圧制御発振器5から直接出力さ
れる発振信号を第1出力12aから、第3分周器11を
介して出力される発振信号を第2出力12bからそれぞ
れ出力し、送信チャンネルや受信チャンネルの選択用信
号として使用する。
【0023】このようにPLL回路10が構成されるこ
とで、広い周波数範囲の出力、例えば、第3分周器11
の分周比を2分の1にすることにより、電圧制御発振器
5から直接出力される発振信号1.3〜2.6GHzが
第1出力12aからの出力、第3分周器11を介して出
力される発振信号0.65〜1.3GHzが第2出力1
2bからの出力となり、PLL回路10としては0.6
5〜2.6GHzの出力を取り出せることとなる。
【0024】すなわち、第1〜第3分周器2a,2b,
11の分周比の選択により、任意の広い周波数の信号を
出力させることができ、送信チャンネルや受信チャンネ
ルを変化させることができる。
【0025】図2は、本発明のPLL回路に係る第2の
実施例の回路図である。PLL回路20は、基準発振器
1、第1及び第2分周器2a,2b、第3分周器21、
位相比較器3、低域通過フィルタ4、電圧制御発振器5
を備える。
【0026】以下に、PLL回路20の動作を説明す
る。
【0027】基準発振器1が出力する一定の周波数の基
準信号を第1分周器2aに供給し、分周した後、この第
1分周器2aの分周信号を位相比較器3に供給する。電
圧制御発振器5が出力する発振信号を第3及び第2分周
器21,2bに順次供給し、分周した後、この第2分周
器2bの分周信号を位相比較器3に供給する。
【0028】位相比較器3で第1及び第2分周器2a,
2bの分周信号の位相比較を行い、比較結果としての位
相差信号を低域通過フィルタ4に供給して直流化し、低
域通過フィルタ4の出力を電圧制御発振器5に制御電圧
として供給する。
【0029】そして、第3分周器21を介して出力され
る発振信号を第1出力22aから、電圧制御発振器5か
ら直接出力される発振信号を第2出力22bからそれぞ
れ出力し、送信チャンネルや受信チャンネルの選択用信
号として使用する。
【0030】このようにPLL回路20が構成されるこ
とで、広い周波数範囲の出力を得ることができる。例え
ば、第3分周器11の分周比を2分の1にすることによ
り、第3分周器21を介して出力される発振信号0.6
5〜1.3GHzが第1出力22aからの出力、電圧制
御発振器5から直接出力される発振信号1.3〜2.6
GHzが第2出力22bからの出力となり、PLL回路
10としては0.65〜2.6GHzの出力を取り出せ
ることとなる。
【0031】すなわち、第1〜第3分周器2a,2b,
21の分周比の選択により、任意の広い周波数の信号を
出力させることができ、送信チャンネルや受信チャンネ
ルを変化させることができる。
【0032】図3は、本発明のPLL回路に係る第3の
実施例の回路図である。PLL回路30は、基準発振器
1、第1及び第2分周器2a,2b、第3分周器31、
位相比較器3、低域通過フィルタ4、電圧制御発振器
5、切換器32を備える。
【0033】以下に、PLL回路30の動作を説明す
る。
【0034】基準発振器1が出力する一定の周波数の基
準信号を第1分周器2aに供給し、分周した後、この第
1分周器2aの分周信号を位相比較器3に供給する。電
圧制御発振器5が出力する発振信号を切換器32を介し
て、第3及び第2分周器31,2bに順次供給し、分周
した後、この第2分周器2bの分周信号を位相比較器3
に供給する。
【0035】位相比較器3で第1及び第2分周器2a,
2bの分周信号の位相比較を行い、比較結果としての位
相差信号を低域通過フィルタ4に供給して直流化し、低
域通過フィルタ4の出力を電圧制御発振器5に制御電圧
として供給する。
【0036】そして、電圧制御発振器5から切換器32
を介して出力される発振信号、第3分周器31を介して
出力される発振信号を共通出力33からそれぞれ出力
し、送信チャンネルや受信チャンネルの選択用信号とし
て使用する。
【0037】このようにPLL回路30が構成されるこ
とで、広い周波数範囲の出力を得ることができる。例え
ば、第3分周器11の分周比を2分の1にすることによ
り、電圧制御発振器5から切換器32を介して出力され
る発振信号1.3〜2.6GHz、第3分周器31を介
して出力される発振信号0.65〜1.3GHzが共通
出力33からの出力となり、PLL回路30としては
0.65〜2.6GHzの出力を取り出せることとな
る。
【0038】すなわち、第1〜第3分周器2a,2b,
31の分周比の選択により、任意の広い周波数の信号を
出力させることができ、送信チャンネルや受信チャンネ
ルを変化させることができる。
【0039】図4は、本発明のPLL回路に係る第4の
実施例の回路図である。PLL回路40は、基準発振器
1、第1及び第2分周器2a,2b、開閉器41、第3
分周器42、位相比較器3、低域通過フィルタ4、電圧
制御発振器5を備える。
【0040】以下に、PLL回路40の動作を説明す
る。
【0041】基準発振器1が出力する一定の周波数の基
準信号を第1分周器2aに供給し、分周した後、この第
1分周器2aの分周信号を位相比較器3に供給する。電
圧制御発振器5が出力する発振信号を第2分周器2bに
供給し、分周した後、この第2分周器2bの分周信号を
位相比較器3に供給する。
【0042】位相比較器3で第1及び第2分周器2a,
2bの分周信号の位相比較を行い、比較結果としての位
相差信号を低域通過フィルタ4に供給して直流化し、低
域通過フィルタ4の出力を電圧制御発振器5に制御電圧
として供給する。
【0043】そして、電圧制御発振器5から直接出力さ
れる発振信号を、開閉器41を介して第1出力43aか
ら、第3分周器42で分周した後の分周信号を第2出力
43bから出力し、送信チャンネルや受信チャンネルの
選択用信号として使用する。
【0044】ここで、第3分周器42は開閉器41と連
動して動作するように設定されている。まず、開閉器4
1が導通するときには第3分周器42は動作停止する。
そのため、電圧制御発振器5から直接出力される発振信
号は開閉器41を介して第1出力43aから出力される
が、その分周信号が第2出力43bから出力されること
はない。なお、動作停止している第3分周器42で電力
が消費されることはほとんどない。
【0045】逆に、開閉器41が遮断するときには第3
分周器42が動作する。そのため、電圧制御発振器5か
ら直接出力される発振信号が第1出力43aから出力さ
れることはないが、それを第3分周器42で分周した分
周信号は第2出力43bから出力される。したがって、
PLL回路40の出力は第1出力43aと第2出力43
bのいずれか一方からのみ出力される。
【0046】本発明のPLL回路が搭載される通常の通
信機においては、同時に複数の周波数で通信を行うこと
はないため、このようないずれか一方のみから信号が出
力される構成でも問題はない。そして、電圧制御発振器
5の発振信号は第2分周器2bの他には開閉器41と第
3分周器42のいずれか一方にのみ供給すればよいた
め、電圧制御発振器5の出力電力を大きくする必要がな
い。また、いずれか一方のみから信号が出力されるた
め、一方の出力信号の基本波あるいは付随する高調波が
他方の出力信号を利用する回路に干渉したり、PLL回
路自身に帰還されて位相雑音を劣化させたりすることも
ない。
【0047】このようにPLL回路40が構成されるこ
とで、広い周波数範囲の出力を得ることができる。例え
ば、第3分周器42の分周比を2分の1にすることによ
り、電圧制御発振器5から開閉器41を介して出力され
る発振信号1.3〜2.6GHzが第1出力43aから
の出力、第3分周器42を介して出力される発振信号
0.65〜1.3GHzが第2出力43bからの出力と
なり、PLL回路40としては0.65〜2.6GHz
の出力を取り出せることとなる。
【0048】すなわち、第1〜第3分周器2a,2b,
42の分周比の選択により、任意の広い周波数の信号を
出力させることができ、送信チャンネルや受信チャンネ
ルを変化させることができる。
【0049】しかも、電圧制御発振器5の出力電力を低
減したり、電圧制御発振器5から直接出力される発振信
号を出力するときに第3分周器42の電力を削減したり
できるため、PLL回路40の低消費電力化を図ること
ができる。
【0050】図5は、本発明のPLL回路に係る第5の
実施例の回路図である。PLL回路50は、基準発振器
1、第1及び第2分周器2a,2b、バッファアンプ5
1、第3分周器52、位相比較器3、低域通過フィルタ
4、電圧制御発振器5を備える。
【0051】PLL回路50の、図4に示したPLL回
路40との違いは、開閉器41がバッファアンプ51に
置き換わり、第3分周器、第1出力、第2出力の符号が
それぞれ52、53a、53bに代わっただけである。
【0052】PLL回路50において、バッファアンプ
51は実質的にPLL回路40における開閉器41と同
じ働きをする。すなわち、第3分周器52はバッファア
ンプ51と連動して動作するように設定されている。ま
ず、バッファアンプ51が動作するときには第3分周器
52は動作停止する。そのため、電圧制御発振器5から
直接出力される発振信号はバッファアンプ51を介して
第1出力53aから出力されるが、その分周信号が第2
出力53bから出力されることはない。なお、動作停止
している第3分周器42で電力が消費されることはほと
んどない。
【0053】逆に、バッファアンプ51が動作停止する
ときには第3分周器52が動作する。そのため、電圧制
御発振器5から直接出力される発振信号が第1出力53
aから出力されることはないが、それを第3分周器52
で分周した分周信号は第2出力53bから出力される。
したがって、PLL回路50の出力は第1出力53aと
第2出力53bのいずれか一方からのみ出力される。
【0054】PLL回路50においても、電圧制御発振
器5の発振信号は第2分周器2bの他にはバッファアン
プ51と第3分周器52のいずれか一方にのみ供給すれ
ばよいため、電圧制御発振器5の出力電力を大きくする
必要がない。また、いずれか一方のみから信号が出力さ
れるため、一方の出力信号の基本波あるいは付随する高
調波が他方の出力信号を利用する回路に干渉したり、P
LL回路自身に帰還されて位相雑音を劣化させたりする
こともない。さらには、PLL回路40の場合とは異な
り、電圧制御発振器5の出力信号はバッファアンプ51
もしくは第3分周器52を介して出力されるため、電圧
制御発振器5が負荷変動の影響を受けにくくなり、周波
数負荷安定度が改善されるというメリットもある。
【0055】このようにPLL回路50が構成されるこ
とで、広い周波数範囲の出力を得ることができる。例え
ば、第3分周器52の分周比を2分の1にすることによ
り、電圧制御発振器5からバッファアンプ51を介して
出力される発振信号1.3〜2.6GHzが第1出力5
3aからの出力、第3分周器52を介して出力される発
振信号0.65〜1.3GHzが第2出力53bからの
出力となり、PLL回路50としては0.65〜2.6
GHzの出力を取り出せることとなる。
【0056】すなわち、第1〜第3分周器2a,2b,
52の分周比の選択により、任意の広い周波数の信号を
出力させることができ、送信チャンネルや受信チャンネ
ルを変化させることができる。
【0057】しかも、電圧制御発振器5の出力電力を低
減したり、バッファアンプ51と第3分周器52のいず
れか一方の電力を削減したりできるため、PLL回路5
0の低消費電力化を図ることができる。
【0058】図6は、本発明のPLL回路に係る第6の
実施例の回路図である。PLL回路60は、基準発振器
1、第1及び第2分周器2a,2b、切換器61、第3
分周器62、位相比較器3、低域通過フィルタ4、電圧
制御発振器5を備える。
【0059】PLL回路60の、図4に示したPLL回
路40との違いは、開閉器41が切換器61に置き換わ
り、第3分周器62が開閉器61の一方出力に接続さ
れ、開閉器61の他方出力が第1出力63aに、第3分
周器62の出力が第2出力63bに接続されたことだけ
である。
【0060】PLL回路60において、第3分周器62
は切換器61と連動して動作するように設定されてい
る。まず、切換器61によって電圧制御発振器5から出
力される発振信号が切換器61の他方出力を介して第1
出力63aから出力される時には、第3分周器62は動
作停止する。そのため、電圧制御発振器5から直接出力
される発振信号は切換器61を介して第1出力63aか
ら出力されるが、その分周信号が第2出力63bから出
力されることはない。なお、動作停止している第3分周
器62で電力が消費されることはほとんどない。
【0061】逆に、切換器61によって電圧制御発振器
5から出力される発振信号が切換器61の一方出力を介
して第3分周器62に入力される時には、第3分周器6
2は動作する。そのため、電圧制御発振器5から直接出
力される発振信号が第1出力63aから出力されること
はないが、それを第3分周器62で分周した分周信号は
第2出力63bから出力される。したがって、PLL回
路60の出力は第1出力63aと第2出力63bのいず
れか一方からのみ出力される。
【0062】PLL回路60においても、電圧制御発振
器5の発振信号は第2分周器2bの他には切換器61に
のみ供給すればよいため、電圧制御発振器5の出力電力
を大きくする必要がない。また、いずれか一方のみから
信号が出力されるため、一方の出力信号の基本波あるい
は付随する高調波が他方の出力信号を利用する回路に干
渉したり、PLL回路60自身に帰還されて位相雑音を
劣化させたりすることもない。
【0063】このようにPLL回路60が構成されるこ
とで、広い周波数範囲の出力を得ることができる。例え
ば、第3分周器62の分周比を2分の1にすることによ
り、電圧制御発振器5から出力される発振信号1.3〜
2.6GHzが第1出力63aからの出力、第3分周器
62を介して出力される発振信号0.65〜1.3GH
zが第2出力63bからの出力となり、PLL回路60
としては0.65〜2.6GHzの出力を取り出せるこ
ととなる。
【0064】すなわち、第1〜第3分周器2a,2b,
62の分周比の選択により、任意の広い周波数の信号を
出力させることができ、送信チャンネルや受信チャンネ
ルを変化させることができる。
【0065】しかも、電圧制御発振器5の出力電力を低
減したり、電圧制御発振器5から直接出力される発振信
号を第1出力63aから出力するときに第3分周器62
の電力を削減したりできるため、PLL回路60の低消
費電力化を図ることができる。
【0066】上述した各実施例のPLL回路によれば、
電圧制御発振器から直接出力される発振信号と分周器を
介して出力される発振信号とをPLL回路の出力として
いるため、電圧制御発振器を構成する可変容量ダイオー
ドの容量変化比を変えることなく、広い周波数範囲を実
現できる。したがって、広い周波数範囲と良好な位相雑
音特性を両立できるPLL回路を提供できる。
【0067】図7は、本発明の通信機に係る一実施例の
ブロック図である。通信機70は、アンテナ71、デュ
プレクサ72、増幅部73a,73b、混合部74a,
74b、PLL回路75、送信部Tx、受信部Rxを備
える。
【0068】PLL回路75は、局部発振信号を混合部
74a,74bにそれぞれ与える。
【0069】混合部74aは、送信部Txから出力され
る中間周波信号と局部発振信号とを混合して送信信号に
変換する。この送信信号は、増幅部73aで増幅され、
デュプレクサ72を介してアンテナ71から放射され
る。
【0070】アンテナ71からの受信信号はデュプレク
サ72を介して増幅部73bで増幅される。混合部74
bは、増幅部73bで増幅された受信信号とPLL回路
75からの局部発振信号とを混合して中間周波信号ある
いは送受信信号に変換する。この中間周波信号あるいは
送受信信号は、受信部Rxで信号処理される。
【0071】このような通信機70におけるPLL回路
75に、図1〜図3で示した実施例のPLL回路10〜
30を用いる。
【0072】上述した実施例の通信機によれば、位相雑
音特性の劣化を防ぐとともに、広い周波数範囲を実現で
きるPLL回路を用いて構成するため、広い周波数範囲
で良好な通信特性を有する通信機を構成することができ
る。
【0073】なお、上述の実施例で示したPLL回路は
一例であり、電圧制御発振器から直接出力される発振信
号と、分周器を介して出力される発振信号とを備えてい
ればどのような回路構成であっても良い。
【0074】
【発明の効果】本発明のPLL回路によれば、電圧制御
発振器から直接出力される発振信号と分周器を介して出
力される発振信号とをPLL回路の出力としているた
め、電圧制御発振器を構成する可変容量ダイオードの容
量変化比を変えることなく、広い周波数範囲を実現でき
る。したがって、広い周波数範囲と良好な位相雑音特性
を両立できるPLL回路を提供できる。
【0075】本発明の通信機によれば、位相雑音特性の
劣化を防ぐとともに、広い周波数範囲を実現できるPL
L回路を用いて構成するため、広い周波数範囲で良好な
通信特性を有する通信機を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPLL回路に係る第1の実施例のブロ
ック図である。
【図2】本発明のPLL回路に係る第2の実施例のブロ
ック図である。
【図3】本発明のPLL回路に係る第3の実施例のブロ
ック図である。
【図4】本発明のPLL回路に係る第1の実施例のブロ
ック図である。
【図5】本発明のPLL回路に係る第2の実施例のブロ
ック図である。
【図6】本発明のPLL回路に係る第3の実施例のブロ
ック図である。
【図7】本発明の通信機に係る一実施例のブロック図で
ある。
【図8】従来のPLL回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 基準発振器 2a,2b 第1、第2分周器 3 位相比較器 5 電圧制御発振器 10,20,30,75 PLL回路 11,21,31,42,52,62 第3分周器 32,61 切換器 41 開閉器 51 バッファアンプ 70 通信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J106 AA04 BB01 CC01 CC15 CC24 CC41 CC52 DD05 DD08 FF07 KK06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の周波数の基準信号を出力する基準
    発振器と、該基準発振器の基準信号を分周する第1分周
    器と、電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の発振信号
    を分周する第2及び第3分周器と、前記第1及び第2分
    周器の分周信号を位相比較する位相比較器とを備え、前
    記位相比較器の比較結果に応じて前記電圧制御発振器の
    発振信号を制御するPLL回路であって、 前記電圧制御発振器から直接出力される発振信号を第1
    出力から、前記第3分周器を介して出力される発振信号
    を第2出力からそれぞれ出力することを特徴とするPL
    L回路。
  2. 【請求項2】 一定の周波数の基準信号を出力する基準
    発振器と、該基準発振器の基準信号を分周する第1分周
    器と、電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の発振信号
    を分周する第3分周器と、該第3分周器の分周信号を分
    周する第2分周器と、前記第1及び第2分周器の分周信
    号を位相比較する位相比較器とを備え、前記位相比較器
    の比較結果に応じて前記電圧制御発振器の発振信号を制
    御するPLL回路であって、 前記電圧制御発振器から直接出力される発振信号を第1
    出力から、前記第3分周器を介して出力される発振信号
    を第2出力からそれぞれ出力することを特徴とするPL
    L回路。
  3. 【請求項3】 一定の周波数の基準信号を出力する基準
    発振器と、該基準発振器の基準信号を分周する第1分周
    器と、電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の発振信号
    を切り換える切換器と、該切換器の一方出力から出力さ
    れた前記電圧制御発振器の発振信号を分周する第3分周
    器と、該第3分周器の分周信号を分周する第2分周器
    と、前記第1及び第2分周器の分周信号を位相比較する
    位相比較器とを備え、前記位相比較器の比較結果に応じ
    て前記電圧制御発振器の発振信号を制御するPLL回路
    であって、 前記切換器の他方出力から出力される発振信号と、前記
    第3分周器を介して出力される発振信号とを共通出力か
    ら出力することを特徴とするPLL回路。
  4. 【請求項4】 一定の周波数の基準信号を出力する基準
    発振器と、該基準発振器の基準信号を分周する第1分周
    器と、電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の発振信号
    を分周する第2及び第3分周器と、前記第1及び第2分
    周器の分周信号を位相比較する位相比較器とを備え、前
    記位相比較器の比較結果に応じて前記電圧制御発振器の
    発振信号を制御するPLL回路であって、 前記電圧制御発振器から直接出力される発振信号が入力
    される開閉器を有し、前記第3分周器は前記開閉器と連
    動して前記開閉器の遮断時に動作し、導通時に動作停止
    するものであり、 前記電圧制御発振器から直接出力される発振信号を前記
    開閉器を介して第1出力から、前記第3分周器を介して
    出力される発振信号を第2出力から、いずれか一方のみ
    を切り換えて出力することを特徴とするPLL回路。
  5. 【請求項5】 一定の周波数の基準信号を出力する基準
    発振器と、該基準発振器の基準信号を分周する第1分周
    器と、電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の発振信号
    を分周する第2及び第3分周器と、前記第1及び第2分
    周器の分周信号を位相比較する位相比較器とを備え、前
    記位相比較器の比較結果に応じて前記電圧制御発振器の
    発振信号を制御するPLL回路であって、 前記電圧制御発振器から直接出力される発振信号が入力
    されるバッファアンプを有し、前記第3分周器は前記バ
    ッファアンプと連動して前記バッファアンプの動作停止
    時に動作し、前記バッファアンプの動作時に動作停止す
    るものであり、 前記電圧制御発振器から直接出力される発振信号を前記
    バッファアンプを介して第1出力から、前記第3分周器
    を介して出力される発振信号を第2出力から、いずれか
    一方のみを切り換えて出力することを特徴とするPLL
    回路。
  6. 【請求項6】 一定の周波数の基準信号を出力する基準
    発振器と、該基準発振器の基準信号を分周する第1分周
    器と、電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の発振信号
    を分周する第2分周器と、前記第1及び第2分周器の分
    周信号を位相比較する位相比較器とを備え、前記位相比
    較器の比較結果に応じて前記電圧制御発振器の発振信号
    を制御するPLL回路であって、 前記電圧制御発振器から直接出力される発振信号が入力
    される切換器と、該切換器の一方出力に接続される第3
    分周器を有し、該第3分周器は前記切換器と連動して前
    記切換器から発振信号が入力される時に動作し、前記切
    換器から発振信号が入力されない時に動作停止するもの
    であり、 前記切換器の他方出力から出力される発振信号を第1出
    力から、前記切換器の一方出力から前記第3分周器を介
    して出力される発振信号を第2出力から、いずれか一方
    のみを切り換えて出力することを特徴とするPLL回
    路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    のPLL回路を用いて構成したことを特徴とする通信
    機。
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