JP3278314B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3278314B2
JP3278314B2 JP01929495A JP1929495A JP3278314B2 JP 3278314 B2 JP3278314 B2 JP 3278314B2 JP 01929495 A JP01929495 A JP 01929495A JP 1929495 A JP1929495 A JP 1929495A JP 3278314 B2 JP3278314 B2 JP 3278314B2
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    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0167Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member
    • G03G2215/0174Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member plural rotations of recording member to produce multicoloured copy
    • G03G2215/0177Rotating set of developing units

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体が担持するト
ナー像を誘電体上に静電的に転写することによって画像
を形成する画像形成装置に関し、例えば、複写機やプリ
タ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来、感光体に形成されたトナー像を転写
ドラム上に担持された転写材に順次重ねて転写すること
によりカラー画像を形成するカラー画像形成装置が広く
用いられている。
【0003】また、上記転写ドラムとして、図2に示す
ような固体転写ドラム5が提案されている。
【0004】この固体転写ドラム5は、金属製の芯金5
a上に導電性の弾性体層5bを設け、その上に誘電体層
5cを設けてなっている。
【0005】そして、芯金5aにトナーの帯電極性と逆
極性の電圧を印加することにより、感光体上のトナー像
を誘電体層5cの表面に担持した転写材に転写する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この固体転
写ドラム5に付着したトナーをクリーニングするため
に、芯金5aにトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加
してトナーを誘電体層5c表面から感光体へと逆転写さ
せることが考えられる。
【0007】しかしながら、この場合、感光体上のトナ
ー像を転写材に転写する際に、芯金5aにトナーの帯電
極性と逆極性の電圧を印加するための電源とは別に、ト
ナーの帯電極性と同極性の電圧を印加するための電源が
必要となり、装置のコスト面で不利である。
【0008】一方、感光体ドラムとトナーの帯電極性と
逆極性の電圧が印加された導電性の転写ローラとの間の
転写材を送ることによって、転写材に感光ドラム上のト
ナー像を転写する装置において、転写ローラにトナーの
帯電極性と同極性の電圧を印加することにより転写ロー
ラに付着したトナーを感光体ドラムに逆転写し、転写ロ
ーラをクリーニングすることも提案されている。
【0009】この場合においても転写ローラに電圧を印
加する電源を転写時とクリーニング時とで別に設ける必
要があった。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、コストの上昇を抑えた
画像形成装置を提供することである。
【0011】さらに本発明は、トナー像が転写される誘
電体上に付着した不要なトナーを良好に回収可能な画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0012】さらに本発明は、誘電体のトナー汚れによ
る画質の低下を防止し、高品質の画像を安定して形成で
きる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、トナー像を静電的に担持する像担持体と、
この像担持体の転写位置を無端移動する誘電体と、前記
像担持体側とは反対側の前記誘電体に接触して設けられ
た導電体と、を備え、前記導電体に前記トナー像の帯電
極性とは逆極性の電圧を印加することにより、前記転写
位置で前記担持体のトナー像を前記誘電体上に転写する
画像形成装置において、前記転写位置で前記誘電体上の
トナーを前記像担持体へと転移させる電界を発生させる
ために、前記導電体を電気的に接地することを特徴とす
るものである。
【0014】また、本発明は、トナー像を静電的に担持
する像担持体と、この像担持体の転写位置を無端移動す
る誘電体と、前記像担持体側とは反対側の前記誘電体に
接触して設けられた導電体と、を備え、前記導電体に前
記トナー像の帯電極性とは逆極性の電圧を印加すること
により、前記転写位置で前記像担持体のトナー像を前記
誘電体上に転写する画像形成装置において、前記転写位
置で前記誘電体上のトナーを前記像担持体へと転移させ
る電界を発生させるために、前記導電体に前記像担持体
のトナー像を前記誘電体上に転写するときに前記導電体
に印加される電圧と同極性で、かつ、絶対値の小さい電
圧を印加することを特徴とする。
【0015】
【実施例】
実施例1 以下、本発明に係わるカラー画像形成装置を図面に則し
て説明する。
【0016】図1は、本発明の画像形成装置の一実施例
を示す構成図である。本実施例では、像担持体として負
帯電性のOPCからなる感光ドラム1を用い、現像剤と
して負帯電性のトナーを用いたカラーの画像形成装置に
ついて述べる。感光ドラム1に付与された負極性に帯電
したトナーは、感光ドラム1の表面に潜像の電位により
保持され、感光ドラム1上に潜像がトナー像として形成
される。
【0017】図1に示すように、画像形成装置は、装置
本体の中央に感光ドラム1が配設され、その右に固体転
写ドラム5が、左に4つの現像器、例えばイエロー、マ
ゼンタ、シアン及びブラックの現像剤を収容した現像器
4a、4b、4c及び4dを備えた回転式現像装置4が
配設されている。
【0018】固体転写ドラム5は、金属製の芯金5a上
に導電性の弾性体層5bを設け、その上に誘電体層5c
を設けてなっている。この固体転写ドラム5の周囲に
は、導電ローラからなる吸着ローラ20、除電ローラ2
1が配設される。装置本体の上方には、露光装置を構成
するレーザドライバ(図示せず)、高速モータ12によ
って回転駆動される多面鏡13、レンズ14及び折り返
しミラー15が配設される。
【0019】画像形成装置は、以上の構成にて、先ず、
露光装置からの画像信号に基づいた露光により、帯電手
段52によって一様に帯電された感光ドラム1上に1色
目、例えばイエロー成分色に対する静電潜像を形成し、
その潜像をイエロー現像器4aにより現像して、感光ド
ラム1上にイエロートナー像が得られる。
【0020】このプロセスと並行して固体転写ドラム5
に転写材が供給され、転写材の先端が転写ドラム5に設
けられたグリッパ19により把持される。先端を把持さ
れた転写材は、これに吸着ローラ20が接触することに
より、転写材の背面から吸着バイアス、本実施例では−
500Vが印加され、これにより転写材は、転写ドラム
5の表面上に静電吸着されて保持される。転写ドラム5
に保持された転写材は、転写ドラム5の回転に伴い感光
ドラム1と対向した転写部に搬送され、転写帯電手段と
しての電源50によって転写ドラム5の芯金5aに印加
したトナーの帯電極性と逆極性の転写バイアスにより、
感光ドラム1上に形成されたイエロートナー像が転写材
上に転写される。
【0021】イエロートナー像の転写が終了した感光ド
ラム1は、その表面にクリーナ6のクリーニングブレー
ドが接触されてクリーニングされ、表面に付着している
残留トナーが除去される。その後、上記と同様にして、
感光ドラム1上に露光により2色目の例えばマゼンタ成
分色に対する静電潜像を形成し、マゼンタ現像器4bに
より現像してマゼンタトナー像とし、そのマゼンタトナ
ー像を転写材上にイエロートナー像の上から重ね合わせ
て転写する。同様な工程を3色目、4色目のシアン、ブ
ラックについても繰り返して、転写材上にイエロー、マ
ゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像を重ね合
わせて転写したカラー画像が得られる。
【0022】本実施例では、上記の転写バイアスは、1
色目を+950V、2色目を+1100V、3色目を+
1250V、4色目を+1400Vとした。
【0023】4色のトナー像の転写が終了した転写材
は、次いで剥離帯電器51及び分離爪8の作用により固
体転写ドラム5から剥離して定着器9に搬送され、そこ
で4色のトナー像の混色及び固定を行ってフルカラーの
複写画像とされ、画像形成装置の機外に排出される。転
写ドラム5は転写材の分離後、後述するクリーニング方
法で表面に付着しているトナーが除去され、更に表面を
除電ローラ21により除電して電気的に初期化される。
本実施例では、この除電はVpp3kV、2kHzのA
C除電を実施した。
【0024】次に、本実施例における転写ドラム5のク
リーニングモードについて説明を行う。
【0025】本実施例においてはトナーは負の帯電極性
を持つものとする。即ち、感光ドラム1上のトナーを転
写材に転写する際には、転写ドラム5の芯金5aには正
の電圧が印加される。従って、転写位置(感光ドラム1
と転写ドラム5とのニップ部)下流側の感光ドラム1と
転写ドラム5との間で発生する剥離放電により、転写後
の誘電体層5cの表面はマイナスに帯電する。
【0026】ここで、本実施例では感光ドラム1は負帯
電のOPCであり、電荷発生層の上に厚さ25μmの電
荷輸送層(Carrier Transfer Lay
er)を設けたものを用い、転写ドラム5はアルミの芯
金5aの上に厚さ5.5mm、体積抵抗104 Ω・cm
以下の弾性体5bをまき、その上に厚さ75μm、体積
抵抗率1014〜1016Ω・cmの誘電体5cをコートし
たものを用いた。
【0027】本実施例では、この誘電体層5c表面がマ
イナスに帯電した転写ドラム5の芯金5aを4色目の転
写終了後、即ち転写位置に転写材がないときに接地する
ことにより、転写ドラム5の転写位置直前の表面電位を
約−500Vにしている。一方、感光ドラム1は、AC
電圧が印加された接触帯電手段52または露光手段によ
って表面電位が約0Vになるように除電される。即ち、
本実施例では、転写ドラム5の芯金5aにマイナスの電
圧を印加することなしに、転写位置で誘電体層5c表面
に付着したトナーを感光ドラム1へと転移させる電界を
発生させることができる。
【0028】そして、図3及び図6に示すように、転写
ドラム5の芯金5aを接地した後、転写ドラム5を少な
くとも1回転させることにより、転写ドラム5上のトナ
ーを感光ドラム1に逆転写し、このトナーをクリーナ6
によって回収する。
【0029】また、転写位置において感光ドラム1に逆
転写されなかった転写ドラム5上のトナーは転写ドラム
5の回転方向下流に設けられたトナー回収手段としての
ファーブラシ22によって回収される。
【0030】ここで、比較例として図4に示すように感
光ドラム1の表面電位を0Vにし、トナーと同極性のバ
イアス、ここではマイナスのバイアス(−1000V)
を転写ドラム5の芯金5aに印加することにより、転写
ドラム5表面に付着したトナーを感光ドラム1上に逆転
写させることを考えてみる。この時の転写ドラム5の転
写位置直前の表面電位は−1500Vであり、感光ドラ
ム1表面との電位差は1500Vとなる。
【0031】この様に転写ドラム5は、その表面に誘電
体層5cを備えるため、感光ドラム1の表面電位を0V
とすると、芯金5aに印加した電圧以上の大きな電位差
が感光ドラム1と誘電体層5c表面との間に発生するこ
ととなる。従って、転写位置において放電が発生し、誘
電体層5cに付着したトナーが感光ドラム1へと転移す
る効率が低くなるといった問題が発生する。
【0032】また、感光ドラム1へ逆転写できずに誘電
体層5c表面に残ったトナーをファーブラシ22でクリ
ーニングするのだが、比較例においては充分にクリーニ
ングできないといった問題も発生する。この原因を調査
したところ、クリーニングモード時の転写領域において
は、転写ドラム5表面のトナーが感光ドラム1上に移る
他に、感光ドラム1から転写ドラム5にプラスの電荷が
注入される。ここでは、1500Vの電位差があるため
放電もおき、過剰なプラス電荷の移動が生じ、逆転写さ
れなかったトナーは転写前とは反対のプラスに帯電して
しまっていた(図4)。
【0033】そして、転写領域を通過した後の誘電体層
5cの表面電位は−550V、裏面電位は−1000V
となり、誘電体層5cには450Vの電位差が存在す
る。この電位差は後述する本実施例における逆転写終了
後の誘電体層5cに発生する電位差よりも大きな値であ
る。
【0034】即ち、比較例における逆転写残トナーは転
写ドラム誘電層5c背面の電荷とのクーロン力により転
写ドラム5表面から離れづらく、クリーニングしづらく
なってしまっていた。
【0035】もちろん、比較例では、転写ドラム5の芯
金5aにマイナスの電圧を印加するための電源を設ける
必要があり、装置本体のコストアップにつながるといっ
た問題点を有する。
【0036】これに対して本実施例では前述したよう
に、感光ドラム1の表面電位を0Vにし、転写ドラム5
の芯金5aを接地した。これにより、クリーニングモー
ド時の転写ドラム5の表面電位が−500Vとなり、感
光ドラムとの電位差は500Vとなる。従って、転写位
置において放電が発生することなく充分に転写ドラム5
表面のトナーを感光ドラム1上に逆転写することができ
る。更に逆転写後の転写ドラム5の表面電位は−150
Vになり(転写ドラム芯金5aを接地した状態)、逆転
写終了後の誘電体層5cには150Vと比較例に対して
小さい電位差が存在する。即ち、逆転写残トナーについ
ても電荷を中和することができ、これにより、逆転写残
トナーのファーブラシ22によるクリーニング性も向上
する。
【0037】ここでファーブラシ22として太さ250
デニールのレーヨン繊維を用いた。
【0038】また、この転写ドラムクリーニングモード
においては、感光ドラム1と転写ドラム5との転写位置
直前における電位差を300V〜700Vに設定するこ
とにより良好なクリーニング性が得られた。従って、ク
リーニングモード時に上記電位差を満たすように転写ド
ラム5の芯金5aに、感光ドラム1上のトナー像を転写
材に転写するときに、芯金5aに印加される電圧と同極
性で、かつ、絶対値の小さい電圧を印加してもよい。
【0039】ここで、転写ドラム5の転写終了後の表面
電位は一様ではなく、プリントモードや使用環境によっ
て変わる。上述した例は23℃60%の環境下における
フルカラープリント終了後の電位であるが、例えば同環
境下におけるモノカラープリント終了後では−300
V、20℃10%の環境下におけるフルカラープリント
終了後では−650Vであった。
【0040】また、上記転写ドラム5のクリーニング
は、装置への電源投入時、連続プリント終了時、間欠プ
リントの紙間時、ジャム処理後に行う。
【0041】実施例2 以下、本発明の実施例2について図7を用いて説明す
る。なお、本実施例は、図1のカラー画像形成装置に適
応できる。
【0042】また、本実施例において、転写ドラム5上
に付着したトナーは実施例1と同様にして感光ドラム1
へと逆転写されてクリーニングされる。
【0043】図1の装置において、吸着ローラ20及び
除電ローラ21にあっては、これらまでに個別にクリー
ニングブレード等のクリーニング部材を設けると、画像
形成装置が複雑化するので、クリーニング部材を設けて
いない。しかし固体転写ドラム5表面のクリーニングは
完全なものではなく、微小量ではあるがどうしてもトナ
ーが残ってしまう。そのような微少量の残留トナーは画
像形成枚数を重ねるとかなりな量になる。そのため、吸
着ローラ20及び除電ローラ21が転写ドラム5に当接
した際に、転写ドラム5のトナーがこれらローラ20及
び21の表面に付着して蓄積する。
【0044】また、ジャム時、あるいはトナー飛散等に
よっても吸着ローラ20及び除電ローラ表面にトナーが
付着することがある。
【0045】その結果、吸着ローラ20及び除電ローラ
21の表面が高抵抗になって、転写材の吸着不良及び転
写ドラム5の除電不良等の弊害が発生する。また除電ロ
ーラ21のトナー汚れが転写ドラム5の汚染源になった
り、吸着ローラ20のトナー汚れが転写材の汚れの原因
となったりする弊害もある。
【0046】そこで、本実施例では、図6に示す方法に
よって吸着ローラ20、除電ローラ21をクリーニング
し、表面に付着したトナーを除去した。即ち、除電ロー
ラ21及び吸着ローラ20を固体転写ドラム5に接触さ
せ、これらローラ21及び吸着ローラ20と転写ドラム
5との間に、ローラ21及び20上の付着トナーを転写
ドラム5上に移動させる電位差を設けて、その電界によ
りローラ21及び20からトナーを転写ドラム5上に再
転写する。次いで転写ドラム5と感光ドラム1との間
に、転写ドラム5上の再転写トナーを感光ドラム1上に
転移させる電位差を設けて、その電界により転写ドラム
5からトナーを感光ドラム1上に再転写する。そしてそ
の感光ドラム1上の再転写トナーをクリーナ6でクリー
ニングして除去する。これにより、吸着ローラ20及び
除電ローラ21から付着トナー除去でき、除去したトナ
ーは感光ドラム1の箇所でクリーナ6に回収される。
【0047】具体例を示せば、本実施例において、固体
転写ドラム5の芯金5aをアルミニウムシリンダーと
し、芯金5a上の導電性の弾性体層5bを厚さ5.8m
m、体積抵抗率104 Ω・cm以下に形成し、その上の
誘電体層5cを厚さ75μm、体積抵抗率1014〜10
16Ω・cmの誘電体シートで形成した。また吸着ローラ
20及び除電ローラ21の導電ローラには、アスカーC
2硬度で35°のゴム硬度を有し、体積抵抗率が105
Ω・cm以下の導電性EPDMまたはCRゴムの発泡ス
ポンジを用いた。
【0048】吸着ローラ20、除電ローラ21のクリー
ニング時のこれらローラ20、21、転写ドラム5及び
感光ドラム1の表面電位は次のように設定した。トナー
の帯電極性は実施例1と同様にマイナスである。尚、こ
のクリーニングは、間欠プリントモードの最終色のトナ
ー像の転写の終了後に行った。
【0049】感光ドラム電位: 0V 吸着ローラ電位:−1000V 除電ローラ電位:−1000V 転写ドラム電位: −500V
【0050】吸着ローラ20、除電ローラ21は導電ロ
ーラを用いているので、印加バイアスがそのまま表面電
位になる。一方、感光ドラム1は公知の除電手段(除電
露光または除電帯電手段52)を用いて電位を0Vに除
電すればよい。転写ドラム5の表面電位は、最終色の4
色目のトナー像の転写後の誘電体層5c上の電荷により
定まる。本実施例では、転写バイアスがプラスであるか
ら誘電体層5c表面には転写後マイナスの電荷が蓄積さ
れる。従って、実施例1と同様に4色目のトナー像の転
写後に芯金5aを接地して転写バイアスを0Vにするこ
とにより、転写ドラム5の表面電位を約−500Vにし
た。
【0051】以上のように、本実施例においては、吸
着、除電ローラの電位をVs 、転写ドラムの表面電位を
t 、感光ドラムの表面電位をVd としたときに、Vs
−Vt<0及びVt −Vd <0(トナーの帯電極性が負
極性の時)を満足するような電位構成を有するクリーニ
ングモードを設けることにより、除電ローラ21及び吸
着ローラ20から付着トナーを転写ドラム5上に再転写
して除去できる。そしてそのトナーを感光ドラム1上に
再転写して、クリーナ6で回収することができる(ただ
し、トナーの帯電極性が正極性の時には、Vs −Vt
0及びVt −V>0である)。
【0052】従って本実施例によれば、吸着ローラ20
及び除電ローラ21のトナー汚れをなくして、転写材の
転写ドラム5への吸着不良や転写ドラム5の除電不良、
更には転写材の汚れを防止でき、その結果、良好なカラ
ー画像を安定して得ることができる。また吸着ローラ2
0及び除電ローラ21のクリーニング部材を別に設ける
必要がないので、画像形成装置の構成を簡易化すること
ができる。然も、吸着ローラ20、除電ローラ21から
除去したトナーを感光ドラム1のクリーナ6で一括して
回収できるので、これらローラのクリーニング部材ごと
に廃トナーが溜ってしまうと云う問題もない。
【0053】また、本実施例において図8に示すよう
に、転写ドラムクリーナ22を設け、そのファーブラシ
22aによって、転写ドラム5から感光ドラム1へと逆
転写されなかったトナーを回収しても良い。
【0054】このファーブラシ22aの繊維には、太さ
250デニールのレーヨン繊維を用いた。
【0055】この様に、転写ドラム5上のトナーを転写
クリーナ22のファーブラシ22aにより除去すること
により、電界制御のみでは除去することが困難な紙粉等
の異物と混ざり合ったトナーや帯電電荷量が低くなった
トナーをも転写ドラム5から除去できるので、吸着ロー
ラ20及び除電ローラ21のトナー汚れをなくし、転写
材の転写ドラム5への吸着不良や転写ドラム5の除電不
良、転写材の裏汚れを防止し、良好なカラー画像を安定
して得る効果が、より一段と向上する。
【0056】また、ファーブラシ22に代わり、フッ素
ゴム部材からなるクリーニングブレードを転写ドラム5
に対してカウンター方向に当接させて設けても良い。
【0057】このクリーニングブレードは図7のファー
ブラシ22aと比べてクリーニング性が優れ、また固体
転写ドラム5に使用するのに好適であり、安価でもある
利点がある。
【0058】実施例3 以下、本発明の実施例3について図9及び図10を用い
て説明する。
【0059】本実施例では、固体転写ドラム5のクリー
ニング動作をパッチ画像濃度検知終了時とした場合につ
いて説明する。パッチ画像濃度検知方式による画像濃度
制御は、環境変化や多数枚の連続画像形成後でも安定し
て高画質の画像を得ることを目的として行われる。
【0060】図6に示すように、画像形成装置のパター
ン発生回路24によって濃度制御用パッチ画像の画像信
号を発生し、この信号に従ってレーザドライバ11を駆
動して、感光ドラム1上に各色のパッチ画像の潜像を作
成し、これを現像して感光ドラム1上にトナーによる各
色のパッチ画像を形成する。このパッチ画像を、転写ド
ラム5から吸着ローラ20を解除したままの状態下で転
写ドラム5上に転写する。このパッチ画像の転写バイア
スは、直接、転写ドラム5上に転写するので、転写材上
に転写する場合よりも低い値を用いる。本実施例では、
一例として1色目〜4色目とも+200Vの転写バイア
スを芯金5aに印加して、パッチ画像を転写ドラム5上
に転写した。そしてその転写ドラム5上に転写した各色
のパッチ画像のトナー濃度を濃度センサ25により測定
し、測定濃度に基づいて各色の現像器4a〜4dの現像
バイアスの適正値を決定して制御する。
【0061】かくして、パッチ画像濃度検知方式により
画像濃度制御が行われ、環境変化や多数枚の連続画像形
成後でも安定して高画質の画像を得ることが可能とな
る。
【0062】一方、固体転写ドラム5上に転写された各
色のパッチ画像は、図10に示すように、転写ドラム5
を回転して、転写クリーナ22(ファーブラシ22a)
によりクリーニング、除去する。そして次いで除電ロー
ラ21を転写ドラム5に当接し、除電バイアス(交流)
を印加して除電後、除電ローラ21に印加する除電クリ
ーニングバイアス(直流バイアス)を−600Vとし、
また転写バイアスを0Vとすることによって転写ドラム
表面電位を−100Vとして、除電ローラ21の付着ト
ナーの転写ドラム5上に再転写し、その再転写したトナ
ーを転写クリーナ22によりクリーニングして除去す
る。各バイアスは、転写ドラム5上への再転写後所定の
時間を経てゼロとし、通常のスタンバイモード(待機モ
ード)に戻る。
【0063】このようにパッチ画像濃度検知終了時の除
電ローラ21のクリーニングは、濃度検知が非通紙時に
行われ、転写ドラム5の表面電位が通紙時に比べて低く
なるので、除電ローラ21に印加するバイアスを低くし
ても良い。更に濃度制御は電源投入時もしくはスタンバ
イ時における環境変化が見られたとき、もしくは所定の
時間以上スタンバイ状態で放置したときに行うのが良
い。
【0064】また、本実施例において、転写ドラム5上
に形成されたパッチ画像を実施例1と同様にしてクリー
ニングしても良い。
【0065】即ち、濃度検知終了後、転写ドラム5の芯
金5aを接地し、感光ドラム1を除電することにより、
転写位置で転写ドラム5上のトナーを感光ドラム1へと
転移させる電界を発生させ、この転写位置にパッチ画像
が形成された転写ドラム5の領域を通過させる。そし
て、転写ドラム5から感光ドラム1へと逆転写されたト
ナーは感光ドラムクリーナ6によって回収される。
【0066】実施例4 以下、図1のカラー画像形成装置における吸着ローラ2
0及び除電ローラ21に付着したトナーのクリーニング
について説明する。
【0067】実施例1では、転写後の転写ドラム5の表
面電位の−500Vは、転写ドラム5の芯金5aへ印加
する転写バイアスを0Vとすることにより発生させてい
るが、転写バイアスを0Vでなく+1000V程度印加
してやれば、転写ドラム5の表面電位をおおよそ+50
0Vくらいまで上昇させることができる。従ってこのよ
うにしてから吸着ローラ20及び除電ローラ21を0V
に接地して転写ドラム5に当接してやれば、実施例2と
同様に吸着ローラ20及び除電ローラ21の付着トナー
を転写ドラム5に戻して再転写することができる。
【0068】そして、転写ドラム5に付着したトナーは
実施例1と同様の方法でクリーニングする。
【0069】本実施例によれば、吸着ローラ20や除電
ローラ21にクリーニングのためのバイアス電圧を特別
に加える必要がなくなる。特に除電ローラ20による転
写ドラム5の除電には通常1〜4kV(ピーク間電圧)
のACバイアスを用いることが多く、除電ローラ20の
付着トナーのクリーニングのためのDCバイアス電源を
省略することができることから、大幅なコストダウンが
可能となる。
【0070】また転写ドラム5と感光ドラム1の当接を
解除可能とし、解除状態において吸着ローラ20及び除
電ローラ21のクリーニングモードを実施してやると、
感光ドラム1上のトナー汚れが転写ドラム5上に転移す
るのを防止でき、また感光ドラム1上に天使やメモリを
生じさせることがないので、そのようにする方がより好
ましい。
【0071】実施例5 以下、本発明の実施例5について図11を用いて説明す
る。
【0072】吸着ローラ20及び除電ローラ21におい
ては、クリーニングブレード等のクリーニング部材を個
別に設けると装置が複雑になるので、これらクリーニン
グ部材は設けていない。このため、転写ドラム5表面に
トナーが付着していると吸着、除電ローラが当接した際
にそのトナーが付着してしまう。また、飛散トナーやジ
ャム処理時等で直接ローラにトナーが付着してしまう場
合がある。
【0073】そこで、本発明は吸着ローラ20、除電ロ
ーラ21の電位をV 、転写ドラム5の表面電位をV
t としたときに、Vs −Vt <0(トナーの帯電極性が
負極性の時)を満足するような電位構成を有するクリー
ニングモードを設けることにより吸着ローラ20、除電
ローラ21の表面に付着したトナーを除去する(但し、
トナーの帯電極性が正極性の時には不等号は逆にな
る)。
【0074】本実施例も前実施例と同様にトナーは負の
帯電極性を持つものとする。また、本実施例では感光ド
ラム1は負帯電のOPCであり、電荷発生層の上に厚さ
25μmのCT層を設けたものを用い、転写ドラム5は
アルミの芯金5aの上に厚さ5.5mm、体積抵抗10
4 Ω・cm以下の弾性体5bをまき、その上に厚さ75
μm、体積抵抗1014〜1016Ω・cmの誘電体5cを
コートしたものを用いた。また、吸着ローラ20、除電
ローラ21はアスカーC2硬度で35°のゴム硬度を有
し、体積抵抗105 Ω・cm以下の導電性EPDMまた
はCRゴムの発泡スポンジを用いた。ここで、転写材分
離後の転写ドラム5は実施例1で説明した転写ドラムク
リーニングモードが実行され、転写ドラム5表面のトナ
ーが除去され、除電ローラ21によって除電され電気的
に初期化される。従って、この時の転写ドラム5の表面
電位は0Vである。
【0075】ここで、本実施例では図11に示すように
転写ドラム5の芯金5aを接地し、吸着ローラ20及び
除電ローラ21に−500Vを印加し、転写ドラム5に
当接させる。吸着ローラ20、除電ローラ21は導電ロ
ーラを用いているので、印加バイアスがそのまま表面電
位となる。ここで、それぞれの表面電位は以下のように
なる。
【0076】転写ドラム5表面電位 0V 吸着ローラ20表面電位 −500V 除電ローラ21表面電位 −500V
【0077】これにより、吸着ローラ20及び除電ロー
ラ21表面に付着したマイナスに帯電したトナーは電位
差によって転写ドラム5に転写される。その後、転写ド
ラム5に転写されたトナーはファーブラシ或いはクリー
ニングブレードを転写ドラムに当接させクリーニングし
てやればよい。また、このクリーニングモードにおいて
も、転写ドラム5と吸着ローラ20、除電ローラ21と
の電位差を300V〜700Vに設定することにより良
好なクリーニング性が得られた。
【0078】これにより転写ドラム5に当接し、電荷を
付与する吸着ローラ20や除電ローラ21等に付着した
トナーを除去することができ、吸着不良や除電不良によ
る画像乱れのない高品質の画像が提供できる。
【0079】また、転写ドラム5と感光ドラム1の当接
を解除可能とし、解除状態において吸着ローラ20及び
除電ローラ21のクリーニングモードを実行してやる
と、感光ドラム1上のトナー汚れが転写ドラム5上に転
移するのを防止でき、また感光ドラム1上に転写メモリ
を生じさせることがないので、そのようにする方が好ま
しい。
【0080】実施例6 以下、本発明の実施例6について図12を用いて説明す
る。
【0081】本実施例も前実施例5と同様、吸着ローラ
20、除電ローラ21の電位をVs、転写ドラム5の表
面電位をVt としたときに、Vs −Vt <0(トナーの
帯電極性が負極性の時)を満足するような電位構成を有
する吸着ローラ20及び除電ローラ21のクリーニング
モードを設けることにより吸着ローラ20、除電ローラ
21の表面に付着したトナーを除去するものである(但
し、トナーの帯電極性が正極性の時には不等号は逆にな
る)。ここで、本実施例では前記クリーニングモード時
には吸着ローラ20、除電ローラ21を接地し、転写ド
ラム5の芯金5aにトナーの帯電極性とは逆極性のバイ
アスを印加することにより上記式を満足するような電位
構成を実現する。
【0082】詳しく説明すると、転写材分離後の転写ド
ラム5は実施例1で説明した転写ドラムクリーニングモ
ードが実行され、転写ドラム5表面のトナーが除去さ
れ、除電ローラ21によって除電され電気的に初期化さ
れ、転写ドラム5の表面電位は0Vとなる。ここで、ト
ナーの帯電極性をマイナスとすると、本実施例では吸着
ローラ20及び除電ローラ21のクリーニングモード実
行時に図12に示すように転写ドラム5の芯金5aには
+500Vを印加し、吸着ローラ20及び除電ローラ2
1を接地し転写ドラム5に当接させる。ここでは、それ
ぞれの表面電位は以下のようになる。
【0083】転写ドラム5表面電位 +500V 吸着ローラ20表面電位 0V 除電ローラ21表面電位 0V
【0084】これにより、吸着ローラ20及び除電ロー
ラ21表面に付着したマイナスに帯電したトナーは電位
差によって転写ドラム5に転写される。その後、転写ド
ラム5に転写されたトナーはファーブラシ或いはクリー
ニングブレードを転写ドラムに当接させクリーニングし
てやればよい。
【0085】これにより本実施例によれば、吸着ローラ
20や除電ローラ21のクリーニングモードのためのバ
イアス電源を必要としない。特に、除電ローラ21によ
る転写ドラム5の除電には通常1〜4kV(ピーク間電
圧)のACバイアスを用いることが多く、除電ローラ2
1のクリーニングのためのDCバイアス電源を省略する
ことができることから、大幅なコストダウンが可能とな
る。
【0086】また、転写ドラム5と感光ドラム1の当接
を解除可能とし、解除状態においてクリーニングモード
を実行してやると、感光ドラム1上のトナー汚れが転写
ドラム5上に転移するのを防止でき、また感光ドラム1
上に転写メモリを生じさせることがないので、そのよう
にする方が好ましい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、トナー像
を静電的に担持する像担持体と、この像担持体の転写位
置を無端移動する誘電体と、前記像担持体側とは反対側
の前記誘電体に接触して設けられた導電体と、を備え、
前記導電体に前記トナー像の帯電極性とは逆極性の電圧
を印加することにより、前記転写位置で前記像担持体の
トナー像を前記誘電体上に転写する画像形成装置におい
て、前記導電体を電気的に接地することによって前記転
写位置で前記誘電体上のトナーを前記像担持体へと転移
させる電界を発生させるため、誘電体に付着したトナー
を像担持体へと転移させて誘電体を清掃する場合に、特
別な電源を設ける必要がなく、装置本体のコストの上昇
を抑えることができる。
【0088】また、本発明は、トナー像を静電的に担持
する像担持体と、この像担持体の転写位置を無端移動す
る誘電体と、前記像担持体側とは反対側の前記誘電体に
接触して設けられた導電体と、を備え、前記導電体に前
記トナー像の帯電極性とは逆極性の電圧を印加すること
により、前記転写位置で前記像担持体のトナー像を前記
誘電体上に転写する画像形成装置において、前記導電体
に前記像担持体のトナー像を前記誘電体上に転写すると
きに前記導電体に印加される電圧と同極性で、かつ、絶
対値の小さい電圧を印加することによって前記転写位置
で前記誘電体上のトナーを前記像担持体へと転移させる
電界を発生させるため、誘電体に付着したトナーを像担
持体へと転移させて誘電体を清掃する場合に、特別な電
源を設ける必要がなく、装置本体のコストの上昇を抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置の構成図。
【図2】図1の装置に設置した固体転写ドラムの層構成
を示す断面図。
【図3】実施例1の転写ドラムクリーニングの説明図。
【図4】比較例1の転写ドラムクリーニングの説明図。
【図5】実施例1の転写ドラムクリーニングの説明図。
【図6】実施例1の画像形成及びクリーニングのタイミ
ングチャート。
【図7】実施例2の吸着ローラ、除電ローラ、転写ドラ
ムのクリーニングの説明図。
【図8】実施例2の吸着ローラ、除電ローラ、転写ドラ
ムのクリーニングの説明図。
【図9】実施例3に係るカラー画像形成装置の構成図。
【図10】実施例3の吸着ローラ、除電ローラ、転写ド
ラムのクリーニングのタイミングチャート。
【図11】実施例5の吸着ローラ、除電ローラのクリー
ニングの説明図。
【図12】実施例6の吸着ローラ、除電ローラのクリー
ニングの説明図。
【符号の説明】
1 感光ドラム 5 転写ドラム 5a 芯金 5b 導電体層 5c 誘電体層 6 感光ドラムクリーナ 20 吸着ローラ 21 除電ローラ 22 転写ドラムクリーナ 50 電源 52 帯電手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 壁谷 信昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 加藤 基 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮代 俊明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 久米 隆生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−52670(JP,A) 特開 平4−174881(JP,A) 特開 平6−27776(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/00 303 G03G 21/10

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を静電的に担持する像担持体
    と、この像担持体の転写位置を無端移動する誘電体と、
    前記像担持体側とは反対側の前記誘電体に接触して設け
    られた導電体と、を備え、前記導電体に前記トナー像の
    帯電極性とは逆極性の電圧を印加することにより、前記
    転写位置で前記像担持体のトナー像を前記誘電体上に転
    写する画像形成装置において、 前記転写位置で前記誘電体上のトナーを前記像担持体へ
    と転移させる電界を発生させるために、前記導電体を電
    気的に接地することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記誘電体の少なくとも1回転の間、前
    記転写位置において前記誘電体上のトナーが前記像担持
    体へと転移する電位差を発生させることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置は、前記像担持体にト
    ナー像を形成する像形成手段と、前記誘電体上に転写さ
    れた前記トナー像の濃度を検知する濃度検知手段と、こ
    の濃度検知手段の検知結果に基づいて前記像形成手段の
    像形成条件を制御する制御手段と、を備え、前記濃度検
    知手段による濃度検知終了後、前記濃度検知手段によっ
    て検知された前記トナー像は前記電界によって前記像担
    持体へ転移させられることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置は、前記像担持体上の
    トナーを清掃する清掃手段を備えることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置は、前記転写位置に対
    して前記誘電体の移動方向下流側に設けられ、前記誘電
    体上のトナーを回収するトナー回収手段を備えることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記誘電体は転写材を前記転写位置に担
    持搬送し、前記誘電体に担持された転写材に前記像担持
    体のトナー像が転写されることを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記転写位置で前記誘電体上のトナーを
    前記像担持体へと転移する電界を発生させるために、前
    記転写位置に前記転写材がないときに、前記導電体は電
    気的に接地されることを特徴とする請求項6に記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置は、前記誘電体に転写
    材を吸着するために前記誘電体に接触して電荷を付与す
    る吸着手段と、前記転写位置において前記誘電体上のト
    ナーが前記像担持体へと転移する電位差を発生させたと
    き、前記吸着手段上のトナーが前記誘電体へと転移する
    電位差を発生させる手段を備えることを特徴とする請求
    項6または請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記誘電体上に担持された転写材には前
    記像担持体のトナー像が順次重ねて転写されフルカラー
    画像が形成されることを特徴とする請求項6乃至請求項
    8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記画像形成装置は、前記誘電体に接
    触して除電する除電手段と、前記転写位置において前記
    誘電体上のトナーが前記像担持体へと転移する電位差を
    発生させたとき、前記除電手段上のトナーが前記誘電体
    へと転移する電位差を発生させる手段を備えることを特
    徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の
    画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記画像形成装置は、前記像担持体を
    除電する除電手段を備え、前記転写位置で前記誘電体上
    のトナーを前記像担持体へと転移させる電界を発生させ
    たときに前記転写位置にある前記像担持体の領域は前記
    除電手段によって除電されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 トナー像を静電的に担持する像担持体
    と、この像担持体の転写位置を無端移動する誘電体と、
    前記像担持体側とは反対側の前記誘電体に接触して設け
    られた導電体と、を備え、前記導電体に前記トナー像の
    帯電極性とは逆極性の電圧を印加することにより、前記
    転写位置で前記像担持体のトナー像を前記誘電体上に転
    写する画像形成装置において、 前記転写位置で前記誘電体上のトナーを前記像担持体へ
    と転移させる電界を発生させるために、前記導電体に前
    記像担持体のトナー像を前記誘電体上に転写するときに
    前記導電体に印加される電圧と同極性で、かつ、絶対値
    の小さい電圧を印加することを特徴とする画像形成装
    置。
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