JP3278031B2 - ワブル型静電モータおよびその駆動方法 - Google Patents

ワブル型静電モータおよびその駆動方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微小機械、いわゆるマ
イクロマシンに使用する静電モータに関し、とくに減速
機構をモータ内部に備えたワブル型静電モータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、微小機械、いわゆるマイクロマ
シンに使用するアクチュエータは、小形のものが要求さ
れる。小形のアクチュエータの駆動方法として電磁方
式、圧電方式、静電方式、あるいは形状記憶合金を使用
した方式等がある。この中で静電方式は、アクチュエー
タが小形になるほど、他の方式のアクチュエータに比
べ、単位体積あたりの出力が大きくなることが期待で
き、とくにワブル型静電モータは、モータ自身に減速機
構を有するため、静電モータの中でも高トルクが期待で
きる。図9(a)は従来のワブル型静電モータの概要を
示した斜視図である。図において、1は円筒状のステー
タ、2はステータ1の内径より小さい外径を有する円筒
状のロータ、3はステータ電極、4はステータ1を構成
する絶縁性の円筒体、5はロータ2を構成する絶縁性の
円筒体、6はロータ電極である。ステータ電極3は円筒
体4の内周に固定され、ステータの中心軸に平行な方
向、すなわちスラスト方向にスリット31を設けること
により、所定のピッチで周方向に4分割されている。ロ
ータ電極6は、円筒体5の外周に固定され、ステータ電
極3と同様に、スラスト方向にスリット61を設けるこ
とにより、所定のピッチで周方向に4分割されている。
ロータ2はステータ1の円筒体4の内部に、ロータ電極
6とステータ電極3が対向するように配置され、円筒体
4の内側を転動するようにしてある。この場合、4個の
ロータ電極6のうちの1個と、4個のステータ電極3の
うちの1個に電圧を印加し、ステータ1とロータ2が静
電吸引力で互いに吸引する。電圧を印加する電極を順次
切り替えると、ロータ2はステータ1の内周を転動する
ので、所定の回転出力を得ることができる。以上が、モ
ータ自身に減速機構を備えたワブルモータの原理であ
る。図9(b)は、従来型のワブルモータの応用形を示
す正面図で、ロータ電極6を絶縁体21によって仕切っ
て4等分に分割した小径円筒のロータ2を設け、このロ
ータ2の周方向に分割形成したロータ電極6の周方向ピ
ッチと、ステータ電極3の周方向ピッチを同一になるよ
うに、大径円筒体4の内周面の周方向にステータ電極3
を設けて、各々の電極どうしを対向させてある。この方
式のワブル型静電モータは、各電極の対応性能が一層的
確になり、ロータとステータの間で局所的なズレが生じ
ても、静電吸引作用によって相対的位置ズレを修正する
復元力が生じるものである。(例えば、特開平3−11
2383号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、モータのサイズが小さくなると、たとえ静電吸引作
用による復元力が働いても、ロータおよびステータの電
極が高精度に円筒体上に位置合わせが行われていなけれ
ば、モータの発生力が低下することがあった。すなわ
ち、電極形成の位置合わせ精度が、モータの発生力を決
める大きな要因となっていた。実際には、電極形成時の
位置合わせは、ロータの直径サイズに比較して、2桁程
度の高精度で行う必要があった。例えば、外周直径が1
mmのロータに電極を形成する時、その位置合わせ精度
は、少なくとも数十μm以下の精度を必要とし、ステー
タやロータの曲面にこの精度で電極を形成することは非
常に難しく、電極の位置ズレが生じ、その結果、モータ
トルクの低下を招くという問題があった。また、回転体
であるロータの電極に配線を行う必要があり、ブラシ等
を利用した電圧印加方法を採っていたが、ブラシ等を用
いれば摩擦による回転トルクの低下を招くという問題が
あった。本発明は、電極の位置合わせを容易にし、発生
力の高いワブル型静電モータを提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、絶縁性の円筒体の内周に所定のピッチで
ステータ電極を備えた円筒状のステータと、外周面の軸
方向に所定のピッチで設けたロータ電極をもつ円筒状ま
たは円柱状のロータとを備え、前記ロータの外周面の一
部が前記ステータの内周面に静電気力により接触するよ
うに配置したワブル型静電モータにおいて、前記ステー
タ電極は互いに平行な複数の導体がスパイラル状に形成
されたものとし、前記ロータは円板状の導体からなるロ
ータ電極と円板状の絶縁体とを軸方向に交互に設けたも
のである。また、前記ロータは、円筒状または円柱状の
絶縁体の表面に軸方向にリング状に導電性薄膜を形成し
たものである。また、前記ステータ電極は、表面に絶縁
性樹脂を被覆した複数の金属ワイヤからなるものであ
る。また、前記ステータ電極は、ポリイミド樹脂フィル
ムの上に複数の金属テープを貼り付けたものである。ま
た、前記ステータ電極の内周面と前記ロータ電極の外周
面の少なくとも一方の面に絶縁被膜を形成したものであ
る。また、前記ロータ電極が誘電体であり、前記ロータ
電極に隣接する絶縁体と前記誘電体の比誘電率の差が1
00以上であるものである。また、絶縁性の円筒体の内
周に所定のピッチでステータ電極を備えた円筒状のステ
ータと、外周面の軸方向に所定のピッチで設けたロータ
電極をもつ円筒状または円柱状のロータとを備え、前記
ロータの外周面の一部が前記ステータの内周面に静電気
力により接触するように配置し、前記ステータ電極の複
数の導体に順次印加電圧を切り替えて前記ロータを前記
ステータの内側に転動させるワブル型静電モータの駆動
方法において、前記ステータ電極を互いに平行な複数の
スパイラル状の導体で形成し、前記ロータ電極をリング
状の導体と絶縁体とを軸方向に交互に設けて形成し、前
記ロータ電極の軸方向両端に対向する前記ステータ電極
の二つの任意の導体間に電圧を印加する方法である。
【0005】
【作用】上記手段により、ステータ電極はワイヤ状ある
いはパターン形状になっているため、コイルを作る時の
ように円柱棒表面にワイヤを巻付けるか、パターン状の
テープを円柱棒表面にスパイラル状に巻付けるだけで電
極形成が可能となり、従来技術のような精密な位置合わ
せを必要としない。また、ロータ電極は所定の厚さを持
つ円板状(ペレット状)の絶縁体と導体を交互に接着す
るだけなので、特別な位置合わせを必要としない。また
回転体であるロータに電圧印加のためのワイヤを取りつ
ける必要がなく、ブラシ等の接触摩擦によるトルクの低
下がなくなる。したがって、特別な位置合わせを行わな
くても微小なステータおよびロータの曲面に精密に電極
を形成でき、高い発生力を持つワブル型静電モータとな
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。 [第1の実施例]図1は本発明の第1の実施例を示す斜
視図、図2はステータの一部を切り欠いた斜視図、図3
はロータの斜視図である。図において、1は円筒状のス
テータ、2はステータ1の内径より小さい外径を有する
円柱状のロータ、4はステータ1を構成する絶縁性の円
筒体である。7は金属ワイヤで、表面がポリイミド等の
絶縁性高分子材料からなる絶縁被覆8で覆われており、
複数の金属ワイヤ7が円筒体4の内周面に互いに平行
に、かつスパイラル状に接着などにより固定されて、ス
テータ電極3を形成している。ロータ2は、図3に示す
ように、厚みがaの円板状(ペレット状)の絶縁体9
と、同じく円板状の導体からなるロータ電極10を交互
に接着して円柱状に形成してあり、ステータ1の内側に
設けられている。
【0007】ここで、ロータ2がステータ1の内周面で
転動する動作原理を、ロータ2とステータ1の接触部分
を拡大した斜視図の図4に基づいて説明する。ロータ電
極10に対向する幅aの範囲の両端の金属ワイヤ71〜
77間に直流電圧を印加すると、静電誘導によってロー
タ電極10は電荷分布を生じる。この電荷分布によって
ロータ電極10は金属ワイヤ71および77に吸引され
る。次に金属ワイヤ71〜77間の電圧印加を止め、金
属ワイヤ72〜78間に電圧を印加する。この操作操作
により、金属ワイヤ72および78とロータ電極10と
の間に静電誘導によって吸引力が働く。最初、金属ワイ
ヤ72および78はロータ電極10から離れているが、
吸引力によりロータ電極10は金属ワイヤ72および7
8に引き寄せられて、ロータ2の軸の回りにトルクが生
じ、ロータ2が転動する。さらに、印加する直流電圧を
間隔aの金属ワイヤ73〜79間、金属ワイヤ74〜7
10間へと順次切り替えれば、ロータ2はステータ1上
を転動し続ける。
【0008】次に、ステータ1の作製方法を、製作工程
を示す図5に基づいて説明する。まず、図5(a)に示
すように、離形性の良いフッ素樹脂(例えばテフロン
棒)からなる円柱状の治具Aを用意し、端部A1の径R
と段差をつけた径rの直線部A2を形成し、端部A1と
直線部A2との境に角度θの傾斜部A3を形成してお
く。次に、図5(b)に示すように、6本の金属ワイヤ
7(71、72…76)を1列に並べて一組とし、治具
Aの傾斜部A3から直線部A2に巻付ける。次に、図5
(c)に示すように、治具Aに巻付けた金属ワイヤ7
(71、72…76)の外周にポリイミド樹脂などの絶
縁部材41を塗布し、硬化させて円筒体4を形成する。
次に、図5(d)に示すように、絶縁部材41が完全に
硬化した後、治具Aを金属ワイヤ7から抜き来出せば、
円筒体4の内周に金属ワイヤ7を固定した内径rのステ
ータ1が完成する。このようにして作製されたステータ
1は、従来技術で作製したステータのように、スラスト
方向に精密なスリットをいれて周方向に分離する必要が
なく、被覆された金属ワイヤの直径の寸法精度が許容範
囲にあれば、従来のワブル型静電モータのような発生力
が低下することがなくなる。したがって、本発明では、
電極の特別な取り付け精度を必要としない。また、ロー
タにおいても、スラスト方向に精密にスリットを入れる
必要がないので、ステータの場合と同様に、電極の取り
付け精度による発生力の低下がなくなると共に、組立作
業が従来に比べて著しく容易となる。なお、上記実施例
では金属ワイヤ7を6本を一組にしてステータ電極3を
形成した例について説明したが、金属ワイヤ7の本数は
6本に限るものではない。
【0009】[第2の実施例]図6(a)は本発明の第
2の実施例のステータを示す斜視図である。ステータ1
の内周に固定されたステータ電極3は、互いに平行な短
冊状にパターン化された銅などの金属フィルム7’によ
って形成してある。ステータ1の作製方法は、まず、ポ
リイミド樹脂などの絶縁性を有するテープ状の絶縁フィ
ルム41’に、6列の短冊状のパターン化された銅など
の金属フィルム7’(71’、72’〜76’)を互い
に等間隔で平行に並べて貼り付け、さらに金属フィルム
7’をポリイミド樹脂などの絶縁被膜8’で覆うように
塗布し、金属テープ70を形成する。次に、第1の実施
例で使用した治具Aに金属ワイヤを巻付けた要領と同様
に、絶縁フィルム41’が外側になるようにして、金属
テープ70をスパイラルを形成しながら円筒状に巻付け
る。その後、外周面に接着剤を塗布し、隣接する絶縁テ
ープ41’を互いに固定して、絶縁テープ41’によっ
て円筒状に一体になった円筒体4を形成する。接着剤が
硬化した後、治具Aを抜き出すとステータ1が完成す
る。このとき、金属フィルム7’の並んでいる順に1番
目から4番目の金属フィルムの間の軸方向長さ、すなわ
ち、図6(b)に示した金属フィルム71’−74’間
の長さbがロータ電極10の軸方向長さaと一致するよ
うにしてある。したがって、第1の実施例のように、金
属ワイヤを1列に並べて巻付ける必要がないため、ステ
ータ電極の作成作業が容易となる。なお、金属フィルム
7’の表面に絶縁被膜8’を塗布せず、ロータ電極10
の表面に絶縁被膜を形成しても同様の効果がある。
【0010】[第3の実施例]図7は本発明の第3の実
施例のロータ2を示す斜視図である。この場合、ロータ
2は絶縁体からなる円筒体5の外周表面に、軸方向に所
定の幅aおよび間隔aで金属膜を蒸着によりリング状に
付着させてロータ電極10を形成し、円筒状のロータ2
としたものである。このような構成により、ロータ2の
質量を小さくでき、慣性モーメントが小さくなるので、
回転駆動時の発生力を大きくするすることができる。な
お、第1の実施例で説明した円柱状のロータと、この円
筒状のロータとを第1の実施例で説明したステータ1に
組み合わせて駆動時のトルクを測定した結果、円筒状の
ロータを使用した場合は、円柱状のロータを使用した場
合に比べて、約1.3倍のトルクとなった。また、回転
中の回転速度を急速に変化させた時も、円筒状のロータ
を使用した場合の方が回転追従性が良くなった。
【0011】[第4の実施例]第1の実施例の場合は、
ロータ電極10を円板状の金属とし、絶縁体9と交互に
軸方向に接着していたが、第4の実施例の場合、ロータ
電極10は円板状の比誘電率の異なる強誘電体を軸方向
に交互に接着して形成したものである。静電モータのロ
ータは、ステータ電極による吸引力が交互に変化するよ
うに、比誘電率の異なる材料が軸方向に交互に配置され
ていればよい。そこで、比誘電率が3の円板状のポリイ
ミド樹脂と、比誘電率の異なる円板状の誘電材料を軸方
向に接合して、いくつかのロータを作製し、モータトル
クを計測した。図8は円板状の導体の代わりに使用した
誘電材料の比誘電率とポリイミド樹脂の比誘電率の差を
横軸とし、モータトルクを縦軸として表したものであ
る。静電モータは図1に示した構成のステータ1とロー
タ2を使用し、誘電材料として、比誘電率30、50の
酸化チタン(TiO2 )と、誘電材料に原料製法の異な
る比誘電率100、200、400、600、100
0、2000、3000、5000のチタン酸バリウム
(BaTiO3 )を使用した。この結果、比誘電率50
以上の材料を使用してロータを作製したとき、モータと
しての回転が確認できた。また、ロータ2を構成する材
料の比誘電率差が100以上でモータトルクはμNmオ
ーダ以上となり、実用上問題なく使用できることがわか
った。また、導体の代わりに使用した誘電材料が100
0以上では、モータトルクにほとんど変化がなく、金属
を使用した場合とほぼ同等であることがわかった。すな
わち、100以上の比誘電率差を有する材料を交互に配
置したロータを作製することで、十分にモータとして機
能することがわかった。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
テータ電極は金属ワイヤまたは金属フィルムをステータ
内周面にスパイラル状に形成し、ロータは絶縁体と導体
あるいは強誘電体を軸方向に交互に並べた構造にしてあ
るので、電極の位置合わせ精度が向上し、静電モータの
トルクアップが容易となる。また、電極作製時に、特別
なアライメントが必要でないため、ステータ、ロータと
もに作製が容易となると共に、回転体であるロータに電
圧を印加するためのワイヤを取りつける必要がなく、ブ
ラシの接触摩擦によるトルクの低下がなくなり、発生力
の高いワブル型静電モータを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施例のステータを示す斜視
図である。
【図3】 本発明の第1の実施例のロータを示す斜視図
である。
【図4】 本発明の第1の実施例の要部を拡大して示す
斜視図である。
【図5】 本発明の第1の実施例の製造工程を示す斜視
図である。
【図6】 本発明の第2の実施例のステータを示す斜視
図である。
【図7】 本発明の第3の実施例のロータを示す斜視図
である。
【図8】 本発明の第4の実施例の計測結果を示す説明
図である。
【図9】 従来例を示す(a)斜視図および(b)正面
図である。
【符号の説明】 1 ステータ、2 ロータ、3 ステータ電極、4、5
円筒体、41 絶縁部材、41’ 絶縁フィルム、7
金属ワイヤ、7’ 金属フィルム、8、8’絶縁被
膜、9 絶縁体、10 ロータ電極、A 治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性の円筒体の内周に所定のピッチでス
    テータ電極を備えた円筒状のステータと、外周面の軸方
    向に所定のピッチで設けたロータ電極をもつ円筒状また
    は円柱状のロータとを備え、前記ロータの外周面の一部
    が前記ステータの内周面に静電気力により接触するよう
    に配置したワブル型静電モータにおいて、 前記ステータ電極は互いに平行な複数の導体がスパイラ
    ル状に形成されたものとし、前記ロータは円板状の導体
    からなるロータ電極と円板状の絶縁体とを軸方向に交互
    設けてなることを特徴とするワブル型静電モータ。
  2. 【請求項2】絶縁性の円筒体の内周に所定のピッチでス
    テータ電極を備えた円筒状のステータと、外周面の軸方
    向に所定のピッチで設けたロータ電極をもつ円筒状また
    は円柱状のロータとを備え、前記ロータの外周面の一部
    が前記ステータの内周面に静電気力により接触するよう
    に配置したワブル型静電モータにおいて、 前記ステータ電極は互いに平行な複数の導体がスパイラ
    ル状に形成され、前記ロータは円筒状または円柱状の絶
    縁体の表面に軸方向に導電性薄膜を形成したことを特徴
    とするワブル型静電モータ。
  3. 【請求項3】前記ステータ電極は、表面に絶縁性樹脂を
    被覆した複数の金属ワイヤからなる請求項1または2記
    載のワブル型静電モータ。
  4. 【請求項4】前記ステータ電極は、絶縁性樹脂フィルム
    の上に複数の金属テープを貼り付けた請求項2記載のワ
    ブル型静電モータ。
  5. 【請求項5】前記ステータ電極の内周面と前記ロータ電
    極の外周面の少なくとも一方の面に絶縁被膜を形成した
    請求項1、2および4のいずれか1項に記載のワブル型
    静電モータ。
  6. 【請求項6】前記ロータ電極が誘電体であり、前記ロー
    タ電極に隣接する絶縁体と前記誘電体の比誘電率の差が
    100以上である請求項1から5までのいずれか1項に
    記載のワブル型静電モータ。
  7. 【請求項7】絶縁性の円筒体の内周に所定のピッチでス
    テータ電極を備えた円筒状のステータと、外周面の軸方
    向に所定のピッチで設けたロータ電極をも つ円筒状また
    は円柱状のロータとを備え、前記ロータの外周面の一部
    が前記ステータの内周面に静電気力により接触するよう
    に配置し、前記ステータ電極の複数の導体に順次印加電
    圧を切り替えて前記ロータを前記ステータの内側に転動
    させるワブル型静電モータの駆動方法において、 前記ステータ電極を互いに平行な複数のスパイラル状の
    導体で形成し、前記ロータ電極をリング状の導体と絶縁
    体とを軸方向に交互に設けて形成し、前記ロータ電極の
    軸方向両端に対向する前記ステータ電極の二つの任意の
    導体間に電圧を印加することを特徴とするワブル型静電
    モータの駆動方法。
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