JPH02114871A - 焦電アクチュエータ - Google Patents

焦電アクチュエータ

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JPH02114871A
JPH02114871A JP26537588A JP26537588A JPH02114871A JP H02114871 A JPH02114871 A JP H02114871A JP 26537588 A JP26537588 A JP 26537588A JP 26537588 A JP26537588 A JP 26537588A JP H02114871 A JPH02114871 A JP H02114871A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイクロメカニズムなどに適用される焦電ア
クチュエータに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、マイクロメカニズムに組み込まれるアクチュエー
タとして、静電アクチュエータが好ましいとされてきた
。これは蓄積できるエネルギーか体積に比例する電磁型
アクチュエータや圧電アクチュエータに比べ、静電アク
チュエータは蓄積できるエネルギーが面積に比例し、厚
さに反比例するということによるものである。つまり、
体積が小さくなるにつれて比表面積が大きくなるという
一般的な事象に基づくものであり、それ故マイクロメカ
ニズムに組み込まれるアクチュエータとして静電アクチ
ュエータが有利ということになる。
静電アクチュエータの原理は、一部が重なり合って平行
に対向配置された一対の電極に電圧を印加し、該電極間
に発生する静電エネルギーを利用するもので、電極間の
ずれをなくそうとする方向に働く力を利用するものと、
電極同士を引き寄せる方向に働く力を利用するものとが
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような静電エネルギーを利用した静電アクチュエー
タは比較的大きな出力を得るために対向配置された一対
の電極を可動子の移動方向に沿って多数配列し、これら
の電極を逐次位相差をつけて多相駆動する方法がとられ
るため、配線が非常に複雑になるという問題があった。
また、配線間の浮遊容量もクロストークを生じ易い大き
さとなるため効率か悪くなり、さらに配線部の占有容積
も電極部と同程度かそれ以上の大きさとなってしまうと
いう問題があった。
ところで、多数の電極を多相駆動する必要のないアクチ
ュエータとして、光モータが知られている。この光モー
タは光を熱エネルギーに変換し、その熱エネルギーで磁
極を構成している強磁性体を非強磁性体に相転移させて
ロータを回転させるもので、比較的室温に近い温度で相
転移する強磁性体からなる多数の磁極と、この磁極に引
力を作用させる永久磁石とから構成されている。しかし
ながら、このような光モータは磁極間の相互作用を用い
るため、磁界の漏れが効率に影響を及ぼし、磁極を高密
度に配置するとクロストークの影響で効率が悪くなる。
また、体積効果である磁気エネルギーを用いるため、大
きな出力を得るためには寸法が大きくせざるを得ず、マ
イクロメカニズムには適していない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたちので、配線
が複雑になることかなく、かつ配線間の浮遊容量もクロ
ストークの生じ難い大きさに低減でき、マイクロメカニ
ズムに適した焦電アクチュエータを提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本発明は、強誘電体と、この
強誘電体の表面に配置され焦電効果によって発生した電
荷を蓄積する陽電極および陰電極と、これら陽電極およ
び陰電極の一方と一部が重なり合って対向配置され且つ
他方の電極と電気的に接続された対向電極と、前記強誘
電体に熱エネルギーを与える手段とを具備してなること
を特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明においては、強誘電体の焦電効果によって発生す
る電荷の静電エネルギーを利用して移動子を移動させる
ため、多数の電極に電圧を印加して多相駆動する必要が
なくなる。
〔実施例〕
第1図は本発明による焦電アクチュエータの基本的構成
を示す図で、図中1は強誘電体である。
この強誘電体1は第2図に示すような電場−分極特性を
持ち、第3図に示すように温度差ΔTを与えると自発分
極PsがΔPs変化するものである。
なお、第2図中Prは残留分極、ECは抗電場である。
また、2,3は強誘電体1の焦電効果によって発生した
電荷を蓄積する陽電極と陰電極で、これらの陽電極2と
陰電極3は強誘電体1の相対向する表面に配置されてい
る。また、4は上記陽電極2および陰電極3のどちらか
一方(この図では陽電極2)と一部が重なり合って対向
配置された対向電極である。この対向電極4は移動子基
板5のド面に取付けられ、前記陰電極3と電気的に導通
している。
このように構成される焦電アクチュエータの回路図を第
4図に示す。同図において01は陽電極2と陰電極3で
構成されるコンデンサ部、C2は対向電極4と陽電極2
で構成されるコンデンサ部であり、C1(C2となって
いる。
上記のような構成において、強誘電体1の表面にパルス
光6を照射すると、その光エネルギーは強誘電体1の表
面に形成された黒化膜(図示せず)に吸収され、熱エネ
ルギーに変換される。この熱エネルギーによって強誘電
体1は温度上昇し、焦電効果によって強誘電体1の表面
に+Qと−Qの電荷が現われる。なお、このときの発生
電荷量Qは強誘電体1の焦電係数p[C−Cm−2・K
−1] と温度変化量ΔT [K]と電極面積A[Cm
2コの積に比例する。
このようにして強誘電体1の表面に発生した電荷は陽電
極2と陰電極3で構成されるコンデンサ部C1に蓄積さ
れるとともに、陽電極2と対向電極4で構成されるコン
デンサ部C2に蓄積される。
ここで、コンデンサ部C1,C2はCI(C2となって
いるので、電荷Qによる静電エネルギーの大部分はコン
デンサ部C2に蓄積され、そのエネルギー量Wは となる。また、強誘電体1の焦電効果で発生した電荷量
が一定と見なせる時間内において、電極2゜4のずれ方
向に作用する力FXは仮想変位の法則により以下のよう
に計算できる。
ただし、C01強誘電体の真空中の誘電率、εr:強誘
電体の比誘電率、Xは電極2と電極4が重なり合った部
分の長さ、y:電極2,4間の距離、1:電極2の長さ
である。
また、電極2と4の対向する方向に働く力Fyは (3)式と(4)式の比をとると、 となる。したがって、電極2,4間の距離dと電極幅W
との比(d/w)が摩擦係数μより人なる条件(d /
 w >μ)を満たせば移動子基板5は図中矢印方向に
移動することになり、x−1になるまで変位する。なお
、第1図では電極4を電極2の上方に配置したが、第5
図に示すような構成でもよい。この場合には第6図に示
すような回路構成となる。
第7図は本発明の第1実施例を示すもので、図1−1.
+ 10は例えばガラス、セラミックス等の絶縁祠料ま
たはSi、Ge等の表面に絶縁膜を形成した円板状の固
定子基板である。この固定子基板10はその中心部を貫
通する固定シャフト1]に固定され、片側の基板面には
第8図に示すような固定子電極12が放射状に形成され
ている。そして、この固定子電極120表面には誘電率
の大きな誘電膜(例えばジルコンチタン酸鉛(PZT)
膜)13か約1μm程度の厚さで形成されている。また
、14は例えばPZT等の強誘電体からなる回転子基板
で、この回転子基板14は軸受15を介して固定シャフ
ト11に回転可能に取付けられ、両側の基板面には第9
図に示すような回転子電極16.17が互いに重なり合
って放射状に形成されている。そして、これら電極1.
6.17のうち一方の電極たとえば16は前記誘電体膜
13にLB膜等を介して接しており、前記固定子基板1
0の電極12と一定間隔に保持されている。また、他方
の電極たとえば17は導体18、固定シャツI−11、
導体1つを介して固定子基板10の電極12と電気的に
導通しており、その表面には光を熱エネルギーに変換す
る黒化膜20が形成されている。
このような構成において、強誘電体からなる回転子基板
14に光21を照射すると、黒化膜20に吸収されるこ
とによって熱エネルギーに変換され、この熱エネルギー
によって電荷±Qが回転子基板14の電極16,1.7
に発生する。なお、このとき回転子基板14と誘電体膜
13は第4図に示したような関係を満たすことが必要で
ある。たとえば、回転子基板14と誘電体膜13が同じ
誘電率εrを持っている場合、誘電膜13の厚さが1μ
mで回転子基板14の厚さが100μ口1であるとする
と、CI)C2の条件を満たすことができ、発生した電
荷はその殆どが電極16と電極12とで構成されるコン
デンサ部に蓄積される。このようにして蓄積された静電
エネルギーは回転子基板14を回転させる力となり、第
10図および第11図に示すようなタイミングで電荷Q
を発生させることにより回転子基板14を回転させるこ
とができる。なお、第10図中81〜S6は固定側の電
極を示し、R1−R7は回転側の電極を示したものであ
り、図中の「+」は電荷が印加されている電極を示して
いる。また、この実施例では照射光21を固定シャフト
11を中心として半径rの円周上を回転させながら回転
子基板14に照射することにより、第11図に示すよう
な電荷の印加タイミングを得ることができる。
第12図ないし第15図は本発明の第2実施例を示す図
で、この実施例は照射光を定位置に留め、しかも照射光
の点滅も不要な焦電モータであり、第1実施例と異なる
点は照射光の回転を回転子にギヤで結合したチョッパー
で行なうところにある。
すなわち、図中31は強誘電体からなる固定子、32.
33は固定子電極、34は誘電体膜、35は回転子、3
6は回転子電極、37は回転シャフト、38,39.4
0.41はギヤ、42はチョッパー 43はハウジング
である。上記回転子35はギヤ41,40,39.38
を介して回転シャフト37と結合しており、回転シャフ
ト37に取付けられたチョッパー42を回転させる構造
となっている。
上記のような構成において、例えば回転子35がθ/3
たけ回転すると、チョッパー42は2θ/3たけ回転す
る。これにより回転子35の電極36には第11図に示
したようなタイミングで電荷が印加され、回転子35を
回転させる。
なお、上述した実施例では回転型の焦電アクチュエータ
について説明したが、第16図に示すようなリニア型の
焦電アクチュエータも実施可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、強誘電体と、この強誘電
体の表面に配置され焦電効果によって発生した電荷を蓄
積する陽電極および陰電極と、これら陽電極および陰電
極の一方と一部が重なり合って対向配置されかつ他方の
電極と電気的に接続された対向電極と、前記強誘電体に
熱エネルギを与える手段とを具備してなるものである。
したがって、従来の静電アクチュエータのように多数配
列した電極を多相駆動する必要がないので、配線が複雑
になるようなことがなく、また配線間の浮遊容量による
クロストークも低減てき、マイクロメカニズムに適した
焦電アクチュエータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による焦電アクチュエータの基本的構成
を示す図、第2図は強誘電体の電場−分極特性を示す図
、第3図は強誘電体の自発分極と温度との関係を示す図
、第4図は第1図の回路構成を示す図、第5図は焦電ア
クチュエータの変形例を示す図、第6図はその構成図、
第7図は不発、明の第1実施例を示す焦電モータの断面
図、第8図はその固定子基板を示す平面図、第9図は同
じく回転子基板の平面図、第10図は第1実施例の作用
を示す図、第11図は電荷の印加タイミングを示す図、
第12図は本発明の第2実施例を示す焦電モータの断面
図、第13図はその固定子を示す平面図、第14図は同
じく回転子の平面図、第15図はチョッパーの平面図、
第16図は本発明の第3実施例を示す焦電アクチュエー
タの構成図である。 1・・・強誘電体、2・・・陽電極、3・・・陰電極、
4・・・対向電極、10・・・固定子基板、11・・・
固定シャフト、12,16,1.7・・・電極、14・
・・回転子基板(強誘電体)、20・・・黒化膜、31
・・・固定子(強誘電体) 、32. 3’3.36・
・・電極、35・・・回転子、38,39,40.41
・・・ギヤ、42・・・チョツバ 奴’jlfl&心 ご 雷 、、(Y)−換、〜 U〕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  強誘電体と、この強誘電体の表面に配置され焦電効果
    によって発生した電荷を蓄積する陽電極および陰電極と
    、これら陽電極および陰電極の一方と一部が重なり合っ
    て対向配置され且つ他方の電極と電気的に接続された対
    向電極と、前記強誘電体に熱エネルギーを与える手段と
    を具備してなることを特徴とする焦電アクチュエータ。
JP26537588A 1988-10-21 1988-10-21 焦電アクチュエータ Expired - Lifetime JP2719365B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5262695A (en) * 1991-01-24 1993-11-16 Sanyo Electric Co., Ltd. Micromachine
JP2009296703A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Tokai Rubber Ind Ltd 誘電膜、およびその製造方法、並びにそれを用いたアクチュエータ、センサ、トランスデューサ
CN102355171A (zh) * 2011-10-21 2012-02-15 宁波大学 一种发电装置
WO2022064952A1 (ja) * 2020-09-28 2022-03-31 正毅 千葉 静電アクチュエータ

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WO2022064952A1 (ja) * 2020-09-28 2022-03-31 正毅 千葉 静電アクチュエータ

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