JP3277100B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3277100B2
JP3277100B2 JP22557995A JP22557995A JP3277100B2 JP 3277100 B2 JP3277100 B2 JP 3277100B2 JP 22557995 A JP22557995 A JP 22557995A JP 22557995 A JP22557995 A JP 22557995A JP 3277100 B2 JP3277100 B2 JP 3277100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムパトロー
ネを使用する銀塩式カメラ等の電子カメラ化に好適な撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被写体像をCCD(電荷結合素
子)等の光電変換素子によって電気信号に変換し、所定
のディジタル信号処理の後、メモリカード等の記録媒体
に記録する電子カメラが普及している。電子カメラは、
記録媒体として小型軽量なメモリカードを採用してい
る。更に、銀塩式カメラにCCD等の撮像素子及び信号
処理回路等を搭載したスチルビデオパックを装着するこ
とにより、銀塩式カメラを電子カメラとして利用可能な
ものも提案されている。
【0003】銀塩式カメラにおいては、フィルムパトロ
ーネ、フィルムディスク、カートリッジフィルム、シー
トフィルム、ロールフィルム及びフィルムパック等が記
録媒体として用いられる。銀塩式カメラのうち最も普及
しているコンパクトカメラ及び一眼レフカメラ等におい
ては、フイルムパトローネが用いられている。
【0004】一眼レフカメラは、撮影光学系とファイン
ダー光学系とを一部共用化したものであり、撮影レンズ
を介して入射された被写体像をファインダー光学系に導
くメインミラーを有している。メインミラーによって反
射された被写体像はペンタプリズムを介して接眼レンズ
に導かれる。一方、撮影時には、メインミラーを移動さ
せて撮影レンズからの入射光をフォーカルプレーンシャ
ッタを介してフィルム上に結像させる。フイルムパトロ
ーネを使用する銀塩式カメラにおいては、フィルムの装
填を容易とするために、裏蓋が開閉可能となっている。
【0005】被写体像の結像位置に、フィルムに代えて
CCDの撮像面を配置することにより、電子カメラとし
ての利用が可能である。即ち、スチルビデオパックは、
CCDの撮像面が被写体像の結像位置に対応する位置に
配置されており、スチルビデオパックを銀塩式カメラの
裏蓋に代えて装着することにより、CCDの撮像面が被
写体像の結像位置に配置されるようになっている。
【0006】しかしながら、一眼レフカメラにおいては
裏蓋が着脱自在に構成されたものが多いが、現在最も普
及しているコンパクトカメラ等の比較的安価なカメラに
おいては、裏蓋が着脱自在に構成されていないものが多
い。従って、このようなコンパクトカメラにはスチルビ
デオパックを取り付けることはできず、コンパクトカメ
ラを所有しているユーザーは手持ちのカメラを電子カメ
ラとして利用することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、比
較的安価な銀塩式のコンパクトカメラ等を電子カメラと
して利用することはできないという問題点があった。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、銀塩式カメラの裏蓋が着脱自在でない場合
でも、銀塩式カメラを電子カメラとして利用することが
できる撮像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
撮像装置は、撮影レンズを介して入射した被写体像の焦
点位置に撮像面が配置され被写体像に対応した電気信号
を出力する光電変換手段と、前記光電変換手段からの電
気信号に所定の映像信号処理を施す電気信号処理手段
と、前記電気信号処理手段で処理された電気信号を記録
する記録手段と、前記電気信号処理手段及び前記記憶手
段が格納され、フィルムパトローネ収納スペースに収納
可能な形状を有して銀塩式カメラの裏蓋とは別体に構成
されるケースと、前記光電変換手段が取り付けられ、前
記銀塩式カメラの写真フィルム装着スペースに収納可能
な形状を有して前記裏蓋とは別体に構成される基板とを
具備したものであり、本発明の請求項2に係る撮像装置
は、撮影レンズを介して入射した被写体像の焦点位置に
撮像面が配置され被写体像に対応した電気信号を出力す
る光電変換手段と、前記光電変換手段からの電気信号に
所定の映像信号処理を施す電気信号処理手段と、前記電
気信号処理手段で処理された電気信号を記録する記録手
段と、前記光電変換手段が取り付けられ、前記電気信号
処理手段及び前記記録手段と共に銀塩式カメラの写真フ
ィルム装着スペースに収納される基板と、前記銀塩式カ
メラのシャッタのチャージを可能にするフィルム巻き上
げ動作を擬似的に行う疑似巻き上げ手段とを具備したも
のであり、本発明の請求項7に係る撮像装置は、撮影レ
ンズを介して入射した被写体像の焦点位置に撮像面が配
置され被写体像に対応した電気信号を出力する光電変換
手段と、前記光電変換手段からの電気信号に所定の映像
信号処理を施す電気信号処理手段と、前記電気信号処理
手段で処理された電気信号を記録する記録手段と、前記
光電変換手段が取り付けられ、前記電気信号処理手段及
び前記記録手段と共に銀塩式カメラの写真フィルム装着
スペースに収納される基板とを具備し、前記電気信号処
理手段は、前記記録手段がオーバフローすることを検出
するフロー検出手段と、このフロー検出手段の検出結果
から写真フィルムの終端を示す情報と同一の情報を生成
する終端情報生成手段と、この終端情報生成手段におい
て生成された情報を前記銀塩式カメラに伝達する撮像終
了情報伝達手段とを具備したものである。
【0010】本発明において、光電変換手段が取り付け
られた基板並びに電気信号処理手段及び記録手段は、銀
塩式カメラの写真フィルム装着スペースに収納される。
銀塩式カメラは写真フィルムを装填すると共に取り外す
ことができるので、銀塩式カメラの種類に拘わらず、基
板、電気信号処理手段及び記録手段も着脱自在である。
撮影レンズを介して入射した被写体像は光電変換手段に
よって電気信号に変換され、電気信号処理手段によって
処理されて記録手段に記録される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
撮像装置の一実施の形態を示す上面図であり、図2はそ
の斜視図であり、図3はその断面を示す説明図である。
また、図4は図1の撮像装置が装着された銀塩式カメラ
を示す説明図である。
【0012】本実施の形態における撮像装置は、フィル
ムパトローネと類似した形状を有しており、銀塩式カメ
ラに装填するフィルムパトローネに代えて装着すること
ができる。本実施の形態における撮像装置を銀塩式カメ
ラに装着することにより、被写体像の焦点位置に撮像素
子が配置されて、被写体像を光電変換することができる
ようになっている。
【0013】図1及び図2において、ケース1は、外筒
2及び軸3によって構成されている。外筒2は、写真フ
ィルムが収納された一般的なフィルムパトローネのパト
ローネに類似した形状を有し、図4に示すように、一般
的な銀塩式カメラ20のパトローネ室21に収納可能であ
る。外筒2の側面の一部には薄膜5の引込み口4が形成
されている。
【0014】一般的な銀塩式カメラにおいては、シャッ
タのチャージに伴って、写真フィルムを1コマ分巻き上
げるようになっている。換言すると、写真フィルムを巻
き上げなければ、シャッタがチャージされない構造とな
っている。この理由から、本実施の形態においては、写
真フィルムに代えて、疑似巻き上げ手段としての薄膜5
を採用している。
【0015】軸3は外筒2の中心に回動自在に配設さ
れ、薄膜5が巻き付けられている。薄膜5は銀塩式カメ
ラ20への装填前は先端のベロ7が引込み口4から外筒2
の外側に延出している。軸3はケース1を銀塩式カメラ
20のパトローネ室21に収納した場合に、銀塩式カメラ20
の巻き戻しフォーク(図示せず)に係合して、巻き戻し
フォークの回転に伴って、薄膜5を巻き戻すことができ
るようになっている。
【0016】薄膜5は、写真フィルムと同様の形状を有
し、幅方向の両端部に長手方向に配列されたパーフォレ
ーション孔6が形成されている。パーフォレーション孔
6は、一般的な写真フィルムに設けられたパーフォレー
ション孔と同一の位置及び寸法に形成され、その作用も
同様である。即ち、薄膜5のパーフォレーション孔6
は、銀塩式カメラ20のスプロケット(図示せず)に係合
して、スプロケットが回転することによって薄膜5を走
向させる。薄膜5の先端のベロ7を巻取スプール22の爪
(図示せず)に係合させることにより、スプロケット及
び巻取スプール22の回転によって薄膜5を外筒2から引
き出し、巻取スプール22に巻き上げさせてスプール室24
に収納させることができるようになっている。
【0017】本実施の形態においては、薄膜5は、先端
のベロ7を除いて、幅方向中央の写真フィルムの露光部
に対応する部分は開口し開口部8が形成されている。な
お、薄膜5は、銀塩式カメラ20の巻取スプール22によっ
て巻き上げ可能であると共に、開口部8を有していれ
ば、ベロ7の形状等は限定されない。
【0018】外筒2の引込み口4に隣接した位置には、
薄膜5の引き出し方向に基板9が取り付けられている。
基板9は薄膜5の開口部8に対向して設けられ、CCD
等の光電変換素子10が取り付けられている。光電変換素
子10の撮像面側には焦点補正のためのレンズ11が設けら
れている。レンズ11は写真フィルムの1コマ分の像を収
束させて、光電変換素子10の撮像面の大きさに収める動
作を行う。ケース1を銀塩式カメラ20のパトローネ室21
に収納した場合に、レンズ11及び光電変換素子10は、ア
パーチャ23の被写体像の焦点位置に配置されるようにな
っている。
【0019】なお、コンパクトカメラでは羽シャッタ等
のレンズシャッタ(図示せず)が用いられるが、一眼レ
フカメラにおいては、アパーチャ23の部分にフォーカル
プレーンシャッタが設けられる。この場合には、レンズ
11及び光電変換素子10は、フォーカルプレーンシャッタ
の背面側の被写体像の焦点位置に配置されるようになっ
ている。また、フォーカルプレーンシャッタが配置され
ている場合には、レンズ11を配置するスペースを確保す
ることができないことがある。この場合には、一眼レフ
カメラはレンズ交換が可能であるので、レンズ11に代え
て、撮像レンズ内に焦点補正用のレンズを予め内蔵した
交換レンズを使用するようにすればよい。
【0020】基板9上の光電変換素子10の左右には、銀
塩式カメラ20のアパーチャ23とパトローネ室21又はスプ
ール室24との間の平坦部25,26に対向する位置に、調節
器12,13が配設されている。調節器12,13は光電変換素
子10の前後方向の位置を調節するためのものである。
【0021】ケース1の側面にはメモリチップ等の後述
するメモリ37を交換するためのメモリ挿入口14が設けら
れている。ケース1の上端には光電変換素子10の感度を
設定するためのスイッチ15が設けられている。また、ケ
ース1の側面には、例えばDXコード等の感度及び撮像
可能枚数を銀塩式カメラ20に伝達するためのコードが設
けられている。更に、ケース1の側面下部には、メモリ
に記憶された撮像データを導出するための接続端子46が
設けられている。
【0022】図3において、軸3はケース1内の上端及
び下端においてフランジ部31,32を有し、一端はケース
2から突出して突出部33を形成している。突出部33には
銀塩式カメラ20の巻き戻しフォークと係合するスプライ
ン(図示せず)が形成されている。軸3のフランジ部31
の下方には終端情報生成手段としての巻き上げテンショ
ン調整部34が形成されており、軸3のフランジ部32の上
方には発電機35が設けられている。巻き上げテンション
調整部34は、図示しないブレーキ機構を有しており、薄
膜5の巻き上げ力に抗して軸3又はフランジ部31の回転
を停止させることができるようになっている。
【0023】ケース2の内周面には電気信号処理部36及
びメモリ37が設けられている。図5は図3中の電気信号
処理部36の回路構成を示すブロック図である。
【0024】光電変換素子10は撮像面に入射した被写体
像を光電変換して電気信号を電気信号処理部36の信号処
理部41及び光検出部42に出力する。光検出部42は、光電
変換素子10から電気信号が入力されると、光電変換素子
10に光が照射されたこと、即ち、撮像が行われたことを
検出し、信号処理部41及び光電変換素子駆動部43を動作
させるための信号を出力する。
【0025】光電変換素子駆動部43は、光電変換素子10
を駆動して光電変換素子10から被写体像に対応した映像
信号を読出す。信号処理部41は、光電変換素子10から読
出された映像信号に対して圧縮処理等の所定の信号処理
を施して撮像データとしてメモリ制御部44に出力する。
メモリ制御部44はメモリ37の書込み及び読出しを制御し
て、信号処理部41からの撮像データをメモリ37に書込む
と共に読出す。メモリ制御部44は信号処理部41からの撮
像データ又はメモリ37からの撮像データをインターフェ
イス部45に出力する。インターフェンス部45はメモリ制
御部44からの撮像データを接続端子46を介して出力する
ようになっている。
【0026】また、メモリ制御部44はメモリ37の全容量
及び記憶可能な残容量の情報をフロー検出部48に出力す
る。撮像枚数カウント部47は、光検出部42の出力が与え
られて、撮像枚数をカウントしカウント値をフロー検出
部48に出力する。フロー検出部48は、メモリ制御部44か
らの情報と撮像枚数カウント部47のカウント値とによっ
て、メモリ37に記憶可能な残りの撮像可能枚数を検出
し、撮像可能枚数が0になると、巻き上げテンション調
節部34に検出信号を出力するようになっている。
【0027】巻き上げテンション調節部34は、検出信号
が入力されると、ブレーキ機構によって、巻取スプール
22による薄膜5の巻き上げを停止させるようになってい
る。発電機35は、巻取スプール22によって薄膜5が巻き
出されることによる軸3の回転を利用し、回転エネルギ
を電気エネルギに変換して電源供給部50に出力する。ま
た、電源供給部50には、ケース1内又は銀塩式カメラ20
の所定の位置に収納されている電池49からも電気エネル
ギが供給されるようになっている。電源供給部50は電池
49又は発電機35からの電力を適宜切換えて各部に供給す
るようになっている。
【0028】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0029】ユーザーはスイッチ15を操作して感度を設
定すると共に、ケース1のコード16を変更して設定した
感度及び撮像可能枚数を指定する。次に、図1の撮像装
置を一般的な銀塩式カメラ20に装着する。先ず、銀塩式
カメラ20の裏蓋30を開く。次に、図1のケース1をパト
ローネ室21に収納する。これにより、基板9に設けられ
た光電変換素子10は、アパーチャ23に対向して配置され
る。次いで、薄膜5のベロ7を巻取りスプール22まで引
き出し、裏蓋30を閉じる。
【0030】ユーザーが裏蓋30を閉じると、銀塩式カメ
ラ20は写真フィルムが装填されたものと判断して、コー
ド16から感度及び撮像可能枚数を読み取る。更に、銀塩
式カメラ20は、ベロ7を巻取スプール22に巻取り、パー
フォレーション孔6をカウントとしながら薄膜5を写真
フィルムと同様に巻き上げる。なお、巻取スプール22の
巻取が自動化されていない場合には、ベロ7を引き出す
場合にパーフォレーション孔6をスプロケットに掛ける
ようにする必要がある。
【0031】裏蓋30には写真フィルムを押圧するための
板ばね28と、板ばね28に取り付けられて写真フィルムを
被写体像の焦点位置に平坦に配置させるためのフィルム
押さえ27とが設けられている。裏蓋30を閉じると、フィ
ルム押さえ27及び板ばね28によって、光電変換素子10及
びレンズ11はアパーチャ23側に押圧される。一方、基板
9上には調節器12,13が設けられており、光電変換素子
10及びレンズ11は、板ばね28の押圧力及び調節器12,13
の厚さに基づく位置に配置される。これにより、光電変
換素子10の撮像面を被写体像の焦点位置に正確に位置決
めすることができる。
【0032】図示しないシャッタを押すと、レンズシャ
ッタ(又はフォーカルプレーンシャッタ)が開き、撮影
レンズ29を介して入射した被写体像はアパーチャ23を通
過してレンズ11に到達する。レンズ11によって被写体像
の焦点位置が補正されて、光電変換素子10の撮像面に被
写体像が結像する。
【0033】光電変換素子10の撮像面において結像した
被写体像は、電気信号に変換され、基板9上の図示しな
い配線を介してケース1内の電気信号処理部36に供給さ
れる。光検出部42は、撮像が行われたことを検出する
と、光電変換素子駆動部43及び信号処理部41を動作させ
る。光電変換素子駆動部43によって、光電変換素子10か
ら被写体像に応じた映像信号が読出されて、信号処理部
41に与えられる。
【0034】信号処理部41は入力された映像信号に対し
て所定の信号処理を施すと共に圧縮して、撮像データと
してメモリ制御部44に与える。撮像データはメモリ制御
部44によってメモリ37に記憶される。
【0035】1コマの撮像が終了すると、自動又は手動
でシャッタのチャージ、即ち、薄膜5の巻き上げが行わ
れる。スプロケット及び巻き上げスプール22の回転によ
って、薄膜5は1コマ分引き出されて、巻き上げスプー
ル22に巻き上げられる。これにより、次の撮像が可能と
なる。以後同様の動作によって、撮像を繰返すことがで
きる。
【0036】一方、撮像枚数カウント部47は光検出部42
の出力によって、撮像枚数をカウントしている。また、
メモリ制御部44はコード16によって撮像可能枚数及び残
容量を把握している。フロー検出部48は撮像枚数カウン
ト部47のカウント値とメモリ制御部44の残容量を示す情
報とから、撮像可能枚数に到達したか否かを検出する。
撮像可能枚数まで撮像が終了すると、フロー検出部48は
検出信号を巻き上げテンション調整部34に出力する。こ
れにより、巻き上げテンション調節部34は軸3の回転力
に抗したブレーキ力を作用させて、巻取スプール22に対
するテンションを大きくする。これにより、銀塩式カメ
ラ20は撮像可能枚数に到達したことを認識する。
【0037】撮像可能枚数に達すると、銀塩式カメラ20
は巻き戻しフォークを回転させて、外筒2から引き出さ
れてスプール室24に収納されていた薄膜10を巻き戻し、
軸3に巻き取って外筒2内に収納する。薄膜10の巻き戻
しが終了した後に、メモリ挿入口14からメモリ37を取り
出して交換することにより、撮像を再開することができ
る。
【0038】なお、接続端子46を介して図示しないモニ
タと接続することにより、撮像データを表示させること
も可能である。
【0039】このように、本実施の形態においては、撮
像装置をフィルムパトローネと類似した形状に構成して
おり、裏蓋を開くことにより容易に装着可能である。裏
蓋を交換する必要がないので、一眼レフカメラだけでな
く、比較的安価な銀塩式のコンパクトカメラ等も電子カ
メラとして利用することができる。また、シャッタのチ
ャージと写真フィルムの巻き上げとが連動していること
を考慮して、疑似巻き上げ手段として薄膜を設けてお
り、一般的な銀塩式カメラで使用可能である。
【0040】なお、本実施の形態においては、レンズ11
を採用しているが、光電変換素子10の撮像面の大きさが
写真フィルム1コマ分の大きさに一致し、且つ、十分に
薄く調節器12,13による位置決めが可能であれば、レン
ズ11を省略することもできる。
【0041】また、本実施の形態においては、疑似巻き
上げ手段として薄膜を設けているが、シャッタのチャー
ジと写真フィルムの巻き上げとが連動していない銀塩式
カメラに装着する場合には、薄膜5を省略してもよいこ
とは明らかである。更に、電気信号処理部を基板9上に
構成することができれば、光電変換素子の位置決め手段
を設けることにより、ケース1を省略することも可能で
ある。
【0042】なお、銀塩式カメラがバルブ撮影機能を有
していれば、シャッタ開放状態にすることにより動画の
撮影を行うことも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、銀
塩式カメラの裏蓋が着脱自在でない場合でも、銀塩式カ
メラを電子カメラとして利用することができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置の一実施の形態を示す上
面図。
【図2】図1の斜視図。
【図3】図1の断面を示す説明図。
【図4】図1の撮像装置が装着された銀塩式カメラを示
す説明図。
【図5】図3中の電気信号処理部36の回路構成を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
1…ケース、2…外筒、3…軸、5…薄膜、9…基板、
10…光電変換素子、11…レンズ、12,13…調節器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/48 G03B 17/02 G03B 17/56 G03B 19/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを介して入射した被写体像の
    焦点位置に撮像面が配置され被写体像に対応した電気信
    号を出力する光電変換手段と、 前記光電変換手段からの電気信号に所定の映像信号処理
    を施す電気信号処理手段と、 前記電気信号処理手段で処理された電気信号を記録する
    記録手段と、前記電気信号処理手段及び前記記憶手段が格納され、フ
    ィルムパトローネ収納スペースに収納可能な形状を有し
    て銀塩式カメラの裏蓋とは別体に構成されるケースと、 前記光電変換手段が取り付けられ、前記銀塩式カメラの
    写真フィルム装着スペースに収納可能な形状を有して前
    記裏蓋とは別体に構成される基板とを具備したことを特
    徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 撮影レンズを介して入射した被写体像の
    焦点位置に撮像面が配置され被写体像に対応した電気信
    号を出力する光電変換手段と、 前記光電変換手段からの電気信号に所定の映像信号処理
    を施す電気信号処理手段と、 前記電気信号処理手段で処理された電気信号を記録する
    記録手段と、 前記光電変換手段が取り付けられ、前記電気信号処理手
    段及び前記記録手段と共に銀塩式カメラの写真フィルム
    装着スペースに収納される基板と、 前記銀塩式カメラのシャッタのチャージを可能にするフ
    ィルム巻き上げ動作を擬似的に行う疑似巻き上げ手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記疑似巻き上げ手段は、フィルムパト
    ローネの写真フィルムに類似した形状の薄膜を有するこ
    とを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記光電変換手段の撮像面と前記撮影レ
    ンズとの間に設けられる焦点補正用のレンズを具備した
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 感度及び撮像可能枚数の少なくとも1つ
    の情報を含む情報を前記銀塩式カメラに伝達する情報伝
    達手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の撮
    像装置。
  6. 【請求項6】 前記電気信号処理手段は、前記光電変換
    手段の出力に基づいて動作を開始することを特徴とする
    請求項1に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 撮影レンズを介して入射した被写体像の
    焦点位置に撮像面が配置され被写体像に対応した電気信
    号を出力する光電変換手段と、 前記光電変換手段からの電気信号に所定の映像信号処理
    を施す電気信号処理手段と、 前記電気信号処理手段で処理された電気信号を記録する
    記録手段と、 前記光電変換手段が取り付けられ、前記電気信号処理手
    段及び前記記録手段と共に銀塩式カメラの写真フィルム
    装着スペースに収納される基板とを具備し、 前記電気信号処理手段は、前記記録手段がオーバフロー
    することを検出するフロー検出手段と、 このフロー検出手段の検出結果から写真フィルムの終端
    を示す情報と同一の情報を生成する終端情報生成手段
    と、 この終端情報生成手段において生成された情報を前記銀
    塩式カメラに伝達する撮像終了情報伝達手段とを具備し
    たことを特徴とする撮像装置。
JP22557995A 1995-09-01 1995-09-01 撮像装置 Expired - Fee Related JP3277100B2 (ja)

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