JP3275937B2 - 計器ケースの防水構造 - Google Patents

計器ケースの防水構造

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JP3275937B2 JP16154395A JP16154395A JP3275937B2 JP 3275937 B2 JP3275937 B2 JP 3275937B2 JP 16154395 A JP16154395 A JP 16154395A JP 16154395 A JP16154395 A JP 16154395A JP 3275937 B2 JP3275937 B2 JP 3275937B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計器ケースの防水構造に
係り、特に制御(操作)パネルに取付けた計器ケース
(筐体)の防水構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の計器1は、例えば図9に
示すように、表示部3や操作部5を形成した前面蓋部材
7の背面側に内器としての回路基板9を支持させ、この
回路基板9を計器ケース11の前面開放部13から挿入
し、計器ケース11と前面蓋部材7との間に例えば枠形
のゴムパッキン15を介在させた状態で、その前面開放
部13を塞ぐよう計器ケース11に前面蓋部材7を着脱
自在に固定し、計器ケース11の背面側に配置した外部
接続端子17に対して内部で回路基板9を接続するよう
にしたプラグイン構成が知られている。
【0003】そして、この計器1は、図9では省略した
制御パネルの取付孔に外部接続端子17側(背面側)か
ら挿入し、計器ケース11の前面開放部13近傍に形成
したフランジ19を制御パネルに係止させるとともに、
制御パネルの裏面側からねじ等を締付けることによって
制御パネルを挟持するようにして固定される。そのた
め、このような計器1は、制御パネルの前面側にて内器
を含む前面蓋部材7が計器ケース11に対して着脱自在
となるとともに、前面蓋部材7と計器ケース11の間の
防水および防塵効果が得られる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の計器1における防水構造は、計器ケース11と
前面蓋部材7との間に防水性のゴムパッキン15を介在
させ、このゴムパッキン15を前面蓋部材7で計器ケー
ス11の前面開放端に密着するよう押付けてなるから、
一応の防水効果が期待できるものの、使用環境によって
は防水効果が十分ではなかった。
【0005】例えば、食品の包装機に配置された温度調
節計等を構成する計器1では、包装機に付着した食品屑
をホースからの放水で定期的に洗浄する必要があり、こ
のような場合、計器ケース11と制御パネルの間から裏
面側に水が洩れることがある。また、前面蓋部材7は、
表示部3や操作部5を示す文字や記号等を表示した表示
パネル(図示せず)等を貼付けて形成されるのが一般的
であるが、放水によってその表示パネルの裏側に水が入
り込む心配もある。
【0006】しかも、効率良く食品屑を洗浄するため
に、勢い良く放水して付着物を洗い流す場合も多く、計
器ケースにおける防水効果の向上が望まれていた。もっ
とも、前面蓋部材7全体を透明なプラスチック製カバー
等で覆うことによって防水効果を向上させることもでき
るが、前面蓋部材7を操作する際には一々カバーを取り
外す必要があり、操作性が劣る難点がある。
【0007】他方、計器1の使用環境によっては、上述
した図9の防水構成で十分な場合もあり、計器1を設置
した後の状況に応じて防水効果を高めることができると
便利である。本発明はそのような状況の下になされたも
ので、従来の計器の構成を大きく変更することなく、適
宜、防水効果を高めることが可能で、操作性も良好な防
水構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明に係る防水構造は、前面側近傍の外周に
フランジおよび係止部を有し背面側から制御パネルの取
付孔に挿入されてフランジ部分をその制御パネルに係止
させてこれを挟むように取付けられる計器ケースと、そ
のフランジと制御パネル間に介在されそのフランジから
はみ出すように配置された防水性の第1のパッキンと、
操作面を有しその計器ケースの前面開放側を塞ぐ前面蓋
部材と、その操作面が覗ける操作孔、係止部に係止され
るフックおよびその操作孔近傍にこれを囲むように突設
された防水性の第2のパッキンとを有する前面カバーを
有して構成されている。
【0009】特に、上記前面カバーは、その前面蓋部材
およびフランジを覆いそのフックをその係止部に係止さ
せて計器ケースに被せられたとき、その第1のパッキン
に圧接するとともに第2のパッキンがその操作面に圧接
するものである。そして、本発明は、上記第1のパッキ
ンにおいて、そのフランジからはみ出す部分に上記前面
カバー側に向けて突出する凸条を環状に形成し、上記前
面カバーでその凸条を圧接するよう構成すると良い。
【0010】
【作用】このような手段を備えた本発明では、前面開放
側を前面蓋部材で塞ぎ制御パネルに取り付けられた計器
ケースに対し、上記前面カバーを被せてフックを係止部
に係止させて固定すると、その前面カバーが第1のパッ
キンを計器ケースの外周で押圧するとともに、前面カバ
ーに設けた第2のパッキンが前面蓋部材の操作面を枠形
に押圧する。
【0011】そして、その第1のパッキンに凸条を環状
に設け、上記前面カバーでその凸条を圧接する構成で
は、その前面カバーの第1のパッキンに対する密封度が
高まる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る計器ケースの防水構造の一実
施例を示す要部断面図であり、図2および図3は図1中
の後述する第1のパッキンおよび前面カバーを示す断面
図である。なお、従来例と共通する部分には同一の符号
を付すとともに、便宜上、本発明に係る防水構造の組立
工程を斜視図で示す図4から説明する。
【0013】図4において、計器ケース11は、樹脂材
料又は金属材料等公知の材料から箱筒型に形成され、前
面側の前面開放部13(図9参照)近傍の外周にフラン
ジ19を有して内外が段部となって膨出しており、フラ
ンジ19の外周における対向位置に一対の凹状の係止部
19aを有している。計器ケース11の背面側には、外
部機器からの信号線を接続する外部接続端子17が配置
されており、後述する回路基板9(図4では隠れる。)
が計器ケース11内に挿入されたとき、計器ケース11
内で外部接続端子17に接続可能になっている。
【0014】計器ケース11の対向する上下面(図4で
は下面が隠れる。)には、前面と背面側方向に伸びる一
対のスリット21が形成されている。このスリット21
は、途中からフランジ19側が狭作部21aに、この狭
作部21aから背面側が幅広部21bになっており、こ
の幅広部21bには複数の鋸歯状の係合歯21cが形成
されている。
【0015】これら一対のスリット21には、図5に示
すような取付具23がスライド可能にはまるようになっ
ている。この取付具23は、細長く偏平で中央部が膨ら
んだ箱型の取付具本体23aと、その膨らんだ枠形の中
央部に設けた貫通部23bと、この貫通部23bに面す
る部分に突設させた複数の鋸歯状の係合歯23cと、片
方の先端側に形成されたねじ収納部23dと、このねじ
収納部23dの途中に形成されたナット収納部23eを
有している。
【0016】係合歯23cは取付具本体23aの側面
(図面上面又は下面)から突出形成されており、この突
出部分がスリット21の係合歯21cと噛み合うように
なっている。ねじ収納部23dにはこれに収納したねじ
25が取付具本体23aの先端面から突出するように収
納可能になっており、ナット収納部23eはねじ25が
ねじ込まれるナット27が回転しないように収納可能に
なっている。
【0017】取付具23の長手方向の他方の端部は連結
されているものの、挿入孔23fが形成されており、こ
の挿入孔23fから図示しない例えばドライバー等を圧
入すると、取付具23の中程の貫通部23b部分が拡開
するようになっている。この取付具23には、ねじ収納
部23d近傍の取付具本体23a両側から一対の抑え片
23gが係合歯23cの突出方向に突設されており、こ
の抑え片23gはスリット21の幅広部21bからはめ
込まれるようになっている。
【0018】図4に戻って、図中符号29は防水性の良
好な例えばゴム、防水性や弾性が良好な高分子材料例え
ばエラストマー等からなる第1のパッキンであり、計器
ケース11の外周(胴部)にはまり、フランジ19に当
接するとともにフランジ19よりはみ出すような形状寸
法の枠形となっている。
【0019】この第1のパッキン29は、図2に示すよ
うに、横断面方形に形成され、フランジ19に当接する
領域からはみ出した領域にフランジ19側又は後述する
前面カバー37側へ突出する凸条31を枠形に沿って環
状に有している。この凸条31は前面カバー37に当接
するが、詳細は後述する。
【0020】そのため、図4に示すように、制御パネル
33に、計器ケース11の外形寸法と同じ又は僅かに大
きな内径寸法の取付孔35を形成し、計器ケース11に
この背面側から第1のパッキン29をはめて取付孔35
に通すと、図1に示すように、フランジ19と制御パネ
ル33の間に第1のパッキン29を介在させた状態でフ
ランジ19を制御パネル33に係止させることができ
る。
【0021】そして、図6に示すように、スリット21
に取付具23の抑え片23gや係合歯23cをはめて狭
作部21aに移動させると、係合歯21cと23cどう
しが噛み合って仮固定された状態となり、取付具本体2
3aの先端面と計器ケース11の間で制御パネル33が
挟持されるようになっており、フランジ19と制御パネ
ル33の間で第1のパッキン29を挟持させた状態で、
計器ケース11を制御パネル33に支持させることがで
きる(図1参照)。
【0022】計器ケース11の前面開放部13には、図
4に示すように、これを塞ぐように前面蓋部材7が固定
されている。この前面蓋部材7は、上述した例えば図9
に示したように、表面側に表示部3や操作部5を有する
とともに背面側に内器としての回路基板9を支持させて
おり、回路基板9(図1では省略)を計器ケース11の
前面開放部13から挿入し、図示しない適当な固定係止
部材、例えばロック爪とロック穴の組合せや、ネジ等に
よって計器ケース11の前面開放部13に着脱自在に係
止させて密着固定されている。
【0023】なお、図示はしないが、従来例のように前
面蓋部材7と計器ケース11の間にゴムパッキン15を
介在させても良い。この前面蓋部材7の表示部3や操作
部5は、図1に示すように、表面側(図1中左側)から
若干偏平に窪んだ窪み部にシート状の透明又は透光性の
表示パネル8が貼付けられている。
【0024】前面蓋部材7には、前面カバー37がこれ
を覆うように被せられている。この前面カバー37は、
図1および図3に示すように、例えば合成樹脂材料をカ
ップ状に成形加工されてなり、前面蓋部材7の表示部3
や操作部5が覗けるような操作孔37aを有しており、
この操作孔37a近傍には防水性の良好な例えばゴム材
料、防水性や弾性が良好な高分子材料例えばエラストマ
ー等からなる第2のパッキン39が、操作孔37aを囲
み内側へ突出するによう枠形に形成されている。なお、
操作孔37aは表示部3の表示孔としても機能してい
る。
【0025】前面カバー37は、開放先端面37bが平
坦になっており、この先端面37bから若干内側に入っ
た部分の対向する位置には、フランジ19に形成された
係止部19aに弾性的に係止される一対のフック37c
を有している。そのため、図7に示すように、表示部3
や操作部5が覗けるように操作孔37aを合せて前面蓋
部材7に前面カバー37を被せ、フック37cを係止部
19aに係止させると、開放先端面37bで凸条31を
押圧するように第1のパッキン29を圧接するととも
に、第2のパッキン39で表示パネル8の周辺を枠形に
圧接されるようになっている。
【0026】また、前面蓋部材7は、図1に示すよう
に、計器ケース11のフランジ19の内側段部に相当す
る部分に凹溝7aが環状に形成されており、この凹溝7
aに防水性の第3のパッキン41が配置されており、前
面蓋部材7が計器ケース11にはめ込まれて固定された
とき、第3のパッキン41が計器ケース11の内段部と
の間で圧縮され、前面蓋部材7と計器ケース11間が気
密されるようになっている。
【0027】次に、上述した計器ケースの防水構造の組
立工程を簡単に説明する。まず、図4に示すように、前
面開放部13を前面蓋部材7で塞ぐように固定した計器
ケース11の胴部に第1のパッキン29をはめ、その背
面側から制御パネル33の取付孔35に差込み、計器ケ
ース11のフランジ19の外側段部が第1のパッキン2
9に当接するまで挿入する。
【0028】そして、計器ケース11のスリット21に
取付具23の抑え片23gや係合歯23cをはめてこれ
を狭作部21aに移動して制御パネル33の裏面側から
これを押圧すると、計器ケース11が制御パネル33に
支持されるとともに、計器ケース11のフランジ19の
外側段部で第1のパッキン29が押圧される。この状態
では、図1および図7に示すように、第1のパッキン2
9は、フランジ19から一部がはみ出している。
【0029】さらに、図8に示すように、計器ケース1
1に固定した前面開放部13に前面カバー37を合せて
はめ込み、フランジ19の係止部19aにフック37c
を係止させて防水構造が完成する。この状態では、前面
カバー37は、開放先端面37bで第1のパッキン29
を圧接して凸条31を押圧するとともに、第2のパッキ
ン39で表示パネル8の周辺を押圧した状態となる。
【0030】他方、計器ケース11から前面カバー37
を外す場合には、前面カバー37において、対向するフ
ック37cと直交する対向辺を狭めるように抑えること
により、対向するフック37c間の間隔が広がって係止
部19aとの係止が外れ、取外すことができる。そし
て、図示しないが挿入孔23fにドライバー等の工具を
圧入すると、取付具23の中程の貫通部23b部分が拡
開し、係合歯23cと計器ケース11の係合歯21cと
の噛み合わせが外れるから、取付具23を後方にスライ
ドさせて上方へ引抜けば、計器ケース11を制御パネル
33から外すことができる。
【0031】このように、本発明の計器ケースの防水構
造では、前面開放側13を前面蓋部材7で塞いだ計器ケ
ース11をこの背面側から制御パネル33の取付孔35
に挿入し、この計器ケース11に設けたフランジ19と
その制御パネル33の間に防水性の第1のパッキン29
を介在させた状態で計器ケース11を制御パネル33に
固定させ、その表示部3や操作部5が覗ける操作孔37
a、そのフランジ19に設けた係止部19aに係止され
るフック37c、その操作孔37a近傍にこれを囲むよ
うに突設された防水性の第2のパッキン39とを有する
前面カバー37を、その前面蓋部材7およびフランジ1
9を覆ってフック37cを係止部19aに係止させて固
定し、その前面カバー37でその第1のパッキン29を
押圧するとともにその第2のパッキン39を前面蓋部材
7の表示パネル8に圧接させたから、計器ケース11と
制御パネル33の間および前面蓋部材7と計器ケース1
1間の防水機能を向上させることができる。
【0032】すなわち、そのフランジ19に設けた係止
部19aを、前面カバー37のフック37cが圧入され
るような寸法形状にしておけば、前面カバー37のフッ
ク37cを係止部19aに圧入することによって前面カ
バー37の先端面37bが第1のパッキン29を押圧
し、第1のパッキン29と制御パネル33間および第1
のパッキン29と前面カバー37の間の防水機能が高ま
る。また、その前面カバー37の第2のパッキン39が
前面蓋部材7の表示パネル8の周囲を押圧するから、前
面蓋部材7の表示パネル8側の防水機能も高まる。
【0033】本発明者の実験によれば、例えば計器前面
に1分間に100リットル程度の多量の放水を行なって
も、計器ケース11内に水が侵入しないことが分った。
しかも、前面カバー37の開放先端面37bで第1のパ
ッキン29の凸条31を押圧するから、前面カバー37
の先端面37bと第1のパッキン29間の防水効果も著
しく向上する。
【0034】さらに、計器ケース11の前面開放部13
側を塞いだ前面蓋部材7を計器ケース11のフランジ1
9ごと前面カバー37で覆って挟持固定するから、第3
のパッキン41が前面蓋部材7と計器ケース11の内側
段部との間で圧縮され、前面蓋部材7と計器ケース11
間が気密され、前面蓋部材7と計器ケース11間の一層
の防水効果が期待できる。
【0035】そして、前面蓋部材7の操作面の全体が前
面カバー37によって覆われず、表示部3や操作部5等
の一部が露出されるので、防水・防塵機能を確保したま
ま計器を操作できるから、操作性が向上するし、前面蓋
部材7を取付けた計器ケース11に着脱自在に前面カバ
ー37を被せる構成であるから、従来の計器1の構成を
大きく変更することなく、設置状況により上記防水機能
を簡単に付加できる。
【0036】上述した実施例では、計器ケース11を取
付具23によって制御パネル33に固定する例を説明し
たが、本発明ではこれる限定されることなく、例えばね
じ止め等、従来公知の固定手段で実施可能である。ま
た、上述した前面カバー37を固定するためのフック3
7cの形成位置や形成個数は任意であり、それに合せて
係止部19aをそのフランジ19その他計器ケース11
の外周に設ければ良い。
【0037】なお、第1のパッキン29は、ゴム等の伸
縮自在の材質を使用しているから、計器の設置状況によ
り後から上記防水構造が要求される場合があっても、簡
単に付加できる。例えば、図6の取付具23を一端外
し、計器ケース11を制御パネル33に対して少し前方
に引出した後、前方から第1のパッキン29を少しのば
しフランジ19の後部にかけた後、取付具23を取付け
直し、その後、前面カバー37を固定すれば良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の計器ケース
の防水構造は、前面側近傍の外周にフランジおよび係止
部を有し背面側から制御パネルの取付孔に挿入されて制
御パネルを挟むように取付けられる計器ケースと、その
フランジと制御パネル間に介在されかつはみ出すように
配置された防水性の第1のパッキンと、その計器ケース
の前面開放側を塞ぐ前面蓋部材、その操作面が覗ける操
作孔、上記係止部に係止されるフック、およびその操作
孔を囲むように突設された防水性の第2のパッキンを有
する前面カバーとを有するから、従来の計器の構成を大
きく変更することなく、計器ケースと制御パネル間およ
び前面蓋部材の防水効果を高めることが可能であるし、
前面蓋部材に対する操作も確保される。また、フランジ
からはみ出す部分にフランジ側に向けて突出する環状の
凸条を上記第1のパッキンに形成し、その凸条を上記前
面カバーで押圧する構成では、上記第1のパッキンと前
面カバー間の防水効果を一層確実に高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計器ケースの防水構造の要部を示す断
面図である。
【図2】図1の第1のパッキンを示す断面図である。
【図3】図1の前面カバーを示す断面図である。
【図4】本発明における計器の取付け工程を説明する斜
視図である。
【図5】本発明における計器の取付けに使用する取付具
を説明する斜視図である。
【図6】本発明における計器の取付け工程を説明する斜
視図である。
【図7】本発明に係る前面カバーの使用方法を説明する
斜視図である。
【図8】本発明に係る前面カバーの使用方法を説明する
斜視図である。
【図9】従来の計器ケースの防水構造を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 計器 3 表示部 5 操作部 7 前面蓋部材 8 表示パネル 9 回路基板 11 計器ケース 13 前面開放部 15 ゴムパッキン 17 外部接続端子 19 フランジ 19a 係止部 21 スリット 21a 狭作部 21b 幅広部 21c、23c 係合歯 23 取付具 23a 取付具本体 23b 貫通部 23d ねじ収納部 23e ナット収納部 23f 挿入孔 23g 抑え片 25 ねじ 27 ナット 29 第1のパッキン 31 凸条 33 制御パネル 35 取付孔 37 前面カバー 37a 操作孔 37b 開放先端面 37c フック 39 第2のパッキン 41 第3のパッキン 43 指
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広田 則夫 東京都大田区久が原5丁目16番6号 理 化工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−64220(JP,U) 実開 昭57−65211(JP,U) 実開 平4−16318(JP,U) 実開 平2−99314(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 11/30 G01D 11/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面側近傍の外周にフランジおよび係止
    部を有し、背面側から制御パネルの取付孔に挿入されて
    前記フランジ部分を前記制御パネルに係止させることに
    よってこれを挟むように取付けられる計器ケースと、 前記フランジと制御パネル間に介在されるとともに、前
    記フランジからはみ出すように配置された防水性の第1
    のパッキンと、 操作面を有し前記計器ケースの前面開放側を塞ぐ前面蓋
    部材と、 前記操作面が覗ける操作孔と、前記係止部に係止される
    フックと、前記操作孔近傍にこれを囲むように突設され
    た防水性の第2のパッキンとを有する前面カバーであっ
    て、前記前面蓋部材およびフランジを覆い前記フックを
    前記係止部に係止させて前記計器ケースに被せられたと
    き、前記第1のパッキンに圧接されるとともに前記第2
    のパッキンが前記操作面に圧接される前面カバーと、 を具備することを特徴とする計器ケースの防水構造。
  2. 【請求項2】 前記第1のパッキンは前記フランジから
    はみ出す部分に前記前面カバー側に向けて突出する凸条
    を環状に有し、前記前面カバーは当該凸条を圧接するも
    のである請求項1記載の計器ケースの防水構造。
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