JPH08236950A - 電子機器ユニットの組付体および組付構造 - Google Patents

電子機器ユニットの組付体および組付構造

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JPH08236950A
JPH08236950A JP6191695A JP6191695A JPH08236950A JP H08236950 A JPH08236950 A JP H08236950A JP 6191695 A JP6191695 A JP 6191695A JP 6191695 A JP6191695 A JP 6191695A JP H08236950 A JPH08236950 A JP H08236950A
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JP
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body case
main body
electronic device
assembly
device unit
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JP6191695A
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Toshiro Shinofuji
俊郎 篠藤
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Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器において、特に正面形状における装
置構成の大型化を招くことなく、電子機器ユニットを筐
体に組み付ける技術を提供する。 【構成】 組付体である固定ブロック5は、本体ケース
3の外表面の一部を形成する外壁部16と、電子機器ユ
ニットである液晶ディスプレイ1の背面1bに当接係止
する支持固定部17とを備える。固定ブロック5を、本
体ケース3の側部の嵌着部10に外部から嵌着固定する
ことにより、液晶ディスプレイ1は、固定ブロック5の
支持固定部17と本体ケース3の前部内面の間に挟持固
定される。これにより、液晶ディスプレイ1と本体ケー
ス3には、組付けのための設置スペースを何ら確保する
必要がなく、正面形状における装置構成が小型化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子機器ユニットの組
付体およびこの組付体を用いた組付構造に関し、さらに
詳細には、液晶ディスプレイ等を用いた表示装置やこれ
らディスプレイやその他の電子機器ユニットを備えた電
子機器において、これら電子機器ユニットを筐体に組み
付けるための組付技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、
エレクトロ・ルミネッセンス(EL)、プラズマディプ
レイ(PDP)等のディスプレイは、製造工場等におけ
る各種制御装置などの表示装置として用いられるが、そ
の適用にあたっては、これらディスプレイの周囲を被覆
保護する筐体(ハウジング)内に収容されて使用される
のが一般である。
【0003】この場合の表示装置の筐体内でのディスプ
レイの一般的な組付構造を、液晶ディスプレイの場合を
例にとって図12に示す。
【0004】すなわち、この組付構造においては、電子
機器ユニットとしての液晶ディスプレイaは、薄型の直
方体形状に形成されるとともに、その四隅部位に取付け
ブラケットb,b,…が一体的に設けられてなる。これ
ら取付けブラケットb,b,…は、図12(b) に示すよ
うに、本体ケースcの取付けボスd,d,…上にそれぞ
れ載置支持されるとともに、取付けねじe,e,…によ
り締結固定されて、液晶ディスプレイaが本体ケースc
に組み付けられる。gは上記本体ケースcの背面部分を
閉蓋する蓋体を示している。
【0005】あるいは、図12(a) に二点鎖線で示すよ
うに、上記液晶ディスプレイaの両側部分に組付部f,
fが一体的に設けられ、この部分が取付けねじe,e,
…により上記取付けボスd,d,…上に締結固定される
ものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな取付けねじeと取付けボスdを用いた組付構造にお
いては、取付けねじeと取付けボスdのための設置スペ
ースを確保する必要性から、液晶ディスプレイaの両側
部分が外側へ寸法的に大きくなってしまうことになる。
【0007】これに対応して、液晶ディスプレイaを収
容する本体ケースcの形状寸法も必然的に大きく設計す
る必要があり、これがため、表示装置全体が嵩張って大
型化するとともに、大きな設置スペースを確保できない
箇所への適用は不可能であった。
【0008】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、液晶、E
L、プラズマディプレイ等の表示装置やこれらディスプ
レイ等の電子機器ユニットを備えた電子機器において、
特に正面形状における装置構成の大型化を招くことな
く、電子機器ユニットを筐体に組み付けることができる
組付体を提供することにある。
【0009】また、本発明のもう一つの目的とするとこ
ろは、上記の組付体を備えることにより、小型かつ組立
簡単な構造を備える電子機器ユニットの組付構造を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電子機器ユニットの組付体は、筐体の本体
ケースの側部に開設された嵌着部に、本体ケースの外部
から嵌着固定される構造とされるとともに、前記本体ケ
ースの外表面の一部を形成する外壁部と、前記電子機器
ユニットの背面に当接係止して、電子機器ユニットを前
記本体ケースの前部内面との間に挟持固定する支持固定
部とを備えてなることを特徴とする。
【0011】また、本発明の電子機器ユニットの組付構
造は、電子機器ユニットを組付収容する筐体が、前記電
子機器ユニットを収納する本体ケースと、この本体ケー
スを閉蓋する蓋体と、前記本体ケースに開設された嵌着
部に、本体ケースの外部から嵌着固定されて、前記電子
機器ニットを本体ケースに固定支持する前記組付体とか
らなることを特徴とする。
【0012】
【作用】例えば、電子機器ユニットとしての液晶ディス
プレイを、筐体内に組付収容するに際しては、まずこの
筐体内部の所定位置に液晶ディスプレイを位置決めした
後、筐体の本体ケースの嵌着部に、組付体を本体ケース
外部から嵌着固定する。これにより、組付体の支持固定
部が液晶ディスプレイの背面に当接係止して、液晶ディ
スプレイは上記本体ケースの前部内面との間に挟持固定
される。また、組付体の外壁部は、上記本体ケースの外
表面と面一となってその一部を形成する。
【0013】このように、本体ケースに嵌着固定する組
付体のみによって液晶ディスプレイの組み付けがなされ
るため、液晶ディスプレイおよび本体ケースには、組付
のための設置スペースを何ら確保する必要がなく、特に
正面形状における装置構成を小型化することが可能とな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0015】実施例1 本発明に係る表示装置が図1および図2に示されてい
る。この表示装置は、具体的には液晶ディスプレイ装置
であって、電子機器ユニットである液晶ディスプレイ1
が筐体2内に組付収容されてなる。
【0016】液晶ディスプレイ1は薄型の直方体形状に
形成されてなり、その外周部には組付のための設置スペ
ースおよび構造が特に設けられていない。これにより、
その前面に設けられた表示画面1aは、液晶ディスプレ
イ1の前面外周輪郭に近接した範囲まで大きく設定され
ている。
【0017】筐体2は、本体ケース3、蓋体4および組
付体としての固定ブロック5,5,…から構成されてい
る。
【0018】本体ケース3は、具体的には射出成形等に
より一体成形された合成樹脂製のものであって、背面が
開口された中空の直方体形状とされるとともに、その中
空内部に液晶ディスプレイ1を収納できる形状寸法を有
する。図示しないが、本体ケース3内には、液晶ディス
プレイ1の位置決め部が設けられている。また、本体ケ
ース3の側部には、上記固定ブロック5を嵌着するため
の嵌着部10が設けられている。図示の実施例において
は、嵌着部10は、本体ケース3の側部の角部分つまり
四隅部位3a,3a,…にそれぞれ開設されている。
【0019】蓋体4は、上記本体ケース3の背面開口3
bを取外し可能に閉蓋するもので、具体的には射出成形
等により一体成形された合成樹脂製とされており、本体
ケース3の背面開口3bに対応した矩形状とされてい
る。図示の実施例においては、蓋体4は、固定ブロック
5を介して上記本体ケース3に取付けられる構造とさ
れ、このための固定部11が蓋体4の前面の四隅部分に
それぞれ突設されている。これら固定部11,11,…
は、図3ないし図6に示すように、その先端平坦面11
aが固定ブロック5に当接するように構成されている。
【0020】固定ブロック5は、液晶ディスプレイ1を
本体ケース3に固定支持するもので、具体的には射出成
形等により一体成形された合成樹脂製とされている。4
つの固定ブロック5のうち、本体ケース3の対角線位置
において対向するもの同士が全く同一構造とされるとと
もに、隣接するもの同士が対称構造とされている。
【0021】固定ブロック5の具体的構造は、図8およ
び図9に示すように、ブロック本体15に、外壁部16
および支持固定部17等が一体的に設けられてなり、上
記本体ケース3の嵌着部10に、外部から嵌着固定され
る構造とされている。なお、以下の説明においては、固
定ブロック5の各外周面の位置を特定しているが(例え
ば、上面、下面、側面など)、これはあくまでも説明上
の便宜からのものである。
【0022】ブロック本体15は本体ケース3の側部角
部分3aに対応したほぼ直方体形状とされており、その
背面部に上記外壁部16が一体形成されるとともに、そ
の一側面部に上記支持固定部17が一体成形されてい
る。また、このブロック本体15は、後述するように、
蓋体4の取付部としても機能する。
【0023】上記外壁部16は、上記本体ケース3の嵌
着部10の蓋体として機能するとともに、本体ケース3
に対する固定ブロック5の位置決め固定部として機能す
る。すなわち、外壁部16は、本体ケース3の側部角部
分3aを構成する直角折曲形状の薄板状とされるととも
に、その外表面16aが本体ケース3の外表面に連続す
る平坦面とされている。
【0024】また、外壁部16の外周縁の輪郭形状は、
上記嵌着部10の内周縁に対応して形成されており、そ
の外周縁部分16bが、図4および図7に示すように、
嵌着部10の係止段部10aに外側から密嵌状に係止す
る位置決め固定部とされている。つまり、この位置決め
固定部16bは、本体ケース3の側部角部分3aの直交
する両壁部に同時に嵌合して、固定ブロック5の上下、
左右および前後の全方向における位置決め作用をなし、
かつこれら全方向への倒れを有効に防止する。
【0025】また、上記外壁部16の側部16cとブロ
ック本体15の上面15a間には、所定間隔の隙間18
が形成されており、これが嵌合溝として機能する。つま
り、図7に示すように、固定ブロック5が矢符のごと
く、嵌着部10に対し本体ケース3の側部外方からスラ
イド式に挿入されることにより、上記嵌合溝18が嵌着
部10の嵌合縁部10bに嵌合する。これに関連して、
上記嵌合溝18内には、この固定ブロック5の挿入動作
を助けるための位置決め用凸部19が設けられている。
この位置決め用凸部19は、図6に示すように、上記嵌
合縁部10bに設けられた蟻溝状の案内溝10cに案内
嵌合される構造とされ、その断面形状が蟻形状または鳩
尾形状とされている。
【0026】上記支持固定部17は、液晶ディスプレイ
1を支持固定するもので、図8および図9に示すよう
に、ブロック本体15の一側面の上部から側方へ突出し
て設けられている。この支持固定部17は、図3ないし
図6に示すように、固定ブロック5が嵌着部10に嵌着
された状態において、液晶ディスプレイ1の背面1bに
当接係止して、この液晶ディスプレイ1を本体ケース3
の前部内面との間に挟持固定する。
【0027】より具体的には、上記支持固定部17は、
その内部に空間が設けられた薄板状とされて、ある程度
の弾性変形が可能なクッション構造とされている。これ
により、液晶ディスプレイ1は、支持固定部17の弾発
作用で、本体ケース3の前部内面との間に弾発的に挟持
固定されることとなる。したがって、液晶ディスプレイ
1の製品寸法(厚さ寸法)に若干のバラツキがあって
も、このバラツキは上記支持固定部17の弾性変形によ
り有効に吸収されて、適正状態で固定支持されることと
なる。
【0028】さらに、固定ブロック5は、前述したよう
に、以上のような液晶ディスプレイ1の組付機能(基本
構造)に加えて、蓋体4の取付部としての機能(補助的
構造)も兼備する。つまり、ブロック本体15の他側面
15cは、上記蓋体4を受止する平坦な受止面とされて
おり、図3ないし図6に示すように、この受止面15c
に蓋体4の固定部11の平坦面11aが受止される。
【0029】この目的のため、受止面15cには、蓋体
4の締結ねじ20の螺合する螺合穴21が臨んで設けら
れている。図示の実施例においては、上記締結ねじ20
はタッピンねじの形態とされて、上記螺合穴21も円筒
穴とされている。
【0030】また、上記螺合構造に関連して、上記受止
面15c上の螺合穴21に近接した位置には、蓋体4の
係合凸部22の係合する係合凹部23が臨んで設けられ
ている。これら両者22,23は、上記固定部11と受
止面15cの当接状態において係合して、図4に示すよ
うに、締結ねじ20を締め付ける際の回転力により固定
ブロック5が螺合穴21まわりに回るのを有効に防止す
る。この点に関して、前述した位置決め用凸部19と案
内溝10cの嵌合構造も、同様の機能を有している。
【0031】しかして、以上のように構成された表示装
置を組み立てるには、液晶ディスプレイ1を本体ケース
3に組付け収容した後、この本体ケース3を蓋体4によ
り閉蓋する。
【0032】この場合、液晶ディスプレイ1を筐体2内
に組付収容するに際しては、まず、この筐体2の本体ケ
ース3内部の所定位置(位置決め用リブにより規定され
る位置)に、液晶ディスプレイ1を位置決めする。この
後、本体ケース3の4つの嵌着部10,10,…に、固
定ブロック5をそれぞれ前述した要領で嵌着固定するだ
けで良い。
【0033】これにより、各固定ブロック5の支持固定
部17が液晶ディスプレイ1の背面1aにそれぞれ当接
係止して、液晶ディスプレイ1は、上記本体ケース3の
前部内面との間に弾発的に挟持固定されることとなる。
このとき、固定ブロック5の外壁部16は、上記本体ケ
ース3の嵌着部10を閉蓋するとともに、本体ケース3
の外表面と面一となってその一部を形成する。
【0034】また、蓋体4を本体ケース3に取り付けて
閉蓋するには、まず、蓋体4の固定部11,11,…
を、本体ケース3の背面開口部に挿入係止して、蓋体4
を本体ケース3の背面に接合させる。この状態で、上記
固定部11,11,…は、各固定ブロック5の受止面1
5cに当接係止されるとともに、その係合凸部22が係
合凹部23に突入係止する。続いて、締結ねじ20を、
各固定部11の挿通穴11bを介して固定ブロック5の
螺合穴21に螺合させて締結することにより、蓋体4
は、4つの固定ブロック5,5,…を介して本体ケース
3に固定される。
【0035】以上のように、本体ケース3に嵌着固定す
る4つの固定ブロック5,5,…のみによって液晶ディ
スプレイ1の組付けがなされる構造であるため、液晶デ
ィスプレイ1の外周部および本体ケース3内部には、組
付けのための設置スペースを何ら確保する必要がなく、
限られた収納空間を有効に利用することができる。
【0036】この結果、液晶ディスプレイ1の表示画面
1aは、前述したように液晶ディスプレイ1の外周輪郭
に近接した範囲まで大きく設定することができ、ひいて
は、表示装置全体として見たときにも、その正面形状に
おいて、表示画面1aの画面比率を大きくとることがで
きる。換言すれば、従来の同一規格寸法の表示画面を有
する表示装置に比較して、装置の正面輪郭形状を小さく
することができる。
【0037】また、固定ブロック5自体が小形であり、
かつ安価な合成樹脂製であることから、製品コストを低
く抑えることができる。
【0038】実施例2 本実施例は図10および図11に示されており、実施例
1における固定ブロック5の構造が若干改変されたもの
であり、具体的には位置決め用凸部19の形状が抜け止
め部材の形態されている。
【0039】すなわち、この位置決め用凸部19は、ブ
ロック本体15の上面15aから前方へ延びて設けられ
るとともに、その先端部19aがくさび状とされてい
る。これに関連して、図示しないが、嵌着部10の案内
溝10cも位置決め用凸部19に対応した断面形状とさ
れるとともに、図11に示すように、ケース本体3の一
部には、位置決め用凸部19の先端部19aが弾発係止
する係止開口30が開設されている。
【0040】しかして、固定ブロック5を、本体ケース
3の側部外方から矢符のごとくスライド式に嵌着部10
に挿入することにより、上記位置決め用凸部19の先端
部19aが係止開口30に係止されて、固定ブロック5
の抜け止め作用がなされる。なお、固定ブロック5を取
り外す場合には、突起状のものを用いて上記先端部19
aと係止開口30との係止状態を解除する。その他の構
造および作用は実施例1と同様である。
【0041】なお、上述した実施例はあくまでも本発明
の好適な具体例を示すためのものであって、本発明はこ
れら実施例に限定されることなく、その範囲内で種々設
計変更可能である。以下にその改変例を列挙する。
【0042】(1) 図示の実施例においては、4つの固定
ブロック5のうち、本体ケース3の対角線位置において
対向するもの同士が共通部品とされているが、4つとも
共通部品とすることも可能である。
【0043】(2) 図示の実施例においては、固定ブロッ
ク5が基本構造である液晶ディスプレイ1の組付体とし
ての構造を備えるとともに、蓋体4を取り付けるための
構造(螺合穴21、係合凹部23)も備えているが、こ
の構造は、蓋体4が本体ケース3に別個独立して取り付
けられる場合は省略される。
【0044】(3) 上記固定ブロック5の基本構造も、図
示のものに限定されるものではなく、同様な機能を有す
る他の構造に適宜設計変更可能であり、これに対応して
嵌着部10の構造も設計変更される。一例として、図示
の実施例においては、固定ブロック5と蓋体4の固定部
11の締結構造は、タッピンねじによる螺合構造とされ
ているが、この締結構造は、一般的な螺合構造等他の締
結構造も採用可能である。また、蓋体4の係合凸部22
の係合する係合凹部23の断面形状も、適宜変形可能で
ある。
【0045】(4) 図示の実施例においては、固定ブロッ
ク5が本体ケース3の側部角部分3aに嵌着される構造
とされて、その位置決め固定および強度保持が十分な構
造とされているが、それほど強度等が要求されない場合
には、上記側部角部分3a以外の側部に嵌着される構造
でもよく、またその適用個数も適宜増減可能である。
【0046】(5) 図示の実施例においては、液晶ディス
プレイ1の組付構造に本発明が適用された場合が示され
ているが、本発明は、エレクトロ・ルミネッセンスやプ
ラズマディプレイ等の他の形式の表示装置にも適用可能
であり、さらには、表示装置以外の他の電子機器の組付
構造にも適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電子機器
の組付体によれば、筐体の本体ケースの側部に開設され
た嵌着部に、本体ケースの外部から嵌着固定される構造
とされるとともに、上記本体ケースの外表面の一部を形
成する外壁部と、電子機器ユニットの背面に当接係止し
て、電子機器ユニットを上記本体ケースの前部内面との
間に挟持固定する支持固定部とを備えてなるから、正面
形状における装置構成の大型化を招くことなく、電子機
器ユニットを筐体に組み付けることができる。
【0048】すなわち、組付体のみによって電子機器ユ
ニットの上記本体ケースへの組付けがなされ、しかもこ
の組付体は本体ケースに対して外部から嵌着固定する構
造とされているから、電子機器ユニットの外周部および
本体ケースの内部には、組付のための設置スペースを何
ら確保する必要がない。このため、本体ケースの内部空
間は電子機器ユニット自体を収納できるスペースがあれ
ば十分であり、装置全体の正面輪郭形状は、内蔵する収
納機器ユニットの正面輪郭形状とほぼ同程度に小さく設
計することが可能となる。
【0049】したがって、この組付体による組付構造を
備えた電子機器、特に、電子機器ユニットとして液晶デ
ィスプレイ等を備える表示装置にあっては、その正面形
状において、表示画面を本体ケースの外周輪郭に対して
可及的に大きく設計することができる。この結果、従来
の同一規格寸法の表示装置に比較して、表示画面の画面
比率を大きくとることができる。
【0050】また、上記組付体を固定ブロックの形態と
して、上記基本構造に加えて、蓋体の取付機能も付与す
ることにより、電子機器の組付構造をより簡素化するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1である表示装置を前面側
から見て示す分解斜視図である。
【図2】同表示装置を背面側から見て示す分解斜視図で
ある。
【図3】同表示装置の要部である組付構造を図1の矢符
A方向から見た平面断面図で、固定ブロックの嵌着状態
を示している。
【図4】同じく同組付構造を図1の矢符A方向から見た
平面断面図で、固定ブロックの嵌着状態における固定ブ
ロックを断面で示している。
【図5】同表示装置の組付構造を図1の矢符B方向から
見た側面断面図で、固定ブロックの嵌着状態を示してい
る。
【図6】同じく同組付構造を図1の矢符B方向から見た
側面断面図で、固定ブロックの嵌着状態における固定ブ
ロックを断面で示している。
【図7】同表示装置の組付構造を図1の矢符C方向から
見た背面図で、蓋体の一部を切開して固定ブロックの嵌
着状態を示している。
【図8】同表示装置の固定ブロックを拡大して示す斜視
図である。
【図9】同じく同表示装置の固定ブロックを示す図で、
図9(a) は平面図、図9(b) は左側面図、図9(c) は正
面図、図9(d) は背面図である。
【図10】本発明に係る実施例2である表示装置の固定
ブロックを示す図で、図10(a)は斜視図、図10(b)
は左側面図である。
【図11】同固定ブロックを本体ケースに嵌着した状態
を示す斜視図である。
【図12】従来の表示装置の組付構造を示し、図12
(a) は蓋体を取り外して本体ケース内部を示す背面図、
図12(b) は蓋体により閉蓋された本体ケース内部を示
す側面断面図である。
【符号の説明】
1 液晶ディスプレイ(電子機器ユニッ
ト) 1a 液晶ディスプレイの表示画面 1b 液晶ディスプレイの背面 2 筐体 3 本体ケース 3a 本体ケースの側部角部分 3b 本体ケースの背面開口 4 蓋体 5 固定ブロック(組付体) 10 嵌着部 10a 嵌着部の係止段部 10b 嵌着部の嵌合縁部 10c 嵌着部の案内溝 11 蓋体の固定部 15 固定ブロックのブロック本体 15c ブロック本体の受止面 16 固定ブロックの外壁部 16b 固定ブロックの外周縁部分(位置決
め固定部) 17 固定ブロックの支持固定部 18 固定ブロックの嵌合溝 19 固定ブロックの位置決め用凸部 20 蓋体の締結ねじ 21 固定ブロックの螺合穴 22 蓋体の係合凸部 23 固定ブロックの係合凹部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器ユニットを筐体内に固定支持す
    る組付体において、 該組付体は、前記筐体の本体ケースの側部に開設された
    嵌着部に、本体ケースの外部から嵌着固定される構造と
    されるとともに、 前記本体ケースの外表面の一部を形成する外壁部と、前
    記電子機器ユニットの背面に当接係止して、電子機器ユ
    ニットを前記本体ケースの前部内面との間に挟持固定す
    る支持固定部とを備えてなることを特徴とする電子機器
    ユニットの組付体。
  2. 【請求項2】 前記外壁部の外周縁部分が、前記本体ケ
    ースの嵌着部の係止段部に外側から密嵌状に係止する構
    造とされて、前記本体ケースに対する位置決め固定部を
    形成していることを特徴とする請求項1に記載の電子機
    器ユニットの組付体。
  3. 【請求項3】 前記支持固定部が弾性変形可能とされ
    て、前記電子機器ユニットを前記本体ケースの前部内面
    との間に弾発的に挟持固定する構造とされていることを
    特徴とする請求項1に記載の電子機器ユニットの組付
    体。
  4. 【請求項4】 前記組付体は、前記本体ケースの側部に
    開設された嵌着部に、本体ケースの外部から嵌着固定さ
    れる固定ブロックの形態とされ、 この固定ブロックのブロック本体に、前記外壁部と支持
    固定部が一体的に設けられていることを特徴とする請求
    項1から3のいずれか一つに記載の電子機器ユニットの
    組付体。
  5. 【請求項5】 前記ブロック本体は、前記筐体の蓋体を
    受止する受止面を備えてなり、この受止面に前記蓋体が
    取付け固定される構造とされていることを特徴とする請
    求項4に記載の電子機器ユニットの組付体。
  6. 【請求項6】 前記ブロック本体は、前記蓋体の締結ね
    じの螺合する螺合穴を備え、この螺合穴が前記受止面に
    臨んで設けられていることを特徴とする請求項4または
    5に記載の電子機器ユニットの組付体。
  7. 【請求項7】 前記組付体は、前記本体ケース側部の角
    部分に開設された嵌着部に、本体ケースの外部から嵌着
    固定される構造とされ、 前記外壁部が、前記本体ケース側部の角部分の外表面の
    一部を形成する形状とされるとともに、この外壁部と前
    記ブロック本体の間に、前記本体ケースの嵌着部の内周
    縁部に嵌合する嵌合溝が形成されていることを特徴とす
    る請求項4から6のいずれか一つに記載の電子機器ユニ
    ットの組付体。
  8. 【請求項8】 前記嵌合溝内に、前記本体ケースの嵌着
    部に形成された案内溝に案内される位置決め用凸部が設
    けられていることを特徴とする請求項7に記載の電子機
    器ユニットの組付体。
  9. 【請求項9】 電子機器ユニットが筐体内に組付収容さ
    れてなる電子機器ユニットの組付構造において、 前記筐体は、前記電子機器ユニットを収納する本体ケー
    スと、この本体ケースを閉蓋する蓋体と、前記本体ケー
    スに開設された嵌着部に、本体ケースの外部から嵌着固
    定されて、前記電子機器ニットを本体ケースに固定支持
    する請求項1ないし8のいずれか一つに記載の組付体と
    からなることを特徴とする電子機器ユニットの組付構
    造。
  10. 【請求項10】 前記嵌着部は、前記本体ケース側部の
    角部分に開設されていることを特徴とする請求項9に記
    載の電子機器ユニットの組付構造。
  11. 【請求項11】 前記蓋体は、前記組付体を介して前記
    本体ケースに取付けられることを特徴とする請求項9ま
    たは10に記載の電子機器ユニットの組付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012169267A1 (ja) * 2011-06-07 2012-12-13 シャープ株式会社 表示装置及びテレビ受信装置
US8446543B2 (en) 2009-01-20 2013-05-21 Panasonic Corporation Chassis assembly for display apparatus

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