JP3275007B2 - 落石等防護柵 - Google Patents

落石等防護柵

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、落石や雪崩等の恐
れがある法面等に構築される落石等防護柵に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の落石等防護柵は、例えば図5に示
すように落石や雪崩等の恐れがある法面等に設けたコン
ククリート基礎aに、サポート付きの端末支柱bや複数
の中間支柱cを適度の相互間隔をおき建て込み、端末支
柱及び各中間支柱の山側間に複数本の強靭なワイヤロー
プdを適宜の上下間隔をおき索端金具eやUボルトf等
で張設しワイヤロープd群として付設するとともに、ワ
イヤロープ群の山側の全域にわたり金網gを適宜の手段
F1等で連結して張設し、各支柱とワイヤロープ群で支
持した金網により、法面等の山側から崩落する落石や雪
崩等を緩衝して受け止め防護する構造になつている。ま
た、必要に応じ各支柱の各上部間に繋ぎ材hを架設し、
各支柱の各上部間の金網gの上部に補強材iを嵌装し
て、補強材iを複数の金具kで繋ぎ材hに連結して吊支
し、各支柱を補強するとともに落石や雪崩等の受け止め
防護性能を高めた構造になつている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の落石等防護柵に
おいて、落石等を直接に受け止める金網は、比較的に小
径で可撓性のある鉄線をひし形状に編成した偏平状の構
造であるため、落石等の落下エネルギーを吸収して受け
止める基本的な緩衝受け止め性能に限界がある。また、
落石等による荷重の伝達性に乏しくて局部的に変形し易
く、その荷重が特定のワイヤロープのみで支持されて、
緩衝受け止め防護性能に限界があり局部的に損傷し易
い。局部的に補修することができず多くの手数、手間を
要する広範囲の補修になるなどの課題がある。
【0004】本発明は、前記のような課題を解決するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、各
支柱の間に張設したワイヤロープ群に厚金網を張設し、
厚金網内に補強部材を縦挿しワイヤロープに連結して、
施工・補修性や落石や雪崩等の受け止め防護性能、耐久
性を向上した落石等防護柵を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、相互間隔をお
き建て込んだ端末支柱及び各中間支柱の間に、複数本の
ワイヤロープを上下間隔をおき張設しワイヤロープ群と
して付設した落石等防護柵において、ワイヤロープ群の
山側に、上部側の端面視で多数の矩形状部を絡み連結部
で連結した形状とし正面視で斜交状に編成した太線製の
厚金網を張設して、端末支柱と各中間支柱の間の厚金網
内に補強部材を縦に嵌挿し、補強部材を連結部材で各ワ
イヤロープに連結した落石等防護柵に特徴を有し、前記
のような構造の厚金網は、表面側と裏面側の2段階で優
れた緩衝支持性及び荷重拡散性を発揮する基本的な特性
を有し、さらに、厚金網内に縦に嵌挿して各ワイヤロー
プに連結した補強部材により、厚金網をさらに補強する
とともに、厚金網が受ける荷重を補強部材及び各ワイヤ
ロープに拡散し、落石や雪崩等の緩衝受け止め性能を効
果的に高め、厚金網の局部的な損傷を著しく低減して耐
久性を高めている。また、この厚金網は、所要の部分で
容易に傾斜配置としまた分離や連結も容易であり、長さ
調節や所要の部分のみを傾斜配置とし取り替えも自在で
あつて、張設や局部的な補修も容易であるなど、張設性
能とともに補修性能も高めている。
【0006】また、前記の落石等防護柵において、厚金
網における隣接した矩形状部の絡み連結部内に補強部材
を縦に嵌挿して、隣接した矩形状部の絡み連結部で補強
部材を挟持したことに特徴を有し、隣接した矩形状部の
絡み連結部内に嵌挿した補強部材が、各絡み連結部で挟
持されて厚金網をさらに補強するとともに、厚金網が受
ける荷重が補強部材及び各ワイヤロープに効率良く波及
されるなど、落石や雪崩等の受け止め防護性能をさらに
高めている。
【0007】また、前記の落石等防護柵において、端末
支柱と各中間支柱の間の厚金網内に、複数の補強部材を
相互間隔をおき縦に嵌挿して、各補強部材をワイヤロー
プに連結したことに特徴を有し、厚金網内に嵌挿した補
強部材の増加により、落石や雪崩等の受け止め防護性能
をさらに高めている。
【0008】さらに、前記の落石等防護柵において、端
末支柱と中間支柱及び補強部材との間の厚金網を、結合
部材で各ワイヤロープに連結したことに特徴を有し、厚
金網を各ワイヤロープに連結したことにより、厚金網が
受ける荷重をさらに各ワイヤロープに効率良く波及せし
めるなど、総合的に施工・補修性とともに落石や雪崩等
の受け止め防護性能、耐久性を効果的に高めている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に本発明の落石等防護柵の一
実施例、図2に厚金網の一実施例、図3に結合部材の実
施例、図4にその落石等防護柵の要部の各拡大平面図を
示している。図中1はコンクリート基礎、2はサポート
2a付きの端末支柱、3は中間支柱、4はワイヤロープ
の索端金具、5は強靭なワイヤロープ又はワイヤロープ
群、6はUボルト・ナツト等からなる連結金具、10は
厚金網、11a,11cは鉄線11(又は太線製)を折
曲して形成した長斜線部又は長辺、11b,11dは鉄
線を折曲して形成した短水平部又は短辺、12は一対の
長辺及び短辺からなる矩形状部、13は各矩形状部の絡
み連結部、15は厚金網内に縦に嵌挿した補強部材、2
0,20aは各種の結合部材である。
【0010】図示の実施例は、相互間隔をおき建て込ん
だ端末支柱2及び各中間支柱3の間に、複数本のワイヤ
ロープ5を上下間隔をおき張設しワイヤロープ5群とし
て付設した落石等防護柵において、ワイヤロープ5群の
山側に、上部側の端面視で多数の矩形状部12を絡み連
結部13で連結した形状とし正面視で斜交状に編成した
太線11製の厚金網10を張設して、端末支柱及び中間
支柱の間の厚金網10内に補強部材15を縦に嵌挿し、
補強部材を各ワイヤロープ5に連結したことを特徴とす
る落石等防護柵になつている。
【0012】前記の落石等防護柵において、厚金網10
の隣接した矩形状部12の絡み連結部13内に補強部材
15を縦に嵌挿し、隣接した矩形状部の絡み連結部13
によつて補強部材15を挟持したことを特徴とする落石
等防護柵になつている。
【0013】前記の落石等防護柵において、端末支柱2
及び各中間支柱3の間の厚金網10内に、複数の補強部
材15を相互間隔をおき縦に嵌挿して、各補強部材15
を連結部材20,20aで各ワイヤロープ5に連結した
ことを特徴とする落石等防護柵になつている。
【0014】前記の落石等防護柵において、端末支柱2
と中間支柱3及び補強部材15との間の厚金網10を、
結合部材20aで各ワイヤロープ5に連結したことを特
徴とする落石等防護柵になつている。
【0015】さらに詳述すると、コンクリート基礎1
は、図1に示すように落石や雪崩等の恐れがある法面に
おいて、その落石や雪崩等の恐れがある側に沿つて鉄筋
又は鉄骨鉄筋コンクリート構造として施工する。例え
ば、道路や鉄道等の近くに構築する場合は、必要に応じ
図示のように適度の高さの擁壁とする。このコンクリー
ト基礎1に、端末支柱2及び中間支柱3を適度の間隔を
おき建て込み、落石等防護柵を構築する。
【0016】端末支柱2及び中間支柱3は、好ましくは
H形鋼等を適用して、端末支柱2にはサポート2aをボ
ルト・ナツト等で斜設し、端末支柱2及び中間支柱3の
下部をコンクリート基礎1に適度に埋設するなどして、
適度の相互間隔をおき建て込んだ構造になつている。ワ
イヤロープ5は、落石等のサイズや落下速度等に対応し
た高強度を有する各種の構造の強靭なワイヤロープを適
用し、各中間支柱3のフランジ外面(山側)に連結部材
6等で取り付けるとともに、端末支柱2のウエーブに端
部に索端金具4及びボルト・ナツト等で連結し、索端金
具4の張線機能により適度の張力を負荷して、端末支柱
2と中間支柱3の間及び各中間支柱3の間、即ち防護柵
の全域にわたり複数本のワイヤロープ5を適度の上下間
隔をおき配置しワイヤロープ5群として張設する。この
ワイヤロープ群の山側に厚金網10を張設する。
【0017】厚金網10は、図2に示すように比較的に
太径で適度の剛性を有する太線製の鉄線11(好ましく
は鋼線)を適用し、多数本の鉄線11をそれぞれ比較的
に長い斜線部(長辺)11a−短い水平線部(短辺)1
1b−長い斜線部(長辺)11c−短い水平線部(短
辺)11dの順序で折曲を繰り返し、各鉄線11の水平
線部(短辺)11dを隣接した鉄線11の水平線部11
bを順次に絡ませて連結した絡み連結部13を形成し
て、図2Bに示すように上部側の端面視(図2Aの上部
視)において、長辺11a,11c及び短辺11b,1
1dからなる多数の矩形状部12を絡み連結部13で順
次に連結した形状とし、正面視において、前面側に連続
した多数の長斜線部(長辺)11a、裏面側に連続した
多数の長斜線部(長辺)11cを備え、表面側と裏面側
が斜交した配置とし、表面側と裏面側を多数の絡み連結
部13で連結して適度に大きい厚サイズtに編成した厚
金網の構造になつている。また、鉄線11の径サイズや
強度、矩形状部12の各辺の長さ増減などで、落石や雪
崩等に対応した所要の目サイズや耐強度に編成し、張設
したワイヤロープ5群の山側全域にわたつて張設する。
【0018】図2に示す厚金網10は、前記のような構
造になつており図2Aに示す上下配置で所要の鉄線11
を縦軸心で回転して、この鉄線11を隣接した鉄線11
に対し上昇又は下降させることができ、法面の傾斜に対
応させて厚金網10の所要部分を右又は左傾斜の配置に
したり、鉄線11の回転を繰り返して取り外し又は取り
付けて、厚金網10を所要の部分で分断又は接続でき、
厚金網10の長さサイズ(図2Aの左右方向の長さ)の
調節や所要部分のみの取り替えなどが容易な構造になつ
ている。また、この厚金網10は、多数の絡み連結部1
3で支持されている表面側の連続した多数の長斜線部
(長辺)11aにより、落石や雪崩等を優れた緩衝性能
により受け止めた後、裏面側の連続した多数の長斜線部
(長辺)11cより緩衝して受け止めるなど、基本的に
優れた2段階の緩衝支持性能を有する。また、図2Cに
示すように所要の矩形状部12内に補強部材15を挿入
したり、図2Dに示すように隣接している矩形状部12
を矢示のように移動して、その絡み連結部13内に補強
部材15を挿入して補強する。
【0019】補強部材15は、図1及び図4A、図4B
に示すように厚金網10の矩形状部12内に嵌挿可能な
断面サイズで、各種の横断円形状や矩形状等の鋼材や鋼
管等を適用して、端末支柱2と中間支柱3との間や各中
間支柱3の相互間において、必要に応じ厚金網10の矩
形状部12内に嵌挿したり(図4b参照)、又は隣接し
た両矩形状部12の絡み連結部13内に嵌挿して(図4
c参照)、絡み連結部13の水平線部(短辺)11bと
11dで補強部材15を囲み挟持することもできる(図
4d参照)。この補強部材15は、連結部材20や20
aでワイヤロープ5に連結する。
【0020】連結部材20、20aとしては、例えば図
3Aに示すように適度の強度を有する帯板状の鋼材等を
適宜に捩じり変形した結合用コイルの連結部材20や、
強力なバインド線の適用も可能である(図示省略)。又
は、必要に応じ図3B,Cに示すように内面に嵌合溝
(図示省略)を設けボルト穴(図示省略)を設けた座金
21と、Uボルト22及びナツト23等からなる連結部
材20a等を適用して、厚金網10内に嵌挿した補強部
材15と各ワイヤロープ5を連結したり、厚金網10を
各ワイヤロープに連結する。
【0021】図示の落石等防護柵は、落石や雪崩等の恐
れがある法面に施工したコンクリート基礎1に、サポー
ト2a付きの端末支柱2及び複数本の中間支柱3を所要
の間隔をおき建て込み、端末支柱2及び各中間支柱3の
間の全域にわたり複数本(図示例は7本)の強靭なワイ
ヤロープ5を適宜の上下間隔をおき張設する。各中間支
柱3では、その山側フランジにワイヤロープ5をUボル
ト・ナツト6等で取り付け、端末支柱2では、ワイヤロ
ープ5の端部に連設した索端金具4、ナツト等でそのウ
エーブに取り付けて、索端金具4の調線機能によつて適
度な張力を負荷することによりワイヤロープ5群として
張設する。また、このワイヤロープ群の山側全域にわた
り厚金網10を張設する。
【0022】厚金網10は、図1や図4に示すような上
下配置で端末支柱2及び各中間支柱3の間の全域にわた
り張設したワイヤロープ5群の山側に張設する。この厚
金網10は、各中間支柱3にはその山側フランジにワイ
ヤロープ5とともにUボルト・ナツト6等で取り付け、
端末支柱2には図4Aに示すように端部の矩形状部12
に補強部材15aを嵌挿して、この補強部材をUボルト
6、ナツト6a等で取り付けて張設する。前記のように
構成された厚金網10は、所要の鉄線11を回転して分
離又は連結して長さサイズに調節したり、必要に応じ法
面の傾斜等に対応させた傾斜配置に調節して容易に張設
されて、前記のように基本的に優れた2段階の緩衝支持
性能を発揮する。
【0023】さらに、前記のように張設した厚金網10
において、支柱2及び各中間支柱3の間に、その間隔等
に対応させて必要に応じ1本又は複数本の補強部材15
を厚金網10内に縦に嵌挿して、補強部材15を連結部
材20又は20aで各ワイヤロープ5に連結する。この
補強部材15は、図4Bに示すように所要の矩形状部1
2内に嵌挿したり、又は、図4Cに示すように隣接して
いる矩形状部12の絡み連結部13内に嵌挿して配置す
る。補強部材15を厚金網10内に嵌挿することによ
り、基本的に厚金網10を効果的に補強する。補強部材
15を厚金網10の矩形状部12の絡み連結部13内に
嵌挿すると、その絡み連結部13で補強部材15が囲ま
れて挟持され、厚金網10がさらに効果的に補強され
る。
【0024】前記のように補強部材15を連結部材20
又は20aで各ワイヤロープ5に連結すると、厚金網1
0の裏面側の鉄線11が挟持されて補強部材15と各ワ
イヤロープ5及び厚金網10が連結され、基本的に連結
性能を効果的に高める。図3Aに示す結合用の連結部材
20や強力なバインド線は、図示のようにワイヤロープ
5及び厚金網10の裏面側の鉄線11の長い範囲にわた
り容易に巻き付けたりして着脱可能に連結でき、図3
B,Cに示す連結部材20aは容易に着脱可能で連結力
が高められるなど優れた連結性能が得られる。厚金網1
0が受ける荷重を補強部材15及び各ワイヤロープ5に
効果的に伝達して、厚金網10の緩衝支持性能が著しく
高められる。張設した厚金網10において、支柱間隔に
対応して1本ないし複数本(図示例は3本)の補強部材
15を適宜間隔で嵌挿する。
【0025】また、前記の落石等防護柵において、端末
支柱2と各中間支柱3及び補強部材15の間に、必要に
応じ厚金網10を結合部材20a等で連結して、厚金網
10の緩衝支持性能をさらに高める。
【0026】前記の落石等防護柵において、落石や雪崩
等によつて部分的に破損されると、厚金網10を所要の
位置で容易に分離したり又は連結するなどして、破損箇
所を部分的に容易に取り換えて補修できるなど、補修性
とともに耐久性がさらに高められている。
【0027】
【発明の効果】本発明は、前記のような構成からなり落
石等防護柵において、そのワイヤロープ群の山側に張設
した前記のような構造の厚金網は、表面側と裏面側で優
れた2段階の緩衝支持性及び荷重拡散性を発揮する基本
的な特性を有し、厚金網内に縦に嵌挿して各ワイヤロー
プに連結した補強部材により、厚金網をさらに補強する
とともに、厚金網が受ける荷重を補強部材及び各ワイヤ
ロープに拡散し、落石や雪崩等の緩衝受け止め性能を効
果的に高めて、厚金網の局部的な損傷を著しく低減して
耐久性を高めている。また、この厚金網は、所要の部分
で容易に傾斜した形状にしたり又は分離や連結が容易で
あつて、長さ調節や所要の部分のみを傾斜配置とし取り
替えも自在で張設や局部的な補修も容易であるなど、張
設や補修性能を高めている。
【0028】また、前記の落石等防護柵において、厚金
網における隣接した矩形状部の絡み連結部内に補強部材
を縦に嵌挿して、隣接した矩形状部の絡み連結部で挟持
した補強部材は、厚金網をさらに補強するとともに、厚
金網が受ける荷重を補強部材及び各ワイヤロープにさら
に効率良く伝達するなど、落石や雪崩等の受け止め防護
性能をさらに高めている。端末支柱と各中間支柱の間の
厚金網内に、複数の補強部材を相互間隔をおき縦に嵌挿
して、落石や雪崩等の受け止め防護性能をさらに高めて
いる。さらに、端末支柱と中間支柱及び補強部材との間
の厚金網を、結合部材で各ワイヤロープに連結したこと
により、厚金網が受ける荷重をさらに各ワイヤロープに
さらに効率良く伝達するなど、総合的に施工・補修性や
落石や雪崩等の受け止め防護性能、耐久性を著しく向上
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の落石等防護柵の一実施例を山側から示
す要部の正面図(A)及びその平面図(B)
【図2】本発明に適用する厚金網の斜視図(A)と上側
からの端面視図(B)と補強部材の嵌挿状態を示す端面
視図(C)及び他の嵌挿状態を示す端面視図(D)
【図3】本発明に好適な結合部材の側視図(A)と他の
結合部材を示す平面図(B)及びその側視図(C)
【図4】図1AのX−X視の拡大平面図(A)とそのY
−Y視の拡大平面図(B)及びZ−Z視の拡大平面図
(C)
【図5】従来の落石等防護柵を示す要部正面図である。
【符号の説明】
2 端末支柱 3 中間支柱 5 ワイヤロープ 10 厚金網 12 矩形状部(厚金網) 13 絡み連結部(厚金網) 15 補強部材 20,20a 連結金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 7/04 E04H 17/02 - 17/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互間隔をおき建て込んだ端末支柱及び
    各中間支柱の間に、複数本のワイヤロープを上下間隔を
    おき張設しワイヤロープ群として付設した落石等防護柵
    において、ワイヤロープ群の山側に、上部側の端面視で
    多数の矩形状部を絡み連結部で連結した形状とし正面視
    で斜交状に編成した太線製の厚金網を張設して、端末支
    柱と各中間支柱の間の厚金網内に補強部材を縦に嵌挿
    し、補強部材を連結部材で各ワイヤロープに連結したこ
    とを特徴とする落石等防護柵。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の落石等防護柵において、
    厚金網の隣接した矩形状部の絡み連結部内に補強部材を
    縦に嵌挿して、補強部材を隣接した両矩形状部の絡み連
    結部で挟持したことを特徴とする落石等防護柵。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の落石等防護
    柵において、端末支柱と中間支柱の間の厚金網内に複数
    の補強部材を相互間隔をおき縦に嵌挿して、各補強部材
    をそれぞれ連結部材で各ワイヤロープに連結したことを
    特徴とする落石等防護柵。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3記載の
    落石等防護柵において、端末支柱と中間支柱及び補強部
    材との間の厚金網を、結合部材で各ワイヤロープに連結
    したことを特徴とする落石等防護柵。
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