JP3274940B2 - 液体柔軟仕上剤組成物 - Google Patents

液体柔軟仕上剤組成物

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JP3274940B2
JP3274940B2 JP24634594A JP24634594A JP3274940B2 JP 3274940 B2 JP3274940 B2 JP 3274940B2 JP 24634594 A JP24634594 A JP 24634594A JP 24634594 A JP24634594 A JP 24634594A JP 3274940 B2 JP3274940 B2 JP 3274940B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維の柔軟仕上剤組成物
に関する。更に詳しくは、本発明は、脂肪酸臭を抑制し
た液体柔軟仕上剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
家庭用柔軟仕上剤として市販されている商品は殆どがジ
(硬化牛脂アルキル)ジメチルアンモニウムクロライド
に代表されるような1分子中に2個の長鎖アルキル基を
有する第4級アンモニウム塩を主成分とした組成物であ
る。また、従来より各種アミンを柔軟基剤とする液体柔
軟仕上剤も知られている。これらの基剤は少量でも各種
繊維に対して良好な柔軟効果を有するからである。
【0003】ところで、柔軟仕上剤を使用する目的は柔
軟性、帯電防止性を付与する目的以外に、洗濯工程から
乾燥、着用に至る間に香りを楽しむことが重要な要素と
なっている。このため、殆どの柔軟仕上剤には香料が配
合されており、さまざまな工夫がなされている。
【0004】また、特開平1−162872号公報、特開平5
−98571 号公報、特公昭62−8427号公報、特開昭52−34
098 号公報などには、生分解性や風合い改良を目的とし
て開発されたエステル型の基剤を含有する柔軟仕上剤が
開示されている。エステル基は保存中に加水分解を受け
やすいため、製品のpHを酸性にするなど配合組成面での
工夫が必要であり上記公報にもその技術も合わせて開示
されているものもある。
【0005】しかし、柔軟性能の面での保存安定性は十
分確保されていると言えるものの、保存中の加水分解に
よって生ずる脂肪酸や、基剤合成の際の原料の未反応物
として持ち込まれる脂肪酸が製品中に存在し、匂いを悪
化させるという問題がある。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、柔軟仕
上剤組成物の匂いを良くして、生分解性や、風合いを高
めた液体柔軟仕上剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、鋭意検討した結果、極めて選択された
成分の組み合わせを行うことにより、上記目的を達成し
うることを見出し、本発明を完成した。
【0008】即ち、本発明は、下記の (a)成分〜 (d)成
分を含有することを特徴とする液体柔軟仕上剤組成物を
提供するものである。 <(a)成分>一般式(I)で表される脂肪酸。 R1COOH (I) 〔式中、 R1:直鎖又は分岐鎖の炭素数11〜21のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。〕 <(b)成分>一般式(II)で表わされる化合物、一般式
(III)で表わされる化合物及び一般式(IV)で表わされ
る化合物、並びにこれらの化合物の酸中和物及び第4級
化物からなる群より選ばれる少なくとも一種。
【0009】
【化8】
【0010】〔式中、 R2:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基を示す。 R3, R4:同一又は異なって、−COO −結合又は−CONH−
結合で中断していてもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素数12
〜32のアルキル基又はアルケニル基を示す。〕
【0011】
【化9】
【0012】〔式中、 R5, R6:同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基
又はヒドロキシアルキル基を示す。 R7, R8:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数12
〜32のアルキル基又はアルケニル基を示す。 p :1〜10の数を示す。〕
【0013】
【化10】
【0014】〔式中、R9:-COO-結合又は-CONH-結合で
中断していてもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素数12〜32の
アルキル基又はアルケニル基を示す。R10:直鎖又は分
岐鎖の炭素数11〜31のアルキル基又はアルケニル基を示
す。〕 <(c)成分> ベンジルイソオイゲノール、ジメチルアンスラニレート
(2-メチル−アミノメチルベンゾエート)、セドリルア
セテート、メチルヨノン−G〔5-(2-メチレン-6,6-ジメ
チルシクロヘキシル)-4-ペンテン-3-オン〕、サンダル
マイソールコア〔2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シ
クロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール〕、トリシク
ロデセニルプロピオネート、トリシクロデセニルアセテ
ート、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、アンブロ
キサン(3a,6,6,9a-テトラメチルドデカヒドロナフト
[2,1-b]フラン)、合成サンダル〔メチル-3-(トリメチ
ル-2,2,3-シクロペンテン-3-イル-1)-5-ペンタノール-
2〕、ムスクチベテン(2,6-ジニトロ-3,4,5-トリメチル
-tert-ブチルベンゼン)、イソイースーパー(2-アセチ
ル-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒドロ-2,3,8,8-テトラメチ
ルナフタレン)、リリアール(p-tert-ブチル-α-メチル
ヒドロシンナミックアルデヒド)、ローズフェノン(ト
リクロロメチルフェニルカルビニルアセテート)、ネロ
リンヤラヤラ(β−ナフトールメチルエーテル)、アセ
チルセドレンクール(アセチルセドレン)、アニシルア
セトン(p-メトキシフェニルブタノン)、シンナミルシ
ンナメート、ターピニルアセテート(p-メンタ-1-エン-8
-イルアセテート)及びリラール〔4-(4-ヒドロキシ-4-メ
チルペンチル)-3-シクロヘキセン-1-カルボキシアルデ
ヒド〕からなる群より選ばれる少なくとも一種。 <(d)成分> 炭素数10〜15のテルペン系アルコール及び炭素数7〜15
の芳香族アルコールの中から選ばれる少なくとも一種。
以下、本発明品について詳細に説明する。
【0015】〔(a)成分〕本発明の組成物の (a)成分と
して前記一般式(I)で表される脂肪酸が使用される。
その具体例としては、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリ
スチン酸、ステアリン酸、エイコサン酸、ドコサン酸、
オレイン酸、硬化牛脂由来脂肪酸、未硬化パーム油由来
脂肪酸、(2−テトラデシル)オクタデカン酸等が例示
され、これらの脂肪酸は単一でもよくまたは2種以上の
混合物であってよい。
【0016】〔(b)成分〕本発明の (b)成分として前記
一般式(II)で表わされる化合物、一般式(III)で表わ
される化合物及び一般式(IV)で表わされる化合物の酸
中和物及び第4級化物からなる群より選ばれる少なくと
も一種が使用される。化合物(II)の好ましい例として
次のものが例示される。
【0017】
【化11】
【0018】〔式中、 R2:前記の意味を示す。
【0019】R31, R41:同一又は異なって、直鎖又は分
岐鎖の炭素数11〜22のアルキル基又はアルケニル基を示
す。 m, n:同一又は異なって、1〜10の数を示す。〕
【0020】
【化12】
【0021】〔式中、 R2, R31, R41, m,n :前記の意味を示す。〕
【0022】
【化13】
【0023】〔式中、 R2, R31, R41, m,n :前記の意味を示す。〕
【0024】
【化14】
【0025】〔式中、 R2, R31, R41, m,n :前記の意味を示す。〕 前記一般式(II)、(II−a)、(II−b)、(II−
c)、(II−d)、(III)又は(IV)で表わされる化合
物(以下、アミン化合物と言う)において、R2,R5, R6
基は好ましくはメチル基又はエチル基である。
【0026】また、R7, R8, R9, R10 基は好ましくは炭
素数14〜22のアルキル基又はアルケニル基である。例え
ば硬化牛脂由来の脂肪酸よりカルボキシル基を除いたア
ルキル基又はオレイン酸よりカルボキシル基を除いたア
ルケニル基である。
【0027】上記アミン化合物は無機酸又は有機酸の中
和物として使用し得るが、この酸成分として塩酸、硝
酸、リン酸、硫酸等の無機酸や、酢酸、乳酸、グリコー
ル酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸、マレイン酸、フ
マル酸、プロピオン酸、マロン酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、リンゴ酸、クロトン酸、安息香酸、パラトルエン
スルホン酸、ポリアクリル酸等の有機酸、または、炭酸
数1〜7の有機酸が挙げられるが、塩酸が最も安価で高
性能である。また、中和物を得るためには、アミン化合
物を予め酸成分により中和したものを水に分散させても
よいし、酸成分水溶液中にアミン化合物を液状又は固体
状で投入してもよい。或いはアミン化合物と酸成分を同
時に水に投入してもよい。
【0028】また、上記アミン化合物は第4級化物とし
て使用し得る。第4級化剤として塩化メチル、ヨウ化メ
チル、ジアルキル(炭素数1〜3)硫酸等が使用し得
る。第4級化方法は従来公知の方法にて行われる。
【0029】〔(c)成分〕 本発明における (c)成分として前記群より選ばれる少な
くとも一種が使用される。この中でもメチルヨノンG、
サンダルマイソールコア、ヘキシルシンナミックアルデ
ヒド、アンブロキサン、リリアール、アセチルセドレン
クール、リラール等が好ましい。
【0030】〔(d)成分〕本発明における (d)成分とし
て、前記群より選ばれる少なくとも一種が使用される。
(d) 成分として好ましくはゲラニオール、シトロネロー
ル、ジヒドロミルセノール、ターピネオール、フェニル
エチルアルコール、ベンジルアルコール、ムゴール、1
−メントール、リナロール、ボルネオール、パチュリア
ルコール、セドロール、フェニルエチルジメチルカルビ
ノール、スチラリルアルコール、シンナミックアルコー
ル、フェニルヘキサノール、ジメチルベンジルカルビノ
ール等を例示することができる。
【0031】〔液体柔軟仕上剤組成物〕本発明組成物に
おいて、 (a)成分の配合量は好ましくは組成物中 0.001
〜10重量%、より好ましくは0.15〜5重量%であり、
(b)成分の配合量は好ましくは1〜28重量%、より好ま
しくは2〜25重量%である。
【0032】本発明組成物において、 (a)成分と (b)成
分の配合量は、その合計量で3〜30重量%が好ましい。
(a)成分と (b)成分の合計量が3重量%未満の場合、柔
軟付与効果が不十分であり、一方30重量%を越える場
合、組成物の流動性が損なわれ、使用勝手が不便であ
る。
【0033】又、 (a)成分と (b)成分の重量比は〔 (a)
成分〕/〔 (b)成分〕=1/99〜30/70であることが好
ましく、より好ましくは1/99〜25/75、更に好ましく
は1/99〜20/80である。該比率が1/99未満及び30/
70を超える場合には組成物の香りの変化が著しい。
【0034】(c)成分の配合量は好ましくは 0.001〜3
重量%、より好ましくは0.01〜0.3重量%であり、 (c)
成分の配合量が、 0.001重量%未満の場合、組成物を貯
蔵時、組成物の匂いにおける経日安定性が低下する傾向
となり、一方3重量%を超える場合、組成物の匂いが強
くなり過ぎ、消費者に不快感を生ぜしめる。
【0035】(d)成分の配合量は 0.001〜3重量%、よ
り好ましくは0.01〜0.3 重量%である。(d) 成分の配合
量が 0.001重量%未満の場合、組成物を貯蔵時、組成物
の匂いにおける経日安定性が低下する傾向となり、一方
3重量%を超える場合、組成物の匂いが強くなり過ぎ、
消費者に不快感を生ぜしめる。
【0036】本発明組成物における長期保存安定性を向
上し、柔軟性能低下を抑制する為、(e)成分として多価
アルコールの脂肪酸エステルをさらに配合することがで
きる。(e) 成分の多価アルコールの脂肪酸エステルとし
ては、好ましくは糖エステル、エチレングリコールエス
テル、ペンタエリスリトールエステル、グリセリンエス
テル等が例示される。この場合においてエステルを構成
する脂肪酸は、 (a)成分で例示したものが使用される。
【0037】(e)成分の好ましい例は、エチレングリコ
ールステアレート、炭素数12〜22の飽和及び不飽和脂肪
酸のモノ−、ジ−、及びトリグリセリド、ペンタエリス
リトールステアレート、ソルビタンモノ−、ジ−、及び
トリエステルである(ただし、ソルビタンエステル中の
アシル基は炭素数12〜22個を有する)。また、ポリグリ
セリドやソルビタンエステルのエチレンオキシド(5〜
50モル)付加物などが挙げられる。
【0038】(e) 成分の配合量は組成物中0〜10重量
%、好ましくは 0.1〜5重量%である。(e) 成分が10重
量%を超える場合、長期高温保存での増粘、分離、或い
は長期低温保存でのゲル化等を生じ、組成物の流動性が
損なわれ、使用勝手が不便である。
【0039】本発明組成物に、更にジメチルポリシロキ
サン、部分的にアミノ基又は、ポリオキシアルキレン基
で変性されたジメチルポリシロキサン等のシリコーン化
合物、特に好ましくは部分的にホリオキシアルキレン基
で変性されたジメチルポリシロキサンを配合することに
より吸水性能を損なうことなく柔軟処理された衣料の肌
触りを改良できる。これらのシリコーン化合物は、本発
明の (a)成分と (b)成分の合計量に対し 0.3〜0.5 重量
%配合されるのが好ましい。また、粘度の調整のために
塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等
の無機電解質を0.05〜0.4 重量%添加するのが望まし
い。
【0040】本発明組成物には、通常の液体柔軟仕上剤
に使用されているポリオキシエチレン(5〜50モル)ア
ルキル又はアルケニル(C12〜C24)エーテル等のポリオキ
シエチレン(5〜50モル)アルキル又はアルケニルアミ
ン等のノニオン界面活性剤、エタノール、8−アセチル
化蔗糖変性エタノール、イソプロパノール、プロピレン
グリコールやエチレングリコール、グリセリンのような
溶剤又は尿素などを配合することもできる。また、柔軟
仕上げ基剤として既知の非イオン或いはカチオン化合
物、長鎖アルコール等を併用しても良い。また、製品の
外観のために顔料または染料を、仕上がりの白さのため
に蛍光増白剤を、或いは製造時及び輸送時やハンドリン
グ時の消泡のためにシリコーンなどの消泡剤を配合する
こともできる。
【0041】本発明は、例えば以下の方法により製造す
ることができる。 (a)成分と (b)成分を予め混合し、水相に添加し、
次に (c)成分と (d)成分を添加する方法。 (c)成分を予め水相に添加し、それに予め混合した
(a)成分、 (c)成分及び(d)成分を添加する方法。 (a)成分を水相に添加し、次に (b)成分を添加、そ
して (c)成分および (d)成分を予め混合したものを添加
する方法。 (a)成分と (b)成分を予め混合したものに水を添加
し、次に (c)成分、 (d)成分を添加する方法。
【0042】また、 (b)成分が第3級アミン(II)の酸
による中和物の場合、上記製造法において (b)成分は第
3級アミン(II)の中和物として使用してもよく、第3
級アミン(II)と酸を別々に添加し、組成物中で中和反
応を行い中和物とすることもできる。その際、酸は (a)
成分、水、あるいは(e) 成分等の任意成分と予め混合し
添加してもよく、別に添加しても良い。但し、(c) 成分
あるいは (d)成分と酸とを予め混合することは (c)成分
あるいは (d)成分の著しい劣化を招くので好ましくな
い。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、各種の繊維、特に合成
繊維に対し良好な風合い及び十分な柔軟性、帯電防止性
を付与でき、且つ、脂肪酸または脂肪酸遊離基を含んで
いても貯蔵時、脂肪酸臭を発生させない液体柔軟仕上剤
を提供することができる。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0045】実施例1〜40及び比較例1〜10 表1に示した (a)成分、表2〜6に示した (b)成分、表
7に示した (c)成分及び表8に示した (d)成分を使用
し、表9,10に示す柔軟仕上組成物を調製した。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】
【表7】
【0053】
【表8】
【0054】上記により得られた柔軟仕上剤組成物につ
いて、以下の方法により香り及び柔軟性の評価を行っ
た。結果を表9〜11に示す。
【0055】<匂いの経日安定性>表9〜11に示す配合
の組成物について、50℃にて1か月間及び3か月間保存
したものを同一配合組成の調製直後の試料と比較し香り
の評価を行った。 ○:調製直後品の差がない。 △:調製直後品と少し差が認められる。 ×:調製直後品と明確な差が認められる。
【0056】<柔軟性> 処理方法 市販の木綿タオル2kg、アクリルジャージ1kgを 3.5°
DH硬水にて市販洗剤アタック(花王株式会社、登録商
標)にて5回繰り返し洗濯(30リットル洗濯機) をし、
繊維についていた繊維処理剤を除去した後、表9〜11に
示した柔軟仕上剤組成物を 3.0gとなるように投入し、
25℃、1分間攪拌下で処理した。 評価方法 上記方法で処理した布を室内で風乾後、25℃、65%RHの
恒温恒湿室にて24時間放置した。これらの布について柔
軟性、合成繊維の風合いの評価を行った。柔軟性風合い
の評価は、ジ硬化牛脂アルキルジメチルアンモニウムク
ロライド15重量%からなる柔軟剤20mlで処理した布を対
照にして1対比較を行った。評価基準は次のようにし
た。なお、風合いはアクリルジャージの弾力性が対照に
比べ、高い方を+、低い方を−とする。 +2:対照より柔らかい、又は対照より弾力性が高い +1:対照よりやや柔らかい、又は対照より弾力性がや
や高い 0:対照と同じ −1:対照の方がやや柔らかい、又は対照より弾力性が
やや低い −2:対照の方が柔らかい、又は対照より弾力性が低い これらの評価結果を表9〜11に示す。
【0057】
【表9】
【0058】
【表10】
【0059】
【表11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−195436(JP,A) 特開 平5−195433(JP,A) 特開 平6−228877(JP,A) 特開 平4−370274(JP,A) 特開 平6−228870(JP,A) 特公 昭62−24548(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 13/00 - 13/517

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の (a)成分〜(d) 成分を含有するこ
    とを特徴とする液体柔軟仕上剤組成物。 <(a)成分> 一般式(I)で表される脂肪酸。 R1COOH (I) 〔式中、 R1:直鎖又は分岐鎖の炭素数11〜21のアルキル基又はア
    ルケニル基を示す。〕 <(b)成分> 一般式(II)で表わされる化合物、一般式(III)で表わ
    される化合物及び一般式(IV)で表わされる化合物、並
    びにこれらの化合物の酸中和物及び第4級化物からなる
    群より選ばれる少なくとも一種。 【化1】 〔式中、 R2:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
    基を示す。 R3, R4:同一又は異なって、−COO−結合又は−CONH−
    結合で中断していてもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素数12
    〜32のアルキル基又はアルケニル基を示す。〕 【化2】 〔式中、 R5, R6:同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基
    又はヒドロキシアルキル基を示す。 R7, R8:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数12
    〜32のアルキル基又はアルケニル基を示す。 p :1〜10の数を示す。〕 【化3】 〔式中、 R9:-COO-結合又は-CONH-結合で中断していてもよい、
    直鎖又は分岐鎖の炭素数12〜32のアルキル基又はアルケ
    ニル基を示す。 R10:直鎖又は分岐鎖の炭素数11〜31のアルキル基又は
    アルケニル基を示す。〕 <(c)成分> ベンジルイソオイゲノール、ジメチルアンスラニレート
    (2-メチル−アミノメチルベンゾエート)、セドリルア
    セテート、メチルヨノン−G〔5-(2-メチレン-6,6-ジメ
    チルシクロヘキシル)-4-ペンテン-3-オン〕、サンダル
    マイソールコア〔2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シ
    クロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール〕、トリシク
    ロデセニルプロピオネート、トリシクロデセニルアセテ
    ート、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、アンブロ
    キサン(3a,6,6,9a-テトラメチルドデカヒドロナフト
    [2,1-b]フラン)、合成サンダル〔メチル-3-(トリメチ
    ル-2,2,3-シクロペンテン-3-イル-1)-5-ペンタノール-
    2〕、ムスクチベテン(2,6-ジニトロ-3,4,5-トリメチル
    -tert-ブチルベンゼン)、イソイースーパー(2-アセチ
    ル-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒドロ-2,3,8,8-テトラメチ
    ルナフタレン)、リリアール(p-tert-ブチル-α-メチル
    ヒドロシンナミックアルデヒド)、ローズフェノン(ト
    リクロロメチルフェニルカルビニルアセテート)、ネロ
    リンヤラヤラ(β−ナフトールメチルエーテル)、アセ
    チルセドレンクール(アセチルセドレン)、アニシルア
    セトン(p-メトキシフェニルブタノン)、シンナミルシ
    ンナメート、ターピニルアセテート(p-メンタ-1-エン-8
    -イルアセテート)及びリラール〔4-(4-ヒドロキシ-4-メ
    チルペンチル)-3-シクロヘキセン-1-カルボキシアルデ
    ヒド〕からなる群より選ばれる少なくとも一種。 <(d)成分> 炭素数10〜15のテルペン系アルコール及び炭素数7〜15
    の芳香族アルコールの中から選ばれる少なくとも一種。
  2. 【請求項2】 さらに (e)成分として、多価アルコール
    の脂肪酸エステルを含有する請求項1記載の液体柔軟仕
    上剤組成物。
  3. 【請求項3】 (b)成分が、一般式(II−a)で表わさ
    れる化合物、該化合物の酸中和物又は第4級化物である
    請求項1又は2記載の液体柔軟仕上剤組成物。 【化4】 〔式中、 R2:前記の意味を示す。 R31,R41:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数1
    1〜22のアルキル基又はアルケニル基を示す。 m, n:同一又は異なって、1〜10の数を示す。〕
  4. 【請求項4】 (b)成分が、一般式(II−b)で表わさ
    れる化合物、該化合物の酸中和物又は第4級化物である
    請求項1又は2記載の液体柔軟仕上剤組成物。 【化5】 〔式中、 R2, R31, R41, m, n:前記の意味を示す。〕
  5. 【請求項5】 (b)成分が、一般式(II−c)で表わさ
    れる化合物、該化合物の酸中和物又は第4級化物である
    請求項1又は2記載の液体柔軟仕上剤組成物。 【化6】 〔式中、 R2, R31, R41, m, n:前記の意味を示す。〕
  6. 【請求項6】 (b)成分が一般式(II−d)で表わされ
    る化合物、該化合物の酸中和物、又は第4級化物である
    請求項1又は2記載の液体柔軟仕上剤組成物。 【化7】 〔式中、 R2, R31, R41, m, n:前記の意味を示す。〕
  7. 【請求項7】 (e)成分における多価アルコールがエチレ
    ングリコール、ペンタエリスリトール及びグリセリンか
    らなる群より選ばれる少なくとも一種である請求項2〜
    6記載の液体柔軟仕上剤組成物。
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