JP3274033B2 - 6極ジャック・プラグ - Google Patents
6極ジャック・プラグInfo
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- JP3274033B2 JP3274033B2 JP28036894A JP28036894A JP3274033B2 JP 3274033 B2 JP3274033 B2 JP 3274033B2 JP 28036894 A JP28036894 A JP 28036894A JP 28036894 A JP28036894 A JP 28036894A JP 3274033 B2 JP3274033 B2 JP 3274033B2
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- pole
- ring
- plug
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器の接続に
使用する6極ジャック・プラグに関する。
使用する6極ジャック・プラグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種電子機器において3極または
4極のジャック・プラグが広く使用されている。例え
ば、図43〜図47は3極のφ3.5ジャックの正面
図、下面図、側面図、プリント基板穴参考図、回路図を
夫々示し、図48はこのジャックと接続される3極プラ
グの側面図を示す。
4極のジャック・プラグが広く使用されている。例え
ば、図43〜図47は3極のφ3.5ジャックの正面
図、下面図、側面図、プリント基板穴参考図、回路図を
夫々示し、図48はこのジャックと接続される3極プラ
グの側面図を示す。
【0003】図43〜図45において、ジャック50
は、プラグを挿入するために前部に設けられたハウジン
グ51から後部まで貫通する穴52を有しており、その
穴52内には、スリーブバネ53、リングバネ54、チ
ップバネ55の各一端部が突き出ている。これらのバネ
53、54、55の各他端部はハウジングの外側に引き
出され、夫々、図46に示すようにプリント基板に設け
られた貫通穴から突き出しており一方の機器への接続端
子として使用される。
は、プラグを挿入するために前部に設けられたハウジン
グ51から後部まで貫通する穴52を有しており、その
穴52内には、スリーブバネ53、リングバネ54、チ
ップバネ55の各一端部が突き出ている。これらのバネ
53、54、55の各他端部はハウジングの外側に引き
出され、夫々、図46に示すようにプリント基板に設け
られた貫通穴から突き出しており一方の機器への接続端
子として使用される。
【0004】一方、プラグ60は、図48に示すよう
に、チップ61、リング62、スリーブ63が夫々の間
を絶縁カラー64、65を挟んで棒状に一体成形されて
いる。チップ61、リング62、スリーブ63は、夫々
コード66の接続線の各一端と接続され、このコード6
6の他端は他方の機器に接続される。
に、チップ61、リング62、スリーブ63が夫々の間
を絶縁カラー64、65を挟んで棒状に一体成形されて
いる。チップ61、リング62、スリーブ63は、夫々
コード66の接続線の各一端と接続され、このコード6
6の他端は他方の機器に接続される。
【0005】このような構造からなるジャック50にプ
ラグ60を挿入して電気的接続を得るためには、プラグ
60をジャック50に完全に挿入した時、スリーブバネ
53とスリーブ63、リングバネ54とリング62、チ
ップバネ55とチップ61とが夫々接続されることにな
り、その結果、ジャック50とプラグ60とに夫々接続
されている機器間が電気的に接続されることになる。
ラグ60を挿入して電気的接続を得るためには、プラグ
60をジャック50に完全に挿入した時、スリーブバネ
53とスリーブ63、リングバネ54とリング62、チ
ップバネ55とチップ61とが夫々接続されることにな
り、その結果、ジャック50とプラグ60とに夫々接続
されている機器間が電気的に接続されることになる。
【0006】なお、プラグ挿入過程においては、リング
バネ54とチップバネ55、リングバネ54とスリーブ
バネ53とは、夫々電気的導通状態となり得る。
バネ54とチップバネ55、リングバネ54とスリーブ
バネ53とは、夫々電気的導通状態となり得る。
【0007】上記のような3極ジャック・プラグが広く
使用されている反面、最近、テープレコーダやラヂオ受
信機等が多機能化し、音声信号と共に各種制御信号も通
信することができる多極ジャック・プラグが必要になっ
てきた。
使用されている反面、最近、テープレコーダやラヂオ受
信機等が多機能化し、音声信号と共に各種制御信号も通
信することができる多極ジャック・プラグが必要になっ
てきた。
【0008】そのため、例えば、上記3極ジャック・プ
ラグを2組平行に並べて6極としたものや、特開平4−
118879「接続装置」に開示されているような6極
ジャック・プラグが開発されている。この接続装置の6
極ジャック・プラグは、図49に示すように、プラグに
は信号用接点68a、68b、68cと制御接点69
a、69b、69cとを設けた構造が開示されている。
ラグを2組平行に並べて6極としたものや、特開平4−
118879「接続装置」に開示されているような6極
ジャック・プラグが開発されている。この接続装置の6
極ジャック・プラグは、図49に示すように、プラグに
は信号用接点68a、68b、68cと制御接点69
a、69b、69cとを設けた構造が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の3極または4極のジャック・プラグには、規格によ
って各極の端子配置が決められているため、6極ジャッ
ク・プラグに改造することは不可能であった。
来の3極または4極のジャック・プラグには、規格によ
って各極の端子配置が決められているため、6極ジャッ
ク・プラグに改造することは不可能であった。
【0010】又、2組の3極ジャック・プラグを平行に
並べて使用した6極ジャック・プラグは、大型になり、
接続操作も簡単ではなく、かつコストが高いという欠点
があった。
並べて使用した6極ジャック・プラグは、大型になり、
接続操作も簡単ではなく、かつコストが高いという欠点
があった。
【0011】又、上記発明による6極ジャック・プラグ
は、ジャックのスリーブ部に絞り加工品の口金を使用し
ているため、プラグとの接触性が良くないという問題点
があり、又、プラグの中リングに突起を出してジャック
のスリーブ部と接触させているが、板バネのように充分
なバネフォロー(たわみ量)がとれないため、僅かな変
形により接触状態が不安定になるという問題点があっ
た。
は、ジャックのスリーブ部に絞り加工品の口金を使用し
ているため、プラグとの接触性が良くないという問題点
があり、又、プラグの中リングに突起を出してジャック
のスリーブ部と接触させているが、板バネのように充分
なバネフォロー(たわみ量)がとれないため、僅かな変
形により接触状態が不安定になるという問題点があっ
た。
【0012】従って、本発明に係る6極ジャック・プラ
グは、上記のような従来技術における問題点を解消した
6極ジャック・プラグに課題を有している。
グは、上記のような従来技術における問題点を解消した
6極ジャック・プラグに課題を有している。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る6極ジャック・プラグは、チップバネ
と、リングバネと、第1のスリーブバネと、第2のスリ
ーブバネとをそれらの各接点をプラグ挿入穴に向けて配
置すると共に、第1の接触バネと第2の接触バネとを夫
々の接点を外向きにしてハウジングの外側に配置して構
成した6極ジャックと、チップと、第1の中リングと、
第2の中リングと、スリーブとを夫々の間に絶縁カラー
を挟んで一体成形した4極プラグと、この4極プラグに
鍔状に嵌め込んだ円筒状絶縁体の内面に環状の第1の接
点リングおよび環状の第2の接点リングを配置して形成
した2極のホルダーとからなる6極単頭プラグとからな
る。
め、本発明に係る6極ジャック・プラグは、チップバネ
と、リングバネと、第1のスリーブバネと、第2のスリ
ーブバネとをそれらの各接点をプラグ挿入穴に向けて配
置すると共に、第1の接触バネと第2の接触バネとを夫
々の接点を外向きにしてハウジングの外側に配置して構
成した6極ジャックと、チップと、第1の中リングと、
第2の中リングと、スリーブとを夫々の間に絶縁カラー
を挟んで一体成形した4極プラグと、この4極プラグに
鍔状に嵌め込んだ円筒状絶縁体の内面に環状の第1の接
点リングおよび環状の第2の接点リングを配置して形成
した2極のホルダーとからなる6極単頭プラグとからな
る。
【0014】上記6極ジャックは、上記チップバネと、
上記リングバネと、上記第1のスリーブバネとをハウジ
ングの後部から組み込み、上記第1、第2の接触バネを
上記ハウジングの前部から組み込み、上記第2のスリー
ブバネを上記ハウジングの上から組み込んで構成され
る。
上記リングバネと、上記第1のスリーブバネとをハウジ
ングの後部から組み込み、上記第1、第2の接触バネを
上記ハウジングの前部から組み込み、上記第2のスリー
ブバネを上記ハウジングの上から組み込んで構成され
る。
【0015】
【作用】上記構成による6極ジャック・プラグは下記の
ように作用する。6極単頭プラグをチップから6極ジャ
ックのプラグ挿入穴に挿入すると、6極ジャックの前部
も6極単頭プラグのホルダー部の中へ挿入されることに
なり、その結果、下記の対応で6極ジャックと6極単頭
プラグとが接触する。夫々の極は例えば下記の用途に使
用される。
ように作用する。6極単頭プラグをチップから6極ジャ
ックのプラグ挿入穴に挿入すると、6極ジャックの前部
も6極単頭プラグのホルダー部の中へ挿入されることに
なり、その結果、下記の対応で6極ジャックと6極単頭
プラグとが接触する。夫々の極は例えば下記の用途に使
用される。
【0016】 6極ジャック側 6極単頭プラグ側 用途例 ─────────── ────────── ──────── チップバネ チップ 音声(左) リングバネ 第1の中リング 音声(右) 第2のスリーブバネ 第2の中リング キー 第1のスリーブバネ スリーブ GND 第1の接触バネ 第1の接点リング +B 第2の接触バネ 第2の接点リング データ
【0017】本発明に係る6極ジャック・プラグは、全
て板バネを用いているので良好な接触性能が得られる。
又、接続操作も簡単、確実に行うことができる。
て板バネを用いているので良好な接触性能が得られる。
又、接続操作も簡単、確実に行うことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る6極ジャック・プラグの
実施例について説明する。本6極ジャック・プラグは、
φ3.5小型6極ジャックとφ3.5単頭6極プラグと
からなる。以下それぞれに分けて説明する。
実施例について説明する。本6極ジャック・プラグは、
φ3.5小型6極ジャックとφ3.5単頭6極プラグと
からなる。以下それぞれに分けて説明する。
【0019】 1.<φ3.5小型6極ジャックについて> 図1〜図5は、φ3.5小型6極ジャックの正面図、右
側面図、下面図、上面図、回路図を夫々示す。
側面図、下面図、上面図、回路図を夫々示す。
【0020】図1〜図3において、6極ジャックにおい
ては、後述する6極単頭プラグを挿入するために、筒型
形状に形成されたハウジングの前部に設けられたスリー
ブ1から後部まで貫通するプラグ挿入穴内に、第1のス
リーブバネとしてのスリーブバネ2と、第2のスリーブ
バネとしてのスリーブバネ3と、リングバネ4と、チッ
プバネ5との各接点部が突き出した構造となっている。
ては、後述する6極単頭プラグを挿入するために、筒型
形状に形成されたハウジングの前部に設けられたスリー
ブ1から後部まで貫通するプラグ挿入穴内に、第1のス
リーブバネとしてのスリーブバネ2と、第2のスリーブ
バネとしてのスリーブバネ3と、リングバネ4と、チッ
プバネ5との各接点部が突き出した構造となっている。
【0021】これらのバネの内、スリーブバネ2、リン
グバネ4、チップバネ5は、ハウジングの後方から組み
込まれており、スリーブバネ3は、後述するようにハウ
ジングの上側から被せて吸着により組み込まれている。
グバネ4、チップバネ5は、ハウジングの後方から組み
込まれており、スリーブバネ3は、後述するようにハウ
ジングの上側から被せて吸着により組み込まれている。
【0022】又、ハウジングの外側には、第1の接触バ
ネとしての接触バネ6と、第2の接触バネとしての接触
バネ7とが、夫々の接点部を外向きにして取り付けられ
ている。これらの接触バネ6、7の構造については後で
詳述する。
ネとしての接触バネ6と、第2の接触バネとしての接触
バネ7とが、夫々の接点部を外向きにして取り付けられ
ている。これらの接触バネ6、7の構造については後で
詳述する。
【0023】スリーブバネ2、スリーブバネ3、リング
バネ4、チップバネ5、接触バネ6、接触バネ7の各接
続用端子は、ハウジングの外側に引き出され、図示して
いないが所定のプリント基板に設けられた接続部に接続
されるようになっている。
バネ4、チップバネ5、接触バネ6、接触バネ7の各接
続用端子は、ハウジングの外側に引き出され、図示して
いないが所定のプリント基板に設けられた接続部に接続
されるようになっている。
【0024】なお、図4に示す6極ジャックの上面の斜
線円形部分11は、スリーブバネ3の吸着用のノズル内
径の寸法範囲を示す。
線円形部分11は、スリーブバネ3の吸着用のノズル内
径の寸法範囲を示す。
【0025】以下、本発明に係る6極ジャックの特徴で
あるスリーブバネ3と、接触バネ6、接触バネ7の構造
について詳述する。
あるスリーブバネ3と、接触バネ6、接触バネ7の構造
について詳述する。
【0026】 1.1.<スリーブバネ3について> 図6〜図9はスリーブバネ3の正面図、下面図、右側面
図、A−A断面図を示す。
図、A−A断面図を示す。
【0027】スリーブバネ3は、銅アルミニューム合金
の板バネをコの字型に曲げて図示のようにハウジングの
上側から被せることができるように成形されており、そ
の上部中央からバネ性の接触子12が斜め下方へ伸びて
いる。この接触子12は6極単頭プラグの第2の中リン
グと接触するようになっている。
の板バネをコの字型に曲げて図示のようにハウジングの
上側から被せることができるように成形されており、そ
の上部中央からバネ性の接触子12が斜め下方へ伸びて
いる。この接触子12は6極単頭プラグの第2の中リン
グと接触するようになっている。
【0028】スリーブバネ3の一端には、延設した端子
13が設けられている。尚、この端子13は、コマ交換
により面実装用の端子と交換可能なようになっている。
13が設けられている。尚、この端子13は、コマ交換
により面実装用の端子と交換可能なようになっている。
【0029】スリーブバネ3の上部には、平面の吸着面
を設け、吸着機によりジャックを基板に供給することを
目的としている。
を設け、吸着機によりジャックを基板に供給することを
目的としている。
【0030】 1.2.<接触バネ6について> 接触バネ6を図10に示し、図10における矢印B、D
方向から見た各図を図11及び図12に示す。
方向から見た各図を図11及び図12に示す。
【0031】接触バネ6は、銅アルミニューム合金の板
バネを用いて、図10に示すように、ほぼ矩形の本体か
ら右方および下方に夫々接触子用アーム14Aと接続端
子用アーム15Aを有するパターンを打ち抜く。接触子
用アーム14Aをやや反らせることにより外向き方向の
弾力を持たせ、その先端部外側に半球状の接点14を取
り付ける。接点14は、6極用単頭プラグの第1の接点
リングと接触するようになっている。
バネを用いて、図10に示すように、ほぼ矩形の本体か
ら右方および下方に夫々接触子用アーム14Aと接続端
子用アーム15Aを有するパターンを打ち抜く。接触子
用アーム14Aをやや反らせることにより外向き方向の
弾力を持たせ、その先端部外側に半球状の接点14を取
り付ける。接点14は、6極用単頭プラグの第1の接点
リングと接触するようになっている。
【0032】又、接続端子用アーム15Aの先端部は延
設して端子15とする。更に、本体にストッパ16を設
ける。なお、端子15は、コマ交換により面実装用の端
子とすることができる。
設して端子15とする。更に、本体にストッパ16を設
ける。なお、端子15は、コマ交換により面実装用の端
子とすることができる。
【0033】 1.3.<接触バネ7について> 接触バネ7を図13に示し、図13における矢印E、G
方向からみた各図を図14及び図15に示す。
方向からみた各図を図14及び図15に示す。
【0034】接触バネ7は、銅アルミニューム合金の板
バネを用いて、図13に示すように、ほぼ矩形の本体か
ら左方および下方に夫々接触子用アーム17Aおよび接
続端子用アームを有するパターンを打ち抜く。接触子用
アーム17Aの面が本体の面より内側になるように曲
げ、その先端部外側に半球状の接点17を取り付ける。
接点17は、6極用単頭プラグの第2の接点リングと接
触するようになっている。
バネを用いて、図13に示すように、ほぼ矩形の本体か
ら左方および下方に夫々接触子用アーム17Aおよび接
続端子用アームを有するパターンを打ち抜く。接触子用
アーム17Aの面が本体の面より内側になるように曲
げ、その先端部外側に半球状の接点17を取り付ける。
接点17は、6極用単頭プラグの第2の接点リングと接
触するようになっている。
【0035】又、接続端子用アーム18Aの先端部は延
設した端子18とする。更に、本体にストッパ19を設
ける。又、端子18は、コマ交換により面実装用の端子
とすることができる。
設した端子18とする。更に、本体にストッパ19を設
ける。又、端子18は、コマ交換により面実装用の端子
とすることができる。
【0036】 1.4.<6極ジャックの組み立てについて> 上記6極ジャックを組み立てるには、先ず、ハウジング
の後方からスリーブバネ2、リングバネ4、チップバネ
5を組み込み、次に、ハウジングの前方から接触バネ
6、接触バネ7を組み込み、最後に、スリーブバネ3を
ハウジングの上側から取り付ける。
の後方からスリーブバネ2、リングバネ4、チップバネ
5を組み込み、次に、ハウジングの前方から接触バネ
6、接触バネ7を組み込み、最後に、スリーブバネ3を
ハウジングの上側から取り付ける。
【0037】 2.<6極単頭プラグについて> 6極単頭プラグ20は、図16〜図19に示すように、
チップ21と、絶縁カラー22と、第1の中リングとし
ての中リング23と、絶縁カラー24と、第2の中リン
グとしての中リング25と、スリーブ27と、絶縁カラ
ー28とによって一体成形された4極プラグに、ホルダ
ー26を鍔状に嵌めたものである。
チップ21と、絶縁カラー22と、第1の中リングとし
ての中リング23と、絶縁カラー24と、第2の中リン
グとしての中リング25と、スリーブ27と、絶縁カラ
ー28とによって一体成形された4極プラグに、ホルダ
ー26を鍔状に嵌めたものである。
【0038】本発明に係る6極単頭プラグ20の特徴で
あるホルダー26は、絶縁体の底付円筒状に形成されて
おり、その底の中心には上記4極プラグを嵌め込むため
の穴が設けられている。
あるホルダー26は、絶縁体の底付円筒状に形成されて
おり、その底の中心には上記4極プラグを嵌め込むため
の穴が設けられている。
【0039】 2.1.<ホルダー26について> ホルダー26は、図20〜図24に示すように、6極単
頭プラグ20を6極ジャックのスリーブ1から挿入した
時、6極ジャックの先端部、即ち、接触バネ6および接
触バネ7が取り付けられている部分を受容するように深
さ方向に2段の円筒形内面を呈しており、その各段の内
面には、6極ジャックの接触バネ6および接触バネ7と
夫々接触する第1の接点リングとしての接点リング29
および第2の接点リングとしての接点リング30が配置
されている。
頭プラグ20を6極ジャックのスリーブ1から挿入した
時、6極ジャックの先端部、即ち、接触バネ6および接
触バネ7が取り付けられている部分を受容するように深
さ方向に2段の円筒形内面を呈しており、その各段の内
面には、6極ジャックの接触バネ6および接触バネ7と
夫々接触する第1の接点リングとしての接点リング29
および第2の接点リングとしての接点リング30が配置
されている。
【0040】接点リング29は、ホルダー26の最前部
に設けられ、接点リング30は接点リング29より奥の
方に接点リング29の直径よりやや小さな直径をもって
設けられている。接点リング29、30とスリーブ27
との間および接点リング29、30相互間は絶縁ホルダ
ー31が充填されている。又、ホルダー26の最外側は
絶縁ホルダーカバー32により被覆されている。
に設けられ、接点リング30は接点リング29より奥の
方に接点リング29の直径よりやや小さな直径をもって
設けられている。接点リング29、30とスリーブ27
との間および接点リング29、30相互間は絶縁ホルダ
ー31が充填されている。又、ホルダー26の最外側は
絶縁ホルダーカバー32により被覆されている。
【0041】又、図21〜図24に示すように、接点リ
ング29の円周上の上下2ヶ所から端子29A、29B
が絶縁ホルダー31を貫いてホルダー26の後方へ突き
出している。又、接点リング30の左右2ヶ所に端子3
0A、30Bが絶縁ホルダー31を貫いてホルダー26
の左右へ突き出している。
ング29の円周上の上下2ヶ所から端子29A、29B
が絶縁ホルダー31を貫いてホルダー26の後方へ突き
出している。又、接点リング30の左右2ヶ所に端子3
0A、30Bが絶縁ホルダー31を貫いてホルダー26
の左右へ突き出している。
【0042】 2.2.<絶縁ホルダー31について> 絶縁ホルダー31は、絶縁体によって図25〜図27に
示すような底付円筒形状に製作される。絶縁ホルダー3
1の円筒の底部には、図27に示すように、接点リング
30の端子30A、30B(図22及び図24参照)を
挿通するための円弧状の貫通穴33A、33Bが設けら
れている。
示すような底付円筒形状に製作される。絶縁ホルダー3
1の円筒の底部には、図27に示すように、接点リング
30の端子30A、30B(図22及び図24参照)を
挿通するための円弧状の貫通穴33A、33Bが設けら
れている。
【0043】 2.3.<絶縁ホルダーカバー32について> 絶縁ホルダーカバー32は、絶縁体によって図28〜図
30に示すような円筒状に製作される。絶縁ホルダーカ
バー32の後部上下には、接点リング29の端子29
A、29B(図24参照)を通すための溝が設けられて
いる。
30に示すような円筒状に製作される。絶縁ホルダーカ
バー32の後部上下には、接点リング29の端子29
A、29B(図24参照)を通すための溝が設けられて
いる。
【0044】 2.4.<接点リング29について> 接点リング29は、図31〜図34に示すように金属円
筒から、その左端に幅W1の環と、この環の上下2ヶ所
から直角に右方に伸びる幅W2、長さL1の端子部29
A、29Bとを切り取ったものである。端子部29A、
29Bの付け根はいずれも一度外側に直角に曲げた後再
び直角に曲げることにより、段部を設け、これを絶縁ホ
ルダー31と絶縁ホルダーカバー32で挟さみ込んで固
定する構造としてある。
筒から、その左端に幅W1の環と、この環の上下2ヶ所
から直角に右方に伸びる幅W2、長さL1の端子部29
A、29Bとを切り取ったものである。端子部29A、
29Bの付け根はいずれも一度外側に直角に曲げた後再
び直角に曲げることにより、段部を設け、これを絶縁ホ
ルダー31と絶縁ホルダーカバー32で挟さみ込んで固
定する構造としてある。
【0045】 2.5.<接点リング30について> 接点リング30は、図35〜図38に示すように金属円
筒から、その左端に幅W3の環と、この環の左右2ヶ所
から直角に右方に伸びる幅W4、長さL2の端子部30
A、30Bとを切り取ったものである。端子部30A、
30Bの先端部には切り欠いた片を曲げたストッパーバ
ネ34が設けられている。
筒から、その左端に幅W3の環と、この環の左右2ヶ所
から直角に右方に伸びる幅W4、長さL2の端子部30
A、30Bとを切り取ったものである。端子部30A、
30Bの先端部には切り欠いた片を曲げたストッパーバ
ネ34が設けられている。
【0046】 2.7.<6極単頭プラグ20の組み立てについて> 6極単頭プラグの組み立ては下記のように行う。 (1)先ず、チップ21、中リング23、中リング2
5、スリーブ27を夫々絶縁カラー22、24、28を
挟んで一体成形して4極プラグを組み立てる。
5、スリーブ27を夫々絶縁カラー22、24、28を
挟んで一体成形して4極プラグを組み立てる。
【0047】(2)次に、絶縁ホルダー31内に接点リ
ング29、30を組み込み、更に接点リング29の外側
に絶縁ホルダーカバー32を圧入して2極のホルダー2
6を成形する。
ング29、30を組み込み、更に接点リング29の外側
に絶縁ホルダーカバー32を圧入して2極のホルダー2
6を成形する。
【0048】(3)最後に、上記一体成形された4極プ
ラグを上記一体成形されたホルダー26内に圧入するこ
とにより6極単頭プラグ20となる。
ラグを上記一体成形されたホルダー26内に圧入するこ
とにより6極単頭プラグ20となる。
【0049】 2.8.<6極単頭プラグの完成品について> 上記のように組み立てた6極単頭プラグ20を、図39
及び図40に示すように、適当な形状のカバー35内に
収容し、6極単頭プラグ20の後部の各端子をコード3
6の各線と接続する。コード36の端部にはブッシュ3
7を取り付ける。
及び図40に示すように、適当な形状のカバー35内に
収容し、6極単頭プラグ20の後部の各端子をコード3
6の各線と接続する。コード36の端部にはブッシュ3
7を取り付ける。
【0050】図41は、6極ジャック・プラグをテープ
レコーダ等において、3極の音声信号用と3極の制御信
号用とに使用する場合の接続例を示す。
レコーダ等において、3極の音声信号用と3極の制御信
号用とに使用する場合の接続例を示す。
【0051】コード36は、図42に示すように適当な
長さに折り曲げてビニタイ38で結束することにより任
意の長さで使用することができる。
長さに折り曲げてビニタイ38で結束することにより任
意の長さで使用することができる。
【0052】以上φ3.5の6極ジャック・プラグの実
施例について説明したが、本発明に係る6極ジャック・
プラグの構成は、各種の口径のジャック・プラグに適用
することができることは勿論である。
施例について説明したが、本発明に係る6極ジャック・
プラグの構成は、各種の口径のジャック・プラグに適用
することができることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る6極
ジャック・プラグによれば、各種電気機器に使用する小
型で、接触性が良く、接続操作が簡単で、しかも安価な
6極ジャック・プラグを提供することができる。
ジャック・プラグによれば、各種電気機器に使用する小
型で、接触性が良く、接続操作が簡単で、しかも安価な
6極ジャック・プラグを提供することができる。
【図1】本発明に係る6極ジャックの実施例の正面図で
ある。
ある。
【図2】同6極ジャックの側面図である。
【図3】同6極ジャックの下面図である。
【図4】同6極ジャックの上面図である。
【図5】同6極ジャックの回路図である。
【図6】同6極ジャックの第2のスリーブバネの正面図
である。
である。
【図7】同下面図である。
【図8】同側面図である。
【図9】同図6のA−A断面図である。
【図10】同6極ジャックの第1の接触バネの図であ
る。
る。
【図11】同図11の接触バネのB方向矢視図である。
【図12】同接触バネのD方向矢視図である。
【図13】同6極ジャックの第2の接触バネの図であ
る。
る。
【図14】同図14の接触バネのE方向矢視図である。
【図15】同図14の接触バネのG方向矢視図である。
【図16】6極単頭プラグの実施例の外観を示す説明図
である。
である。
【図17】同実施例の断面図である。
【図18】同実施例の左側面図である。
【図19】同実施例の右側面図である。
【図20】同実施例のホルダーの拡大断面図である。
【図21】同ホルダーの上下方向断面図である。
【図22】同ホルダーの左右方向断面図である。
【図23】同ホルダーの左側面図である。
【図24】同ホルダーの右側面図である。
【図25】同ホルダーの絶縁ホルダーの左右方向断面図
である。
である。
【図26】同絶縁ホルダーの左側面図である。
【図27】同絶縁ホルダーの右側面図である。
【図28】同ホルダーの絶縁ホルダーカバーの上下方向
断面図である。
断面図である。
【図29】同絶縁ホルダーカバーの左側面図である。
【図30】同絶縁ホルダーカバーの右側面図である。
【図31】同ホルダーの第1の接点リングの断面図であ
る。
る。
【図32】同第1の接点リングの上面図である。
【図33】同第1の接点リングの左側面図である。
【図34】同第1の接点リングの右側面図である。
【図35】同ホルダーの第2の接点リングの断面図であ
る。
る。
【図36】同第2の接点リングの下面図である。
【図37】同第2の接点リングの左側面図である。
【図38】同第2の接点リングの右側面図である。
【図39】6極単頭プラグの製品の一例を示す説明図で
ある。
ある。
【図40】同製品の左側面図である。
【図41】同製品の使用例を示す説明図である。
【図42】同製品の使用例を示す説明図である。
【図43】従来技術による3極ジャックの正面図であ
る。
る。
【図44】同3極ジャックの下面図である。
【図45】同3極ジャックの側面図である。
【図46】同3極ジャックのプリント基板取り付け穴を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図47】同3極ジャックの回路図である。
【図48】従来技術によるプラグの説明図である。
【図49】従来技術におけるプラグとジャックを示した
断面図である。
断面図である。
1 スリーブ 2 第1のスリーブバネ 3 第2のスリーブバネ 4 リングバネ 5 チップバネ 6 第1の接触バネ 7 第2の接触バネ 8、9 ボス 11 吸着範囲 12 第2のスリーブバネの接触子 13 第2のスリーブバネの端子 14 第1の接触バネの接点 15 第1の接触バネの端子 16 第1の接触バネのストッパ 17 第2の接触バネの接点 18 第2の接触バネの端子 19 第2の接触バネのストッパ 20 6極単頭プラグ 21 チップ 22、24、28 絶縁カラー 23 第1の中リング 25 第2の中リング 26 ホルダー 27 スリーブ 29 第1の接点リング 29A、29B 接点リング29の端子 30 第2の接点リング 30A、30B 接点リング30の端子 31 絶縁ホルダー 32 絶縁ホルダーカバー 33A、33B 端子用貫通穴 34 ストッパ 35 6極プラグのカバー 36 コード 37 ブッシュ 38 ビニタイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/02 H01R 17/04
Claims (2)
- 【請求項1】チップバネと、リングバネと、第1のスリ
ーブバネと、第2のスリーブバネとをそれらの各接点を
プラグ挿入穴に向けて配置すると共に、第1の接触バネ
と第2の接触バネとを夫々の接点を外向きにしてハウジ
ングの外側に配置して構成した6極ジャックと、 チップと、第1の中リングと、第2の中リングと、スリ
ーブとを夫々の間に絶縁カラーを挟んで一体成形した4
極プラグと、この4極プラグに鍔状に嵌め込んだ円筒状
絶縁体の内面に環状の第1の接点リングおよび環状の第
2の接点リングを配置して形成した2極のホルダーとか
らなる6極単頭プラグとからなり、 上記6極単頭プラグを上記6極ジャックのプラグ挿入穴
に挿入した時、上記チップと上記チップバネ、上記第1
の中リングと上記リングバネ、上記第2の中リングと上
記第2のスリーブバネ、上記スリーブと上記第1のスリ
ーブバネ、上記第1の接点リングと上記第1の接触バ
ネ、上記第2の接点リングと上記第2の接触バネとが夫
々接触するように構成したことを特徴とする6極ジャッ
ク・プラグ。 - 【請求項2】上記6極ジャックは、上記チップバネと、
上記リングバネと、上記第1のスリーブバネとをハウジ
ングの後部から組み込み、上記第1、第2の接触バネを
上記ハウジングの前部から組み込み、上記第2のスリー
ブバネを上記ハウジングの上から組み込んで構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の6極ジャック・プラ
グ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28036894A JP3274033B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 6極ジャック・プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28036894A JP3274033B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 6極ジャック・プラグ |
Related Child Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11309545A Division JP2000100529A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | ジャック |
JP2001285793A Division JP3463997B2 (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 6極プラグ |
JP2001285791A Division JP3463996B2 (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 6極ジャック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08138807A JPH08138807A (ja) | 1996-05-31 |
JP3274033B2 true JP3274033B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=17624048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28036894A Expired - Lifetime JP3274033B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 6極ジャック・プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3274033B2 (ja) |
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KR200185350Y1 (ko) * | 1999-12-21 | 2000-06-15 | 패턴트뱅크코리아주식회사 | 이어폰 잭 |
JP3733286B2 (ja) | 2000-10-30 | 2006-01-11 | ホシデン株式会社 | 多極ジャック、多極プラグ、並びに多極ジャックと多極プラグとの接続構造 |
JP2001237030A (ja) * | 2001-02-05 | 2001-08-31 | Smk Corp | ジャック |
JP3417927B2 (ja) * | 2001-02-05 | 2003-06-16 | Smk株式会社 | プラグ |
CN100452562C (zh) * | 2005-05-18 | 2009-01-14 | 莫列斯公司 | 插头电连接器、插座电连接器及其组合 |
JP2018181696A (ja) * | 2017-04-18 | 2018-11-15 | 株式会社フジクラ | 同軸コネクタ |
JP6976296B2 (ja) * | 2017-04-18 | 2021-12-08 | 株式会社フジクラ | 同軸コネクタ |
-
1994
- 1994-11-15 JP JP28036894A patent/JP3274033B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08138807A (ja) | 1996-05-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RVTR | Cancellation of determination of trial for invalidation |