JP3273598B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents
スイッチング電源装置Info
- Publication number
- JP3273598B2 JP3273598B2 JP01613998A JP1613998A JP3273598B2 JP 3273598 B2 JP3273598 B2 JP 3273598B2 JP 01613998 A JP01613998 A JP 01613998A JP 1613998 A JP1613998 A JP 1613998A JP 3273598 B2 JP3273598 B2 JP 3273598B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- circuit
- power supply
- fet
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 90
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 41
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M3/00—Conversion of DC power input into DC power output
- H02M3/22—Conversion of DC power input into DC power output with intermediate conversion into AC
- H02M3/24—Conversion of DC power input into DC power output with intermediate conversion into AC by static converters
- H02M3/28—Conversion of DC power input into DC power output with intermediate conversion into AC by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate AC
- H02M3/325—Conversion of DC power input into DC power output with intermediate conversion into AC by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate AC using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
- H02M3/335—Conversion of DC power input into DC power output with intermediate conversion into AC by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate AC using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
- H02M3/338—Conversion of DC power input into DC power output with intermediate conversion into AC by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate AC using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only in a self-oscillating arrangement
- H02M3/3385—Conversion of DC power input into DC power output with intermediate conversion into AC by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate AC using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only in a self-oscillating arrangement with automatic control of output voltage or current
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M1/00—Details of apparatus for conversion
- H02M1/0003—Details of control, feedback or regulation circuits
- H02M1/0032—Control circuits allowing low power mode operation, e.g. in standby mode
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B70/00—Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
- Y02B70/10—Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
装置、特にRCC(リンギング・チョーク・コンバー
タ)方式を用いたスイッチング電源装置に関する。
装置、特にRCC(リンギング・チョーク・コンバー
タ)方式を用いたスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、VTRやファクシミリなどの機
器は安定した直流電圧を必要とし、商用交流電源から安
定した直流電圧を供給するために、構成が比較的簡単で
効率の高いRCC方式のスイッチング電源装置が広く用
いられている。
器は安定した直流電圧を必要とし、商用交流電源から安
定した直流電圧を供給するために、構成が比較的簡単で
効率の高いRCC方式のスイッチング電源装置が広く用
いられている。
【0003】図4に、従来のRCC方式のスイッチング
電源装置を示す。図4において、スイッチング電源装置
1は、入力回路2、DC−DCコンバータ回路3、電圧
検出回路4、制御回路5から構成されている。
電源装置を示す。図4において、スイッチング電源装置
1は、入力回路2、DC−DCコンバータ回路3、電圧
検出回路4、制御回路5から構成されている。
【0004】入力回路2は、整流用のダイオードブリッ
ジDBと、AC電源とダイオードブリッジDBの入力端
との間に設けられたヒューズFおよびラインフィルタL
F、ダイオードブリッジDBの出力端に並列に設けられ
た平滑用のコンデンサC1から構成されている。
ジDBと、AC電源とダイオードブリッジDBの入力端
との間に設けられたヒューズFおよびラインフィルタL
F、ダイオードブリッジDBの出力端に並列に設けられ
た平滑用のコンデンサC1から構成されている。
【0005】DC−DCコンバータ回路3は、1次巻線
N1、1次巻線N1とは逆極性の2次巻線N2および1
次巻線N1と同極性の帰還巻線Nbを有するトランス
T、1次巻線N1の他端に直列に接続されたスイッチン
グ素子であるFETQ1、1次巻線N1の一端とFET
Q1の制御端子であるゲートとの間に接続された起動抵
抗R1、2次巻線N2の他端に直列に接続された整流用
のダイオードD1、およびダイオードD1のカソードと
2次巻線N2の一端との間に接続された平滑用のコンデ
ンサC2で構成されている。
N1、1次巻線N1とは逆極性の2次巻線N2および1
次巻線N1と同極性の帰還巻線Nbを有するトランス
T、1次巻線N1の他端に直列に接続されたスイッチン
グ素子であるFETQ1、1次巻線N1の一端とFET
Q1の制御端子であるゲートとの間に接続された起動抵
抗R1、2次巻線N2の他端に直列に接続された整流用
のダイオードD1、およびダイオードD1のカソードと
2次巻線N2の一端との間に接続された平滑用のコンデ
ンサC2で構成されている。
【0006】また、DC−DCコンバータ回路3の出力
側に設けた電圧検出回路4は、抵抗R2、フォトカプラ
PC1の発光側の発光ダイオードPD1、シャントレギ
ュレータSr、抵抗R3、R4から構成されている。抵
抗R2と発光ダイオードPD1、シャントレギュレータ
Srは直列に接続されてDC−DCコンバータ回路3の
コンデンサC2に並列に設けられ、抵抗R3とR4も直
列に接続されて同じくコンデンサC2に並列に設けられ
ている。そして、抵抗R3とR4の接続部はシャントレ
ギュレータSrに接続されている。
側に設けた電圧検出回路4は、抵抗R2、フォトカプラ
PC1の発光側の発光ダイオードPD1、シャントレギ
ュレータSr、抵抗R3、R4から構成されている。抵
抗R2と発光ダイオードPD1、シャントレギュレータ
Srは直列に接続されてDC−DCコンバータ回路3の
コンデンサC2に並列に設けられ、抵抗R3とR4も直
列に接続されて同じくコンデンサC2に並列に設けられ
ている。そして、抵抗R3とR4の接続部はシャントレ
ギュレータSrに接続されている。
【0007】また、制御回路5は、帰還巻線Nbの一端
とFETQ1のゲートとの間に直列に接続された抵抗R
5およびコンデンサC3、FETQ1のゲートと帰還巻
線Nbの他端との間に接続された制御素子であるトラン
ジスタQ2、帰還巻線Nbの一端にアノードを接続され
たダイオードD2、ダイオードD2のカソードとトラン
ジスタQ2の制御端子であるベースとの間に接続された
抵抗R6、トランジスタQ2のベースと帰還巻線Nbの
他端との間に接続されたコンデンサC4、コンデンサC
4に並列に接続された抵抗R7、ダイオードD2のカソ
ードとトランジスタQ2のベースとの間に直列に接続さ
れた抵抗R8とフォトカプラPC1の受光側のフォトト
ランジスタPT1、帰還巻線Nbの一端にカソードを接
続されたダイオードD3、ダイオードD3のアノードと
帰還巻線Nbの他端との間に直列に接続された抵抗R9
とコンデンサC5、抵抗R9とコンデンサC5の接続部
とトランジスタQ2のベースとの間に接続された抵抗R
10から構成されている。
とFETQ1のゲートとの間に直列に接続された抵抗R
5およびコンデンサC3、FETQ1のゲートと帰還巻
線Nbの他端との間に接続された制御素子であるトラン
ジスタQ2、帰還巻線Nbの一端にアノードを接続され
たダイオードD2、ダイオードD2のカソードとトラン
ジスタQ2の制御端子であるベースとの間に接続された
抵抗R6、トランジスタQ2のベースと帰還巻線Nbの
他端との間に接続されたコンデンサC4、コンデンサC
4に並列に接続された抵抗R7、ダイオードD2のカソ
ードとトランジスタQ2のベースとの間に直列に接続さ
れた抵抗R8とフォトカプラPC1の受光側のフォトト
ランジスタPT1、帰還巻線Nbの一端にカソードを接
続されたダイオードD3、ダイオードD3のアノードと
帰還巻線Nbの他端との間に直列に接続された抵抗R9
とコンデンサC5、抵抗R9とコンデンサC5の接続部
とトランジスタQ2のベースとの間に接続された抵抗R
10から構成されている。
【0008】次に、図4に示したスイッチング電源装置
1の動作について、図5に示すスイッチング電源装置1
の各部の電圧および電流の変化を示すグラフを用いて説
明する。図5において、VgsはFETQ1のゲート−
ソース間電圧、V1は1次巻線N1に加わる電圧、I1
は1次巻線N1を流れる電流、VdsはFETQ1のド
レイン−ソース間電圧、Vbe2はトランジスタQ2の
ベース−エミッタ間電圧、Vbは帰還巻線Nbに生じる
電圧、V2は2次巻線N2に生じる電圧、I2は2次巻
線N2を流れる電流を表している。また、グラフ上部に
示したON、OFFはFETQ1がOFFからONにな
る(以降ターンオンと呼ぶ)タイミング、およびONか
らOFFになる(以降ターンオフと呼ぶ)タイミングを
示している。
1の動作について、図5に示すスイッチング電源装置1
の各部の電圧および電流の変化を示すグラフを用いて説
明する。図5において、VgsはFETQ1のゲート−
ソース間電圧、V1は1次巻線N1に加わる電圧、I1
は1次巻線N1を流れる電流、VdsはFETQ1のド
レイン−ソース間電圧、Vbe2はトランジスタQ2の
ベース−エミッタ間電圧、Vbは帰還巻線Nbに生じる
電圧、V2は2次巻線N2に生じる電圧、I2は2次巻
線N2を流れる電流を表している。また、グラフ上部に
示したON、OFFはFETQ1がOFFからONにな
る(以降ターンオンと呼ぶ)タイミング、およびONか
らOFFになる(以降ターンオフと呼ぶ)タイミングを
示している。
【0009】まず、起動時の電源をONにした瞬間には
FETQ1はOFFであるため1次巻線N1には電流I
1は流れないが、起動抵抗R1を通してFETQ1のゲ
ート−ソース間に形成される内部容量に電流が流れ込
む。これによってFETQ1のゲート−ソース間電圧V
gsが上昇し、FETQ1の閾値を超えた時点でFET
Q1がターンオンしはじめる。FETQ1がターンオン
しはじめるとFETQ1のドレイン−ソース間電圧Vd
sがほぼ0Vになり、トランスTの1次巻線N1に電源
電圧が印加されて電流I1が流れ始め、これによって帰
還巻線Nbと2次巻線N2に電圧VbおよびV2が生じ
る。帰還巻線Nbに生じた電圧Vbによって、帰還巻線
Nbから抵抗R5とコンデンサC3を介してFETQ1
のゲートに電流が流れ込み、FETQ1のゲート−ソー
ス間電圧Vgsの上昇を加速し、FETQ1が完全にタ
ーンオンする。なお、2次巻線N2に発生した電圧V2
は整流用のダイオードD1に対して逆方向の電圧になる
ため、2次巻線N2には電流I2は流れない。
FETQ1はOFFであるため1次巻線N1には電流I
1は流れないが、起動抵抗R1を通してFETQ1のゲ
ート−ソース間に形成される内部容量に電流が流れ込
む。これによってFETQ1のゲート−ソース間電圧V
gsが上昇し、FETQ1の閾値を超えた時点でFET
Q1がターンオンしはじめる。FETQ1がターンオン
しはじめるとFETQ1のドレイン−ソース間電圧Vd
sがほぼ0Vになり、トランスTの1次巻線N1に電源
電圧が印加されて電流I1が流れ始め、これによって帰
還巻線Nbと2次巻線N2に電圧VbおよびV2が生じ
る。帰還巻線Nbに生じた電圧Vbによって、帰還巻線
Nbから抵抗R5とコンデンサC3を介してFETQ1
のゲートに電流が流れ込み、FETQ1のゲート−ソー
ス間電圧Vgsの上昇を加速し、FETQ1が完全にタ
ーンオンする。なお、2次巻線N2に発生した電圧V2
は整流用のダイオードD1に対して逆方向の電圧になる
ため、2次巻線N2には電流I2は流れない。
【0010】FETQ1がターンオンして帰還巻線Nb
に正極性の電圧Vbが生じると、それによってダイオー
ドD2と抵抗R6、および後述する抵抗R8とフォトト
ランジスタPT1を介してコンデンサC4が充電され、
コンデンサC4の両端の電圧、すなわちトランジスタQ
2のベース−エミッタ間電圧Vbe2が上昇する。な
お、このときの充電スピード(時定数)は抵抗R6、R
7、R8、コンデンサC4の値およびフォトトランジス
タPTによって決定される。トランジスタQ2のベース
−エミッタ間電圧Vbe2が上昇してトランジスタQ2
の閾値を超えるとトランジスタQ2がONする。トラン
ジスタQ2がONすると、トランジスタQ2のコレクタ
−エミッタ間電圧、すなわちFETQ1のゲート−ソー
ス間電圧Vgsがほぼ0Vとなって、FETQ1をター
ンオフさせるように働く。
に正極性の電圧Vbが生じると、それによってダイオー
ドD2と抵抗R6、および後述する抵抗R8とフォトト
ランジスタPT1を介してコンデンサC4が充電され、
コンデンサC4の両端の電圧、すなわちトランジスタQ
2のベース−エミッタ間電圧Vbe2が上昇する。な
お、このときの充電スピード(時定数)は抵抗R6、R
7、R8、コンデンサC4の値およびフォトトランジス
タPTによって決定される。トランジスタQ2のベース
−エミッタ間電圧Vbe2が上昇してトランジスタQ2
の閾値を超えるとトランジスタQ2がONする。トラン
ジスタQ2がONすると、トランジスタQ2のコレクタ
−エミッタ間電圧、すなわちFETQ1のゲート−ソー
ス間電圧Vgsがほぼ0Vとなって、FETQ1をター
ンオフさせるように働く。
【0011】FETQ1がターンオフしはじめると1次
巻線N1に加わる電圧V1が0Vになり、流れていた電
流I1も0になる。しかし、FETQ1がONのときに
1次巻線N1に流れた電流I1によってトランスTに蓄
積されていた磁気エネルギーのために、1次巻線N1、
2次巻線N2および帰還巻線Nbにはそれまでと逆極性
の電圧が生じる。1次巻線には2次巻線に生じる逆極性
の電圧V2のn(1次巻線と2次巻線の巻数比)倍の電
圧が生じる。2次巻線N2に生じた逆極性の電圧V2に
よって発生した電流I2はダイオードD1を通ってコン
デンサC2で平滑化されて出力される。また、帰還巻線
Nbに生じた逆極性の電圧Vbは、FETQ1のゲート
−ソース間に形成された内部容量から、コンデンサC3
と抵抗R5を介して急速に電荷を吸収し、FETQ1を
完全にターンオフさせる。そして同時に、コンデンサC
4に蓄積された電荷も抵抗R10、R9およびダイオー
ドD3を介して吸収するが、コンデンサC4には逆方向
の電圧が加わることになるため、コンデンサC4は放電
後にさらに逆方向に充電され、トランジスタQ2のベー
ス−エミッタ間電圧Vbe2も負にバイアスされ、トラ
ンジスタQ2はOFFする。すなわち、トランジスタQ
2はFETQ1をターンオフするきっかけを与えるとき
にのみ一瞬だけONになる。
巻線N1に加わる電圧V1が0Vになり、流れていた電
流I1も0になる。しかし、FETQ1がONのときに
1次巻線N1に流れた電流I1によってトランスTに蓄
積されていた磁気エネルギーのために、1次巻線N1、
2次巻線N2および帰還巻線Nbにはそれまでと逆極性
の電圧が生じる。1次巻線には2次巻線に生じる逆極性
の電圧V2のn(1次巻線と2次巻線の巻数比)倍の電
圧が生じる。2次巻線N2に生じた逆極性の電圧V2に
よって発生した電流I2はダイオードD1を通ってコン
デンサC2で平滑化されて出力される。また、帰還巻線
Nbに生じた逆極性の電圧Vbは、FETQ1のゲート
−ソース間に形成された内部容量から、コンデンサC3
と抵抗R5を介して急速に電荷を吸収し、FETQ1を
完全にターンオフさせる。そして同時に、コンデンサC
4に蓄積された電荷も抵抗R10、R9およびダイオー
ドD3を介して吸収するが、コンデンサC4には逆方向
の電圧が加わることになるため、コンデンサC4は放電
後にさらに逆方向に充電され、トランジスタQ2のベー
ス−エミッタ間電圧Vbe2も負にバイアスされ、トラ
ンジスタQ2はOFFする。すなわち、トランジスタQ
2はFETQ1をターンオフするきっかけを与えるとき
にのみ一瞬だけONになる。
【0012】FETQ1がOFFのときに2次巻線N2
に流れる電流I2は、トランスTからの磁気エネルギー
の放出とともに徐々に減少して最後には0になる。2次
巻線N2に流れる電流I2が0になると、2次巻線N2
および帰還巻線Nbに生じる電圧V2およびVbはその
まま放置すれば0Vを境にして振動しながら減衰する傾
向を示す。このとき帰還巻線Nbにおいて逆極性から一
時的に正極性になる電圧のことをキック電圧という。帰
還巻線Nbにキック電圧が生じると、帰還巻線Nbから
抵抗R5とコンデンサC3を介して、FETQ1のゲー
トとソースの間に形成される内部容量に電流が流れ込ん
でFETQ1のゲート−ソース間電圧Vgsを上昇させ
る。キック電圧が一定以上の大きさを持っていると、ゲ
ート−ソース間電圧Vgsが閾値を超えてFETQ1が
ターンオンする。この時、起動抵抗R1は大きな値に設
定されているために流れる電流は少なく、起動時のよう
な起動抵抗R1を流れる電流によってFETQ1をター
ンオンさせるという働きはしない。そして、FETQ1
のターンオンとともに2次巻線N2および帰還巻線Nb
に生じる電圧V2およびVbは強制的に正極性に引き上
げられて、電圧の振動は強制終了させられる。
に流れる電流I2は、トランスTからの磁気エネルギー
の放出とともに徐々に減少して最後には0になる。2次
巻線N2に流れる電流I2が0になると、2次巻線N2
および帰還巻線Nbに生じる電圧V2およびVbはその
まま放置すれば0Vを境にして振動しながら減衰する傾
向を示す。このとき帰還巻線Nbにおいて逆極性から一
時的に正極性になる電圧のことをキック電圧という。帰
還巻線Nbにキック電圧が生じると、帰還巻線Nbから
抵抗R5とコンデンサC3を介して、FETQ1のゲー
トとソースの間に形成される内部容量に電流が流れ込ん
でFETQ1のゲート−ソース間電圧Vgsを上昇させ
る。キック電圧が一定以上の大きさを持っていると、ゲ
ート−ソース間電圧Vgsが閾値を超えてFETQ1が
ターンオンする。この時、起動抵抗R1は大きな値に設
定されているために流れる電流は少なく、起動時のよう
な起動抵抗R1を流れる電流によってFETQ1をター
ンオンさせるという働きはしない。そして、FETQ1
のターンオンとともに2次巻線N2および帰還巻線Nb
に生じる電圧V2およびVbは強制的に正極性に引き上
げられて、電圧の振動は強制終了させられる。
【0013】これ以降は起動時と同様の動作を繰り返す
ことになり、FETQ1のターンオンとターンオフが繰
り返され、スイッチング電源装置として動作する。
ことになり、FETQ1のターンオンとターンオフが繰
り返され、スイッチング電源装置として動作する。
【0014】最後に電圧安定化動作について説明する。
電圧検出回路4においては、出力電圧を2つの抵抗R3
とR4で分割して検出し、これをシャントレギュレータ
Srに入力している。シャントレギュレータSrは入力
された電圧と内部の基準電圧とを比較し、その差に応じ
た電流を流すように機能する。
電圧検出回路4においては、出力電圧を2つの抵抗R3
とR4で分割して検出し、これをシャントレギュレータ
Srに入力している。シャントレギュレータSrは入力
された電圧と内部の基準電圧とを比較し、その差に応じ
た電流を流すように機能する。
【0015】そこで、スイッチング電源装置1に接続さ
れる負荷(図示せず)が軽くなって出力電圧が上昇する
と、抵抗R3とR4の接続部の電圧も上昇し、シャント
レギュレータSrへの入力電圧が上昇し、より多くの電
流を流そうとする。シャントレギュレータSrに流れる
電流が増えると、それに直列に接続されたフォトカプラ
PC1の発光ダイオードPD1に流れる電流も増え、発
光ダイオードPD1から出る光の量も増える。発光ダイ
オードPD1から出る光の量が増えると、制御回路5に
接続されているフォトカプラPC1のフォトトランジス
タPT1を流れる電流も増える。フォトトランジスタP
T1を流れる電流は、前述のように帰還巻線Nbに生じ
る電圧Vbが正極性のときに抵抗R6を流れる電流とと
もにコンデンサC4を充電する電流となるため、フォト
トランジスタPT1を流れる電流が増えると、コンデン
サC4を充電する時間が短縮される。その結果トランジ
スタQ2がONするまでの時間が短縮され、FETQ1
がターンオフするまでの時間、すなわちFETQ1のO
Nしている時間が短縮される。FETQ1のONしてい
る時間が短いとトランスTに蓄えられる磁気エネルギー
も少なくなり、2次巻線N2に生じる電圧V2も低下
し、出力電圧が低下する。なお、FETQ1がOFFし
ている時間もONしている時間に比例して短くなるの
で、FETQ1のONおよびOFFしている時間の短縮
分だけスイッチング電源装置1のスイッチング周波数は
上昇する。
れる負荷(図示せず)が軽くなって出力電圧が上昇する
と、抵抗R3とR4の接続部の電圧も上昇し、シャント
レギュレータSrへの入力電圧が上昇し、より多くの電
流を流そうとする。シャントレギュレータSrに流れる
電流が増えると、それに直列に接続されたフォトカプラ
PC1の発光ダイオードPD1に流れる電流も増え、発
光ダイオードPD1から出る光の量も増える。発光ダイ
オードPD1から出る光の量が増えると、制御回路5に
接続されているフォトカプラPC1のフォトトランジス
タPT1を流れる電流も増える。フォトトランジスタP
T1を流れる電流は、前述のように帰還巻線Nbに生じ
る電圧Vbが正極性のときに抵抗R6を流れる電流とと
もにコンデンサC4を充電する電流となるため、フォト
トランジスタPT1を流れる電流が増えると、コンデン
サC4を充電する時間が短縮される。その結果トランジ
スタQ2がONするまでの時間が短縮され、FETQ1
がターンオフするまでの時間、すなわちFETQ1のO
Nしている時間が短縮される。FETQ1のONしてい
る時間が短いとトランスTに蓄えられる磁気エネルギー
も少なくなり、2次巻線N2に生じる電圧V2も低下
し、出力電圧が低下する。なお、FETQ1がOFFし
ている時間もONしている時間に比例して短くなるの
で、FETQ1のONおよびOFFしている時間の短縮
分だけスイッチング電源装置1のスイッチング周波数は
上昇する。
【0016】逆に、スイッチング電源装置1に接続され
る負荷(図示せず)が重くなって出力電圧が低下する
と、フォトカプラPCのフォトトランジスタPTを流れ
る電流が減少し、コンデンサC2の充電時間が延長さ
れ、FETQ1がターンオフするまでの時間、すなわち
FETQ1のONしている時間が長くなり、2次巻線N
2に生じる電圧V2が上昇し、出力電圧が上昇する。な
お、FETQ1のONしている時間が長くなるため、ス
イッチング電源装置1のスイッチング周波数は低下す
る。
る負荷(図示せず)が重くなって出力電圧が低下する
と、フォトカプラPCのフォトトランジスタPTを流れ
る電流が減少し、コンデンサC2の充電時間が延長さ
れ、FETQ1がターンオフするまでの時間、すなわち
FETQ1のONしている時間が長くなり、2次巻線N
2に生じる電圧V2が上昇し、出力電圧が上昇する。な
お、FETQ1のONしている時間が長くなるため、ス
イッチング電源装置1のスイッチング周波数は低下す
る。
【0017】このようにしてスイッチング電源装置1は
電圧の安定化が図られている。
電圧の安定化が図られている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、FETQ1
のターンオフの時とターンオンの時にはわずかの時間で
はあるがFETQ1のドレイン−ソース間に電圧が加わ
り、しかも電流が流れるという状態が存在する。この時
にFETQ1で損失(以降、スイッチング損失と呼ぶ)
が発生する。そして、このスイッチング損失はFETQ
1のターンオンおよびターンオフの都度発生するため、
スイッチングの回数、すなわちスイッチングの周波数に
比例して大きくなるという特徴がある。従って、特に軽
負荷の時にはスイッチング周波数が高くなるためにスイ
ッチング電源装置の効率が悪くなるという問題がある。
のターンオフの時とターンオンの時にはわずかの時間で
はあるがFETQ1のドレイン−ソース間に電圧が加わ
り、しかも電流が流れるという状態が存在する。この時
にFETQ1で損失(以降、スイッチング損失と呼ぶ)
が発生する。そして、このスイッチング損失はFETQ
1のターンオンおよびターンオフの都度発生するため、
スイッチングの回数、すなわちスイッチングの周波数に
比例して大きくなるという特徴がある。従って、特に軽
負荷の時にはスイッチング周波数が高くなるためにスイ
ッチング電源装置の効率が悪くなるという問題がある。
【0019】そこで、本発明では、軽負荷時にVTRや
ファクシミリなどの実機からの軽負荷信号に従ってスイ
ッチング周波数を低下させてスイッチング損失を低減し
て効率を改善することのできるスイッチング電源装置を
提供する。
ファクシミリなどの実機からの軽負荷信号に従ってスイ
ッチング周波数を低下させてスイッチング損失を低減し
て効率を改善することのできるスイッチング電源装置を
提供する。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスイッチング電源装置は、1次巻線、2次
巻線および帰還巻線を有するトランスと、前記1次巻線
に直列に接続されたスイッチング素子と、該スイッチン
グ素子の制御端子に接続された制御素子と、該制御素子
と前記帰還巻線との間に設けられた制御回路と、前記2
次巻線に接続された整流回路とを備えたスイッチング電
源装置において、前記帰還巻線に並列に接続されて、前
記整流回路に電流が流れている期間に前記帰還巻線に生
じる電圧でコンデンサに充電を行う充電回路と、前記ス
イッチング素子の制御端子と前記充電回路の間に接続さ
れて、前記充電回路のコンデンサ電圧で駆動され、前記
帰還巻線にキック電圧によって生じる電圧を前記充電回
路のコンデンサ放電によって吸収するキック電圧吸収回
路からなり、軽負荷時に、軽負荷信号に従ってキック電
圧吸収回路を動作させることにより、前記スイッチング
素子のOFF時間を延長してスイッチング周波数を低下
させる周波数制限回路を設けたことを特徴とする。
に、本発明のスイッチング電源装置は、1次巻線、2次
巻線および帰還巻線を有するトランスと、前記1次巻線
に直列に接続されたスイッチング素子と、該スイッチン
グ素子の制御端子に接続された制御素子と、該制御素子
と前記帰還巻線との間に設けられた制御回路と、前記2
次巻線に接続された整流回路とを備えたスイッチング電
源装置において、前記帰還巻線に並列に接続されて、前
記整流回路に電流が流れている期間に前記帰還巻線に生
じる電圧でコンデンサに充電を行う充電回路と、前記ス
イッチング素子の制御端子と前記充電回路の間に接続さ
れて、前記充電回路のコンデンサ電圧で駆動され、前記
帰還巻線にキック電圧によって生じる電圧を前記充電回
路のコンデンサ放電によって吸収するキック電圧吸収回
路からなり、軽負荷時に、軽負荷信号に従ってキック電
圧吸収回路を動作させることにより、前記スイッチング
素子のOFF時間を延長してスイッチング周波数を低下
させる周波数制限回路を設けたことを特徴とする。
【0021】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記充電回路が、前記帰還巻線の一端にカソードを接続
したダイオードと、該ダイオードのアノードと前記帰還
巻線の他端との間に接続したコンデンサからなり、前記
キック電圧吸収回路が、前記コンデンサに並列に、互い
に直列に接続された第1および第2の抵抗およびスイッ
チ素子と、前記スイッチング素子の制御端子と、前記ダ
イオードと前記コンデンサとの接続部と、前記第1およ
び第2の抵抗の接続部にそれぞれコレクタ、エミッタ、
ベースを接続したNPN型のトランジスタからなること
を特徴とする。
前記充電回路が、前記帰還巻線の一端にカソードを接続
したダイオードと、該ダイオードのアノードと前記帰還
巻線の他端との間に接続したコンデンサからなり、前記
キック電圧吸収回路が、前記コンデンサに並列に、互い
に直列に接続された第1および第2の抵抗およびスイッ
チ素子と、前記スイッチング素子の制御端子と、前記ダ
イオードと前記コンデンサとの接続部と、前記第1およ
び第2の抵抗の接続部にそれぞれコレクタ、エミッタ、
ベースを接続したNPN型のトランジスタからなること
を特徴とする。
【0022】このように構成することにより、本発明の
スイッチング電源装置は、軽負荷時のスイッチング周波
数を下げてスイッチング損失を小さくすることができ
る。
スイッチング電源装置は、軽負荷時のスイッチング周波
数を下げてスイッチング損失を小さくすることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のスイッチング電
源装置の一実施例を示す。図1で、図4と同一もしくは
同等の部分には同じ記号を付し、その説明は省略する。
図1のスイッチング電源装置10において、図4のスイ
ッチング電源装置1との違いは、周波数制限回路11を
設けたことだけである。
源装置の一実施例を示す。図1で、図4と同一もしくは
同等の部分には同じ記号を付し、その説明は省略する。
図1のスイッチング電源装置10において、図4のスイ
ッチング電源装置1との違いは、周波数制限回路11を
設けたことだけである。
【0024】周波数制限回路11は、帰還巻線Nbの一
端にカソードを接続したダイオードD4とダイオードD
4のアノードと帰還巻線Nbの他端との間に接続された
コンデンサC6からなる充電回路と、ダイオードD4の
アノードに接続された第1の抵抗である抵抗R11と、
抵抗R11に直列に接続された第2の抵抗である抵抗R
12と、抵抗R12と帰還巻線Nbの他端との間に接続
されたフォトカプラPC2のフォトトランジスタPT2
と、FETQ1の制御端子であるゲートおよびダイオー
ドD4のアノードおよび抵抗R11とR12の接続部に
それぞれコレクタ、エミッタ、ベースを接続したNPN
型のトランジスタQ3からなるキック電圧吸収回路から
構成されている。また、フォトカプラPC2のフォトト
ランジスタPT2と対になるフォトダイオードPD2は
独立して設けられていて、そのアノードおよびカソード
はスイッチング電源装置10とは別の実機側に接続され
ており、実機側から軽負荷時に軽負荷信号に従って電流
を流すように制御される。
端にカソードを接続したダイオードD4とダイオードD
4のアノードと帰還巻線Nbの他端との間に接続された
コンデンサC6からなる充電回路と、ダイオードD4の
アノードに接続された第1の抵抗である抵抗R11と、
抵抗R11に直列に接続された第2の抵抗である抵抗R
12と、抵抗R12と帰還巻線Nbの他端との間に接続
されたフォトカプラPC2のフォトトランジスタPT2
と、FETQ1の制御端子であるゲートおよびダイオー
ドD4のアノードおよび抵抗R11とR12の接続部に
それぞれコレクタ、エミッタ、ベースを接続したNPN
型のトランジスタQ3からなるキック電圧吸収回路から
構成されている。また、フォトカプラPC2のフォトト
ランジスタPT2と対になるフォトダイオードPD2は
独立して設けられていて、そのアノードおよびカソード
はスイッチング電源装置10とは別の実機側に接続され
ており、実機側から軽負荷時に軽負荷信号に従って電流
を流すように制御される。
【0025】次に、周波数制限回路11の動作について
図2を用いて説明する。図2は、FETQ1のドレイン
−ソース間電圧Vds、帰還巻線Nbに生じる電圧V
b、コンデンサC6の両端のダイオードD4側を正とし
た電圧Vc6、およびFETQ1のゲート−ソース間電
圧Vgsの時間変化を示している。A、B、C、Dは1
回のスイッチング周期の中で変化していく各状態を示し
ている。また、VthはFETQ1の閾値を表してい
る。
図2を用いて説明する。図2は、FETQ1のドレイン
−ソース間電圧Vds、帰還巻線Nbに生じる電圧V
b、コンデンサC6の両端のダイオードD4側を正とし
た電圧Vc6、およびFETQ1のゲート−ソース間電
圧Vgsの時間変化を示している。A、B、C、Dは1
回のスイッチング周期の中で変化していく各状態を示し
ている。また、VthはFETQ1の閾値を表してい
る。
【0026】まず、スイッチング電源装置10に接続さ
れる負荷が軽くなってスイッチング周波数が高くなる
と、実機側から軽負荷信号によってフォトカプラPC2
のフォトダイオードPD2に電流が流れるように制御さ
れる。フォトダイオードPD2に電流が流されるとフォ
トトランジスタPT2がON状態になり、周波数制限回
路11が動作するようになる。
れる負荷が軽くなってスイッチング周波数が高くなる
と、実機側から軽負荷信号によってフォトカプラPC2
のフォトダイオードPD2に電流が流れるように制御さ
れる。フォトダイオードPD2に電流が流されるとフォ
トトランジスタPT2がON状態になり、周波数制限回
路11が動作するようになる。
【0027】周波数制御回路11が動作している状態に
おいて、FETQ1がOFFのとき(状態A)、帰還巻
線Nbに生じる電圧Vbは逆極性になり、充電回路のダ
イオードD4が順方向となってコンデンサC6がダイオ
ードD4側を負として逆極性に充電される。
おいて、FETQ1がOFFのとき(状態A)、帰還巻
線Nbに生じる電圧Vbは逆極性になり、充電回路のダ
イオードD4が順方向となってコンデンサC6がダイオ
ードD4側を負として逆極性に充電される。
【0028】そして、2次巻線N2に流れる電流I2が
0になって、帰還巻線Nbに生じる電圧Vbが逆極性か
ら0Vを境にして振動する電圧に変わると、ダイオード
D4に対して逆方向の電圧になって電流が流れなくなる
ため、コンデンサC6に蓄えられた電荷はキック電圧吸
収回路のフォトトランジスタPT2、抵抗R12、R1
1を介して放電される(状態B)。これによってトラン
ジスタQ3のベース−エミッタ間電圧が閾値を超えてト
ランジスタQ3がONになる。トランジスタQ3のコレ
クタはFETQ1のゲートに接続されているため、帰還
巻線Nbに生じるキック電圧によって帰還巻線Nbから
FETQ1のゲートに向かって流れ込む電流をトランジ
スタQ3の方に吸収し、FETQ1のゲート−ソース間
電圧Vgsが上昇して閾値に達してFETQ1がターン
オンするのを妨げる。そして、コンデンサC6が放電し
終わるころには帰還巻線Nbに生じるキック電圧は収束
してしまい、帰還巻線NbからFETQ1のゲートに流
れ込む電流はなくなる。
0になって、帰還巻線Nbに生じる電圧Vbが逆極性か
ら0Vを境にして振動する電圧に変わると、ダイオード
D4に対して逆方向の電圧になって電流が流れなくなる
ため、コンデンサC6に蓄えられた電荷はキック電圧吸
収回路のフォトトランジスタPT2、抵抗R12、R1
1を介して放電される(状態B)。これによってトラン
ジスタQ3のベース−エミッタ間電圧が閾値を超えてト
ランジスタQ3がONになる。トランジスタQ3のコレ
クタはFETQ1のゲートに接続されているため、帰還
巻線Nbに生じるキック電圧によって帰還巻線Nbから
FETQ1のゲートに向かって流れ込む電流をトランジ
スタQ3の方に吸収し、FETQ1のゲート−ソース間
電圧Vgsが上昇して閾値に達してFETQ1がターン
オンするのを妨げる。そして、コンデンサC6が放電し
終わるころには帰還巻線Nbに生じるキック電圧は収束
してしまい、帰還巻線NbからFETQ1のゲートに流
れ込む電流はなくなる。
【0029】コンデンサC6が放電してしまうとトラン
ジスタQ3がOFFになり、FETQ1のゲートに流れ
込む電流を吸収するものがなくなるので、起動時と同様
に起動抵抗R1を介してFETQ1のゲートに電流が流
れ込み、FETQ1のゲート−ソース間電圧Vgsが上
昇する(状態C)。
ジスタQ3がOFFになり、FETQ1のゲートに流れ
込む電流を吸収するものがなくなるので、起動時と同様
に起動抵抗R1を介してFETQ1のゲートに電流が流
れ込み、FETQ1のゲート−ソース間電圧Vgsが上
昇する(状態C)。
【0030】そして、FETQ1のゲート−ソース間電
圧Vgsが閾値Vthに達すると、FETQ1がターン
オンし、FETQ1のドレイン−ソース間電圧Vdsが
0Vになり、帰還巻線Nbに生じる電圧Vbが正極性に
誘起される(状態D)。
圧Vgsが閾値Vthに達すると、FETQ1がターン
オンし、FETQ1のドレイン−ソース間電圧Vdsが
0Vになり、帰還巻線Nbに生じる電圧Vbが正極性に
誘起される(状態D)。
【0031】このように、周波数制限回路11を動作さ
せることによって、帰還巻線Nbに生じるキック電圧に
よるFETQ1のターンオンを妨げ、起動時のように起
動抵抗R1によってFETQ1がターンオンするように
なる。そして、起動抵抗R1は大きな抵抗値に設定され
ているため、FETQ1のターンオンの時期は遅れ、結
果としてスイッチング周波数を低下させることができる
ようになる。
せることによって、帰還巻線Nbに生じるキック電圧に
よるFETQ1のターンオンを妨げ、起動時のように起
動抵抗R1によってFETQ1がターンオンするように
なる。そして、起動抵抗R1は大きな抵抗値に設定され
ているため、FETQ1のターンオンの時期は遅れ、結
果としてスイッチング周波数を低下させることができる
ようになる。
【0032】図3に、スイッチング電源装置10の出力
電力とスイッチング周波数との関係を示す。ここで、x
1は周波数制限回路11が動作していない状態における
スイッチング電源装置1の特性を、x2は周波数制限回
路11を動作させた状態におけるスイッチング電源装置
10の特性を示している。図3に示すように、周波数制
限回路11を動作させない状態においては、スイッチン
グ電源装置10の出力電力が低下する(すなわち負荷が
軽くなる)に従ってx1の点線部分に示すようにスイッ
チング周波数は急激に高くなっているが、軽負荷時に周
波数制限回路11を動作させることによってx2のよう
にスイッチング周波数を低下させることができる。その
結果、本発明のスイッチング電源装置においては軽負荷
時のスイッチング損失を大幅に小さくして、効率の改善
を図ることができる。
電力とスイッチング周波数との関係を示す。ここで、x
1は周波数制限回路11が動作していない状態における
スイッチング電源装置1の特性を、x2は周波数制限回
路11を動作させた状態におけるスイッチング電源装置
10の特性を示している。図3に示すように、周波数制
限回路11を動作させない状態においては、スイッチン
グ電源装置10の出力電力が低下する(すなわち負荷が
軽くなる)に従ってx1の点線部分に示すようにスイッ
チング周波数は急激に高くなっているが、軽負荷時に周
波数制限回路11を動作させることによってx2のよう
にスイッチング周波数を低下させることができる。その
結果、本発明のスイッチング電源装置においては軽負荷
時のスイッチング損失を大幅に小さくして、効率の改善
を図ることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明のスイッチング電源装置によれ
ば、軽負荷時に実機からの軽負荷信号に従って周波数制
限回路を動作させることにより、帰還巻線に生じるキッ
ク電圧によるスイッチング素子のターンオンを妨げ、ス
イッチング周波数を低下させて、スイッチング損失を低
減することができる。その結果、スイッチング電源装置
の効率を改善することができる。
ば、軽負荷時に実機からの軽負荷信号に従って周波数制
限回路を動作させることにより、帰還巻線に生じるキッ
ク電圧によるスイッチング素子のターンオンを妨げ、ス
イッチング周波数を低下させて、スイッチング損失を低
減することができる。その結果、スイッチング電源装置
の効率を改善することができる。
【図1】本発明のスイッチング電源装置の一実施例を示
す回路図である。
す回路図である。
【図2】図1のスイッチング電源装置の各部の電圧の時
間変化を示す図である。
間変化を示す図である。
【図3】図1のスイッチング電源装置の出力電力とスイ
ッチング周波数の関係を示す図である。
ッチング周波数の関係を示す図である。
【図4】従来のスイッチング電源装置を示す回路図であ
る。
る。
【図5】図4のスイッチング電源装置の各部の電圧およ
び電流の時間変化を示す図である。
び電流の時間変化を示す図である。
2…入力回路 3…DC−DCコンバータ回路 4…電圧検出回路 5…制御回路 10…スイッチング電源装置 11…周波数制限回路 T…トランス Nb…帰還巻線 Q1…FET Q2、Q3…トランジスタ D4…ダイオード C6…コンデンサ R1…起動抵抗 R11、R12…抵抗 PC2…フォトカプラ PD2…フォトダイオード PT2…フォトトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−47023(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】 1次巻線、2次巻線および帰還巻線を有
するトランスと、前記1次巻線に直列に接続されたスイ
ッチング素子と、該スイッチング素子の制御端子に接続
された制御素子と、該制御素子と前記帰還巻線との間に
設けられた制御回路と、前記2次巻線に接続された整流
回路とを備えたスイッチング電源装置において、 前記帰還巻線に並列に接続されて、前記整流回路に電流
が流れている期間に前記帰還巻線に生じる電圧でコンデ
ンサに充電を行う充電回路と、前記スイッチング素子の
制御端子と前記充電回路の間に接続されて、前記充電回
路のコンデンサ電圧で駆動され、前記帰還巻線にキック
電圧によって生じる電圧を前記充電回路のコンデンサ放
電によって吸収するキック電圧吸収回路からなり、軽負
荷時に、軽負荷信号に従ってキック電圧吸収回路を動作
させることにより、前記スイッチング素子のOFF時間
を延長してスイッチング周波数を低下させる周波数制限
回路を設けたことを特徴とするスイッチング電源装置。 - 【請求項2】 前記充電回路は、前記帰還巻線の一端に
カソードを接続したダイオードと、該ダイオードのアノ
ードと前記帰還巻線の他端との間に接続したコンデンサ
からなり、前記キック電圧吸収回路は、前記コンデンサ
に並列に、互いに直列に接続された第1および第2の抵
抗およびスイッチ素子と、前記スイッチング素子の制御
端子と、前記ダイオードと前記コンデンサとの接続部
と、前記第1および第2の抵抗の接続部にそれぞれコレ
クタ、エミッタ、ベースを接続したNPN型のトランジ
スタからなることを特徴とする、請求項1に記載のスイ
ッチング電源装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01613998A JP3273598B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | スイッチング電源装置 |
| US09/232,786 US6185112B1 (en) | 1998-01-28 | 1999-01-19 | Switching power supply having a frequency limiting circuit |
| EP99101859A EP0933866B1 (en) | 1998-01-28 | 1999-01-28 | Switching power supply device |
| DE69941748T DE69941748D1 (de) | 1998-01-28 | 1999-01-28 | Schaltnetzteil |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01613998A JP3273598B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | スイッチング電源装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11215827A JPH11215827A (ja) | 1999-08-06 |
| JP3273598B2 true JP3273598B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=11908178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01613998A Expired - Fee Related JP3273598B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | スイッチング電源装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6185112B1 (ja) |
| EP (1) | EP0933866B1 (ja) |
| JP (1) | JP3273598B2 (ja) |
| DE (1) | DE69941748D1 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0938184B1 (en) | 1998-02-24 | 2003-10-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Switching power supply |
| JP3465673B2 (ja) * | 2000-09-06 | 2003-11-10 | 株式会社村田製作所 | スイッチング電源装置 |
| JP3470693B2 (ja) | 2000-10-25 | 2003-11-25 | 株式会社村田製作所 | 自励発振型スイッチング電源装置 |
| TW587362B (en) * | 2000-11-10 | 2004-05-11 | Delta Electronics Inc | Light-load detection method and detection circuit of switching type power source system |
| JP3760379B2 (ja) * | 2000-12-28 | 2006-03-29 | 株式会社村田製作所 | スイッチング電源装置 |
| JP3736436B2 (ja) | 2001-01-25 | 2006-01-18 | 株式会社村田製作所 | 非可逆回路素子の製造方法 |
| DE50301019D1 (de) * | 2003-07-15 | 2005-09-22 | Friwo Mobile Power Gmbh | Freischwingender Sperrwandler mit Strom- und Spannungsbegrenzung |
| JP5683241B2 (ja) * | 2010-12-06 | 2015-03-11 | キヤノン株式会社 | スイッチング電源装置及び画像形成装置 |
| US10530235B1 (en) * | 2018-06-20 | 2020-01-07 | Champion Microelectronic Corporation | Systems for and methods of synchronous rectification in a switching power converter |
| US12294307B2 (en) * | 2021-08-27 | 2025-05-06 | Na Vitas Semiconductor Limited | System and methods for reducing auxiliary transformer winding turns |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4283759A (en) * | 1977-08-01 | 1981-08-11 | Toko, Inc. | Switching regulator |
| JPS62166776A (ja) | 1986-01-16 | 1987-07-23 | Sanken Electric Co Ltd | 直流−直流変換器 |
| JPS62166777A (ja) * | 1986-01-16 | 1987-07-23 | Sanken Electric Co Ltd | 直流−直流変換器 |
| US4758937A (en) * | 1986-01-16 | 1988-07-19 | Sanken Electric Company, Ltd. | DC-DC converter |
| JPS63138881U (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-13 | ||
| JP2773195B2 (ja) * | 1988-04-05 | 1998-07-09 | 松下電器産業株式会社 | スイッチング電源装置 |
| JP3087618B2 (ja) * | 1995-07-27 | 2000-09-11 | 株式会社村田製作所 | スイッチング電源 |
| JP3367300B2 (ja) * | 1995-09-18 | 2003-01-14 | ヤマハ株式会社 | スイッチング電源回路 |
| JP2845188B2 (ja) * | 1995-12-11 | 1999-01-13 | サンケン電気株式会社 | Dc−dcコンバ−タ |
| JPH1155949A (ja) * | 1997-06-06 | 1999-02-26 | Canon Inc | 電源装置 |
| US5812383A (en) * | 1997-07-31 | 1998-09-22 | Philips Electronics North North America Corporation | Low power stand-by for switched-mode power supply circuit with burst mode operation |
| US5852550A (en) * | 1997-08-04 | 1998-12-22 | Philips Electronics North America Corporation | Switched-mode power supply circuit having a very low power stand-by mode |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP01613998A patent/JP3273598B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-01-19 US US09/232,786 patent/US6185112B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-01-28 DE DE69941748T patent/DE69941748D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-01-28 EP EP99101859A patent/EP0933866B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0933866A3 (en) | 2000-02-23 |
| JPH11215827A (ja) | 1999-08-06 |
| EP0933866B1 (en) | 2009-12-09 |
| EP0933866A2 (en) | 1999-08-04 |
| DE69941748D1 (de) | 2010-01-21 |
| US6185112B1 (en) | 2001-02-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6639811B2 (en) | Switching power supply unit | |
| JP4395881B2 (ja) | スイッチング電源装置の同期整流回路 | |
| US6690586B2 (en) | Switching power source device | |
| US20030142521A1 (en) | Switching power source device | |
| US8035998B2 (en) | Switching power supply | |
| JP3273598B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
| JP2002204572A (ja) | スイッチング電源及びその制御方法 | |
| US20080007976A1 (en) | Power supply device and electric appliance provided therewith | |
| JPH11235028A (ja) | スイッチング電源装置 | |
| JP3657715B2 (ja) | 同調スイッチ・モード電源装置 | |
| KR20100103410A (ko) | 전원 장치 | |
| JP3216598B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
| US8564974B2 (en) | Switching power source apparatus | |
| JP2005006477A (ja) | 自励式スイッチング電源回路 | |
| JP3613731B2 (ja) | 無負荷時省電力電源装置 | |
| US20250309749A1 (en) | Zvs control circuit and control method for resonant flyback power converter | |
| JP2002136130A (ja) | スイッチング電源装置 | |
| KR100215631B1 (ko) | 스위칭 모드 전원 공급장치(smps)에서의 스위칭턴-온시 초기손실 방지회로 | |
| JPH0530744A (ja) | Dc−dcコンバータ | |
| JPH1014228A (ja) | 過電流保護回路 | |
| JP2532203Y2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
| JPH10295077A (ja) | スイッチング電源装置 | |
| JPH06165489A (ja) | スイッチング電源 | |
| JPH06197529A (ja) | スイッチング電源装置 | |
| JPH10341576A (ja) | リンギングチョークコンバータ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |