JP3271908B2 - 全油圧式パワーステアリング装置 - Google Patents

全油圧式パワーステアリング装置

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JP3271908B2
JP3271908B2 JP23937196A JP23937196A JP3271908B2 JP 3271908 B2 JP3271908 B2 JP 3271908B2 JP 23937196 A JP23937196 A JP 23937196A JP 23937196 A JP23937196 A JP 23937196A JP 3271908 B2 JP3271908 B2 JP 3271908B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングハン
ドルの回動操作量と対応した作動油量を供給するメータ
リング機構と、ステアリングハンドルの回動操作時に油
圧ポンプからの作動油を制御するコントロールバルブと
を備えると共に、ステアリングハンドルの回動操作時に
は、油圧ポンプからの作動油をメータリング機構とコン
トロールバルブとの間に形成された一対の油路のうちの
一方を介してコントロールバルブからメータリング機構
に送ると同時に、この一対の油路のうちの他方を介して
メータリング機構からのメータリングされた作動油をコ
ントロールバルブに戻し、かつ、このコントロールバル
ブを介してメータリングされた作動油を複動型のステア
リングシリンダに送り、前記ステアリングシリンダから
の排油をコントロ―ルバルブを介してドレン油路に送る
油路系を備えた全油圧式パワーステアリング装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの全油圧式パワーステアリング
装置は上記のようにメータリング機構とコントロールバ
ルブとを備えて成り、メータリング機構はトロコイド型
等のポンプを用いることでステアリングハンドルの回動
量と対応した量の作動油を送り出すものとなっており、
このポンプに対して油圧ポンプからの圧力が作用する作
動油を供給することでポンプから送り出される作動油の
圧力を高めてステアリングシリンダに供給し得るものと
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように構成され
た全油圧式パワーステアリング装置を現実に操作した場
合には、ステアリングハンドルの回動操作時にはメータ
リング機構から送り出される作動油の量と対応してステ
アリングシリンダが作動するのでステアリングハンドル
の回動操作量に対応して操向操作を軽く行えるものとな
っており、ステアリングシリンダで駆動される操向操作
系が機械的な作動限界に達するまでステアリングハンド
ルを操作した場合には、メータリング機構からの作動油
の送出しが阻止されるのでステアリングハンドルの回動
操作も行えないものとなっている。しかし、このように
操向操作系が機械的な作動限界に達してステアリングハ
ンドルの操作を行えない状態においてもステアリングハ
ンドルに対して更に操作力を作用させ続けた場合にはメ
ータリング機構の部位での作動油のリークによってステ
アリングハンドルが僅かずつ操作できるのが現実であ
る。
【0004】メータリング機構の部位での作動油がリー
クする現象を分析するに、メータリング機構を構成する
ポンプは相対回動する部材同士の間に機械的な作動を許
すための僅かな間隙が形成されることから、メータリン
グ機構の吸入側と吐出側との間においては作動油が僅か
にリークするものとなっている。操向操作系が機械的な
作動限界に達した状態でステアリングハンドルに対して
更に回動操作力を作用させた場合には、ステアリングシ
リンダの作動が不能になっているのでメータリング機構
の吐出側の圧力と、吸入側の圧力とは油圧ポンプから供
給される作動油の圧力と等しくなるものであり、更に、
この状態ではメータリング機構の回動系に対して見掛け
上ステアリングハンドルからの操作力だけが作用するも
のとなる。このことから操向操作系が機械的な作動限界
に達した状態でステアリングハンドルに対して更に回動
操作力を作用させた場合には、メータリング機構の吐出
側と吸入側との間で作動油がリークすることに従ってス
テアリングハンドルの回動が許されるものとなるのであ
る。
【0005】このように、操向操作系が機械的な作動限
界に達した状態でステアリングハンドルが僅かでも操作
できるものは、操向操作系の操向操作が不能であるに拘
わらずステアリングハンドルが回動するので操作の感触
が良好でなく操作感覚に違和感を持たせるものであっ
た。この不都合を解消するにはメータリング機構の精度
を更に向上させて作動油のリークを発生しないよう構成
する、あるいは、操向操作系が機械的な作動限界に達し
た状態ではブレーキ機構等によってステアリングハンド
ルに対して機械的な制動力を作用させるよう構成するこ
とも考えられるが、精度を向上させるには技術的な限界
と製造コストの面とから実現に困難な面があり、ブレー
キ機構等を用いるものでは部品数が増大するばかりでな
く構造が複雑大型になるので製造の面とコストの面とで
実現し難いものとなる。
【0006】本発明の目的は、操向操作系が機械的な作
動限界に達した状態でステアリングハンドルを更に操作
しようとした場合でもステアリングハンドルが回動する
ことのない全油圧式パワーステアリング装置を複雑化、
コスト上昇を招くことなく合理的に構成する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は冒頭に記したように、メータリング機構とコ
ントロールバルブとを備えると共に、ステアリングハン
ドルの回動操作時には油圧ポンプからの作動油を一方の
油路を介してコントロールバルブからメータリング機構
に送ると同時に、他方の油路を介してメータリング機構
からの作動油をコントロールバルブに戻し、かつ、コン
トロールバルブを介して作動油を複動型のステアリング
シリンダに送り、ステアリングシリンダからの排油をコ
ントロールバルブを介してドレン油路に送る油路系を備
えた全油圧式パワーステアリング装置において、前記コ
ントロールバルブを、前記ステアリングハンドルによっ
て軸芯周りで回動操作されるスプールと、このスプール
に対して前記軸芯周りで相対回動自在に外嵌したスリー
ブと、スプールとスリーブとの相対回動姿勢を中立姿勢
に復帰付勢する中立バネとを備えてステアリングハンド
ルの回動操作時にはスプールとスリーブとの間に形成さ
れた弁部の相対回動によって作動油の制御を行うよう構
し、前記ステアリングシリンダで駆動される操向操作
系が機械的な作動限界に達するまでステアリングハンド
ルを操作した場合にスプールとスリーブとの相対回動姿
勢が所定値以上に達すると、油圧ポンプからの作動油を
コントロールバルブを介してメータリング機構へ送る側
の前記油路の圧力をドレン油路に逃がす圧力低減手段を
備えている点にあり、その作用は次の通りである。
【0008】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項
1において、圧力低減手段を、スプールとスリーブとの
間に形成される弁部で構成してある点にあり、その作用
は次の通りである。
【0009】〔作用〕 上記第1の特徴によると、ステアリングハンドルを操作
した場合にはコントロ―ルバルブを構成するスプールと
スリーブとの間に形成された弁部の相対回動によってス
テアリングシリンダの作動方向が設定されると共に、作
動油がステアリングシリンダに供給されるものとなり、
向操作系が機械的な作動限界に達した状態でステアリ
ングハンドルに対して更に回動操作力が作用した場合に
は、中立バネの付勢力に抗してスプールとスリーブとの
相対回動姿勢が拡大するものとなる。このように操向操
作系が機械的な作動限界に達した状態でステアリングハ
ンドルに対して更に回動操作力を作用させた場合にスプ
ールとスリーブとの相対回動姿勢が所定値以上に達する
と、油圧ポンプからコントロールバルブを介してメータ
リング機構に作動油を送る油路の圧力が圧力低減手段に
よってドレン油路に逃がされるので、メータリング機構
の吐出側(ステアリングシリンダに作動油を供給する
側)の圧力は高圧に維持されたままメータリング機構の
吸入側の圧力が低下するものとなり、この結果、この圧
力差によってメータリング機構の内部にステアリングハ
ンドルを復元方向に回動操作する力が発生し、この復元
力によってステアリングハンドルを人為的に更に回動操
作することが不能になる。
【0010】つまり、本発明によるとメータリング機構
の精度を向上させるような技術的に困難な構成を用い
ず、又、機械的な制動系を付加するような大型で強固な
構成を用いずとも、作動油を制御する弁等を付加する程
度の改良で、操向操作系が機械的な作動限界に達した状
態でステアリングハンドルに対して更に回動操作力を作
用させた場合でも、ステアリングシリンダ側の作動油の
圧力を利用してステアリングハンドルの回動操作を不能
にできるものとなる。
【0011】上記第2の特徴によると、コントロールバ
ルブを構成するスプールとスリーブとの間に圧力低減手
段としての弁部を形成するだけで操向操作系が機械的な
作動限界に達した状態でステアリングハンドルに対して
更に回動操作力を作用させた場合には、メータリング機
構に対してステアリングハンドルを復元方向に回動操作
する力を発生させるものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には農用トラクタ等の自走車
輌に備えられる全油圧式のパワーステアリング装置が示
され、この全油圧式のパワーステアリング装置はステア
リングハンドルの回動操作量と対応した作動油量を供給
するメータリング機構Mと、ステアリングハンドル1の
回動操作時に油圧ポンプPからの作動油を制御して複動
型のステアリングシリンダ2を駆動するコントロールバ
ルブCとを1つのユニットにしたものであり、油圧ポン
プPは車輌に搭載したエンジンEで駆動され、この油圧
ポンプPからの供給油路3とドレン油路4との間にはリ
リーフバルブ5を備えステアリングシリンダ2のピス
トンロッドの両端は操向車輪6を操向操作するナックル
アーム7に対してタイロッド8を介して連結されてい
る。
【0013】図2に示すように、前記メータリング機構
Mは、ステータ9の内部にロータ10を内蔵したトロコ
イド型の油圧ポンプに構成され、コントロールバルブC
は、ステアリングハンドルCによって軸芯X周りで回動
操作されるスプール11と、このスプール11に対して
前記軸芯X周りで相対回動自在に外嵌したスリーブ12
と、スプール11とスリーブ12との相対回動姿勢を中
立姿勢に復帰付勢する中立バネ13とを備えてステアリ
ングハンドル1の回動操作時にはスプール11とスリー
ブ12との間に形成されたランドで成る弁部の相対回動
によって作動油の制御を行うよう構成されている。
【0014】同図に示すように、メータリング機構Mと
コントロールバルブCとの間には、ステアリングハンド
ル1の回動操作時にメータリング機構Mに対して作動油
を給排するための一対の制御油路CL,CRが形成さ
コントロールバルブCとステアリングシリンダ2と
の間には一対の駆動油路DL,DRが形成されコント
ロールバルブCからタンクに対しては前記ドレン油路4
を介して作動油が戻されるようになっている。そして、
ステアリングハンドル1が回動操作された場合には、こ
れら一対の制御油路CL,CRのうちの一方を介して油
圧ポンプPからの高圧の作動油をメータリング機構Mに
送ると同時に、これら一対の制御油路CL,CRのうち
の他方を介してメータリング機構Mからのメータリング
された高圧の作動油をコントロールバルブCに戻し
のようにメータリングされた状態で戻された高圧の作動
油はコントロールバルブを介して一対の駆動油路DL,
DRのうちの一方を介してステアリングシリンダ2に送
られステアリングシリンダ2からの排油は一対の駆動
油路DL,DRのうちの他方とコントロールバルブCと
を介してドレン油路4に送るようになっている。
【0015】ントロールバルブCは、ステアリングハ
ンドル1が非操作状態の場合には中立バネ13の作用に
よってスプール11とスリーブ12との相対回動姿勢が
同図に示す中立姿勢に設定されることでステアリングシ
リンダ2の作動を阻止しステアリングハンドル1が回
動操作された場合には操作に伴い、中立バネ13の付勢
力に抗してスプール11とスリーブ12との間の相対回
動姿勢に差を生じ、この差から前述のように作動油の制
御を行い操向操作系が機械的な作動限界に達してステ
アリングシリンダ2が作動不能状態に陥った状態で更に
ステアリングハンドル1の操作が継続された場合にはス
プール11とスリーブ12との相対回動姿勢が拡大する
特性を有するものであり、本発明の全油圧式のパワ―ス
テアリング装置では、前述のように操向操作系が機械的
な作動限界に達した状態で更にステアリングハンドル1
の操作が継続された場合にはスプール11とスリーブ1
2との相対回動姿勢が拡大する現象に基づいて前記一対
の制御油路CL,CRのうち油圧ポンプPからの圧力が
作用する側の制御油路の圧力をドレン油路4に逃がす圧
力低減手段Aを備えている。
【0016】次に、ステアリングハンドル1が回動操作
された場合の作動油の制御状態を説明する。図2〜図4
はコントロールバルブCを模式的に表したものであり、
図5(イ)〜図5(ハ)はコントロールバルブCのラン
ド部を展開して表したものであり、図中のINは油圧ポ
ンプからの作動油の供給位置、図中のOUTはドレン油
路4に対する作動油の排出位置、図中のGrLはステア
リングハンドル1の左側への回動操作時に制御油路CL
を介してメータリング機構Mでメータリングされた作動
油が戻されると共に、ステアリングハンドル1の右側へ
の回動操作時に制御油路CLに対して作動油を送り出す
給排位置、図中のGrRはステアリングハンドルの右側
への回動操作時に制御油路CRを介してメータリング機
構Mでメ―タリングされた作動油が戻されると共に、ス
テアリングハンドル1の左側への回動操作時に制御油路
CRに対して作動油を送り出す給排位置、図中のTLは
左旋回時にステアリングシリンダ2に対して作動油を送
り出すと共に、右旋回時にステアリングシリンダ2から
作動油が戻される給排位置、図中のTRは右旋回時にス
テアリングシリンダ2に対して作動油を送り出すと共
に、左旋回時にステアリングシリンダ1から作動油が戻
される給排位置、図中の図中のGrL‘は前記GrLと
の連通位置、図中の図中のGrR‘は前記GrRとの連
通位置であり、図中の矢印は作動油の流動方向を示して
いる。
【0017】そして、ステアリングハンドル1の回動姿
勢が車体を直進させる姿勢にある場合、あるいは、ステ
アリングハンドル1が非操作状態にある場合には、コン
トロ―ルバルブCのスプール11とスリーブ12との相
対回動姿勢が中立バネ13の付勢力で中立姿勢となり、
この中立姿勢では図2及び図5(イ)に示すように、供
給位置INに供給された油圧ポンプPからの作動油は排
出位置OUTを介してドレン油路4に排出され、駆動油
路DL,DRと制御油路とが給排位置GrL,GrR,
TL,TR夫々を介して連通することで、ステアリング
シリンダ2の駆動を行わない状態で操向車輪6とメータ
リング機構Mとを油圧系を介して連係して操向車輪6か
らのキックバック力でステアリングハンドル1を回動操
作するロ―ドリアクション作動を行うように構成されて
いる。
【0018】次に、ステアリングハンドル1が右側に回
動操作された場合には、図3及び図5(ロ)に示すよう
に、中立バネ13の付勢力に抗してスプール11とスリ
ーブ12との相対回動姿勢に差を生ずることに起因し
て、ステアリングハンドル1の回動操作量が増大するほ
ど供給位置INから排出位置OUTへの流路が絞られる
と同時に供給位置INから給排位置GrLへの流路の拡
大が図られることから、給排位置GrLから制御油路C
Lを介してメータリング機構Mに作用する作動油の圧力
上昇が図られ、又、メータリング機構Mは高圧の作動油
をメータリングし、かつ、他方の制御油路CRを介して
メータリングされた高圧の作動油をコントロールバルブ
Cの給排位置GrRに戻す。このようにステアリングハ
ンドル2を右側に回動操作した場合には、給排位置Gr
Rと給排位置TRとが連通状態にあり、給排位置TLと
排出位置OUTとが連通状態にあるので、メータリング
されてコントロールバルブCに戻された高圧の作動油は
給排位置TRを介してステアリングシリンダ2に供給さ
れるものとなり、これと同時にステアリングシリンダ2
からの排油が給排位置TLと排出位置OUTと介してド
レン油路4に送り出される結果、操向操作系は高圧の作
動油によって右側に操向操作されるものとなっている。
【0019】次に、ステアリングハンドル1の右側への
回動操作で操向操作系が機械的な作動限界に達した状態
で、ステアリングハンドル1に対して右側への回動操作
力が作用し続けた場合には、図4及び図5(ハ)に示す
ように、コントロールバルブCは前述の連通状態を維持
しながらスプール11とスリーブ12との相対回動姿勢
の差が更に拡大するので、連通位置GrL‘から排油位
置OUTへの流路が拡大するものとなり油圧ポンプPか
らの高圧の作動油をメータリング機構Mに供給する制御
油路CLの圧力が低減されるものとなる。このことはメ
ータリング機構Mの吐出側(メータリングされた作動油
が送り出される側)の制御油路CRの系には高圧の作動
油が封入された状態のまま、吸入側の制御油路CLの圧
力が低下するのでメータリング機構Mのロータ10を左
側に回動させようとする力を発生させてステアリングハ
ンドル1を戻し操作するものとなっている。このように
コントロールバルブCのスプール11とスリーブ12と
の相対回動姿勢の差が拡大した際にメータリング機構M
に対して供給される高圧の作動油が供給される側の制御
油路CLあるいはCLの圧力を低減するよう連通位置G
rL‘,GrR’と排出位置OUTとを形成するランド
部で圧力低減手段A,Aが構成されており、この圧力低
減手段A,Aは、夫々ともスプール11とスリーブ12
との相対回動姿勢の差が拡大するほど流路の開度を拡大
する可変オリフィスとして機能するよう構成されてい
る。
【0020】以上の説明のうち、ステアリングハンドル
1を非操作状態から右側に操作した際のコントロールバ
ルブCの内部での作動油の給排を行う際のバルブの作動
をオリフィスタイミングチャートとしてグラフ化すると
図6のように示すように表すことが可能である。同図の
横軸はステアリング操作時おけるスプール11とスリ―
ブ12との相対姿勢の角度差を示し、同図の縦軸はスプ
ール11とスリーブ12との間において作動油を制御す
る系の開度を表している。又、同図で例えば、IN>O
UTとあるのは給排位置INから給排位置OUTに作動
油を送る系の開度を表したものであり、グラフが右上が
りの傾向にあるものはスプール11とスリーブ12との
相対姿勢の角度差が大きくなるほど開度が大きくなるこ
とを示している。そして、IN>OUTの系、IN>G
rLの系、GrR>TRの系、LT>OUTの系、Gr
L>TLの系夫々はグラフに示す特性で開度が変化する
ものとなっており、ステアリングハンドル1の右側への
回動操作で操向操作系が機械的な作動限界に達した状態
で、ステアリングハンドル1に対して右側への回動操作
力が作用し続けてスプール11とスリーブ12との相対
姿勢の角度差が10度以上に達した場合には、GrL
‘>OUTの系の開度が拡大して連通位置GrL‘と連
通する給排位置GrLの圧力を低減して、前述のように
ステアリングハンドル1を戻し操作する圧力をステアリ
ング操作系に作用させ得るものとなっている。
【0021】尚、以上の説明はステアリングハンドル1
を右側に回動操作した場合の作動を説明したものである
が、ステアリングハンドル1を左側に回動操作した場合
には、コントロールバルブCのスプール11とスリーブ
12とが逆方向に相対回動して制御油路CL,CR、駆
動油路DL,DRでの作動油の流動方向が逆になるだけ
で基本的な作動に変わりは無いものとなっている。
【0022】このように、本発明では、ステアリングハ
ンドル1が回動操作された場合にはコントロールバルブ
Cを構成するスプール11とスリーブ12との間に形成
された弁部によってステアリングシリンダ2の駆動方向
を設定すると共に、ステアリングハンドル1の回動量と
対応する量だけ操向操作系を駆動操作し、又、操向操作
系が機械的な作動限界に達した状態でステアリングハン
ドル1に対して更に回動操作力が作用してスプール11
とスリーブ12との相対回動姿勢が拡大した場合には、
油圧ポンプPからコントロールバルブCを介してメータ
リング機構Mに作動油を送る側の制御油路CLあるいは
CRの圧力が圧力低減手段Aによってドレン油路4に逃
がされて該制御油路CLあるいはCRの圧力低下が図ら
れると共に、圧力低減手段Aが可変オリフィス型に構成
されているので、この圧力低下の程度がステアリングハ
ンドル1の回動操作量に対応して大きくなり(より大き
く低下するので)、メータリング機構Mの吐出側(ステ
アリングシリンダ2に作動油を供給する側)の圧力は高
圧に維持されたままメータリング機構Mの吸入側の圧力
が低下するものとなり、この結果、この圧力差によって
メータリング機構Mの内部にステアリングハンドル1を
復元方向に回動操作する力が発生し、この復元力によっ
てステアリングハンドル1を人為的に更に回動操作する
ことを不能にするものとなっている。
【0023】特に、本発明ではコントロールバルブCを
構成するスプール11とスリーブ12との間に圧力低減
手段Aとして、従来からのコントロールバルブCに対し
て新たにランド部で成る弁部を形成する程度の改良でだ
けで済むことから装置を大型化させることの無いものと
なっている。
【0024】〔別実施の形態〕 本発明は上記実施の形態以外に、例えば、請求項1に対
応して圧力低減手段を可変オリフィスで構成してコント
ロールバルブに内装することも可能である。
【0025】
【発明の効果】従って、操向操作系が機械的な作動限界
に達した状態でステアリングハンドルを更に操作しよう
とした場合でもステアリングハンドルが回動することの
無い全油圧式パワーステアリング装置が簡単な構造の付
加という改造で合理的に構成されたのである(請求項
1)。又、このようにステアリングハンドルの操作を不
能にするための構成が従来からのコントロールバルブの
簡単な改良で複雑化、コスト上昇を招くことなく合理的
に構成されたのである(請求項2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の油圧回路図
【図2】ハンドルが非操作状態におけるコントロールバ
ルブの模式図
【図3】ハンドルの右側への操作時におけるコントロー
ルバルブの模式図
【図4】限界状態でハンドルを右側操作した際のコント
ロールバルブの模式図
【図5】ハンドルが中立姿勢にある状態、及び、ハンド
ルを右側に操作した状態、及び、限界状態でハンドルを
右側に操作した状態の夫々の状態におけるスプールとス
リーブとの間の作動油の流れを示す図
【図6】コントロールバルブの弁の開度をタイミングチ
ャート的にグラフ化した図
【符号の説明】
1 ステアリングハンドル 2 ステアリングシリンダ 4 ドレン油路 11 スプール 12 スリーブ 13 中立バネ A 圧力低減手段 C コントロールバルブ M メータリング機構 P 油圧ポンプ X 軸芯 CL,CR 油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−128049(JP,A) 特開 昭64−47677(JP,A) 実開 平5−56749(JP,U) 実開 平1−169476(JP,U) 実開 昭61−91466(JP,U) 特公 平6−24949(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/00 - 5/32 B62D 6/00 - 6/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドルの回動操作量と対
    応した作動油量を供給するメータリング機構と、ステア
    リングハンドルの回動操作時に油圧ポンプからの作動油
    を制御するコントロールバルブとを備えると共に、ステ
    アリングハンドルの回動操作時には油圧ポンプからの作
    動油をメータリング機構とコントロールバルブとの間に
    形成された一対の油路のうちの一方を介してコントロー
    ルバルブからメータリング機構に送ると同時に、この一
    対の油路のうちの他方を介してメータリング機構からの
    メータリングされた作動油をコントロールバルブに戻
    し、かつ、このコントロールバルブを介してメータリン
    グされた作動油を複動型のステアリングシリンダに送
    り、前記ステアリングシリンダからの排油をコントロ―
    ルバルブを介してドレン油路に送る油路系を備えた全油
    圧式パワーステアリング装置であって、 前記コントロールバルブを、前記ステアリングハンドル
    によって軸芯周りで回動操作されるスプールと、このス
    プールに対して前記軸芯周りで相対回動自在に外嵌した
    スリーブと、スプールとスリーブとの相対回動姿勢を中
    立姿勢に復帰付勢する中立バネとを備えてステアリング
    ハンドルの回動操作時にはスプールとスリーブとの間に
    形成された弁部の相対回動によって作動油の制御を行う
    よう構成し、前記ステアリングシリンダで駆動される操
    向操作系が機械的な作動限界に達するまでステアリング
    ハンドルを操作した場合にスプールとスリーブとの相対
    回動姿勢が所定値以上に達すると、油圧ポンプからの作
    動油をコントロールバルブを介してメータリング機構へ
    送る側の前記油路の圧力をドレン油路に逃がす圧力低減
    手段を備えている全油圧式パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 圧力低減手段を、スプールとスリーブと
    の間に形成される弁部で構成してある請求項1記載の全
    油圧式パワーステアリング装置。
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