JP3271850B2 - 画像形成装置における潤滑剤供給装置 - Google Patents

画像形成装置における潤滑剤供給装置

Info

Publication number
JP3271850B2
JP3271850B2 JP09117794A JP9117794A JP3271850B2 JP 3271850 B2 JP3271850 B2 JP 3271850B2 JP 09117794 A JP09117794 A JP 09117794A JP 9117794 A JP9117794 A JP 9117794A JP 3271850 B2 JP3271850 B2 JP 3271850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
amount
carrying member
carrying
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09117794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07295451A (ja
Inventor
正樹 徳橋
義明 宮下
宣男 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP09117794A priority Critical patent/JP3271850B2/ja
Publication of JPH07295451A publication Critical patent/JPH07295451A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3271850B2 publication Critical patent/JP3271850B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置における
潤滑剤供給装置に関し、特に電子写真方式を用いた複写
機、プリンター及びファクシミリ装置等に好適な潤滑剤
供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置を図2において説明
すると、同図において、まず、帯電チャージャ2によ
り、矢印の向きに回転する像担持体1の表面が一様に帯
電された後に露光光学系3によってその像担持体上に複
写すべき原稿に応じた静電潜像が形成される。
【0003】次に、イレーサ4により、記録紙の間の領
域や記録紙の両端部等の余白部分に相当する像担持体上
の非画像領域の不要な電荷が除去されたのち、現像装置
5により像担持体1側にトナーが供給されることによっ
てその像担持体1上の上記静電潜像が顕像化されて所定
のトナー像が形成される。
【0004】次に、転写部に給送された転写紙に転写チ
ャージャ6により、像担持体1上のトナー像が転写され
る。その後、像担持体に静電吸着されていた転写紙は、
分離チャージャ7によって除電され、像担持体1から分
離され、図示していない定着装置側へ送られて転写紙上
のトナー像が定着されたのち、所定の搬送経路を経て排
紙トレイ上に排出される。
【0005】上述した転写工程において転写紙に転写さ
れずに像担持体1上に残留したトナーが、クリーニング
ブレード19を含むクリーニング装置9によって除去さ
れたのち、像担持体1は、除電チャージャ15によるコ
ロナ放電と除電ランプ16による光照射を受けることに
よって静電的に初期化されてその後の使用に供される。
【0006】以上説明した画像形成装置において、例え
ば特開昭56−142567号公報に記載されているよ
うに、像担持体または中間転写体の表面に所定の潤滑剤
を塗布することによってそれらの表面の摩擦係数を低下
させようとする技術が提案されている。即ち、その像担
持体表面をクリーニングする際に、像担持体の表面の摩
擦係数を低下させることによって、その像担持体表面と
クリーニングブレードとの間の摩擦力を低下させ、その
結果として、両者間の摩擦によって生じる像担持体表面
及びクリーニングブレードの摩耗を低減してクリーニン
グ性能を向上させようとするものである。しかし、上述
した例は、像担持体または中間転写体の表面に適量の潤
滑剤を均一に供給(塗布)させるという点ではいまだ十
分に考慮されているとは言い難いものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した像担持体また
は中間転写体の表面に潤滑剤を供給(塗布)する方法に
おいて、クリーニング性能を安定して向上させるために
は、いかにしてそれらの表面に適量の潤滑剤を均一に塗
布するかが重要な問題である。即ち、像担持体または中
間転写体の表面に適量の潤滑剤が均一に塗布されなけれ
ば、それらの表面をクリーニングする際に、どうしても
クリーニングのむらが生じてしまうため、クリーニング
性能の向上を図る上に、非常に大きな問題となる。ま
た、像担持体または中間転写体の表面に適量の潤滑剤を
均一に供給するためには、潤滑剤を供給する側の、例え
ば、供給手段側に設けられた各部材の温度等を考慮する
ことも重要なことがらであると考えられる。即ち、高温
環境下において画像形成装置を連続使用した場合には、
どうしても、特に潤滑剤供給側における潤滑剤の供給量
が変動してしまうため、適量の潤滑剤を担持体または中
間転写体側に均一に供給することが困難となる。
【0008】そこで、本発明の目的は、温度変化に対応
して、像担持体または中間転写体に適量の潤滑剤を均一
に塗布することによって、クリーニング性能を安定して
向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1記載の発明は、一定量の潤滑剤を担持す
る潤滑剤担持部材と、この潤滑剤担持部材に担持した前
記潤滑剤の量を均一化して像担持体または中間転写体側
に供給する潤滑剤供給部材とを有する画像形成装置にお
いて、前記潤滑剤担持部材の温度を検出する温度検知手
段と、この温度検知手段の結果に応じて前記潤滑剤担持
部材に担持させる潤滑剤の量を制御する制御手段とを有
する、画像形成装置における潤滑剤供給装置を提供する
ものである。
【0010】請求項2記載の発明は、一定量の潤滑剤を
担持する潤滑剤担持部材と、この潤滑剤担持部材に担持
した前記潤滑剤の量を均一化して像担持体または中間転
写体側に供給する潤滑剤供給部材とを有する画像形成装
置において、前記潤滑剤担持部材に担持した潤滑剤の量
を規制する規制部材と、前記潤滑剤担持部材の温度を検
出する温度検知手段と、この温度検知手段の結果に応じ
て前記潤滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の量を制御す
る制御手段とを有する、画像形成装置における潤滑剤供
給装置を提供するものである。
【0011】請求項3記載の発明は、一定量の潤滑剤を
担持する潤滑剤担持部材と、この潤滑剤担持部材に担持
した前記潤滑剤の量を均一化して像担持体または中間転
写体側に供給する潤滑剤供給部材とを有する画像形成装
置において、前記潤滑剤担持部材の担持面に複数の微細
な凹部を設け、前記潤滑剤担持部材の温度を検出する温
度検知手段と、この温度検知手段の結果に応じて前記潤
滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の量を制御する制御手
段とを有する、画像形成装置における潤滑剤供給装置を
提供するものである。
【0012】請求項4記載の発明は、一定量の潤滑剤を
担持する潤滑剤担持部材と、この潤滑剤担持部材に担持
した前記潤滑剤の量を均一化して像担持体または中間転
写体側に供給する潤滑剤供給部材とを有する画像形成装
置において、前記潤滑剤担持部材の担持面に複数の微細
な凹部を設け、前記潤滑剤担持部材に担持した潤滑剤の
量を規制する規制部材と、前記潤滑剤担持部材の温度を
検出する温度検知手段と、この温度検知手段の結果に応
じて前記潤滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の量を制御
する制御手段とを有する、画像形成装置における潤滑剤
供給装置を提供するものである
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、一定量の潤滑剤
を担持する潤滑剤担持部材と、この潤滑剤担持部材に担
持した前記潤滑剤の量を均一化して像担持体または中間
転写体側に供給する潤滑剤供給部材とを有する画像形成
装置において、前記潤滑剤担持部材の温度を検出する温
度検知手段と、この温度検知手段の結果に応じて前記潤
滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の量を制御する制御手
段とを有しているので、潤滑剤担持部材の温度が変動し
ても、上記潤滑剤担持部材に一定量の潤滑剤が担持さ
れ、その潤滑剤が潤滑剤供給部材によって像担持体また
は中間転写体側に均一に供給される。
【0014】請求項2記載の発明によれば、一定量の潤
滑剤を担持する潤滑剤担持部材と、この潤滑剤担持部材
に担持した前記潤滑剤の量を均一化して像担持体または
中間転写体側に供給する潤滑剤供給部材とを有する画像
形成装置において、前記潤滑剤担持部材に担持した潤滑
剤の量を規制する規制部材と、前記潤滑剤担持部材の温
度を検出する温度検知手段と、この温度検知手段の結果
に応じて前記潤滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の量を
制御する制御手段とを有しているので、潤滑剤担持部材
に担持させる潤滑剤の量を所定の量に均一にでき、また
潤滑剤担持部材の温度が変動しても、潤滑剤供給部材に
より均一量の潤滑剤が像担持体または中間転写体側に供
給される。
【0015】請求項3記載の発明によれば、一定量の潤
滑剤を担持する潤滑剤担持部材と、この潤滑剤担持部材
に担持した前記潤滑剤の量を均一化して像担持体または
中間転写体側に供給する潤滑剤供給部材とを有する画像
形成装置において、前記潤滑剤担持部材の担持面に複数
の微細な凹部を設け、前記潤滑剤担持部材の温度を検出
する温度検知手段と、この温度検知手段の結果に応じて
前記潤滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の量を制御する
制御手段とを有しているので、その潤滑剤担持部材の担
持面に均一量の潤滑剤が安定して担持され、また潤滑剤
担持部材の温度が変動しても、潤滑剤供給部材によって
均一量の潤滑剤が像担持体または中間転写体側に供給さ
れる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、一定量の潤
滑剤を担持する潤滑剤担持部材と、この担持部材に担持
した前記潤滑剤の量を均一化して像担持体または中間転
写体に供給する潤滑剤供給部材とを有する画像形成装置
において、前記潤滑剤担持部材の担持面に複数の微細な
凹部を設け、前記潤滑剤担持部材に担持した潤滑剤の量
を規制する規制部材と、前記潤滑剤担持部材の温度を検
出する温度検知手段と、この温度検知手段の結果に応じ
て前記潤滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の量を制御す
る制御手段とを有しているので、潤滑剤担持部材側の温
度変化に対応して適量で、かつ、均一にその担持量が調
整され、そのため、潤滑剤供給手段によって潤滑剤が像
担持体または中間転写体側に供給される。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す画像形成装
置における潤滑剤供給装置の要部断面図である。同図に
おいて、符号1は、画像形成装置を構成する像担持体と
しての感光体を、23は先端を感光体1に当接させた周
知のクリーニングブレードをそれぞれ示す。
【0018】クリーニングブレード23の、感光体1の
回転方向における下流側には、ブラシ状の潤滑剤供給部
材2が配置されている。潤滑剤供給部材2は、感光体1
の表面に接触した状態で、駆動手段(図示されず)によ
って、矢印の向きに回転駆動される。潤滑剤供給部材2
としては、直径13mmのアルミニウム製円筒状部材2
1の外周に、毛足長さ6mmのループ状に形成されたポ
リエステル繊維を複数ブラシ状に植設して形成したもの
を用いている。
【0019】感光体1の近傍には、その周面の一部を潤
滑剤供給部材2に接触させた状態で矢印の向きに回転駆
動される潤滑剤担持部材としてのローラ部材3が配置さ
れている。ローラ部材3は、直径16mmのステンレス
製ローラであって、その表面は、例えば、サンドブラス
ト法等によって約5μmの表面粗さに粗面化されて、無
数の微細な凹部が形成されている。ローラ部材3の周面
には、竿状の乾燥した固体状の疎水性潤滑剤等のいわゆ
る潤滑剤4がローラ部材3に一端を当接させ、その他端
を支持部材5の先端に固定されている。支持部材5の基
端は、機枠などの不動部材に軸5aで枢着されており、
その一部にソレノイド11の作動部12の先端が連結さ
れている。ソレノイド11は、不動部材に固定されてい
て、制御基板13に電気的に接続されている。制御基板
13には、さらに、ローラ部材3の周面に接触してロー
ラ部材3の温度を検知するためのサーミスタ14が接続
されている。
【0020】ローラ部材3には、その回転方向に対して
潤滑剤4の下流側で、かつ、潤滑剤供給部材2との接触
部よりも上流側に潤滑剤層規制部材としてのスクレーパ
部材29が当接している。このスクレーパ部材29に
は、厚さ1.5mm、長さ20mmのポリウレタンゴム
を用いている。
【0021】潤滑剤供給部材2と感光体1との食い込み
量、すなわち、潤滑剤供給部材2の表面に形成されたブ
ラシ状部材が感光体1の表面に対して接触した状態での
ブラシ状部材の長さを、2.5mmに、また、潤滑剤供
給部材2とローラ部材3との食い込み量を、1.5mm
にそれぞれ設定することにより好適な実施態様が得られ
る。
【0022】上記構成に基づく動作を説明する。潤滑剤
4が、回転しているローラ部材3に図示しないスプリン
による押圧力をもって接触することによって、ローラ
部材3の表面に所定の厚さの潤滑剤層が形成され、この
潤滑剤層は、スクレーパ29によって適量の厚さに規制
され、すなわち、ローラ部材3の表面に形成された微細
凹部に適量の潤滑剤が担持され、さらに潤滑剤供給部材
2によって微粒子化されて感光体1上に均一に塗布され
る。潤滑剤を均一に塗布された感光体1に対し、所定の
画像形成動作が行われたのち、クリーニングブレード2
3によって感光体1がクリーニングされる。 ローラ部
材3の温度をサーミスタ14によって検知し、この検知
信号に基づいて制御基板13を介してソレノイド11に
オン/オフ信号が供給され、これにより、作動部12が
往復動作を行うことによって、潤滑剤4をローラ部材3
に接触させて潤滑剤4のローラ部材3への担持量を適量
に制御している。従って、環境温度や画像形成装置の長
時間使用によってローラ部材3の温度が変動した場合で
も、常に安定した量の潤滑剤をローラ部材3に担持させ
ることができ、潤滑剤供給部材2により像担持体1に潤
滑剤を均一に塗布できる。
【0023】以上説明したように、この実施例による画
像形成装置における潤滑剤供給装置では、一定量の潤滑
剤を担持するローラ部材3と、このローラ部材3に担持
された潤滑剤の量を均一化して感光体1に供給する潤滑
剤供給部材2とを有しているので、ローラ部材3に一定
量の潤滑剤を担持させておき、その担持された潤滑剤を
潤滑剤供給部材2によって感光体1に均一に供給でき
る。
【0024】また、ローラ部材3に担持した潤滑剤の量
を規制するブレード部材29を有するので、ローラ部材
に担持させる潤滑剤の量を所定の量に均一にできるた
め、潤滑剤供給部材2により均一量の潤滑剤を感光体1
に供給できる。
【0025】さらに、ローラ部材3の表面は粗面化され
て、無数の微細な凹部が形成されているので、ローラ部
材3の表面全体に均一量の潤滑剤が安定した状態で担持
され、従って、潤滑剤を潤滑剤供給部材2によって感光
体1に均一に供給できる。
【0026】その上、ローラ部材3の温度をサーミスタ
等の温度検出手段によって検出し、その検出結果に応じ
て、制御基板13、ソレノイド11、作動部12及び支
持部材5からなる制御手段によって潤滑剤担持部材上の
潤滑剤の量を制御しているので、ローラ部材3の温度変
化に対応して適量で、均一な潤滑剤を感光体1に供給す
ることができる。
【0027】
【0028】
【0029】ここで、上述した実施例において画像形成
動作中にローラ部材3が回転し始めるときには、それと
同時かまたはそれ以前に、潤滑剤供給部材2及び感光体
1が、図示しない駆動手段によって回転し始めるように
なっていて、また、ローラ部材3が停止する時点以降に
潤滑剤供給部材2及び感光体1が停止するようにそれら
の動作タイミングが設定されている。従って、ローラ部
材3の回転開始時及び回転停止時においても常に適量の
潤滑剤が感光体1側に供給できるようになっている。
【0030】また、非画像形成動作状態等において、潤
滑剤塗布動作を予め行うモードを設定して、それを実行
することにより、その画像形成動作の初期において有効
な潤滑剤の塗布効果が得られる。
【0031】画像形成動作が行われたのちの、クリーニ
ングブレード23による感光体1のクリーニングに際し
て潤滑剤と共に感光体1上のトナーが回収されるが、こ
の回収トナーにも微量の潤滑剤が付着し、これによって
回収されたトナーであってもその流動性が低下すること
がなく、高い流動性が保持されるる。従って、トナー回
収の搬送経路において回収トナーが停滞したり、固着し
たりすることがない。一般に、回収トナーの搬送経路に
おいては、搬送方向にそのトナーを搬送するための手段
としてコイル等が設けられているが、回収トナーの流動
性が低下して、そこにトナーが固着したりすると、搬送
手段としてのコイルが破損してしまう。これを防ぐため
にコイルの駆動系にトルクリミッタを用いることが一般
的であるが、本発明では、回収トナーに微量の潤滑剤が
付着することによって、トナーの流動性が向上する。従
って、回収トナー搬送手段としてのコイル等を破損する
ことがなく、また、トルクリミッタ等の搬送手段破損
手段を省くことができるため、装置全体の小型化及び
低コスト化が可能になる。
【0032】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の技術的思想に基づいていろいろ変形
が可能である。例えば、実施例のように、潤滑剤担持部
材としてのローラ部材3として、熱伝導性のよいステン
レス製の金属等を用いた場合、そのローラ部材3の端部
等の適宜の場所に放熱板等を設けてもよい。このように
することにより、潤滑剤担持部材の温度が一定に保た
れ、潤滑剤の塗布量過多を防止でき、温度変化が生じた
場合における潤滑剤の塗布量の制御にとって好都合であ
る。また、上記放熱板の構造としては、例えば、金属製
の薄板等適宜のものを用いることができる。
【0033】また、潤滑剤担持部材は、潤滑剤供給部材
と同様のものであってもよく、例えば液状の潤滑剤を用
いた場合には、潤滑剤担持部材自体に潤滑剤を供給して
その表面に潤滑剤を担持させるように構成することも可
能である。潤滑剤供給部材は、潤滑剤担持部材と同様の
構成を用いてもよく、その他適宜のものを用いることが
できる。また、上述した各部材の材質、形状等はそれぞ
れ適宜のものを用いることができ、例えばそれらの材質
としては、各種金属類、ゴム、発泡性樹脂等を用いるこ
ともでき、また、各部材の構成として、それらの表面を
別の材料でコーティングして層構成してもよい。
【0034】潤滑剤としては、ステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸鉄、
ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステア
リン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸マ
グネシウム、オレイン酸亜鉛、オレイン酸マンガン、オ
レイン酸鉄、オレイン酸コバルト、オレイン酸鉛、オレ
イン酸マグネシウム、オレイン酸銅、パルチミン酸、亜
鉛パルチミン酸コバルト、パルチミン酸銅、パルチミン
酸マグネシウム、パルチミン酸アルミニウム、パルチミ
ン酸カルシウム、カプリル酸鉛、カプロン酸鉛、リノレ
ン酸亜鉛、リノレン酸コバルト、リノレン酸カルシウム
及びコリノネン酸カドミウム等の比較的高次の脂肪酸が
適宜用いられる。その他にも、例えば、カポットコーポ
レーションから市販されているCab−O−S11のよう
なコロイド状高温シリカ粉末を使用することもでき、そ
の他、カルナバワックス等のような天然ワックスも適宜
用いることができる。
【0035】また、上述した例はいずれも像担持体に潤
滑剤を塗布する例について説明したが、いわゆる中間転
写体においても本発明が適用可能であることは勿論であ
る。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明のように、一定量の
潤滑剤を担持する潤滑剤担持部材と、この潤滑剤担持部
材に担持した前記潤滑剤の量を均一化して像担持体また
は中間転写体側に供給する潤滑剤供給部材とを有する画
像形成装置において、前記潤滑剤担持部材の温度を検出
する温度検知手段と、この温度検知手段の結果に応じて
前記潤滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の量を制御する
制御手段とを有しているので、潤滑剤担持部材の温度が
変動しても、潤滑剤担持部材に一定量の潤滑剤を担持さ
せておき、それを潤滑剤供給部材によって像担持体また
は中間転写体側に均一に供給できる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、一定量の潤
滑剤を担持する潤滑剤担持部材と、この潤滑剤担持部材
に担持した前記潤滑剤の量を均一化して像担持体または
中間転写体側に供給する潤滑剤供給部材とを有する画像
形成装置において、前記潤滑剤担持部材に担持した潤滑
剤の量を規制する規制部材と、前記潤滑剤担持部材の温
度を検出する温度検知手段と、この温度検知手段の結果
に応じて前記潤滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の量を
制御する制御手段とを有しているので、潤滑剤担持部材
に担持させる潤滑剤の量を所定の量に均一にでき、また
潤滑剤担持部材の温度が変動しても、潤滑剤供給部材に
より均一量の潤滑剤を像担持体または中間転写部材側に
供給できる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、一定量の潤
滑剤を担持する潤滑剤担持部材と、この潤滑剤担持部材
に担持した前記潤滑剤の量を均一化して像担持体または
中間転写体側に供給する潤滑剤供給部材とを有する画像
形成装置において、前記潤滑剤担持部材の担持面に複数
の微細な凹部を設け、前記潤滑剤担持部材の温度を検出
する温度検知手段と、この温度検知手段の結果に応じて
前記潤滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の量を制御する
制御手段とを有しているので、その潤滑剤担持部材の担
持面に均一量の潤滑剤を安定して担持でき、また潤滑剤
担持部材の温度が変動しても、潤滑剤供給部材によって
均一量の潤滑剤を像担持体または中間転写体側に供給で
きる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、一定量の潤
滑剤を担持する潤滑剤担持部材と、この担持部材に担持
した前記潤滑剤の量を均一化して像担持体または中間転
写体に供給する潤滑剤供給部材とを有する画像形成装置
において、前記潤滑剤担持部材の担持面に複数の微細な
凹部を設け、前記潤滑剤担持部材に担持した潤滑剤の量
を規制する規制部材と、前記潤滑剤担持部材の温度を検
出する温度検知手段と、この温度検知手段の結果に応じ
て前記潤滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の量を制御す
る制御手段とを有しているので、潤滑剤担持部材側の温
度変化に対応して適量で、かつ、均一にその担持量を調
整できる。このため、潤滑剤供給手段によって潤滑剤を
像担持体または中間転写体側に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す画像形成装置における潤
滑剤供給装置の要部概略図である。
【図2】画像形成装置の主要構成を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 像担持体 2 潤滑剤供給部材 3 ローラ部材(潤滑剤担持部材) 4 潤滑剤 5 支持部材 11 ソレノイド 12 作動部材 13 制御基板 14 サーミスタ 29 スクレーパ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−46277(JP,A) 特開 平2−28684(JP,A) 実開 昭57−11551(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 G03G 21/10 - 21/12 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 15/00 303

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定量の潤滑剤を担持する潤滑剤担持部材
    と、この担持部材に担持した前記潤滑剤の量を均一化し
    て像担持体または中間転写体に供給する潤滑剤供給部材
    とを有する画像形成装置において、前記潤滑剤担持部材
    の温度を検出する温度検知手段と、この温度検知手段の
    結果に応じて前記潤滑剤担持部材に担持させる潤滑剤の
    量を制御する制御手段とを有する画像形成装置における
    潤滑剤供給装置。
  2. 【請求項2】一定量の潤滑剤を担持する潤滑剤担持部材
    と、この担持部材に担持した前記潤滑剤の量を均一化し
    て像担持体または中間転写体に供給する潤滑剤供給部材
    とを有する画像形成装置において、前記潤滑剤担持部材
    に担持した潤滑剤の量を規制する規制部材と、前記潤滑
    剤担持部材の温度を検出する温度検知手段と、この温度
    検知手段の結果に応じて前記潤滑剤担持部材に担持させ
    る潤滑剤の量を制御する制御手段とを有する、画像形成
    装置における潤滑剤供給装置。
  3. 【請求項3】一定量の潤滑剤を担持する潤滑剤担持部材
    と、この担持部材に担持した前記潤滑剤の量を均一化し
    て像担持体または中間転写体に供給する潤滑剤供給部材
    とを有する画像形成装置において、前記潤滑剤担持部材
    の担持面に複数の微細な凹部を設け、前記潤滑剤担持部
    材の温度を検出する温度検知手段と、この温度検知手段
    の結果に応じて前記潤滑剤担持部材に担持させる潤滑剤
    の量を制御する制御手段とを有する、画像形成装置にお
    ける潤滑剤供給装置。
  4. 【請求項4】一定量の潤滑剤を担持する潤滑剤担持部材
    と、この担持部材に担持した前記潤滑剤の量を均一化し
    て像担持体または中間転写体に供給する潤滑剤供給部材
    とを有する画像形成装置において、前記潤滑剤担持部材
    の担持面に複数の微細な凹部を設け、前記潤滑剤担持部
    材に担持した潤滑剤の量を規制する規制部材と、前記潤
    滑剤担持部材の温度を検出する温度検知手段と、この温
    度検知手段の結果に応じて前記潤滑剤担持部材に担持さ
    せる潤滑剤の量を制御する制御手段とを有する、画像形
    成装置における潤滑剤供給装置。
JP09117794A 1994-04-28 1994-04-28 画像形成装置における潤滑剤供給装置 Expired - Fee Related JP3271850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09117794A JP3271850B2 (ja) 1994-04-28 1994-04-28 画像形成装置における潤滑剤供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09117794A JP3271850B2 (ja) 1994-04-28 1994-04-28 画像形成装置における潤滑剤供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07295451A JPH07295451A (ja) 1995-11-10
JP3271850B2 true JP3271850B2 (ja) 2002-04-08

Family

ID=14019187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09117794A Expired - Fee Related JP3271850B2 (ja) 1994-04-28 1994-04-28 画像形成装置における潤滑剤供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3271850B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002229333A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Canon Chemicals Inc 潤滑剤塗布装置及び現像装置
JP2007248633A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Sharp Corp 画像形成装置
US8404422B2 (en) * 2009-08-10 2013-03-26 Xerox Corporation Photoreceptor outer layer and methods of making the same
JP5455058B2 (ja) * 2010-03-17 2014-03-26 株式会社リコー 画像形成装置
JP6036246B2 (ja) * 2012-12-07 2016-11-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07295451A (ja) 1995-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08278707A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JPH0830041A (ja) 現像装置
JP3200325B2 (ja) 現像装置
JPH04294380A (ja) クリーニング装置
US7263322B2 (en) Fuser smart cleaning and oiling assembly
JP3271850B2 (ja) 画像形成装置における潤滑剤供給装置
JPH08254933A (ja) 電子写真装置
JP3352441B2 (ja) クリーニング装置、及び画像形成装置
JP2004029104A (ja) 画像形成装置
JP3335817B2 (ja) 電子写真装置における像担持体への潤滑剤供給装置
JP3492458B2 (ja) 電子写真装置における像担持体への潤滑剤供給装置
JPS59180571A (ja) 画像形成装置
JPH08202226A (ja) 画像形成装置
JP3210191B2 (ja) 電子写真装置における像担持体への潤滑剤供給装置
JPH11133762A (ja) 画像形成装置
JPH08115024A (ja) クリーニング装置
JP3342613B2 (ja) 画像形成装置
JP2000347534A (ja) 画像形成装置
JPH09152825A (ja) 電子写真装置における像担持体への潤滑剤供給装置
JP3288879B2 (ja) 画像形成装置
JP3515832B2 (ja) 画像形成装置
JP3138345B2 (ja) 帯電装置及び帯電方法
JP2000206839A (ja) 画像形成装置
JPH0990747A (ja) 画像形成装置
JPH0996995A (ja) 電子写真装置における像担持体への潤滑剤供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080125

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees