JP3138345B2 - 帯電装置及び帯電方法 - Google Patents

帯電装置及び帯電方法

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JP3138345B2 JP04331626A JP33162692A JP3138345B2 JP 3138345 B2 JP3138345 B2 JP 3138345B2 JP 04331626 A JP04331626 A JP 04331626A JP 33162692 A JP33162692 A JP 33162692A JP 3138345 B2 JP3138345 B2 JP 3138345B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を利用し
た複写機,プリンター、及び、その他画像形成装置に搭載
され電子写真感光体を帯電するための帯電装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】いわゆる電子写真方式(カールソン・プロ
セス)を用いて画像形成する装置に於いて、トナー像を担
持させるための像担持体である感光体を所望の電位に帯
電するものとして、コロナ放電現象を利用したコロナ帯
電装置が一般的に用いられて来た。しかし、この方法で
は放電現象を起こすために必要とされる高電圧のために
各種周辺装置機器への電気的ノイズ、或は、放電時に発生
する多量のオゾンにより周囲の人々に不快感を与えてい
た。
【0003】この問題を解決する方法として、基体に接
触子として繊維を帯状に植設したり、繊維をローラー状
に植設した接触部材に電圧を印加し像担持体に接触させ
て帯電させる方法が例えば特開昭55−29837号公
報などにより提案されている。
【0004】図6にこの帯電装置の一例の斜視図を示
す。ここで1は感光体であり、帯電装置は、アルミニウ
ム等の導電性の基体5eに接触子である導電性繊維5b
がブラシ状に植設された帯電部材を備え、図示しない電
源からこの帯電部材に電圧が印加されるように構成され
ている。感光体1の帯電は、感光体1を回転させこれに
電圧が印加された前記導電性繊維5bを接触させること
によって行っている。
【0005】この帯電動作は画像形成プロセスの最初に
行われる。感光体1を帯電させた後、感光体1は画像情
報に従って露光され、トナーを担持し、転写材にトナー
像を転写する。転写されずに感光体1に残存したトナー
は転写後、クリーニング部において感光体1から取り除
かれ一連の画像形成動作を終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、長期使
用により画像形成装置内にトナーが飛散するために、感
光体1にはクリーニング部でも尚、取り除かれずにトナ
ーが残存することがあり、帯電の際、接触子と像担持体
との間にこのトナーが挟まり、この部分で接触子と像担
持体が接触できないために、像担持体を均一に帯電でき
ないという問題が生じる。
【0007】本願発明は上記点に鑑み、基体に接触子を
植設した帯電部材を備えた接触帯電装置を用いて、均一
に像担持体を帯電させることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は基体に繊維から
なる接触子を植設してなる帯電部材に電圧を印加し、前
記接触子をトナー像を担持させるための像担持体に接触
させて該像担持体を帯電させる帯電装置において、上記
基体は前記接触子の先端を接触させながら前記像担持体
追従して回転自在なローラ部材からなり、前記帯電部
材に印加する電圧が前記像担持体と、前記接触子と前記
像担持体との間の空隙とにより決定される前記接触子か
らの放電開始電圧以上の電圧であり、前記接触子の外径
がトナー粒子の粒径より大きいことを特徴とするもので
ある。また本発明は、基体に繊維からなる接触子を植設
してなる接触部材に電圧を印加し、前記接触子をトナー
像を担持させるための像担持体に接触させて該像担持体
を帯電させる帯電装置において、上記基体は回転自在
ーラ部材からなり、前記接触部材に印加する電圧が
記像担持体と、前記接触子と前記像担持体との間の空隙
とにより決定される前記接触子からの放電開始電圧以上
の電圧であり、前記接触子は、該接触子の先端と前記
隙を隔てて対峙する前記像担持体上の帯電位置での放電
励起による第1の帯電動作と、該第1の帯電動作の行われ
る前記帯電位置が前記先端と接触した際の電荷注入によ
る第2の帯電動作とにより、前記帯電位置を帯電させる
とともに、前記接触子の外径がトナー粒子の粒径より大
きいことを特徴とするものである。さらに本発明は、基
体に繊維からなる接触子を植設してなる接触部材に電圧
を印加し、前記接触子をトナー像を担持させるための像
担持体に接触させて該像担持体を帯電させる帯電装置に
おいて、上記基体は回転自在なローラ部材からなり、前
記接触部材に印加する電圧が前記像担持体と、前記接触
子と前記像担持体との間の空隙とにより決定される前記
接触子からの放電開始電圧以上の電圧であり、前記接触
は、その先端側前記像担持体の回転方向に対して下
流側になるように接触する一方、前記接触子の先端側か
ら後端側へ向うにつれて、前記回転方向の上流側で且つ
前記像担持体から離間するよう配置され、さらに前記接
触子は、該接触子の先端と前記空隙を隔てて対峙する前
記像担持体上の帯電位置での放電励起による第1の帯電
動作と、該第1の帯電動作の行われる前記帯電位置が前
先端と接触した際の電荷注入による第2の帯電動作と
により、前記帯電位置を帯電させるとともに、前記接触
子の外径がトナー粒子の粒径より大きいことを特徴とす
るものである。またさらに本発明は、基体に繊維からな
る接触子を植設してなる接触部材に電圧を印加し、外径
がトナー粒子の粒径より大きい前記接触子を、トナー像
を担持させるための像担持体に接触させて該像担持体を
帯電させる帯電方法であって、前記基体と前記像担持体
回転させるステップと、前記接触部材に対し、前記像
担持体と、前記接触子と前記像担持体との間の空隙とに
より決定される該接触子からの放電開始電圧以上の電圧
を印加するステップと、前記接触子の先端を、前記像担
持体上の帯電位置に対し、ある空隙を隔てて対峙させ、
放電励起による第1の帯電動作を行うステップと、前記
第1の帯電動作の後、前記帯電位置に前記先端を接触さ
せて電荷注入による第2の帯電動作を行うステップとを
含むことを特徴とする。
【0009】
【作用】以下に接触帯電における帯電原理を説明する。
【0010】図5に接触子と像担持体との接触の様子を
説明するための模式図を示す。 図5に示すように像担持体である感光体1が矢印方向に
回転し、この上の任意の点Aが電圧の印加された接触子
5dの先端とある大きさの空隙を隔てて対峙した場合、
図4に示すパッシェンの放電特性に従いその印加された
電圧が感光体1と空隙により決定される放電開始電圧(V
th)より大きい時、接触子5dから放電が励起され感光体
1が一度に帯電され始める(領域C)。そして帯電電位
(Vsp)が上昇し印加電圧(Vap)と(Vsp)との差が(Vth)と等
しくなったとき放電は停止する。その後、点Aは帯電電位
を維持したまま、放電を許す領域Cを抜け出し、接触子5
dと接触する位置(位置B)に移動する。この位置Bで
の接触子5dと感光体1のA点との電位差は、先に示し
た通り(Vth)である事は言うまでもなく、この電位差によ
って接触子5dから感光体1のA点に電荷が移動し、A
点の帯電電位を更に上昇させる。つまり、帯電電位は放電
現象と電荷注入現象によって与えられる。 ここで長期の使用により感光体表面にトナーが付着し
た場合、接触子5dの外径がトナー粒径より小さい時と
その逆の時について、感光体の帯電状態を図3に基づい
て以下に説明する。
【0011】接触子5dの外径がトナー30粒径より小
さい時、トナー30が感光体1に付着していると、図3
(a)に示すようにトナー30が存在すると接触子5d
と感光体1の間にトナー30が挟まり、両者が全く接触
できない部分が生じる。この部分では電荷注入現象が生
じないだけでなく接触点近傍の放電現象も妨げられ、こ
の接触子で帯電されるべきトナー30の付着部分とその
周辺部分が帯電されなくなり、帯電むらとなる。
【0012】一方接触子5dの外径がトナー30の粒径
より大きい時、トナー30が感光体1に付着している
と、図3(b)に示すようにトナー30が存在しても、
接触点近傍での放電現象の総てが妨げられることはな
い。また、図示しないが接触子5dは繊維等でなってい
るので接触子5dと感光体が全く接触しないということ
は起こりにくい。従ってトナー周辺部分には帯電電位が
電荷注入現象と放電現象の両方によって与えられること
となり帯電むらを防止することができる。さらに導電性
基体が回動自在な円筒状のローラ部材から構成されてい
るので、感光体表面を帯電可能な有効面積を大きくする
ことができ、回転させているのでトナーが溜まったり、
部分的な繊維の摩耗もないため帯電ムラの防止と繊維の
長寿命化を達成できる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)本発明の帯電装置が利用される画像形成装
置の一例について、図1を用いて説明する。なお、帯電部
材は接触子である導電性繊維が基体にローラー状に植毛
された帯電ローラを用いている。
【0014】図示していないホストコンピュータより画
像データがコントローラ基板16に送られてくることに
よりエンジンコントローラ17 から画像を形成するた
めの各工程をスタートさせる信号が出力される。この信
号が出力されることによりあらかじめ入力されている工
程にしたがって動作する。
【0015】エンジンコントローラ17からの信号によ
り転写材カセット7 に収納されている転写材は、給紙ロ
ーラー8 により一枚ずつ引き出され搬送ローラー9、
10によりレジストローラー11の手前まで搬送され
る。
【0016】一方、導電性繊維集合体で構成された帯電
ローラー5には電圧が印加され、帯電ローラー5は像担
持体である感光体1の表面に導電性繊維の先端を接触さ
せながら感光体1と追従して回転し、感光体1を均一に
所望の電位に帯電させる。ここで、帯電ローラー5に印
加される電圧は少なくとも下限値が放電開始電圧よりも
高くなるような電圧でなければならない。
【0017】一方、現像器2ではマグネットローラー2
d上のトナーが所定の濃度になるようにトナータンク2
eから供給ローラー2bで適宜、現像槽2fに送られミ
キサーローラー2cで撹拌される。このときトナーは、
感光体1の帯電電位と同じ極性に帯電され、マグネット
ローラー2dに感光体1の帯電電位に近い値を印加する
ことにより、トナーが露光書き込みヘッド6によって照
射された部分に付着し現像される。
【0018】レジストローラー11の手前まで送り込ま
れている転写材は、感光体1の画像位置に対応するよう
にタイミングをとって転写ローラー3に送られ転写され
た後、ヒートローラー12aと圧力ローラー12bの間
を通過することにより定着され、搬送ローラー13、排
紙ローラー14により排出される。
【0019】一方感光体1上の転写されなかったトナー
は、クリーニングユニット4のクリーニングブレード4
aで感光体1上よりかきおとされトナースクリュー4b
によって図示されないトナー廃棄用の容器に送られる。
【0020】以上で一連の画像形成工程を終了する。
【0021】図2に示すように本実施例に用いた帯電ロ
ーラー5は、直径6mmの導電性の帯電ローラーシャフ
ト5cに、幅20mmのレーヨンにカーボンを分散した
繊維を80,000本/inch2で織った導電性繊維布
5aを螺旋状に巻き付け外径が12mmになるように繊
維端を切断しものを用いており、導電性繊維の単繊維の
径は20μmである。
【0022】以上の画像形成装置において、粒子径12
μm及び28μmのトナーを使用し、20000回連続
して画像形成したところ、いずれのトナーを用いた場合
にも感光体にトナーが付着していた。
【0023】そして導電性繊維の径に比べて大きい粒子
径(28μm)のトナーを用いた場合には8000回付
近より帯電むらによる画像むらが生じ、回数を重ねるご
とに画像むらの濃度差が大きくなったが、導電性繊維の
径に比べて小さい粒子径(12μm)のトナーを用いた
場合には画像むらは生じなかった。
【0024】(実施例2)実施例1においてトナーとし
て粒子径12μmのものを用い、帯電ローラー5の導電
性繊維の単繊維の径を20μmのものと、8μmのもの
を用いてるように変更する以外は実施例1と同様にして
画像形成装置を作成し、画像形成を行ったところ、感光
体にトナーが付着していた。
【0025】そしてトナー粒子径に比べて小さい外径
(8μm)の導電性繊維を用いた場合には5000回付
近より帯電むらによる画像むらが生じ、回数を重ねるご
とに画像むらの濃度差が大きくなったが、トナー粒子径
に比べて大きい外径(20μm)の導電性繊維を用いた
場合には画像むらは生じなかった。
【0026】(実施例3)実施例1においてトナーとし
て粒子径28μmのものを用い、帯電ローラー5の導電
性繊維の単繊維の径を20μmのものと、32μmのも
のを用いてるように変更する以外は実施例1と同様にし
て画像形成装置を作成し、画像形成を行ったところ、感
光体にトナーが付着していた。
【0027】そしてトナー粒子径に比べて小さい外径
(20μm)の導電性繊維を用いた場合には11000
回付近より帯電むらによる画像むらが生じ、回数を重ね
るごとに画像むらの濃度差が大きくなったが、トナー粒
子径に比べて大きい外径(32μm)の導電性繊維を用
いた場合には画像むらは生じなかった。
【0028】なお、帯電部材の形状は従来技術で示した
ブラシ状のものより本実施例のローラー状のものが好ま
しい。
【0029】ブラシ状のものは構成は簡単であるが装置
内でのトナー飛散などにより繊維間あるいは繊維先端に
トナーがたまり易く、これにより帯電が不均一となり帯
電ムラを生じさせる恐れがある。また、導電性繊維5b
を固定して感光体1に接触させる方式であるため、像担
持体表面を帯電可能な有効面積が小さく、帯電部材の同
一面が絶えず摺擦されるため繊維が部分的に摩耗し、帯
電ムラを生じさせたり繊維の寿命を速めてしまう原因と
なる。
【0030】これに対してローラー状の場合には感光体
表面を帯電可能な有効面積を大きくすることができ、回
転させているのでトナーが溜まったり、部分的な繊維の
摩耗もないため帯電ムラの防止と繊維の長寿命化を図る
ことができる。
【0031】また、帯電ローラー5に印加される電圧は
少なくとも下限値が放電開始電圧よりも高くした変位電
圧であることが好ましい。変位電圧を印加することによ
って、局所的に帯電電位が高くなることを防止し、より
均一に感光体1を帯電することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、長期使用により像担持
体にトナーが付着しても常に均一に像担持体を帯電する
ことができる帯電装置又は帯電方法を提供することがで
きる。さらに導電性基体が接触子の先端を接触させなが
ら像担持体追従して回転自在なローラ部材から構成さ
れているので、感光体表面を帯電可能な有効面積を大き
くすることができ、回転させているのでトナーが溜まっ
たり、部分的な繊維の磨耗もないため帯電ムラの防止と
繊維の長寿命化を達成できる。また接触子と像担持体と
の間にトナーが挟まっても接触子の接触点近傍での放電
現象の総てが妨げられることはなく、像担持体を均一に
所望の電位に帯電させることができる。さらに基体は
自在なローラ部材からなり、接触部材に印加する電圧
前記像担持体と、前記接触子と前記像担持体との間の
空隙とにより決定される前記接触子からの放電開始電圧
以上の電圧であり、接触子は、該接触子の先端と前記
隙を隔てて対峙する像担持体上の帯電位置での放電励起
による第1の帯電動作と、該第1の帯電動作の行われる前
記帯電位置が先端と接触した際の電荷注入による第2の
帯電動作とにより、前記帯電位置を帯電させるととも
に、前記接触子の外径がトナー粒子の粒径より大きいの
で、電荷注入現象が生じず接触点近傍の放電現象が妨げ
られ、トナー付着部分とその周辺部分が帯電されずに帯
電むらとなるといったことを防止でき、トナー周辺部分
に帯電電位が電荷注入現象と放電現象の両方によって与
えられることとなり、電位を更に上昇させるとともに帯
電むらを防止できる。またさらに基体は回転自在なロ
ラ部材からなり、接触部材に印加する電圧が前記像担持
体と、前記接触子と前記像担持体との間の空隙とにより
決定される前記接触子からの放電開始電圧以上の電圧で
あり、前記接触子は、その先端側像担持体の回転方向
に対して下流側になるように接触する一方、前記接触子
の先端側から後端側へ向うにつれて、前記回転方向の上
流側で且つ前記像担持体から離間するよう配置され、さ
らに前記接触子は、該接触子の先端と前記空隙を隔てて
対峙する前記像担持体上の帯電位置での放電励起による
第1の帯電動作と、該第1の帯電動作の行われる前記帯電
位置が前記先端と接触した際の電荷注入による第 2の帯
電動作とにより、前記帯電位置を帯電させるとともに
接触子の外径がトナー粒子の粒径より大きいので、電荷
注入現象が生じず接触点近傍の放電現象が妨げられ、ト
ナー付着部分とその周辺部分が帯電されずに帯電むらと
なるといったことを防止でき、トナー周辺部分に帯電電
位が電荷注入現象と放電現象の両方によって与えられる
こととなり、電位を更に上昇させるとともに帯電むらを
防止できる。またさらに、基体に繊維からなる接触子を
植設してなる接触部材に電圧を印加し、外径がトナー粒
子の粒径より大きい前記接触子を、トナー像を担持させ
るための像担持体に接触させて該像担持体を帯電させる
帯電方法であって、基体と像担持体を回転させるステッ
プと、接触部材に対し、前記像担持体と、前記接触子と
前記像担持体との間の空隙とにより決定される該接触子
からの放電開始電圧以上の電圧を印加するステップと、
接触子の先端を、像担持体上の帯電位置に対し、ある空
隙を隔てて対峙させ、放電励起による第1の帯電動作を
行うステップと、第1の帯電動作の後、帯電位置に先端
を接触させて電荷注入による第2の帯電動作を行うステ
ップとを含むので、電荷注入現象が生じず接触点近傍の
放電現象が妨げられ、トナー付着部分とその周辺部分が
帯電されずに帯電むらとなるといったことを防止でき、
トナー周辺部分に帯電電位が電荷注入現象と放電現象の
両方によって与えられることとなり、電位を更に上昇さ
せるとともに帯電むらを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す帯電装置を用いた画像
形成装置の概略図である。
【図2】本発明の一実施例を示す帯電装置の斜視図であ
る。
【図3】本発明の帯電装置の帯電原理を説明するための
図である。
【図4】放電現象を説明するための図である。
【図5】接触帯電における帯電原理を説明するための図
である。
【図6】従来の帯電装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 感光体 5 帯電ローラー 5a 導電性繊維布 5c 帯電ローラーシャフト 5d 接触子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体に繊維からなる接触子を植設してな
    る接触部材に電圧を印加し、前記接触子をトナー像を担
    持させるための像担持体に接触させて該像担持体を帯電
    させる帯電装置において、 上記基体は前記接触子の先端を接触させながら前記像担
    持体追従して回転自在なローラ部材からなり、 前記接触部材に印加する電圧が前記像担持体と、前記接
    触子と前記像担持体との間の空隙とにより決定される
    記接触子からの放電開始電圧以上の電圧であり、 前記接触子の外径がトナー粒子の粒径より大きいことを
    特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 基体に繊維からなる接触子を植設してな
    る接触部材に電圧を印加し、前記接触子をトナー像を担
    持させるための像担持体に接触させて該像担持体を帯電
    させる帯電装置において、 上記基体は回転自在なローラ部材からなり、 前記接触部材に印加する電圧が前記像担持体と、前記接
    触子と前記像担持体との間の空隙とにより決定される
    記接触子からの放電開始電圧以上の電圧であり、 前記接触子は、該接触子の先端と前記空隙を隔てて対峙
    する前記像担持体上の帯電位置での放電励起による第1
    の帯電動作と、該第1の帯電動作の行われる前記帯電位
    置が前記先端と接触した際の電荷注入による第2の帯電
    動作とにより、前記帯電位置を帯電させるとともに、 前記接触子の外径がトナー粒子の粒径より大きいことを
    特徴とする帯電装置。
  3. 【請求項3】 基体に繊維からなる接触子を植設してな
    る接触部材に電圧を印加し、前記接触子をトナー像を担
    持させるための像担持体に接触させて該像担持体を帯電
    させる帯電装置において、 上記基体は回転自在なローラ部材からなり、 前記接触部材に印加する電圧が前記像担持体と、前記接
    触子と前記像担持体との間の空隙とにより決定される
    記接触子からの放電開始電圧以上の電圧であり、 前記接触子は、その先端側が前記像担持体の回転方向に
    対して下流側になるように接触する一方、前記接触子の
    先端側から後端側へ向うにつれて、前記回転方向の上流
    側で且つ前記像担持体から離間するよう配置され、 さらに前記接触子は、該接触子の先端と前記空隙を隔て
    て対峙する前記像担持体上の帯電位置での放電励起によ
    る第1の帯電動作と、該第1の帯電動作の行われる前記帯
    電位置が前記先端と接触した際の電荷注入による第2の
    帯電動作とにより、前記帯電位置を帯電させるととも
    に、 前記接触子の外径がトナー粒子の粒径より大きいことを
    特徴とする帯電装置。
  4. 【請求項4】 基体に繊維からなる接触子を植設してな
    る接触部材に電圧を印加し、外径がトナー粒子の粒径よ
    り大きい前記接触子を、トナー像を担持させるための像
    担持体に接触させて該像担持体を帯電させる帯電方法で
    あって、 前記基体と前記像担持体を回転させるステップと、 前記接触部材に対し、前記像担持体と、前記接触子と前
    記像担持体との間の空隙とにより決定される該接触子か
    らの放電開始電圧以上の電圧を印加するステップと、 前記接触子の先端を、前記像担持体上の帯電位置に対
    し、前記空隙を隔てて対峙させ、放電励起による第1の
    帯電動作を行うステップと、 前記第1の帯電動作の後、前記帯電位置に前記先端を接
    触させて電荷注入による第2の帯電動作を行うステップ
    とを含む帯電方法。
JP04331626A 1992-10-19 1992-12-11 帯電装置及び帯電方法 Expired - Fee Related JP3138345B2 (ja)

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