JP3271735B2 - 半導体素子封止用パッケージ - Google Patents

半導体素子封止用パッケージ

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JP3271735B2
JP3271735B2 JP24710595A JP24710595A JP3271735B2 JP 3271735 B2 JP3271735 B2 JP 3271735B2 JP 24710595 A JP24710595 A JP 24710595A JP 24710595 A JP24710595 A JP 24710595A JP 3271735 B2 JP3271735 B2 JP 3271735B2
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波半導体素子を実
装封止するための半導体素子封止用パッケージの構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、高周波半導体素子を接続・封止
した後に、パッケージを上下を反転させて、回路配線板
に配置・実装する半導体素子封止用パッケージの、本発
明者等の提案による先行技術例を示す斜視図である。
【0003】図において、2は上部フレーム、3は下部
フレームであり、何れもセラミックあるいは高分子樹脂
等の絶縁体を用いて形成されている。
【0004】下部フレーム3の中央部には半導体素子を
収容するパッケージキャビティ1を構成するためのザグ
リ穴が形成されており、この下部フレーム3の上に下部
フレーム3より外形寸法の小さい上部フレーム2を重ね
合わせて一体化してパッケージフレームを構成し、下部
フレーム3の上面が、パッケージの全周囲に亘って同一
平面に位置するようにパッケージ外壁にり出し外部テ
ラス5を形成した構造となっている。一方、上部フレー
ム2は、その外側壁が突起のない平面で構成されてい
る。また、り出した下部フレーム3の外部テラス5の
上面には、高周波入出力外部端子6となる平面導波路パ
ターンと、直流供給端子7となる平面配線パターンが配
設されている。なお、4は前記高周波入出力外部端子6
および直流供給端子7の内部端子、8は内部テラスを示
す。
【0005】図9は、図8に示した先行技術例のパッケ
ージのパッケージキャビティ1に高周波半導体素子を収
容し封止した半導体素子封止済みパッケージ23を、回
路配線板24に実装する回路装置の実装構造を示す斜視
図である。
【0006】本先行技術例の回路装置の実装構造では、
回路配線板24には、半導体素子封止済みパッケージ2
3の上部フレーム2のみが挿入可能な寸法のパッケージ
挿入穴25が開けられ、該パッケージ挿入穴25の周囲
上面には、半導体素子封止済みパッケージ23の高周波
入出力外部端子6および直流供給端子7と対向するよう
に、導波路配線パターン26と直流供給配線パターン2
7が配設されている。半導体素子封止済みパッケージ2
3は、上下を反転させて、回路配線板24のパッケージ
挿入穴25に、下側となった半導体素子封止済みパッケ
ージ23の上部フレーム2のみを挿入配置し、該半導体
素子封止済みパッケージ23の高周波入出力外部端子6
および直流供給端子7を、対向する回路配線板24の導
波路配線パターン26と直流供給配線パターン27に導
電性接着剤、はんだ、または他のろう材等によって電気
的・機械的に接続し、回路装置が構成される。
【0007】上記のように、本先行技術例のパッケージ
および実装構造によれば、半導体素子封止済みパッケー
ジ23を、上下を反転させて上部フレームのみを回路配
線板24のパッケージ挿入穴25に挿入配置して、上記
半導体素子封止済みパッケージ23の高周波入出力外部
端子6および直流供給端子7を、対向する回路配線板2
4の導波路配線パターン26と直流供給配線パターン2
7に直接接続させるようにしていることから、回路装置
とした際の高周波経路における接続点数を、本先行技術
例以前の従来のパッケージおよび実装構造よりも削減で
き、反射損失が低減されて回路装置としての高周波性能
を、大幅に向上できると云う利点がある。
【0008】しかしながら、本先行技術例のパッケージ
においては、パッケージを製造する上で以下に示すよう
な欠点がある。
【0009】図10は、図8に示した先行技術例の半導
体素子封止用パッケージを分解して示した構造斜視図で
あり、図11は、下部フレーム3と上部フレーム2のそ
れぞれの平面模式図である。本先行技術例のパッケージ
では、下部フレーム3と上部フレーム2とは別工程で製
造し、それぞれを所定の位置に重ね合わせてパッケージ
フレームを構成している。
【0010】すなわち、本先行技術例のパッケージの製
造手順は、まず、図11(a)に示すように、下部フレ
ーム形成用絶縁体シート11の上面に内部端子4、高周
波入出力外部端子6および直流供給端子7となる平面配
線パターン13を形成するとともに、パッケージキャビ
ティとなるザグリ部12を形成する。なお、図11
(a)では1個分の下部フレーム3に相当する下部フレ
ーム形成用絶縁体シート11を示しているが、実際には
多数個が連結して形成されており、切り離しにより個々
の下部フレーム3となる。
【0011】次いで、図11(b)に示した成形済みの
上部フレーム2を、図11(a)の上部フレーム配置部
14上に配置して下部フレーム形成用絶縁体シート,上
部フレーム2を加圧成形して一体化する。その後に、太
破線で示した切り離しライン15で切断し、半導体封止
用パッケージとする。
【0012】この場合、下部フレーム3は、切り離しラ
イン15で切断する前は、下部フレーム形成用絶縁体シ
ート11に多数個が配列された状態であるのに対し、上
部フレーム2は個別に分離された状態であるため、下部
フレーム3の上に配置する際には、1個ずつを位置合わ
せして何等かの手段で仮固定し、下部フレーム形成用絶
縁体シート11の下部フレーム3の形成箇所の全てに上
部フレーム2を配置した後に加圧成形しなければならな
い。従って、上部フレーム2を配置するための専用の高
精度な位置合わせ装置を必要とすると同時に、配置する
ための工数が極めて多くなる。また、上部フレーム2が
個別に分離された状態で配置されるため、加圧成形時に
位置ズレを生じる等、配置精度のバラツキが極めて大き
くなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上記
先行技術例の半導体素子封止用パッケージを用いて回路
装置を構成した場合、高周波経路における接続点数を削
減でき、反射損失が低減されて回路装置としての高周波
性能を向上できると云う利点がある。しかしながら、上
記先行技術例のパッケージは製造する上では、個別の分
離された上部フレーム2を、下部フレーム形成用絶縁体
シート11の下部フレーム3の形成箇所の全てに、1個
ずつ位置合わせして固定・配置しなければならず、専用
の高精度の位置合わせ装置を必要とすると同時に配置の
ための工数が極めて多くなると云う欠点があった。従っ
て、パッケージの製造コストが高くなり、汎用的に使用
するには難がある。また、上部フレーム2が個別に分離
された状態で配置されるため、加圧成形時に位置ズレを
生じる等、配置精度のバラツキを抑えることが困難で、
製造歩留りが低いと云う欠点がある。従って、製造コス
トが上昇する。
【0014】さらに、本先行技術例のパッケージでは、
下部フレーム3の中央部にザグリ部12を形成してパッ
ケージキャビティ1としているが、上部フレーム2およ
び下部フレーム3は、ともにセラミックあるいは高分子
樹脂等の絶縁体で構成されているため、高発熱の半導体
素子を収容・封止した場合には、放熱性の点で問題があ
った。
【0015】本発明は、上記従来技術のパッケージにお
ける欠点および問題点を解消するものであり、その第1
の目的とするところは、上記従来技術のパッケージを用
いた回路装置の実装構成の利点を損なうことがなく、製
造が容易で、かつ、安価な半導体素子封止用パッケー
提供することにある。
【0016】また、本発明の第2の目的は、高発熱の半
導体素子を収容・封止した場合でも、十分な放熱性を有
する安価な半導体素子封止用パッケージを提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる半導体素
子封止用パッケージでは、セラミックあるいは高分子樹
脂等の絶縁体を用いた上部フレームとこれより外形寸法
の大きい下部フレームとから、パッケージフレームが構
成されており、前記下部フレームの上面がパッケージの
全周囲に亘って同一平面に位置するように、パッケージ
外壁にり出し外部テラスを形成した構造であるととも
に、り出した下部フレームの外部テラスの上面に高周
波入出力外部端子である平面配線パターンと、直流供給
端子である平面配線パターンが配設され、かつ、下部フ
レームの外部テラスに接する上部フレームの外側壁が凹
凸のない平面で構成された半導体素子封止用パッケージ
において、パッケージフレームの少なくとも2箇所以上
のコーナ部に切り欠き部を設けて半導体素子封止用パッ
ケージとするものである。
【0018】また、パッケージの底部を金属板で構成
し、かつ、該金属板が、上記パッケージの半導体素子を
収容するキャビティ内の底部を同時に構成するようにし
て半導体素子封止用パッケージとするものである。
【0019】さらに、パッケージの底部を放熱用のフィ
ンを持った金属体で構成し、かつ、該金属体が、前記パ
ッケージの半導体素子を収納するキャビティ内の底部を
同時に構成するようにして半導体素子封止用パッケージ
とするものである。
【0020】
【0021】
【作用】本発明の半導体素子封止用パッケージにおいて
は、セラミックあるいは高分子樹脂等の絶縁体を用いた
上部フレームとこれより外形寸法の大きい下部フレーム
とから、パッケージフレームを構成し、前記パッケージ
フレームの少なくとも2箇所以上のコーナ部に切り欠き
部を設けたので、パッケージ製造時に上部フレームを少
なくとも2箇所以上の繋ぎ梁によって支持した上部フレ
ーム形成用絶縁体シートと、下部フレーム形成用絶縁体
シートとを重ね合せて成形し、その後に、下部フレーム
形成用絶縁体シートとともに上記上部フレーム形成用絶
縁体シートの繋ぎ梁部分を、パッケージ側に残さないよ
うに切り離して、下部フレームの外部テラスに接する上
部フレームの外側壁を凹凸のない平面で構成することが
できる。
【0022】さらに、下部フレームの上面の外部テラス
が全て同一平面に位置した構造であり、外部テラスの上
面に、高周波入出力外部端子である平面配線パターン
と、直流供給端子である平面配線パターンを配設してあ
り、かつ、上部フレームの外側壁を凹凸のない平面で構
成しているので、先行技術例で示した半導体素子封止用
パッケージの利点であった、回路装置を構成した場合の
高周波経路における接続点数の削減と反射損失の低減の
効果を損なうことがなく、回路装置の高周波性能を維持
できる。
【0023】また、本発明の半導体素子封止用パッケー
ジにおいては、パッケージの底部を金属板で構成し、か
つ、該金属板が、上記パッケージの半導体素子を収容す
るキャビティ内の底部を同時に構成するか、あるいは、
パッケージの底部を放熱用のフィンを持った金属体で構
成し、かつ、該金属体が、上記パッケージの半導体素子
を収容するキャビティ内の底部を同時に構成するように
したので、高発熱の半導体素子を収容・封止した場合で
も、十分な放熱性を得ることができる。
【0024】
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を用いて
さらに詳細に説明する。
【0026】〔実施例1〕図1は、本発明にかかる半導
体素子封止用パッケージの一実施例の構成を示す斜視図
であり、図2(a),(b)は図1の半導体素子封止用
パッケージの上平面図および高周波経路部分の断面構造
を示す模式図である。
【0027】図1,図2において、3はセラミックある
いは高分子樹脂等の絶縁体からなる下部フレームであ
り、この下部フレーム3の上に下部フレーム3より外形
寸法の小さい同様の材質からなる上部フレーム2を重ね
合せて一体化してパッケージフレームを構成し、下部フ
レーム3の上面が、パッケージの4方向の全てに亘って
同一平面に位置するようにパッケージ外壁にり出し外
部テラス5とした構造としている。一方、上部フレーム
2は、その外側壁を突起のない平面で構成するようにし
ている。また、り出させた下部フレーム3の外部テラ
ス5の上面には、高周波入出力外部端子6となる平面導
波路パターンと、直流供給端子7となる平面配線パター
ンを配設している。さらに、パッケージフレームの4箇
所のコーナ部に切り欠き部10を設けている。なお、こ
の実施例では、高周波入出力外部端子6を平面導波路パ
ターンとしているが、長さが短い時等では通常の平面配
線パターンでもよい。
【0028】このように、下部フレーム3を4方向に
り出させて、全てが同一平面に位置するような外部テラ
ス5を形成するとともに、下部フレーム3の外部テラス
5に接する上部フレーム2の外側壁を、凹凸のない平面
で構成していることから、図9によって説明した先行技
術例の回路装置の実装構造に対しては問題なく適用で
き、先行技術例での利点を損なうことがない。
【0029】また、パッケージフレームのコーナ部に切
り欠き部10を設けたことによって、後述の図3によっ
て説明する本発明の半導体素子封止用パッケージの製造
方法を適用することができる。
【0030】〔実施例2〕図3は、図1および図2で示
した半導体素子封止用パッケージのフレームを形成する
ための、下部フレーム形成用絶縁体シートおよび上部フ
レーム形成用絶縁体シートの表面を示す模式図である、
図3(a)は、下部フレーム形成用絶縁体シート11の
表面を示し、図3(b)は、上部フレーム形成用絶縁体
シート16の表面を示している。なお、両シート11,
16はいずれも下部フレーム3または上部フレーム2の
1個分に相当するものを示してあるが、実際には多数個
が連続して高分子樹脂等の材料により図1に示す下部フ
レーム3と上部フレーム2の厚みにそれぞれ形成されて
いる。
【0031】下部フレーム形成用絶縁体シート11の表
面には、パッケージの内部端子4、高周波入出力外部端
子6および直流供給端子7となる平面配線パターン13
を形成するとともに、パッケージキャビティとなるキャ
ビティ用ザグリ部12を形成してある。
【0032】一方、上部フレーム形成用絶縁体シート1
6には、パッケージフレームの内側となる上部フレーム
形成用開口部A18と、パッケージフレームの外壁面と
なる上部フレーム形成用開口部B19を、打ち抜きある
いは切削等の手段によって形成してあり、上部フレーム
形成部17は、4箇所のコーナ部に配置した繋ぎ梁20
によって、上部フレーム形成用絶縁体シート16に連結
している。
【0033】上述のように準備した下部フレーム形成用
絶縁体シート11と上部フレーム形成用絶縁体シート1
6は、両者を重ね合せて、下部フレーム形成用絶縁体シ
ート11の上部フレーム配置部14に上部フレーム形成
用絶縁体シート16の上部フレーム形成部17が合致す
るようにし、加圧成形し一体化した後に太破線で示した
切り離しライン15に沿って切断して、パッケージフレ
ームとする。この際、切り離しライン15は繋ぎ梁20
がパッケージフレーム側に残らないような位置とするこ
とによって、下部フレーム3の外部テラス5に接する上
部フレーム2の外側壁を凹凸のない平面で構成すること
ができる。
【0034】本発明にかかる半導体素子封止用パッケー
ジの構成によれば、多数のパッケージフレームを一括し
て製造できるようになる。従って、先行技術例で示した
半導体封止用パッケージに比べて製造工数を大幅に削減
でき、また、上部フレームを1個ずつ位置合わせするた
めの専用の高精度な位置合わせ装置を必要とすることが
ない。
【0035】また、上部フレーム2は上部フレーム形成
用絶縁体シート16に全て連結されているので、従来例
で示した半導体封止用パッケージの製造において生じて
いた加圧成形時の位置ズレによる配置精度のバラツキを
抑えられ、製造歩留りが向上する。
【0036】なお、本実施例では、パッケージフレーム
のコーナ部の4箇所で、上部フレーム2が上部フレーム
形成用絶縁体シート16に繋ぎ梁20によって連結され
ている場合を例示したが、繋ぎ梁20は、少なくとも2
箇所以上の位置であれば上部フレーム2を支持すること
ができ、本発明における半導体封止用パッケージでは、
繋ぎ梁20の部分を含む、少なくとも2箇所以上の位置
に切り欠き部10を設けたものであれば、本発明の技術
的範囲に属する。
【0037】〔実施例3〕図4は、本発明の半導体素子
封止用パッケージの他の実施例の構成を示す斜視図であ
り、図5は、図4で例示した半導体素子封止用パッケー
ジの高周波経路部分の断面構造を示す模式図である。
【0038】図3に示した実施例2においては、下部フ
レーム3の中央部にパッケージのキャビティ用ザグリ部
12を形成していたが、本実施例では、下部フレーム3
の中央部に貫通する開口部を設け、パッケージ底面に金
属板21を取付けることによって、パッケージキャビテ
ィ1を構成している。
【0039】本実施例の場合、下部フレーム3の外部テ
ラス5、高周波入出力外部端子6、直流供給端子7およ
びパッケージフレームの切り欠き部10等の他の構造に
ついては、図1,図2に示した実施例1と同様であり、
製造方法についても、パッケージフレームの形成工程ま
では実施例1と同様である。
【0040】このように、パッケージキャビティ1の底
部を金属板21で構成したので、高発熱の半導体素子を
収容・封止した場合でも、半導体素子がパッケージキャ
ビティ1の底部にダイボンディングしてあれば、金属板
21を介して容易に放熱することができる。
【0041】従って、パッケージ内部に封止した半導体
素子への熱ストレスが低減でき、信頼性が向上する。
【0042】〔実施例4〕図6は、本実施例で例示する
半導体素子封止用パッケージの構成を示す斜視図であ
り、図7は図6で例示した半導体素子封止用パッケージ
の高周波経路部分の断面構造を示す模式図である。
【0043】本実施例では、図4,図5に示した実施例
3において、パッケージの底面を構成していた金属板2
1に替えて放熱フィン22を取付けたものであり、該放
熱フィン22の一面がパッケージキャビティ1の底部を
直接構成するようにしている。
【0044】このように、パッケージキャビティ1の底
部を放熱フィン22で構成したので、実施例3に比べて
さらに放熱性が向上する。
【0045】なお、本実施例の場合も、下部フレーム3
の外部テラス5、高周波入出力外部端子6、直流供給端
子7およびパッケージフレームの切り欠き部10等の他
の構造については、図1,図2に示す実施例1と同様で
あり、製造方法についても、パッケージフレームの形成
工程までは実施例1と同様である。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の半
導体素子封止用パッケージは、パッケージフレームが、
絶縁体からなる上部フレームとこれより外形寸法の大き
い下部フレームとから構成され、前記下部フレームの上
面がパッケージの全周囲に亘って同一平面に位置するよ
うに、パッケージ外壁にり出し外部テラスを形成した
構造であるとともに、り出した下部フレームの外部テ
ラスの上面に、高周波入出力外部端子である平面配線パ
ターンと、直流供給端子である平面配線パターンが配設
され、かつ、前記下部フレームの外部テラスに接する上
部フレームの外側壁が凹凸のない平面で構成された半導
体素子封止用パッケージにおいて、パッケージフレーム
の少なくとも2箇所以上のコーナ部に切り欠き部を設け
たので、パッケージを上下を反転させて回路配線板に直
接接続させる方式の、回路装置の実装構造を適用する先
行技術の半導体素子封止用パッケージと同様に、高周波
経路における接続点数の削減と反射損失の低減とが可能
な半導体素子封止用パッケージを、容易にかつ、安価に
製造し、実現することができる。
【0047】また、パッケージの底部が金属板や放熱用
のフィンを持った金属体で構成したので、高発熱の半導
体素子を収容・封止した場合でも、十分な放熱性が得ら
れる。
【0048】また、本発明にかかる半導体素子封止用パ
ッケージは、半導体素子封止用パッケージの製造時に、
上部フレームを少なくとも2箇所以上の繋ぎ梁によって
支持した上部フレーム形成用絶縁体シートを、所要の配
線パターンを施した下部フレーム形成用絶縁体シート上
に重ね合せて加圧成形し一体化した後に、前記下部フレ
ーム形成用絶縁体シートとともに前記上部フレーム形成
用絶縁体シートの繋ぎ梁部分を、パッケージ側に残さな
いように切り離して、下部フレームの外部テラスに接す
る上部フレームの外側壁を凹凸のない平面に構成でき
ので、多数個を同時に製造でき性能、生産性、コスト、
信頼性から見て工業的価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体素子封止用パッケージの
一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例の上平面図および高周波経路部分
の断面構図を示す模式図である。
【図3】本発明のにかかる半導体素子封止用パッケージ
の製造方法における、半導体素子封止用パッケージのフ
レームを形成するための、下部フレーム形成用絶縁体シ
ートおよび上部フレーム形成用絶縁体シートの表面を示
す模式図である。
【図4】本発明にかかる半導体素子封止用パッケージの
他の実施例の構成を示す斜視図である。
【図5】図4の実施例の高周波経路部分の断面構造を示
す模式図である。
【図6】本発明にかかる半導体素子封止用パッケージの
さらに他の実施例の構成を示す斜視図である。
【図7】図6の実施例の高周波経路部分の断面構造を示
す模式図である。
【図8】先に提案した半導体素子封止用パッケージの構
造を示す斜視図である。
【図9】図8のパッケージを用いた回路装置の実装構造
の一例を示す斜視図である。
【図10】図8の高周波半導体素子封止用パッケージ
を、分解して示した構造斜視図である。
【図11】図8の高周波半導体素子封止用パッケージ
を、分解して示した平面模式図である。
【符号の説明】
1 パッケージキャビティ 2 上部フレーム 3 下部フレーム 4 内部端子 5 下部フレーム上の外部テラス 6 高周波入出力外部端子 7 直流供給端子 8 内部テラス 9 シールキャップ 10 フレーム切り欠き部 11 下部フレーム形成用絶縁体シート 12 キャビティ用ザグリ部 13 平面配線パターン 14 上部フレーム配置部 15 切り離しライン(太破線) 16 上部フレーム形成用絶縁体シート 17 上部フレーム形成部 18 上部フレーム形成開口部A 19 上部フレーム形成開口部B 20 繋ぎ梁 21 金属板 22 放熱フィン 23 半導体素子封止済みパッケージ 24 回路配線板 25 パッケージ挿入穴 26 導波路配線パターン 27 直流供給配線パターン 28 バイパスコンデンサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−293643(JP,A) 特開 平4−142801(JP,A) 特開 平5−144994(JP,A) 特開 昭54−71572(JP,A) 特開 平4−188652(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/00 - 23/10 H01L 23/16 - 23/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を内部に収納し、かつ、収納
    した半導体素子の電極端子と電気的に接続するための内
    部端子を具備するとともに、外部回路と接続するための
    外部端子をパッケージフレームに具備した半導体素子封
    止用パッケージであって、該パッケージフレームが、絶
    縁体からなる上部フレームとこれより外形寸法の大きい
    下部フレームとから構成され、前記下部フレームの上面
    がパッケージの全周囲に亘って同一平面に位置するよう
    に、パッケージ外壁にり出し外部テラスを形成した構
    造であるとともに、り出した下部フレームの外部テラ
    スの上面に、高周波入出力外部端子である平面配線パタ
    ーンと、直流供給端子である平面配線パターンが配設さ
    れ、かつ、前記下部フレームの外部テラスに接する上部
    フレームの外側壁が凹凸のない平面で構成された半導体
    素子封止用パッケージにおいて、パッケージフレームの
    少なくとも2箇所以上のコーナ部に切り欠き部を設けた
    ことを特徴とする半導体素子封止用パッケージ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体素子封止用パッケ
    ージにおいて、パッケージの底部が金属板で構成され、
    かつ、該金属板が、前記パッケージの半導体素子を収納
    するキャビティ内の底部を同時に構成していることを特
    徴とする半導体素子封止用パッケージ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体素子封止用パッケ
    ージにおいて、パッケージの底部が放熱用のフィンを持
    った金属体で構成され、かつ、該金属体が、前記パッケ
    ージの半導体素子を収容するキャビティ内の底部を同時
    に構成していることを特徴とする半導体素子封止用パッ
    ケージ。
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