JP3271626B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気式リニアエンコー
ダを用いた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録装置のキャリッジの位置検
出、移動量の検出等にはリニアエンコーダが一般に使用
されている。そして、リニアエンコーダの方式として
は、一般に、光学式と磁気式の2つの方式が知られてい
る。
【0003】しかしながら、光学式リニアエンコーダで
は、帯状のスケールに形成されたスリットを光学的に読
み取るため、スリットにゴミやホコリ等が付着すると、
読取りミスが発生するという問題点があり、また帯状の
スケールにスリットを形成する際の加工上の制約からス
リットのピッチを細かくすることができない(最小のピ
ッチ:140μm程度)ために、検出精度に眼界がある
という問題があった。
【0004】一方、磁気式リニアエンコーダでは、磁性
材料に着磁された着磁部を磁気的に読み取るため、ゴミ
やホコリ等に強く、また着磁部の着磁ピッチを細かくす
ることができる(最小のピッチ:40μm程度)ため、
検出精度を上げることができ、さらに応答速度が速いな
どの特徴がある。
【0005】また、磁性材料も圧延、絞り加工や切削加
工等ができるものが開発され、コスト的にも安価にな
り、近年注目されてきている。
【0006】図9および図10は、それぞれ、従来の記
録装置に用いられる磁気式リニアエンコーダの概略構成
を示す斜視図と断面図である。図9および図10におい
て、符号101は磁性材料から成るスケール部を示し、
このスケール部101には微少ピッチで着磁された着磁
部102が設けられている。この着磁部102と対向す
る位置にはヘッド103が設けられており、このヘッド
103が図中矢印AまたはB方向へ移動すると、ヘッド
103に設けられた強磁性体磁気抵抗効果素子104
(以下MR素子という)により着磁部102の着磁パタ
ーンが読み取られ、読み取った着磁パターンに基づい
て、位置検出、移動量検出等が行われる。
【0007】ところが、着磁部102の着磁パターンを
MR素子104で読み取るためには、着磁パターンとM
R素子104とのエアギャップGを10μm程度に保つ
必要があり、このエアギャップGを保証するための機構
が複雑になり、さらに調整が必要になるために磁気式リ
ニアエンコーダが高価になってしまうという問題があっ
た。
【0008】この問題を解決するために磁性材料をワイ
ヤ状に加工してヘッドを軸受を持つハウジングに組み込
みエアギャップを一定に保つことが提案されている。図
11及び図12は、ぞれぞれ、この解決案を示す斜視図
及び断面図である。図11及び図12において、符号2
01はワイヤ状に形成され、断面が円形状の磁性材料か
ら成るスケール部を示し、このスケール部201には微
小ピッチで着磁された着磁部202が設けられている。
この着磁部202に対向する位置にはヘッド203が設
けられており、ヘッド203が図中矢印の方向C、Dへ
直線的に移動すると、ヘッド203に設けられたMR素
子204によって着磁部パターンを読取り検出回路(図
示せず)により位置検出、移動量検出等が行われる。
【0009】着磁パターンをMRヘッド204で読み取
るためのエアギャップGはワイヤ状に形成されたスケー
ル部201に嵌合する軸受205、205とヘッド20
3を支持するハウジング206によって常に10μm程
度に維持され調整等の必要もなく、また機構も簡単であ
るために磁気式リニアエンコーダを安価に提供すること
ができ、またメインテナンスの必要もないため種々の装
置に使われるようになってきている。
【0010】またワイヤ状のスケール部は引き抜き加工
で形成されているためスケール部のコストも安価なもの
となっている。
【0011】一方、記録装置においては、パーソナルコ
ンピュータやワードプロセッサなどの普及により高い印
字精度が求められており、またパーソナルコンピュータ
の低価格化により、記録装置も低価格化することが強く
求められている。
【0012】このような中で、記録ヘッドを搭載したキ
ャリッジの位置検出、移動量検出等に前記磁気式リニア
エンコーダが使われてきている。
【0013】前述のワイヤ状のスケール部を記録装置に
固定する場合、断面形状が円形状では記録装置に位置決
めして固定することが困難であるため、スケール部の両
端に固定用の部材を接着固定し、この部材によって記録
装置に対して位置決めして固定を行っている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
では、スケール固定用の部材が追加となるため、部品点
数が増加し、また前記固定用部材をスケール部両端に位
置決めし、接着固定する工程が必要となるため製造工程
が複雑となり、磁気式リニアエンコーダのコストが増加
する原因となっていた。
【0015】さらに、磁気式リニアエンコーダのMR素
子とスケール部の着磁部との相互の角度差による面でも
前記固定用部材の追加と接着固定を行う工程の追加によ
り、悪化する要因となっていた。
【0016】また、スケール部の両端に固定用部材を固
定する必要があるため、磁気ヘッドがスケール部に取付
けられた状態になるため、磁気式リニアエンコーダの取
扱い時に作業性が悪いことが大きな問題となっていた。
【0017】上記のような磁気式リニアエンコーダを記
録装置に使用した場合には、磁気式リニアエンコーダの
コストの増加による記録装置全体のコスト上昇と磁気式
リニアエンコーダの回転方向の精度低下による記録装置
への取付け時の調整工程の追加のために、コスト上昇と
信頼性低下という大きな問題点があった。
【0018】また、従来例では、ワイヤ状に加工された
スケール部がヘッドを支持するハウジングに取付けられ
た軸受と嵌合しているため着磁パターンとMR素子との
エアギャップを一定に保つことはできるが、スケール部
の断面形状が円形であるため、ヘッドはスケール部に対
して回転してしまう。また、着磁部はワイヤ状の一部に
着磁されているので、外周部が円弧であるため着磁部は
線状となっており、所望のリニアエンコーダ出力を得る
ためには着磁部の着磁パターンとMR素子との相互の角
度差は±5°程度に抑えることが必要となる。
【0019】このことを、着磁パターンとMR素子との
相互の角度差を説明する図13と、角度差によるリニア
エンコーダの出力の変化のグラフである図14を参照し
て説明すると、図13において、スケール部301に設
けられた着磁部302の着磁パターンに対向してMR素
子303が設けられている。スケール部301の断面形
状が図示のように円形状であるため、MR素子303は
スケール部301に対して自由に回転してしまう。さら
に、スケール部301の外周が円弧状であるため、着磁
部302はスケール部301の一部に線状に着磁されて
いるので、図中+θ、−θ方向にMR素子が回転する
と、図14のグラフに示すように、MR素子303の出
力は変化する。MR素子から所望の出力を得るには図1
4のVa以上の出力が必要であり、着磁部302とMR
素子303の相互の角度差が±5°以上になるとMR素
子303の出力がVa以下となり、所望の出力を得るこ
とができなくなる。
【0020】したがって、磁気式リニアエンコーダを記
録装置に使用すると、MR素子と着磁部との相互の角度
差を±5°以内に抑えることが必要不可欠となり、部品
精度の向上や調整が必要となり、記録装置全体のコスト
が上がってしまうという大きな問題点があった。
【0021】したがって、本発明の目的は、着磁パター
ンを着磁したスケール軸と、スケール軸の情報を検出す
る磁気ヘッドと、を備える磁気式リニアエンコーダを有
する記録装置において、着磁パターンと磁気ヘッドとの
相互の回転方向の角度差を所定以下にする記録装置を提
供することにある。
【0022】
【0023】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、第1の側板および第2の側板に位置決
めされたガイド部材に沿って移動するキャリッジと、前
記ガイド部材に対向して設けられ着磁パターンを着磁し
たスケール軸と、前記キャリッジに搭載され前記スケー
ル軸の情報を検出する磁気ヘッドと、を備える磁気式リ
ニアエンコーダと、 を有する記録装置において、 前記
スケール軸に配され、前記スケール軸に着磁パターンを
着磁する際に円周方向の基準となる基準面と、 前記側
板に配され、前記スケール軸を前記側板に位置決めする
ために前記基準面と嵌合する位置決め用穴と、 を有す
ることにより、前記着磁パターンと前記磁気ヘッドとの
相互の回転方向の角度差を所定以下にすることを特徴と
する記録装置を採用するものである。
【0024】
【0025】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の好ましい実施
例を説明する。なお、予め、本発明に用いるのに適した
磁気式リニアエンコーダのスケール部の材料、形状、着
磁方向等について概説する。スケール部の磁石材料とし
ては、Fe−Cr−Co磁石が好ましい。この磁石はア
ルニコ磁石と同等の磁気特性を持ち、しかも永久磁石の
硬くて脆い弱点を克服した材料であり、0.1mmの線
材や板材が圧延や引抜きなどで容易に量産できるもので
ある。この磁石材料は、スパッタリング、蒸着、CVD
等の成膜法で作られる薄膜として形成されるか、または
焼結や通常の合金方法で作られる合金物として形成され
る。また、形状としては、断面が円や長方形(正方形)
等の任意の形状の線材や板材であるが、前述の磁石材料
を用いることにより安価にかつ容易に得られる。また、
着磁方向としては、ピッチを細かくするためには(細か
いピッチは例えばカラープリントのようにモノクロプリ
ントより高精度なドット制御が要求される場合に必要と
なる)垂直磁化させることが好ましい。本発明で用いる
のに適した磁気式リニアエンコーダのスケール部の材
料、形状、着磁方向等は以上説明した通りであるが、本
発明は、特に特許請求の範囲に限定してない限り、これ
らのスケール部の材料、形状、着磁方向等に限定される
ものではない。また、本発明に用いるのに適した磁気検
出ヘッドとしては、鉄・ニッケル合金製の磁気抵抗素子
であるMR素子が好ましいが、やはり本発明はこのMR
素子に限定されるものではない。
【0026】本発明の磁気式リニアエンコーダを用いた
記録装置を示す図1を参照すると、一点鎖線で示すキャ
リッジ1は、ワイヤドット方式、熱転写方式、インクジ
ェット方式などの記録ヘッド1hを搭載している。キャ
リッジ1は、また、その外周面上にらせん溝を形成した
リードスクリュー11により案内され、かつリードスク
リュー11の回転によりその係合部がらせん溝に沿って
駆動され、プラテン12の外周面上に巻かれながら送ら
れる記録媒体13に対して図中の矢印の方向に往復運動
しながら、記録媒体13にピッチPでドットDを記録し
て画像、文字等を描く。
【0027】このように構成されたキャリッジ1には、
キャリッジの位置検出、移動量検出のための磁気式リニ
アエンコーダが設けられている。この磁気式リニアエン
コーダは、ワイヤ状に形成された磁性材料に例えば18
0ドット/インチ(dpi)や360dpiに相当する
ピッチ密度で着磁パターンを着磁したスケール部501
が記録装置本体のフレーム100(概略的に図示する)
に固定されている一方、MR素子などから成る磁気ヘッ
ド本体502がキャリッジ内部に固定されており、キャ
リッジ1の位置検出を行う。
【0028】また、磁気ヘッド本体502には磁気ヘッ
ド中のMR素子からの出力を外部に引き出すためのフレ
キシブル基板503が接続されており、この基板503
はコネクタ(図示せず)を介して接続部504に接続さ
れて、キャリッジ1に搭載される基板5(図中破線で示
す)に接続されている。
【0029】この基板5および記録ヘッド1hは本体の
フレーム100上に固定さている記録装置制御回路基板
4に対してフレキシブルケーブル3を介して電気的に接
続されている。
【0030】(第1実施例)図2は、前述の本発明の最
初の目的を達成するための本発明の磁気式リニアエンコ
ーダの斜視図であり、図3はこの磁気式リニアエンコー
ダのスケール部を記録装置本体に取付けた状態の断面図
である。
【0031】スケール部501は、両端部に溝520、
520が鍛造加工によって一体に形成されており、その
着磁部511に微小ピッチで着磁パターンが着磁されて
いる。着磁部511に着磁された着磁パターンはスケー
ルの両端部に形成された溝520の基準面520Aを基
準として着磁されている。この磁気式リニアエンコーダ
のスケール部501は、溝520の基準面520Aを記
録装置本体の側板101A、101Bに設けられている
位置決め用穴にに嵌合することによって記録装置本体に
対して位置決めを行う。スケール部501の長手方向の
位置決めは、一方の溝520の内側の面520Bを側板
101Aの外側の面に突き当て、他方の端部に設けられ
た溝520の内側の面520Bを側板101Bに取付け
られた板ばね102によって図3の矢印Fの方向に付勢
することによって位置決めして固定する。そして、この
矢印F方向の付勢力はスケール部501の自重による撓
みを除去する機能もある。
【0032】MR素子などから成る磁気ヘッド本体50
2はハウジング513に固定されている。このハウジン
グ513の両端には軸受514、514が固定されてお
り、スケール部501と嵌合することにより、MR素子
と着磁部511とのエアギャップGを一定(10μm)
に維持している。
【0033】(参考例) 図4は、本発明の参考例の磁気式リニアエンコーダの斜
視図であり、図5はこの参考例の磁気式リニアエンコー
ダのスケール部を記録装置本体に取付けた状態の断面図
である。
【0034】スケール部501は、MR素子502等か
ら成る磁気ヘッド502を支持する軸受514、514
が回転しないような断面が非円形であり、スケール部5
01と後述する軸受514、514の係合部分はそれぞ
れ補完的な形状に構成されている。スケール部及び軸受
は係合部分の断面が非円形であれば、任意の形状をとり
うるが、リニアエンコーダの製造工程を考慮すると、有
限の対称軸を持つことが好ましい。一例を挙げると、ス
ケール部501は、図4に示すように、対向する部分に
直線部分を持ち、その他の対向部分が円弧状であり、直
線部分の着磁部511に微小ピッチで着磁パターンが着
磁されている。
【0035】前述の磁気ヘッド502はハウジング51
3に固定されており、軸受514、514はハウジング
513の両端に固定されており、スケール部501と嵌
合することにより、MR素子515と着磁部511との
エアギャップG10(μm程度)を一定に維持してい
る。また、軸受514、514にはスケール部501の
直線部に対応する直線部が形成されており、即ち、補完
形状であり、この直線部分によって、磁気ヘッド502
がスケール部501の着磁部511に対して回転するこ
とが阻止されており、MR素子515と着磁部511と
の相互の角度差を±5°以内に保持することを保証して
いる。
【0036】このように、スケール部501の断面形状
が有限の対称軸を持ち、対向する部分を直線部を持つ形
状とすることによりMR素子515がスケール部501
の着磁部511に対して回転することが阻止され、相互
の角度差を±5°以内に簡単な構成で調整なく保証する
ことができる。また、スケール部の断面形状が直線部分
に着磁することにより着磁する部分の幅を大きくするこ
とができるため、MR素子515の出力を安定させるこ
とがきる。さらに、スケール部の断面が直線部分を持つ
ことにより、着磁部が目視で簡単に判別することがで
き、記録装置に組み込む場合に簡単に取付けることがで
き、直線部を記録装置本体にスケール部を固定する際の
位置決めに使用することができるため装置の組み立て時
の工程を簡略化することができ、記録装置のコストを安
価にすることができる。
【0037】さらに、スケール部は引き抜き加工で製造
できるため、この第2のような断面形状を採用すること
は製造ラインの安定化に大きく貢献できる。
【0038】この参考例では、着磁部をスケール部の断
面の片側に設けた場合を説明しているが、対向する直線
部分の両方に着磁部を設けると、MR素子と着磁部の位
置合わせが必要なくなるため、さらに組み立て工程を簡
略化することができる。
【0039】着磁部をスケール部の断面の直線部分以外
に設けても同様な効果がある。
【0040】さらに、軸受の内周は円形形状で、スケー
ル部の断面の直線部分に対応して回転を防止する部分を
ハウジングに設けても同様な効果がある。この場合、軸
受の形状が簡単になるためさらにコストが安価になる。
【0041】スケール部の断面形状を図6のように半円
形状に形成しても同様な効果を得ることができ、直線部
分が対向していなくてもよい。
【0042】スケール部の断面形状を図7のように楕円
形状にして形成してもMR素子と着磁部の角度差の防止
に対して同様な効果が得られ、この場合、磁気式リニア
エンコーダの耐久性が向上する。
【0043】スケール部の断面形状を図8のように三角
形形状に形成しても同様な効果が得られ、さらに多角形
形状にしても同様な効果が得られる。
【0044】以上説明したように、本発明によれば、ス
ケール軸に配され、スケール軸に着磁パターンを着磁す
る際に円周方向の基準となる基準面と、側板に配され、
スケール軸を側板に位置決めするために基準面と嵌合す
る位置決め用穴と、を有するため、着磁パターンと磁気
ヘッドとの相互の回転方向の角度差を所定以下にする記
録装置を提供することができる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の記録装置の概略斜視図であ
る。
【図2】図2は、本発明の記録装置で用いられる実施例
の磁気式リニアエンコーダの斜視図である。
【図3】図3は、図2の磁気式リニアエンコーダのスケー
ル部を記録装置本体に取付けた状態の断面図である。
【図4】図4は、本発明の参考例の磁気式リニアエンコ
ーダの斜視図である。
【図5】図5は、図4の参考例の磁気式リニアエンコーダ
のスケール部を記録装置本体に取付けた状態の断面図で
ある。
【図6】図6は、他の参考例の磁気式リニアエンコーダ
の断面図である。
【図7】図7は、他の参考例の磁気式リニアエンコーダ
の断面図である。
【図8】図8は、他の参考例の磁気式リニアエンコーダ
の断面図である。
【図9】図9は、従来例の記録装置で用いられている磁
気式リニアエンコーダの斜視図である。
【図10】図10は、図9の従来例の記録装置で用いられ
ている磁気式リニアエンコーダの断面図である。
【図11】図11は、従来例の記録装置で用いられている
磁気式リニアエンコーダの斜視図である。
【図12】図12は、図11の従来例の記録装置で用いられ
ている磁気式リニアエンコーダの断面図である。
【図13】図13は、MR素子と着磁部との相互の角度差の
説明図である。
【図14】図14は、MR素子と着磁部との相互の角度差に
よるMR素子の出力を示すグラフである。
【符号の説明】
1 キャリッジ 11 リードスクリュー 501 スケール部 502 磁気ヘッド 520 溝 513 ハウジング 514 軸受 515 MR素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 19/18 B41J 19/20 G01D 5/245

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の側板および第2の側板に位置決め
    されたガイド部材に沿って移動するキャリッジと、 前記ガイド部材に対向して設けられ着磁パターンを着磁
    したスケール軸と、前記キャリッジに搭載され前記スケ
    ール軸の情報を検出する磁気ヘッドと、を備える磁気式
    リニアエンコーダと、 を有する記録装置において、 前記スケール軸に配され、前記スケール軸に着磁パター
    ンを着磁する際に円周方向の基準となる基準面と、 前記側板に配され、前記スケール軸を前記側板に位置決
    めするために前記基準面と嵌合する位置決め用穴と、 を有することにより、前記着磁パターンと前記磁気ヘッ
    ドとの相互の回転方向の角度差を所定以下にすることを
    特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気ヘッドはMR素子であることを
    特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記基準面は鍛造加工により前記スケー
    ル軸と一体に形成されることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の記録装置。
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