JPH1120256A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH1120256A
JPH1120256A JP17829397A JP17829397A JPH1120256A JP H1120256 A JPH1120256 A JP H1120256A JP 17829397 A JP17829397 A JP 17829397A JP 17829397 A JP17829397 A JP 17829397A JP H1120256 A JPH1120256 A JP H1120256A
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JP
Japan
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carriage
scale
recording
guide shaft
recording apparatus
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Application number
JP17829397A
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English (en)
Inventor
Hidesuke Inamura
秀介 稲村
Masaaki Kakizaki
正明 柿崎
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジが往復移動する際にキャリッジに
余分な摺動負荷を与えず、また、キャリッジの摺動負荷
の変動を低減させることにより、静かに記録を行い、記
録画像の品位が向上された記録装置を実現する。 【解決手段】 記録ヘッドを搭載するキャリッジ5が、
互いに平行に配されたガイドシャフト3及びサポートシ
ャフト7により摺動自在に保持される。ガイドシャフト
3の周面に、一端部から他端部に延びる平面部が形成さ
れ、その平面部に、キャリッジ5の移動方向に着磁情報
を有するスケール部4が接着される。キャリッジ5の、
ガイドシャフト3に対応する部分に取り付け部8aが備
えられ、取り付け部8aに、スケール部4の着磁情報を
検出するためのMR素子86を有する検出部8がはめ合
わされる。キャリッジ5が移動する際に、スケール部4
がキャリッジ5に摺動負荷を与えず、キャリッジ5が余
分な摺動負荷を受けない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に対して
記録を行う記録装置に関し、特に、記録ヘッドを搭載し
て移動するキャリッジの位置及び速度を検出するために
磁気式のリニアエンコーダが備えられた記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドが備えられている従来の記録
装置では、記録ヘッドを搭載したキャリッジがガイド軸
に沿って移動することにより記録紙に対して印字が行わ
れており、一般的に、キャリッジの位置及び速度を検出
するために光学式のエンコーダが用いられている。光学
式のエンコーダの構成としては、スケール部と読み取り
部とからなり、複数のスリットが形成されたフィルムか
らなるスケール部が、記録装置の本体に備えられてい
る。このスケール部に相対して移動するキャリッジに、
透過型または反射型のセンサからなる読み取り部が搭載
されている。このような光学式のエンコーダは簡便であ
るが、ゴミや埃に弱く、また、スケール部のスリットは
高密度であるため、エッチング方式やレーザー加工方式
などの加工ではスリットの加工精度に限界があり、高い
加工精度を得るためには非常に高価になってしまう。そ
こで、光学式のエンコーダに代えて磁気式のエンコーダ
が用いられつつある。
【0003】磁気式のエンコーダは、着磁されることに
より着磁情報を有したスケール部と、スケール部の着磁
情報を検出するための検出素子であるMR素子(強磁性
体磁気抵抗効果素子)を有する検出部とで構成されてい
る。キャリッジの移動方向に対して平行に延びたスケー
ル部の両端が記録装置の本体に固定され、このスケール
部と相対して移動するキャリッジに検出部がビス等によ
り固定されている。この磁気式のリニアエンコーダは、
スケール部と検出部とが非接触で読み取り可能なもので
あり、光学式のものよりもゴミや埃に対して強い。ま
た、磁気式のエンコーダはスケール部の着磁密度の高密
度化が容易であり、光学式のものと比べてスケール部の
情報を高密度化することができる。
【0004】次に、従来の記録装置において、特に磁気
式のリニアエンコーダを構成するスケール部の記録装置
への取り付け方法について説明する。図6は、従来の記
録装置の要部を示す概略構成図である。
【0005】従来の記録装置では図6に示されるよう
に、記録媒体106に対して記録を行う記録ヘッド10
1がキャリッジ102に搭載されている。キャリッジ1
02は、距離をおいて互いに平行に配置されたガイド軸
104及び105により摺動自在に保持されるている。
ガイド軸104及び105の一端が側板103aに固定
され、ガイド軸104及び105の他端が側板103b
に固定されている。キャリッジ102は、駆動モータ
(不図示)によってタイミングベルト(不図示)を介し
て駆動され、キャリッジ102がガイド軸104及び1
05によって案内されることにより、矢印A又はBに示
される方向にキャリッジ102が往復移動する。キャリ
ッジ102と共に記録ヘッド101が記録媒体106に
対して平行に移動しながら、記録ヘッド101が記録媒
体106に記録を行う。
【0006】また、上記の記録装置には磁気式のリニア
エンコーダが備えられている。この磁気式のリニアエン
コーダは、スケール部108と、検出部である検出ヘッ
ド107とで構成されている。スケール部108はガイ
ド軸104及び105に対して平行に延びており、スケ
ール部108の一端が側板103aに、他端が側板10
3bに固定されている。また、スケール部108の両端
は、側板103a及び103bにおいてガイド軸104
及び105の端部と異なる位置に固定されている。従っ
て、スケール部108は、ガイド軸104及び105の
それぞれと距離をおいて配置され、キャリッジ102の
移動方向に対して平行となっている。検出ヘッド107
はキャリッジ102に取り付けられ、キャリッジ102
がガイド軸104及び105に沿って移動することによ
って検出ヘッド107がスケール部108に対して摺動
する。スケール部108は、スケール部108自体が予
め着磁されることにより、キャリッジ102の移動方向
に着磁情報を有している。また、検出ヘッド107に
は、スケール部108の着磁情報を検出するための検出
素子であるMR素子(不図示)が備えられている。この
MR素子とスケール部108との間には所望の間隔が設
けられており、MR素子がスケール部108の着磁情報
を検出することによって、キャリッジ102の位置や速
度が検出される。
【0007】図6に示した従来の記録装置では、リニア
エンコーダのスケール部108が側板103a及び10
3bに固定されていたが、次では、スケール部の、記録
装置への取り付け方法が異なる別の従来の記録装置につ
いて説明する。図7は、従来の記録装置における磁気式
のリニアエンコーダの部分を示す断面図である。
【0008】図7に示す記録装置では、記録ヘッド(不
図示)が搭載されるキャリッジ205に検出部208が
備えられている。図7では示されていないが、図6に示
した記録装置と同様に、キャリッジ205は2本のガイ
ド軸によって摺動自在に保持されている。また、検出部
208と共にリニアエンコーダを構成するスケール部2
04の一端は側板203bに固定されている。スケール
部204の他端は、側板203aの、側板203b側と
反対側の面に備えられたバネ207を用いて側板203
aに取り付けられており、スケール部204には、バネ
207により矢印Aの方向に張力が与えられている。こ
のスケール部204はキャリッジ205の内部を通って
いて、スケール部204に対してキャリッジ205が摺
動する。スケール部204は、着磁されることによりキ
ャリッジ205の移動方向に着磁情報を有している。
【0009】また、検出部208には、スケール部20
4の着磁情報を検出するための検出素子であるMR素子
(不図示)が備えられていて、そのMR素子と、スケー
ル部204との間に所望の間隔が設けられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の記録装置では、磁気式のリニアエンコーダの検出
部をビス等によりキャリッジに固定するためドライバ等
の工具を必要とした。磁気式のリニアエンコーダのスケ
ール部には、磁気を帯びた物体がスケール部に接触する
とスケール部の着磁情報が損なわれるという弱点があ
る。従って、検出部をキャリッジに固定するためにドラ
イバを使用する際、誤ってドライバがスケール部に接触
すると、スケール部の着磁情報が乱されてしまうという
問題点がある。
【0011】また、図6に示した記録装置において厚さ
の異なる記録紙を使用する場合がある。この場合、キャ
リッジ102に搭載された記録ヘッド101と、記録媒
体106との距離を一定に保つために、キャリッジ10
2を、ガイド軸104の軸心を中心として回動させる方
法がとられることがある。この時、キャリッジ102の
回動と共にガイド軸105が揺動する。ここで、検出ヘ
ッド107はキャリッジ102に固定されているので、
キャリッジ102と共に検出ヘッド107が移動する
が、スケール部108は、側板103a及び103bに
固定されたままである。従って、キャリッジ102が回
動することにより、スケール部108に対して検出ヘッ
ド107の位置が所望の位置からずれてしまう。その結
果、キャリッジ102の走査方向の移動時に、スケール
部108がキャリッジ102に余分な摺動負荷を与え、
また、スケール部108が変形し、検出ヘッド107の
軸受け部や、スケール部108が摩耗してしまうという
問題点がある。
【0012】また、検出部である検出ヘッド107は、
MR素子と、MR素子をキャリッジ102に位置決め固
定するための保持部と、保持部の両側に圧入されたスケ
ール部108用の含油軸受けとから構成されている。従
って、磁気式のリニアエンコーダに最も重要な要素であ
る、MR素子とスケール部との間のギャップは、上記の
構成部品によって決定される。ところが、MR素子とス
ケール部との間のギャップには高い精度が要求されるた
め、構成部品の数が多いだけに高い精度が得られ難いと
いう問題点がある。
【0013】さらに、図6に示した記録装置において、
スケール部108がガイド軸104及び105に対して
平行でない場合や、スケール部108の取り付け位置
が、所望の取り付け位置からずれている場合に、キャリ
ッジの摺動負荷が増加してしまうという問題点がある。
次では、この問題点について図8〜図10を参照して説
明する。
【0014】図8及び図9は、図6に示した従来の記録
装置の問題点を説明するための図である。図8に示すよ
うに、スケール部108がガイド軸104及び105に
対して平行でなく、スケール部108の側板103a側
の端部が、所望の取り付け位置からガイド軸105側に
距離L1だけずれ、また、スケール部108の側板10
3b側の端部が、所望の取り付け位置からガイド軸10
4側に距離L2だけずれているとする。このような状態
の記録装置では、キャリッジ102がガイド軸104及
び105に案内されて側板103aに向って移動し、キ
ャリッジ102が位置aに達した時、検出ヘッド107
がキャリッジ102に固定されているためにスケール部
108が約L1だけ撓む。また、キャリッジ102が側
板103bに向って移動して位置bに達した時にはスケ
ール部108が約L2だけ撓む。
【0015】また、図9に示すように、スケール部10
8がガイド軸104及び105に対して平行であるが、
側板103a及び103bにおけるスケール部108の
取り付け位置がそれぞれ、所望の取り付け位置からガイ
ド軸105側に距離L1だけずれているとする。このよ
うな状態の記録装置でも、キャリッジ102がガイド軸
104及び105に案内されて側板103aに向って移
動し、キャリッジ102が位置aに達した時、検出ヘッ
ド107がキャリッジ102に固定されているためにス
ケール部108が約L1だけ撓む。また、キャリッジ1
02が側板103bに向って移動して位置bに達した時
にもスケール部108が約L1だけ撓む。次では、図8
及び図9に示した状態の従来の記録装置において、キャ
リッジ102が移動する際にキャリッジ102が受ける
摺動負荷の変動について図10を参照して説明する。
【0016】図10は、図8及び図9に示した状態の従
来の記録装置におけるキャリッジ102の摺動負荷の変
動を示す図である。図10では、横軸がキャリッジ10
2の位置であり、縦軸がキャリッジ102の摺動負荷で
ある。図8に示した状態の従来の記録装置において、キ
ャリッジ102が側板103aに近い領域で移動する
際、図10の曲線121に表わされるように、キャリッ
ジ102の位置が側板103aに近いほどキャリッジ1
02の摺動負荷がより大きくなる。そして、キャリッジ
102が側板103aの近傍を移動する際は、摺動負荷
が約Laとなる。また、キャリッジ102が側板103
bに近い領域で移動する際も、図10の曲線122に表
わされるように、キャリッジ102の位置が側板103
bに近いほどキャリッジ102の摺動負荷がより大きく
なる。そして、キャリッジ102が側板103bの近傍
を移動する際に摺動負荷が約Lbとなる。
【0017】さらに、図9に示した状態の従来の記録装
置において、キャリッジ102が側板103aに近い領
域で移動する際、図8に示した状態の記録装置と同様
に、図10の曲線121に表わされる摺動負荷特性があ
り、側板103aの近傍でキャリッジ102の摺動負荷
が約Laとなる。また、キャリッジ102が側板103
bに近い領域で移動する際は、図10の曲線123に表
わされるように、キャリッジ102の位置が側板103
bに近いほどキャリッジ102の摺動負荷が大きくな
り、側板103bの近傍でキャリッジ102の摺動負荷
が約Laとなる。このように、図8及び図9に示したそ
れぞれの状態における記録装置では、キャリッジ102
の位置が側板103a及び103bの近傍にある時、キ
ャリッジ102の摺動負荷が増加し、その時の摺動負荷
は、キャリッジ102がガイド軸104及び105のほ
ぼ中央部に位置する時の摺動負荷L0よりも大幅に増加
されることになる。
【0018】図10に基づいて説明したようなキャリッ
ジ102の摺動負荷の変動は、キャリッジが定速移動す
る場合に振動の原因となり、また、キャリッジの移動時
に騒音が発生したり、記録媒体に記録される記録画像の
品位が低下したりするという問題点がある。
【0019】さらに、磁気式のリニアエンコーダのスケ
ール部を検出ヘッドが摺動する際、検出ヘッドの摺動負
荷が変動すると共に、キャリッジの移動領域で摺動負荷
が増加する領域が発生するため、検出ヘッドの軸受部が
摩耗してしまう。これにより、検出ヘッドのMR素子
と、スケール部に形成された着磁部とのエアギャップが
狭くなってMR素子を破壊してしまったり、あるいは、
そのエアギャップが広くなり、MR素子が着磁部の着磁
情報を読み取る際に、MR素子の読み取り不良が発生し
たりする等の問題点がある。
【0020】さらに、図7に示したような、バネを用い
て磁気式のリニアエンコーダのスケール部を取り付けた
従来の記録装置では、部品点数が多いことにより組立が
面倒である。また、キャリッジを走査方向に案内するガ
イド軸と、スケール部との平行度を保つためには、記録
装置の組立や調整などに手間と時間がかかり、記録装置
を製造する際にコストアップしてしまうという欠点があ
る。
【0021】本発明の目的は、上述した従来技術の問題
点に鑑み、キャリッジが走査方向に移動する際に、キャ
リッジに余分な摺動負荷を与えず、また、キャリッジの
摺動負荷の変動を低減させることにより、静かに記録を
行い、記録画像の品位が向上された、信頼性の高い記録
装置を提供することにある。
【0022】また、本発明の他の目的は、厚みが異なる
記録紙に対応してキャリッジの位置が変わっても、キャ
リッジの摺動負荷が変動せず、磁気式のリニアエンコー
ダのスケール部が変形したり、摩耗したりしない記録装
置を提供することにある。
【0023】さらに、本発明の他の目的は、磁気式のリ
ニアエンコーダの検出部をキャリッジに容易に取り付け
ることができ、かつ検出部を取り付ける際、スケール部
の着磁情報に乱れを発生させることがない記録装置を提
供することにある。
【0024】さらに、本発明の他の目的は、検出部のM
R素子と、スケール部とのギャップを高い精度で設ける
ことができる記録装置を提供することにある。
【0025】さらに、本発明の他の目的は、磁気式のリ
ニアエンコーダのスケール部を記録装置に取り付ける際
に、より簡単な構成でスケール部を取り付けることでリ
ニアエンコーダの検出精度が維持される記録装置を提供
することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、互いに平行に配された2本のガイド軸に摺
動自在に設けられ、記録媒体に対して記録を行う記録ヘ
ッドを搭載して前記2本のガイド軸に沿って往復移動さ
れるキャリッジと、該キャリッジの移動方向に着磁情報
を有するスケール部及び、前記キャリッジに取り付けら
れ該スケール部の着磁情報を検出する検出素子を有する
検出部からなるリニアエンコーダと、を含む記録装置に
おいて、前記リニアエンコーダの前記スケール部は、前
記2本のガイド軸のうち一方のガイド軸に設けられてい
ることを特徴とする。
【0027】また、前記キャリッジは、前記2本のガイ
ド軸のうちいずれか一方のガイド軸の軸心を中心に回動
自在に設けられ、前記スケール部が設けられたガイド軸
は、前記キャリッジと一体に回動自在に設けられている
ことが好ましい。
【0028】さらに、前記検出部は、前記キャリッジと
のはめ合わせにより前記キャリッジに取り付けられるこ
とが好ましい。
【0029】さらに、前記スケール部が設けられるガイ
ド軸の周面には、一端部から他端部に延びる平面部が形
成され、該平面部に前記スケール部が取り付けられてい
ることが好ましい。
【0030】さらに、前記スケール部が設けられるガイ
ド軸の周面には、一端部から他端部に延びる溝が形成さ
れ、該溝の底面に前記スケール部が取り付けられている
ことが好ましい。
【0031】さらに、前記2本のガイド軸のうち一方の
ガイド軸は着磁されて着磁情報を有し、該一方のガイド
軸が前記スケール部を構成することが好ましい。
【0032】さらに、前記記録ヘッドは、記録媒体に向
けて記録液を吐出することにより該記録媒体に対して記
録を行うインクジェット記録方式を実行するものである
ことが好ましい。
【0033】上記のとおりの発明では、キャリッジの位
置及び速度を検出するためのリニアエンコーダのスケー
ル部が、キャリッジを摺動自在に保持する2本のガイド
軸のうちいずれか一方のガイド軸に配置される。これに
より、キャリッジが2本のガイド軸に案内されて走査方
向に移動し、記録ヘッドが記録媒体に記録を行う際に、
スケール部がキャリッジに対して余分な摺動負荷を与え
ることがない。その結果、キャリッジが走査方向に移動
する際に振動の発生が抑制される。
【0034】また、キャリッジは、前記2本のガイド軸
のうちいずれか一方のガイド軸の軸心を中心に回動自在
に設けられ、スケール部が設けられたガイド軸と、キャ
リッジとが一体となって回動するような構成とした場合
であっても、キャリッジがスケール部に負荷を与えない
ので、スケール部が変形せず、スケール部が摩耗しな
い。また、キャリッジの走査方向の移動時にスケール部
がキャリッジに余分な摺動負荷を与えない。
【0035】さらに、リニアエンコーダの検出部が、キ
ャリッジとのはめ合わせによりキャリッジに取り付けら
れることにより、ビスなどが不要であり、検出部をキャ
リッジに取り付けるための工程が簡略化される。また、
この時、ビスなどを用いてキャリッジに検出部を固定す
るためにドライバーを用いる際に、ドライバーがリニア
エンコーダのスケール部に誤って接触し、スケール部の
着磁情報が乱されるということがない。
【0036】さらに、リニアエンコーダのスケール部が
設けられるガイド軸の周面には、一端部から他端部に延
びる平面部が形成され、その平面部にスケール部が取り
付けられたり、あるいは、前記ガイド軸の周面に一端部
から他端部に延びる溝が形成され、その溝の底面にスケ
ール部が取り付けられることにより、スケール部と、検
出部の検出素子とのギャップを高い精度で設けることが
でき、リニアエンコーダの検出精度が維持される。ま
た、スケール部の取り付けが容易になる。
【0037】さらに、2本のガイド軸のうち一方のガイ
ド軸が着磁されて着磁情報を有し、該一方のガイド軸が
スケール部を構成することにより、スケール部と、検出
部の検出素子とのギャップが高い精度で設けられ、リニ
アエンコーダの検出精度が維持された記録装置が得られ
る。また、記録装置の部品点数が少なくなり、記録装置
の組立が簡略化される。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0039】(第1の実施の形態)図1は、本発明の記
録装置の第1の実施形態における要部の斜視図である。
本実施形態の記録装置では図1に示すように、記録媒体
に対して記録を行う記録ヘッド6がキャリッジ5に搭載
されている。キャリッジ5は、互いに平行に配された2
本のガイド軸であるガイドシャフト3及びサポートシャ
フト7によって摺動自在に保持されている。キャリッジ
5がガイドシャフト3及びサポートシャフト7の周面を
矢印Aの方向に摺動して往復移動することにより、記録
ヘッド6が走査方向に移動される。記録ヘッド6はイン
クジェット記録方式を実行するものであり、記録ヘッド
6から記録媒体に向けて記録液が吐出されることにより
記録媒体に記録が行われる。
【0040】一方、シャーシベース9の一方の側部には
側板10aが備えられ、他方の側部に側板10bが備え
られており、側板10aと側板10bとが対向してい
る。側板10a及び10bの間にガイドシャフト3及び
サポートシャフト7が並列に配置されている。ガイドシ
ャフト3の一端が側板10aにスナップリング83によ
り回動自在に保持され、他端が側板10bにスナップリ
ング(不図示)により回動自在に保持されている。サポ
ートシャフト7の一端は、側板10aにガイドシャフト
3の回動中心を中心として円弧状に形成されたガイド溝
84aにはめられてスナップリング85により側板10
aに滑動自在に取り付けられている。サポートシャフト
7の他端も同様に、側板10bにガイド溝84aと同様
に形成されたガイド溝84bにはめられて側板10bに
滑動自在に取り付けられている。サポートシャフト7の
両端がガイド溝84a及び84bを滑動することで、サ
ポートシャフト7がガイドシャフト3の軸心を中心に揺
動する。
【0041】ガイドシャフト3の、サポートシャフト7
側と反対側には、紙送りローラ2がガイドシャフト3と
平行に配置されている。この紙送りローラ2の一端が側
板10aに回転自在に保持され、他端が側板10bに回
動自在に保持されている。紙送りローラ2が、図1に示
される矢印Cの方向に回転することによって、記録媒体
である記録紙1が矢印Dの方向に搬送される。また、本
実施形態の記録装置には、キャリッジ5の位置及び速度
を検出する磁気式のリニアエンコーダが備えられてお
り、次では、その磁気式のリニアエンコーダについて図
2を参照して説明する。
【0042】図2は、図1に示したキャリッジ5や、ガ
イドシャフト3及びサポートシャフト7の部分拡大図で
あり、キャリッジ5の一部が分解された状態を示してい
る。図2に示すように、キャリッジ5の一方の側部に
は、ガイドシャフト3用の軸受け部57が2箇所形成さ
れている。この2箇所の軸受け部57にガイドシャフト
3が通されており、キャリッジ5の、ガイドシャフト3
に対応する部分に、取り付け部8aが設けられている。
この取り付け部8aでは、座52,58,53がこの順
番で並列に形成されている。さらに、座52及び58の
間に角穴51が形成され、座58及び53の間に角穴5
9が形成されている。取り付け部8aには、キャリッジ
5からガイドシャフト3を取り外した状態で、後述する
検出部8が矢印Eの方向から取り付けられる。このよう
な形状のキャリッジ5はプラスチックの一体成形により
作成され、その一体成形の際、キャリッジ5に、座や角
穴を有する取り付け部8aが形成される。
【0043】検出部8は、検出素子であるMR素子(強
磁性体磁気抵抗効果素子)86と、保持部87とで構成
されている。この検出部8では、保持部87の一面の両
端部に爪81及び82が突設され、保持部87における
爪81及び82側と反対側の面に、MR素子86が備え
られている。この検出部8をキャリッジ5の取り付け部
8aに取り付ける方法としては、保持部87の爪81及
び82を取り付け部8aの角穴51及び59に矢印Eの
方向から挿入していく。この時、爪81及び82に傾斜
部が形成されていることで、爪81及び82が互いに近
付く方向に撓んで角穴51及び59に挿入される。爪8
1及び82が穴51及び59に完全に挿入された状態で
爪81及び82が互いに離れるように広がり、爪81及
び82が座52及び53に係止されることによって、検
出部8が取り付け部8aに固定される。このようにし
て、検出部8が、キャリッジ5とのはめ合わせによりキ
ャリッジ5に取り付けられている。また、この状態で
は、爪81及び82の間の溝に座58が入り込んでい
る。検出部8からの出力信号は、リード線(不図示)あ
るいはフレキシブル基板(不図示)等により取り出され
る。
【0044】また、ガイドシャフト3は、ガイドシャフ
ト3の一端部から他端部に延びる平面部が周面に形成さ
れるように加工されており、ガイドシャフト3の、長さ
方向に対して垂直な方向の断面形状が略D形となってい
る。以下では、ガイドシャフト3の周面に形成された平
面部をDカット面と呼ぶ。そして、ガイドシャフト3の
Dカット面には、ガイドシャフト3の一端部から他端部
に延びる帯状のスケール部4が接着されている。このス
ケール部4と、MR素子86を有する検出部8とによっ
て磁気式のリニアエンコーダが構成される。スケール部
4は磁性体からなり、その磁性体には、微小ピッチで着
磁を行うことによりキャリッジ5の移動方向に着磁情報
が形成されている。スケール部4の着磁情報をMR素子
86が検出することによって、キャリッジ5の位置及び
速度が検出される。次では、キャリッジ5の軸受け部5
7と、ガイドシャフト3との係合関係について図3を参
照して説明する。
【0045】図3は、図2におけるA−A’線断面図で
ある。図3に示すように、キャリッジ5の軸受け部57
には、ガイドシャフト3の周面における曲面が接する曲
面部60と、ガイドシャフト3のDカット面31が接す
る平面部55及び56とを有する穴が形成されている。
また、平面部55及び56の間には、ガイドシャフト3
のDカット面31に接着されたスケール部4の逃げとな
る溝54が形成されている。これにより、ガイドシャフ
ト3を軸受け部57に係合することで、キャリッジ5が
ガイドシャフト3の長さ方向に対して垂直な方向で位置
決めされる。
【0046】また、図1に示したように、ガイドシャフ
ト3がシャーシベース9の側板10a及び10bに回動
自在に保持され、サポートシャフト7が側板10a及び
10bに滑動自在に保持されている。従って、ガイドシ
ャフト3とキャリッジ5とが一体となって、ガイドシャ
フト3の軸心61を中心として矢印Fの方向に回動す
る。この時、キャリッジ5の回動と共に、サポートシャ
フト7の両端が側板10a及び10bのガイド溝84で
滑動してサポートシャフト7が矢印Gの方向に揺動す
る。このようにキャリッジ5及びガイドシャフト3が回
動可能であることにより、紙送りローラ2により搬送さ
れる記録紙の厚さが異なっている場合でもキャリッジ5
が回動することで記録ヘッド6と記録紙1との距離が一
定に保たれる。
【0047】次では、リニアエンコーダの検出部8がキ
ャリッジ5に取り付けられた状態におけるMR素子86
とスケール部4との位置関係について図4を参照して説
明する。
【0048】図4は、図2におけるキャリッジ5に検出
部8が取り付けられた状態でのB−B’線断面図であ
る。図4に示すように、MR素子86を有する検出部8
が、キャリッジ5の座58における記録ヘッド6側と反
対側の面に当接することによって検出部8が位置決めさ
れ、MR素子86とスケール部4との間隔Lが一定に保
たれている。また、前述したように記録ヘッド6と記録
紙1との間隔を一定に保つためにキャリッジ5が回動し
てもキャリッジ5とガイドシャフト3とが一体となって
回動するので、MR素子86とスケール部4との間隔L
が一定に保たれる。
【0049】次に、上記のように構成された本実施形態
の記録装置の動作について図1を参照して説明する。図
1に示したように、紙送りローラ2が矢印Cの方向に回
転することにより記録紙1が所定の位置まで搬送され、
記録紙1に対して記録ヘッド6が記録を行う。記録ヘッ
ドが記録を一行、行うごとに、記録紙1が矢印Dの方向
に所定量だけ搬送される。記録ヘッド6が記録を行う時
は、記録ヘッド6を搭載したキャリッジ5がガイドシャ
フト3及びサポートシャフト7に沿って矢印Aの方向に
移動することで、記録ヘッド6が走査方向に移動され
る。この時、図2及び図4に示したようにキャリッジ5
に取り付けられた検出部8が、ガイドシャフト3に接着
されたスケール部4の着磁情報を検出することによっ
て、キャリッジ5の位置及び速度が検出される。
【0050】上述したように本実施形態の記録装置で
は、キャリッジ5の位置及び速度を検出するリニアエン
コーダのスケール部4が、キャリッジ5を摺動自在に保
持するためのガイドシャフト3に接着された。これによ
り、従来の記録装置ではリニアエンコーダのスケール部
が、キャリッジを摺動自在に保持するガイド軸とは異な
る位置に配置されていたのと比較して、スケール部4が
キャリッジに対して余分な摺動負荷を与えることがな
く、キャリッジの摺動負荷が抑制される。従来の記録装
置では、2本のガイド軸に対してスケール部が平行でな
い場合や、スケール部の位置が所望の位置からずれてい
る場合にキャリッジの摺動負荷の変動が大きくなること
があったが、本実施形態の記録装置ではそのようなこと
がなく、キャリッジ5の摺動負荷の変動が低減される。
さらに、記録紙1と記録ヘッド6との間隔を一定に保つ
ためにキャリッジ5が回動しても、従来の記録装置のよ
うにリニアエンコーダのスケール部が、キャリッジの移
動時における摺動負荷を与えることもない。従って、ス
ケール部4が変形したり、摩耗したりすることがなく、
また、キャリッジ5が走査方向に移動する際に振動の発
生が抑制される。その結果、騒音が少なく、印字品位が
高い記録装置が得られる。
【0051】また、キャリッジ5がプラスチックの一体
成形により作成され、リニアエンコーダの検出部8が、
キャリッジ5とのはめ合わせによりキャリッジ5に取り
付けられることにより、記録装置を組み立てる工程が簡
略化される。また、従来の記録装置では、キャリッジに
検出部をビスなどで固定するためにドライバーなどを用
いていたが、本実施形態の記録装置では検出部8を取り
付ける際にドライバーを必要としない。従って、ドライ
バーが誤ってスケール部4に接触し、スケール部4の着
磁情報が乱されるということがない。
【0052】さらに、ガイドシャフト3の周面に、平面
部であるDカット面31が形成され、そのDカット面3
1にスケール部4が接着されたことにより、スケール部
4と、検出部8のMR素子86との間のギャップを高い
精度で設けることができ、リニアエンコーダの検出精度
が維持される。また、スケール部の取り付けが容易にな
るという効果がある。
【0053】さらに、リニアエンコーダのスケール部4
とMR素子86との間のギャップが高い精度で設けら
れ、かつ、スケール部4がキャリッジ5と接触しないの
で、組み立て後のリニアエンコーダの調整が不要にな
る。
【0054】(第2の実施の形態)図5は、本発明の記
録装置の第2の実施形態の特徴を最もよく表わす断面図
である。本実施形態の記録装置では第1の実施形態と比
較して、キャリッジを保持する一方のガイド軸と、キャ
リッジに取り付けられるリニアエンコーダの検出部とが
異なっており、以下では、第1の実施形態と異なる点を
中心に説明する。図5では、第1の実施形態と同一の構
成部品には同一の符号を付してある。
【0055】本実施形態の記録装置では図5に示すよう
に、記録ヘッド6を搭載するキャリッジ5が、互いに平
行に配された2本のガイド軸であるガイドシャフト91
及びサポートシャフト7により摺動自在に保持されてい
る。ガイドシャフト91の周面には、ガイドシャフト9
1の一端部から他端部に延びる溝が形成されていて、そ
の溝の底面に帯状のスケール部4が接着されている。そ
して、キャリッジ5には検出部92が取り付けられてい
る。検出部92は、検出素子であるMR素子86と、保
持部93で構成されており、保持部93には、スケール
部4の溝にはまる突起部が形成されている。その保持部
93に形成された突起部の先端にMR素子86が備えら
れている。保持部93におけるMR素子86側と反対側
の面がキャリッジ5の座58に当接することにより検出
部92が位置決めされ、MR素子86とスケール部4と
の間隔が一定に保たれている。
【0056】このように、ガイドシャフト91の周面に
溝を形成し、その溝の底面にリニアエンコーダのスケー
ル部4を接着したことでも、第1の実施形態の記録装置
と同様にキャリッジ5の摺動負荷の変動が低減される。
また、スケール部4とキャリッジ5とが接触することも
ないので、スケール部が変形したり、摩耗したりするこ
とがない。従って、騒音が少なく、印字品位が高い記録
装置が得られる。
【0057】また、リニアエンコーダのスケール部4の
着磁情報を乱すことなく、組み立てが簡単な記録装置が
得られる。さらに、スケール部4と、検出部92のMR
素子86との間のギャップを高い精度で設けることがで
き、リニアエンコーダの検出精度が維持された記録装置
を得ることができる。
【0058】以上で説明した第1及び第2の実施形態で
は、リニアエンコーダのスケール部がガイドシャフトに
接着されていたが、ガイドシャフト自体を着磁すること
によりガイドシャフトに着磁情報を形成し、ガイドシャ
フト自体をリニアエンコーダのスケール部として用いて
もよい。これにより、上述した効果が得られる上に、記
録装置の部品点数が少なくなり、記録装置の組立が簡略
化されるという効果が得られる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、リニアエ
ンコーダのスケール部が、キャリッジを摺動自在に保持
する2本のガイド軸のうちいずれか一方のガイド軸に配
置されたことにより、スケール部がキャリッジに対して
余分な摺動負荷を与えることがない。従って、キャリッ
ジの移動時における摺動負荷の変動が低減され、振動が
低減されることで、騒音が少なく、印字品位が高い記録
装置が得られるという効果がある。また、スケール部の
取り付けを簡単に行うことができる上に、リニアエンコ
ーダの検出部の検出素子と、スケール部との距離を精度
よく設けることができ、組み立て後の記録装置の調整が
不要になるという効果がある。
【0060】また、記録ヘッドと記録媒体との間の間隔
を一定に保つために、回動自在に保持されたガイド軸と
共にキャリッジが回動する場合でも、リニアエンコーダ
のスケール部に負荷が加わらず、スケール部が変形した
り、摩耗したりすることがない。従って、リニアエンコ
ーダの検出精度が維持され、信頼性の高い記録装置が得
られるという効果がある。
【0061】さらに、リニアエンコーダの検出部が、キ
ャリッジとのはめ合わせによりキャリッジに取り付けら
れることで、ビス等を用いる必要がなくなり、検出部を
キャリッジに簡単に取り付けることができて、安価な記
録装置が得られるという効果がある。また、ビスを締め
るためにドライバーを用いる必要がないので、ドライバ
ーが誤ってスケール部に接触することがなく、スケール
部の着磁情報が乱されることがないという効果がある。
【0062】さらに、リニアエンコーダでは、スケール
部と、検出部の検出素子との間の間隔が高い精度で設け
られるので、組み立て後のリニアエンコーダの調整が不
要になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の第1の実施形態における要
部の斜視図である。
【図2】図1に示したキャリッジや、ガイドシャフト及
びサポートシャフトの部分拡大図である。
【図3】図2におけるA−A’線断面図である。
【図4】図2におけるキャリッジにリニアエンコーダの
検出部が取り付けられた状態でのB−B’線断面図であ
る。
【図5】本発明の記録装置の第2の実施形態の特徴を最
もよくを表わす断面図である。
【図6】従来の技術による記録装置の要部を示す概略構
成図である。
【図7】従来の技術による記録装置での磁気式のリニア
エンコーダの部分を示す断面図である。
【図8】図6に示される従来の記録装置の問題点を説明
するための図である。
【図9】図6に示される従来の記録装置の問題点を説明
するための図である。
【図10】図8及び図9に示される状態の記録装置にお
けるキャリッジの摺動負荷の変動を示す図である。
【符号の説明】
1 記録紙 2 紙送りローラ 3、91 ガイドシャフト 4 スケール部 5 キャリッジ 6 記録ヘッド 7 サポートシャフト 8、92 検出部 8a 取り付け部 9 シャーシベース 10a、10b 側板 31 Dカット面 51、59 角穴 52、53、58 座 54 溝 55、56 平面部 57 軸受け部 60 曲面部 61 軸心 81、82 爪 83、85 スナップリング 84a、84b ガイド溝 86 MR素子 87、93 保持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配された2本のガイド軸に
    摺動自在に設けられ、記録媒体に対して記録を行う記録
    ヘッドを搭載して前記2本のガイド軸に沿って往復移動
    されるキャリッジと、該キャリッジの移動方向に着磁情
    報を有するスケール部及び、前記キャリッジに取り付け
    られ該スケール部の着磁情報を検出する検出素子を有す
    る検出部からなるリニアエンコーダと、を含む記録装置
    において、 前記リニアエンコーダの前記スケール部は、前記2本の
    ガイド軸のうち一方のガイド軸に設けられていることを
    特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記キャリッジは、前記2本のガイド軸
    のうちいずれか一方のガイド軸の軸心を中心に回動自在
    に設けられ、前記スケール部が設けられたガイド軸は、
    前記キャリッジと一体に回動自在に設けられている請求
    項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記検出部は、前記キャリッジとのはめ
    合わせにより前記キャリッジに取り付けられる請求項1
    または2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記スケール部が設けられるガイド軸の
    周面には、一端部から他端部に延びる平面部が形成さ
    れ、該平面部に前記スケール部が取り付けられている請
    求項1、2または3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記スケール部が設けられるガイド軸の
    周面には、一端部から他端部に延びる溝が形成され、該
    溝の底面に前記スケール部が取り付けられている請求項
    1、2または3に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記2本のガイド軸のうち一方のガイド
    軸は着磁されて着磁情報を有し、該一方のガイド軸が前
    記スケール部を構成する請求項1、2または3に記載の
    記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、記録媒体に向けて記
    録液を吐出することにより該記録媒体に対して記録を行
    うインクジェット記録方式を実行するものである請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の記録装置。
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