JPH1086479A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH1086479A
JPH1086479A JP24622296A JP24622296A JPH1086479A JP H1086479 A JPH1086479 A JP H1086479A JP 24622296 A JP24622296 A JP 24622296A JP 24622296 A JP24622296 A JP 24622296A JP H1086479 A JPH1086479 A JP H1086479A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドと被記録媒体との間隔を調整した
際のキャリッジ位置検出手段を構成する検出ヘッドとス
ケールとの相対的な位置ずれを防止する。 【解決手段】 記録ヘッド11aを搭載するキャリッジ
10を往復走査可能に支持する主ガイド軸9及びサポー
ト軸8は記録装置本体7に支持される。サポート軸8は
記録装置本体7に固定され、主ガイド軸9は被記録媒体
1の搬送面と垂直な方向に変位可能に支持される。主ガ
イド軸9の位置は、軸位置調整板16の取り付け位置を
調整することで調整され、これにより記録ヘッド11a
と被記録媒体1との間隔が調整される。スケール14は
主ガイド軸9と一体となって変位するスケールホルダ1
8を介して主ガイド軸9に取り付けられ、スケール14
を検出する検出ヘッド13はキャリッジ10に固定され
る。スケール14を検出ヘッド13で検出することでキ
ャリッジ位置が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドを往復
走査しながら被記録媒体に記録を行うシリアルタイプの
記録装置に関し、その中でも特に、記録ヘッドと被記録
媒体との間隔を調整するための間隔調整機構を有する記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリアルタイプの記録装置は、記録ヘッ
ドが搭載されたキャリッジの往復走査と被記録媒体の所
定ピッチごとの搬送とを繰り返しながら記録ヘッドを駆
動することで被記録媒体に記録を行う。記録ヘッドの位
置は、キャリッジの移動方向での位置を検出するキャリ
ッジ位置検出手段により間接的に検出され、ここで検出
された位置情報に基づいて記録ヘッドが駆動される。
【0003】さらに、記録装置において、記録ヘッドと
被記録媒体との間隔は、印字品位の向上のためには重要
な要素の一つである。例えば、インクジェット方式の記
録装置の場合、両者の間隔が小さすぎると、記録ヘッド
から吐出されたインクを吸収して膨潤した被記録媒体が
記録ヘッドと干渉したり、インクの跳ね返りにより記録
ヘッドが汚れ易くなってしまうという問題が生じる。逆
に両者の間隔が大きすぎると、記録ヘッドから吐出した
インクの着弾位置のずれが大きくなってしまう。また、
サーマル式の記録装置においても、記録ヘッドの被記録
媒体への押圧力により印字品位が大きく変わるため記録
ヘッドと被記録媒体との間隔が重要であるし、ドットイ
ンパクト式の記録装置においても、多部紙への記録も考
慮する必要もあり記録ヘッドと被記録媒体との間隔は重
要である。そこで従来の記録装置には、記録ヘッドと被
記録媒体との間隔を調整するための間隔調整機構が設け
られている場合が多い。
【0004】上記の位置検出手段及び間隔調整機構を有
する従来の記録装置について、インクジェット記録装置
を例に挙げて説明する。
【0005】図10は、従来のインクジェット記録装置
の概略斜視図である。図10において、記録装置本体1
07には、2本の搬送ローラ102,103が軸支され
ている。一方の搬送ローラ103にはピンチローラ10
4が押圧され、他方の搬送ローラ102には拍車105
が押圧される。各搬送ローラ102,103を不図示の
搬送モータで回転させることにより、被記録媒体101
は搬送ローラ103とピンチローラ104、及び搬送ロ
ーラ102と拍車105とで挟まれつつ矢印B方向に搬
送される。
【0006】キャリッジ110は、被記録媒体101の
搬送方向における下流側の端部(以下、前端部という)
において、記録装置本体107に固定された主ガイド軸
109に摺動自在に嵌合し、上流側の端部(以下、後端
部という)においてはサポート軸108上に摺動自在に
載置されている。これによりキャリッジ110は矢印A
方向に往復移動が可能であるとともに、主ガイド軸10
9回りにも回動可能となっている。ただし、キャリッジ
110の回動方向の位置はサポート軸108で規制さ
れ、その姿勢が保持される。そして、不図示のキャリッ
ジモータの駆動によりキャリッジ110は矢印A方向に
往復走査される。
【0007】キャリッジ110には、インクを吐出する
記録ヘッド111aと、記録ヘッド111aに供給する
インクを収納したインクタンク111bとが一体となっ
たヘッドカートリッジ111が搭載されている。特に、
キャリッジ110の走査中においても記録ヘッド111
aと被記録媒体101との間隔を安定して保つために、
記録ヘッド111aは、記録装置本体107に対してよ
り安定した状態で支持される部位である主ガイド軸10
9の近傍、すなわち、キャリッジ110の前端部に配置
される。
【0008】キャリッジ110の位置は、キャリッジ位
置検出手段であるリニアエンコーダで検出される。リニ
アエンコーダは、キャリッジ110の走査方向に沿って
配置され、所定のピッチで光学的あるいは磁気的な状態
を変化させたスケール114と、スケール114の光学
的あるいは磁気的な状態の変化を検出しパルスを発生す
る検出ヘッド113とで構成され、検出ヘッド113で
発生したパルスをカウントすることでキャリッジ110
の位置を検出する。スケール114は記録装置本体10
7に固定され、検出ヘッド113はキャリッジ110の
前端部に固定されている。
【0009】一方、記録ヘッド111aと被記録媒体1
01との間隔の調整は、キャリッジ110を主ガイド軸
109回りに回動させることで行っている。以下に、そ
の機構について図11を参照しつつ説明する。
【0010】上記のサポート軸108は、その両端部が
記録装置本体107の両側壁に設けられた長孔107a
に嵌合し、被記録媒体101の搬送面と垂直な方向に変
位可能に設けられている。さらに、記録装置本体107
の両側壁には、サポート軸108の位置を調整するため
の軸位置調整板116が、それぞれ記録装置本107体
の側壁に一体的に設けられた軸107b回りに回動自在
に設けられている。軸位置調整板116には、その回動
中心とは異なる中心を持つ円弧状のカム溝116aが形
成されており、サポート軸108の端部は記録装置本体
107の長孔107aを貫通してカム溝116aに嵌合
している。また、軸位置調整板116は、ビス117に
より記録装置本体107に固定される。
【0011】上記構成に基づき、例えば記録ヘッド11
1aと被記録媒体101との間隔を大きくしたい場合、
ビス117を緩め、図12に示すように、軸位置調整板
116を矢印方向に回動させる。すると、記録装置本体
107の長孔107aと軸位置調整板116のカム溝1
16aとが重なり合う位置がずれていき、サポート軸1
08は図示上方に変位される。これによりキャリッジ1
10の後端部が持ち上げられ、記録ヘッド111aは被
記録媒体101に対して離れる向きに変位される。記録
ヘッド111aと被記録媒体101との間隔が所定の間
隔となったら、ビス117により軸位置調整板116を
固定し、サポート軸108を固定する。記録ヘッド11
1aと被記録媒体101との間隔を小さくする場合に
は、軸位置調整板116を上記とは逆向きに回動させれ
ばよい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の記録装置では、キャリッジの位置を検出するキ
ャリッジ位置検出手段を構成する検出ヘッドはキャリッ
ジに固定される一方、スケールは記録装置本体に固定さ
れているので、記録ヘッドと被記録媒体との間隔を変化
させるためにキャリッジの姿勢を変えると、図11と図
12に示すように、検出ヘッドとスケールとの相対位置
がずれてしまう。
【0013】検出ヘッドとスケールとの相対位置がずれ
ると、その位置情報に誤差を生じ、ずれ量が極端に大き
い場合には出力信号が得られなくなってしまう。高印字
品位、高分解能の記録装置には、キャリッジ位置検出手
段によって検出される位置情報に更なる高分解能、高精
度が求められており、この相対位置ずれによる位置情報
の誤差は無視できない問題となる。
【0014】また、より高分解能の位置検出を行おうと
した場合、検出ヘッドとスケールとのクリアランスはよ
り狭められる傾向にある。高分解能を有する検出ヘッド
のセンサの中にはスケールとのクリアランスを数十μm
に保たなければならないものもあり、検出ヘッドの一部
に摺動位置決め部を設け、スケールに対して摺動しなが
ら位置決めを可能とした検出手段も多い。この場合、ス
ケールとセンサの相対位置のずれは両者の摺動力を大き
くし、結果的にキャリッジの駆動制御系に影響を与える
ことになる。また、摺動力の増加が微妙であっても、長
期的に見た場合には、キャリッジ位置検出手段の耐久性
を低下させ、ひいては記録装置の寿命を低下させること
になる。
【0015】そこで本発明は、記録ヘッドと被記録媒体
との間隔を調整してもキャリッジ位置検出手段を構成す
る検出ヘッドとスケールとの相対的な位置ずれが生じな
い記録装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の記録装置は、記録ヘッドを搭載し往復走査され
るキャリッジと、前記キャリッジの走査方向での位置を
検出するために前記キャリッジの移動方向に沿って配置
されたスケール手段及び該スケール手段を検出する検出
ヘッドを備えたキャリッジ位置検出手段と、前記記録ヘ
ッドと被記録媒体との間隔を調整するための位置調整機
構とを有する記録装置において、前記キャリッジは、被
記録媒体との間隔を可変に両端部が記録装置本体の側壁
に支持された第1の案内部材、及び両端部が前記記録装
置本体の側壁に固定された第2の案内部材とに支持さ
れ、前記間隔調整機構は、前記記録装置本体の両側壁に
位置調整可能に取り付けられ前記第1の案内部材を可変
範囲内の任意の位置で保持する位置調整部材と、前記第
1の案内部材の両端に取り付けられ前記第1の案内部材
の変位に伴い前記第1の案内部材に対する姿勢を維持し
て移動される保持部材とで構成され、前記キャリッジ位
置検出手段は、前記スケール手段が保持部材に保持され
るとともに、前記検出ヘッドが前記キャリッジに固定さ
れていることを特徴とする。
【0017】上記のとおり構成された本発明では、キャ
リッジは第1の案内部材の位置を変位させることで第2
の案内部材との支持部を中心に回動され、これにより記
録ヘッドと被記録媒体との間隔を変化させることができ
る。両者の間隔の調整は、位置調整部材の記録装置本体
への取り付け位置を調整して第1の案内部材を所定の位
置で保持することにより行う。このとき、キャリッジに
固定された検出ヘッドもキャリッジとともに移動する
が、スケール手段は、第1の案内部材の変位に伴い第1
の案内部材に対する姿勢を維持して移動される保持部材
に保持されるので、検出ヘッドとの相対位置を変えずに
変位する。従って、記録ヘッドと被記録媒体との間隔を
調整しても、キャリッジ位置検出手段はキャリッジの正
確な位置を検出可能となる。
【0018】また、上記の記録装置において、キャリッ
ジは第1の案内部材の近傍に記録ヘッドを搭載するもの
とすることで、第1の案内部材の変位量がほぼ記録ヘッ
ドの変位量と等しくなり、記録ヘッドと被記録媒体との
間隔を調整するのに必要なキャリッジの変位量が最小限
ですむ。
【0019】さらに、保持部材を弾性部材で構成し、ス
ケール手段にに張力を与えてスケール手段を保持するこ
とで、スケール手段の振動による出力信号の誤差が抑え
られる。この場合、保持部材のうち少なくとも一方を、
スケール手段に張力を与えてスケール手段を保持するば
ね部と、スケール手段を位置決めして保持する位置決め
部とを有するものとすることで、スケール手段は張力を
与えられながらも、その位置が位置決めされる。
【0020】また、キャリッジ位置検出手段としては、
磁気式のリニアエンコーダや光学式のリニアエンコーダ
を用いることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0022】(第1の実施形態)図1は、本発明の記録
装置の第1の実施形態の概略斜視図であり、図2は、図
1に示した記録装置を側方から見た概略構成図である。
ここでは、記録装置として、インクの吐出により記録を
行うインクジェット記録装置を例に挙げて説明する。
【0023】本実施形態では、被記録媒体1の搬送系、
すなわち2本の搬送ローラ2,3、ピンチローラ4及び
拍車5等は、図10に示した従来の記録装置の搬送系と
同様であるので、ここではその説明は省略する。
【0024】ヘッドカートリッジ11を搭載するキャリ
ッジ10は、その前端部が主ガイド軸9に摺動自在に嵌
合され、後端部がサポート軸8上に載置されて摺動自在
に支持されている。これによりキャリッジ10は矢印A
方向に往復移動が可能であるとともに、主ガイド軸9回
りにも回動可能となっている。ただし、キャリッジ10
の回動方向の位置はサポート軸8で規制され、その姿勢
が保持される。そして、不図示のキャリッジモータの駆
動によりキャリッジ10は矢印A方向に往復走査され
る。
【0025】ヘッドカートリッジ11は、インクを吐出
する記録ヘッド11aと、記録ヘッド11aに供給する
インクを収納したインクタンク11bとが一体となった
ものである。特に、キャリッジ10の走査中においても
記録ヘッド11aと被記録媒体1との間隔を安定して保
つために、記録ヘッド11aは、記録装置本体7に対し
てより安定した状態で支持される部位である主ガイド軸
9の近傍、すなわち、キャリッジ10の前端部に配置さ
れる。記録ヘッド11aは、電圧の印加により熱エネル
ギーを発生する電気熱変換体(不図示)を有し、この電
気熱変換体で発生した熱エネルギーによりインクに膜沸
騰を生じさせ、インクを吐出するものである。
【0026】キャリッジ10の位置は、キャリッジ位置
検出手段であるリニアエンコーダで検出される。リニア
エンコーダは、キャリッジ10の走査方向に沿って配置
されたスケール14と、スケール14に設けられた磁気
的あるいは光学的な目盛りを検出しパルスを発生する検
出ヘッド13とで構成され、検出ヘッド13で発生した
パルスをカウントすることでキャリッジ10の位置を検
出する。スケール14は後述するスケールホルダ18に
固定され、検出ヘッド13はキャリッジ10の前端部に
固定されている。
【0027】ここで、主ガイド軸9は、その両端部が記
録装置本体7に形成された長孔7aに摺動自在に嵌合
し、被記録媒体1の搬送面に対して垂直な方向に変位可
能となっている。一方、サポート軸8は記録装置本体7
に固定されており、従って、キャリッジ10は、サポー
ト軸8での支持部を中心として主ガイド軸9の摺動範囲
内で回動可能となっている。この回動によるキャリッジ
10の姿勢を調整して、記録ヘッド11aと被記録媒体
1との間隔を調整する。
【0028】この記録ヘッド11aと被記録媒体1との
間隔を調整する機構について図3及び図4を参照して説
明する。記録装置本体7の両側壁にはピン7bが一体的
に設けられており、このピン7bに軸位置調整板16が
被記録媒体1の搬送方向と平行な方向に摺動可能に設け
られている。軸位置調整板16は、その摺動範囲内の任
意の位置においてビス17で記録装置本体7に固定され
る。また、軸位置調整板16には、長手方向が記録装置
本体7の長孔7aに対して傾いた長孔16aが形成され
ており、主ガイド軸9の端部は、これら長孔7a,16
aを貫通している。各長孔7a,16aの幅は主ガイド
軸9の直径とほぼ等しく、両者が重なり合った部分で主
ガイド軸9の位置決めがなされるので、軸位置調整板1
6を記録装置本体7に固定することによって、主ガイド
軸9の位置は記録装置本体7に固定されることになる。
【0029】主ガイド軸9の、軸位置調整板16の長孔
16aを貫通して軸位置調整板16から突出した部分
は、スケールホルダ18に設けられた孔に嵌合される。
これにより主ガイド軸9の両端部がスケールホルダ18
に保持され、主ガイド軸9は記録装置本体7に取り付け
られることになる。スケールホルダ18は、この孔の他
に、記録装置本体7の外壁に一体的に設けられたピン7
cと摺動自在に嵌合する長孔18aが設けられている。
この長孔18aは、長手方向が記録装置本体7の長孔7
aと同じ方向に形成されており、スケールホルダ18は
主ガイド軸9の変位に伴って、主ガイド軸9に対する姿
勢を維持しながら変位可能となっている。さらに、スケ
ールホルダ18にはスケール支持爪18bが突設されて
おり、このスケール支持爪18bを図1に示したように
スケール14の両端部に設けられた孔に嵌合させること
で、スケール14が固定される。
【0030】上記構成に基づき、搬送ローラ2,3等に
よる被記録媒体1の所定ピッチごとの搬送と、キャリッ
ジ10の往復走査を繰り返しながら、記録信号に基づき
記録ヘッド11aからインクを吐出することで、被記録
媒体1に記録が行われる。その際、記録ヘッド11aの
走査方向の位置は、上述したスケール14と検出ヘッド
13とで構成されるリニアエンコーダでキャリッジ10
の位置を検出することで間接的に検出される。
【0031】そして、例えば記録ヘッド11aと被記録
媒体1との間隔を大きくしたい場合、ビス17を緩め、
図5に示すように、軸位置調整板16を矢印C方向に移
動させる。すると、記録装置本体7の長孔7aと軸位置
調整板16の長孔16aとがカム溝の役割を果たし、主
ガイド軸9は図示上方に変位される。これによりキャリ
ッジ10の前端部が持ち上げられ、記録ヘッド11aは
被記録媒体1に対して離れる向きに変位される。さら
に、主ガイド軸9の上方への変位に伴いスケールホルダ
18が上方に変位され、スケール14も上方に変位され
る。
【0032】記録ヘッド11aと被記録媒体1との間隔
が所定の間隔となったら、ビス17により軸位置調整板
16を記録装置本体7に固定し、主ガイド軸9を固定す
る。記録ヘッド11aと被記録媒体1との間隔を小さく
する場合には、軸位置調整板16を上記とは逆向きに移
動させればよい。
【0033】以上説明したように、記録ヘッド11aと
被記録媒体1との間隔を調整する際には、キャリッジ1
0とスケール14とは一体となって移動されるので、検
出ヘッド13とスケール14との相対位置が保たれるこ
とになる。その結果、リニアエンコーダによって検出さ
れる位置情報に誤差や変化が生じることはなく、キャリ
ッジ10の位置を高分解能、高精度に検出することがで
きる。さらに、スケール14と検出ヘッド13とのクリ
アランスが小さい場合においても両者が接触することも
なく、検出ヘッド13の移動の際の負荷が大きくなるこ
ともないので、キャリッジ10の駆動制御系に対して影
響を与えることもない。
【0034】また、本実施形態では、キャリッジ10の
前端部に配置される主ガイド軸9の変位動を利用して記
録ヘッド11aと被記録媒体1との間隔を調整している
ので、図6に示すように、記録ヘッド11aと被記録媒
体1との間隔を調整する際に最も大きく変位するのはキ
ャリッジ10の前端で、例えば、記録ヘッド11aと被
記録媒体1との間隔をH0からH1へと大きくした場
合、キャリッジ10の前端での変位量は記録ヘッド11
aの変位量とほぼ等しいH3となる。これに対して、図
10に示した従来の記録装置においては、図13に示す
ように、キャリッジ110の後端部を支持しているサポ
ート軸108の範囲を利用して記録ヘッド111aと被
記録媒体101との間隔を調整するため、記録ヘッド1
11aと被記録媒体101との間隔をH0からH1へと
大きくした場合には、キャリッジ110の最大変位量は
H2と、記録ヘッド111aの変位量に比べて極めて大
きくなる。
【0035】従って本実施形態では、記録ヘッド11a
と被記録媒体1との間隔調整に必要なスペースを最小限
に抑え、記録装置全体の小型化が達成できる。これは、
インクの使用量が増え、それに伴うインクタンク11b
の交換回数を少なくするためにインクタンク11bが大
型化する傾向にある現状においては、極めて有利であ
る。また、キャリッジ10の往復走査方向における幅に
ついても、図10に示したものに比べて、板状のスケー
ルホルダ18が付加されただけなので、それほど大きく
なることはない。
【0036】さらに、記録ヘッド11aと被記録媒体1
との間隔調整にはサポート軸8を動かす必要がないた
め、少なくともサポート軸8は記録装置の構造部材とし
て使用できる。サポート軸8は、キャリッジ10の重量
を支え、かつ変形を抑える必要性から、剛性が高い。こ
の部材を記録装置本体7に固定できることは、装置全体
の剛性を向上させるためには有効である。主ガイド軸
9、サポート軸8ともに構造部材としてもよいが、記録
装置の組立上、後工程になるキャリッジ10の組立性や
修理時の分解性を鑑み、サポート軸8のみを構造部材と
して記録装置本体7に固定し、主ガイド軸9は取り外し
可能な構成とするのが好ましい。
【0037】また、スケールホルダ18に弾性部材を用
い、スケール14に適度な引っ張り力を与えることもで
きる。スケール14の取付けテンションが弱い場合、振
動によって出力信号に誤差が生じる場合がある。この振
動を抑えるために、従来からテンション発生部材が設け
られている。その場合はスケールホルダ18と一体化す
ることで、コストアップを招くことなくその機能を盛り
込むことができる。スケールホルダ18と別体の弾性部
材を用いて同様の機能を有する構造とした場合、スケー
ルホルダ18と弾性部材とは一体である必要はない。な
お、スケール14の位置情報検出範囲がスケールホルダ
18から十分に離れているような場合には、スケール1
4にテンションを与える機構は、その片側だけに設けて
もよい。
【0038】また、本実施形態に示した記録ヘッド11
aと被記録媒体1との間隔を調整するための機構は、図
3に示したような組立順序に限定することなく、その構
成の順序は問わない。長孔7a,16aの構成も同様な
機能が得られる形であればどちらに構成されてもよい。
【0039】キャリッジ位置検出手段であるリニアエン
コーダは、金属体やフィルム部材に磁気コーティングし
たもの等のベース部材に一定のピッチで着磁した位置情
報記録部材と磁気検出センサとを組み合せた磁気式のも
のや、ベース部材に一定ピッチで光学的透過部あるいは
遮蔽部を持つ位置情報記録部材や単純な透過ではなく反
射、屈折等の光学現象を組み合せた位置情報記録部材に
光学センサを組み合せた光学式のもの等、2部材間の相
対位置を求められるものならは本発明で使用できる。ま
た、スケールホルダ18に絶対位置基準出しセンサ等の
他のセンサ、電装系、リード線を、キャリッジ10と一
体となって移動するように取り付けることも、本発明の
延長で考えられる。
【0040】(第2の実施形態)図7は、本発明の記録
装置の第2の実施形態の概略斜視図である。
【0041】本実施形態では、軸位置調整板36の形状
及び記録装置本体27への取り付け構造が第1の実施形
態と異なっている。本実施形態で用いた軸位置調整板3
6は、図10に示した従来の記録装置に用いられている
軸位置調整板116と同様のものである。すなわち本実
施形態の軸位置調整板36は記録装置本体27の外壁に
一体的に設けられた軸27a回りに回動自在に設けられ
ており、軸位置調整板36には、その回動中心とは異な
る中心を持つ円弧状のカム溝36aが形成されており、
主ガイド軸29の端部は記録装置本体27の長孔27a
を貫通してカム溝36aに嵌合している。また、軸位置
調整板36は、その回動範囲内の任意の傾き位置でビス
37により記録装置本体27に固定される。その他の構
成については、第1の実施形態と同様であるので、その
説明は省略する。
【0042】記録ヘッド31aと被記録媒体1との間隔
を調整する場合は、ビス37を緩めて、軸位置調整板3
6を記録ヘッド31aの変位方向に応じて回動させる。
すると、図10に示したものと同様に、キャリッジ30
はサポート軸28との支持部を中心にして回動し、これ
により、被記録媒体1に対する記録ヘッド31aの間隔
が変化する。さらに、スケール34は、主ガイド軸29
の両端部に嵌合したスケールホルダ38に保持されてい
るため、第1の実施形態と同様にキャリッジ30と一体
となって変位される。従って、スケール34と検出ヘッ
ド33との相対位置ずれは発生しない。
【0043】(第3の実施形態)図8は、本発明の記録
装置の第3の実施形態の概略斜視図であり、図9は、図
8に示した記録装置の記録ヘッドと被記録媒体との間隔
を調整するための機構を説明するための要部分解斜視図
である。
【0044】本実施形態は、スケールホルダ58,59
によりスケール54の両端部に引っ張り力を与える場合
の例であり、2つのスケールホルダ58,59のうち一
方のスケールホルダ59の形状が、第1の実施形態と異
なる。その他の構成は第1の実施形態と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0045】スケールホルダ59は弾性部材で構成さ
れ、引っ張り力を与えるためにU字状に曲げられたばね
部59aを有する。ばね部59aの先端は、スケール5
4の端部に設けられた孔に挿入され、この状態でばね部
59aが記録装置本体47に対して外側にスケール54
を付勢することで、スケール54は引っ張られながら保
持される。この際、ばね部59aの先端は、弾性を発生
し易く設計しているため、ばね部59aの先端自身の位
置が不安定となり、単にばね部59aにスケールを引っ
掛けただけでは、高精度の位置決めという本発明の趣旨
とは相反する構成となってしまう。
【0046】そこで本実施形態では、スケールホルダ5
9に、弾性力の発生とともに、高精度位置決めの機能を
持たせている。すなわち、スケールホルダ59に、スケ
ール54を幅方向から保持するための2つの位置決め突
起59bを設け、これら位置決め突起59bの間にスケ
ール54が嵌合して保持される。これにより、スケール
54は位置決め突起59b間でその上下方向での位置が
正確に固定され、さらに、ばね部59aによる外側への
付勢力により、スケール54は位置決め突起59b間の
位置決め部59cに押し付けられ、被記録媒体1の搬送
方向での位置決めが行われる。以上の構成を取ること
で、スケールホルダ59にスケール54の高精度位置決
め機能を持たせながら、スケール54に引っ張り力を与
えることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録装置
は、記録ヘッドを搭載するキャリッジを支持し記録ヘッ
ドと被記録媒体との間隔の調整時に変位される第1の案
内部材に、保持手段を介してスケール手段を保持させる
ことで、記録ヘッドと被記録媒体との間隔を調整した際
のスケール手段と検出ヘッドとの相対的な位置ずれを防
止することができる。その結果、キャリッジの位置を高
分解能、高精度に検出することができる。さらに、スケ
ール手段と検出ヘッドとのクリアランスが小さい場合で
も両者が互いに接触することもなく、キャリッジの駆動
制御系に対する影響をなくすことができる。
【0048】また、キャリッジが第1の案内部材の近傍
に記録ヘッドを搭載することで、記録ヘッドと被記録媒
体との間隔を調整するのに必要なスペースが最小限です
み、記録装置の小型化が達成される。
【0049】さらに、保持部材を弾性部材で構成し、ス
ケール手段にに張力を与えてスケール手段を保持するこ
とで、スケール手段の振動による出力信号の誤差を抑え
ることができる。この場合、保持部材のうち少なくとも
一方を、スケール手段に張力を与えてスケール手段を保
持するばね部と、スケール手段を位置決めして保持する
位置決め部とを有するものとすることで、スケール手段
に張力を与えながらも、その位置を正確に位置決めする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の第1の実施形態の概略斜視
図である。
【図2】図1に示した記録装置を側方から見た概略構成
図である。
【図3】図1に示した記録装置の記録ヘッドと被記録媒
体との間隔を調整するための機構を説明するための要部
分解斜視図である。
【図4】図1に示した記録装置の概略側面図である。
【図5】図1に示した記録装置の概略側面図であり、記
録ヘッドと被記録媒体との間隔を大きくした状態を示し
ている。
【図6】図1に示した記録装置において、記録ヘッドと
被記録媒体との間隔を大きくした場合のキャリッジの変
位を示す図である。
【図7】本発明の記録装置の第2の実施形態の概略斜視
図である。
【図8】本発明の記録装置の第3の実施形態の概略斜視
図である。
【図9】図8に示した記録装置の記録ヘッドと被記録媒
体との間隔を調整するための機構を説明するための要部
分解斜視図である。
【図10】従来の記録装置の概略斜視図である。
【図11】図10に示した記録装置の概略側面図であ
る。
【図12】図10に示した記録装置の概略側面図であ
り、記録ヘッドと被記録媒体との間隔を大きくした状態
を示している。
【図13】図10に示した記録装置において、記録ヘッ
ドと被記録媒体との間隔を大きくした場合のキャリッジ
の変位を示す図である。
【符号の説明】
1 被記録媒体 2,3 搬送ローラ 4 ピンチローラ 5 拍車 7,27,47 記録装置本体 8,28 サポート軸 9,29 主ガイド軸 10,30 キャリッジ 11 ヘッドカートリッジ 11a,31a 記録ヘッド 11b インクタンク 13,33 検出ヘッド 14,34,54 スケール 16,36 軸位置調整板 17,37 ビス 18,38,58,59 スケールホルダ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを搭載し往復走査されるキャ
    リッジと、前記キャリッジの走査方向での位置を検出す
    るために前記キャリッジの移動方向に沿って配置された
    スケール手段及び該スケール手段を検出する検出ヘッド
    を備えたキャリッジ位置検出手段と、前記記録ヘッドと
    被記録媒体との間隔を調整するための位置調整機構とを
    有する記録装置において、 前記キャリッジは、被記録媒体との間隔を可変に両端部
    が記録装置本体の側壁に支持された第1の案内部材、及
    び両端部が前記記録装置本体の側壁に固定された第2の
    案内部材とに支持され、 前記間隔調整機構は、前記記録装置本体の両側壁に位置
    調整可能に取り付けられ前記第1の案内部材を可変範囲
    内の任意の位置で保持する位置調整部材と、前記第1の
    案内部材の両端に取り付けられ前記第1の案内部材の変
    位に伴い前記第1の案内部材に対する姿勢を維持して移
    動される保持部材とで構成され、 前記キャリッジ位置検出手段は、前記スケール手段が保
    持部材に保持されるとともに、前記検出ヘッドが前記キ
    ャリッジに固定されていることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記キャリッジは、前記第1の案内部材
    の近傍に前記記録ヘッドを搭載する請求項1に記載の記
    録装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材は弾性部材で構成され、前
    記スケール手段にその長手方向に張力を与えて前記スケ
    ール手段を保持する請求項1または2に記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記保持部材のうち少なくとも一方は、
    前記スケール手段に張力を与えて前記スケール手段を保
    持するばね部と、前記スケール手段を位置決めして保持
    する位置決め部とを有する請求項3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリッジ位置検出手段は、磁気式
    のリニアエンコーダである請求項1ないし4のいずれか
    1項に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記キャリッジ位置検出手段は、光学式
    のリニアエンコーダである請求項1ないし4のいずれか
    1項に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは被記録媒体にインクを
    吐出することにより記録を行う記録ヘッドであって、イ
    ンクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生す
    るための電気熱変換体を備えている請求項1ないし6の
    いずれか1項に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、前記電気熱変換体に
    よって印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる
    膜沸騰を利用してインクを吐出させる請求項7に記載の
    記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227005A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Agilent Technol Inc インピーダンス比較による位置エンコード
JP2009255473A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2014205356A (ja) * 2002-03-25 2014-10-30 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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