JP2788892B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2788892B2
JP2788892B2 JP9662896A JP9662896A JP2788892B2 JP 2788892 B2 JP2788892 B2 JP 2788892B2 JP 9662896 A JP9662896 A JP 9662896A JP 9662896 A JP9662896 A JP 9662896A JP 2788892 B2 JP2788892 B2 JP 2788892B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置に関し、
特にキャリアの位置および速度を検出するリニアスケー
ルと検出部とを備える記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の記録装置では、キャリア
の位置やその速度を検出する方式として、例えば、図1
1および図12に示すように、ガイドシャフト1が支持
され、記録ヘッド3およびインクタンク4を搭載したキ
ャリア2と、キャリア2にねじ15により取り付けられ
た位置検出手段である光学式リニアエンコーダ5(図1
1参照)または磁気式リニアエンコーダ13(図12参
照)と、ガイドガイドシャフト1に対して平行に取り付
けられた光学式リニアスケール6(図11参照)または
磁気式リニアスケール14(図12参照)とを備えたも
のがある。
【0003】ここで、図11に示す従来例では、光学式
リニアエンコーダ5として、フォトダイオード/フォト
トランジスタの組合せなどによる光学式読取り手段を用
い、また、光学式リニアスケール6には、帯状もしくは
板状の合成樹脂からなる光を透過する部分と光を遮断す
る部分とを任意のピッチで交互に配置した光学式のリニ
アスケールを用いている。
【0004】一方、図12に示す従来例では、磁気式リ
ニアエンコーダ13として、磁気検出ヘッドとして鉄・
ニッケル合金からなるの磁気抵抗素子を用いるととも
に、磁気式リニアスケール14には、Fe−Cr−Co
磁石などによる棒状もしくは板状の磁性体に磁気パター
ンを任意のピッチで配置した磁気式リニアスケールを用
いている。
【0005】さらに、別の従来例として、特開平5−3
01409号公報には、図13に示すように、磁気式リ
ニアエンコーダと磁気式リニアスケールとを用い、磁気
式リニアエンコーダのスケール部25の幅を磁気ヘッド
24の幅よりも広くし、互いの位置関係がずれた場合で
も検出信号レベルの減少を防ぐ方法が開示されている。
【0006】さらに、特開平6−344624号公報に
は、図14に示すように、ガイド軸36,ガイド部材3
7およびリニアスケール35の両端部をそれぞれ一体に
支持した状態で筐体側壁40に変位可能に支持される支
持部材41と、この支持部材41を変位位置に保持可能
な係止手段とを用い、検出部とリニアスケール35との
相対位置を一定に保つ方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した図11および
図12に示す従来の記録装置では、キャリア2の走査範
囲の記録ヘッド3と印字面の平行度調整を行い、また、
色々な印字用紙11の紙厚に対応するために記録ヘッド
3とプラテン9との間隔Lを調整を行って対応してい
る。具体的には、ガイドシャフト1とステー8とに支持
されたキャリア2のガイドシャフト1を中心にして移動
させる方法、ガイドシャフト1を回転中心として矢印K
方向に回転させる方法などがある。
【0008】しかしながら、この調整方法はキャリア2
にねじ15で取り付けられた光学式リニアエンコーダ5
(磁気式リニアエンコーダ13)の位置も同時に移動し
てしまうという欠点がある。
【0009】その理由は、図11に示すように、検出部
に光学式エンコーダ5と光学式リニアスケール6を用い
た場合、キャリア2に搭載された記録ヘッド3と光学式
エンコーダ5との相対位置が同じであり、記録ヘッド3
とプラテン9との間隔を調整するため、筐体側壁(図示
せず)に支持された光学式リニアスケール6と光学式リ
ニアエンコーダ5との相対位置が変化し、光学式リニア
エンコーダ5とこの発光側と受光側との間に配置されて
いる光学式リニアスケール6との間隔Mが小さくなって
接触し、摩耗や損傷によるキャリア2の位置・速度検出
不良が生じて印字精度が低下するからである。
【0010】また、図12に示すように、検出部に磁気
式エンコーダ13と磁気式リニアスケールを14用いた
場合でも、図11の場合と同様に、磁気リニア式エンコ
ーダ13と磁気式リニアスケール14との相対位置が変
化するため、磁気式リニアエンコーダ13と磁気式リニ
アスケール14の接触部が摩耗し、磁気式リニアエンコ
ーダ13と磁気式リニアスケール14の距離の変化によ
る磁気式エンコーダ13の感度低下による印字精度の低
下が生じるからである。
【0011】また、図13に示す特開平5−30140
9号公報の場合には、検出部である磁気ヘッド24がス
ケール部25の情報を確実に検出するために、磁気式リ
ニアエンコーダのスケール部25の幅を磁気ヘッド24
の幅よりも広くし、印字ヘッド21を搭載したキャリア
22のキャリア軸23に対する回転または移動による互
いの位置関係のずれを防ぐために、キャリア22の回転
または移動により磁気ヘッド24の位置が変化した場所
において、スケール部25の着磁部26との距離が一定
になるように調整しなければならないという問題点があ
る。
【0012】さらに、図14に示す特開平6−3446
24号公報の場合には、記録ヘッド31と印字面の平行
度調整や色々な印字用紙の紙厚に対応するために、記録
ヘッド31と印字用紙である被記録材(記録シート)3
8との間隔の調整を行ってもキャリア33に搭載された
読取り素子34とリニアスケール35の相対位置関係が
確保できるように、記録ヘッド31,インクカートリッ
ジ32およびリニアスケール35などを含む記録に係わ
る主要部材の両端部を支持部材41によってそれぞれ一
体に支持した状態で、筐体側壁40に支持される支持部
材41により支持する構造であるため、両端の支持部材
41の回転角度が同一でないとねじれが生じ、ガイド軸
36とガイド部材37との平行度を確保できないという
問題がある。
【0013】その理由は、記録ヘッド31と搬送手段3
9により搬送される被記録材38との距離が一定ではな
く、記録ヘッド31から被記録材38までの記録材(例
えばインク)の到達時間が異るため、印字精度が低下す
るからである。
【0014】本発明の目的は、記録ヘッドと印字面との
平行度調整や、様々な印字用紙の紙厚への対応を可能と
し、記録ヘッドと印字用紙との間隔調整を行って、キャ
リアに搭載された検出部とリニアスケールとの適切な相
対位置関係を確保するとともに、検出部がリニアスケー
ルの情報を確実に検出し、印字精度が高くかつ摩耗や損
傷による検出不良のない信頼性の高い記録装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録ヘッドを
搭載したキャリアをガイドシャフトに沿って移動させな
がら印字を行う記録装置であって、前記キャリア位置お
よび速度を検出する前記ガイドシャフトに対して平行に
設けられたリニアスケールと、このリニアスケールから
前記キャリアの位置および速度を検出する検出部とを備
える記録装置において、前記検出部が前記リニアスケー
ルに対し直角方向にかつ移動可能に支持されるととも
に、前記リニアスケールと前記検出部との相対位置を規
制するガイド部材と備え、前記ガイド部は、前記キャリ
アの移動時に前記検出部の移動可能な方向から挟持する
ようにして前記検出部の位置を補正することを特徴とす
る。また、前記リニアスケールおよび前記検出部が、光
学式リニアエンコーダもしくは磁気式リニアエンコーダ
から構成してもよい。
【0016】これにより、ガイドシャフトと平行して設
けられたリニアスケールと、このリニアスケールに対し
て直角方向に移動可能に支持された検出部が、キャリア
の走査動作の際にガイド部材で規制され、リニアスケー
ルと検出部との相対位置が最適となるように補正される
ため、常に記録ヘッドと印字用紙の間隔を一定に保つこ
とができ、検出部がリニアスケールに接触して摩耗や損
傷を起すこともなく、印字精度の高い記録が可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態を模式的に
示す斜視図であり、図2,図3は、それぞれ図1の平面
図,側面図である。また、図4は、図3の部分側面図で
ある。なお、本実施例では、図11および図12に示す
従来例と形状およびその動作機能が同様なものについて
は、同じ名称および符号を用いた。
【0019】まず、図1〜図4を参照すると、本発明の
記録装置では、記録ヘッド3とインクタンク4を搭載し
たキャリア2は、ガイドシャフト1およびステー8によ
り支持され、走査方向である矢印B方向にキャリア駆動
系(図示せず)により駆動され移動可能である。また、
プラテン9は、キャリアの走査範囲内で、記録ヘッド3
と一定の距離に平行度を保って取り付けられている。印
字用紙11は、印字用紙駆動系(図示せず)により、プ
ラテン9上を搬送される。キャリア2の後部に設けられ
たシャフト2bには、使用する印字用紙11の厚さに応
じて、記録ヘッド3とプラテン9との距離を調整するた
めのカム10が取り付けられている。
【0020】光学式リニアスケール6は、ガイドシャフ
ト1と平行に取り付けられている。光学式リニアエンコ
ーダ5は、中央部に設けた溝部を隔てて一方が発光部お
よび他方が受光部とから構成され、前記溝部には光学式
リニアスケール6が配置され、キャリア2の前部に設け
られた保持部2aにより光学式リニアスケール6に対し
て直角方向(矢印A方向)に移動可能に支持されてい
る。
【0021】そして、制御部(図示せず)は、光学式リ
ニアエンコーダ5の出力信号からキャリア2の位置およ
び速度を検出し、その信号と同期して前記制御部から出
力する記録ヘッド駆動信号によって記録ヘッド3はイン
クタンク4から供給されるインクを印字用紙11に向け
て突出させ、キャリア2の位置と印字位置とを同期させ
る。
【0022】また、2つのガイド部材7は、光学式リニ
アスケール6に対する光学式リニアエンコーダ5の位置
を規制しかつ補正するものであって、一端を広げたガイ
ド部7aを有している。そして、光学式リニアエンコー
ダ5は、保持部2aの中央部に設けた溝部に納まり、光
学式リニアスケール6と直角方向に移動可能に支持され
るとともに、ばね12により“がたつき”のないように
保持部2aに押圧されている。
【0023】次に、本実施例の動作について図5および
図6を参照して説明する。
【0024】図5は、図3において記録ヘッドと印字用
紙との間隔を調整した状態を示す側面図である。また、
図6は、図2において光学式リニアエンコーダの位置を
補正した状態を示す平面図である。
【0025】まず、図5を参照すると、本実施例の記録
装置では、印字用紙駆動系(図示せず)により、プラテ
ン9上に搬送される印字用紙11は、使用される印字用
紙の種類によって印字用紙の厚さが異なる。例えば、使
用される印字用紙の厚さがR40Kg用紙のように薄い
場合や、葉書,封筒のように厚い場合に、対応した記録
ヘッド3先端と印字用紙11との距離Eを確保するに
は、キャリア2の後部のシャフト2bに取り付けられた
カム10を操作することにより可能である。また、図5
に示す記録ヘッド3の先端と印字用紙11との距離Eの
状態は、図3に示す状態から厚い印字用紙11を使用す
る場合に距離Eを大きくした状態を示している。
【0026】ここで、記録装置を図3に示す状態から図
5に示す状態に姿勢を変えるには、カム10を操作しキ
ャリア2の後部をステー8より浮かせた状態にすること
により、キャリア2がガイドシャフト1を回転中心とし
て矢印C方向に回転させて行う。そうすると、キャリア
2の保持部2aにより光学式リニアスケール6に対して
直角方向(矢印A方向)に移動可能に支持されている光
学式リニアエンコーダ5と光学式リニアスケール6との
相対位置が変化し、光学式リニアエンコーダ5と光学式
リニアスケール6との距離Dが小さくなる。
【0027】次に、図6を参照すると、記録装置を図3
に示す状態から図5に示す状態に姿勢を変えたことによ
り、光学式リニアエンコーダ5と光学式リニアスケール
6との距離Dが小さくなった状態から、キャリア2をキ
ャリア駆動系(図示せず)により矢印Fの方向に移動さ
せる。そうすると、光学式リニアエンコーダ5はガイド
部7aに案内され、ガイド部材7で両側から挟持される
ように係合する。そして、光学式リニアエンコーダ5は
矢印Gの方向に移動し、斜線で示す位置へ補正される。
このとき、光学式リニアエンコーダ5は、ばね12によ
り保持部2aに押圧されており、補正された位置がずれ
ることはない。
【0028】これにより、光学式リニアエンコーダ5と
光学式リニアスケール6の距離Dは距離Hに変更(補
正)され、光学式リニアエンコーダ5と光学式リニアス
ケール6とが所定の相対位置を保持するため、光学式リ
ニアエンコーダ5と光学式リニアスケール6との接触に
よる摩耗,損傷を防止できる。
【0029】なお、ガイド部材7と光学式リニアスケー
ル6との矢印A方向の位置関係は、距離Hが光学式リニ
アエンコーダ5の発光側と受光側の間隔と、光学式リニ
アスケール6の厚さとの差の約半分の値になるように設
定すればよい。
【0030】次に、本発明における別の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0031】図7は、本発明の他の実施の形態を模式的
に示す側面図であり、図8は、図7の部分側面図であ
る。なお、本実施例では、図1〜図6に示す実施例と形
状およびその動作機能が同様なものについては、同じ名
称および符号を用いた。
【0032】図7および図8を参照すると、本発明の記
録装置では、記録ヘッド3とインクタンク4を搭載した
キャリア2は、ガイドシャフト1およびステー8により
支持され、キャリア駆動系(図示せず)により駆動され
て移動する。また、プラテン9は、キャリア2の走査範
囲内で記録ヘッド3に対して平行に取り付けられてい
る。
【0033】印字用紙11は、印字用紙駆動系(図示せ
ず)によりプラテン9上を搬送される。キャリア2の後
部に設けられたシャフト2bには、使用する印字用紙1
1の厚さに応じて、記録ヘッド3とプラテン9との距離
を調整するカム10が設けられている。また、磁気式リ
ニアスケール14はガイドシャフト1に対して平行に取
り付けられ、磁気式リニアエンコーダ13は、キャリア
2の前部に設けられた保持部2aにより、磁気式リニア
スケール14と直角方向な方向に移動可能に支持されて
いる。
【0034】そして、磁気式リニアスケール14と、磁
気式リニアエンコーダ13よりの出力信号により、キャ
リア2の位置および速度を制御部(図示せず)により検
出し、その信号と同期して制御部(図示せず)により発
生する記録ヘッド駆動信号によって、記録ヘッド3はイ
ンクタンク4から供給されるインクを印字用紙11に向
けて突出させ、キャリア2の位置と印字位置とを同期さ
せる。
【0035】また、2つのガイド部材(後述の図10の
符号7参照)は、磁気式リニアスケール14に対する磁
気式リニアエンコーダ13の位置を規制し補正するもの
であって、一端を広げたガイド部を有している。そし
て、磁気式リニアエンコーダ13は、保持部2aの中央
部の溝部に納まり、磁気式リニアスケール14と直角方
向に移動可能に支持されるとともに、ばね12により
“がたつき”のないように保持部2aに押圧されてい
る。
【0036】次に、本発明の実施例の動作について、図
9および図10を参照して詳細に説明する。
【0037】図9は、図7において記録ヘッドと印字用
紙との間隔を調整した状態を示す側面図である。また、
図10は、図7において磁気式リニアエンコーダの位置
を補正した状態を示す平面図である。
【0038】まず、図9を参照すると、本実施例の記録
装置では、印字用紙駆動系(図示せず)により、プラテ
ン9上に搬送される印字用紙11は、使用される印字用
紙の種類によって印字用紙の厚さが異なる。例えば、使
用される印字用紙の厚さがR40Kg用紙のように薄い
場合や、葉書,封筒のように厚い場合に、対応した記録
ヘッド3先端と印字用紙11との距離Eを確保するに
は、キャリア2の後部のシャフト2bに取り付けられた
カム10を操作することにより可能である。また、図9
に示す記録ヘッド3の先端と印字用紙11との距離Eの
状態は、図7の状態から厚い印字用紙11を使用する場
合に、距離Eを大きくした場合を示している。
【0039】ここで、記録装置を図7に示す状態から図
9に示す状態に姿勢を変えるには、カム10を操作しキ
ャリア2の後部をステー8より浮かせた状態にすること
により、キャリア2がガイドシャフト1を回転中心とし
て矢印C方向に回転させて行う。そうすると、キャリア
2の保持部2aにより磁気式リニアスケール14に対し
て直角方向(矢印A方向)に移動可能に支持されている
磁気式リニアエンコーダ13と磁気式リニアスケール1
4との相対位置が変化し、磁気式リニアエンコーダ13
と磁気式リニアスケール14との距離Iが小さくなる。
【0040】次に、図10を参照すると、記録装置を図
7に示す状態から図9に示す状態に姿勢を変えたことに
より、磁気式リニアエンコーダ13と磁気式リニアスケ
ール14との距離Iが小さくなった状態から、キャリア
2をキャリア駆動系(図示せず)により矢印Fの方向に
移動させる。そうすると、磁気式リニアエンコーダ13
はガイド7aに案内され、ガイド部材7で両側から挟持
されるように係合する。そして、磁気式リニアエンコー
ダ13は矢印Gの方向に移動し、斜線で示す位置へ補正
される。このとき、磁気式リニアエンコーダ13は、ば
ね12により“がたつき”のないように保持部2aに押
圧されているため、補正された位置がずれることはな
い。
【0041】これにより、磁気式リニアエンコーダ13
と磁気式リニアスケール14の距離Iは距離Jに変更
(補正)され、磁気式リニアエンコーダ13と磁気式リ
ニアスケール14とが所定の相対位置を保持するため、
磁気式リニアエンコーダ13と磁気式リニアスケール1
4との接触による摩耗,損傷を防止できるとともに、磁
気式エンコーダ13と磁気式リニアスケール14との距
離の変化による感度低下を防止できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、記録ヘッ
ドと印字面の平行度調整や、様々な印字用紙の紙厚に対
応して記録ヘッドと印字用紙との間隔調整を行い、検出
部であるリニアエンコーダとリニアスケールとの最適な
位置関係を確保できるため、リニアスケールの情報を確
実に検出でき、高精度の印字が可能になるとともに摩耗
や損傷もなく、信頼性の高い記録装置が提供できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を模式的に示す斜視図で
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図3の部分側面図である。
【図5】図3において記録ヘッドと印字用紙との間隔を
調整した状態を示す側面図である。
【図6】図2において光学式リニアエンコーダの位置を
補正した状態を示す平面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を模式的に示す側面図
である。
【図8】図7の部分側面図である。
【図9】図7において記録ヘッドと印字用紙との間隔を
調整した状態を示す側面図である。
【図10】図7において磁気式リニアエンコーダの位置
を補正した状態を示す平面図である。
【図11】光学式リニアエンコーダを用いた従来例を示
す側面図である。
【図12】磁気式リニアエンコーダを用いた従来例を示
す側面図である。
【図13】特開平5−301409号公報に開示された
構成を示す断面図である。
【図14】特開平6−344624号公報に開示された
キャリア移動機構の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガイドシャフト 2 キャリア 2a 保持部 2b シャフト 3,31 記録ヘッド 4 インクタンク 5 光学式リニアエンコーダ 6 光学式リニアスケール 7,37 ガイド部材 7a ガイド部 8 ステー 9 プラテン 10 カム 11 印字用紙 12 ばね 13 磁気式リニアエンコーダ 14 磁気式リニアスケール 15 ねじ 21 印字ヘッド 22,33 キャリア 23 キャリア軸 24 磁気ヘッド 25 スケール部 26 着磁部 32 インクカートリッジ 34 ヘッドカバー 34 読取り素子 35 リニアスケール 36 ガイド軸 38 被記録材(記録シート) 39 搬送手段 40 筐体側壁 41 支持部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを搭載したキャリアをガイド
    シャフトに沿って移動させながら印字を行う記録装置で
    あって、前記キャリア位置および速度を検出する前記ガ
    イドシャフトに対して平行に設けられたリニアスケール
    と、このリニアスケールから前記キャリアの位置および
    速度を検出する検出部とを備える記録装置において、 前記検出部が前記リニアスケールに対し直角方向にかつ
    移動可能に支持されるとともに、前記リニアスケールと
    前記検出部との相対位置を規制するガイド部材と備え、
    前記記録ヘッドと印字用紙との間隔を一定に保つように
    したことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部は、前記キャリアの移動時
    に前記検出部の移動可能な方向から挟持するようにして
    前記検出部の位置を補正することを特徴とする請求項1
    記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記リニアスケールおよび前記検出部
    が、光学式リニアエンコーダもしくは磁気式リニアエン
    コーダからなることを特徴とする請求項1または2記載
    の記録装置。
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